ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

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お知らせ

多忙につき2週間ほど更新をお休みします。次回の更新は9月10日(土)~11日(日)の予定です。

もう夏も終わりですね。
この夏の思い出・・・それは岡山のガンダム観に行ったくらいだったな。

20110814140638.jpg<存在知ってた?

またお会いしましょう。
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2011-08-29 : 日記 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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ニヤニヤが止まらない超娯楽ホラー「インシディアス」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はインシディアスです。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:バカバカしさと怖さの絶妙ブレンド


あらすじ


引越ししてきた家族が幽霊に襲われてあら大変。






あはははは~大好きですこの映画
始終ニヤニヤできる娯楽性とサービス精神がものすごくって、観ていて幸せでした。

傑作サスペンス「ソウ」の監督&脚本コンビの最新作ですが、この映画のような重圧さを求めると確実に肩すかしです

今作は非常にわかりやすい「音でびっくりさせるお化け屋敷型ホラー」です。
大きな効果音で「ワッ」とびっくりさせる、ホラーではお決まりのあれです。

それ自体はワンパターンっちゃワンパターンなんですが、そのおどかしかたが実にバラエティに富んでて楽しいんです。
そう、この映画は「怖い」より前に「楽しい」んです。
「どんな手段で観客をびっくりさせようかな~」という製作者の顔が見えるようで、もう笑いっぱなしです。

この作品を観て、真っ先に思い出したのが「スペル(原題:Drag Me To Hell)」でした。

アリソン・ローマン
2360円
評価平均:
powered by yasuikamo
サブ・プライム婆さんの復讐
初期衝動の輝きをもう一度…
ホラーなのに笑える!

この作品も「ホラーなのに笑える」「びっくりさせる演出ばっかり」というなんとも愛おしい作品です。

しかし、観る前はこんな印象じゃありませんでした。
「一家が幽霊に襲われる」という設定は、まんま「パラノーマル・アクティビティ」ですし、この監督も本作の制作に関わっています。

だから「金のかかったパラノーマル~」のような映画を想像するのは至極当然。
前半は確かにそれっぽいのですが・・・後半のトンデモ展開には度肝を抜かれました
そこに行くと、誰でも完全に「怖さ」よりも「笑い」が勝ってしまうと思います、マジで。

楽しいだけでなく、意外と人物描写もしっかりしています。
しかもつっこみどころも少なめです。
この手のホラーだと「何故か妻を信じない夫」とか「何故そんな怖いところから引っ越さないんだ」とかいろいろ言いたいことがある場合が多いんですが、この映画では実に自然な描写のされ方です。

さらにさらに、この監督&脚本コンビならではどんでん返しもあります
大したことないっちゃ大したことはないんですが、自分は見事に予想をはずしてしまいました。
う~ん悔しい!でも嬉しい!

このコンビは前述の「ソウ」に続き、「デッドサイレンス」でもどんでん返しを用意していたんですよね。

ライアン・クワンテン
2625円
評価平均:
powered by yasuikamo
なかなかの出来では?
「ソウ」を期待してはいけない
オーソドックスなオカルトホラー

今回は多大なサービス精神を注ぎ込んでいる印象だったので、こちらの映画がイマイチだった方も、今作はけっこうイケるんじゃないかな?

残酷描写どころか、血が一滴も出ないのでお子様でもご安心。
カップルでも友だちでも「怖かったね~」と鑑賞後は笑顔になれる、健全な娯楽ホラーです。
(不健全な映画を求めるなら素直にピラニア3Dを観ましょう)

エンドロールの最後にも1シーンあるので見逃すなよ!

