ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

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石黒正数作ホラー漫画「新築」がちっとも怖くない件

最近、漫画家の石黒正数先生の作品にハマリにはまっています。

特に「外天楼」や「ネムルバカ」は1巻完結のうえ上質な映画を観たような満足感が得れるので、小説好きや映画ファンにもオススメしたい作品です。
どれもこれもシニカルで、かつひねくれた(褒め言葉)面白さがあるのでついつい薦めたく魅力があります。


そして女性向け漫画雑誌「エレガンスイブ」の1月号に、作者初となるホラー作品が掲載されました。


石黒先生の作風はどこかほんわかしていて、キャラも可愛いのでホラーと親和性があるのかな~と思いつつ読んでみましたが・・・まあなんて言うかいい意味で予想通りでした。

扉絵はこんな感じ。

新築1


ああ、ホラーらしく字体は怖いな・・・・でも右下のフンコロガシマークの引越し屋さんで台無しです。



主人公の女性が新築に引っ越してきたことろから話は始まります。

当然ホラー作品なので、新築にもかかわらず出るわけです。

新築2

幽霊がね。


でも何故新築なのに出るんだよ、なんで首だけなんだよ、と当然主人公は思うわけです。

そこで彼女は周囲の人に聞き込みを開始。

結果、新しく建てる前にもマンションがあり、住人の一人が首をつって死んでいたとの情報を得ます。

そして彼女の得た結論はこう!

新築3

「前のマンションと階がズレて、首だけ出てきたんじゃね?」

ふんふんなるほど・・・なんじゃそりゃ

ていうか幽霊話がこんな推理話になるとは・・・・作者は「探偵もの」が好きなのでこのジャンルでもこんな感じになるんですね。


でもそれだけではなんの解決にもならない(本当になあ)ので、さらに推理をすることになるのですが・・・この後もあんまり怖くなく、むしろ笑ってしまうオチを迎えます。


いやでも面白い。
わずか15ページの作品ですが、低予算の短編映画にしてもよさそうな高クオリティ。

ホラーとして微塵も怖くないのはご愛嬌です。
*正直作者の作ったゲームのほうが怖いよ→「隠し部屋


「エレガンスイブ」はほかにも面白い作品がたくさんあるので、女性ならずともオススメの雑誌ですよ。

630円
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連載作品では、いじめをテーマにした「メビウスの森~14歳のSOS~」が毎回気になっています。
そして基本的に1話完結の「花のズボラ飯」もまさかの「次号に続く」の展開になっており目が離せません。


また今号には、原発避難地区(実在する飯館村)の本屋さんを描いた読み切り作品「ほんの森でまってる」が掲載されています。
これもまた素晴らしい作品です。語る言葉が出てこないほどのショックも受けた描写もありました。
是非すべての日本人に読んで欲しいです。
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テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

2011-11-29 : いろいろコラム : コメント : 0 : トラックバック : 0
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大傑作「アーサー・クリスマスの大冒険」の評価を集めてみた

先日観た映画アーサー・クリスマスの大冒険が大傑作すぎて、宣伝したい気持ちでいっぱいです!
自分のレビューは<こちら>

しかしこの映画、お客さんがあんまりにも入っていません。
公開3日目だというのに館内はガラガラでした。
どういうことだよ・・・・ちくしょう・・・怪物くんめ・・・家族客奪いやがって・・・(いや怪物くん好きですけど)

悲しいことに、ネットでもなかなか観ている人が少ない状況。
これはもったいないので、いろんなサイトから絶賛レビューをピックアップしてみます。


@ぴあ映画生活作品情報

83点
3Dを支持する声多し!


Yahoo!映画

4.56/5点
映画館内がガラガラで悲しいという声多し!


Rotten Tomatoes

91%
塔の上のラプンツェル」を超えた高評価!


えー以上です!











(泣)


あの・・・・お願いです・・・本当に面白いので、この映画観てやってください。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-11-26 : いろいろコラム : コメント : 0 : トラックバック : 0
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サンタを愛したすべての人に!「アーサー・クリスマスの大冒険」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はアーサー・クリスマスの大冒険です。

ジェームズ・マカヴォイ
991円
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個人的お気に入り度:10/10

一言感想:笑って泣ける、史上最高のサンタクロース映画!


あらすじ


クリスマスイブの夜、北極。
「サンタクロース一家」は世界中の子どもにプレゼントを届けるために、壮大なミッションを開始した。

プレゼント配りが終了し、今年もクリスマスは大成功と思われた。
しかし、妖精のひとりがとんでもないものを作戦室で見つける。
なんと、ひとつだけプレゼントを届け忘れてしまっていたのだ。

末っ子のアーサーは、兄・スティーブンや父・サンタの「あきらめろ」という意見に同意できず、祖父のおじいサンタとともにプレゼントを届ける旅に出発する。

タイムリミットは夜が明けるまでの数時間、はたしてアーサーは無事にプレゼントを届けられるのか?




