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超大傑作「トイストーリー3」のベストシーン&小ネタ

TV放映されたばかりの「トイ・ストーリー3」は素晴らしい作品でしたね!

ディズニー
1498円
powered by yasuikamo


Yahoo!映画では5点満点中4.6点超え、
みんなのシネマレビューでは「七人の侍」を超え歴代5位、
Rotten Tomatoesでは99%の評価、
などなど、その絶賛っぷりは公開から2年たった今も色あせません。

シリーズ一作目から追い続けた自分としては、この3作目は忘れることのできない超大傑作でした。

そんなわけで、以下ちょっとだけ、好きなシーンベストを書いてみます

↓以下は凄まじくネタバレなので、映画を観ていない方は読まないで!

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-07-08 : いろいろコラム : コメント : 4 : トラックバック : 1
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ブドリが望んだもの 劇場アニメ版「グスコーブドリの伝記」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はグスコーブドリの伝記です。


個人的お気に入り度:4/10

一言感想:子どもには難解、原作好きにも厳しいけど・・・


あらすじ


ブドリはイーハトーブの森で家族と楽しく暮らしていた。
しかしある年の大飢饉により、父と母は家を出て行ってしまう。
残されたブドリと、その妹のネリのところに突如謎の男コトリが現れる。
「飢饉を助けに来た」と言うコトリは、ブドリの目の前でネリを連れ去り、ブドリはそれを追いかけるのだが・・




「銀河鉄道の夜」の杉井ギサブローの最新作です。

田中真弓
4011円
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「銀河鉄道の夜」の原作者は、言わずもがな宮沢賢治です。
1985年に制作されたこのアニメ版の特徴的なところは、登場人物が猫であること
もちろんそれは原作にないオリジナルのものなのですが、決して原作の雰囲気を壊すことなく、丁寧に、そして繊細に映像化されていました。

展開は淡々として、ちょっと怖い。
その雰囲気は、かつての子どもに強烈な印象を残したことでしょう。

原案は、「アタゴオルは猫の森」で知られる漫画家のますむらひろしです。
その魅力は漫画版でも十二分にあらわれていました。

ますむら ひろし
550円
powered by yasuikamo

ますむら ひろし
550円
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漫画版も原作好きにおすすめできる、素敵な作品です。
この独特のキャラクター造形が気に入った方は、是非読んでいただきたいです。


さて、今回の「グスコーブドリの伝記」も、「銀河鉄道の夜」の流れを組んでいる作品です。
スタッフはほぼ引き継がれていますし、原作が宮沢賢治であること、登場人物が猫であること、ちょっと怖い雰囲気も同じ。演出も似たものを感じます。

しかし・・・この「グスコーブドリの伝記」では、「銀河鉄道の夜」で良い方向に働いていたものが、上手く機能していないように思えるのです。

そのひとつが、幻想的な「現実ではない(夢の)」シーンです。
「夢」のシーンは、原作のエピソードが組み込まれているところもあれば、映画のオリジナルの展開もあり、その風景の美しさや不気味さは一見の価値があります。
*一部、「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」がアイディアの元となっている箇所もあります。

しかしそれは抽象的すぎて、スッキリできるものではありません。
もともと夢のようなシーンが多い「銀河鉄道の夜」では、始終その幻想的な風景に見とれることができましたが、今作では「現実」と「夢」が交錯するので、どうにも入り込みにくいところがあります。

「グスコーブドリの伝記」は、現実的な自然の厳しさを描いている作品です。
それとファンタジーらしい描写は、そもそも親和性が低いのです。

だから映画では、「夢」と「現実」がそれぞれ描かれるようになったと思うのですが・・・ただわかりにくく、観る人を選ばせているような気がするのです。
タイトルが「伝記」なのに、作品が「夢物語」のようになっているので、そもそもの作品のテーマもぼやけているように思えます。
わかりやすいナレーションが入るのに、夢の描写は抽象的でわかりにくいというのも、本末転倒のように思えます。


その抽象的な描き方よりも問題なのは、ストーリーです。
基本的に原作に忠実なのですが、本作では「妹を連れ去る男」に大胆なアレンジが加えられています。
このキャラクターの登場により話が大きく膨らんでいるのですが、それは決して万人に受け入れられるものではありませんでした。

そしてもっとも残念なのが、原作で(個人的には)最も重要であるシーンが、アニメ版ではないことです。
原作を読んでいた人には、納得がいかないでしょう。


以上にあげたことは原作にはないことですが、そもそもの原作のストーリーも、拒絶反応を起こす人が多いと思います。
主人公のブドリは妹を連れ去れられますが、「すぐに追いかけて大冒険をする」ということはありません。
序盤は「家族」の描写が続きますが、いつしか「自然と人間の共存」の描写に転換されます。

胸が踊るような冒険譚を期待する人は間違いなく裏切られます。
それどころか、序盤の鬱シーンのコンボは観たことを後悔する方もいるでしょう(もちろんそれは必要な描写です)。
ラストの展開もしかり、です。


まとめると
①原作を読んでいる→原作の重要なシーンの端折りと、あまりにファンタジーよりなのが納得いかない
②原作を読んでいない→あまりに楽しくないストーリーと、ラストが納得いかない
と、誰におすすめしていいか皆目見当がつかない印象です。

ともかく、全国公開の作品であることが信じれないほど、抽象的で万人向けではない映画です
展開はゆったりしているし、そもそものストーリーも全くわくわくしない・・・
この印象は「ツリーオブライフ」のときと似ています。


それでもこの映画にはよいところもあります。
それは言わずもがな、映像の美しさ。
原作にあった「てぐす」の表現には非凡さも覚えますし、青年期以降の街の様子もファンタジー好きにはたまらない造形でした。

声をあてているのは本業が役者の方が多いですが、これも文句がありません。
特に忽那汐里さんの演じる主人公の妹は可愛いし、柄本明さんのナレーションも板についていました。

物語は難解でも、根底にあるテーマは普遍的なものなので、そこだけは受けいられやすいと思います。


世間一般の悪評も納得だし、これからも賛否両論が飛び交うでしょう。
それでも、はっきりしない作風を好む方、映画の内容について語りあいたい方、「銀河鉄道の夜」が大好きだった方にはオススメします。
子どもには難解でしょうが、その独特の雰囲気は昨今の派手なアニメ作品にはないものなので、忘れられない作品になるかもしれません。

*ちなみに1994年にも一度映画化されています
こちらは難解な作風ではなさそう

*原作は著作権が切れているのでこちらでも読めます→宮沢賢治 グスコーブドリの伝記
*作中の夢のシーンの元ネタ→宮沢賢治 ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記


以下、ネタバレです 展開と結末に触れているので鑑賞後にご覧ください 原作の展開もネタバレしています↓

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2012-07-08 : 映画感想 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』


<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

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