ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

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未来に必要なドキュメンタリー映画「100000年後の安全」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は100000年後の安全です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:未来人に伝えたい放射能物質廃棄場のメッセージ


あらすじ


フィンランドのオルキルオト処分場、通称オンカロは原子力発電から生じた放射性廃棄物の埋蔵場所だった。

放射性物質は100000年が経過しないと無害にならない。
果たして、そのときまで無事に埋蔵できるものなのだろうか。

監督は、研究者たちのインタビューを交えながら語りかける。






はじめに言っておくと、これは原子力発電を批判している内容ではありません

映画の主題は

放射能物質を埋蔵しておく廃棄場を作りました

100000年たたないと、無害になりません

この場所を掘り返したりしたら大変だから、なんとか未来人にメッセージを残してやれないか?

というシンプルなもの。
内容は学のない自分でも分かりやすかったです。

マイケル・マドセン監督(同姓同名の俳優とは無関係)は、これを「未来の君」に伝えようとしています。

放射能廃棄物が、いかに危険で、何故10万年も埋蔵しなければならないのか。

それを淡々とした口調で、関係者のインタビューを交えながら語ります。


議論の中心は、未来の人間に「放射能物質は危険だから、掘り返そうとするなよ」ということををどう伝えればいいのか、ということ。

いろいろなものを引き合い出し、それを真剣に論議されている内容は正直滑稽さを感じてしまうくらいのものです。
しかし、それは本当に必要なこと。

チェルノブイリで、日本で原発事故が起こった今の時代では、皆がその危機感を持たなければいけないことです。



ドキュメンタリーを映画館で観る意味ってあるの?と考えている人もいると思いますが、自分はこれは是非映画館で体験するべき作品だと思います。

何故なら画がものすごく美しいから。
主な映像が建造物やトンネルの中なのですが、さながらSF映画のようにも感じます。

音楽もエレクトロニカ風のものからクラシックまで、シーンにものすごくマッチしています。

ドキュメンタリーなのに映像で魅せる、という映画は自分にとっては斬新でした。




6月からは福島でも上映を開始します。
<上映劇場情報>

いま、放射能の被害を受けている方々はこれをどう感じるのでしょうか。

世界の誰よりも、この問題に対して真摯に考えるべきなのは、今の日本人でしょう。

これから公開される劇場も多いので、堅いお勉強映画と思わずに、もっと多くの人に観てほしい映画です。




ps:原子力発電を題材とした映画に「チャイナ・シンドローム」があります。

ジェーン・フォンダ
881円
評価平均:
powered by yasuikamo
福島第一と同じ
まさか、日本でこんな事態が、、、。
不朽の名作


これも評価が高い一本。
↑には福島原発事故が起きた後に書かれたユーザーレビューもありますよ。




以下、内容がネタバレしていますので注意↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-05-30 : 映画感想 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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ツギハギだらけアニメ「手塚治虫のブッダ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ!美しく-です。


個人的お気に入り度:2/10

一言感想:大作っぽさは味わえるけど脚本が変な珍作アニメ


あらすじ


奴隷の子「チャプラ」は、「タッタ」と名乗る少年に届け物を盗まれてしまう。
チャプラの主人は「反物を取り戻ださないと、母親を売り飛ばす」と脅す。

チャプラはタッタと再会するが、もう反物は売り払ってしまったと告げられる。
タッタは母親を救ってやると宣言するのだが・・

同じころ、シャカ国では待望の王子が生まれる。彼は「シッダールタ」と名づけられた。




すでにyahooレビューなどで惨憺たる評価だったのでむしろ大いに期待して観ました。
結果、期待を裏切られませんでした。

以下、この作品の問題点と思われる部分です↓


原作の要素を詰め込みまくっているだけの脚本

まずこれが筆頭。
原作では
チャプラが主人公の物語が「第一部」
シッダールタ(少年)が主人公の物語が「第二部」
だったのですが、この映画ではそれを同時並行して描きます

