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大赤字も超・納得「ジョン・カーター」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はジョン・カーターです。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:愛おしい底抜け大失敗作


あらすじ


ジョン・カーター(テイラー・キッチュ)は甥のエドガーに一冊の本を残していた。
そこに記されていたのは、想像だにしないジョンの冒険譚だった。

13年前。
生きる目的を見失っていた元英雄のジョン・カーターは、未知の力により惑星・バルスームへと飛ばされる。





映画史上最高の赤字を出すとか出さないとかという噂が香ばしい本作。
きっと観たら意外に面白くて「赤字にするなんてとんでもない!」って言えるのだろうと予想していましたが、すみませんこりゃ赤字になるわと思えました

ま~いろいろと難点をあげてみましょう。


①ツッコミどころが満載

やべえってこれ。
もともと荒唐無稽な設定なので序盤はそんなに気にならなかったのですが、途中から脚本の大味っぷりがマイケル・ベイ臭を帯びてきます

ストーリーの主軸があっちこっちにぶれるので、どうにも盛り上がりません。
さらに終盤はすさまじいまでのゴリ押しっぷりで、ゲラゲラ笑って観ていたのですが、劇場で笑っていたのは自分だけでした。
すべりっぷりもマイケルさんらしいですね。


②人物関係が意外と複雑な上に浅い

惑星バルスームに暮らす人々の対立関係が少し複雑です。

・人間型の人種「ゾダンガ」と「ヘリウム」が対立
・異星人っぽい姿の「サーク」は第三勢力で、中立的な立場
・法衣姿の「マタイ・シャン(サーン)」はゾダンガに手を貸している

この構図を把握するのにちょっと時間がかかります。

それ自体はいいんだけど、それに反比例して人物描写が浅すぎます。
悪役はマタイ・シャン役のマーク・ストロング以外、恐ろしく魅力がありません


③固有名詞が多い。

カタカナのことばが大量に出てきますが、この把握がちょっと面倒です。
サークとかサーンとかイスとかその他もろもろが「どういう意味だっけ?」となりがち。
バルスームはバスルームと言いたくなります

主人公の呼び名も3種類もあるし、もう少し取捨選択できないもんかなあ・・・


④主人公の性格がアグレッシブ

主人公はひょんなことから未知の惑星で戦いに身を投じます。
そこの重力が低いため大ジャンプできたりと大活躍。
いわばコーヤコーヤ星に降り立ったのび太状態です。

でもちょっと野蛮すぎじゃ・・・
主人公らしい知的さはほとんどなく、そこらじゅうで暴れまくっている印象です。

この主人公の性格には肯定的な意見もあるし、納得できる部分も大いにあるんですけどね。


⑤この映画誰をターゲットにしてんのさ

少なくともあんまり家族向けでないことは確か。
ちょっと残酷なシーンもあったりします(日本では全年齢指定だけど、本国ではPG-13

異星人の造形も決して可愛らしいものではありません。むしろグロテスクです。
前述のとおり話も単純じゃないし、大人であっても観る人を選びます。

これだけお金をかけた超大作にもかかわらず、好き嫌いが分かれまくるであろう要素ばかりなのはどうかと思うんだけど。


でも個人的には、この映画そんなに嫌いになれません。
ツッコミどころは勢いで乗り切る力強さ、お金を湯水のように使った世界観とアクション、オチの意外性など見どころは満載です。

娯楽性の強さは「ファインディング・ニモ」「ウォーリー」を手がけたアンドリュー・スタントン監督ならでは。

同じくピクサー作品で名を挙げたブラッド・バード監督は「ミッションインポッシブル ゴースト・プロトコル」で大成功を収めているので、これに懲りずに実写映画を作っていってほしいですね。
でもこの映画の続編はポシャると思います(全3部作の予定です)。


原作はエドガー・ライス・バローズによる小説です。

エドガー・ライス バローズ
1890円
評価平均:
powered by yasuikamo
今までで一番面白かった本
ワクワクハラハラの世界!!
あこがれの英雄です

「スター・ウォーズ」や「アバター」に影響を与えたとされる作品で、今でも根強い人気を誇っています。
何度も映画化の話が出ては消えての状態だったので、今回の実写映画は「やっと」のことだったのです。
結果は見ての通りだったけど・・・


「大味ハリウッド底抜け大作」を期待する人には大いに楽しめるでしょうし、こんだけすがすがしいまでの失敗作を劇場で観れるのはこれが最初で最後かもしれません

自分は2Dで観たのですが、3Dを意識した画が多いので3Dで観る価値も十分あるでしょう。
劇場でジョン・カーターを観ようじゃありませんか!


*以下は結末も含めてネタバレです。むしろ突っ込みどころ↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-04-14 : 映画感想 : コメント : 8 : トラックバック : 0
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<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
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<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』


<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

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