ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

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それでも生きていて・・・映画「アシュラ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はアシュラです。



一言感想:本当に、観てよかった


あらすじ


応仁の乱が勃発した1400年代半ば。世は飢饉に見舞われていた。
そのときアシュラは生まれるが、飢え苦しむ母親に殺されかけてしまう。
荒野と化した地でケダモノのように生きてきたアシュラは、心優しい少女・若狭に出会うのだが・・・




ジョージ秋山による漫画「アシュラ」のアニメ映画化作品です。

ジョージ秋山
680円
powered by yasuikamo

残酷描写と人肉食のシーンがあったために、有害図書指定を受けたことでも有名です。
自分はこの原作は未読でしたが、映画は発禁処分を受けたとは思えないほど、道徳的な作品に仕上がっていると思います。

飢饉に見舞われた世の中で、10歳にも満たない子どものアシュラは生きるために人を殺し、その肉を喰らいます。
それは食べるものがなく、生きていかなければならないためなのです。

そして描かれるのは、アシュラが人喰いから「人間」へと成長していく物語であり、この上のないほどの悲劇でもあります。
アシュラの想いが痛いほどわかるので、涙を流してしまうシーンが多くありました。

声優を務めた野沢雅子さんが、(原作を)発禁にするなんてとんでもない、世界中の人に観て欲しいと宣ったことに完全に同意します。
流血シーンが多いのであまり小さい子には薦めませんが、子どもにも是非観て欲しい作品です(直接的な表現は少ないので、レーティングは全年齢指定です)。

今の飽食の時代では、こうして飢え、苦しむことのない幸せを忘れています。
この映画で描かれる飢饉、そして主人公が人を喰らうシーンは本当に気が滅入るものですが、作品には必要なものです。
そのことを、決して「綺麗事」ですまさずに教えてくれる本作は、確かな説得力を持っているのです。

アクションシーンは少ないながらも見ごたえがありますし、キャラクターの魅力や、作品のテーマもしっかり描ききっています。
主人公のアシュラが可愛く見えるシーンもありますし、嫌悪感なく観ることができるでしょう。

本作の上映時間は短く、わずか75分です。
しかし下手に長い映画よりも、はるかに価値があると思わせる素晴らしさがあります。

あまり一般的には注目されていない作品ですし、上映劇場も少ないので恐らく興行的は苦戦するのでしょう。
しかし、本当に多くの人に観てもらいたい作品です。
アニメが好きな人だけでなく、映画からメッセージを感じたい方、心に残る映画を観たい人に是非おすすめします。

また、「南無阿弥陀仏」の意味を知っておくと、より映画を深く理解できると思います。
エンドロール後にも1シーンあるので、お見逃しなく。

以下、結末も含めてネタバレです。本当に素晴らしい映画なので、未見の方は絶対に読まないようにお願いします

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テーマ : 映画レビュー
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2012-09-30 : 映画感想 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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大失敗スピンオフ「ボーン・レガシー」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はボーン・レガシーです。


個人的お気に入り度:4/10

一言感想:シリーズを観ていても観ていなくてもちょっと・・・


あらすじ


「トレッドストーン計画」により生み出された暗殺者ジェイソン・ボーンの戦いの裏で、ボーンに匹敵するほどの能力を持つ人物がいた。

その名はアーロン・クロス(ジェレミー・レナー)。
彼はアラスカの大地で訓練を行っていたが、突如航空機からの爆撃を受ける。
アーロンは「アウトカム計画」というボーンとは別のプログラムにより生み出されたのだが、その事態が明るみに出るのを防ぐためにCIAに狙われていたのだ。

さらに、「アウトカム計画」に関わる者の薬を管理するステリシン・モルランタ社に勤務していたマルタ・シェアリング博士(レイチェル・ワイズ)も、思わぬ襲撃を受けることになる・・・




世界中で大ヒットを記録した「ボーン」シリーズの最新作です。

*今までの感想はこちら↓
<ボーン・アイデンンティ>
<ボーン・スプレマシー>
<ボーン・アルティメイタム>

すこぶる評判が悪く、本国でもまあまあなコケかたをしている作品なので期待していなかったのですが・・・その期待は(悪い意味で)裏切られることはありませんでした。

本作はボーンシリーズと同じ時系列を共有しているという触れ込みですが、実際に同時進行しているのは「ボーン・アルティメイタム」のストーリーのみです。
「一見さんお断り」の、スピンオフに近い作風としてみることもできるでしょう。

問題は、本作と前シリーズとの関わりがメッチャ薄いことです。
映画では「アルティメイタム」と関連した情報がいくつか出てくるのですが、これが本編の物語に絡むことがほとんどないのです。

結果、
①ボーンシリーズを観ている人→シリーズとの関連がほとんどなくてガッカリ
②ボーンシリーズを観ていない人→意味不明な用語や登場人物が多くて内容を理解できない
と、どっちもダメな状況に。
企画と脚本段階から間違っている気がしないでもないです。


また、本作で名前が提示される「計画」はなんと4つもあります。

・トレッドストーン→前作までの主人公であるジェイソン・ボーンを生み出した計画
・ブラックブライアー→「アルティメイタム」で明かされた新たな計画
・アウトカム→本作「レガシー」の主人公であるアーロンを生み出した計画
・ラークス→感情を排した暗殺者を作り上げる計画

下2つが本作で新しく示された計画なのですが、とりあえず多すぎじゃね?
この用語の多さは映画の内容をわかりにくくしているだけのように感じます。


ボーンシリーズとのつながりはひとまず置いておいて、ひとつのアクション映画としてはどうか?と問われれば、それほど悪くはありません。
大筋のストーリーはシンプルにまとまっているし、主演のジェレミー・レナーによるアクションも確かなクオリティです。
全てが洗練されていた「アルティメイタム」と比べると物足りなさもありますが、劇場で観る価値はあると思います。

ただし本作はテンポが本気で悪い
会話シーンが今までに比べて冗長だし、これまた本編にうまく絡んでいないところも多いのです。
これはいままでのシリーズと監督が交代したためでもあるのでしょうが、シリーズのスピーディな展開を求めると確実に裏切られると思います。

さらに言えば、ボーンシリーズの醍醐味であろう「CIAが最善の方法で追跡し、相手はそれを凌駕して逃げおおせる」という要素も薄く、盛り上がりに欠けています。


重ねて言いますが、一本のアクション映画としては十分観られます。
しかし本作はシリーズのファンの期待に応えているとは言い難いです。

次回作での巻き返しを期待しています。

以下、結末も含めてネタバレです。「アルティメイタム」のラストシーンのネタバレもあるのでご注意を↓

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2012-09-29 : 映画感想 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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ルールが微妙な殺し合い「ハンガーゲーム」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はハンガー・ゲームです。