これ最高です!
いやもう今作は手放しで大絶賛します。
それくらい面白い、笑える、そして泣ける!

今作の素敵なところ・・それは「サンタさんの仕事を楽しいアクションで見せよう!」というコンセプトです。
サンタを信じていた子どもの頃、「どうしてサンタは、世界中の人にプレゼントを配れるんだろう」って思っていませんでした?
自分はあります。
この映画は、子どもごころに「サンタさんの仕事ってすごい!」って思わせる描写がたくさんあり、その疑問にもバッチリ答えてくれます。

はじめのその「仕事」のシーンだけで、がっちりハートをつかまれました。
予告編でもわかりますが、これはもう「スパイもの」のノリで、すっごく楽しいんです。

しかも本作のアイディアはそれだけにとどまりません。
最初から最後まで斬新orツボを押さえたアクション満載で実に楽しませてくれます。

3Dもなかなかに効果的。
そりで空を滑空し、トナカイが目の前を走っている・・・
さながらサンタ目線のジェットコースターです。
風景も抜群に美しく、ここだけでも観てよかったと思える素晴らしさでした。

物語も「大人も子どもも楽しめる」というのはファミリー映画の理想系になっています

子どもには「サンタ家族の大冒険」
大人には「ダメ人間の成長物語+α」
として楽しめるのです。

映画を観てわかるのは、主人公のアーサーや、一見してやり手に見える兄、はたまた父のサンタまで、欠点ばかりを抱えた人間であること。
主人公はどう行動し、そしてみんながどう変わっていったのか─
このダメダメな家族の「変化」、その行動に、大人であればきっと思うことがあるはずです。

さらに言えば、この映画には「世代交代」に関わるドラマが内包されています。
明らかに父サンタの描写は、定年退職を迎えつつある大人をピンポイントで狙っているので笑ってしまいそうになりました(というか笑いました)。

家族の物語のCGアニメ映画と言えば、「Mr.インクレディブル」を思い出します。

クレイグ・T・ネルソン
1442円
評価平均:
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大人にこそ観て欲しい極上の娯楽作品!!
とても面白かったです!
実は中年男の心にしみる映画

この家族もまた欠点を抱えていて、外力に押しつぶされそうになっている・・・という点では似ています。
でもダメ度はサンタクロース一家の方が圧倒的に上です(特殊能力も何も持たないですし)。

さて、今作の不満点は、作品そのものではなく
①公開日が微妙
②あんまり宣伝がされていない
③字幕版の公開がない

ということです。

すぐに同じくファミリー向けの3Dアニメ映画「ハッピーフィート2」「タンタンの冒険」が公開される時期というのも残念だし、なによりこのアピールのなさではクリスマスを迎える前に公開が終了してしまいそうな勢いです。

公開日の11月23日(勤労感謝の日)は、作中でも意味のある日になっていますし、そのねらいはわかるのですが・・・・もう少し時期を遅らせてもよかったのではないでしょうか。

また、もともとの声の担当はジェームズ・マカヴォイや、ビル・ナイなどの豪華キャストであり、これを魅力的に思う大人も多いと思うのですが・・・全国で字幕版の公開は1館もありません
需要が少ないことはわかるのですが、前述の通り大人も楽しめるどころが大人こそが楽しめる作品ですので選択肢を用意してほしかったです。

日本語の声優は主人公役のウエンツ瑛士も含めてベテランぞろいなので、問題なく楽しめるのですけどね。

日本人受けしなさそうなキャラデザインもちょっと厳しさを感じます。
ていうか↑の公式サイトの絵面で観に行こうと思う人がいるか甚だ疑問・・・絶対もっといい宣伝方法があるでしょうに!

この作品の出来の良さに反した、宣伝への不満は「ヒックとドラゴン」を思い出しました。

ジェイ・バルチェル (声の出演)
1782円
評価平均:
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久々に胸が躍るという気持ちを 思い出させてくれた作品!
予想の遥か上をいく面白さ。
映画館で観たかった!!!

