ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

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悲しい死神男・ボンド「007 慰めの報酬」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

「007 カジノロワヤル」の続編である「慰めの報酬」(原題:Quantum of Solace)も観てみました。

12月5日にも地上波放送されます

ダニエル・クレイグ
909円
powered by yasuikamo


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:ボンドも可哀想だなあ・・・


あらすじ


ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、ある男を尋問し、新たな悪の組織の陰謀を知る。
ボンドはカミーユ(オルガ・キュリレンコ)という女性とともに、天然資源を手にして世界を牛耳ろうとする男・ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)を追う。
カミーユは、ドミニクがクーデターを支援しているメドラーノ将軍に、家族をなぶり殺しにされていたのだ・・・




今までの007シリーズは作品それぞれが独立しているストーリーでしたが、本作は「カジノ・ロワイヤル」のガチの続編であり、なんと前作のラストシーンの1時間後からはじまるという設定です。

そのため前作を観ていないと展開はわけわかめ。
冒頭でジームズ・ボンドの車のトランクに入れられていた男も前作にいた人物であるし、前作のヒロインや悪役の名前もバンバン出てきます。
「カジノロワイアル」を前編、本作を後編と言ってもいいくらい、両者は密接につながっているのです。

前作を観ていないと楽しめないというのはある意味で短所ですが、ある意味では長所。
いきなりアクションシーンからスタートするスピーディな展開、さらに複雑に広がりを見せる敵の組織とボンドの関係、前作の流れから連続するボンドの成長は、前作があってこそのものです。
ぜひ「カジノロワイアル」のあとで、時間をあまり開けずに本作を観ることをオススメします。

アクション描写も相変わらずクオリティ高くて大満足です。
ひとつ好きなものをあげるのなら、序盤の「ロープ」を使ったアイディア。
斬新かつ、ちょっと格好悪くも格好いい素敵さでした。

ちなみに原題のQuantum of Solaceとは、「慰めという感情の量」という意味。Quantumは本作の敵の組織の名前にもなっています。
「報酬」はちょっと違うような気もしますが、こういう雰囲気のある邦題は嫌いじゃないです。

あと前作でダメっぷりを見せつけたボンドですが、本作でもワリとダメです
上司「M」のいいつけ全然守らないでやんのこのスパイ。雇いたくないです。


以下、ちょっとだけネタバレ↓ 展開に触れるところもあるので、未見の方は要注意。反転しているところはめっちゃネタバレです。

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-11-30 : 旧作映画紹介 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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けっこうダメダメな新生スパイ「007 カジノロワイヤル」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

今週末、007のシリーズ最新作「スカイフォール」が公開されます。

主人公のジェームズ・ボンドを演じるのは、いまやハリウッドの超名優であるダニエル・クレイヴ
今日はダニエル・クレイヴがボンドを演じたはじめの作品である「カジノロワイヤル」(制作:2006年)をご紹介します。
*11月28日にも地上波放送されました

ダニエル・クレイグ
1980円
powered by yasuikamo


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:格好いいけど、格好悪いなあ


あらすじ


ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は英国諜報部「MI6」のスパイでである「00」の地位に昇格し、「殺しのライセンス」を得た。
工作員であるル・シッフル(マッツ・ミケルセン)は、使い込んだ組織の資金を穴埋めするため、カジノで一攫千金を狙っていた。
ボンドは、上司「M」(ジュディ・デンチ)からル・シッフルを負かして破滅させるよう命令され、同僚のヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)とともにカジノに向かう。




いや~シリーズ最高傑作の呼び声が高いことも納得。すごく面白いです。

本作はシリーズ21作目にして初のリブート作です。
内容もジェームズ・ボンドが初めての任務に挑むという「新シリーズの第一作」になっています。

時代背景も現代に設定されており。作中に「9.1.1」の話題が出ていたりします。

主人公・ボンドの見た目のイメージはいままでとは全く異なっており、実際にダニエル・クレイヴがボンド役に選ばれた時は批判が起こったほどでした。
しかしダニエル・クレイヴはこの批判を覆す名優&イケメン&相変わらずの女たらしっぷりを見せ、本作は新時代の007として全世界に受け入れられることになりました。とても喜ばしいことだと思います。

一番の魅力であるだろうアクション描写も素晴らしいです。
たとえば、はじめの「追っかけっこ」で逃げている男を演じているのは、激しく飛んだり跳ねたりする活動「パルクール(フリーランニング)」の第一人者です。
以下のようなすんごいアクションが映画で見られるというだけでお腹いっぱいでした。
<パルクールまとめ動画 - YouTube>

これについていってるダニエル・クレイヴの身体能力もすごいよなあ・・・
激しい「動」のアクション一辺倒ではなく、中盤のポーカーの勝負などの「静」の緊張感があったのもよかったです。

なにより本作のジェームズ・ボンドのキャラが、今までよりもはるかに好きになれたのが嬉しかったです。
相変わらずボンドは女性に対して軽口を叩くのですが、ヒロインは対等の立場にいようとします。
ボンドの荒っぽいやり方に上司が難を示すシーンや、ボンドが「(車の)駐車係」と呼ばれるシーンもあったりします。格好悪いです。
本作のボンドは格好はつけようとするけど、新人であり、ちょっとナメられており、ときどきミスもする「甘ちゃん」なのです。

今までのジェームズ・ボンドはある意味「完全無欠」っぽいキャラでしたが、本作の器の小さい欠点だらけのボンドのほうが人物としては魅力的です。
これだけでも、シリーズを仕切りなおした甲斐があると思いました。

大人の魅力ムンムンなスパイに惚れ惚れしたい方は必見。
「スカイフォール」の予習というだけでなく、万人向けのアクション映画として幅広い方におすすめです。

以下は少しだけネタバレ↓ 重要なシーンは反転しているので未見でも大丈夫だと思います。

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-11-28 : 旧作映画紹介 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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進化した黒くてヌメヌメして素早いアレをぶっ倒すSF漫画「テラフォーマーズ」レビュー

映画「ロックアウト」は小気味いいB級SF映画として素敵な内容でした。

このジャンルはせいぜい年に1~2本公開されるくらいなので、「B級SF成分」が不足している映画ファンもきっと多いと思います。たぶん。

今日はそんなB級SF成分が大量摂取できる素敵な漫画作品「テラフォーマーズ」をご紹介します。

橘 賢一
540円
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*最新3巻

ストーリーは、人類がテラフォーミングのために「ある生物」を火星に放ち、後に調査隊がその火星を訪れるというものです。

で、その「ある生物」がとっても恐ろしいものというかなんというか、全人類に嫌われているヤツなのでちょっと紹介するのがキツいものがあります。

あいつです。頭にゴがついて、水回りによく生息し、食べ残しが大好きで、黒光りして、2本の触覚ちらつかさせ、異様に素早いあの生物です。
名前を書きたくないので、ここではそいつを「」と呼ぶことにします。

そして未来の火星では、そのGはすさまじい進化を果たしていたのでした・・・

↓以下、Gが進化した大変キモい画があるので苦手な方は閲覧注意。

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テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

2012-11-26 : いろいろコラム : コメント : 3 : トラックバック : 0
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脱獄し放題 映画「ロックアウト」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はロックアウトです。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:これこそモノホンのB級映画やで!


