ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

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自分の人生に思いを馳せて・・・「トト・ザ・ヒーロー」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

*今年最後の更新です、また来年お会いしましょう!

長らくDVD化されていなかったベルギー映画「トト・ザ・ヒーロー」(製作:1991年)を観ました。

ミシェル・ブーケ
971円
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個人的お気に入り度:8/10

一言感想:人生って、愛おしい


あらすじ


晩年のトマは幼き日のころを回想する。
子どものトマは陽気なパパ、優しいママ、知的障害がある弟・セレスタン、そして大好きな姉のアリスと仲睦まじく暮らしていた。

そんなトマにもあるわだかまりがあった。
それは「赤ん坊のころ、自分がとなりの金持ちの家に住むアルフレッドと取り替えられてしまったのではないか」というものだった。




八日目」「ミスター・ノーバディ」のジャコ・ヴァン・ドルマル監督の長編デビュー作です。
長らく隠れた名作だと謳われていた本作ですが、10年以上にわたりVHS版でしか観れない状況が続いていました。
このたび廉価版としてDVDが発売されたことは、映画ファンにとって待望といえることでしょう。

トト・ザ・ヒーローなんてアメコミチックなタイトルですが、実際は人間ドラマです。
また、あらすじにある「本当に子どもの頃入れ替わっていたの?」を探るようなミステリーでもありません。

物語は「アマデウス」のように、晩年の主人公・トマが自分の人生を回想するというもの。
この映画が独創的なのは、そんなトマの人生や想像をときに現実的に、ときにファンタジックに描いていることです。

次々に主人公にとって辛い出来事が起こる物語ですが、語り口は軽妙で、不思議とそこまでの悲壮感はありません。
それは映像の美しさ、そして作中幾度も流れる曲「BOUM」によるところが大きいでしょう。

こちらの予告編で聞くことができます↓
<Toto the Hero - Trailer (1991) - YouTube>
原曲はシャルル・トレネによるものです↓
<Charles Trenet - Boum - YouTube>
映画では、この曲に合わせて花が踊ったりします。

ブン!<「ブン!」

それだけで、なんとも観ていて楽しいのです。


しかしこの映画は好き嫌いも分かれると思います。
あまり娯楽性のある作品ではありませんし、時系列が前後する複雑な構成であるし、「自分の人生を他人に奪われたと思い込む」という主人公は感情移入しにくいかもしれません。

それでもおすすめしたいのは、様々な伏線を回収する終盤の展開が文句なしに上手いから。
単なるどんでん返しではありません。
なぜ主人公がその行動をしたのか、繊細な描写でわかるようになっているのです。


あと主人公の姉を演じたサンドリーヌ・ブランク(当時12~13歳)がすごく可愛いです。

姉・アリス<弟・トマの胸に耳をあてる姉・アリス

トマは姉のアリスが好きなあまり、「お姉ちゃんとは結婚できない」ということに悩むようになります。
(そのことが、となりに住むアルフレッドを恨む原因にもなります)
そんなトマの気持ちにも納得できる美少女っぷりでした。

「八日目」で主演を果たしたダウン症の俳優パスカル・デュケンヌさんが、主人公の弟(青年)役で出演しているのも嬉しいですね。


【TSUTAYA発掘良品】としてもレンタルされているので、玄人向けの映画が観たい方は是非。
唯一残念だったのが日本語吹き替えがないことかな・・・でもおすすめです。

以下は少しだけネタバレです↓ 核心部分は書いていないので、未見でも大丈夫だと思います。

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2012-12-30 : 旧作映画紹介 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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2012年 映画ベスト20

個人的好きで好きでしょうがない2012年の映画ベスト20をご紹介します。

1位と2位はどちらを上にするか迷いました。
2012年に劇場公開された作品のみを選んでいます。

*タイトルをクリックするとそれぞれの映画の感想に飛びます

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2012-12-27 : いろいろコラム : コメント : 5 : トラックバック : 1
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2012年 漫画ベスト20

2012年の個人的に愛してやまない漫画ベスト20をご紹介します。

*このブログのメインは映画ですってば
*amazonの画像は1位のを除いて最新刊(未発売含む)を載せています


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ジャンル : アニメ・コミック

2012-12-26 : いろいろコラム : コメント : 2 : トラックバック : 0
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2012年 映画ワースト10

今年はこれ以上アレな映画は観ないだろうという希望的観測から、2012年の個人的愛せない映画のトップ10をご紹介します。

自分は「踊る大捜査線 THE FINAL」「劇場版テンペスト3D」「新しい靴を買わなくちゃ」「月光ノ仮面」「グレイヴ・エンカウンターズ」「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」などの、今年を代表する核地雷は観ていないので、参考程度にどうぞ

*好きな映画があったらごめんなさい
*以下にある映画のタイトルをクリックするとそれぞれの感想へ飛びます

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2012-12-25 : いろいろコラム : コメント : 10 : トラックバック : 1
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許すこと 映画「レ・ミゼラブル(2012)」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はレ・ミゼラブル(2012)です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:描き足りないところもあるけど、素晴らしい音楽と表現力!


あらすじ


1825年、たったひとつのパンを盗んだことから投獄された囚人ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は刑事ジャベール(ラッセル・クロウ)から仮釈放を命じられる。
バルジャンは司祭の家に上がり込むが、またも盗みを働いていしまう。

それから9年後、バルジャンは市長になり、工場を買い取るほどの人物に成長していた。

工場で働いていたファンテーヌ(アン・ハサウェイ)は解雇され、娼婦に身を落としてしまう。
彼女には8歳になる娘のコゼットがおり、バルジャンはコゼットを救うために行動を起こす。




*このブログ最長の記事になりました。長くてすみません。

英国王のスピーチ(自分の感想は<こちら>)」のトム・フーパー監督最新作です。

原作はヴィクトル・ユゴーの小説で、日本では「ああ無情」というタイトルとして知られていましたが、今は「レ・ミゼラブル」という原題のままのものが親しまれているようです。

ユゴー
788円
powered by yasuikamo

これまで幾たびもミュージカル版が上演、映画化もされてきた古典的な作品であり、幅広い世代に受けいられています。
今回の映画がほかと異なるのは、今までが「原作の映画化」だったのに対し、本作が「ミュージカルの映画化」であることです。
そのため、本作の全編は歌で溢れており、なんと作中の台詞のうち95%くらいは歌です

こう言うと「映画が歌で進行するなんてかったるい!」と思われるかもしれませんが、本作はこの歌こそが一番の魅力であり、歌で登場人物の心情や物語を語ることに成功しています。

作中の登場人物は圧倒的な歌唱力で、心の内を吐露します。
苦悩や恐れ、様々な心情が入り乱れながらの歌は、それだけでも感動を呼びます。

得てして妙ですが、普通の映画で「登場人物がベラベラと心の内をしゃべる」と興ざめするのに、ミュージカルになるとこれが全く気にならない。
それどころか相乗効果で感動が何倍にも広がるのです。