これにより、ストーリーの主軸がアッチコッチ飛ぶので把握がまず大変です。
しかし、それだけではありません。

これのおかげで10人が10人ともおかしいと思うツッコミどころが生まれてしまっているのです。

微妙とかそういうレベルじゃなく明らかに「おかしい」のです。
このシーンのとき、目を疑いましたよ、本当。


②アニメーションの質もあんまりよろしくない

カクカクな動きが多いと思ったら、思い出したようにムダに早い動きを見せたり、
横のカットで平面的で薄っぺらい画を見せたり、
しゃべってるだけのシーンで、キャラがムダなジェスチャーを見せるので気色悪かったり。

演出も宗教じみてて危うさを感じます。


③人が死にまくる

一概に悪いとは言えない要素ですが、この映画は字幕の漢字にルビを振ってるくらいですから子どもが見ることも想定していると思います。
それにしては死体の描写などが割とキツめで、気のめいるものばかりが映し出されます。自分が親だったらこれは見せられません。
原作も楽しい話ではありませんし、残酷なシーンはあるのですが・・・最小限の描写にしてほしかった気もします。


④ 主要登場人物の配役

声優さんじゃなく、俳優をアニメの声にあてる風潮は好きではありません。
でも堺雅人さんは文句なし!本当万能だなあ。

あ、陛下(シッダールタの父)の棒読みは聞かなかったことにします
この声をあてたのは能楽師の方なのですが、大人の事情をプンプン感じます。ていうか何故。

脇を固める声優さんは超ベテランばかりなので、違和感を感じてしまいます。


⑤ このアニメで何がしたかったのだろう

少なくとも手塚治虫先生の作品を十分にリスペクトしている内容とは言えません。

出来上がったのは
原作のエピソードをガチャガチャとつなぎ合わせ、
とりあえずキャラもまんべんなく登場させてみました、
というツギハギのハリボテとしか思えない作品です。

そこにあるのは「仏陀の教えを今こそ広めよう!」という宗教観の押し付け
これで仏教に信心する人はいませんでしょうし、一部を除いた観客はそんなものを求めていないでしょう。

書きませんけどエンドロールに表示されるのはそれらしいスポンサーばかりです。
どんな裏事情があるのか知りたいような知りたくないような微妙な心境です。


総評:

ここまで散々こき下ろしましたが、テンポよく話は繋がりますし、原作に準拠したエピソードは十分に面白いです。
なので一般的に言う「駄作」とはやや異なるような気がします。

期待しなければツッコミどころも含めて結構楽しめるでしょう。

しかし何より恐ろしいのがこれが全3部作の1部という事実でしょう。
本作の評価を見る限り、ポシャる可能性もあるとは思いますが。

言うまでもなく、原作は大傑作です。



この映画のよいところは「原作を読んでみたい」と思わせるドラマが垣間見えること。
この作品がきっかけで、原作が読まれるようになるのはいいことだと思います。

以下、ネタバレです↓原作のネタバレもありますので要注意

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-05-28 : 映画感想 : コメント : 16 : トラックバック : 0
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磐石の大味さ「アジャストメント」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はアジャストメントです。


個人的お気に入り度:4/10

一言感想:人の恋路を邪魔しようとするお茶目サスペンス



あらすじ


デヴィッド(マット・デイモン)は、上院議員の選挙に出馬中の政治家。
選挙の開票日、バレリーナのエリース(エミリー・ブラント)と出会い恋に落ちる。

その後2人は再会するが、その裏では「調整局」のエージェントたちが不穏な行動をしていた・・





主演はマット・デイモン、監督は「ボーン・アルティメイタム」で脚本を担当したジョージ・ノルフィ。
今作は「ボーン」シリーズのスタッフが色濃くかかわっている映画と言えそうです。