あらすじ


チャラ目の男が宇宙の刑務所へ大統領の娘を救いに行ったり戦ったりする話。





いや~楽しかったです。
ドンパチやったり、むさい男がアクションしたり、美女とムフフな展開があったりなかったりするだけの由緒正しきB級映画でした。

でもこの作品ははじめから「こういう作品が好きなんだろ?」という需要に応えたように見せ場がたっぷりなので、なかなかの満足感がありました。

何よりこの映画には「間」というものがほとんどありません。
矢継ぎ早にポンポンと展開されるため、退屈なシーンがほとんどなく楽しめるのです。
上映時間が約一時間半とコンパクトなのも、むしろ長所でしょう。

おかげで明らかに状況説明が足りていないorシーンの繋ぎがおかしいところもありますが、まあ許容範囲です。
B級とは言いましたが、宇宙での戦闘シーンにちゃんと迫力があり、安っぽく見えないのも好感触でした。

また、意外と展開に「ひねり」もあって、単純な話で終わらせていないのもよかったです。
それでもやっぱり物語の底は浅くて、ライトなノリなのですけどね。


だいたい設定が素敵ですよ。
「脱出不可能な宇宙の牢獄から美女を助け出せ」なんて、何とも男心というか中二心をくするぐじゃないですか。

予告編の時点で笑ってしまいます。

脱獄0%<この監獄からは絶対脱出できない!

宇宙のアルカトラズ<なぜならそこは宇宙だからさ!(機関銃も完備✩)

そりゃそうだよ

あ、ちなみにこの監獄はこう言っておきながらスキだらけです。余裕で脱獄できそうですwアルカトラズの足元にも及びません。
特に囚人に占拠された経緯が無理ありすぎで、失笑ものでした。
そんな感じでこの手の映画にありがちなツッコミどころも満載ですが、もうそれすらも愛らしいです。


秀逸なのが主人公(ガイ・ピアース)がわりとチャラチャラしていて、ことあるごとにジョークをかますこと。
この主人公のセリフにまでB級感が出ているのは大好きです。
林完治さんの字幕もなかなかトバしていて素敵でした。

ちなみにタイトルの「LOCKOUT」とは、利益を得るために外界を締め出すという「ストライキ」と相対する行為のことを指します。
映画内の囚人たちの行動がこのタイトルに合致しますね。まあ囚人たちの行動はバカだったけど。

ちなみに本作はリュック・ベッソン制作ですが、「フィフス・エレメント」くらいの好き勝手やってる感は期待しない方がいいかもしれません。
クセのあるキャラや、その人間関係はとってもベッソンっぽいのですけどね。

高級料理ばっかり食べると飽きちゃうから、たまには安っすいハンバーガーでも食べるかって感じで観ると幸せになれる映画だと思います。

B級アクション映画が3度の飯より大好きな人は↑のお気に入り度に+1点くらいを期待して観ていいと思います。
映画に奥深さや感動を求める方、ツッコミどころが許せない方にはー5点くらいでw
あっという間に観た記憶がなくなるバカ映画として、けっこうオススメです!


以下、結末も含めてネタバレです↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-11-25 : 映画感想 : コメント : 8 : トラックバック : 0
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良い騙され方 映画版「カラスの親指」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はカラスの親指です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:ああ~そういうことね~(大納得)


あらすじ


ベテラン詐欺師のタケ(阿部寛)と、どこか間の抜けているなテツ(村上ショージ)がコンビを組んだ。
ある日、まひろ(能年玲奈)という少女と知り合ったのをきっかけに、彼女と姉のやひろ(石原さとみ)、その彼氏の貫太郎(小柳友)までもがふたりのすみかに上がり込んでくる。
そして共同生活をはじめた5人のもとに、かつてタケが壊滅に追い込んだ組織の男・ヒグチ(鶴見辰吾)が現れ、執拗な嫌がらせをはじめる。
彼らは一同決心し、ヒグチをハメるために「アルバトロス作戦」を企てる。




道尾秀介原作の小説をもととした映画です。

powered by yasuikamo

本作で描かれるのは「コンゲーム」。
詐欺師が詐欺を働き、騙したり、騙されたりするさまを楽しむミステリー作品です。

元来このジャンルには「スティング」「ペーパー・ムーン」などの名作があり、長年映画ファンにも支持されてきたものです。

そしてこの映画も、そんなコンゲームの映画が好きな方にオススメできる、痛快愉快な作品に仕上がっていました。

キモとなるのはラストのどんでんがえしですが、これに至る伏線がものすごく多いのでとても説得力があります。
何気ないシーン、セリフに綿密に伏線が張られ、それらがラストに氷解するさまはこのジャンルならではの面白さを感じ取れることでしょう。

秀逸なのが、その伏線を張る過程が、それだけでもしっかりと面白いこと。
最後のどんでん返しがなくても、一本の映画として成り立っていると思えるほど、各エピソードが楽しいのです。

役者も魅力たっぷりです。以下主要登場人物を紹介します。

あべひろ<タケ(阿部寛):プロの詐欺師。一見しっかりした男だが、悲しい過去を持つ

ショージ<テツ(村上ショージ):いつもニコニコしている。意外と常識人?

まひろ<まひろ(能年玲奈):母を亡くしている少女

姉<やひろ(石原さとみ):まひろの姉。常識がない。

かんたろう<貫太郎(小柳友):ヘラヘラしているまひろの彼氏。

ひぐち<ヒグチ(鶴見辰吾):タケに恨みを持ち、復讐しようとしている。

村上ショージさんは本格的な俳優としての活動は本作が初とのことですが、この役柄にはバッチリはまっています。

この中の登場人物が誰かを騙し、誰かが騙されています。
この手の映画を観慣れている方であれば、あれこれと考えるのも楽しいでしょう。

自分は、作戦の実行中のとある登場人物が言ったことばで真相が分かりましたが、カンがいい人ならもっと早く気づくのかもしれません。

残念だった点もあります。

ひとつは上映時間が2時間40分と大変長いことです。
観ている間はその長さを感じさせない面白さであるし、無駄と思えるシーンもほとんどありません。
それにしたって少し冗長です。
余すことなく原作の要素をつぎ込むことはとても尊いことですが、そのままでは少し息苦しさを覚えます。

もうひとつは、本作に台詞がとても多く、「映像」で魅せてくれるシーンが少なく思えたことです。
原作の台詞であるところはそのまま台詞にした印象で、「小説をそのまま映像化した」ように思えるのです。
終盤では工夫されているシーンもあるのですが、もう少し「映画ならでは」が欲しかったです。

この上映時間&台詞と情報量がとても多いために、ちょっと観ていて疲れてしまうのは惜しいところです。


そんな難点はあるものの、トータルではかなりオススメな作品です。
自分は原作は未読でしたが、この映画は原作を読まないほうがむしろ楽しめるかもしれません。

「カラスの親指」というタイトルの意味も素晴らしいです。
何気ないシーンに気を配りながら推理しても、何となーく観ていても楽しい作品です。
ぜひぜひ劇場へ。

以下、結末も含めてネタバレです 映画を未見の方は絶対に読まないでください

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-11-23 : 映画感想 : コメント : 7 : トラックバック : 0
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ヤクザの子ども 映画版「任侠ヘルパー」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は任侠ヘルパーです。