秀逸なのは、本作ではいわゆる「口パク」の吹き替えを使っておらず、役者たちがその場で歌っていることでしょう。
これこそトム監督ならではこだわり↓であり、ミュージカル版への最大の敬意なのです。
<トム・フーパー監督に聞く「人を許すことこそ今作のテーマ」 - Yahoo!ニュース>

メインテーマである「民衆の歌」が、観たあとは頭から離れませんでした。
サントラが欲しくなる作品であることは間違いありません。

Soundtrack
983円
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(追記)収録楽曲が追加されたデラックス・エディションもあります→Les Miserables (Deluxe Edition)

選び抜かれた役者たちも文句のつけようがありません。
演技力と歌唱力の両方が求められる場面で、最高の仕事をしています。
以下キャラクターと、それを演じている役者を紹介します。

ジャン・バルジャン<ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)
窃盗罪で19年投獄された男。後に改心し市長にまで上り詰め、マドレーヌと名前を変える。

ジャベール<ジャベール(ラッセル・クロウ)
バルジャンを執拗に追いつめる刑事。「法こそが正義」と信じている。

ファンテーヌ<ファンテーヌ(アン・ハサウェイ)
工場で働いていたが、売春婦に身を落としてしまう。

コゼット<コゼット(アマンダ・セイフライド)
ファンテーヌの娘。子どものころは宿屋で働いていた。

マリウス<マリウス(エディ・レッドメイン)
共和派の秘密結社『ABCの友』に属する青年。コゼットに一目惚れをする。

赤<アンジョルラス(アーロン・トヴェイト)
『ABCの友』の首領。

エポニーヌ<エポニーヌ(サマンサ・バークス)
マリウスのことが好きな少女。コゼットの幼い頃を知っている。

宿屋の主人<テナルディエ(サシャ・バロン・コーエン)
宿屋の主人。ギャグ要員。

夫人<テナルディエ夫人(ヘレナ・ボナム=カーター)
ギャグ要員。

少年<ガブローシュ(ダニエル・ハトルストーン)
浮浪児。以外と大活躍?

個人的に出色だったのはファンテーヌ役のアン・ハサウェイでした。
ミュージカル経験はなかったそうですが、とてもそうは思えません。
予告編でも見せた、彼女が自らの不幸と夢を語るシーンではとことん彼女の「表情」を見せ続けます。
次々といろんな感情がかいま見みえるこのシーンだけで、この映画を映画を観てよかったと思えました。

また、司祭(ミリエル)役のコルム・ウィルキンソンさんは、ミュージカル版でジャン・バルジャンを演じた方です。

あと「顔がブルドッグに似ている」という設定があるジャベール刑事役がラッセル・クロウというのも素晴らしいですね。


物語もとても面白いです。
登場人物たちの何気ない行動や、人の縁が後の展開につながる様は見事で、驚きがあります。

「善人」「悪人」と二元論で人を分けず、どの登場人物もいい面や悪い面を持っているのもよかったです。
特にジャベール刑事の信じる「正義」や、主人公が襲いかかる運命について選択を迷うシーンは、それを特に表したものでしょう。


ただ本作には気になるところも多いです。
ひとつが、はじめて「レ・ミゼラブル」に触れる人にとっては不親切に感じる部分が多かったことです。
自分も恥ずかしながらこの物語に初めて触れたクチですが、「あれはどうして?」と思うところもありました。

本作でわからなかったところは、1998年の映画版で補完することができました。

リーアム・ニーソン
863円
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こちらはミュージカルでないぶん、描写が丁寧になっていました。

しかし、一方で1998年版はテンポを重視しており、削られたエピソードも多くありました。
一番の特徴は「エポニーヌ」が登場しないことです。
今回の映画版でエポニーヌに大きなスポットが当てられたことは、原作ファンにとっても嬉しいことであると思います(それでも省略された部分もあるようです)。

映画を観たあとは、wikipediaで人物の詳細を知るのもよいでしょう
レ・ミゼラブル -登場人物 Wikipedia(超ネタバレ注意)

以下の解説本も理解を深めてくれるものと思います。

鹿島 茂
860円
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ミュージカルにしたことによる、展開のリズム感の欠如も気になりました。
個人的な好みによるところが大きいですが、ひとつのシーンが「長い」と感じたところも少なからずやありました。

細かいところは「省略」し、とにかくミュージカル焦点をあてている印象があるのは、本作の弱点でもあるでしょう。
ミュージカルがそもそも苦手な方には、この映画は受け入れがたいかもしれません。


それでもこの映画は幅広い方におすすめできます。
素晴らしい響きの歌唱、ラストへ向けての高揚感は、絶対に劇場で味わなければ損と言えるものです。
今年の締めくくりに相応しい、映画ならではの感動が味わえる逸品です。

できれば、前述の1998年版の映画、原作、コンサート版のいずれかに触れてから劇場へ足を運ぶのがよいでしょう(大筋は全く話を知らなくても理解はできます)。


野暮な心配なのですが、この映画は日本語吹き替え版はどうするんだろう?
全編が歌で構成されている上に、「吹き替えをしていない」ことが売りでもある本作では吹き替え版を作らないほうがいいのかもしれません。
舞台版は日本語のものも上演されているし、こちら↓を観れば不可能ではないと思えるのですけどね。
<『レ・ミゼラブル』♪民衆の歌/オールキャスト - YouTube>


余談ですが、「レ・ミゼラブル 少女コゼット」という日本のアニメ版も存在します。
<公式ページ>
見てわかるように、絵が萌え萌えです。

さらにはホラーマンガ家・犬木加奈子さんの描いた漫画版「アロエッテの歌」もあります。
<電子貸本Renta! - アロエッテの歌>
見てわかるように、絵がめっちゃ怖いです。
この作品では少女・コゼットへの虐待がこれでもかと描かれており、心底ゲンナリしました。
これを読むと映画版で魅力的だったエポニーヌの印象が全く変わります。漫画では超絶ク〇ガキです。

さらにさらに、みなもと太郎によるギャグ漫画タッチの作品まであったりします。
<Jコミ 完全版 レ・ミゼラブル>(←なんと無料で読めます)
悲劇的な物語の中にコミカルさが組み込まれているクセの強い作品ですが、作品のテーマを十二分に描けている秀作でした。

この作品のジャベール刑事はこんな感じです。

ひげジャベール<なんかカワイイ

どんな形でも、古典がこうして現代にも親しまれているのは嬉しく思います。


以下、ネタバレです 結末に触れているので鑑賞後にご覧ください↓

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2012-12-23 : 映画感想 : コメント : 14 : トラックバック : 0
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1作目への敬意は健在「スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン」ネタバレなし感想+お気にいりシーン