個人的お気に入り度:4/10

一言感想:ゲーム本編がつまらないってどういうことなの・・・


あらすじ


国家パネムでは年1回、「ハンガー・ゲーム」が行われていた。
それは各地区から選出された12歳から18歳までの24人の男女が、施設内に作られた森の中で殺し合い、生き残った者に生涯の富が約束されるという殺人ゲームだった。
カットニス(ジェニファー・ローレンス)は、そのプレイヤーに選出されてしまった妹の代わりに名乗り出る。





ベストセラー小説「ハンガーゲーム」の映画版です。

スーザン・コリンズ
620円
powered by yasuikamo

以前から「バトル・ロワイアル」の模倣と呼ばれることが多かった本作ですが、いざ映画を観てみるとそれほど似ていないように感じました。

バトルロワイアルとの大きな差異は、ゲームが始まるまでの描写が多いことと、格差社会への批判が込められていることです。

国家が12の地区に分かれていて、戦争の代替として殺人ゲームを行っており、それを富裕層が支配しているという世界観は、バトルロワイアルにはないものです。
無理も感じる設定ではありますが、しっかりと独自の要素を盛り込んでいます。

最後の一人になるまで戦うという設定も、決してバトルロワイアルがはじめてなわけではないですし、一概に盗作とはいえないとは思います。
原作者自身もバトルロワイアルの影響はないと言い切っています(真偽はわかりませんが)し、一旦その類似点を忘れて本作を観たほうがよいでしょう。

余談ですが、自分はこうした生き残りゲームを描いた作品では「クリムゾンの迷宮」が大好きです。

貴志 祐介
700円
powered by yasuikamo

バトルロワイアルの原点と言われる「死のロングウォーク」も好きなのですが、この小説を超えるスリルと面白さは、同ジャンルでは未だに体験したことがありません。
グロテスクな描写が多いので子どもには薦めませんが、「ハンガーゲーム」が気に入ったのであれば是非読んで欲しいです。


内容が内容だけに非道徳的だと批判も浴びるかもしれませんが、個人的には若い人がこういった作品に触れるのは悪いことではないと思います。

確かに「若い少年少女が殺し合う」のを観て楽しむというのは悪趣味でしょう。
しかし、そうした生きるか死ぬかの戦いにより、見えてくるものがあると思うのです。

こうした「死のゲーム」で描かれているのは「死を迎えるかもしれないことによる、生への渇望」です。
本作のタイトル(ゲーム)に「hunger(飢餓)」という名を冠しているのは、それも理由にあるのではないでしょうか。

今の世の中では、若者は死を迎えることをほとんど考えなくなっているのかもしれません。
しかし、実際は世界を見渡せば、子どもがたくさん亡くなっている国も多くあります。
作品では、そのような「若くして死を迎えることがない」ことで、いかに幸せであるかも教えてくれます。

本作は、過激な設定にもかかわらずPG12指定どまりです。
バトルロワイアルは製作者がその世代に向けて送りたいであろうメッセージがあったはずなのに、R15指定を受けたのは残念でした(作中の残酷描写を観れば、納得はできましたが)。
ハンガーゲームは残酷描写が極端なまでに抑えられているので、若い人が観てもあまり問題のないようになっているのが好感触です。


真面目なことを書いてきましたが、そろそろ感想を。
はっきり言って映画自体は面白くなかったです。

なにがひどいって、メインになるはずのゲーム部分がつまらないこと。
詳しくはネタバレになるので↓に書きますが、とりあえず言えるのは緊張感がない
死が隣り合わせの緊張感が伝わってくるのは、せいぜいゲーム開始後数分。
その後はご都合主義な展開ばかりで興ざめしました。

それだけならまだよかったのですが、ゲーム中盤のとある展開には、がっかりを通り越して怒りが湧いてくるほどでした。
そもそもゲームのルールが不明瞭で、「移動できる範囲」や「時間制限」の話題がないのも残念です。

ゲームに参加するキャラクターの描写は中途半端ですし、敵との攻防がしっかり描けているとも思えません。
主人公の強さの説得力がないことや、敵がわりと間抜けなのも致命的です。


反面、長い長いと噂のあった、ゲーム開始までの展開は面白かったです(1時間近くある)。

第二の主人公ともいえる「ピーター」の心理描写は丁寧ですし、やたらと主人公たちが「スポンサー」を気にしなければならないというのも面白い。
格差社会だけでなく、「スポンサーがつかないと事業をすすめることができない」という社会をも批判しているのかもしれません。


そんなわけで、正直凡作にしか感じなかったわけですが、サバイバル・ゲームに憧れる少年少女にとっては面白く観れるのではないでしょうか。
日本語吹替え版が異常なまでの豪華声優目白押しなので、日本でもヒットするでしょう。

次回作の日本公開も決まっている(全3部作予定)そうですが、次はゲーム部分の脚本が綿密に作られることを期待しています。

*ちなみに作品にお守りとして登場し、ポスターにも使われている「マネシカケス」は架空の鳥の名前だそうです。
*ギリシャ神話を題材としているので「コルヌコピアイ」などのことばも出てきます。
*「エスター」のイザベル・ファーマンの出演が嬉しいです。

以下、ネタバレです 結末に触れまくっています↓メタメタに書いているのでこの映画が好きな人にはごめんなさい。

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2012-09-28 : 映画感想 : コメント : 17 : トラックバック : 0
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究極鬼ごっこ「ボーン・アルティメイタム」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

「ボーン」シリーズの第三弾「ボーン・アルティメイタム」(制作:2006年)の感想です。

マット・デイモン
1464円
powered by yasuikamo


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:とにかく、逃げる、逃げる、逃げる!


あらすじ


新聞記者ロス(パディ・コンシダイン)、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)がその第一号となった「トレッドストーン計画」に関する取材を進めていた。
ボーンはロンドンで彼に接触しようとするが、CIAの現地要員に監視されていたために追われることになる。
さらにボーンは、新たに「ブラックブライアー計画」を知ることになる。
ジェイソン・ボーンの記憶探しの旅が完結する。




これは面白い!
三部作の中で一番評価がよいことにも納得です。

本作は落ち着いた雰囲気はまるでなく、最初から最後までアクションの連続です。
しかし、アクションがただ乱立しているだけではなく、主人公ボーンの知略や敏腕さが存分に現れているので、どれもが印象に残る戦いばかりです。

ここまで面白いアクションを作り出したのは、アイディアだけでなく、カット割りを多用した画面にもあるでしょう。
スピーディーで一瞬たりとも目を離せない緊張感はシリーズ随一です。

ボーンの能力もさることながら、それを追いかける敵側のCIAも負けてはいません。
繰り広げられるのは、監視カメラや盗聴などのハイテク手段を使いボーンを追い詰めようとするCIAと、頭脳でその上を行くボーンとの、超ハイレベルな「鬼ごっこ」勝負なのです。