以下、超絶ネタバレです。本当面白い作品なので、未見の人は絶対に読まないで↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-08-27 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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2011年夏「四季賞」の大賞作漫画「ZNTV東京支局」紹介

月刊 アフタヌーン」という漫画雑誌には年4回、漫画新人賞の作品を掲載している小冊子「四季賞」が付録としてついています。

毎回すごく面白い&単行本としては発売されていないため、いつも買って保存しているのですが・・・今回の大賞受賞作品が素晴らしかったので是非紹介したいのです。


表題作は「ZNTV東京支局」。

その名の通り、TV局を題材とした作品なのですが・・・いろんな意味で一味違うテイストに仕上がっています。



↓(以下序盤のみ内容に触れているので、予備知識なく読みたい方は注意)







話は女性TV記者が「東京支局」に左遷されるところから始まります。

しかしその東京は・・・・

ZNTV東京支局

天災により壊滅状態となっていたのです。


この時点ではトンデモっぷりがすごいのですが、日本で実際に天災が起きた昨今ではこの世界観にも思うところがあります。


ZNTV東京支局2


その天災では、多くの人が悲しみ、希望を失った・・・。

「政府も国民もなかったことにしたいんだよ」という主張は、現実に重なってみえます。




無法地帯となり、周囲と断絶されたかつての首都・東京。
そこは瓦礫の山です。

その中でも、子どもたちは懸命に生きていました。


ZNTV東京支局3

彼らの仲間の一人が暴行にあい、殺されてしまいます。
子どもたちは、その犯人を野放しにした警察にくってかかります。

彼らは何を知り、何を訴えているのか。

後半の彼らの行動には、感情を揺さぶられっぱなしです。


そして、結末までの怒涛の展開。
この放送で社会は動かせなくても、人の感情は動かせる。その意味と価値を信じろ」という台詞には、テレビ報道の現場で働いていた作者の思いが、十二分にあらわれています。



伏線の使い方が抜群に上手いですし、シーンそれぞれにかなりの緊張感があります。

絵は上手いとは言いがたいのですが、先が気になるストーリー展開で180ページを一気に読ませてくれる力量には感服しました。



自分の文章力じゃこの作品の素晴らしさは伝わりません。とにかく読んでください、としか言えません。

本の最後にある編集者の方のひとことも必見。
そこまで言わせるだけのパワー、感動がこの作品にはあります。


そんじょそこらの映画よりも満足感を得れる完成度の本作は間違いなく永久保存版です!


680円
powered by yasuikamo

ちなみに映画にもなる「スマグラー」の前日談が本誌に載っていました(作者は「闇金ウシジマくん」の人)。






この作品の好きな理由のひとつが、その世界観。
あこがれるような環境ではないですが、荒廃した雰囲気の世界って好きなのですよ。

三上博史
3340円
評価平均:
powered by yasuikamo
心に残る映画。渡部篤郎さんがカッコよかった。
壮大な物語。
岩井俊二監督の代表作

映画でしたら、この「スワロウテイル」を思い出します。
こういう世界でも、たくましく生きている人間の姿が自分は大好きです。



おすすめレビュー↓読んだあとでどうぞ。
井上文月「ZNTV東京支局」未来を写した子どもたち

テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

2011-08-26 : いろいろコラム : コメント : 0 : トラックバック : 0
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「みんなのシネマレビュー」のレビュワー紹介

インターネットの普及により、誰でも手軽に映画の評価を知り、感想を世界中の人に見せることができるようになりました。

いまでこそYahoo、Amazon、Rotten Tomatoesなどの多種多様なサービスで映画の感想を見ることができるようになっていますが、インターネット開始初期は映画評のページなんて少ないものでした。

そんな中、1997年にひとつのサイトが誕生しました。


その名は「みんなのシネマレビュー


今日はこの老舗サイトの中で、コンスタントに感想を書かれているオススメのレビュワーを紹介してみます。
どこ需要かはわからんけど、やりたかったんだから別にいいじゃない。




①「六本木ソルジャー」さん

このサイトの中でも特に大きな支持を得ている方。

作品の解説力と理路整然とした文章にはあこがれます。
作品内で「こっちのほうがいいだろう」といったことをよく提案するのですが、それがまさに的を得ているように思います。

個人的オススメレビュー↓
2001年宇宙への旅(ネタバレあり)