まあそれにしても・・・サスペンスとしては実にビッミョーな作品です。

話の大筋は
「美女と仲良くなりたいマット・デイモンVSちょっと間の抜けたエージェントたち」
です。

まあ本当こじんまりとした印象ですし、「勝手にやってろよ」と思う人がいてもおかしくないような気がします(笑)


大筋の話以外では、好きな部分が多かったです。

主人公2人の恋路も楽しいですし、「どこでもドア」のようなアイテムも面白い。
台詞も結構気が利いていて、主人公の演説や言葉の端々にもセンスが感じられます。
この手の映画としては音楽もよかったです。


対して脚本はもう初めからさじを投げたようにいきあたりばったり
ちょっとご都合主義、というよりも「無理やりでも盛り上がらせてやろう」みたいなゴリ押しな印象は否めませんでした。

それと「調整局」のみなさまにカリスマ性どころか怖さが皆無なのはどうかと思います。
これじゃあスリルも何もあったもんじゃないでしょう。


最近では似た方向性の映画に「アンノウン」もありました。
個人的にはこれよりも気に入りましたが、多くの人にとってはどっこいどっこいでしょうね。


大味すぎて笑ってしまった部分もあります。
サスペンスよりも、ラブストーリーを期待したほうが楽しめるでしょう。
ストーリーにとくに突っ込まずに、デイモン様の一途な恋バナを楽しめる人にはオススメデース(投げやり)。




ちなみに原作本はこちら



また、フィリップ・K・ディックの原作の映画は「マイノリティ・リポート」、「ブレードランナー(アンドロイドは電気羊の夢を見るか?)」のほかに「クローン」があります。



マイナーですが、ザ・B級SFな感じで好きな作品です。
ていうかこの映画と似ているなあ、展開が。


以下、ネタバレです↓結末も書いています

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-05-27 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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音楽界のニューウェーブ?バンド「神聖かまってちゃん」紹介

今日はとあるバンドグループを紹介します。

その名も「神聖かまってちゃん」

良識ある人はバンド名の時点でドン引きするでしょうが、これが聞いてみるとものすごい魅力を持ったグループなんです。



まあ何より曲のタイトルというかアルバムの名前がすごいです。



「友だちを殺してまで」



「みんな死ね」



「つまんね」



このあたりで90%くらいの人がふるいを通らないと思いますが、まだまだドン引いてもらいましょう。


以下は「夕方のピアノ」という曲の歌詞の一部です。



死ねよ佐藤 おまえのために(←歌い出し)
死ねよ佐藤 きさまのために
おまえはいつでもやってくる
知らない嘘をついて

死ね 死ね




全国の佐藤さんごめんなさい・・・・




そう、この「神聖かまってちゃん」というバンドは名前だけじゃなく中身もイッちゃってる(ほめ言葉)、まさに他に類を見ないグループなのです。


でも・・・彼らの曲を聴くと、自分は無性に感動してしまうんです。

ここまでキテいる面ばかり見てもらいましたが、とにかく、まずは代表作であるこの曲を聴いてください。



「ロックンロールは鳴り止まないっ」

これまた歌いだしがやる気のない声でびっくりすると思うんですが、ラストにかけてのこの高揚感はなんなんでしょうか。

ピアノの音色、メロディーの心地よさもあるのでしょうが、やはり一番は「負け犬」の感情が込められまくっている歌詞によるものでしょう。


↑の「友だちを殺してまで」から、とても参考になったamazonのレビューを少しだけ引用させていただきます。


かまってちゃんの音楽は、完全に負の人間の為の音楽だと思う。面白いもの好きとか、キワモノ好きとか以前に。
どういう人でも何かしらを感じるように、伝わるように出来ている。そういう音楽。



そう、これは何かを抱えた人をピンポイントで狙ってきている音楽であり、そうでない人にも「何か」を感じさせる音楽なんです。


音楽業界が振るわなくなった昨今ですが、今の時代に必要なのはこういう音楽なのでは?

