また、やりなおせるのか「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー
今日の映画感想は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」です。
個人的お気に入り度:5/10
一言感想:何を言っているのか全然わかんないよ!(←劇中のセリフ)
あらすじ
何を言ってもネタバレになるので書けません。
圧倒的人気を誇るアニメ「エヴァンゲリオン」。その劇場版の最新作です。
この劇場版シリーズは、かつてTVで放送されていたものとは全く異なるストーリーで構築されています。
シリーズを仕切り直したリブート作品ととらえてもよいでしょう。
そして、本作は全4部作で展開するシリーズの3作目であり、起承転結のうち「転」にあたる物語。
多くのファンは、クライマックスへと繋がる展開を期待していたと思います。
そして肝心の本編なのですが、良くも悪くも、そのファンの予想を裏切りまくる内容になっています。
ネタバレしてない範囲で何とか言えることは、
①とにかく先の読めない展開が待ち受けていること
②ファンにとっても賛否両論なこと
③シンジくん(主人公)マジ可哀想
④意味不明
特に④が恐ろしいことになっていまして、観ていて本気で意味がわかりません。
しかもこれは「コアなファンならわかる」レベルじゃなくて、明らかに用語や背景が(意図的に)説明不足です。
観客は前作で築き上げたものが崩れたような超展開を目の当たりにし、シンジくんと一緒に「なんでこんなことに・・・」と本気で思えることでしょう。
ファンであればあるほど、この展開は受け入れがたいかもしれません。
ついでに庵野秀明監督の精神状態が心配になります。
もちろん、これも悪いことばかりではなく、「先読みが全くできない」という面白さがあります。
「一寸先は闇」な不安感と、圧倒的なクオリティのアニメーションは確かに劇場で観る価値があるものです。
でもこれはいくらなんでも観客をおいてけぼりにしすぎなんじゃないかと・・・
個人的には背景、設定、キャラの描写の不足よりも、戦闘シーンの意味がわからなかったのが致命的でした。
こういうわかりづらさが、「ファン同士で語り合うことができる」エヴァの魅力であることは重々承知ですが、さすがに今回は突き抜けすぎなような気さえします。
数多くの謎が解明されず、さらに大風呂敷を広げたように思える本作は間違いなく「問題作」でしょう。
この観ていて頭に「?」が出まくってポカーンとなる雰囲気もエヴァらしいっちゃエヴァらしいので、めずらしくはないけど・・・一番面白かったのは、満席の劇場で起こった、観た後のざわ・・ざわ・・・な観客の反応だったかもしれません。
「破」のようなエンターテイメント性のある作品を求めると期待を裏切られることは必死ですが、自分は「観客に新しい展開を見せよう!」という心意気が溢れている本作が嫌いじゃありません。
言うまでもなく、前作「破」の鑑賞は必須。
一見さんお断りの本作は、是非ファン同士で観てみてください。
そういえば、新劇場版ではシリーズごとに序破急のタイトルがつけられていましたが、本作では「急」ではなく「Q」と表記されています。
本来の意味は「Quickening(胎動、急がせる行為)」ですが、「Q」は観客へのクエスチョンであり、さらに謎が深まる本作品を暗示しているものなのかもしれません。
さらに英題は「Evangelion: 3.0 You Can (Not) Redo.」。
redoは「やり直す、修復する」の意味。
観たあとは、きっとその単語が示すものがわかると思います。
また、同時上映の10分程度の短編特撮映画「巨神兵東京に現る」がかなり楽しめました。
庵野秀明監督は「風の谷のナウシカ」で、巨神兵の原画を作成しているのですよね。
こちらを読むとより楽しめるかと思います↓
<もののけ姫とエヴァンゲリオン(宮崎監督と庵野監督)>
<404 Blog Not Found:巨神兵の正体 - 紹介 - 館長庵野秀明特撮博物館>
<エヴァQをスルーして「巨神兵東京に現る」について語るスレ:ろぼ速VIP>(ネタバレ注意)
まだ「Q」を観ていない人は、こちらの記事を参照することをおすすめします↓
<【ネタバレなし】『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、とにかく下準備してからいこう。 - たまごまごごはん>