DVDで観たスターシップ・トゥルーパーズ インベイジョンの感想です。

デイヴィッド・マトランガ
3538円
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個人的お気に入り度:4/10

一言感想:1作目のインパクトからは程遠いなあ・・・


あらすじ


バグ軍団に襲撃された地球連邦軍の宇宙船に、リー・ヴァロー大佐をはじめとした戦士たちが送られる。
彼らに将軍ジョニー・リコから、消息不明の戦艦「JAW号」を捜索せよとの命令が下される。
パワードスーツを装着した戦士たちが艦内に足を踏み入れると、そこには人間たちの死体が散乱していた・・・




これは「スターシップ・トゥルーパーズ」シリーズの第4作目にあたりますが、いままでの実写映画とは異なり、全てCGで作られたアニメ作品です。


まずはシリーズ1作目のおさらいから。

キャスパー・ヴァン・ディーン
1477円
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映画「スターシップトゥルーパーズ」は原作「宇宙の戦士」をいろんな意味でぶち壊しにしており、コアな映画ファンに愛されている作品です。

内容を簡単に説明をすると、こんな感じです。
・グロい
・エロい
・あふれ出るバカバカしさ
・痛烈な戦争批判

普通のSFを期待している人は、人体が破壊されまくりのグロ描写にどん引き必死。
男女が共同のシャワールームが登場し、男女平等の精神を描いています(間違った感じで)。
戦線に突撃する歩兵たちがバンバン死んでいき、その裏では「君も兵隊にならないかい?」というCMが流れるさまはあまりに滑稽です。
それら全部をひっくるめて「戦争ってバカだぞ!」と訴える本作はある意味ブラックコメディとも言えそうです。

くれぐれもデートで観てはいけませんが、個人的にはかなりのマイフェイバリット作品なので、悪趣味な方には是非観てほしいです。
参考(ネタバレ注意)↓
<スターシップ・トゥルーパーズ - みんなのシネマレビュー>
<スターシップ・トゥルーパーズ - YouTube>


この「インベイジョン」でもその精神が引き継がれており、人間があっさり死に、女性の裸やシリーズおなじみの台詞も登場します。

登場人物も実写映画版から引き継がれており、「リコ」「カール」「カルメン」など1作目で活躍したメンバーもメインで活躍します。
カルメンは別人みたいだったけど・・・

カルメン1<1作目でカルメンを演じた「デニス・リチャーズ
カルメン<「インベイジョン」のカルメン

・・・誰やねん。


肝心の映画の出来は、正直ビミョー。
画はものすごく綺麗なのですが、お話のほうは盛り上がりに欠けています。

いままでのシリーズはR15+指定になるほどでしたが、今回は全年齢指定で残酷な描写もそれほどではありません。
戦闘の舞台がほぼ宇宙船のこともあり、1作目のようなボリューム感はありません。
前述の「戦争批判」もさらっと描かれる程度なのが残念でした。
本作はあくまでシリーズを知っている人へ向けた、番外編のような印象でした。

あと「なんで宇宙船の中にバグ(敵)がいるの?」という一番の疑問がはれないのはかなり致命的だと思います。

それでもサブキャラクターの描き方はいい意味でB級アクション映画っぽく、CGの戦闘シーンにはちゃんと迫力があるので「2(ただのグロい密室劇)」「3(純粋に映画としてつまんない)」よりは面白かったです。
過度な期待をしないのであれば十分おすすめできますよ。

以下はちょっとだけネタバレ↓ たいしたことは書いていないので未見でも大丈夫だと思います。

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2012-12-21 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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正義のゆくえ 映画「ワンピースフィルム Zゼット」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はONE PIECE FILM Zです。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:アニメの出来は素晴らしいけど、細かいところがちょっと・・・


あらすじ


「NEO海軍」総帥であるゼットは、海軍から「ダイナ岩」と呼ばれる破壊兵器を奪取し、「新世界」の破壊を目論んでいた。
「麦わらのルフィ」率いる海賊団は、航海の途中でゼットと思われる漂流者を見つけるのだが・・・




*この感想は原作を30巻くらいまでしかちゃんと読んでいない人間が書いています。ワンピースファンの方にはごめんなさい。

超人気コミック「ONE PIECE」のアニメ映画作品です。

原作は現在65巻を超える長期連載作ですが、新しい巻が発売されるたびに日本の初版記録を塗り替えています。
「クローズアップ現代」に取り上げられたこともあり、ご年輩の方のファンも増えています。
もはや日本でこの作品をこの作品を知らない人はいないと言えるほど、老若男女に親しまれているのです。

そしてこの映画版も恐ろしいまでのヒットを記録しており、土日の2日間のみで観客動員数は114万を突破。これは「ヱヴァンゲリヲンQ」「ハウルの動く城」を超える今世紀邦画最高の記録です。
おかげで相対的に「ホビット」「フランケンウィニー」などの同時期公開の映画はガラガラという映画ファンにとってはわりと悲しい状況になってしまいました。いやしょうがないけど。


肝心の本編なのですが、これは劇場で観る価値があるアニメだと感じました。

絵はヌルヌルと動き、アクション満載、映画館ならではの音響も相まって迫力は満点です。
おなじみのメインキャラクターにはしっかりと見せ場が用意されており、ファンサービスも忘れてはいません。
原作を読んでいたほうが楽しめますが、全く知らなくてもストーリーはこの一本できれいに完結しているので十分理解できます。
多くの観客が観ることを想定した、スキのないつくりになっていると感じました。

個人的にはオープニングの格好良さにシビレました。
モノクロを基調にした背景に赤が映える画は一見の価値があります。

大好きだったのが、敵キャラクターの「ゼット」の描き方です。
来場者プレゼントの「千巻」(ネタバレ満載)にはゼットの設定が細かく描かれており、原作者にとって思い入れのあるキャラであることがわかります。
その姿には哀愁が漂っていました。悪役ながら、ゼットのことは多くの方が好きになれるでしょう。


ただ、本作には細かい欠点(ツッコミどころ)がとても多いです。
そのひとつひとつは致命的なものではありませんが、この数だとさすがに文句のひとつも言いたくなります。
脚本担当の鈴木おさむさんには申し訳ないですが、もう少し繊細な描写に気を配ってほしかった、というのが本音です。


余談ですが、本作には「北の国から」でおなじみの田中邦衛にそっくりなキャラが登場します。

田中邦衛ボルサ<原作でもおなじみの「ボルサリーノ(黄雉)」

子どもを連れてきた親御さんはこういうところを楽しむのよいでしょう。
ちなみに松田優作のそっくりさんも大活躍します。


お話のほうは大いに不満ですが、ワンピースファン、アニメファンには存分におすすめできます。
デートでもファミリーでも、ぜひ劇場へ。
個人的には前作の「ストロングワールド」よりも面白いと思いますよ。

以下、ネタバレで不満点をあげています 結末に思い切り触れているので鑑賞後にどうぞ↓

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2012-12-19 : 映画感想 : コメント : 19 : トラックバック : 1
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愛ある科学 リメイク版「フランケンウィニー(2012)」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はフランケンウィニー(2012)です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:ラストもけっこういいんじゃない?