②「アンドレ・タカシ」さん

「面白い」「つまらない」がはっきりしていて、作品の解説もわかりやすいのでよく参考にしています。

個人的オススメレビュー↓
ウォッチメン(ネタバレあり)



③「ボビー」さん

登場人物に感情移入していることが伝わってくる、独特の文体が素敵。
作品の解説も見事です。

個人的オススメレビュー↓
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(ネタバレあり)



④「目隠シスト」さん

この方も大好き。
好きな作品を本気でオススメしてくれる直球さがいい。作品解説には愛があります。

個人的オススメレビュー↓
死霊の盆踊り -
この映画でもこんないい文章で(笑)



⑤「ムラン」さん

気に入らない映画をメタメタに悪く書く方(笑)。
そのすがすがしいまでのツッコミスキルには定評があります。

個人的オススメレビュー↓
仏陀再誕(ネタバレありだけど読んでもいいよね)



⑥「8bit」さん

もうこの方は↓のレビューで大好きになりました。素晴らしい。
エンジェル ウォーズ(軽いネタバレだけど読んでもいいと思う)



⑦「まさかずきゅーぶりっく」さん

映画検定2級合格おめでとうございます。
ローマの休日」(ネタバレあり)が好きな方は、是非レビューをご覧になってください。



⑧「あにやん」さん

「ヒックとドラゴン」を50回以上観るという若干引く映画愛に溢れたお方。
観たい映画はすばやく観てレビューする早さと、作品解説を支持する方は多い。

個人的オススメレビュー↓
SPACE BATTLESHIP ヤマト(ネタバレあり)



⑨「奥州亭三景」さん

女性の方。
ブラックホークダウン」のレビュー(ネタバレあり)には思い切り同意をしました。
「私はこう思う」っていうのは映画レビューを観ていて楽しいことのひとつだと思います。



⑩「ザ・チャンバラ」さん

もうこれは「パールハーバー」のレビュー(超絶ネタバレ)に爆笑したので、とりあえず読んでください。
      


⑪「やましんの巻」さん

「良」評価がついているレビューが10点のものばかり。
その独特の作品解説、視点は必見です。

オススメレビュー↓
ゲド戦記(ネタバレあり)



⑫「すべから」さん

肩を張らずに読める文章が楽しいです。ブログでは長いバージョンのレビューも読めます。

個人的オススメレビュー↓
さんかく



⑬「枕流さん

簡潔に作品の魅力を表現しています。

個人的オススメレビュー↓
ブラック・スワン



⑭「サムサッカー・サム」さん

投稿し始めたのは最近ですが、それでも多くの支持を得ている方。
原作ありの作品には熱い批判もしています。

個人的オススメレビュー↓
蟲師(ネタバレあり)



⑮「民朗」さん

BALLAD 名もなき恋のうた」(ネタバレあり)には「うんうん」とうなずきました。



⑯「青観」さん

告白」と「南極物語」(2つともネタバレあり)では、自分にとって気づかなかった作品の観かたを教えていただきました。



⑰「鉄腕麗人」さん

あの「デビルマン」のレビューのトップバッターを飾った方。非常に参考になりました。

個人的オススメレビュー↓
リトル・ミス・サンシャイン



⑱「放浪紳士チャーリー」さん

レビュー数が1200を超える方。
自分も「グラン・トリノ」(ラストのネタバレあり)を見終わったとき同じ感想でした・・・



⑲「花守湖」さん

この人の作品解説も大好きだ!
誰も知らない」「ドッグヴィル」の意見(ドッグヴィルはネタバレあり)には感動しました。



⑳「Sgt.Angel」さん

ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!」(ネタバレあり)は署名により日本公開が実現した映画だったんですよね。
自分も映画館で観れて幸せでした。



21「はち-ご=」さん

旦那さんと、知的障がいのある奥さんが2人3脚でレビューを書かれています。

個人的オススメレビュー↓
フォレスト・ガンプ/一期一会(ネタバレあり)