これも褒めたりないほど大好きな作品です。
でも宣伝は、主人公のドラゴンの名前にあやかって某お笑い芸人(芸人さん自体は好きです)を使ったりとなんとも微妙でした。

しかし、「ヒックとドラゴン」は口コミによって良さが広まった作品でもあります。
なので自分も本作を「本当に面白い」と言い続けたいと思います。

ジャスティン・ビーバーのファンであればさらに嬉しいサプライズもありますよ(理由は観てのおたのしみ)。

下のリンクは作品のネタバレです 結末や展開を書いているので鑑賞後にご覧ください 未見の方は絶対に読まないで
<こちら>

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-11-25 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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シャマラン好きなら良作ホラー 映画「デビル」紹介

DVDで観た「デビル」の感想です。

クリス・メッシーナ
2463円
評価平均:
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因果は巡るよ・・・どこまでも
非常に良い
傑作ホラー


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:まっとうな伏線の張り方だけど、オカルトっぽさ満載


あらすじ


ビル街で不可解な死体が発見される。
死体はロザリオを握っており、ビルは2階までしかないにもかかわらず、下のトラックは大きく凹んでいた。

同じ頃、とあるビル内のエレベーターに男女5人が閉じ込められる。
それを聞きつけた刑事が現場へ向かうが、次々と不可解な現象が起き始めた・・・





シックス・センス」で評価されまくったあとは微妙な作品を連発しているM・ナイト・シャマラン制作のサスペンスホラーです。

彼が監督というわけではなく、実際にメガホンをとったのは「REC[レック:ザ・クアランティン]」の方。
この映画はザ・ナイト・クロニクルズというシリーズの第一作目となっており、シャマランは後ろ手に回って、「俺が新人監督を育ててやろう!」という気概に溢れる作品と言えそうです。
俺ももう監督無理みたいなことじゃなくて


エレベータに閉じ込められるというサスペンスですが、「リミット」のように「ずっとそこだけを映す」ということはなく、外にいる刑事や監視員の描写もされています。


アイディアとして面白いのが

エレベーター内の映像は見える、そこに声も届く、だけどエレベーターからこちらへは声が聞こえない

となっていること。
コミュニケーションが上手くいかないが故の行動で楽しませてくれます。


そしてシャマラン作品としては伏線の張り方も丁寧です。
ちょっとしたアイテムにも意味がありますし、80分の上映時間を飽きさせない工夫がそこらじゅうに散りばめられています。


ただ、好き嫌いがわかれそうなのは「悪魔の仕業か?それとも人間の手によるものなのか?」がサスペンスの主題にになっていること。
作品自体がオカルトに傾いているので、整合性のあるサスペンスを観たい方にはやや肩すかしかもしれません。

しかし、オチにも個人的には満足しましたし、ソリッド・シチュエーションの映画としては間違いなく良作です。
時間があれば是非どうぞ。


個人的お気にいりキャラは「ラミレス」
敬虔なクリスチャンの監視員で、悪魔の存在を訴えるその主張や、上司にたしなめられるシーンはなんともリアルで愛おしいです。
作品のテーマのこともあり、キリスト教徒の方には特に思うことのある映画かもしれません。


以下、オチには触れていませんが少しだけ作品の台詞を書いています。未見の方は要注意↓

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2011-11-23 : 旧作映画紹介 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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死でも奪えないもの「アントキノイノチ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はアントキノイノチです。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:台詞で説明しすぎな上に、展開が納得できないんだけど・・・


あらすじ


永島杏平(岡田将生)は親友を「二度殺した」。
そのトラウマから、高校中退後もうつ病に悩まされていた。

彼が出会ったのは孤独死を迎えた人などの遺品を整理する仕事だった。
上司の佐相(原田泰造)は、その仕事を「天国の引越し屋さん」と呼んでいた。

そこで働いていた久保田ゆき(榮倉奈々)と出会い、彼は、彼女が「一度死んだ」ことを知る。





感染列島」「ヘヴンズストーリー」の瀬々敬久監督最新作です。

タイトルは某プロレスラーを思わせます(作中でも言われている)が、映画の作風はハードです。
いじめの描写や、重く苦しいシーンが多々あるので、それが苦手な方は避けたほうがいいでしょう。


この映画、個人的にどうしても好きになれない要素があります。

それは「TVドラマっぽい」不自然な台詞と、それにそぐわない登場人物の行動です。

要するに内面を言葉で説明しすぎです。
唐突な行動にも「え?」と違和感を覚えます。
それは主人公の「叫び」の描写だったり、予告編でもあった浜辺のシーン、ラストの「一言」でも顕著です。

優れた映画は、登場人物の一挙一動や何気ない台詞で「それを匂わせる」描写がされているのですが、今作ではそれは感じられません。
あまりにも格好つけすぎで、露骨な台詞にどうしても興ざめ感が拭えませんでした。

そもそも主人公2人の設定もどうにも記号的で好きではなかったですし、不快感を持つ方が多いと思われます。
素人目に見てももっと描きようがあっただろう・・・と思わずにはいられません。


映画では
①主人公がどのようにして「親友を二度殺した」のか。
②遺品整理の仕事を通じて描かれる主人公とヒロインの交流。
が同時並行に描かれます。
遺品整理の仕事と、主人公たちの境遇はシンクロしており、これは成功していると思います。