とにかくアクション好きなら必見と言える内容ですが、はっきり言って一見さんお断りの内容です。
少なくとも、前作「スプレマシー」は観ておいたほうがいいと思います。
観ていないと、ストーリーの半分以上を楽しめないでしょう。

また、主人公の記憶の真相がいまひとつに感じたのも残念。
ストーリーだけなら、前作のほうがすっきりしていて好みでした。
でも、このシリーズは物語の結末ではなく、「追って、追われて」の過程とリアリティのあるアクションシーン(B級映画にありがちな「爆発」などはほとんどない)にこそ真髄があると思うので、これでよいのかもしれません。

自分は「アルティメイタム」の意味を「究極」と勘違いしていたのですが、実際は「最後通牒」なのだとか。
このタイトルも、意味深です。

作中に「エシュロン」の話題が出てくるのも興味深いですね。
「監視」されているようなシステムへ警鐘を鳴らしている映画なのかもしれません。

*ちなみにシリーズはロバート・ラドラムの小説を原作としていますが、映画とは内容がだいぶ異なっているようです。
暗殺者
殺戮のオデッセイ
最後の暗殺者
と、だいぶ映画とはかけ離れた邦題がつけられているのでわかりにくいですね。

以下、ちょっとだけ作中のシーンがネタバレです↓未見の方はご注意を。

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2012-09-27 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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勘違いCIAとの戦い「ボーン・スプレマシー」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

「ボーン」シリーズの第二弾「ボーン・スプレマシー」(制作:2004年)の感想です。

マット・デイモン
990円
powered by yasuikamo


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:主人公と敵の攻防が面白い!


あらすじ


CIAのパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)は、ベルリンである事件の調査を行っていたが、何者かの襲撃を受け、調査チームの人間を亡くしてしまう。
時を同じくして、人目を避けてインドのゴアで暮らしていたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)と恋人のマリーにも刺客が迫っていた。

ボーンはCIAが自分を始末しようとしていると考え、CIAを追う。
CIAのパメラもまた、現場に残された指紋からボーンが襲撃犯だと考え、ボーンを追うことになる。




いやー噂には聞いていましたが、前作よりもかなり面白かったです。

前作の主人公の敵側の描写はやや短調で凡庸に感じてしまいましたが、本作はちょっと違います。
本作で主人公は、CIAの女性に追われることになるのですが、それは敵の策略であり、勘違い(というよりハメられている)なのです。

CIA側は本当は主人公の敵ではないのに、敵に仕立てられている。
味方VS敵という単純な構造でなくなっているので、よりドラマティックになっているのです。

アクションも前作よりパワーアップしており、スピード感もあって退屈しません。
前作があまり好きではなかった方にも、是非観て欲しいと思います。

難を言うなら、主人公が関係している人物&用語がどういったものか少し分かりづらいこと(前作を観ていても忘れてしまう)。
以下、ちょっと簡単に書いてみます。(前作のネタバレは反転してします)

「コンクリン」→前作の敵の一人で、ボーンが作戦に失敗して逃げ出したと思っていた。「前作でアボットに間接的に殺害される
「アボット」→前作&今回の黒幕
「パメラ・ランディ」→CIAの女性
「ニッキー」→フランスで主人公とチームを組んでいた女性
「ネスキー」→ボーンの夢(フラッシュバック)に出てくる人物。詳細が本作の終盤に明かされる。
「トレッドストーン計画」→CIAが発案した長期の洗脳、人格改造を行うことで暗殺要員を育成するという工作員育成計画。ボーンはその第一号。前作で計画は失敗とみなされ、終結した。

このあたりをおさえておけば問題なくわかるかと思いますよ。

*ちなみに本作は9月30日(日曜日)に地上波放送されます。

以下、少しネタバレです↓未見でも問題ないとは思いますが、予備知識なく観たい方はご注意を。

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2012-09-26 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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記憶喪失ものアクション「ボーン・アイデンティティ」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

今週末(9月28日)に「ボーン」シリーズの最新作「ボーン・レガシー」が公開されます。
そんなわけで今日はその第1作「ボーン・アイデンティティ」(製作:2002年)を紹介します。

ボーン・アイデンティティー [DVD]ジョン・パウエル

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個人的お気に入り度:5/10

一言感想:話のほうはちょっと弱いかな・・・


あらすじ


漁船に拾い上げられたひとりの男(マット・デイモン)は記憶喪失になっていた。
唯一の手がかりはスイスの銀行の口座番号。男はその銀行で自分の写真が貼られたいくつかのパスポートと大量の現金と銃を見つける。
しかしそれを手にした直後から、男は何者かに追われはじめて・・・




ものごっそい有名な作品なのにいままで未見でした(少し前にも地上波放送されています)。
結論としては、すごく丁寧に作られている娯楽作品なのだけど、ちょっと物足りない印象もありました。

物語は、特殊な任務についている主人公が記憶を失い、襲い来る敵と戦い、やがて真実を知るというもの。
「バイオハザード」などにもあったオーソドックスなものです。

問題はその真実に驚きがなく、理由そのものが弱く感じてしまうこと。
物語そのものも新鮮味がないものだし(10年近く前の映画だけど)、「動機」に説得力がないのは残念でした。

でもそのほかは確かな面白さを持っています。
一番に思うのは、その記憶喪失という設定。
映画というのは登場人物に対して「初対面」で観るものであって、記憶喪失は主人公と一緒に今の状況や、主人公の立場を理解していくことができるので、どうしても主人公に感情移入してしまうのです。
マット・デイモンの見事な演技も、その「記憶喪失」の青年を描く上で完璧だったと思います。

このシリーズは、シリーズを経ていくごとに面白さが増していくそうなので、この作品だけで満足せずに続編と、「レガシー」も合わせて観るのがいいのかも。
スタンダードなアクション映画を期待すれば、十分楽しめますよ。

ちなみにタイトルであり主人公の名前でもある「ボーン(Bourne)」とは、骨(bone)ではなく、一般的な姓のひとつ。
主人公の下の名前「ジェイソン(Jason)」もごく一般的な名なので、「どこにでもある名前」「偽名っぽさ」があります。
それでいて主人公の名をイニシャルにすると「JB」となりジェームズ・ボンドと同じというのだからにくいものです。

以下は少しネタバレ↓そんなに展開はネタバレしてませんが、未見の方は要注意

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2012-09-24 : 旧作映画紹介 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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生きる意味を探す物語 漫画版「マルドゥック・スクランブル」レビュー