22「イニシャルK」さん

そのレビューの総数は1700以上。
豊富な映画の知識に加え、作品の登録情報の変更を頻繁に行っています。
このサイトにいなくてはならない方です。

個人的オススメレビュー↓
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(かなりネタバレあり)



23「M・R・サイケデリコン」さん

レビュー総数は3000以上。すげえ。
こちらの方も頻繁に登録変更を行っています。

個人的オススメレビュー↓
シベリア超特急



24「夢の中」さん

この方の「パッション」のレビューが、このサイトの中で一番好きかもしれない。



25「シュウ」さん

大学で心理学を専攻していただけあって、鋭い作品解説が数多くあります。
あと、セックス調査団という恥ずかしいタイトルの映画の団員第一号となりました。

個人的オススメレビュー↓
ターミネーター2
アマデウス - みんなのシネマレビュー(両方ともかなりネタバレ)



26「あろえりーな」さん

インディ・ジョーンズが大好きな方。映画への愛をひしひしと感じます。

個人的オススメレビュー↓
千年の恋 ひかる源氏物語



27「コバ香具師」さん

来た!抱腹絶倒のレビューを多く書き、たまにまじめなレビューで感動させる素晴らしい方です。いやマジで。
最近はレビューを書いていないのですが、また戻ってきてくれると信じています。

個人的オススメレビュー↓
ガタカ
おばあちゃんの家




こうしてみると映画って、人によっていろいろ捉え方が違っているのが面白いです。

面白い、つまらないも人それぞれ。
そして他の方の意見を読み、そして新たな考察や解釈、「語ること」ができる。

みんなのシネマレビューが読めてよかったと思います。


関係ないけど「フェア・ゲーム」という珍作アクション映画のレビューがみんな投げやりなのも好きです。

フェア・ゲーム(1995)
ウィリアム・ボールドウィン
2100円
評価平均:
powered by yasuikamo
犯人グループのアホぶりに苦笑
気分はプロモーション・ビデオ
セクシー過ぎるぞ!!!

ツッコミながら観るには楽しい作品ですよね!


*勝手に紹介してごめんなさい
*とりあえずの紹介なので「なんであの人が入っていないんだよ!」や「俺も入れろよ!」のようなタレコミもお待ちしています。

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

2011-08-22 : いろいろコラム : コメント : 0 : トラックバック : 0
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うちの姉のツイート「同居人の寝言集」がやばい

うちの姉のツイッターがあまりに面白かったので紹介します。
なにがすごいって、ツイートの内容が同居人の寝言集になっていることです。

でも寝言ってぶつぶつと意味のないことをつぶやくのが普通。
しかし姉の同居人の寝言はやばいくらいのネタにあふれていました。


とりあえずみていただきましょう↓

同居人の寝言「今日はせんべいが滅びる日。
せんべいが全部割れる。
神の怒りに触れたんよ。

神がせんべい食べたとき、歯に刺さったけんなんよ。

怖い日けん会社行ったら駄目。

そんな怖い日に会社に行くのか!」less than a minute ago via Twittelator Favorite Retweet Reply

8月2日


おわかりいただけただろうか



ツッコミどころとしては
・せんべいごときで世界が滅びるのかよ
・会社関係ねえw
・なんでそんなこと寝言で言うんだよ
何の夢見てるんだ
とすさまじいことになっているます。

どんどんみていきましょう↓

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テーマ : なにこれ
ジャンル : サブカル

2011-08-20 : いろいろコラム : コメント : 0 : トラックバック : 0
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悲しい中年ヒーローが得たものとは「SUPER/スーパー!」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はスーパー!です。


個人的お気に入り度:9/10

一言感想:だめな人ほど共感してしまう悪趣味アメコミ決定版


あらすじ


冴えない中年男・フランク(レイン・ウィルソン)はドラッグの売人(ケヴィン・ベーコン)に愛しの妻(リヴ・タイラー)を奪われてしまう。
愛する妻のため、フランクは「クリムゾンボルト」という名のヒーローになり、犯罪に立ち向かう。