あらすじ


ニュー・オランダ小学校に通う少年ヴィクターは、不慮の事故により愛犬スパーキーを亡くしてしまう。
臨時教師のジクルスキ先生の授業で、電気が動物の筋肉を動かすことを知ったヴィクターはスパーキーのなきがらに電流を流し込むことを思いつく。
雷を利用した実験は成功し、スパーキーは生き返る。
一方、ヴィクターの同級生は「科学展」の準備をはじめ、虎視眈々と優勝を狙っていたのだが・・・




ティムバートン監督のストップ・モーションアニメ作品です。

本作の元ネタは「フランケンシュタイン(の怪物)」「フランケンシュタインの花嫁」であり、内容は主人公の少年が死んでしまった犬を生き返らせてしまうというものです。
主人公の名前がまんま「ヴィクター・フランケンシュタイン(怪物を創った博士の名)」なのも、それを表しています。

この作品はリメイクであり、もとは1984年に制作された25分ほどの短編映画でした。
現在はナイトメアー・ビフォア・クリスマスのボーナスコンテンツにも収録されています。
↓こちらで観ることもできるようです(日本語字幕はありません)
<Vincent & Frankenweenie-youtube>

フランケンウィニーはティムバートン監督がプロの役者とともに造り上げたはじめの作品であり、記念碑的存在です。
本作が30年近い時を経て、「ナイトメア~」を思わせるアニメーションとして生まれ変わったのは、ティム監督のファンにとって待望といえるものでしょう。
本作がモノクロなのも、雰囲気を大事にするためのファンサービスに思えました。

短い作品を90分弱の長編に仕上げているので不安もありましたが、このリメイク版ではうまくアレンジされていると思えました。

たとえば主人公のクラスメイトたちが起こす事件の数々は、オリジナル版にはないものです。
これが本筋とズレていることが全くなく、違和感がありません。

クラスメイト
*新キャラのクラスメイトたち。「トシアキ」という日本人名の子どももいます。ほかのキャラも<こちら>で。

後半のハチャメチャさは本当にティム監督らしくって、ニヤニヤが止まりませんでした。
監督のファンは存分に楽しめるでしょう。

ただお子様や、ティム監督のファンではない方にもおすすめかといえばそうでもありません。

理由のひとつがラストシーンです。
この展開に、眉をひそめる人もいることでしょう。
しかし自分はこれを肯定したいです。
中盤の科学の先生のことばを思えば、この展開にも納得できるところがあるからです。

理由のもうひとつが、物語にクセが強いこと。
胸躍る冒険もしませんし、勧善懲悪のような気持ちよさもありません。
あるのはキモ可愛いキャラ達が織り成すドタバタ劇なのです。
映画としてはツメが甘い部分も多く、間違いなく好き嫌いが分かれるものだと思います。


難点はあげましたが、ティム監督の大ファンとしては十分すぎるほど楽しめた作品でした。
2D字幕版で観たのですが、3Dの恩恵を感じれそうなのははじまって数分程度だったので、本作は2Dでも十分かもしれません(そのかわり、はじめの数分は素晴らしいファンサービスです)。

本作はテーマのことを考えれば、けっこう大人向きだと思います。
スパーキーはとにかく可愛いので、犬が大好きな方に大プッシュでおすすめです。

スパーキー<カワイイよね!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2012-12-17 : 映画感想 : コメント : 0 : トラックバック : 1
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認めること 映画「ホビット 思いがけない冒険」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はホビット 思いがけない冒険です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:長い・・・長いよ・・・面白いけど


あらすじ


ホビット族のビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)から予期しない旅の誘いを受ける。
旅の目的はドワーフ族の王国がドラゴンに乗っ取られてしまったので、奪還を目指すというものだった。
ビルボとガンダルフはトーリン(リチャード・アーミティッジ)が率いる13人のドワーフたちとともに、最初の目的地「はなれ山」に向かう。




ロード・オブ・ザ・リング」(以下「ロード」)のピーター・ジャクソン監督最新作にして、「ロード」の前日譚となる作品です。
原作は「ロード」と同じく「J・R・R・トールキン」による小説です。

J.R.R. トールキン
756円
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原作「ホビットの冒険」は「ロード」よりも短い作品ですが、映画版は「ロード」と同じく全3部作で構成されています。
「スターウォーズ」と同じように、先に時系列の後半を描き、後に時系列の前半を描くという構成がとられているのです。

その「ホビット」から「ロード」への系譜を示すのが、本作の主人公のビルボ・バギンズ
彼は「ロード」の主人公のフロドのおじにあたり、フロドに「指輪」を渡した人物なのです。

ほかにも、この映画には原作の「ホビット」には登場しないが、「ロード」に登場する人物が数多く登場します。
これは「ホビット」から「ロード」へのつながりを感じてほしいという意図によるものでしょう。


さて、本作の感想ですが、とりあえず言わせてください。
めっちゃ長いです
間違いなく一番の難点でしょう。

2時間50分と長尺の理由は主に以下の2つだと思います。
①「ロード」につながる展開が多くあること
②シーンひとつひとつが長いこと

①は前述のとおり、原作に登場しないキャラがたくさん登場し、その描写に時間を割いています。
劇場公開版の「ロード」でも駆け足に感じていたところがあるので、これはファンにとって嬉しいことでしょう。
しかし、いくら「ロード」につなげるためとはいえ、冗長に思える描写も多いです。

②についてですが、いろいろなスペクタクルシーンひとつひとつがサラっと描かれることなく、贅沢な時間を使っているのです。
そのシーンは迫力満点ですが、これもダレてしまう原因になっています。

さらに残念なのが、時間を使ったわりにはキャラの描き方が足りないと感じたこと。
旅の仲間が15人もいるので仕方がないところもありますが、主人公ビルボ、魔法使いガンダルフ、ドワーフのリーダー・トーリン、相談役のバーリン以外は誰が誰やらわかりませんwこれは原作からの難点だったようです。

各キャラクターはこちら↓で確認できるので、参考に見てみることをおすすめします。
<明らかになった《新たな旅》と《キャラクター》を徹底紹介!- 映画.com>
こんな「ドワーフの見分け方フローチャート」もあります↓
<Hobbit Dwarves Cheat Sheet>

また本作には「ロード」とよく似た構図や展開があり、これも本作と「ロード」は密接に関係していることを示しています。
しかしこれは個人的には諸刃のやいばにも思えました。
これを「既視感がある(新鮮味がない)」と感じるか、「あの冒険がもう一度観れる!」と嬉しく感じるかで、本作の印象が変わるように思えます。