自分は「神聖かまってちゃん」を熱烈に支持します。



また、映画版も現在公開中です。

単館系の映画なので上映時期がバラバラですが、これにハマッたひとは必見かもしれません。

テーマ : 雑記
ジャンル : サブカル

2011-05-25 : いろいろコラム : コメント : 2 : トラックバック : 0
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「ウォッチメン」の原作コミックのメッセージ

ちょっと前まで、アメリカンコミック、通称アメコミは子どもが読むものだと思っていました。
そんな思いこみを払拭してくれたのが、傑作映画「ダークナイト」でした。

それまで自分はアメコミものは「スパイダーマン」しか知らなくて、こんな重圧なテーマを表現できるなんてすごい!と大興奮でした。


その後「ウォッチメン」、「キック・アス」など大人向けのアメコミ原作の映画を見て、またまたほれ込みました。

日本の漫画しか読んだことがない人にも読んでほしいと思わせる魅力が、アメリカンコミックにはあります。
今回は2年前(2009年)に公開された映画・ウォッチメンの原作本をご紹介します。


アラン・ムーア
3570円
評価平均:
powered by yasuikamo

高いけど装丁を見れば納得。


いまさら言うのもなんですが、このウォッチメンの映画版はえらく賛否両論です

R15+指定でエログロ描写がバッチリ、というのも大きいと思うのですが、それよりも大きく感じるのはやはりそのテーマ性でしょう。

この作品って、ヒーローたちが平和って何だろう?とウジウジ悩んだりお互いの主張を押し付けあう内容なんです。

とにかく陰惨鬱々しています。
万人に薦められるものでは到底ありません。


それでも原作本の中に、どうしても多くの人に読んでほしい、と思うメッセージがあるのです。
それは、映画版でカットされてしまったものでした。



以下はストーリーのネタバレは避けてますが、予備知識なく読みたい方はご注意を↓





ある人物が、「人生の価値」について問うシーンです。

彼はこう言います「人間が生まれてくること、それ自体が奇跡だ」と。

「人は、一個の卵子に数億の精子が放たれて生まれる。それが太古から繰り返され、そのつど子どもが生まれ、さらにその子どもが繁殖適齢期を向かえ、さらに子どもを宿してきた」

「これは熱力学的奇跡だ。発生確率は天文学的に低い」

「そして、地球上のあらゆる人間が奇跡だ

ウォッチメン2

そして「それを忘れてしまう」と・・・



人間は今の社会ではなかなか死ななくなり、生きていることが当たり前になりすぎている。
しかし、人が生まれてくること事態が奇跡的な確率なのです。

個人的にはどこぞの殺人鬼の理論の何百倍も、生の尊さを感じたメッセージでした。


このメッセージ性、内容の深さが、各所でウォッチメンが高い評価を得ている理由なのでしょうね。

日本が大震災の被害を受け、まだまだアメリカとイラクが危うい関係でいる今だと、この後の結末に思うこともあるかもしれません。




日本の漫画に慣れている日本人には、動きを感じにくい「止め絵」や、ひとコマごとの台詞が多いこともあり、どうしても読みづらさを感じることがあると思います。

しかし映画版を見てからだと、すんなり人物関係を整理できますし(反対にコミック版から読むとやや厳しいかも)、絵のクオリティもものすごく高いため、一度は手にとってほしい本です。

コミック版でしか読めないエピソードもありますよ。






余談ですが、「キックアス」がシネマコンプレックスじゃなくて単館での上映だったのって、この「ウォッチメン」の興行収入があまり振るわなかったせいだと思うんです。

アメコミ原作のR15+指定だというところが共通していますし、日本じゃウケない、ニッチなジャンルだと思われたのでしょう。

でも、ウォッチメンは娯楽性よりもテーマ性が強くて作中に漂う空気も重々しいものだったのに対し、映画版のキックアスはモテないオタクが一発奮起する痛快な作品です(コミック版は鬱になりそうだったけど<レビュー>)。


「ジャンル」にとらわれず、「どういった作品か」で配給すればいいんじゃないかな?と素人ながら思ってしまうのです。
自分自身は単館系の映画館が大好きなのですが、場所によって上映時期がバラバラなので・・・キックアスは日本でも大絶賛の声が多いのに、もったいない!