さらにコミック店員のリビー(エレン・ペイジ)はフランクの相棒になりたいと告白するのだが・・・





まいった。
最後は思い切り感動してしまいました。素晴らしい!
少なくとも、最近観た映画の中では一番泣けるラストでした。


この映画は「ダメダメな中年男性がヒーローに成りすまし、自分の信じるもののために戦う」というダメ人間応援ムービーであり、グロテスクな描写でヒーローの危険性と存在価値をも訴えるというテーマも持ち合わせています。

皆が思うことでしょうが、この設定だとどうしても大傑作「キックアス」を思い出しがちです。

アーロン・ジョンソン
3243円
評価平均:
powered by yasuikamo
ここ近年のアクション映画の中でも飛び抜けてカッコいい
これは面白い
特典ディスクがないのは残念


しかしこの作品のベクトルはキックアスとは少々異なります。
どちらかというと、マイナーな作品の「ディフェンドー」に近いでしょう。

その違いの筆頭は、キックアスの主人公がコミックおたくの少年だったのに対し、
こっちの主人公は自分の人生は不幸だと思い込んでいる中年男だということ。

ヒーローへの憧れによりヒーローになった少年よりも、一層の悲哀を感じざるを得ないのです。





ちなみに、監督はグログロB級ホラー「スリザー」で好評を博したジェームズ・ガンです。

タニア・ソルニア
1860円
評価平均:
powered by yasuikamo
80年代ホラー映画の完璧オマージュ
なかなか楽しめます
特典映像

すげーくだらねー映画(ほめ言葉)なので、生理的嫌悪感をもたらすアホ映画が観たいなら是非。
スーパー!にも、この作品を思わせるシーンがあります。




今作品はかなり好き嫌いが分かれると思います。

エロい、グロい、下品と3拍子そろっています。

自分を正当化し、暴力を振るう登場人物が受け入れられない人もいると思います。
あまりに残虐なので笑う前に引きます
ぶっちゃけ悪趣味です。

でも最後には、その暴力こそが、作品に必要だったものだとわかります。


敵は何を訴え、主人公は何を知ったのか。

そのメッセージに感動する人はきっと多いはずです。


「キックアス」が好きな人はとりあえず必見。
相棒のイタい少女を演じたエレン・ペイジも可愛いので、男子になら大推薦の映画です。

是非是非劇場へ。


以下、結末も含めて激しくネタバレです↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-08-17 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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娯楽性完全無視ゲージュツ映画「ツリーオブライフ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はツリーオブライフです。


個人的お気に入り度:3/10

一言感想:イメージ映像を延々と見せられても・・・


あらすじ


少年ジャックは、厳格な父(ブラッド・ピット)のことを嫌っていた。

仕事に成功し、中年になったジャック(ショーン・ペン)だが、心の奥では深い喪失感を抱えていた。
彼のその意識が、少年時代のあのころへと飛んでいく・・・





シン・レッド・ライン」「天国の日々」のテレンス・マリック監督最新作です。


万人向けじゃない映画だとは聞いていましたがここまでとは。
正直観ていて精神的につらい映画でした。

なにがいけないって、予告編やポスターの雰囲気では「人間ドラマ」系の映画を思わせるのに、実際は
宇宙とか海とかの自然映像が作中の2/5くらいを占めていることです。

確かにその画は本当に美しいんです。
ため息が出るくらいです。まあそのため息には別の意味もありますが。

いずれにせよ、父と子のドラマを期待しているのに、ネイチャードキュメンタリーのような映像を延々と流されるのを目の当たりにして、憤慨する人はとても多いと思います。



難解な映画に思われる方も多いでしょうが、映画の主題自体は単純です。

厳格な父と、それに不満が鬱積している息子の物語です。

この物語は非常に丁寧に作られています。
父を演じたブラッド・ピットや子役の演技は素晴らしいですし、何気ないしぐさや表情にも、いくつかの感情が見えるかのような撮り方は素直によかったと思います。