しかしそこにも展開の唐突さ、理解しがたい行動や台詞が顕著です。
せっかく主題はいいのに、その他で台無しというのは勿体なく思えるのです。

ラストに至るまでの展開も多くの方が拒否反応を覚えるでしょう。
テーマの重さもあり、どう贔屓目に見ても万人にオススメできる映画ではありません。



それでもこの映画でよかったこと・・・
それは人に傷つけられた2人が、遺品整理の仕事を通じて、「生と死」に向き合っていく過程です。

似た作品に「サンシャインクリーニング」があります。

エイミー・アダムス
3000円
評価平均:
powered by yasuikamo
それぞれが踏み出した1歩のラストがあたたかい
ザ・クリーナー(♀) 焼かれた家屋
深みがある

主人公たちが遺品整理の仕事をすることと、死を通じて生への希望を掴むという主題は共通しています。


もうひとつよかったのが、役者の入魂の演技です。

主演2人はちょっと美男美女すぎる気がしないでもないですが、岡田将生は繊細な心を持つ吃音者という難しい役どころを見事に演じています。
彼の一番のハマリ役は「重力ピエロ」の準主人公だと思っていますが、今作でもその存在感は一見の価値があると思えました。

脇を固める吹越満、柄本明もよかったですし、落ち着いた演技の原田泰造も(失礼ながら)予想に反してさまになっていました。

来年公開の映画「ヒミズ」に出演する染谷将太も見られて嬉しい限り。さすがの演技力です。



また遺品整理の仕事は、実際にキーパーズという会社が請け負っており、この映画に協賛しています。
原作者のさだまさしさんも、この会社をモデルにしたそうです。

さだ まさし
630円
評価平均:
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タイトルへの違和感を差し引いても5つ星
「これが真のさだまさし!」と言える感動の名作をぜひ多くの方に読んで頂きたいです。
人の死を通して生を見つめる小説。

小説を読んだ方には、この映画は少々不評の様子。
設定や内容は大きく異なるようです。ラストは特に・・・

無縁社会と言われる今の日本でこういう映画が作られるのはとても意味のあることだと思いますし、とことん「人のつながり」を重視した描き方は非凡さを覚えました。

気軽に「観に行って」とは言えませんが、個人的にはとても印象にのこった作品でした。
役者のファンや、岩井俊二監督の「リリイ・シュシュのすべて」が好きな人にはオススメです。


以下、ネタバレです 未見の方はご遠慮下さい↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-11-20 : 映画感想 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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誰もが隠したいもの「恋の罪」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は恋の罪です。*R18指定なのでクリック注意


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:エロ地獄三重奏


あらすじ


渋谷円山町の廃墟と化したアパートで、猟奇的な死体が発見される。
死体の身元は不明、壁には「城」という漢字が描かれていた。
一体誰がこの死体を作り上げたのか。そして被害者の正体は?

一方小説家の妻である菊池いずみ(神楽坂恵)は、スーパーのパートとして働くさなか、モデルの仕事にスカウトされる。
それは彼女が体験する、壮絶な愛の地獄への入口だった・・・




*本レビューは18才未満の方にはふさわしくない表現がありますのでご注意ください。

いやーすごいですね。
だってこの映画、まともな人間が一人もいないですもん
みんなどこか変で、気が狂っています。

物語はそんなイカレてしまった「女」の顛末を語り始めます。

それプラスで、あらすじにあるようなミステリー要素も取り込まれる、と言った構成です。


正直に言えば、今作はそのストーリーはいまひとつで、同監督の「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」ほどの興奮は得れませんでした。

予告編で「女たちのドロドロした愛憎劇」を期待していたのですが、実際はちょっと違います。
展開がリアリティをとことん無視しまくった「一大エロ・ファンタジー」と言った感じで、けっこうツッコミどころも満載です。

作品のモチーフとなったのは東電OL殺人事件ですが、内容は事実と大きく異なります。
事件について知りたい、という方には「ありえない」描写の連続に辟易してしまうかもしれません。

*この事件にインスパイアされた作品には、ほかにも「グロテスク」がありますが、こちらもフィクションです。

序盤~中盤はあまり話が進まないこともあり、少々退屈さが否めませんでした。
登場人物の行動と言動が常に狂っているので、感情移入することはほぼ無理と言ってもいいでしょう。


同監督の作品で言えば「奇妙なサーカス」に近い印象です。

宮崎ますみ
3917円
評価平均:
powered by yasuikamo
微妙ですね
根底にあるもの
デビッド・リンチ的な作品

これも悪趣味なエロ描写&狂気に満ちた映画で、誰にもオススメできないステキな映画です(人格疑われるでしょうし)


でも終盤の怒涛の展開は「待ってました!」と言わんばかりに凄まじく、そして面白い。

園監督ならではの、狂気にも感じる役者たちの演技もまさに至高。

特に冨樫真さんは素晴らしい!そしておばあちゃん役の大方斐紗子さんは最高です!
予告編で見せてくれた「あなたこそ死ねばいいのにね~」を超えた狂気っぷりを観ることができますよ。