まあ結論としては両方とも原作本も面白いから読めってことで、どうかひとつお願いします。

<ウォッチメンの名言集>
<「ロールシャッハ」の名言集>

テーマ : 感想
ジャンル : アニメ・コミック

2011-05-23 : いろいろコラム : コメント : 1 : トラックバック : 0
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漫画「Waltz」に見る「殺し」の価値観

今日は漫画紹介。
紹介するのは現在連載中の「Waltz」です。




個人的お気に入り度:9/10

一言感想:殺し屋たちの超A級アクション&サスペンス




4巻が先日発売されたばかりですが、もう面白くてしょうがない。
月間連載なので展開が遅くてもどかしい。
もう大推薦な作品なのです。

原作者は今をときめく作家・伊坂幸太郎さん。
この作品のために原作を書き下ろしたそうです。

「小説の漫画化」は数多く存在しますが、小説家の方がオリジナルの漫画のために話を作り上げたというのは珍しいのではないでしょうか。気合の入り方が違うわけです。


そして今作のジャンルはサスペンス&アクション。
少年誌と思えないほど人が死にます。映画だったらR15+指定でしょう。

話のほうも、身寄りのない少年が「殺し屋」として成長していく・・・という教育上たいへんよろしくございません。

でも自分は悪趣味なので、こういう非・道徳的な作品こそ大好き。
作中の殺し屋たちの「持論」が面白いのです。


4巻で、殺しの会社の社長「岩西」はこう言います。

漫画 ワルツ1

「毎日何かを殺している」というのは仏教の「業」に通じます。
それを人間は忘れてしまっている、という言葉に対して、主人公の少年「蝉(せみ)」はこう言い放ちます。

「そんなの当たり前じゃねえか」と。

さらには一家全員を殺したこともある少年は「何故子どもや女を殺すのを嫌がるんだ?」と疑問に思うのです。

漫画 ワルツ2

全然共感できない台詞です。病んでます。
自分はどんなことがあっても人を殺すのは嫌だし、女性や子どもなんてもってのほかです。

でもそんなことを思うのは人間だけかもしれない。

意外と「当然」「倫理的に許されない」ことって、価値観の範疇から外れると、全然当然じゃないんです。
この言葉を当たり前とまでは思いたくはありませんが、面白い、とは思ってしまうのです。


さらに主人公は「殺し屋」という職業にプライドを持つようになります。

漫画 ワルツ3

「人殺し」は自己満足、「殺し屋」はそうじゃないと言っています。
どっちでも同じだろ、と言いたいところですが、彼がその後に言う仕事の持論は共感できるんです。

それは全ての仕事を請け負う人が持つべき感情。
ぜひ単行本で、「殺し屋」の彼の言葉を読んでほしいです。



まあそんな「殺人」に関する哲学的なことを考えなくてもエンターテイメントしても最高に面白い作品です。

読んでてすごい!と思ったのは
「殺人者たちが三つ巴ならぬ四つ巴の攻防を繰り広げる」という内容なのに全然混乱しない
ことです。

書き分けと、エピソードの整理がしっかりしているためでしょう。これだけで作者の力量は計り知れません。


3巻のラストがいいところで途切れているので、とりあえず一気読みがオススメです。







こちらは、この原作者&作画コンビの前作。
これもすごく面白い。読んでおくと「Waltz」の世界をより楽しめます。




伊坂幸太郎さんの原作は、映画になってもクオリティが高く、漫画もこの面白さと言うのはいちファンとしてうれしいです。


映画のなかでも一番好きなのはこれ。
瑛太が素晴らしい演技を見せてくれますよ。

テーマ : 感想
ジャンル : アニメ・コミック

2011-05-21 : いろいろコラム : コメント : 0 : トラックバック : 0
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今夜は高級ステーキだ!「花のズボラ飯」第15話レビュー