いろいろ難点はあげましたが、大衆向け映画としては十二分に面白いです。
ファンタジーならでは世界を体験するだけでも楽しいし、後半は怒涛の勢いでアクションが展開されるので、それだけでも満足度は高いです。

個人的には「ロード」よりも主人公が好きになれたのが嬉しかったです。
「ロード」の主人公・フロドは色んな意味でヘタれ(感じ方には個人差があります)でしたが、今回の主人公ビルボは口では不満を言いつつも、確かな信念を持つ男のようでした。


また3D+日本語吹き替え版で観たのですが、これも結構良かったです。
吹き替え版はへたに芸能人を使わずに本職の人がちゃんと演じているし、字幕がない分美しい画を十二分に堪能できます。

しかし個人的には「ことば遊び」が楽しめる字幕版もおすすめしたいです。
たとえば予告編で観られるものでは、ビルボが「冒険に行きたくない」という意を示すために「I'm baggins of bag end」と言う台詞があります。
bag endとは「袋小路」の意味で、自分の名前のバギンズとかけて「ここから出ないぞ」ということを主張する駄洒落です。<参考>
吹き替え版では「僕はバギンズだ、袋小路のね」という台詞にされていましたが、これではちょっと意味が伝わりにくいです。

3Dは素晴らしいクオリティで、奥行を十分に感じられます。
しかしこの上映時間だとメガネが重くて疲れるので一長一短です。
本作はHFR(ハイフレームレート)という技術が使われたバージョンの3Dも上映されているので、そちらも検討してみるのもよいでしょう。


ともかく「ロード」を観ていなくても楽しめ、「ロード」ファンには嬉しいシーンが多い本作は、万人におすすめします。
直前のトイレは必須ですよ。

以下、ネタバレです↓ 結末に触れているので鑑賞後にご覧ください

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2012-12-16 : 映画感想 : コメント : 11 : トラックバック : 0
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笑ってもいいさ「最強のふたり」ネタバレなし感想+微ネタバレレビュー

ものすごーく遅ればせながら最強のふたり(原題:The Intouchables)を劇場で観ました。

さいきょうの


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:こうしたいけど、こうはなかなかできないよなあ


あらすじ


全身麻痺になった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。
面接に訪れたスラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は失業保険を得るために「不採用にしてくれ」と言う。
しかしフィリップはドリスを採用することにする。
介護の仕事は雑で、不遜なことばを吐くドリスだったが、フィリップはそんな彼のことを気に入っていた。




日本国内の興行収入は同じフランス映画である「アメリ」を超え、全世界でも「千と千尋の神隠し」超えを記録した大ヒット作です。

本作が幅広い方に支持されたのは、ヒューマンドラマとして質が高く、なおかつ実話をもととしていることでしょう。

無職の若い黒人男性と、金持ちで全身麻痺の老年の白人男性という主人公像が素敵です。
これは「レインマン」にあるような正反対の性格をもつキャラクターが織りなす面白さです。
モデルとなった物語では、介護をする若者は黒人ではなく白人の方だったそうですが、その変更も気に入りました。正反対の2人のギャップがより強調されていると思います。

この映画で好きなのは「同情はなくていい」ということが明言されていることです。

障害を持っている人に「かわいそうだな」「気の毒だな」という感情を持つことは誰にでも共通のことでしょう(それ自体は間違ったことではありません)。
この映画の若者「ドリス」はそんな「同情」の感情とは無縁の男。
その言動と行動には嘘偽りがなく、全身麻痺の男性「フィリップ」と対等と向き合おうとします。
これが観ていてすごく気持ちがいいのです。

またドリスはしょっちゅう下ネタで笑いをとろうとします
この下ネタが思春期の少年のように無邪気で、これまた憎めません。
テーマとのこの下ネタの盛りっぷりは昨年の「50/50 フィフティ・フィフティ」を思わせました。


余談ですが、「五体不満足」の著者である乙武洋匡さんは、自身のTwitterでこう賜っていました

「自虐」と感じるのは、障害を「負」と捉えているから。
だから、「これ笑っていいのか」とためらいが生じてしまう。
障害をネタにしたギャグに「あはは」と笑えるようになる世界。
これこそが究極のバリアフリーだと思っている。


障害を笑いの種にすると「不謹慎」と言われることも多いです。
でも乙武さんは、障害を持つ人がよい意味で「笑われるように」したいと言っています。


この映画も、障害であることを笑いとばしていることが最大の長所。
もちろんドリスの言動には「こうは言えないよなあ」と思ってしまうところがあるし、実際に言ったらいろいろと問題がありますw
しかし、そうした「なかなかできないこと」をやってのけているから、この映画の気持ちよさがあるのだと思います。

音楽の使い方もすばらしかったです。

Soundtrack
1848円
powered by yasuikamo

オープニングでかかったあの名曲には気分が高揚したし、そのほかにもどこかで聞いたことのある曲が効果的に使われています。
ドリスの趣味はロックやポップス、フィリップの趣味はクラシックで、その音楽の趣味の違いも展開に生かされていてとても面白いです。

ちなみに英題は「untouchables」ですが、フランス語の原題をそのまま英訳すると「intouchables」になります。
意味は前者が「さわれない彼ら」ですが、後者は「さわ『ら』ない彼ら」。
接点のない者同士といったニュアンスのようで、それはこの物語の主人公であるドリスとフィリップを示すのでしょう。
「最強のふたり」とまったく違う意味にする邦題のセンスも嫌いではありません。


わざとらしく感動を狙わない、笑えて後味のよい人間ドラマとして万人におすすめします。
残る上映館はごくわずかですが、今年を代表する秀作として是非観てほしい作品です。

以下はちょっとだけネタバレ↓ 結末には触れていませんが、野暮な不満点を書いています。

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2012-12-13 : 旧作映画紹介 : コメント : 8 : トラックバック : 0
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新旧のファンへ「仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

現在劇場で「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」が上映されています。

監督は仮面ライダーファンから圧倒的な支持を得ている坂本浩一さん。
本日はその坂本浩一さん監督作品である、劇場版仮面ライダーシリーズ屈指の傑作「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」(制作:2010年)をご紹介します。

桐山漣
2980円
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個人的お気に入り度:8/10

一言感想:もう仮面ライダー好きなら全員観ろ!


あらすじ


エコロジー都市・風都にAからZまでの26個の「ガイアメモリ」が突然ばらまかれる。それは人々を「ドーパント」と呼ばれる化物に変えてしまうものだった。
仮面ライダーWと仮面ライダーアクセルは、マリアという謎の美女とともに、事態の黒幕である傭兵集団「NEVER」に戦いを挑む!