死体の描写はありますが、それ以外にほとんどグロはありません。エロばっかです。
濃厚なセックスシーンがたっぷりなので、それを期待するのであれば十分すぎるほど楽しめます。


また嬉しいのが、劇場でしょっちゅう笑いが起きていたこと
そのシーンでは文章で書けないほどひどい(褒め言葉)のですが、笑ってしまうんだよなあ。
「冷たい熱帯魚」でも思ったのですが、こんなにも凄惨な世界なのに、笑いが起きるというのが面白いのです。

倫理的には最低かもしれませんが、映画という媒体でそれだけ不謹慎なもので笑えるというのは、ある意味で貴重です。

絶対に一般受けはしない、園監督の趣味丸出しのエロティック悪趣味映画

それを期待するのであれば間違いなく楽しめますよ。


以下、ネタバレです 核心と結末に触れているので鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-11-14 : 映画感想 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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使い捨て神様の戦い「インモータルズ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はインモータルズ-神々の戦い-です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:血沸く!肉踊る!スプラッター神話!


あらすじ


巫女・パイドラ(フリーダ・ピントー)は、ハイペリオン(ミッキー・ローク)と呼ばれる男が、捕らえられた邪悪な神々であるタイタン族を蘇らせることを予見する。

そして農夫のテセウス(ヘンリー・カヴィル)の元にハイペリオンの軍が強襲する。
決死の覚悟で軍に突き進むテシウスだったが・・・





ザ・セル」のターセム・シン監督最新作です。


この映画の魅力を言えばそれはもう簡単でして。

①監督ならではの美しい映像
②「300〈スリーハンドレッド〉」のスタッフによる、スローを巧みに使った大胆アクション
グロ描写

いや本当この3つは最高ですから!


圧倒的な映像美は、監督の前作「THE FALL 落下の王国」から受け継がれています。

リー・ペイス
2650円
評価平均:
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映像美だけではない-意外に骨太の秀作
何回見ても、飽きません。
おとぎ話は大人だけでは作れない

ちなみにターセム監督作品の衣装デザインは日本人である石岡瑛子さんが手がけています。

この作品で見せたコントラストが鮮やかな衣装は今回も健在。
敵の甲冑&仮面のデザインなど、世界を彩るセットを観るだけでも楽しめます。
自分は2Dで観たのですが、この色鮮やかな発色を期待するのであれば、3Dにこだわる必要はないでしょう。



そしてこの映画の最大の魅力(と言い切ってしまう)は、残虐なアクションシーンです。

予告編ではおとなしい印象ですが、本編ではこの映像の中にも血糊が飛び散り、首がもげ・・・と大変アグレシッブな演出がなされています。

その人体破壊描写は美しさを感じるほど凄惨。
悪趣味ではありますが、映像の美しさのおかげか、それほどあとには残りません。

終盤にはそんなアクションがてんこ盛りなので、血がとにかく見たい!なんて人には大満足できる作品だと思います。



しかし・・・はっきり言って、ストーリーのほうはあんまり面白くありません。

神々の設定もいろいろ突っ込みたい部分はあるし、人物の掘り下げも足りないし、盛り上がるはずのシーンも伏線の積み重ねが足りません。

よく言えば考えずに観れますが、悪く言えば深さはありません。
単純明快なのはいいのですが、展開にそれほど熱くなることはできませんでした。



ちなみにタイトルの「インモータル」とは「不滅」の意味。

「死を免れることができない」を意味する「mortal」の対義語です。
人間は当然死ぬので「mortal」であり、普通に考えれば「immortal」は神々のほうをさすことばでもあるのですが、この映画の神様は「お互いに殺しあっている」のです。一見全然インモータルじゃありません。

でもこれこそ面白いところで、この作品では「不滅」とは肉体の消失であると捉えていないのです。
それはラストで如実に描かれます。
神話の世界にこのような考えを取り入れたのは、なかなかに斬新に思えるのです。
まあ一番斬新なのはギリシャ神話をスプラッターにしてしまったことなのですが。



脚本の不出来さは認めざるを得ないところですが、ターセム監督作品が好きな人はそれだけで必見でしょうし、ギリシャ神話に詳しくなくても問題なく楽しめます。

字幕ではキャラクター登場ごとにキャラクター名を表示してくれる親切設計ですし、残酷描写を除けば意外と間口は広い作品です。オススメ!