映画「天地明察」は万人向けに仕上げた優れた歴史活劇でした。

天地明察の原作者の冲方丁さんは「ばいばい、アース」「カオス レギオン(もとはTVゲーム)」など、バリバリのSFやファンタジー作品も得意としています。

今日は、冲方丁さんの代表作である「マルドゥック・スクランブル」漫画版を紹介します。

大今 良時
440円
powered by yasuikamo

何故漫画版を紹介しているかというと、劇場公開されたアニメ版よりも面白かったからです(原作小説は未見です、ごめんなさい)。

アニメ版は原作通り「圧縮」「燃焼」「排気」という3つの章に分かれているのですが、展開が早く、わかりにくく、キャラの描写が足りていないように感じる上、なおかつ上映時間がそれぞれ60分ちょっとと、もの足りない印象でした。

でも漫画版は描写がとても丁寧で、躍動感と迫力、キャラの魅力(特に主人公)もアニメ版よりも優れている印象でした。
小説やアニメ版を全く知らなくても、物語を全く問題なく楽しむことができるででしょう。
序盤の展開やラストは小説版と異なっているようですし、小説を読んだ方にもおすすめできると思います。

内容も簡単に紹介してみます。
主人公は「バロット」という少女です。

マルドバロット

一見普通ですが、彼女の人生は辛苦に満ちたものでした。

*以下少しだけネタバレ注意(未見でも問題ないとは思います)↓

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2012-09-23 : いろいろコラム : コメント : 2 : トラックバック : 0
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新しい息吹 映画版「天地明察」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は天地明察です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:堅っ苦しくない、見事な歴史活劇


あらすじ


戦乱の世が終りを告げた江戸時代前期、安井算哲(岡田准一)は碁打ちとして徳川家に仕えていた。
同時に算術にも長け、星を眺めるのも好きだった彼は、ある日碁の真剣勝負を将軍の御前で行ったことをきっかけに、『北極出地』の旅に出ることになる。
それは北極星の高度を測り、その場所の緯度を計測するという、1年以上の時を要する旅だった。




おくりびと」の滝田洋二郎監督最新作です。

本作は「歴史もの」のエンターテイメント大作。
実在する天文暦学者であり、囲碁棋士でもある渋川春海(安井算哲)がモデルとなっています。

こうした一般にはあまり知られていない歴史上の人物を世に知らしめただけでも賞賛すべきことでしょう。
彼の行ったことは、当時誤りがあった暦(こよみ)を正すという革新的なもの。
映画では、それに至るドラマを決して堅苦しくなることなく、見事なエンターテイメントに仕上げていました。
主人公が壁にぶつかり、挫折を味わい、そのたびに成長する物語がとても丁寧に描かれているのです。

原作は、冲方丁による小説です。

冲方 丁
580円
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吉川英治文学新人賞受賞、本屋大賞を受賞、直木賞の候補にもなった作品で、その面白さの根源がこの原作にあることは推して知るべきものでしょう。
漫画版も連載されており、こちらも高評価です。

また、冲方丁さんは「マルドゥック・スクランブル」などのSF作品でも知られています。
こうした(フィクションを大いに交えた)歴史ものを手がけるのは以外にも感じましたが、作家の多様性を知れて嬉しく思うことでもあります。


また、この映画にはいろんな知識を要するところが多くあります。
もちろん映画はそれらを特に知らなくても十分に楽しむことができますが、映画ではその詳細は描かれることはありません。
公式ページにある『キーワード』をみておく&映画を観たあとにみてみることをオススメします↓
<映画『天地明察』| 天地明察を楽しむためのキーワード>

こうして書くと「お勉強みたいでめんどくさい」と思われるかも知れませんが、自分は映画を観てみると、意外なほど主人公(安井算哲)にかかわる事柄を知りたくなりました。
歴史が好きな人は気にいるでしょうし、自分は歴史が苦手な人にこそ観て欲しいと思います。
やっぱりこうして誰もが成し遂げなかった偉業をすることは格好いいし、何より「知的好奇心をくすぐる」面白さがあるので、歴史が好きになれる契機になると思えるのです。
安井算哲はテストにゃ出ませんが。


個人的に嬉しかったのが、主人公・安井算哲VS本因坊道策の囲碁の勝負が臨場感溢れる演出で描かれていたことです。
このシーンで人気漫画「ヒカルの碁」を思い出しました。
詳しく書くとネタバレになるので↓に書きますが、本作との共通点が結構多いのです。

脇を固める個性的なキャストも魅力的で、特に岸部一徳笹野高史の関係にはニヤニヤが止まりませんでした。
個人的なMVPは関ジャニ∞の横山裕さんですね。普段と全然違うので。


しかし、気になったことも多かったです。

ひとつが主人公のやったことの恩寵があまり感じられなかったことです。
作中「暦はまつりごと(政治)・経済・文化に影響する」と宣うシーンがあるのですが、主人公が暦を正すことで、実際に世の中がどう変わるのかが見えにくいのです。
作中「されど暦」と言うシーンもありますし、確かに直接には人々の暮らしには関係し得ないものなのかもしれません。
だとしても、本作は「VS公家」の描写ばかりが注目されている印象を受けます。
エンターテイメントに仕上げるためには仕方ない部分もあるのでしょうが、暦が間違っているがゆえの困ったことや、主人公の正しさを証明するエピソードが欲しかったです。

もうひとつは作中の年月の変化があまり感じられなかったことです。
主人公を演じる岡田准一さんの演技は素晴らしかったですし、年月が経つにつれて貫禄が増しているように感じられなくもなかったですが、宮﨑あおいをはじめとする他の登場人物の見た目が全く変わっていないように見えるのは残念です。

そして一番の不満が、描写が不自然に感じる、または足りていないと感じる場面が多かったことです
時間の制約上、これまた仕方がないと思うところも大いにありますが、終盤のくどさを感じてしまう展開を考えると、もう少しバランスよく仕上げられたのではないか、とも思います。
主人公の行った功績は「もうわかっている」ことなのに、映画ではその「結果」にこだわりすぎている印象を受けるのです。


苦言も呈しましたが、トータルでは十分おすすめできる良作です。
伏線もうまく使われている上、最初から最後まで全く飽きない娯楽性の高さは万人が楽しめるでしょう。

上映時間は2時間21分と長めですが、長さが苦にならない作品ですので、興味があるかたは心から楽しむつもりで是非劇場へ。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2012-09-22 : 映画感想 : コメント : 7 : トラックバック : 1
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きっと、あなたも「隣る人」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

ドキュメンタリー映画の隣る人を劇場で観ました。

隣


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:あまりに子どもたちが可愛すぎて・・・


あらすじ


とある児童養護施設。ここにはさまざまな理由で親と暮らせなくなった子どもたちが暮らしていた。
ムツミとマリナという2人の女の子は、保育士のマリ子さんにとてもよくなついていた。
一方、マイカという女の子は、大好きな保育士のマキノさんとの別れを余儀なくされて・・・





