運命と勇気の物語「メリダとおそろしの森」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー
今日の映画感想は「メリダとおそろしの森」(原題:Brave)です。
個人的お気に入り度:7/10
一言感想:えー!そんな話なの?
あらすじ
王女メリダは自由を愛する女の子。
彼女は母親に強要されている王家のしきたりや伝統に反発を覚え、森の中へと逃げ出してしまう。
メリダは「鬼火」に誘われるようにして森の奥深くへと入り込む。
ピクサー初の、女性が主人公の作品です。
本作を務めた監督が女性であるが故に、この企画を立ち上げることができたのでしょう(途中から別の方に制作は引き継がれています)
さて、本作の邦題は「メリダのおそろしの森」となっていますが、実際の映画の森はあんまりおそろしくありません。
また、予告編では「森の掟」がうんたらかんたら言ってますが、そんなことばは本編に登場しません。
原題は「Brave」とシンプルなので、邦題を考えた方は相当頭をひねったのでしょう。
邦題自体はミステリアスな雰囲気があって好きなのですが、本編の内容にふさわしいかと言えば「否」と言わざるを得ません。
でもこれも「詐欺」というよりも、本編のストーリーを上手く隠しているので、一概におとしめるべきものではありません。
中盤の意外な展開は嬉しいサプライズ。
全く予想がつかなかったので大はしゃぎをしてしまいました。
多くの人が、きっと驚けると思います。
この映画で描かれていることは、森の恐ろしさや不気味さなどではなく、母と娘の物語です。
母は「私の言う通りの人生を歩みなさい」とたしなめ、
娘は「親のしいたレールに乗った人生なんてまっぴらごめんだよ!(←誇張あり)」と反発する。
こうした親子の姿は普遍的なものなので、多くの人が共感できると思います。
ちょっと残念だったのが、せっかくファンタジー要素が強い世界観なのに、それならではの美しさや楽しさが感じられなかったこと。
今までのピクサー作品よりも画面が暗めで、物語もこじんまりとしているので、肩すかしに感じる人もいるかもしれません。
ちなみにヒロインを演じるのは、AKB48の大島優子さんですが、とても上手いので日本語吹き替え版でも今作は大丈夫でしょう。
ちょっと舌っ足らずなところもありますが、それも魅力的です。
びっくりしたのが、作中の音楽が一部を除いて日本語吹き替えになっていなかったこと。
元の音楽と、雰囲気を大切にするための英断だと思いました。
とにかくさすがのピクサー作品、安定した面白さなので万人におすすめです。
テーマはむしろ、大人、特に「母になる女性」にとって思うところがあるものです。
恒例の、上映前の短編アニメも素晴らしい!
本作ではなんと2作品も観れるので、なんだか得をした気になれます。
エンドロール後もおまけがあるので、最後まで観ましょう!
以下、ネタバレです↓ 結末に触れているので鑑賞後にご覧ください
個人的お気に入り度:7/10
一言感想:えー!そんな話なの?
あらすじ
王女メリダは自由を愛する女の子。
彼女は母親に強要されている王家のしきたりや伝統に反発を覚え、森の中へと逃げ出してしまう。
メリダは「鬼火」に誘われるようにして森の奥深くへと入り込む。
ピクサー初の、女性が主人公の作品です。
本作を務めた監督が女性であるが故に、この企画を立ち上げることができたのでしょう(途中から別の方に制作は引き継がれています)
さて、本作の邦題は「メリダのおそろしの森」となっていますが、実際の映画の森はあんまりおそろしくありません。
また、予告編では「森の掟」がうんたらかんたら言ってますが、そんなことばは本編に登場しません。
原題は「Brave」とシンプルなので、邦題を考えた方は相当頭をひねったのでしょう。
邦題自体はミステリアスな雰囲気があって好きなのですが、本編の内容にふさわしいかと言えば「否」と言わざるを得ません。
でもこれも「詐欺」というよりも、本編のストーリーを上手く隠しているので、一概におとしめるべきものではありません。
中盤の意外な展開は嬉しいサプライズ。
全く予想がつかなかったので大はしゃぎをしてしまいました。
多くの人が、きっと驚けると思います。
この映画で描かれていることは、森の恐ろしさや不気味さなどではなく、母と娘の物語です。
母は「私の言う通りの人生を歩みなさい」とたしなめ、
娘は「親のしいたレールに乗った人生なんてまっぴらごめんだよ!(←誇張あり)」と反発する。
こうした親子の姿は普遍的なものなので、多くの人が共感できると思います。
ちょっと残念だったのが、せっかくファンタジー要素が強い世界観なのに、それならではの美しさや楽しさが感じられなかったこと。
今までのピクサー作品よりも画面が暗めで、物語もこじんまりとしているので、肩すかしに感じる人もいるかもしれません。
ちなみにヒロインを演じるのは、AKB48の大島優子さんですが、とても上手いので日本語吹き替え版でも今作は大丈夫でしょう。
ちょっと舌っ足らずなところもありますが、それも魅力的です。
びっくりしたのが、作中の音楽が一部を除いて日本語吹き替えになっていなかったこと。
元の音楽と、雰囲気を大切にするための英断だと思いました。
とにかくさすがのピクサー作品、安定した面白さなので万人におすすめです。
テーマはむしろ、大人、特に「母になる女性」にとって思うところがあるものです。
恒例の、上映前の短編アニメも素晴らしい!
本作ではなんと2作品も観れるので、なんだか得をした気になれます。
エンドロール後もおまけがあるので、最後まで観ましょう!
以下、ネタバレです↓ 結末に触れているので鑑賞後にご覧ください
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