これはこのブログの読者に教えていただいた作品でした。ありがとうございます。
もうめっちゃくっちゃ面白いです。
ウルトラマンゼロ」「ゴーカイジャーVSギャバン」でも思ったのですが、日本の特撮ものってこんなにレベル高いんですね。

主人公たちに戦う理由があり、敵も魅力たっぷりで、伏線も盛りだくさん。
終盤にしたがってどんどん盛り上がっていく構成は全てが計算しくつされています。

そして驚くべきなのはテンポの良さ。
アクションはとにかくスピーディで、有無を言わさないほどに怒濤の展開が続き、なおかつドラマも十二分に盛り込まれています。
上映時間は60分少々なのに、ものすごくボリュームを感じられるのです。
ここまでクオリティの高い作品を作り出せたのは、監督自身が香港アクション映画を愛してやまず、そのエッセンスがふんだんにこの作品に使われているからでしょう。

正直TVシリーズを観ていない自分にはサブキャラクターの関係はよくわからないところもあるし、独特の固有名詞も多く、とっつきづらさも感じます。
それでもこの作品の面白さは十二分にわかります。
本作は仮面ライダーを知らなくても、アクション映画のファンにも自身を持っておすすめできます。

「仮面ライダーW」のコンセプトも面白いです。
その特徴は、主人公2人が1人の仮面ライダーに変身するというもの。
あしゅら男爵のように体の色が左右で違うのはそのためで、繰り出す技も奇想天外です。
個人的には「仮面ライダーアクセル」のダサ格好良さにも惚れ惚れしました。

特筆すべきは終盤の展開。
ここでTVシリーズを観続けた人への最高のファンサービスが待ち受けています。
そして往年の仮面ライダーファンにもうれしい要素があって、子どもを連れてきたお父さんへのサービスも忘れてはいません。

本当「子ども向け」で終わらせてしまうのはもったいない作品です。
是非大人こそ、観てみてください。

以下、少々ネタバレで見所を紹介しています↓核心にせまるネタバレは反転していますが、未見の方は要注意。

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2012-12-11 : 旧作映画紹介 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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新時代血みどろアクション「ザ・レイド」ネタバレなし感想+お気に入りシーンベスト5

遅ればせながら、劇場でインドネシア産映画のザ・レイド(原題:The Raid: Redemption)を観ました。

ザ・レイド


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:アクションだけだけど、アクションだけじゃないよ!


あらすじ


SWAT一隊が麻薬の売人のアジトとなっているビルに突入し、死闘を繰り広げる。
ただそれだけ。




いや~すごく楽しかったです。
この映画の特徴をあげるなら、1にアクション、2にアクション、3、4をとばして5にやっぱりアクションと言っても過言ではないほどアクション描写が続くこと。
映画の8割はそういったシーンであり、「すごいアクションが見たい!」というシンプルな需要に正面から応えたステキな作品でした。

本作で主人公や敵が繰り出すのは「シラット」と呼ばれる格闘技。
この格闘技がとにかくものすごく、主人公は素手でナタを持った相手に挑み、↑の画像のように相手の武器を奪ってまた戦う。拳から足まで全身を使ったアクションの応酬は、目が釘付けになる面白さです。

あとこの映画なかなかにバイオレンシーでして、全編血みどろです
その残酷描写もいい感じにアクセントになっていて、「ヒィィィィ~」と声を上げてしまいそうになるほど強烈。
こういったアクション映画に登場する家具(用途:敵を殴る)って、簡単に壊れるものが多いのですが、この映画では壊れずに相手を思い切り痛めつけるのです。
こういう「痛さ」の描写から逃げていないために、安っぽさを感じさせません。

予告編15禁バージョンもあり)に嘘偽りがないのも大好きです。

敵多すぎ<敵多すぎ!

やりすぎ殺りすぎ!

強すぎ<強すぎ!

どのくらい殺りすぎかというと、作中で敵味方含めて50人はさっさと死ぬくらい。
SWAT隊員はガチの壊滅状態に陥るのですが、主人公と残されたわずかな隊員たちは、わずかな希望にすがり、逆転を目指します。
その姿には大興奮するわけですが、同時にそりゃ無理だよと思ってしまうほど絶望的でした。

また、ちゃんとドラマがあることも好印象。
主人公がはじめに告げる意味深なことばは後の展開につながっているし、そうした「静」のシーンはアクションだらけの本作において息をつける休憩場所として機能しています。

ちなみに本作はツッコミどころも満載です。
その代表的なものは「なんで銃を使わなくなったの?」というもの。
はじめのころは敵も味方もガシガシ銃器を使っていたのに、いつのまにか殴ったり蹴ったりの肉弾戦ばかりしています。
もちろんこれは「格闘技を見せたんだよ!」という製作者の意向なのでツッコむのも野暮なのですが、敵がゾンビのように群がったり、敵が素手でSWAT隊員に立ち向かう様はありえなすぎて失笑必死です。
そんな大味さも、また愛おしいのですけどね。

リンキンパークが参加した音楽も最高に格好いいです。
こちらでものすごい情熱を持ってサウンドトラックを制作したことがわかります(amazonではサントラが売っていないようで残念・・・)。

今年公開されたアクション映画では「エクスペンダブルズ2」の次にお気に入りです。
残る上映館はごくわずかですが、近くで上映していたら是非観て欲しい快作です。

ちなみに本作はアメリカでも大評判であり、ハリウッドで続編の制作が決定しています。
楽しみすぎるぜ!

以下は自分の好きなシーンベスト5を載せています↓
核心的なネタバレはありませんが、なるべく映画を観てから読むことをおすすめします。

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2012-12-10 : 旧作映画紹介 : コメント : 2 : トラックバック : 1
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ボンドin勘違い日本「007は二度死ぬ」完全ネタバレ感想

「007スカイフォール」はオールドファンに嬉しい要素が満載でした。
本日は007ファンから「裏ベスト」と呼ばれる問題作「007は二度死ぬ」(制作:1967年)をご紹介します。

ジェームズ・ボンド…ショーン・コネリー
991円
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個人的お気に入り度:5/10

一言感想:ボンドが忍者としてもスパイとしても忍んでいないんですけど


あらすじ


米ソの宇宙ロケットが、次々と行方不明になるという事件が発生した。
英国情報部MI6は、真相究明のためジェームズ・ボンドを日本に派遣する。
その後ボンドは日本でチュッチュアハハしたり、忍者と一緒に戦ったりする。




えー本作が問題作である理由は
①本作が日本を舞台にしている
②ストーリーが大味
の2つがその大半です。

①はなかなか素敵なことになっていまして、スモウ、ゲイシャ、ニンジャなどなどジャパニーズなアイテムが次々に登場します

その勘違いっぷりは、にわか知識のアメリカンな方が勝手に考えたんだろうな~と思わせるトンデモっぷりでなかなか笑わせます。
間違いなく日本人がもっとも楽しめる映画でしょう。