光の子どもの家」という児童養護施設を描いたドキュメンタリーです。

この映画には音楽がありません、
映画的な演出もありません、
問題提起や、何かを批判することもありません。
それどころか字幕やナレーションすらありません。

それでも(だからでこそ)素晴らしい作品に仕上がっています。
子どもたちにとって、「寄り添える人がいること」がどれだけ素晴らしいことか・・・それを教えてくれます。

保育者のマリ子さんと子どもたちの信頼関係は観ていて微笑ましく、かつとても可愛い。
そして如何に子どもたちにとって、マリ子さんが大切な人になっているかが、いろんなエピソードからわかります。
監督が描きたかったのは、こうした子どもとそれを育てる「隣る人」のやりとりなのでしょう。


ただ一本の映画作品としてみてみると、残念に感じた部分もありました。

ひとつが「説明がない」ことからのわかりにくさです。
保育者のことばから最低限の状況がわかるとはいえ、観ている方は情報が少なくて戸惑いやすいです。
説明がないからでこそ想像が膨らみ、第三者の主観が入ることがなく観れるという点は確かによいところです。
しかし本作ではただ「わかりにくさ」が前景にたち、せっかくの良いシーンにも疑問が多くなりすぎていて、共感しにくくなっている印象を持ちました。
*これは監督の意向でもあります→<隣る人: LOVE Cinemas 調布>

もうひとつが、時間の経過がわかりにくいことです。
本作は8年の歳月を費やして撮影されたそうですが、子どもが目に見えて変化しているところがあまり見受けられません。
これも字幕がないことからの欠点で、どれほどの歳月を経たのかがわかりにくいのです。
いろいろな「事実」が作中に置かれているのみで、「過程」が見えにくいのは本作の弱点だと思います。

あと子どもを寝かしつける場面が多いので、つられて寝てしまいそうになるのもある意味欠点ですw


しかし、これらの弱点が問題にならないくらいに本作には素晴らしい要素が多いのです。
理事長の子どもたちに向けたことばのひとつひとつはとても印象に残るし、何より子どもたちの行動一つ一つがハートにどストライクしてくる可愛さなので、子どもが好きな人にはたまらない描写だと思います。

ドキュメンタリーが苦手な人には積極的に薦めませんが、そうでなければ是非観て欲しい作品です。
特に保育士や自動福祉士施設に勤めている方、これからそうなろうとしている方には是が非でも観て!と言うくらいにオススメです。

また今作は作品の特性上、DVD化をしないそうです。
しかし、多くの人に観てもらいたいという願いから、自主上映を募っています
本作が多くの人の目に触れ、大切な人と一緒にいれる大切さを知ってほしいと願います。
<劇場情報>


↓以下はすこしだけ、作中に登場する大人からのことばを書いています。
未見でも問題ないとは思いますが、ネタバレとも言えるので、予備知識なく観たい方はお控えください。

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2012-09-20 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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隠れた青春恋愛映画の秀作「半分の月がのぼる空」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

鍵泥棒のメソッド」は最初から最後までニコニコしてしまう、とっても楽しい映画でした。
評判も良くてなによりです

ただし、この作品に監督の前作「運命じゃない人」「アフタースクール」のような「そうだったのか!」と気づける『どんでん返し』を期待しているとイマイチに感じる人も多いようです。
意外な展開ではなく、ラストに至る展開と役者の演技を楽しむ映画なんですよね(決して完成度が低いというわけではありません)。

本日はそんな方にもおすすめできる青春恋愛映画、「半分の月がのぼる空」(製作:2009年)を紹介します。

池松壮亮
3849円
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個人的お気に入り度:8/10

一言感想:ツンデレ美少女へ恋焦がれる方は是非!


あらすじ


高校生の裕一(池松壮亮)は、入院先の病院で里香(忽那汐里)と出会う。
彼女のわがままに振り回されながらも、次第に惹かれていく裕一。しかし祐一は彼女が重度の心臓病を患っていること、子どものころから学校に通えていなかったことを知る。
祐一は、里香に外の世界を見せてあげようとする。

一方、妻を亡くした心臓外科医の夏目(大泉洋)は、精神的な理由からもう手術ができないと宣う。




原作はライトノベルで、漫画化アニメ化もされた人気作品。
自分はこれらの作品を全く知らずに見てみたのですが・・・いやもう、とってもいい作品!

「難病もの」の映画ですが、センチメンタリズムの比重が大きくなりすぎていることもなく、ギャグも適度に盛り込まれています。
忽那汐里のツンデレっぷりも抜群に可愛いし、大泉洋も普段のコミカルさとは全く違った顔を見せる名演。
銀河鉄道の夜を読んでいる方には、より嬉しい要素もあります。
ちょっと中盤のテンポが悪い印象があったのはやや残念ですが、アイドル映画としても、青春映画としても、秀逸です。

なにより終盤で判明するトリックが抜群に上手いのです。
これに関する伏線も丁寧だし、決して奇をてらっただけの演出にもなっていません。
デートにも最適な、レンタルビデオ屋に埋もれさせておくのはもったいない秀作なので、観たことがない方は是非。

以下は序盤のシーンのみちょっとネタバレ↓
未見でも大丈夫とは思いますが、予備知識なく観たい方はお控えください。

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-09-19 : 旧作映画紹介 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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好きになること「鍵泥棒のメソッド」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は鍵泥棒のメソッドです。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:オチが素敵すぎてキュンキュンした


あらすじ


自殺に失敗した売れない貧乏役者の桜井(堺雅人)と殺し屋のコンドウ(香川照之)は、偶然銭湯に居合わせていた。
コンドウは石鹸で足をすべらせてしまい、記憶喪失になる。
追い詰められている桜井は、この男の持ち物を拝借しようとする。

同じ頃、雑誌の編集長の水嶋香苗(広末涼子)は婚活中だった。




「運命じゃない人」「アフタースクール」の内田けんじ監督最新作です。

中村靖日
3845円
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自分はこの「運命じゃない人」が大好きです。
その巧みな構成と登場人物の魅力に、してやられました。

本作も存分に期待して観ましたが、それは全く裏切られることはありませんでした。
めちゃくちゃ面白い!