そして前述の自然映像なのですが、この「親子の物語」と全く合致していないと思うのです。

想像してみてください。
「父親が息子を叱る」映像の次に「銀河」の映像が映し出されるのを。
「え?」と思う方がいるのも当然だと思います(自分含む)

さらに宇宙の映像には宗教的なナレーションが挿入されます。
たとえば「神様、私は不誠実でしたか?」という具合に。
無宗教者の自分には、全く受けいれることができませんでした。


そもそも親子の物語と、自然の壮大さを対比するように見せる感性が、自分にはさっぱり理解できません。

SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」が引き合いに出されることが多いのですが、それとは全く別物だと思います。

キア・デュリア
991円
評価平均:
powered by yasuikamo
タルコフスキーはこの映画を…
“宇宙時間”を感じさせる映画
映画の完成形ここにあり

これも好き嫌いの分かれる作品ですが、映像に見合うだけの壮大な物語が紡がれています。

しかし「ツリーオブライフ」では、映像は壮大なのに、話は偏屈親父と息子の物語というすさまじいギャップがあるのです。

壮大な映像は壮大な物語に使うべきであって、「親と子の確執」のような物語には似合わないのではないか、と自分は思うのです。
その試みは賞賛すべきことですが、映画として面白いかと言われると・・・ね。





それでも個人的によかったこと・・・それは役者の演技、画の美しさ、それに音楽です。

Tree of Life
1277円
評価平均:
powered by yasuikamo
静かな音楽、美しい音楽

クラシック音楽と美しい映像の融合。
絶えず不安感を与えるような音の演出は素晴らしいものでした。




絶対に人には薦めない作品です。
娯楽性なんか皆無に等しく、良くも悪くも「芸術作品」という言葉がぴったりです。

少なくとも、近年の映画では最も賛否両論になることは間違いありません。

この映画が好きな方、ごめんなさい。
たぶん自分は、この監督の感性に一生ついていけません・・・。


以下、激しくネタバレです↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-08-14 : 映画感想 : コメント : 6 : トラックバック : 0
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超低予算ゾンビ映画「コリン love of the dead」紹介

DVDで観た映画「コリン」の感想です。


アラステア・カートン
3000円
評価平均:
powered by yasuikamo
ゾンビ視点からのゾンビ映画。
チラシとか箱書きとか、見ちゃだめですよ!
ゾンビのはらわた!



個人的お気に入り度:6/10

一言感想:この値段じゃ普通はつくれない、切ないゾンビ映画


あらすじ


ある日、とある青年「コリン」がゾンビになる。
彼は街をさまよい始める。
そこではゾンビが徘徊し、人間たちは「ゾンビ狩り」に興じていた。
彼はたどり着こうとしているのは、いったいどこなのか・・・




今作の最大の売りはその制作費。
なんと6000円ほどです。

トランスフォーマー3なんか200億円くらいかけているのに・・・それでも映画って作れるものなんですね。
↑のDVDを買えば制作費の半分を払っているという事実もすごいもんです。

どんだけ内容はチープなんだろうと思っていたんですが、観てみるととてもじゃないけど6000円で作れるものじゃないと思います。

メイクは一般のゾンビ映画にひけをとらない作りこみようですし、出演者も結構多いし(出演者はノーギャラ&手弁当で集まったらしい)、カット割りや構成も大作に負けていません。

これができたのは監督の「人集め」が上手いからなんだろうなーと邪推してしまいます。
おそらく6000円は少しゲタを履いた値なのでしょうが、それでも賞賛すべきことだと思います。