個人的お気に入り度:3/10

一言感想:ヤクザ映画としても社会派映画としてもちょっと・・・


あらすじ


コンビニ店員として働く元・ヤクザの翼彦一(草なぎ剛)は強盗に入った老人(堺正章)に店の金を渡したことから刑務所送りになる。
獄中で再会した老人は、あるヤクザの組長(宇崎竜童)を頼れるように手はずを整えてくれる。
身寄りのない彦一は組長を頼るが、持ちかけられた仕事は、破産した老人たちを劣悪な介護施設に放り込み、年金や生活保護費を絞り取るという悪質なものだった。





ドラマ「任侠ヘルパー」の映画版です。
ドラマは裸になって何が悪い草なぎ剛の復帰作であり、ヤクザが介護に奮闘するという奇抜な設定で人気を博していました。

こういう「ドラマの映画化」作品は、その多くがドラマの延長線上にあり、後日談だったり完結編だったりします。
しかしこの作品は、ドラマを観ていなくても全く問題ないつくりになっています

設定も物語もイチからリセットされている印象で、登場人物は主人公ともう一人を除きすべてが初登場です。
本作のタイトルに「劇場版」「映画版」などとついていないのも、ドラマを観ていない人にも楽しんでほしいという制作者側の願いがあったのだと思います。


しかし、ドラマを観ていないのに言うのも申し訳ないのですが・・・この映画はつまらなかったです。

理由のひとつが映画の軸がブレていること。
本作のストーリーの軸は
①ヤクザである主人公の成長物語
②介護制度の現状と打開
③ヤクザとの抗争
などがあるのですが、そのすべてが中途半端に終わっており、カタルシスがありません。

もうひとつはリアリティのなさ
もともとが荒唐無稽な設定なので、それを観客に納得させるだけの説得力が必要だと思います。
しかし、本作は現実的に考えればありえない展開がとても多いです。
もちろんフィクション映画なので、多少のファンタジーらしい要素は目をつぶるべきなのでしょうが、これは許容範囲を超えまくっています。

恐ろしいことに、本作の主人公はヘルパーらしいことをほとんどしません
覚えている限りそのシーンは1、2カ所。あとはヤーさんらしくボコったり命令したりしているだけです。
このヤクザならではの暴力的なシーンも、多くの人には不快に思われるでしょう

致命的なのは終盤の展開のつまらなさ
これは心底がっかりしました。


良いところもいっぱいあります。

介護の問題点や、年金や生活保護費を不正に受給している施設を糾弾する描写はとても意味のあることです。
本作に登場する、放置されて人の住むような場所ではない状態になっている介護施設も、それを端的に表すことに成功しています。
しかし前述の通り、それ以上の描写はほとんどなく、結局は中途半端に終わってしまっています。

役者も素晴らしいです。
特に草なぎ剛はいつもの温厚なイメージとは違い、本物のヤーさんにしか見えません。ぜひ「アウトレイジ」の続編に出演してほしいと思えました。
しかしそのキャラクターには、(物語のせいで)そこまでの魅力を感じられませんでした。

こうした欠点がとても多いために映画としての魅力に乏しく、TVドラマのスペシャル版程度かそれ以下の満足感しか得れませんでした。
非常に残念です。

介護の実状や仕事についてもちゃんと描けているとはいえないため、介護に携わる人や、福祉の仕事をしている人に勧めたいとも思えません。
役者のファン、ドラマのファンのみにオススメします。


余談ですが、介護を描いた漫画作品に「ヘルプマン」があります。

くさか 里樹
540円
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こちらは素晴らしい作品で、介護の現状を描いただけでなく、一人の青年の成長物語としても優れています。
一巻のラストシーンが実に感動的なので、是非手にとってほしいです。


本作で感じたのは、「任侠」と「ヘルパー」が「弱者を救う」ということで共通しており、それを融合させるアイディアは秀逸であること。
そして、それをうまく成立させるのは難しいということでした。
西谷弘監督の次回作に期待しています。

↓以下、ネタバレです。結末にふれています。 メタメタに書いているので、この映画が好きな人にはごめんなさい。

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テーマ : 映画レビュー
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2012-11-21 : 映画感想 : コメント : 20 : トラックバック : 1
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また、やりなおせるのか「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qです。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:何を言っているのか全然わかんないよ!(←劇中のセリフ)


あらすじ


何を言ってもネタバレになるので書けません。




圧倒的人気を誇るアニメ「エヴァンゲリオン」。その劇場版の最新作です。

この劇場版シリーズは、かつてTVで放送されていたものとは全く異なるストーリーで構築されています。
シリーズを仕切り直したリブート作品ととらえてもよいでしょう。

そして、本作は全4部作で展開するシリーズの3作目であり、起承転結のうち「転」にあたる物語。
多くのファンは、クライマックスへと繋がる展開を期待していたと思います。


そして肝心の本編なのですが、良くも悪くも、そのファンの予想を裏切りまくる内容になっています。

ネタバレしてない範囲で何とか言えることは、
①とにかく先の読めない展開が待ち受けていること
ファンにとっても賛否両論なこと
シンジくん(主人公)マジ可哀想
意味不明

特に④が恐ろしいことになっていまして、観ていて本気で意味がわかりません
しかもこれは「コアなファンならわかる」レベルじゃなくて、明らかに用語や背景が(意図的に)説明不足です。

観客は前作で築き上げたものが崩れたような超展開を目の当たりにし、シンジくんと一緒に「なんでこんなことに・・・」と本気で思えることでしょう。
ファンであればあるほど、この展開は受け入れがたいかもしれません。
ついでに庵野秀明監督の精神状態が心配になります。

もちろん、これも悪いことばかりではなく、「先読みが全くできない」という面白さがあります。
「一寸先は闇」な不安感と、圧倒的なクオリティのアニメーションは確かに劇場で観る価値があるものです。

でもこれはいくらなんでも観客をおいてけぼりにしすぎなんじゃないかと・・・
個人的には背景、設定、キャラの描写の不足よりも、戦闘シーンの意味がわからなかったのが致命的でした。

こういうわかりづらさが、「ファン同士で語り合うことができる」エヴァの魅力であることは重々承知ですが、さすがに今回は突き抜けすぎなような気さえします。
数多くの謎が解明されず、さらに大風呂敷を広げたように思える本作は間違いなく「問題作」でしょう。

この観ていて頭に「?」が出まくってポカーンとなる雰囲気もエヴァらしいっちゃエヴァらしいので、めずらしくはないけど・・・一番面白かったのは、満席の劇場で起こった、観た後のざわ・・ざわ・・・な観客の反応だったかもしれません。

」のようなエンターテイメント性のある作品を求めると期待を裏切られることは必死ですが、自分は「観客に新しい展開を見せよう!」という心意気が溢れている本作が嫌いじゃありません。

