奇跡は起こる「MIB3 メン・イン・ブラック3」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー
今日の映画感想は「メン・イン・ブラック3」です。
個人的お気に入り度:7/10
一言感想:いつもよりちょっと切ないけど、いつもどおりに超楽しい!
あらすじ
秘密組織M・I・B所属のエージェント「J」(ウィル・スミス)と「K」(トミー・リー・ジョーンズ)は、日々地球に住むエイリアンの取り締まりに追われていた。
ある日、月面にある刑務所からアニマル・ボリス(ジェマイン・クレメント)と呼ばれる男が脱獄する。
JはボリスとKに因縁の関係があることを知るが、K本人はほとんど何も口にせず、はぐらかすばかりだった。
その次の日、JはM・I・B本部に訪れるが、どこか様子がおかしい。
Jはエージェント「O」(エマ・トンプソン)から、Kは40年前に死亡していたと聞かされるのだった・・・
「アダムス・ファミリー」「ワイルド・ワイルド・ウエスト」「メン・イン・ブラックシリーズ」のバリー・ソネンフェルド監督最新作です。
シリーズ2作目からもう10年になるのですね。
正直、待ちに待った新作!というよりも、「懐かしい」という印象のほうが大きいです。
キャストから音楽まで前作、前々作からの引き継ぎなので、調整にも時間がかかるのはやむをえないところはあるのでしょうが、もう少し早いスパンで新作が観たいとも思ってしまいます。
今回の感想ですが、もう本当期待を裏切らない楽しさ!
何年経とうが、このシリーズは安定の面白さでした。
メン・イン・ブラックは「そりの合わない2人が共闘していくうちにお互いを認め合う」という典型的な「コンビもの」です。
続編では、はじめからからお互いのことを知っているため、この「そりが合わない」ことが表現しづらくなるのは当然のこと。
しかしこのシリーズは大胆な方法で、コンビものの面白さを継続しているのです。
なにせ、今作は予告編にある通り、主人公「J」(ウィル・スミス)が過去にタイムスリップし、そこで若き日の相棒「K」と出会うという筋立てなのです。
必然的に初対面になり、必然的にそりが合いません。
2作目では「相方が記憶を無くす」という方法をとっていたのですが、今回はそれ以上のアイディアだったと思います。
ちょっと軽薄でノリの軽いウィル・スミスと、頑固なキャラの組み合わせってそれだけで見ていて楽しいのですよね。
これがはじめっから仲良かったら、何にも面白くはないわけです。
今回のJはなまじっか未来に起こる事を知っているし、経験もあるので、Kより「上に立とうと」します。
そのせいで、さらに若き日のKとギクシャクしちゃうのです。
いつもとシチュエーションが異なっていても、相変わらずのこの2人の掛け合いの面白さにはにやにやしてしまいました。
ちなみに若き日のKを演じるのは、今までのトミー・リー・ジョーンズではなくジョシュ・ブローリン。
この2者はぱっと見はそこまで似ていないように見えるのですが、映画をいざ観てみると、ジョシュ・ブローリンは「若き日のトミー・リー・ジョーンズ」にしか見えません。
見事な演技、配役だったと思います。
映画本編はいつもどおりのユルくて能天気なノリ・・・なのですが、本作ではよりキャラの内面にせまる、切ない描写もあります。
まさかこのシリーズでしんみりしてしまうとは思いもよりませんでしたが、決して映画本編の楽しい雰囲気が損なわれているわけでもないですし、今までに明らかにされなかったキャラクターの過去を知れるという、シリーズの新しい要素が上手く盛り込まれていると思います。
JがしきりにKに聞いていた「(Kに)何があった?」の真実。
それを知った後に、現在のKが、Jにどういう思いを抱いていたかー
それを想像してみるのもいいと思います。
また、今回はシリーズ初の3Dです。
観てみると、これは十分3Dをオススメできる出来でした!
画面に飛び込んでくる物、エイリアンの数はかなり多いですし、タイム・ジャンプ(タイムトラベル)のシーンの迫力はかなりものです。
この映画には「アバター」のような大作感はまるでないので、2Dでサクッ観るくらいが適当なのかな、とも思わなくはないですが、それでもシリーズファンには、久しぶりのメン・イン・ブラックを、アトラクション要素もある最高の環境(3D)で、是非楽しんでほしいと思います。
ちなみにはじめてみる方でも、
「メン・イン・ブラックたちは地球に住むエイリアンを取り締まっている」
「光らせると、それを見た人の記憶を奪う機械(ニューラライザー)がある」
くらいのことを知っておくだけで、十分楽しめると思いますよ。
最後に一つ。
今作で主人公・Jは1969年にタイムスリップします。
実はこの年にタイムスリップをする意味がきちんとあり、予告編などではそのことを上手く隠しています。
勘のいい人なら気付くかもしれませんが、「あの年」だと気付いた時はなるほど、と唸ってしまいました。
こういう要素を絡めるのも本作の上手さ。
シリーズのファンにも、はじめて観る方にも、ゆる~く映画を楽しみたい人にオススメです!