今作はゾンビになった青年が主人公となっています。

そして面白いのはこのゾンビが思い切り哀愁を帯びていて、ゆっくりと感情移入をさせてくれること。

ゾンビは、多くのゾンビ映画では間違いなく「敵」です。
忌み嫌う存在であり、惨劇の主となる存在。
人間にとって、ゾンビとはそういうもの。

しかしゾンビの視点に立てばどうか?人間はどう見えるのか?
そんなテーマが内包されているように感じました。



素晴らしいのが撮影の美しさ。

時間経過による、窓からこぼれる光の変化。
青く美しい空の風景
荒廃した町の雰囲気(お金かけていないのに本当にそうみえる)
などが特に印象に残ります。


音響もなかなか。
エンドロールではちゃんと主題歌が流れたりもしますし、チープさは感じませんでした。



正直に言えば今作はちょっと冗長さが否めません。
特に大量のゾンビVS人間の描写などが長すぎで、ちょっと飽きてしまいます。

さらに言えばカメラの手ブレ具合がちょっとひどくて観にくい
普通に撮っていて起こる手ブレならいいのですが、この映画では明らかに演出として手ブレを使っています。
このあたりは間違いなく賛否の分かれるところです。

あくまでゾンビ映画が好きな人には楽しめる内容であって、映画をあまり観ない方にはちょっと薦めずらいです。

あとDVDに日本語吹き替え版もほしかったかな・・・まあ制作費を上回っちゃうから仕方ないね。


しかし「自分も映画を撮ってみたい!」と思わせるパワーがそこにはあります。
自主制作の映画を作っている方には、かなり参考になるのではないかと思います。



余談:



最近ではyoutubeでも、こんなアイディア溢れる名品が登場していたりしています。
お金がなくても、アイディアひとつで面白いものがつくれる「映像」の可能性は無限大です。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-08-08 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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かなりの掘り出し物!映画「ステイク・ランド 戦いの旅路」紹介

8月4日にレンタルを開始した映画「ステイク・ランド 戦いの旅路 」の感想です。

ニック・ダミチ
2953円
powered by yasuikamo



個人的お気に入り度:8/10

一言感想:切ないロードムービー×ゾンビ


あらすじ


世界中でヴァンパイアが蔓延し、秩序がなくなった世界。
両親を吸血鬼に殺された少年マーティンは、ミスターと名乗る男に拾われ、北にあるというニューエデンへ向かう旅に出たのだが…。





日本ではビデオスルーされてしまった作品なので、知っている方はほとんどいないでしょう。

しかしこれは・・・面白い!

めっちゃくっちゃ低予算で画面はチープこのうえありません。
でも愛すべき映画に仕上がっています。


主人公たちに襲い来るのはヴァンパイア・・・ていうかどう見てもゾンビです。
その設定につけくわえ↑のジャケットではB級スプラッター映画のように見えますが・・・そんな予想とは全くかけ離れた作風に仕上がっています。


内容は、終末世界で希望を見つけながら旅をするロードムービーとなっています。
グチャグチャドロドロのアクションだけではなく、人間描写に力が入っているのです。


ときおり主人公のモノローグが入るのですが、これがまた切ない。
哀愁を帯びた映画の雰囲気にとてもマッチしています。


道中仲間と出会い、そして絆を強めあう。
しかし世界はそれを許してくれません。
絶望的な世界で、懸命に生きる登場人物たちに、自分はすっかり感情移入してしまいました。


唐突に修行シーンが始まったり、伏線が上手く使われているのも好印象。
キャラクターもいい味を出していますし、ゾンビ映画の「お約束」も多々あります。


個人的に印象に残ったのは「ずいぶん遠くに来た、それでも、過去よりはましだ」という主人公のことばでした。
台詞やテンポ、カット割りも丁寧で見入ってしまう魅力があります。


最近では「ゾンビランド」が似た作風だと感じましたが、それよりも気に入りました。
前述のとおり、B映画バカ映画を期待すると裏切られると思いますが、シリアスな「ゾンビもの」を観たい人には大推薦な作品であります。
ぜひぜひレンタル店へ。


<感想 参考>
ステイク・ランド 戦いの旅路 ビデオながら見日記
Tex の独断フィルムレビュー&More : 『ステイク・ランド 戦いの旅路(Stake Land)』

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-08-05 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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ウザキャラのスパイ大作戦「カーズ2」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はカーズ2です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:アクション特化の安心娯楽ムービー