キャラクター紹介はこちらでも映像として観れます↓
『インモータルズ -神々の戦い- 』キャラクター紹介/テセウス - YouTube

また今作の公開日は11年11月11日(本国でも同じ公開日)。
そればかりか上映時間もなんと111分
けっこうオンリーワンな作品です。

以下、ネタバレです 結末に触れているかつツッコミ多数↓

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2011-11-12 : 映画感想 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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垣間見えた感情 漫画「外天楼」紹介+ネタバレレビュー

映画「ミッション:8ミニッツ」は素晴らしいSF作品でした。

そのすぐあとに「こんなに面白いSFミステリーが読めるなんて!」と衝撃を受けた&大興奮だった作品があります。

それは漫画「外天楼(げてんろう)」です。

石黒 正数
735円
評価平均:
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全一巻で面白い漫画の新しい定番
「外天楼」という一冊の作品
一巻で綺麗に完結する漫画


もうね、最高なんてもんじゃないです。
一巻完結の漫画でこれ以上満足感を得れる作品はないとまで言い切れます。

買ってから何度も読んでいますが、一向に飽きません。

作者の石黒正数さんは、代表作の「それでも町は廻っている」も一話の構成力がものすごいと思っていたのですが、今作ではその力量を思い知りました。


この漫画は


ショートストーリーが積み重なり、一つの大きな話につながっていく・・・


という構成がとられています。


一見バラバラに見える物語が収束していくのです。
全体の構成は映画「運命じゃない人」や、ゲーム「428 ~封鎖された渋谷で~」に近い印象です。


すごいのは、一見した程度ではそれぞれの話が関係ないように見えること。

そして物語の前半部分はゆるゆるな雰囲気で、基本的にくだらないんですよ。

しかし、そのしょうもない話の中にも巧みな伏線がいくつも隠されているのです。



ちょっとそれぞれの話を見ていきましょう。


1話:リサイクル

エロ本を目立たないように買おうとする3人の中学生の話です(万引きじゃないよ)。

getenrou1.jpg

うん、くだらないね。
でもこれにも「推理」パートがあったりして、これだけでもミステリーとして楽しめる話になっています。



2話:宇宙刑事ディクト

いきなり特撮ものになります

getenrou2.jpg

そんな中、戦闘員が一人増えていることに気づき・・・という話。
このセリフはまんま萩尾望都先生の有名なSF作品「11人いる!」からのものですね。



3話:罪悪

一人暮らしの女性がロボットを手に入れたけど、目覚ましくらいにしか価値を感じなくて・・・という話。

getenrou3.jpg

この話のラストに提示される「感情」も後半の伏線になっています。



4話:面倒な館

アホっぽい女刑事が登場し、密室殺人の謎を解く・・・という話。

getenrou4.jpg

一番ミステリーらしい話ですが、結末にはずっこけそうになりました。



5話:フェアリー殺人事件

別の殺人事件が起き、さっきの女刑事が「ダイイングメッセージ」を解読し始めます。しかし・・・

getenrou5.jpg

登場人部たちがメッセージを押し付け合うという、醜くもわりとどうでもいい話になっていきます。




いやあこうして並べてみると本当ゆるいな。

でもこの「くだらない話」にも、「ウラ」があるのです。
この話の中にもいくつのも複線があり、登場人物の行動の結果や感情が現れているのです。

それは最終話のシリアスで、かつ衝撃的な結末につながります。
最終話を読んだあとに、これらの話を振り返ると、きっと一度目とは違った感情が沸き起こるはずです。


「本当かよ」とお思いでしたら、是非読んでみてください。

嫌悪感を覚える人もいるであろう&お子様には向かない性描写もありますし、万人向けではありません。

でも「面白い話が読みたい」という動機があればそれだけでオススメです。

構成力の高い作品が読みたい方は必見です!



↓以下はネタバレで、後半の真相と展開について書いています。未見の方は絶対に読まないでください

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ジャンル : アニメ・コミック

2011-11-09 : いろいろコラム : コメント : 2 : トラックバック : 0
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夢見るオムライスの行方「花のズボラ飯」23話レビュー

エレガンスイブ11月号」の小冊子に収録されていた「花のズボラ飯」第23話のレビューです。
<今までのレビューはこちら>



今作の主人公・花は専業主婦ではなく、一応本屋で働いているのですが、その勤務態度は褒められたものではありませんでした。


花のずぼら飯23-1

口の中が葛飾北斎になるほど感動している彼女(ていうかどういう表現だ)。
お客さんに笑われる程度でよかったですね。下手すりゃキレられるぞ。


彼女が雑誌で見ていたのは京都の絶品オムライス。
当然作ってみようと思い立つのですが、そのままうまくいく訳がないのがこの漫画の特徴です

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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

2011-11-07 : 花のズボラ飯 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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自己肯定の物語 映画「メアリー&マックス」紹介

DVDで観たアニメーション映画メアリー&マックスの感想です。

フィリップ・シーモア・ホフマン
3619円
評価平均:
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ケ・セラ・セラ