以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓
個人的お気に入り度:7/10
一言感想:いつもよりちょっと切ないけど、いつもどおりに超楽しい!
あらすじ
秘密組織M・I・B所属のエージェント「J」(ウィル・スミス)と「K」(トミー・リー・ジョーンズ)は、日々地球に住むエイリアンの取り締まりに追われていた。
ある日、月面にある刑務所からアニマル・ボリス(ジェマイン・クレメント)と呼ばれる男が脱獄する。
JはボリスとKに因縁の関係があることを知るが、K本人はほとんど何も口にせず、はぐらかすばかりだった。
その次の日、JはM・I・B本部に訪れるが、どこか様子がおかしい。
Jはエージェント「O」(エマ・トンプソン)から、Kは40年前に死亡していたと聞かされるのだった・・・
「アダムス・ファミリー」「ワイルド・ワイルド・ウエスト」「メン・イン・ブラックシリーズ」のバリー・ソネンフェルド監督最新作です。
シリーズ2作目からもう10年になるのですね。
正直、待ちに待った新作!というよりも、「懐かしい」という印象のほうが大きいです。
キャストから音楽まで前作、前々作からの引き継ぎなので、調整にも時間がかかるのはやむをえないところはあるのでしょうが、もう少し早いスパンで新作が観たいとも思ってしまいます。
今回の感想ですが、もう本当期待を裏切らない楽しさ!
何年経とうが、このシリーズは安定の面白さでした。
メン・イン・ブラックは「そりの合わない2人が共闘していくうちにお互いを認め合う」という典型的な「コンビもの」です。
続編では、はじめからからお互いのことを知っているため、この「そりが合わない」ことが表現しづらくなるのは当然のこと。
しかしこのシリーズは大胆な方法で、コンビものの面白さを継続しているのです。
なにせ、今作は予告編にある通り、主人公「J」(ウィル・スミス)が過去にタイムスリップし、そこで若き日の相棒「K」と出会うという筋立てなのです。
必然的に初対面になり、必然的にそりが合いません。
2作目では「相方が記憶を無くす」という方法をとっていたのですが、今回はそれ以上のアイディアだったと思います。
ちょっと軽薄でノリの軽いウィル・スミスと、頑固なキャラの組み合わせってそれだけで見ていて楽しいのですよね。
これがはじめっから仲良かったら、何にも面白くはないわけです。
今回のJはなまじっか未来に起こる事を知っているし、経験もあるので、Kより「上に立とうと」します。
そのせいで、さらに若き日のKとギクシャクしちゃうのです。
いつもとシチュエーションが異なっていても、相変わらずのこの2人の掛け合いの面白さにはにやにやしてしまいました。
ちなみに若き日のKを演じるのは、今までのトミー・リー・ジョーンズではなくジョシュ・ブローリン。
この2者はぱっと見はそこまで似ていないように見えるのですが、映画をいざ観てみると、ジョシュ・ブローリンは「若き日のトミー・リー・ジョーンズ」にしか見えません。
見事な演技、配役だったと思います。
映画本編はいつもどおりのユルくて能天気なノリ・・・なのですが、本作ではよりキャラの内面にせまる、切ない描写もあります。
まさかこのシリーズでしんみりしてしまうとは思いもよりませんでしたが、決して映画本編の楽しい雰囲気が損なわれているわけでもないですし、今までに明らかにされなかったキャラクターの過去を知れるという、シリーズの新しい要素が上手く盛り込まれていると思います。
JがしきりにKに聞いていた「(Kに)何があった?」の真実。
それを知った後に、現在のKが、Jにどういう思いを抱いていたかー
それを想像してみるのもいいと思います。
また、今回はシリーズ初の3Dです。
観てみると、これは十分3Dをオススメできる出来でした!
画面に飛び込んでくる物、エイリアンの数はかなり多いですし、タイム・ジャンプ(タイムトラベル)のシーンの迫力はかなりものです。
この映画には「アバター」のような大作感はまるでないので、2Dでサクッ観るくらいが適当なのかな、とも思わなくはないですが、それでもシリーズファンには、久しぶりのメン・イン・ブラックを、アトラクション要素もある最高の環境(3D)で、是非楽しんでほしいと思います。
ちなみにはじめてみる方でも、
「メン・イン・ブラックたちは地球に住むエイリアンを取り締まっている」
「光らせると、それを見た人の記憶を奪う機械(ニューラライザー)がある」
くらいのことを知っておくだけで、十分楽しめると思いますよ。
最後に一つ。
今作で主人公・Jは1969年にタイムスリップします。
実はこの年にタイムスリップをする意味がきちんとあり、予告編などではそのことを上手く隠しています。
勘のいい人なら気付くかもしれませんが、「あの年」だと気付いた時はなるほど、と唸ってしまいました。
こういう要素を絡めるのも本作の上手さ。
シリーズのファンにも、はじめて観る方にも、ゆる~く映画を楽しみたい人にオススメです!
以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