本作はトリッキーな時系列の組み換えなどはなく、メインの3人の物語がクロスオーバーし、やがてとんでもない喜劇に変わっていきます。

ちょっとした台詞にも、演技にもしっかり意味があり、三者三様の登場人物が織り成す物語はおかしくって仕方がありません。

そしてオチ!このラストが本当に素晴らしいです。
このためにいろんな伏線が張られているし、観たあとはニコニコが止まらなくなってしまう素敵さ。
これは是非、恋人や大切な人と・・・いや、むしろ一人で観たほうが面白いと感じるラストかもしれません。

役者も本当に素晴らしかったです。
堺雅人さんはいつものイメージと違い、本当に嫌な奴にしか見えないし、
香川照之さんはシーンによって違った顔を見せる名演だし、
荒川良々さんもちゃんとヤクザに見えるし、
広末涼子さんは超可愛い&『不思議ちゃん』が入った役柄にとてもあっています。
ファンは女房を質に入れてでも観るべきでしょう。

「鍵泥棒のメソッド」というタイトルにあまり意味がないように感じる方がいるかもしれませんが、これは公式ページにも書いてあるとおり、メソッド演技法が元ネタでしょう。
売れない芸人の桜井は、銭湯で「鍵」を盗んでいますし、その『演技』を観れば、タイトルの皮肉がわかるのではないかな、と思います。
*タイトルについてはこちらの意見が的を得ていると思います↓
<『鍵泥棒のメソッド』 失くしたのは銭湯の鍵じゃない :映画のブログ>

内田けんじ監督の作品はテクニカルなものが多かったですが、本作は氏の作品の中で一番わかりやすい作品だと思います。
子どもから大人まで楽しめる作品ですので、近くで上映していたら是非。かなりオススメです!
エンドロールがはじまってすぐは、席を立たないほうがいいですよ。

↓以下はネタバレです。結末に触れまくっているので、未見の方は絶対に読まないでください

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テーマ : 映画レビュー
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2012-09-16 : 映画感想 : コメント : 0 : トラックバック : 2
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底抜けゲーム映画「バイオハザードV リトリビューション」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はバイオハザード5 リトリビューション(原題:Resident Evil: Retribution)です。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:もうなんか滅茶苦茶やね・・・


あらすじ


アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)さんが脱出したり、いろんな人が戦ったりします。




人気シリーズの第5段です。

自分の今までの作品の感想は、短いですがこちらで↓
バイオハザード(2001)
バイオハザードII アポカリプス
バイオハザードIII
バイオハザード IV アフターライフ
(全て外部リンクです ネタバレ注意

TVゲームを元ネタとした映画ですが、ゲームとのつながりはほとんどなく、キャラクターや設定を借りるだけで独自の世界観を作っています。

ゾンビ(本作ではアンデッドと呼ばれている)」が登場するのにもかかわらず、シリーズ通してその作風はもはやホラーではなくアクションです。
そして美女たちによるスタイリッシュかつアクロバティックなアクションがひっきりなしに続くので、それを期待するのならば大いに楽しめるでしょう。


いや~しかし、今までのシリーズでも感じていたことはありますが、作品のストーリー性の薄さがとんでもないことになっています
前後のつじつまや必然性がみてとれるところが少ないです。
展開はすさまじいほどにツッコミどころオンパレードです。
設定の無茶さはツッコむ気力も起きないほどです。

ポンポンとテンポ良く次々と場面転換するため、ある意味「アクションが見れればそれでいいんだろ?」という需要に見事に応えた作品ともとれます。

でもそれにしたってこれはひどい
映画の最初から最後まで、TVゲームの「第1ステージクリア」→「じゃあ次のステージに進もう」のノリなのです。
いくら元ネタがゲームだからって・・・・まるでこのゲームの舞台や展開を無理やり作るために登場人物が行動しているような印象で、考えたら負けとも言えるゴリ押しっぷりを感じることができるでしょう。


あ、そうそうもともと「ポール・W・S・アンダーソン」監督は「面白ければ何でもあり」な感じの方なので、本作にも映画のパク・・・もといオマージュがあります。
ゾンビの設定だけでもそうなのですが、中でも予告編でも見せているアメリカ郊外での描写は「ドーンオブザデッド(「ゾンビ」のリメイク版)」にそっくりなのです。

<ゾンビが走る映画

バイオ仮想現実<このシーンはガチで似てます。


そんな感じでうっすい内容ではありますが、観ている間はすっげー楽しい映画でもあります。
後半の展開は失笑につぐ失笑。脱力につぐ脱力のトホホ感もこのシリーズで慣れ親しんだものであるので、自分はある意味これで大満足です。


また、本作ではTVゲームに親しんだ人には嬉しいキャラクターも登場します。
なかなかの再現度なので、にわかでもゲームを知っていればニヤリとできるでしょう。

そのひとりが「レオン」です。
ゲームでは「2」「4」「6」で主人公をつとめていました。

ゲームではこんな人です。

バイオ6ーレオン<「バイオハザード6」のレオンさん

う~んイケメンですね。

映画ではこうです。

レオン2<映画のレオンさん(演じているのは「ヨハン・アーブ」)

老けてね?
でも映画本編での雰囲気はゲームにそこそこ似ているので、ファンも溜飲を下げられるでしょう。


次から次へと押し寄せる超展開を楽しむ作品なので、なるべく予備知識なく観るのがよいでしょう。
言うまでもないことですが、本作は完全な続きものなので今までのシリーズを観ていないと意味不明な箇所が多々あります。
最低限の説明(シリーズでは一番丁寧)がはじめにあるとはいえ、今までのシリーズを観て、脱力してから劇場へ足を運ぶことをオススメします。

エンドロール後のおまけ映像はないので、ご安心を。

↓以下、展開と結末がネタバレです。

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-09-15 : 映画感想 : コメント : 10 : トラックバック : 0
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王子なんかいらない「白雪姫と鏡の女王」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は白雪姫と鏡の女王(原題:Mirror Mirror)です。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:コント調白雪姫


あらすじ


白雪姫(リリー・コリンズ)は幼いころに国王であった父を亡くし、邪悪な継母の女王(ジュリア・ロバーツ)によって城に閉じ込められていた。
18歳の誕生日、白雪姫は召使いの女性に外の世界を見るように言われ、そこで女王の悪政にあえぐ国民たちの姿をみることになる。
おなじころ、王子(アーミー・ハマー)は女王に会うために城に訪れようとしていたのだが・・・




インモータルズ」のターセム・シン監督の最新作です。

そんなに評判のよろしくない映画だったので期待していなかったのですが・・・
いやいやいや、これはものすごく楽しめましたよ!