言うまでもなく、前作「破」の鑑賞は必須。
一見さんお断りの本作は、是非ファン同士で観てみてください。


そういえば、新劇場版ではシリーズごとに序破急のタイトルがつけられていましたが、本作では「急」ではなく「Q」と表記されています。
本来の意味は「Quickening(胎動、急がせる行為)」ですが、「Q」は観客へのクエスチョンであり、さらに謎が深まる本作品を暗示しているものなのかもしれません。

さらに英題は「Evangelion: 3.0 You Can (Not) Redo.」。
redoは「やり直す、修復する」の意味。
観たあとは、きっとその単語が示すものがわかると思います。


また、同時上映の10分程度の短編特撮映画「巨神兵東京に現る」がかなり楽しめました。
庵野秀明監督は「風の谷のナウシカ」で、巨神兵の原画を作成しているのですよね。
こちらを読むとより楽しめるかと思います↓
<もののけ姫とエヴァンゲリオン(宮崎監督と庵野監督)>
<404 Blog Not Found:巨神兵の正体 - 紹介 - 館長庵野秀明特撮博物館>
<エヴァQをスルーして「巨神兵東京に現る」について語るスレ:ろぼ速VIP>(ネタバレ注意)


まだ「Q」を観ていない人は、こちらの記事を参照することをおすすめします↓
<【ネタバレなし】『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、とにかく下準備してからいこう。 - たまごまごごはん>

以下、ネタバレと考察です 展開を箇条書きした上に結末までネタバレしまくっているので、未見の方は絶対に読まないでください 「破」のネタバレもあります。

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2012-11-18 : 映画感想 : コメント : 24 : トラックバック : 2
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エヴァンゲリオンの初心者向けのサイトを集めてみた

明日(11月17日)は超話題作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の公開日です。

しかしエヴァというのは熱狂的なファンがいる反面、受け付けない人には全く受け付けない作品であり、意味不明に思える用語や設定が多発(個人的主観)する作品でもあります。

そんなわけで本日は初心者の方に向けて、エヴァンゲリオンについてわかりやすくまとめられたサイトをご紹介します。


その1 新世紀エヴァンゲリオン特集 アキバ総研/eiga.com

かなり前の記事であり、載っているのは新劇場版ではなく旧作品の情報です。
でもこれはすごくわかりやすい。いまだに「エヴァの謎」という項目が「coming soon」になっているのが悲しいね。


その2 数年前のエヴァンゲリオンに関する質問 - BIGLOBEなんでも相談室

・なぜ社会現象になるほどのブームが起きたのか?
・エヴァの魅力って?
などの解説があり、これこそ初心者向けと言える内容です。
これも言及されている劇場版は、旧作品のほうであるので注意。


その3 図解!エヴァンゲリオン用語集 - NAVER まとめ

エヴァはやたら固有名詞が多い作品です。これは画像が多く、見やすいのでおすすめ。
しかし「人類補完計画」の意味は相変わらずさっぱりわからんね(ファンでもわからないらしい)


その4 新世紀エヴァンゲリオン - Wikipedia

なんだかんだで一番見やすいです。
メディアミックスや過去のブームについても書かれているので、エヴァを全く知らない方でも十分読めます。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版 - Wikipediaも要参照。


その5 親からエヴァについて質問がきた LOGIC&MATRIX

該当場所に直接リンクをはれなかったので、「2010/05/11」の日記までスクロールしてください(もしくはCtrl+fで「エヴァ」を検索してください)
これは初心者向けの解説でもなんでもなく、一人の男性が還暦超えの両親からエヴァって何?と聞かれたときの日記なのですが、笑えるしすげー共感できます。


その6 エヴァンゲリオンがわかる動画【前編】

あ、すみませんこれは初心者には全然わからないね。
観た人なら爆笑できるけど、エヴァを知らない人にはさっぱりです。
続編もどえらいクオリティです→エヴァンゲリオンがさらにわかる動画:旧 ‐ ニコニコ動画(原宿)


あとは、TV番組「アメートーク」内で放送された、「エヴァンゲリオン芸人」がわかりやすかったですね。

雨上がり決死隊
2492円
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これでオリエンタルラジオのあっちゃんのファンになりました。


ちょっと検索してみてわかったのは、膨大な情報がエヴァという作品に詰め込まれており、ネットにある「解説」のほとんどが「観た人向けの深い考察」ばかりということでした。

例えば、エヴァの世界観は聖書をもとにしていたりしています。
こうした設定について「ファン同士で語れる」ことも、さらに人々がディープにハマるきっかけを作っているのでしょう。

それもエヴァの魅力のひとつになっているのだけど、だからでこそ敷居が高い作品になっていると思います。

テーマ : 映画レビュー
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2012-11-16 : いろいろコラム : コメント : 0 : トラックバック : 0
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家族の力 映画「The Lady アウンサンスーチー」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

遅ればせながら劇場で観た映画The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛の感想です。

アウンサンスーチー


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:夫も偉いんだなあ・・・


あらすじ


アウンサンスーチー(ミシェル・ヨー)は、ビルマ(現ミャンマー)建国の勇士である将軍アウンサンの娘であった。
1988年、祖国のビルマへと戻った彼女は、軍事政権により人民が迫害され、民主主義運動が弾圧される様を目の当たりにする。
スーチーの夫のマイケル(デヴィッド・シューリス)と、その息子のキムとアレックスもビルマへ訪れるのだが・・・




実在の女性政治家・アウンサンスーチーを描いた伝記映画です。

本作で焦点があたっているのは、軍事政権との対立の描写と、スーチーの家族です。

特に夫:マイケル・アリス博士は、妻を献身的に支える、頼れる男性として丹念に描かれています。
スーチーの家族は現地・ビルマと離れた英国で暮らしていますが、彼女を支えるため、彼女に会いたいがために、たびたびビルマに訪れます。
そして、夫と家族がどれほどの影響力をスーチーに与えていたかが、入念に描写されていくのです。

しかし政府の策略により、スーチーは次第にその家族からも断絶されるようになっていきます。
本作で徹底的に描かれているのは、そんな「政府の嫌らしさ」です。
観ていて本気で腹の立つ理不尽な政策や対処が多くあり、ビルマでどれだけの圧制が強いられてきたかがわかります。
そんな中、非暴力による民主化を訴えるスーチーの行動力と勇気は並大抵のものではないと知れるはずです。

ドキュメンタリーではなく、映画として問題を描くことの説得力をこれほどまで感じたのは「トガニ」以来でした。
確かな意義を持っているといえます。


ただ、家族の描写に傾倒しているあまり、スーチーの自身の偉大さと、どういった人物であるかが少し伝わりにくくなっているようにも感じます。

個人的に気になったのは、スーチーが若かかったころの描写が一切出てこないことです。
夫・マイケルとの馴れ初めも全く語られません。

本作で描かれたスーチーの「人間らしさ」「弱さ」は、とても意味のあることだとは思います。
しかし、スーチーの人生を若かりし時も含めて回想したほうが、よりスーチーに対する理解や、登場人物の思いもより感じられたのではないでしょうか。
伝記映画であるなら、わずかな時間でも、断片的でもよいのでそれを描いてほしかった、と言うのが本音です。


史実を知る勉強にもなるし、映画としても優れています。
今年は「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」という史実映画もあったのですが、それよりもはるかにおすすめできます。
残る上映館はわずかですが、是非劇場でご覧いただきたいです。

また本作の監督がリュック・ベッソンであることも驚きです。
名作「レオン」を撮ったあとは「フィフス・エレメント」「アンジェラ」などで好き勝手で自分の趣味一辺倒なイメージだったので・・・見直しました(←何様?)