漫画「花のズボラ飯」レビュー第15回です。


この漫画は主人公・花が世間一般のことに文句をたれるシーンが多くあります。

今回は冒頭から、今は多少廃れた感じのある「草食系男子」について怒りをあらわにします。

花のずぼら飯15-1

うんうん、わかります。
「誰が考えたのかは知らないけど」と花は言っていますが、草食系男子の生みの親は深澤真紀さんです。
流行はしましたが、同時に反感も買ったワードかもしれませんね。

花のずぼら飯15-2

まあ何もそこまで顔に出さなくてもいいと思うけど。
前の乗客もおびえてるよ、花さん。



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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

2011-05-19 : 花のズボラ飯 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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故・児玉清さんが出演した映画

児玉清さんが亡くなりました

子どものときから知っているクイズ番組「アタック25」の名司会者であり、もうあの「アタックチャンス」が聞けないのかと思うと、悲しくて仕方がありません。



児玉さんはあまりに「アタック25」の印象が強すぎて、他の活動を知らない方もいらっしゃるかと思います。

読書家としても有名で、俳優でもあった児玉さん(「竜馬伝」でも竜馬のお父さん役をやってましたね)。


そんな児玉さんが出演した映画をまとめてみました。

脇役が多いので出演時間は少ないのですけどね。


「日本のいちばん長い日」

みんなのシネマレビューでもとびっきりの高評価
児玉さんは侍従役。
終戦のときの「玉音放送」。その裏にあったドラマが3時間にわたり繰り広げられます。
三船敏郎、志村喬、加山雄三などの豪華キャストも見逃せません。


「HERO」

キムタク主演のドラマの映画化。
児玉さんは検事の役です裁かれたい。
どうでもいいですが、ジェット・リーや金城武が出てくるほうの映画と間違ってレビューを書いてる方が多い。


「スチームボーイ」

なんと声優にも挑戦
児玉さんは発明家役。





そして自伝本も書かれていたんですね。

娘さんを36歳の若さで失ったこと、波乱万丈の人生を、流麗な日本語で綴っているそうです。

wikipediaによると
年に数回海外旅行に行く際には、飛行機内で分厚い英語原文の小説を読むことが楽しみであるという

ほどらしいので、語学に関する知識量もハンパないのでしょうね。



惜しい方を亡くしました。
心よりご冥福をお祈りいたします。


他の映画作品は<こちら>で。

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

2011-05-17 : いろいろコラム : コメント : 0 : トラックバック : 0
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今でこそ観てほしい映画かもしれない 映画「道(1954年)」紹介

「午前十時の映画祭」でフェデリコ・フェリーニ監督の映画「道」を観ました。



個人的お気に入り度:8/10

一言感想:両者とも、欠点を抱えていて、愛おしい


映画好きを自称しといて、はじめて名匠フェリーニ監督の映画を観たわけですが・・・いやあ、いい映画でした。


内容は


頭は悪いが純粋な女性と、勝手で不器用な男のロードムービー




となっています。すごく単純です。

第一印象としては

年配の方は必見、若い人におすすめかと言えばそうでもない
といったところ。

それは、作中に溢れるメッセージは人生の辛苦を知らないと共感しにくいと思うから。
名作「スタンド・バイ・ミー」と同じく、大人推奨の映画であると思いました。

作品は「お互いに依存しあう」という人間関係を繊細に描いたものになっています。

こういうロードムービーだと、一緒に旅をするパートナーにはなにかしらの「強さ」を持っているパターンが多いと思いますが、この映画に出てくる2人は2人とも弱いです

ヒロイン:ジェルソミーナは頭が良くないですし、
男:ザンパノは勝手でよく愛人を囲ってたりするし、生計のための芸なんて1パターンしかありません。

むしろヒロインのほうが的を得た意見を出している気がします。
男は自分を顧みたり、必要以上に話をしたりはしません。

この映画は、ある意味「亭主関白」の物語なんだなあ、と。

この映画の2人は夫婦ではないですが、
夫は仕事一辺倒で、妻や周りを顧みないけど、それらが必要なものだって気づいていない、っていう・・・そんな構図が思い浮かびます。