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:予想以上にブラックテイストアニメ


あらすじ


メアリーは友達のいない8歳の女の子。
彼女はとある思いつきから、異国の地のマックスに手紙を送る。

マックスはアスペルガー症候群を抱えた中年の男。彼もまた、友達がいなかった。
彼はメアリーから届いた手紙に困惑していたが、苦心して返事を書く。

彼らは手紙を送り続け、次第に友情を育んでいく。





非常に高評価だったので、観るのが楽しみだった本作。
しかし観てみると、これは非常に好き嫌いの分かれる作品だと思いました。

作風はかなりブラックで、子どもには見せれない表現もありますし、デートにも向いていないでしょう。
「自分は不幸だ」と思っている人にはちょっと辛い作品になっていると思うし、後半の展開はあまり好きではありませんでした。


秀逸なのが2人の主人公の描写。

初めにメアリーは「泥水の目をした女の子」「アザはウンチの色」をしている、とナレーションで示されます。
なんてひどい映画なんだと思うところですが、これがラストに意味のあるものになるのです。

マックスは矛盾を抱えた社会に迎合できなくて、周りの人を傷つけてしまうことや、感情が抑えきれずパニックを起こすこともままあります。
自閉症(アスペルガー症候群)者の悩みを体現したマックスのキャラクターに、自分はめいいっぱい感情移入してしまいました。


音楽がこれまた素晴らしかったですね。

2143円
powered by yasuikamo


メインテーマのメロディはやみつきになりそうだし、劇中歌「ケ・セラ・セラ」の使い方もうまいと思います。

大絶賛の声が多い作品ですので、観て損は無いでしょう。
ただし、自分のように「受け入れられない人もいる」ことを念頭において、観て欲しいとも思うのです。


以下は作品のテーマと展開の不満点について書いています。未見の方や、この映画が好きな人は要注意↓

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2011-11-06 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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海外映画レビューサイト「rotten tomatoes」にみる日本とはかけ離れた評価の映画集

みなさまはrotten tomatoesというサイトをご存じでしょうか。

英語圏の映画レビューサイトとして最も有名な存在です。
映画「スペル」でここでの高評価ぶりが宣伝に使われるなど、確かな影響力を持ってます。

楽しいのが、日本の評判とはかけ離れた評価の映画がいくつかあること。
今日はそんな「日本と海外の評価に差がある」映画をご紹介します。

(注)
日本の評価は「みんなのシネマレビュー」を参照。その点数を10倍し「rotten tomatoes」の評価点(%)の差異をポイント(Pt)として表示しています。

rotten tomatoesは「面白い」「つまらない」の二択で採点するサイトなので、そもそもの点数の集計方法がみんなのシネマレビューと異なっていることをご留意ください。