以下は作中のシーンが少しだけネタバレ↓ 結末などには触れていませんが、未見の方は要注意

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2012-11-15 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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愛とは思いたくないよ「私が、生きる肌」ネタバレなし感想

11月7日にDVDが発売されたスペイン映画私が、生きる肌の感想です(劇場で観ていました)。

アントニオ・バンデラス
2865円
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個人的お気に入り度:7/10

一言感想:へ、変態だー!


あらすじ


形成外科医のロベル(アントニオ・バンデラス)は最愛の妻を亡くしていた。
それ以来ロベルはと完ぺきな肌の研究に打ち込み、ついにはある女性を拉致監禁をしてしまう。
ロベルの目的は、人工の皮膚を彼女の全身に移植して、被験者を亡き妻へと作り変えてしまうことだった。
そんなロベルのもとに、予想もしなかった人物が訪れるのだが・・・




オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル監督の作品です。

映画本編の内容といえば、もうこれは素晴らしいまでの変態っぷり
観ていて生理的な不安をもたらすエロ描写満載で、R15+指定はやや甘いとさえ思います。

そして本作は、とある『秘密』が隠されているので、ネタバレなしでその魅力を伝えるのは難しいものがあります。

・何故女性が監禁されているのか?
・女性は何者なのか?
・なぜ女性は逃げようとしないのか?
・なぜ主人公の医者の妻が死んだのか?

映画は巧みな構成で、このひとつひとつを少しずつ紐解いていきます。
そこであらわれるのは衝撃の真実です。

この真実の提示方法が本当見事で
「なんでこんな変な構成なんだろう→なんでこんな描写が続くんだろう?→え?まさか→まさか~そんなわけないだろ→え?え?嘘だろ→マジかよ!→イヤァァァァ!」な感じ。
気持ち悪さMAXのどんでん返しは、是非実際に観て体感して欲しいと思います。

本作は「蜘蛛の微笑」という小説を原作としています。
ここまでの変態物語を、よく映像化したなあ・・・と。
爽やかさ皆無のキモさは、唯一無二にも感じる魅力があります。

また、本作の主演はアントニオ・バンデラス
大人の色気がムンムンなので、男性よりもむしろ女性にオススメの映画かもしれません(ただし女性が性的に痛めつけられる場面があるので要注意)。

狂気に満ちた非日常的ミステリーとしては格別ですが、世間一般の方にはおすすめしません。
しかし自分が変態だと自覚している人、変態を観たい人には必見の作品です。デートで観るなよ。


*以下はネタバレではないですが、衝撃の真実を気づかせるきっかけになりかねるので未見の方は要注意↓

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2012-11-13 : 旧作映画紹介 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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オーディンの使い 映画版「悪の教典」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は悪の教典です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:エクセレ~ント(主に三池崇史監督が)!


あらすじ


英語教師の蓮実聖司(伊藤英明)は『ハスミン』というニックネームで呼ばれ、生徒たちから圧倒的な人気を集めていたが、その正体は他人への共感能力に乏しい人格障害者であった。
蓮実は自身や学校に降りかかるトラブルを排除するために、次々と殺人を犯しては隠蔽していたのだ。

数学教師の釣井(吹越満)をはじめ、生徒の圭介(染谷将太)も蓮実のことを調べようとする。
一方、蓮実のもとには美彌(水野絵梨奈)という生徒が、体育教師の柴原 (山田孝之)にセクハラを受けていることを相談するために訪れていた・・・




貴志祐介の小説を原作とした映画です。

貴志 祐介
730円
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内容は「容姿端麗・頭脳明晰・人望も厚い人気教師が実はサイコパスであり、つぎつぎと生徒と教師を惨殺していく」というインモラルなものです。

映像化を手がけたのは三池崇史監督。
今でこそ年に数本のメジャー作品を世に送り出すヒット・メーカーですが、そのキャリアでは「オーディション」「殺し屋1」など、グロテスクなバイオレンス作品も数多く手がけています。

本作はそんな三池監督の久々のR15+指定作品。
宣伝で指定を受けたことを大きくアピールしてるだけのことはあり、そこには妥協はありません。
世間一般の観客を無視したような悪趣味(褒めことば)な映像に圧倒される、濃密な時間を過ごさせていただきました。

本当にこの監督に、この作品を撮ってもらって良かったと思います。
氏の才が本領発揮されるのは、こうしたモラルが欠如しまくった作品にあると、本作を観て感るはずでしょう。
まさに本作は、長らく三池監督のファンが待ち望んだ作品と言えそうです。


この本編のみを観た方には「ただの頭のおかしい教師が生徒を殺しまくる内容にしか思えない」と感じる人も多いことでしょう。

その感想は正しいです。
映画本編のみでは教師・蓮実の計算高さや人の心を掌握する印象に乏しく、行き当たりばったりに殺人を犯しているようにしか見えません。
人物描写も簡略化されているために、「何故教師・蓮実が殺人を犯すのか」「どうして人を意のままに操れるのか」という点においては説明不足とも言えるとも思います。

しかし、自分はこれを肯定的に捉えたいです。
もともと主人公は他者への共感能力に乏しいサイコパスであるので、普通の人間が思うような殺人への罪悪感がありません。
その人物に、『なぜ』と問うことにはそもそも意味がないのです。
「『なぜ』なのかがわからない」ということは、ある意味で最も恐ろしいことです。

ただ「邪魔だから殺す」という、徹底的に感情移入を拒むかのような主人公の姿に、自分は身震いするほどの恐ろしさを感じました。
小説よりも省略や簡略された部分が多くなることにより、主人公の異常性を描くことおいては成功しているのではないでしょうか。
「異常性」そのものは、事件が起こる前でも、彼の乗っているボロボロの車(ハイゼット)や住まいで十二分わかると思います。

ただやはり前半の人物描写にダイジェスト感が否めないのも事実。
生徒にセクハラをするクズ体育教師(山田孝之)の描写などは明らかに足りていないし、主人公を追い詰めるようなサスペンスの面白さはあまり感じません。

リアリティは感じないし、けっこうツッコミどころも多いです。

個人的には、伏線がわかりやすすぎるのも気になりました。

肝心の後半の殺戮シーンでも不満点があります。
詳しく書くとネタバレになるので↓に描きますが、これは三池ファンにとっても肩すかしかもしれません。


そんな弱点も多い作品ですが、ここまでひどい(褒めことば)映画をメジャー系の作品で観れることに嬉しさを感じざるを得ません。
三池崇史監督のファンにとっては必見作ですが、インモラルな内容を嫌う方は絶対に観ないほうがいいです。
宣伝で女子高生が「怖かった~」なんて楽しそうに語っていますが、本編はマジでゲンナリする内容で、若い子にはトラウマになりかねませんて。