それでも本作は「リトルトウキョー殺人課」などのキテレツさに比べればだいぶマシです。
それは出演した浜美枝丹波哲郎がだいぶ修正をほどこしたおかげでしょう。余計なことを

②のストーリなのですが、これは超適当な内容になっています。
敵の描写が中途半端で煮え切らず、ヒロインの魅力はいろんな意味で薄く、とってつけたような展開はあんまり褒めれるものではありません。つーかグッダグダです。
特に最終決戦ではそれはないだろうと思わせる描写の連続で、脳みそとろけそうなほど脱力してしまいました。

そんなダニエル・クレイヴ時代の007しか知らない人が観たら気絶もののバカ映画ですが、独特のシリアスな笑いにはクセになる魅力があります。
下手なコメディ映画よりもよっぽど笑えるので、けっこうデートにもオススメですよ(いやマジで)

wikipediaにはトリビアが満載なので必見です↓
<007は二度死ぬ - Wikipedia>

そういえば丹波哲郎が声優として参加した「映画 クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦」では、「わしはジェームズ・ボンドと風呂に入ったことがあるんじゃぞ!」というセリフがあった。
本作のことなんだけど、子どもには絶対わからないネタだよなあ・・・

以下、画像付きで最初から最後までネタバレ↓ めっちゃ長いよ。

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2012-12-08 : 旧作映画紹介 : コメント : 5 : トラックバック : 0
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アニメ版VOW 映画「紙兎ロペ」ネタバレなし感想+看板ネタ集

DVDで映画『紙兎ロぺ』 つか、夏休みラスイチってマジっすか!?を観てみました。

ウチヤマユウジ
3031円
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個人的お気に入り度:7/10

一言感想:Blu-rayで観たかったなあ・・・


あらすじ


紙うさぎのロペと紙リスのアキラ先輩は高校生。
夏休みの最後の日、アキラ先輩は姉のピアスを壊してしまう。
アキラ先輩はピアスの代わりに美しいイヤリングを拾うが、それは実は美術館から盗まれた「クレオパトラの涙」だった。
強盗団はアキラ先輩を追い、ロペとアキラ先輩はそんなことは露知らず、自由研究の題材である「ツチノコ」のために下町を奔走するのだが・・・





紙兎ロペ」とは、TOHOシネマズで映画の上映前に流れていた低予算&短編アニメです。
TOHOシネマズによく足を運ぶ人なら一度は観たことがあるでしょう。
いまはキッツい誰得チックなドラマが流れているみたいだけど・・・

この作品はユルユルの雰囲気や主役2人のどーでもよさげな会話が楽しくって、TOHOシネマズに映画を観にいくときには、これのために早く席に座ったものです。

そんなアニメ作品がまさかの映画化。
上映時間は80分とコンパクトですが、もともとが1回あたり3分たらずの短編だったと考えるとかなりの長尺です。

そんな時間をかけてで大丈夫かな~と思っていましたが、心配無用でした。
本作は「ロペ」のユル心地よさを感じつつも、映画としてしっかり見ごたえがあるつくりになっていました。

作品は「登場人物の知らない事件を観客が知っている」という娯楽映画の常套テクニックを使いながら、多種多様なキャラクターが織り成す群像劇を作り出しています。
意外と伏線が効果的に使われているし、展開にしっかりダイナミズムもあるので、映画としてボリュームが感じられるのです。

そしてあるのは「夏休み」への郷愁。
この映画で描かれるのは「夏休み最後の一日限りの冒険」であるし、そこにはアイスキャンディーやらラジオ体操やら自由研究やらスイカやら用水路での釣りやら、そんな懐かしの「夏休み」アイテムがたくさん出てきます。

東京都葛飾区をモデルとしたの風景がこれまた魅力的です。
中には写真をそのままトレースしているものもあるみたいで、「下町」の良さをしっかり残した町並みを見ているだけでも楽しいのです。

この映画は刺激を求める子どもよりも、そうした昔懐かしのアイテムだったり、風景を楽しみたい大人にこそ向いているような気がします。

そして本作のもうひとつの魅力は画面内に隠された小ネタの数々
そこらじゅうに「変な看板」ネタが仕込まれているので、それをいちいち探したくなるのです。

ひとつご紹介してみましょう。

はじめ<左に注目

これは「アキラ先輩」が「ロペ」の肩に乗りセミを捕まえようとするシーン。
よく観てみると・・・

他力本願

「他力本願流剣術」

教えるの他人に頼っちゃダメでしょ!自分でやれよ!

こんな感じなので、ユルい会話が作中の大半を占めているにもかかわらず、全く退屈せずに見れます。
その面白さは、昔懐かしの「VOW」を思い出せるものでした↓
<vow - Google 検索>

ただ残念な点が・・・それは本作がDVD発売オンリーで、Blu-rayで観られないことです。
自分は普段だったらあまり画質は気にしなくって「DVDで十分」派なのですが、この作品だけはそうはいきません。
DVDの画質ではこの秀逸な「変な看板」ネタの細かい部分がほとんど読めないのです。

アニメ作品はただでさえBlu-rayの需要があるのに、なんでよりにもよってこの作品でDVDオンリーなんだ・・と嘆かずにはいられません。
正直、youtubeのHD画質のほうが綺麗でした↓
<紙兎ロペ - YouTube>
今後Blu-ray版が日の目を見ることを期待しています。


なんだかんだ言いましたが、観ていてすっごく幸せな時間を過ごせた作品なので、ほっと一息つきたい映画を観たい方にオススメします。いや本当面白いんだって。

こちらでエピソード0が観れますので、それから映画を観るとより楽しめます↓
<映画『紙兎ロペ』 Episode0 - YouTube>
ちなみにここで出てくるリスのお姉ちゃんの声を演じるのはAKB48の篠田麻里子。キツいもの言いはなかなかハマっているのではないでしょうか。
彼女は本編でも大活躍するので、ドMな方にもオススメです(ひどいシメ)。


以下、展開はネタバレしていませんが、作中の「変な看板」ネタがさらにいくつか載っています↓ 自分で探したいという方は要注意。

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2012-12-05 : 旧作映画紹介 : コメント : 8 : トラックバック : 0
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新しい世代「007 スカイフォール」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は007 スカイフォールです。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:ボンドもいろいろふっきれたよね


あらすじ


イギリス情報局秘密情報部「MI6」のエージェントであるジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、トルコのイスタンブールに向かう。
敵はNATOの諜報部員の情報が記録されているハードディスクを強奪していたのだ。
後から駆け付けたアシスタントのイヴ(ナオミ・ハリス)は、上司の「M」(ジュディ・デンチ)の指令を受け、ボンドとともに敵を追い詰めるのだが・・・