人は相互に依存しあうもの、それは、いろんなアプローチで存在している。
そしてどんなものにも価値があり、意味がある。それを教えてくれます。

「無縁社会」や「孤独死」という言葉が飛び交い、災害が起き、人が強くなければいけない現代でこそ観てほしい、そう思いました。






余談ですが、個人的に一番好きなロードムービーはこちら。


松本人志も絶賛のこの映画。
詐欺師と生意気な女の子の掛け合いが楽しい。

こっちも2人とも愛おしくてしょうがないんだ、これが。
自分は欠点ばっかり抱えた人間が出てくる映画が大好きです。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-05-16 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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女の子が魅力的ならそれでいい「少女たちの羅針盤」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は少女たちの羅針盤です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:こういう映画、大好きです!



あらすじ


瑠美(成海璃子)は所属していた演劇部に不満をぶちまけ、新たに劇団を作り上げようと画策する。
バタ(森田彩華)、かなめ(草刈麻有)、蘭(忽那汐里)とともに「羅針盤」を結成し、有名になるためにストリートライブをすることになるのだが・・・

4年後、廃墟で「ネットシネマ」を撮影をしている女優は「羅針盤の誰かを殺した」と追想する。






いっやあこの上なくアイドルによるアイドルのための映画だこと!(褒めてます)

青春映画としても成功、努力、挫折など重要な要素がしっかりと詰め込まれていますし、意外と万人向けだとも思います。
それだけあってこそばゆいシーンも多々。
観てて恥ずかしいところもあるんですがそれもまたよし。
台詞は女子高生らしい「くだけかた」ですし、体当たりで演技をしてくれるので楽しいのです。


その中で「4人の中で誰が殺人を犯し、誰が死んだのか」という犯人&死者を探るというサスペンスが繰りひろげられます。

自分は真相を予想できましたし、そもそもの仕掛けもたしたことはありません


でも・・この映画好きだなあ。なぜかといえば以下の2点。

①「誰が殺した?」と疑える描写がたくさん登場し、観客を疑心暗鬼にさせてくれる。
②出てくる女の子がすこぶる可愛い

②が超重要でして、本っ当に魅力的です。

成海璃子はウザいくらいに猪突猛進なキャラにはまっていますし、
森田彩華のボーイッシュさには惚れそうになれましたし(特に中盤のアレは反則)、
草刈麻有も「内に秘めた」演技がうまい、
忽那汐里は死ぬほど萌えます

書いてて自分が気持ち悪く思えてきたのでそろそろ止めますが、彼女たちをほとんど知らない自分がこんなに魅力的に思えたのです。
これ以上なくアイドルを自然体で、かつ魅力的に表現しています。
それはミステリー部分の安っぽさ(失礼)を補ってもあまるほどでした。

なのでファンは女房を質に入れてでも観るように。



あと、地味に残念だったのですがこの作品、自分の観た劇場ではブルーレイ上映でした。
どうしても画像が荒く見えますし、プロジェクターのほうが味があるものだとはじめて知りました。
観ているうちに気にならなくなりますが、予告編の上映がなく本編が始まることもありますので、見る際はご注意を。


また原作でも、青春ものとしての比重が大きいようですね。

青春映画に、演技派で魅力的なアイドルの配役をした時点でこの映画は大成功です。


過度の期待は禁物ですが、「佳作」を期待すればみんな満足するんじゃないかな?
てなわけでオススメです!

