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愛と誠と岩清水と 実写映画版「愛と誠」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は愛と誠です。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:人には薦められんねー


あらすじ


大賀誠(妻夫木聡)は札付きの不良。
上京してきた矢先に不良たちと大立ち回りをするが、そこに突如現れた早乙女愛(武井咲)に、その暴力を止められる。

その後早乙女愛のいる学校に転入してきた誠は、彼女の無償の愛を受けるのだった・・・




いやーなんだこれ
予告編からぶっとんでいましたが、その狂った雰囲気は本編でも裏切られませんでした。

原作は梶原一騎原作、ながやす巧作画による漫画です。

ながやす 巧
750円
powered by yasuikamo

ちなみに映画化されたのも初めてではありません。
西城秀樹主演で、1974年に公開されました。


↑3部作で、続編では南条弘二、続々編では加納竜主演と、大賀誠役が毎回違っています。
他にもドラマにもなっていますし、当時では一世を風靡した人気作品であったのでしょう。

作品は、漫画が連載されていた時と同じ1970年代が舞台になっていて、今回の映画版でも当時の歌舞伎町の様子や、スカートがやたらと長いスケバン(死語)などが再現されています。

その描写はとても極端で、突き抜けているのでそれだけで笑ってしまいます。
この「おふざけを大まじめに作っている」雰囲気は間違いなくこの映画の長所です。
自分は原作もいままでの映像作品も未見だったのですが、これらの作品を知っているとさらに映画を楽しめると思います。


さて、好き嫌いがわかれる映画であることはわかっていましたが・・・それにしたって残念な要素がいくつかありました。

ひとつはミュージカル要素。
昭和の名曲の数々は当時を知る人にとって感涙ものだと思いますが、これがフルコーラスでないにしろ、2番まできっちり歌うので、ものすごくテンポが悪く感じます。
この「音楽のせいで物語が止まる」のは「モテキ」でも感じたジレンマ。
嫌われ松子の一生」のようにミュージカルに沿って物語を語ったりはせず、数分間にわってシーンが変わることなく登場人物が歌って踊ります。
熱の入った歌唱も、ここまでくるとおなかがいっぱいというよりも、「もういいよ」な感覚にも陥ってしまいます。
上映時間が2時間14分と長めなのも、明らかにこの弊害でしょう。

もうひとつは展開のワンパターンさ。
主人公の大賀誠が、とにかく暴れまくる・・・のはいいのですが、とにかく一人vs大勢の乱闘だらけ。
このせいで暴力シーンにさほど面白さを感じることができず、不良たちが現れるたびに「またか」と思ってしまいます。
ミュージカル部分以外のテンポがよかったのは好印象でした。

さらに終盤のとある展開は、いままでの話と乖離していて、どうにも入り込むことができませんでした。
「愛と誠」の話とはまた違っていて、違和感が拭えなかったのです。


そんな不満が大きすぎるのは残念でしたが、本作では役者の魅力が爆発していて、そこだけは大満足でした。

一番楽しかったのが、妻夫木聡のツッコミスキル
まわり(特に武井咲)がボケボケで、このツッコミには完全に同意してしまいます。

武井さんのお嬢様も超ハマり役だし、余貴美子さんや、一青窈もすごい
一青窈さんは役に合いすぎていて気づかなかったぐらいです。
実は映画の主演をつとめたこともあるのですね。彼女が歌って踊るシーンはファンであれば必見だと思います。

安藤サクラさんは「愛のむきだし」で大ファンになったのですが、今作でもどうかしている(褒め言葉)怪演
演じている「ガムコ」は、原作ではちょい役だったそうですが、不器用ながら愛おしくてたまらない魅力的なキャラになっていたと思います。

そして素晴らしいのは、「岩清水」役の斉藤工さん。
まじめキャラへの没入感がハンパないです。
誠、愛だけじゃなく、彼を第3の主人公に数えてもよいくらいの存在感でした。

あと忘れちゃいけないのが、悪役面になる子ども店長加藤清史郎)。
顔どころかやってることも凶悪だったので爆笑しました。


まあでも、ぶっちゃけ全くもってオススメしません(笑)
三池崇史監督らしい悪趣味なギャグは慣れていない人にはキツいでしょうし、何の予備知識もなく観に行ったら返り討ちにあう可能性は大です。
ハマれなかったら0点をつけてもおかしくないような内容で、賛否両論も当然です。

役者や原作のファンは大いに気に入るかもしれませんが、そうでない人には観に行くとハマるかハマらないかのギャンブルを強いられることになると思います。
そんなギャンブラーは是非劇場へ。

以下、ネタバレです 結末に触れまくっているので鑑賞後にお読みください↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-06-18 : 映画感想 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
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<2012年下半期公開>
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『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
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<2012年上半期公開>
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『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
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<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
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<そのほか>
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