ちなみにグロだけでなく、性的な面でも15禁な描写があるので要注意。
加えて主演の伊藤英明しょっちゅうヌードを披露します。ファンサービスにぬかりがないですね。


また本作の前日談として、「悪の教典 序章」があります。

伊藤英明
2872円
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BeeTVでも配信されています

監督は本編の三池崇史ではなく、野本史生という別の方。
内容もR15+指定になるような過激な画はなく、加えて「二階堂ふみ」「染谷将太」や「山田孝之」など本編に出てくる出演者は姿を見せません。

一本のドラマとしても物足りない印象ですが、数学教師の釣井(吹越満)や、生徒の蓼(KENTA)の内面を知る上では価値のある一本です。

この序章を観ていないと本編の展開がわからないということは全くないので、無理に事前に見る必要はありません。
しかし、本編では描かれなかった(小説にもある)釣井の過去の物語は重要であるので、映画本編を観たあとでもよいので観てみることをおすすめします。


賛否両論であること(否の意見が多いこと)も、この映画にとっては勲章ものでしょう。
そんなAKB48の大島優子さんが涙ながらに退場してしまうほどの問題作なので、オススメするのはちょっと・・・・いや、でも、やっぱり(悪趣味な方限定で)オススメ!映画館で是非!でもデートで観るんじゃないぞ!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2012-11-11 : 映画感想 : コメント : 14 : トラックバック : 0
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誰かがいるところ「黄金を抱いて翔べ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は黄金を抱いて翔べです。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:ゴリ押しオーシャンズ11


あらすじ


裏社会の住人を相手とした『調達屋』の幸田(妻夫木聡)は、大学の同級生である北川(浅野忠信)に銀行の地下に眠る金塊を強奪する計画を持ちかけられる。
システムエンジニアの野田(桐谷健太)、自傷行為が日常化している北川の弟・春樹(溝端淳平)、爆弾工作員のモモ(チャンミン)、公園の清掃係のジイちゃん(西田敏行)とともに、計画を練るのだが・・・




パッチギ!」「ヒーローショー 」の井筒和幸監督最新作であり、髙村薫の小説を原作とした作品です。

高村 薫
578円
powered by yasuikamo


映画は省略されていることはあっても、基本的に原作に忠実であり、原作既読者にとって好評であるようです。
自分は小説は未見でしたが・・・正直、一本の映画作品としてはそれほど満足感を得ることはできませんでした。

本作のストーリーの軸はふたつあります。

①金塊強奪(金塊の強奪)をする男たち
②金塊強奪をするまで、刺客に狙われる男たち。

②の割合がかなり多くて、(金塊強奪をするだけで大変なのに)主人公たち6人は数多くの辛苦を強いられるようになります。
この②の描写は面白いことは面白いのですが、各エピソードはぶつ切れで、ダイジェスト感が否めないものでした。
金塊強奪の決行までに、これに長い時間をかけるのでフラストレーションがたまる人も多いと思います。

肝心の①なのですが、これはツッコミどころ満載です。
過程にスマートさは皆無、方法は超アナログ、主人公たちはものすごいゴリ押しで金塊強奪をすることになります。
オーシャンズ11」のような華麗さを期待すると、憤慨すること必死です。

しかし、これらも決して大きな欠点になっていません。
前半の主人公たちの暮らしぶりと、後半の無理矢理な強盗手段では、彼らの退廃的な心情がみてとれます。
このドロッドロの薄暗~い男臭さこそがこの映画の最大の魅力
「黄金を抱いて翔べ」なんて華麗なタイトルですが、実際は地面にはいつくばって黄金を狙っているイメージなのです。

ただそうした魅力を感じても、やはり人間ドラマとしてはイマイチに思えます。
作中に「俺たちの結びつきは金塊だけだ」という主人公たちの協調性のなさを示すシーンがあるのですが、それにしたって各キャラクターには感情移入できる要素や、ラストへのカタルシスにつながるものが少なく感じます。

結論としては「アウトレイジ」のような『各エピソードをころころと見せる』映画が好きな人には向くけど、キャラに感情移入したい人や、爽快さを期待する人には向きません。
好き嫌いの分かれる作品なのは間違いないでしょう。

本作は何故かG(全年齢)指定ですが、少々暴力的なシーン(それほどひどいものではないですし、必要な描写です)もあるのでPG-12指定くらいに思って観たほうがいいです。

また、東方神起チャンミン目当ての人にはかなりおすすめできます。
この映画の彼は格好いいだけでなく、ある人物とちょっといい感じになったり、ほかにもキャーキャー言えるシーンが満載です。

ほかにも妻夫木聡溝端淳平などのイケメン勢も素晴らしい熱演。
超豪華キャストの演技の幅を感じられる映画でした。

以下、ネタバレです 結末に触れまくっています↓

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2012-11-09 : 映画感想 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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個人的ホラー映画ベスト10~「男の魂に火をつけろ!」さんより~

現在、ブログ「男の魂に火をつけろ!」さんで、「ホラー映画ベスト10をみんなで決めよう!」な企画が行われています。
<こちら>
ブログをお持ちでないかたも参加できるので、是非是非ご参加ください(締切は12月16日までです)。
そんなわけで、自分も秋の夜長にぴったりなホラー映画ベスト10をあげてみます。



10位 シックスセンス

この作品以降はアレな作品ばかりが連発するM・ナイト・シャマラン監督ですが、この作品は本当にいい。
どんでん返し部分が注目されがちですが、作品を覆う切ない雰囲気が大好きです。

9位 アイデンティティー

どちらかというと「金田一少年の事件簿」を思わせるミステリー作品なのだけど、十二分に怖かったのでランクイン。
この映画のオチが本当に大好き。型破りな名作です。

8位 ドラえもん のび太とパラレル西遊記

変わり種ではこちら。
両親と見知った人たちが全く違ったものに変わるというはこの植えないホラーだと思います。
ドラえもんには、ほかにも「魔界大冒険」「アニマル惑星」など、わりと怖い作品が多いよね。

7位 羊たちの沈黙

ホラーというよりはサスペンスであることは重々承知の上で選出。
あんまり話題にあがらない気がするけど、終盤はものすごく怖いと思います。
あの「皮だけになって吊されている死体」もいい感じにトラウマを植え付けてくれました。
あれだけのインパクトを残したレクター博士役のアンソニー・ホプキンスの出演時間が、実は20分に満たないのも有名な話です。

6位 ファイナルデスティネーション

殺す相手が悪魔でも幽霊でも人間でもなく、「運命」だということが斬新なホラー作品。
続編が作られるごとに悪趣味さが増していきましたが、それでも好きです。

5位 エスター

最近の映画ではダントツでこれ。
日本の漫画「洗礼」を思わせる怖さであり、主演のイザベル・ファーマンの演技も素晴らしい。
どんでん返しもビシッと決まっています。

4位 スクリーム

「ホラーへのおちょくり」が頻発し、なおかつホラー映画への愛に溢れた素敵な作品。
「2」は生まれてはじめて劇場で観たホラーなので、そちらも思い出深いものがあります。
あのマスクは誰がつけても怖いよね。