上側の邦題で記載しているのが「みんなのシネマレビュー」の評価
下側の英題のものは「rotten tomatoes」の評価です。



日本に比べて評価の良い映画


スペル 56Pt
Drag Me to Hell 92Pt

36Pt おバカホラーは海外受けのほうがいいんでしょうか。


ソーシャル・ネットワーク 67Pt
The Social Network 96Pt

29Pt 億万長者を最低野郎として描いた点でウケがよかったのかも。彼の才能をねたんでいる人はきっと多いので。


十三人の刺客(2010) 66Pt
13 Assassins 95Pt

29Pt 三池監督は海外でも大人気。


大日本人 49Pt
Dai-Nipponjin (Big Man Japan) 78Pt

29Pt 日本の映画ファンからはそうとう嫌われています


パラノーマル・アクティビティ 52Pt
Paranormal Activity 82Pt

30Pt 低予算ということがより評価されているかもしれない。


ディセント 55Pt
The Descent 84Pt

29Pt これも途中からアレなホラーですから・・・


ファイナルファンタジー 27Pt
Final Fantasy - The Spirits Within 43Pt

16Pt 日本の評価よりはマシ。


崖の上のポニョ 63Pt
Gake no ue no Ponyo (Ponyo) (Ponyo on the Cliff by the Sea) 91Pt

28Pt 海外でもポニョの歌は大人気


もののけ姫 - みんなのシネマレビュー 64Pt
Princess Mononoke (Mononoke-hime)93Pt

29Pt ファンタジー作品ですが、「日本らしさ」が出ているのも高評価の理由のひとつでしょう。同じ理由でとなりのトトロも人気なのだと思います。


トイ・ストーリー 76Pt
Toy Story 100Pt

24Pt rotten tomatoesでは100%の評価!日本ではシリーズ最高傑作の呼び声が高い3作目よりよかったりする。


歩いても歩いても 77Pt
Aruitemo Aruitemo (Still Walking) 100Pt

23Pt 世界的に評価の高い是枝監督。この映画ではなんと100%の評価を得ました。


バトル・ロワイアル 54Pt
Battle Royale (Batoru Rowaiaru) 83Pt

29Pt 海外でも衝撃的な内容なのでしょうね。


ツリー・オブ・ライフ 63Pt
The Tree of Life 84Pt

21Pt 宗教観が受け入れらない日本人のほうが多いと思います。yahoo!レビューなどではさらに賛否両論。




日本に比べて評価の悪い映画


ファイナル・デスティネーション 69Pt
Final Destination 33Pt

36Pt ちなみに日本でも評判の悪い4作目はもっと悪い


カーズ2 62Pt
Cars 2 32Pt

30Pt 32%って・・・ええー。そこまで悪くないと思うんだけどなあ。


ニンジャ・アサシン 65Pt
Ninja Assassin 25Pt

40Pt ジャパンなものが出てきているからといって高評価になるわけじゃない。


ターミネーター4 65Pt
Terminator Salvation 33Pt

32Pt かわりに日本ではあまり受け入れらていない3作目はそれなりに高評価。


スカイライン-征服- 47Pt
Skyline 16Pt

31Pt この映画が大好きな自分も、脚本のひどさが半端ないことは理解しています。


空気人形 66Pt
Air Doll (Kûki ningyô) 45Pt

21Pt 上にもあげた是枝監督、Nobody Knows (誰も知らない) も超高評価なのですがこれは受け入れられなかったみたい。


トランスフォーマー/リベンジ 58Pt
Transformers: Revenge of the Fallen 20Pt

38Pt まさかの20%!さすがラジー賞!マイケルさんにとってはこれも勲章ものかも




基本的に脚本がアレな映画は海外では低評価のようですね。

日本・海外どちらでも評価が拮抗している作品も見てみましょう。



日本と同じかそれ以上に超高評価!


ヒックとドラゴン
How to Train Your Dragon

本当に万人向けで素晴らしい作品です。


おくりびと
Okuribito (Departures)

これも日本ならではの作品。


愛のむきだし
Love Exposure

園子温監督も海外で評価が高い。


天空の城ラピュタ
Castle in the Sky (Tenkû no shiro Rapyuta)

言わずもがな。


七人の侍
The Seven Samurai (Shichinin no Samurai)

これも100%!




おまけ:どっちでも超低評価

DRAGONBALL EVOLUTION
Dragonball Evolution

やっぱダメだったか。


死霊の盆踊り
Orgy of the Dead

0%wwwwwww

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2011-11-03 : いろいろコラム : コメント : 0 : トラックバック : 0
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大逆転の面白さ「パラノーマルアクティビティ3」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はパラノーマル・アクティビティ3です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:低予算シリーズがド派手になった!


あらすじ


新しい子ども部屋を準備しているクリスティの家が、何者かに荒らされる。
盗まれたのは祖母の形見の古いビデオテープだった。

そして物語はそのテープの内容へと移る。
ビデオの中で、幼いクリスティは「トビー」という、目には見えない友達の存在をしゃべっていた・・・





超低予算ながらスマッシュヒットを飛ばした「パラノーマル・アクティビティ」シリーズの3作目(日本版含まず)です。

前作がアレな出来だったので、
自分は映画を観るんじゃない、金を払って罰ゲームを受けに行っているんだ
くらいの気持ちで鑑賞しました。たいがいマゾだと思います。

しかし観てみるとこれが実に面白い!
それどころかシリーズで一番好きかもしれない。これは驚きました。


さて今作の一番の魅力は、予算が「2」からまた増えて、脅かし方がさらに豪華になっていること
「1」のチープさがむしろ好きだった人には不評かもしれませんが、お金をたっぷりと使ったその方法は実に楽しませてくれました。

さらに今回は新機軸のアイディアもあります。
それは左右に振って動くカメラです。

今作はこれを使っての怖がらせ方が面白いのです。


もうひとつ感心するのが、そのシリーズの構成。
続編が作られるごとに作品の時間が巻き戻っているのです。

またシリーズは同じ世界観を共有していますが、作品自体は全く独立したストーリーなので、前後を観なくても(観たほうが楽しめる部分もあるけど)単品で楽しめるのです。

これは続編映画のアイディアとしてはアリなんじゃないでしょうか。
新しいホラーの雛形になるような気がします。


また上映時間が84分という近年稀に見る短さなのも好印象。これはシリーズ最短です。
おかげで日常の描写も少なく、すぐに本題に入ってくれるのも嬉しいところです。


サクッと観れてしっかり怖い。
本当に良作なので、「もう飽きた」なんて人も観てみることをオススメします。
レイトショーで観るにはピッタリですよ!


以下、ネタバレです↓展開を書き連ねてる&結末に触れているので鑑賞後にご覧ください

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2011-11-01 : 映画感想 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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レビューサイト「Filmarks」の優れた点&ちょっと微妙なところ
剛力彩芽のゴリ押しっぷり
真のレゴムービーの日本版予告編


<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

守銭奴すぎるバンナムの課金ゲーム

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