↓以下はネタバレ、一応核心部分は反転しています

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-05-14 : 映画感想 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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「キックアス」の監督が贈るちょっぴり変なファンタジー映画「スターダスト」紹介

映画「キックアス」のマシュー・ヴォーンの監督作「スターダスト」をDVDで観ました。





個人的お気に入り度:7/10

一言感想:磐石&ちょっとひねくれたファンタジー


マシュー・ヴォーン監督は「X-MEN ファーストジェネレーション(原題:X-Men First Class)」の公開も6月に控えており、ノリにノっていると言えるかも。

この作品はキックアスと同じく、監督が観客を楽しませようとする意図がそこはことなく感じられる、娯楽ファンタジーとしてとっても楽しい作品でした。


あらすじはこんな感じ


王位継承を企む王子達と、若さを取り戻したい魔女が、流れ星の女の子を狙っている。
しかし、イケてない青年(主人公)が好きな女の子へのプレゼントにするため、流れ星の女の子を助けようとする




という主人公の動機が結構不純なのが面白いです。作中でもイジられているし。

また「空から落ちてきた女の子」という点は「天空の城ラピュタ」を彷彿とさせます。
ついでに悪役(特に「空賊」たち)の憎めなさもラピュタっぽい。

ファンタジーとしての基本のワクワク感はしっかり抑えられていますし、大人向けなひねった展開もあります。

ヒロインの流れ星の女の子(クレア・デインズ)も気が強くて可愛い!これは「塔の上のラプンツェル」を思い出させました。

序盤(特に主人公のロマンス部分)がちょっと退屈ですが、濃いキャラ活躍する中盤以降から一気に面白くなります。


まったくヒットしなかった作品ですが、埋もれてしまうには勿体無い。
いまなら100円で借りれると思いますし、レンタル店で見かけたらぜひどうぞ。
キックアスとは違いお子様も楽しめる作品ですが、個人的にはティム・バートン監督作などが好きな大人にこそオススメです。


ああそうそう、ロバート・デ・ニーロがめっちゃ素敵な役柄です。ていうか<軽いネタバレなので反転>「女装姿」が見れます。
「マチェーテ」といい、この人はギャグキャラクターも似合います。超大御所なのにね。

テーマ : ★おすすめ映画★
ジャンル : 映画

2011-05-05 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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映画「キックアス」のアツい展開ベスト10

大傑作の映画「キックアス」はもう観ましたか?

TSUTAYAでも絶賛レンタル中の本作ですが、まだ観ていない方も観た方も劇場で観ろ

今現在(5月2日)では北海道、長野、愛媛、福岡、東京の映画館でも観る事が出来るんです。<劇場情報>


DVDレンタルが早すぎた&単館上映のおかげで、みんながこっちに流れたのが正直もったいないと思うのですよ。
これほど面白い映画はマジで劇場で観ないと損ですよ。


自分も5か月ぶりに2回目を観たのですが、おんなじところで大興奮&泣きそうになってしまいました。


そんなわけで個人的「キックアス」のアツい展開ベスト10です。

以下は激しくネタバレなため未見の方は読まない様に↓

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テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

2011-05-03 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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花は友人と一緒でもいつもどおり「花のズボラ飯」第14話レビュー

間をおかずにGW中も漫画「花のズボラ飯」レビューです。


さてさて、この漫画は話ごとの話数表示のページで、劇中に食べるものの名前が記載されているのですが・・
今回の扉を見て吹きました。



はなずら14-11

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食材ですらねえ

そんなルール無用の漫画ですが、今回はあのきったない部屋に友人を招きいれます。

はなずら14-21
玄関からこれかよ・・・

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テーマ : 日記とアニメ・マンガ関連ごちゃまぜ
ジャンル : アニメ・コミック

2011-05-02 : 花のズボラ飯 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

守銭奴すぎるバンナムの課金ゲーム

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