3位 ミスト

賛否両論甚だしい作品だけど、自分は大好きです。
希望をテーマにした「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン監督が、ここまで絶望的な気分になれる作品を撮ったというのもすごい。

2位 ジョーズ

シンプルなのに娯楽性と怖さがものすごい。
あの不安を感じまくれるテーマ曲が素晴らしいですよね。
子ども心に海が怖くなりました。
そしてベッドにジョーズがやってこないかビクビクしてました。来ねーだろ。

1位 ゾンビ

やっぱりこれ。前にも選んでいたけど、それくらい大好きなんです。
デパートを借り切る主人公たちがうらやましくて仕方がない、すごく楽しい作品です。


入れるのかどうか迷ったのは
洋画では「インタビュー・ウィズ・バンパイア」「エクソシスト」「ディセント」「ドーンオブザデッド(ゾンビのリメイク作)」「ミザリー」「28週後」「悪魔のいけにえ」「遊星からの物体X」「ソウ」「スペル」「ハイテンション」「ダークマン」「愛してる、愛してない」、
邦画では「オーディション」「リング」「パラノーマル・アクティビティ第二章」「学校の怪談」
あたり。

ブレインデッド」も、個人的には生涯ベスト20くらいに入るくらいの最高のバカ映画なので入れたいのですが、さすがにあんまりホラーではないのでやめときました。

そして名作「シャイニング」や、今度リメイクされる「キャリー」を観ていなかったことに気づきました。ぜんぜんあてにならないランキングですね。

ちなみに小説で最も怖かったのは「先生」、漫画は「座敷女」、TVでは「木曜の怪談」中の「シンデレラの靴」などです。
怖いけど、ついつい観たくなるこれらのホラー作品を愛してやみません。


参考↓
米EW誌が最近20年間のホラー映画ベスト20発表。第1位はあの日本映画!
ZOMBIE手帖ブログ : ホラー映画界の著名人が選んだホラー映画ベスト100
荒木飛呂彦が選ぶホラー映画ベスト20

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2012-11-06 : いろいろコラム : コメント : 6 : トラックバック : 0
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みんなの歌「北のカナリアたち」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は北のカナリアたちです。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:すごくいい話なのだけど・・・あ、あれ?


あらすじ


川島はる(吉永小百合)は北海道の島で小学校教師をしていたが、ある事故をきっかけに島から出た。
それから20年後、東京の図書館司書として働いていた彼女は、教え子の一人「ノブ」(森山未來)が事件を起こしたことを知り、自分が受け持っていた生徒たちに会いに行く。
6人の教え子たちは、それぞれ自分の苦しい胸のうちを話すのだが・・・




告白」の湊かなえの小説「二十年後の宿題(『往復書簡』に収録)」を原案とした映画です。

湊 かなえ
630円
powered by yasuikamo

自分はこの小説は未見でしたが、あくまで小説は「原案」であり、映画とは舞台や設定が異なります(登場人物が抱えている思いはかなり似通っているようです)。
小説にあるバックボーンを用いて、独自の物語を創っていると考えてさしつかえないでしょう。

その映画オリジナルの脚本を製作するのは、邦画界屈指の超駄作「デビルマン」の那須真知子さんです。

これを知って嫌な予感しかしませんでしたが・・・意外と(超失礼)大筋のストーリーと、登場人物の描写はよくできたものだったと思います。

本作は登場人物の思いが複雑に絡み合い、そのうちに真実が徐々に浮き彫りになっていくというミステリー仕立てになっています。

20年前、何故先生は島から離れたのか?
なぜ「ノブ」は事件を起こしたのか?
6人の生徒と、先生、それを取り巻く環境に何があったのかー

それが密接に絡み合い、20年間に渡るドラマが繰り広げられるのです。
登場人物が苦しむ姿は、観ていて気が滅入るものですが、だからでこそ終盤の展開がとても感動的に仕上がっています。

若手の豪華キャストも魅力的で、特に森山未來さんの演技には感服しっぱなしです。
今年ではクズ男を演じた「苦役列車」も完璧と言える名演でしたが、本作もそれに勝るとも劣らない素晴らしさでした。

もちろん吉永小百合さんも相変わらずお美しいです。
本作では40歳と60歳の女性を演じますが、40歳だと言われても全然違和感がありません。
9歳しか年の離れていない里見浩太朗さんが父親役でもわりと問題がないのは素直にすごいと思います。
加えて<微ネタバレ注意>「濃厚キスシーン」や「『母べえ』を思い出させる盛大な泳ぎ(クロール)」はファンであれば歓喜できるものであると思います。たぶん。


ただ、前述の嫌な予感は、実は結構当たっていました。
本作には違和感を感じるところがかなり多いのです。

そのひとつが台詞の数々。
ちょっと説明口調です

もうひとつがエピソードの不自然さ。
ミステリーを成り立たせるためにあえて重要なことを言わなかったりするのは納得できるんだけど、それにしたって変に感じることが多い。
それが顕著なのは小池栄子さんのエピソードで、はっきり言ってひどいものだと思います。
ところどころ「えっ?」と失笑まじりに思ってしまうのはかなり致命的です。


そんなわけで「物語にはとても感動できるけど、細部が変なせいで割と台無し」という印象が拭えなかったのが残念です。
それでもサユリストには見所満載の映画であるし、本当にメインのストーリーはとても良かったので、心揺さぶられる映画が観たい方に是非おすすめします。

以下、ネタバレです 展開と結末に触れまくっているので鑑賞後にお読みください↓

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2012-11-05 : 映画感想 : コメント : 5 : トラックバック : 1
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暗殺を教わっている先生を暗殺で葬れ!漫画「暗殺教室」レビュー

「三年B組金八先生」「GTO」「ごくせん」「悪の教典」「チップス先生さようなら」「鬼教師ミセス・ティングル」・・
いままでいろいろな「教師もの」の作品が世に登場し、人気を博してきました。

そして天下の「少年ジャンプ」誌上で新たな教師ものがはじまりました。
今日は漫画「暗殺教室」をご紹介します。

松井 優征
420円
powered by yasuikamo

・・・まあ、すごいよね。タイトルもすごいけど、この1巻の表紙はもっとすごいよね
まっ黄色な表紙に点の目と笑った歯があるだけ。
超手抜きに見えるところですが、書店では目を引きまくるので大成功と言えるのではないでしょうか。

中身が想像できないと思うので、早速紹介しましょう。

漫画は教室の朝のホームルームからはじまるのですが・・

暗殺教室1

生徒たちはどこか緊張し、心中穏やかではない様子。

教師はこんな感じです。

暗殺教室2

人間じゃありませんでした

↓以下ちょっとだけネタバレ注意

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2012-11-04 : いろいろコラム : コメント : 5 : トラックバック : 0
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中途半端トンデモ歴史絵巻「リンカーン / 秘密の書」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はリンカーン / 秘密の書(原題:Abraham Lincoln:Vampaire Hunter)です。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:きわめてフツーなハリウッド式B級映画