以下、ネタバレと考察です 展開を箇条書きした上に結末までネタバレしまくっているので、未見の方は絶対に読まないでください↓ 「破」のネタバレもあります。
個人的お気に入り度:5/10
一言感想:何を言っているのか全然わかんないよ!(←劇中のセリフ)
あらすじ
何を言ってもネタバレになるので書けません。
圧倒的人気を誇るアニメ「エヴァンゲリオン」。その劇場版の最新作です。
この劇場版シリーズは、かつてTVで放送されていたものとは全く異なるストーリーで構築されています。
シリーズを仕切り直したリブート作品ととらえてもよいでしょう。
そして、本作は全4部作で展開するシリーズの3作目であり、起承転結のうち「転」にあたる物語。
多くのファンは、クライマックスへと繋がる展開を期待していたと思います。
そして肝心の本編なのですが、良くも悪くも、そのファンの予想を裏切りまくる内容になっています。
ネタバレしてない範囲で何とか言えることは、
①とにかく先の読めない展開が待ち受けていること
②ファンにとっても賛否両論なこと
③シンジくん(主人公)マジ可哀想
④意味不明
特に④が恐ろしいことになっていまして、観ていて本気で意味がわかりません。
しかもこれは「コアなファンならわかる」レベルじゃなくて、明らかに用語や背景が(意図的に)説明不足です。
観客は前作で築き上げたものが崩れたような超展開を目の当たりにし、シンジくんと一緒に「なんでこんなことに・・・」と本気で思えることでしょう。
ファンであればあるほど、この展開は受け入れがたいかもしれません。
ついでに庵野秀明監督の精神状態が心配になります。
もちろん、これも悪いことばかりではなく、「先読みが全くできない」という面白さがあります。
「一寸先は闇」な不安感と、圧倒的なクオリティのアニメーションは確かに劇場で観る価値があるものです。
でもこれはいくらなんでも観客をおいてけぼりにしすぎなんじゃないかと・・・
個人的には背景、設定、キャラの描写の不足よりも、戦闘シーンの意味がわからなかったのが致命的でした。
こういうわかりづらさが、「ファン同士で語り合うことができる」エヴァの魅力であることは重々承知ですが、さすがに今回は突き抜けすぎなような気さえします。
数多くの謎が解明されず、さらに大風呂敷を広げたように思える本作は間違いなく「問題作」でしょう。
この観ていて頭に「?」が出まくってポカーンとなる雰囲気もエヴァらしいっちゃエヴァらしいので、めずらしくはないけど・・・一番面白かったのは、満席の劇場で起こった、観た後のざわ・・ざわ・・・な観客の反応だったかもしれません。
「破」のようなエンターテイメント性のある作品を求めると期待を裏切られることは必死ですが、自分は「観客に新しい展開を見せよう!」という心意気が溢れている本作が嫌いじゃありません。
言うまでもなく、前作「破」の鑑賞は必須。
一見さんお断りの本作は、是非ファン同士で観てみてください。
そういえば、新劇場版ではシリーズごとに序破急のタイトルがつけられていましたが、本作では「急」ではなく「Q」と表記されています。
本来の意味は「Quickening(胎動、急がせる行為)」ですが、「Q」は観客へのクエスチョンであり、さらに謎が深まる本作品を暗示しているものなのかもしれません。
さらに英題は「Evangelion: 3.0 You Can (Not) Redo.」。
redoは「やり直す、修復する」の意味。
観たあとは、きっとその単語が示すものがわかると思います。
また、同時上映の10分程度の短編特撮映画「巨神兵東京に現る」がかなり楽しめました。
庵野秀明監督は「風の谷のナウシカ」で、巨神兵の原画を作成しているのですよね。
こちらを読むとより楽しめるかと思います↓
<もののけ姫とエヴァンゲリオン(宮崎監督と庵野監督)>
<404 Blog Not Found:巨神兵の正体 - 紹介 - 館長庵野秀明特撮博物館>
<エヴァQをスルーして「巨神兵東京に現る」について語るスレ:ろぼ速VIP>(ネタバレ注意)
まだ「Q」を観ていない人は、こちらの記事を参照することをおすすめします↓
<【ネタバレなし】『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、とにかく下準備してからいこう。 - たまごまごごはん>
以下、ネタバレと考察です 展開を箇条書きした上に結末までネタバレしまくっているので、未見の方は絶対に読まないでください↓ 「破」のネタバレもあります。