ダニエル・クレイグ主演の「007」シリーズ3作目にして、「アメリカン・ビューティー」「ロード・トゥ・パーディション」のサム・メンデス監督最新作です。

本作は「カジノロワイヤル」「慰めの報酬」と同じ世界観を共有している作品であり、この2作品の正式な続編と呼べるものです。
しかし「慰めの報酬」とは違い、本作のストーリーそのものはこの一本で独立しているため、今までのシリーズを観ていなくてもとりあえずは問題ありません。
もちろん主人公・ボンドの周りの人間関係や、性格の変化などがわかったほうが楽しめるので、なるべくなら前作、前々作を観ているほうがよいでしょう。

そして本作は、ダニエル・クレイヴよりも前の時代の「007」を知っているとさらに楽しめます
本作にはシリーズのファンにしかわからない「小ネタ」が満載なのです。
とくに「ゴールドフィンガー」を観ている人にとっては、必ずと言っていいほど歓喜できるシーンがあります。

ショーン・コネリー
2500円
powered by yasuikamo

シリーズが新しくなり、だいぶテイストが変わってもファンへの敬意を忘れていない本作は、ファンにこそ受け入れられると思います。

ただこうした小ネタの数々は一見さんにとっては、ちょっと蚊帳の外に感じてしまうのも事実。
「○○を観ておいたほうがい」というのは裏を返せば敷居が高いということでもあるので、万人向けと言うにはやや遠い印象を受けるのです。

難点は他にもあります。
気になったのはけっこう展開が強引であること。
コロコロと舞台が変わり、「ツッコミどころ」を押し切っている展開はやや消化不良で、少々モヤモヤしてしまいました。

上映時間が2時間23分と長めなのもシンドさを感じます。
サム・メンデス監督ならではの画の美しさや、癖のある台詞の応酬は大いに楽しめたのですが、本作ではそうした会話シーンに若干のもたつきを感じます。
「やっぱり007ならアクションが観たい!」と言う方にはやや物足りないかもしれません。


それでも本作は、やはりファンにとってはたまらない内容です。
個人的に好きだったのが、ハイテク機器を使わないことを皮肉った台詞や展開の数々です。
新時代のジェームズ・ボンドは、現代が舞台にもかかわらずあっと驚くような秘密道具を使わないのです。

さらに本作のテーマにあるのは「新世代」でもあります。
今までのダニエル・クレイヴ時代の007は「シリーズ第一章」な印象でしたが、本作ではシリーズのおなじみの登場人物が意外な姿で登場し、ボンドのキャラクターもさらに成長を遂げているために、シリーズの新たな礎を形作っている印象を受けるのです。

ファンであればあるほど、さらに007の世界を追い続けたくなることは間違いないでしょう。
いままでの007シリーズを観て、一本でも気に入ったものがあるのであれば、是非劇場で観ることをオススメします。

また、本作が「ダークナイト」に似ている(監督もそれを意識している)という意見もあって、それは確かに的を得ていると思いました。
いままでよりもシリアスになった作風や、ファンを刺激するネタの数々はまさに「ダークナイト」のそれです。
アクション映画の作り方も、新時代を迎えたのかもしれません。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓ 野暮なツッコミもあります。

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-12-02 : 映画感想 : コメント : 26 : トラックバック : 1
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あなたの周りでも・・・「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はウーマン・イン・ブラック 亡霊の館です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:雰囲気はゴシックでもやっぱりアメリカンスタイルなホラー


あらすじ


19世紀末のイギリス。
弁護士として働くアーサー・キップス(ダニエル・ラドクリフ)は妻に先立たれ、悲しみにから抜け出せないでいた。
事務所の上司は、彼に田舎町に建つ館へ赴き、亡くなった家主の遺品を整理する仕事を課す。
館に訪れたアーサーは、黒いローブをまとった女があたりに現れるのを目にするようになる。
同時に町の子どもたちが次々と怪死している事実を知ったアーサーは、現地で知り合ったサム・デイリー(キーラン・ハインズ)とともに、館にまつわる真実を探そうとする。




「ハリーポッター」のダニエル・ラドクリフ主演最新作です。

本作のジャンルはホラーであり、スーザン・ヒルの同名の小説を原作としています。

スーザン・ヒル
714円
powered by yasuikamo

舞台化もされた人気作ですが、初出は1983年と30年も前のことです。
この映画はイギリス本国で大ヒットを記録したとのことですが、それは古典的な名作が映画になり、かつあのハリポタが主人公を演じていることにもあるのでしょう。


本作の感想を言えば、良くも悪くも、古きから伝わる超アメリカンなホラーでした。

序盤はゆったりしたテンポで、静謐(せいひつ)な雰囲気を十二分に味わえますが、そのうちに「わっ」と脅かすタイプのおどかし方(通称:こけおどし)がそこらじゅうに顔を出します

それだけだったら芸がないものですが、本作ではちゃんと独自のアイディアや、間に緊張感のあるシーンが挟まれているので凡庸な印象は受けません。
ちょっとおとなしめの「スペル」「インシディアス」という表現がしっくりきます。

しかし、ホラーを見慣れている人には「またか」な印象もあるのも事実。精神に直接クるような日本のホラーほどの恐怖は感じません。
今回の敵である幽霊に「なんでさっさと襲わねえんだよ」とツッコミたくなるシーンも多々あります(でもこれにも理由があるように感じられるのがニクい)。
全体的に少々地味で、展開に物足りなさを感じてしまうのも残念でした。

本作の長所は、残虐なシーンがほとんどなく、血が出てくるのも一箇所のみであること。
ただ子どもにはやはり怖すぎるので、大人同士で観ることをおすすめします。


面白かったのは、主人公が「黒いローブの女」を観たことがきっかけになり、主人公の周りに危害が及んでいくという展開です。
主人公に接触する村人たちは、事実を知っているからこそ、主人公に対して不自然な対応をするようになっています。

前半のそのような村人たちの態度には、否応なしに不安を煽られます。
加えて本作のダニエル君は、魔法も使えないし頼れる仲間もいないのです。
そこからくる、主人公が孤独であるがゆえの恐怖もしっかり描かれていました。

ラストも賛否がわかれるものでしょうが、これに対して「なぜ」なのかをあれこれ考えてみるのも面白いと思います。

なんだかんだ言いましたが、ホラーとしての出来は決して悪くないです。
大人になったダニエル君の魅力を堪能したい方にオススメします。

あとおっさん化が著しいと言われているダニエル君ですが、ハーレイ・ジョエル・オスメントに比べれば遥かにマシだと思います。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画レビュー
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2012-12-01 : 映画感想 : コメント : 5 : トラックバック : 0
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レビューサイト「Filmarks」の優れた点&ちょっと微妙なところ
剛力彩芽のゴリ押しっぷり
真のレゴムービーの日本版予告編


<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

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