この映画で面白いのは、すさまじいまでの「ひねくれ」具合です。
展開はとことん原作をおちょくってます。
女王の滑稽さは突き抜けているし、
「鏡」のキャラも全く違うし、
王子は全然格好良くないし、
「七人の小人」は可愛くないし、
毒りんごというアイテムは出てくるものの展開はまるで違うし、
脚本家の好き勝手さが出まくっていて素敵です。

意外と言っては申し訳ないのですが、この原作から乖離しまくったお話そのものが面白かったです(ターセム監督作品は大好きなのですが、いつもお話のほうがちょっと残念なので・・・)。

変人だらけのキャラは魅力的だし、伏線も効果的に使われているし、テンポもいいので退屈しませんし、白雪姫をはじめとした登場人物の行動にも(一部を除き)説得力があります。
ひねくれはしていても、最後まで本筋から脱線せずに楽しませてくれるのは、本作の長所でしょう。

本作のジャンルはコメディです。
予告編で見せるギャグは面白いとは思えませんでしたが、本編のコメディシーンはなかなか面白く仕上がっています。
おふざけ具合がツボに入れば、クスクスと始終楽しめるでしょう。
原作の印象的なシーンを裏切りまくる展開こそがキモなので、むしろ予告編は観ないほうが楽しめるかもしれません。

あと終盤はツッコミどころ満載ですが、それもある意味楽しめるでしょう。

ここまで楽しめたのは、やはり役者の演技のたまもの。
ジュリア・ロバーツ演じるイタい感じの女王はファンには(むしろ嫌いな人にとっても)必見でしょうし、リリー・コリンズの天真爛漫な白雪姫も可愛いです。
きっと皆、白雪姫の眉毛に見とれることでしょう。

リリーコリンズ<眉毛は太いけど、むしろそこがチャームポイントです。

そんな役者たちを彩る、石岡瑛子による衣装も映像も魅力のひとつ(石岡さんは今年の1月に急逝し、この映画が遺作となりました)。
女王の衣装はシーンごとに違うし、多種多様な衣装の美しさはそれだけで楽しめます。
ターセム監督とのタッグがもう見れないのは寂しいのですが、こうして作品の重要な役割を担ったことは、日本人の誇りであると思います。


個人的には今年に公開された「スノーホワイト」よりもはるかに面白かったです。

ターセム監督らしいグロ&大人向けの描写がほとんどなくなっていたのはやや残念ですが、その分万人向けになっています。
個人的にはターセム監督作品の一番のお気に入りになりました。

エンドロールまできっちり楽しませてくれるのもすっごく嬉しい!
多少の好き嫌いはあるでしょうが、ひねくれた&ブラックな笑いに満ちたおとぎ話を期待する人は、是非劇場へ。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画レビュー
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2012-09-14 : 映画感想 : コメント : 7 : トラックバック : 0
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心が崩壊するホラー 漫画「ミスミソウ」レビュー

今年(2012年)に公開された日本のホラー映画は「貞子3D」「アナザー」ともにわりと残念なことになっていました。

本日はそんな残念作品をぶっとばすような、恐ろしく、悲しいホラー漫画「ミスミソウ」をご紹介します。

押切 蓮介
600円
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*全3巻です

タイトルのミスミソウは「ユキワリソウ」の別名。
冬を耐え忍び、雪を割るようにして小さく咲く花です。

ホラー作品ではありますが、作中には幽霊のたぐいや怪物などは存在しません。
あくまでそこにあるのは、心を病んだ中学3年生の子どもたちによる狂気。
そして、作品中では見るも無残な光景が広がることになります。

都会から越してきた主人公の「春花」は、卒業を間近にして恒常的にいじめを受けることになります。

001.jpg

あと数ヶ月すれば卒業・・・しかしいじめは徐々にエスカレートしていくのでした・・・

↓以下、キツい画像があるので注意(グロ系はありません)

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テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

2012-09-13 : いろいろコラム : コメント : 0 : トラックバック : 0
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人形の夢見るショー「ザ・マペッツ」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

DVDで観た映画ザ・マペッツの感想です。

ジェイソン・シーゲル
2835円
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個人的お気に入り度:8/10

一言感想:可愛く楽しい、観ないと損なミュージカル!


あらすじ


人形のウォルターは、気の良い中年男性のゲイリー(ジェイソン・シーゲル)と幸せに暮らしていた。
ウォルターは、ゲイリーとその婚約者のメアリー(エイミー・アダムス)とのロサンゼルス旅行に同行させてもらい、大ファンであった「マペット・ショー」が制作されていたスタジオに行けると知って胸を躍らせる。

しかしスタジオはすっかり寂れており、かつての面影はなかった。
さらにウォルターは石油王による恐ろしい計画を聞く。彼は石油を掘り起こすためにスタジオを潰そうとしていたのだ。
ウォルターたちはスタジオを守るため、マペットショーに出演していた「カーミット」と出会い、取り壊しをやめさせるための資金を稼ぐため、またショーをすることを画策する。
しかし、かつての仲間たちはすっかり様変わりしていて・・・




本国ではヒットした作品ですが、日本では上映館がとても少なかった本作。
元ネタがアメリカで放映されていた番組ということもあり、日本での集客が望めないと考えてのことだったのでしょう。

*どんな番組からはこちらで↓
<マペットショーってどんな番組? | PAMI-roh>

しかしこれはもったいないと思わずにはいられません。
これ、番組を知らなくても、家族みんなで楽しめる素敵な作品ですよ!

日本の方でもセサミストリートに出演していた「カーミット」は観たことがあるでしょう。

カーミット<こんなのいたね

本作は、彼をはじめとした「マペッツ(人形たち)」が、人間と同じように意思を持ち、人間たちと暮らしている世界観での物語。
主人公の「ウォルター」は家族同然に扱われているし、バーでもマペッツたちが働いていたり、セミナーに参加していたり、はては人間たちををあごでこき使ったりします
その世界はちょっと奇妙なんだけど、マペッツたちはキュートで愛おしいので、好きにならずはいられません。

ストーリーそのものも面白いです。
番組が終了し、かつての「マペットショー」のメンバーはバラバラになっています。
コミカルだけど、人並みの悩みや確執を持つ彼らが再結成し、大切なものを守るために奮闘する姿はそれだけで楽しいのです。
可愛らしい作品かと思いきや、意外な恋愛要素や世間の世知辛さも描かれたりするので、大人のほうが楽しめるかもしれません。

本作は吹き替え版で観るのもオススメです。
マペッツたちの多くは、今までと同じ声優さんが起用されているし、ミュージカルシーンでは原語に戻るのでミュージカルの良さが損なわれることもありません。

こんなにニコニコ笑えて、幸せな気分になれる映画がレンタルビデオ店で眠ったままにはしておけません。
万人にオススメです!