あらすじ


世界的な名声を博しているレースカー:ライトニング・マックィーンは休暇のため、ラジエーター・スプリングスの街に訪れていた。
そんなとき、TVに出演したF1カー:フランチェスコはマックイーンを挑発し、マックイーンはワールドグランプリに出場することになる。
レースのはじめの舞台は日本。一緒についてきた親友のレッカー車:メーターは行く先々でトラブルを起こしてしまうのだが・・・






いやあ面白い。
ピクサーの安心できる映画作りの上手さは今回も健在、最初から最後まで実に楽しませてくれます。

しかし今作の評判はあまりよくありません。それには以下の理由が考えられます。




①大傑作:トイストーリー3のような深い感動はない

世界的に高評価を得たトイストーリー3の後発の作品なので、感動したい!と期待値が上がることはままあるでしょう。
「世界中を感動で包み込んだ『トイ・ストーリー3』のスタッフが贈る」なんてキャッチコピーまで入っちゃってますし・・・
しかし今作はトイストーリーのような泣ける&心に響くメッセージ性(伝えるメッセージ自体はちゃんとあります)を期待すると肩透かしかも。
ドラマ部分ははっきり言って薄味です。

今作は車のキャラが活躍する「スパイアクションムービー」となっており、メッセージ性やドラマ性よりアクション重視なのです。



②今までのピクサー作品とは気色が違う

ピクサー作品って
主人公が調子に乗る

大切な何かを失う

取り戻すために奮闘する
という構成の作品がとても多くあります

今作品はそれとはちょっと異なっており、奮闘すること=大切な何かを取り戻すことになっていません。メーターの行動が成り行きになってしまっているのです。

この点についてはじめは違和感があったのですが、後半ではちゃんといつものピクサー節が戻ってきますのでご安心を。



③今回の主役、レッカー車のメーターがウザい

たぶんこれが一番の理由。
メーターはすごく純粋で、悪いヤツではないんだけど、空気を読まずにトラブルを起こしまくる困ったキャラです。

この作品ではその描写が少々やりすぎで、彼の成長を期待するよりも先にイライラが勝ってしまうのではないでしょうか。

自分は嫌いじゃないんですけどね、メーター。




そんな気になる点があっても、アイディア満載のアクション描写が繰り広げられる本作は、それだけですごく楽しいのです。
映像のレベルはもうここに来て極まった印象。素晴らしいスピード感と迫力です。

伏線には気が利いていますし、終盤にはちょっと驚ける真相も隠されています。
悪いやつらの行動理由も、大人であれば、なかなか思うところのあるものでしょう。


音楽も相変わらずよかったですね。

V.A.
2600円
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スパイっぽい音楽が多くあることもミソです。


子どもをターゲットしていても、あいも変わらず「大人も楽しませよう!」という気概溢れるこの作品を自分は支持したいと思います。


前作を見ていなくても十分楽しめますし、家族で見るには最適な作品です。
同時上映の「トイストーリー3」の後日談(日本版の声優も勢ぞろい)も素晴らしい出来なので、それ目当てでも満足できるでしょう。オススメです。

以下、結末を含めてネタバレです 核心に触れているので未見の人は読まないで↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-08-01 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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<2016年下半期>
『聲(こえ)の形』
『スーサイド・スクワッド』
『キング・オブ・エジプト』(吹き替え版)
『君の名は。』
『ゴーストバスターズ(2016)』
『シン・ゴジラ』
『ファインディング・ドリー』

<2016年上半期>
『葛城事件』
『TOO YOUNG TO DIE!』
『貞子 vs 伽椰子』
『ヒメアノ~ル』
『デッドプール』
『アイアムアヒーロー』
『ズートピア』
『クレしん ユメミーワールド』
『バットマン vs スーパーマン』
『ドラえもん 新・日本誕生』
『X-ミッション』
『オデッセイ』

<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』
『アメリカン・スナイパー』

<2014年下半期>
『ベイマックス』
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『MONSTERZ』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

守銭奴すぎるバンナムの課金ゲーム

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