あらすじ


エイブラハム・リンカーン(ベンジャミン・ウォーカー)は、かつて母親を殺した相手がヴァンパイアであることを知る。
復讐に燃えるリンカーンだったが、失敗し、ヴァンパイア・ハンターのヘンリー・スタージス(ドミニク・クーパー)の指導のもとで修行する。
ヘンリーはヴァンパイア・ハンターとして生きるのなら、家族や恋人は絶対に持つなと助言する。
昼は弁護士になるための勉強と店番、夜はヴァンパイアを狩る生活をするリンカーンの前にトッド(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)という美しい女性が現れる。
一方、南部のヴァンパイア一味は、仲間を狩るリンカーンに目をつけ、「舞踏会」に招待しようと企むのだが・・・




「実在の超有名な大統領が、実はヴァンパイアハンターだったら楽しくね?」という大変頭のよろしい発想をされたアクション・ファンタジー作品です。

監督は、「弾丸が曲がったら超格好良くね?」という中二病をお患いになられた方をピンポイントでねらい打った作品「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフです。

ジェームズ・マカヴォイ
1409円
powered by yasuikamo

「ぼくがかんがえたかっこういい設定」を具現化しまくった世界観はそれだけで楽しいもの。
こういう監督が好き勝手やっている映画は大好きです。


本作の魅力のひとつが、「リンカーン大統領の歴史の影に、ヴァンパイアとの戦いが存在していた」という設定です。
ヴァンパイアとの戦いは荒唐無稽なものですが、時折リンカーンが実際に行った政策やエピソードが語られるので、南北戦争が起こったときの時代背景を知っているとより楽しめるでしょう。

「忙しいはずのリンカーンが夜にヴァンパイアを狩っている」と聞くと、あんたそんなことやってる場合じゃないでしょと言いたくなるところですが、本作はちゃんとこの理由付けをしています。

なにせ黒人の奴隷=ヴァンパイアたちの食料となっているのですから、リンカーンが(自身の復讐のためだけでなく)ヴァンパイアを倒すことに合理性があるのです。
設定はトンデモながら、大筋は納得ができるように構成されているのは見事でした。

ちなみに原作となる小説も存在しています。

セス・グレアム=スミス
1050円
powered by yasuikamo

小説は「リンカーンの本物の日記を入手した作者が、それを元にして書いた」という設定ですが、映画ではリンカーン自身が自分のトンデモな生涯を語るという構成になっています。
日本版のサブタイトルに「秘密の書」とあるのは、この日記を指したものなのでしょうね。


もうひとつの魅力が、言わずもがなアクション描写です。
リンカーンが斧を振り回し、ヴァンパイアが飛び跳ね、スローをふんだんに使ったアクションは魅力たっぷりです。
3Dも効果的で、中盤のとある格闘シーンは3Dがあってこそ映えるものでした。
ちょっと暗い画が多いのは玉にキズだったけれどね。


しかし・・・設定はそこそこ練られているとはいえ、お話のほうははっきり言って面白くありません。
敵の魅力のなさや、盛り上がりのなさがかなり気になるし、「ウォンテッド」のような突き抜けた楽しさは感じません。
ツッコミどころも満載なので、物語の整合性を気にする人は素直に回れ右です。

+3D料金のことを考えると割高感は否めませんが、「お金をかけたB級アクション映画」を期待すると十分楽しめますよ。

以下、ネタバレです 展開と結末に触れまくっているので、鑑賞後にどうぞ↓

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2012-11-03 : 映画感想 : コメント : 9 : トラックバック : 3
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え?まだやるの?「パラノーマル・アクティビティ4」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はパラノーマル・アクティビティ4です。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:ずいぶんおとなしくなっちゃたね・・・


あらすじ


「2」の超常現象から5年たった2011年11月。
15歳の少女・アレックスの家の庭に、ロビーという男の子が忍び込んでいた。
ほどなくしてロビーの母親が入院してしまい、アレックスとその家族は、しばらくロビーを預かることになるのだが・・・




コストパフォーマンスの良すぎる稼ぎ方をしたために、ついに4作(日本版含めれば5作)目まで作られやがったホラーシリーズです。

今までは「1」「」「」と続くごとに作中の時間軸は巻き戻っていきましたが、本作は「2」の直接の後日談となる内容です。
いままでの「おどかしホラー」だけでなく、「2」でどこかに行ってしまった女性・ケイティと赤ちゃん・ハンターはどうしたのか?というミステリー(というほどのものでもないけど)要素が含まれているのです。

さて、本作の感想をかいつまんで言うと・・・絵に描いたような可もなく不可もなく、期待を裏切らない程度には楽しめても期待を超えるものはない、という中途半端な印象でした。

ド派手になった「3」とは違い、本作は演出がおとなしめの「1」「2」に近い印象になっています。
それはそれでじわっとした怖さがあっていいのだけど・・・残念ながら本作のアイディアは新鮮味が薄いものでした。
サービス満点、アイディア満載の「3」に比べると、どうしても物足りなさを覚えます。

シリーズの個人的順位は
「3」=「日本版第2章」>「1」>>「4」>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>「2」
という感じです。

このシリーズを追いかけてきた人たちもそろそろ飽きがくるころだろうし、シリーズ継続のためにはもっと大胆な改革が必要なのではないでしょうか。
「5」では、驚ける仕掛けがあることを期待しています。

あと、本作の主人公であるアレックス(キャサリン・ニュートン)が死ぬほど可愛いです。

キャサリン・ニュートン<(*≧з≦)か(*≧д≦)わ(*≧皿≦)いぃ♪

彼女が彼氏といちゃつくシーンでは「俺に代われ」と言いたくなること必死。
美少女が怖がる姿を観たい方も是非どうぞ。

つまらなくはないので、ほどほどに恐がれるホラーとしてそこそこおすすめします。
エンドロール後にも1シーンあるので、お見逃しくなく。

以下、ネタバレです 展開を書き連ねた上に、結末に思い切りふれています↓
「2」のラストシーンのネタバレもあります。

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2012-11-01 : 映画感想 : コメント : 0 : トラックバック : 2
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<2016年下半期>
『聲(こえ)の形』
『スーサイド・スクワッド』
『キング・オブ・エジプト』(吹き替え版)
『君の名は。』
『ゴーストバスターズ(2016)』
『シン・ゴジラ』
『ファインディング・ドリー』

<2016年上半期>
『葛城事件』
『TOO YOUNG TO DIE!』
『貞子 vs 伽椰子』
『ヒメアノ~ル』
『デッドプール』
『アイアムアヒーロー』
『ズートピア』
『クレしん ユメミーワールド』
『バットマン vs スーパーマン』
『ドラえもん 新・日本誕生』
『X-ミッション』
『オデッセイ』

<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』
『アメリカン・スナイパー』

<2014年下半期>
『ベイマックス』
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『MONSTERZ』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

守銭奴すぎるバンナムの課金ゲーム

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