以下、作中のシーンが少しだけネタバレです↓
展開事体はほとんど書いていませんが、それでも予備知識なく観たい方は要注意。

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-09-12 : 旧作映画紹介 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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世界に変えられないように「トガニ 幼き瞳の告発」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

遅ればせながら、映画トガニ 幼き瞳の告発の感想です。

コン・ユ
3621円
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個人的お気に入り度:9/10

一言感想:憎いということばじゃ足りない・・・


あらすじ


美術教師のカン・イノ(コン・ユ)はとある聴覚障害者学校に赴任する。
学内の重々しい雰囲気に違和感を感じていたイノは、ある日洗濯機に顔をつけられ、虐待されている女子生徒を目にする。
すぐさま彼女を学外に連れ出したイノだったが、さらに衝撃的な事実を知ることになる。
彼女を含む数人の児童は、校長をはじめとした大人たちに性的虐待を受けていたのだった。
このおぞましい事実を告発するため、イノは人権センターのユジン(チョン・ユミ)ともに奔走する。




韓国で実在した、性的虐待事件の映画化作品です。*原作はこちら→「トガニ: 幼き瞳の告発(amazon)

耳の聞こえない、しかも子どもへの性的虐待・・・
弱者を自分の快楽のために貪る大人たちがこれでもかと描写される本作は反吐が出るほど腹が立つ内容です。

そこには一切の妥協はありません。
この映画を観た方は、子どもを苦しめた加害者たちを心の底から嫌悪するでしょう。

これは加害者、子役の演技のたまものであり、性的虐待のシーンを逃げることなく描いていることにもあります。
そのシーンのおぞましさ、恐ろしさはまるでホラー映画のようでした。

さらに『憎い』相手は、性的虐待の加害者にとどまらず、韓国という国そのものへも向けられています。
社会的地位と金がある者は守られ、弱者が食い物にされ、このような事件が起きているのにもかかわらず自分の保身に走る大人たちの描写は脳天かち割りたくなること必死です。

しかし、そうして『憎い』と思えることは、本作の最も優れた点でもあると思います。

子どもたちがどのような辛苦を強いられてきたか、それが、登場人物と同じ目線でわかるのです。

自分は子どもたちと、それを守ろうとする主人公にめいいっぱい感情移入してしまい、泣いてしまうシーンが多々ありました。

この映画により『トガニ法』という法律が制定され、性的虐待への厳罰化が図られたのも、そうした描写が欠けておらず、多くの人へこの問題を訴えることができたためであると思います。


日本の方がこの映画を観て連想するのは、今年に起きた大津市のいじめ事件でしょう(もはやいじめではなく、殺人ですが)。
こちらも大人が、自分の保身のために事実を隠蔽していました。

さらに日本でも恩寵園事件というものもあり、この映画で描かれたような虐待は、決してこれが初めてというわけではありません。
目を背けてしまいそうな事実でも、私たちは再発防止のためこの事実を知る必要がある・・・そう思わせる力がこの映画にはありました。


残念なのが、R18+というレーティングです。

性的虐待のシーンを生々しく描いているとはいえ、女児については裸体が見えることもないですし、性犯罪を助長させるようなものではありません(むしろ嫌悪するはず)。
若い人にも観て欲しい作品だと思います。
せめて、R15+指定どまりにして、高校生でも観れるようにして欲しかったです。
全くインモラルな内容でないのに、「観てはいけない」としてしまう判断には疑問符がつきます。

余談ですが、子ども向けの『性的虐待をしようとする大人から身を守る絵本』として「とにかくさけんでにげるんだ」があります。

ベティー ボガホールド
1365円
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子どもにはこうして身を守ること、大人(できれば若い時から)には性的虐待がいかに憎むべき犯罪かを知ってほしいと願います。


この映画は、確かな意義、志を持っています。
映画として完成度が高く、法廷サスペンスとしても傑作です。

内容が内容なので気軽には薦めません。
それでも、近くで上映していたら是非観てほしいです。
<劇場情報>

以下、作中のシーンが少しネタバレです↓核心部分は反転していますが、なるべく映画を観たあとでご覧ください。

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-09-11 : 旧作映画紹介 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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女の業と謎「夢売るふたり」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は夢売るふたりです。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:おかしくてしょうがないのに怖いから引き笑いにしかならねえ


あらすじ


夫・貫也(阿部サダヲ)と妻・里子(松たか子)は2人で小さい小料理屋をきりもりしていたが、火事で全てを失ってしまう。
ある日、貫也が常連客と一夜を共にし、そのときに貫也は大金をもらいうける。
その大金を見た里子は、驚きの行動を見せて・・・





ゆれる」「ディア・ドクター」の西川美和監督最新作です。

この映画はすごく好き嫌いが分かれる内容です。
「夫婦で結婚詐欺をする」話というだけでも眉をひそめる人もいると思うし、R15+納得の濡れ場もあるし、きっぱりはっきりしている作風でないので、乗り切れない方も多いと思います。

でも登場人物の内面を、あれやこれやと想像してみるととても楽しい映画でもあります。

キャッチコピーには「人間最大の謎は、男と女」とありますが、映画を観るとむしろ男(夫)はわかりやすく、女(妻)のほうが大きな謎を内包しているように思えます。

何故妻は結婚詐欺を夫に持ちかけたのか?
その答えが「金」だけではなさそうに思える要素が本作にはたっぷりあります。

議論のしがいがあるので、この映画は誰か(特に結婚相手)と観るのをおすすめしたいです。


そしてこの映画の素晴らしいところの筆頭は役者の演技。
阿部サダヲのダメ人間臭さは板についているし、松たか子めちゃくちゃ怖い
松たか子演じる妻の台詞はそれほど多くないのだけど、一挙一動にもいろんな感情が垣間見えます。
告白」でも復讐に燃える女教師を熱演しましたが、本作での迫力はそれ以上でした。

結婚詐欺に合う女性の描写はコミカルに描かれているところもあるのだけど、その後ろでコワ~い妻が糸を引いているのでヒキながら笑うしかないのです。
全編苦笑いになる映画なんてそうそうないと思います。

笑福亭鶴瓶などの脇を固める豪華キャストも見所で、田中麗奈もダメな女性役を演じていてものすごく可愛い。
こちらもファンなら必見です。


残念だったのは上映時間が長く、中盤がややだれること。
エピソードが散漫に思えるところもあるし、映画としての完成度は監督の前作、前々作のほうが高いとは思います。

それにしても。西川和美さんはダメな男と、辛辣で心をえぐるような台詞と、人間の『業』を描くのが本当に上手いです。
これだけエグくて、しかも面白いのは、女性ならではの感性を持ち、登場人物の心情を大切にして作品を作っているからなのでしょう。

賛否両論も納得だけど、とても面白い、日本ならではの映画です。
西川和美監督のファン、心揺さぶられる映画が観たい方は是非劇場へ。


以下、ネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2012-09-09 : 映画感想 : コメント : 14 : トラックバック : 0
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<2016年下半期>
『聲(こえ)の形』
『スーサイド・スクワッド』
『キング・オブ・エジプト』(吹き替え版)
『君の名は。』
『ゴーストバスターズ(2016)』
『シン・ゴジラ』
『ファインディング・ドリー』

<2016年上半期>
『葛城事件』
『TOO YOUNG TO DIE!』
『貞子 vs 伽椰子』
『ヒメアノ~ル』
『デッドプール』
『アイアムアヒーロー』
『ズートピア』
『クレしん ユメミーワールド』
『バットマン vs スーパーマン』
『ドラえもん 新・日本誕生』
『X-ミッション』
『オデッセイ』

<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』
『アメリカン・スナイパー』

<2014年下半期>
『ベイマックス』
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『MONSTERZ』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

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