ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

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お知らせ

多忙につき、勝手ながらブログを2週間ほどお休みします。
次回更新は2月2~3日の予定です。
その間コメントの返信などはできませんがご了承ください。

そして200万ヒット大感謝!
また、頂いた意見を少しだけ映画邦題ベスト10&ワースト10に追記したので、一度読んだ方もよければ見てやってください。

テッド」「東京家族」「ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日」「アウトロー」「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」は観る予定ですので、レビューはそのときに。

またお会いしましょう^^)
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2013-01-19 : 日記 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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無限ループってマジで怖くね?「恋はデジャ・ブ」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

現在公開中の映画「LOOPER/ルーパー」はご覧になりましたか?
この手のタイムトラベルものが好きな人にはたまらない作品でした。

本日は「ルーパー」以上に同じ時間上をループしまくっている男を描いた傑作映画「恋はデジャ・ブ」(原題:Groundhog Day)(製作:1993年)をご紹介します。

ビル・マーレー
991円
powered by yasuikamo


個人的お気に入り度:9/10

一言感想:めっちゃ泣けるやん・・・


あらすじ


天気予報官のフィル(ビル・マーレー)は、2月2日の聖燭祭(Groundhog Day)の取材に訪れていた。
フィルは毎年恒例の取材をつまらなく思っていたが、いざ町から引き上げようとしたとき、吹雪のために足止めを食らってしまう。
仕方なく宿屋でもう一泊するフィルだったが、翌朝起きてみるとまた昨日と同じ日だった・・・




素晴らしい作品だった!これは超おすすめです!

本作は自尊心ばかりが強く意地の悪い男が、同じ日を何度も何度も繰り返してしまう様を描いた物語です。
その姿ははじめは滑稽に思えるのですが・・・実はとっても切なく、苦しく、恐ろしく、泣ける作品に仕上がっています。

日々代わり映えのない生活をしている人は多いけれど、実はそんな生活にも「積み重ね」があります。
では毎日同じ日を繰り返し「積み重ね」がリセットされるとしたら?それは希望を失うことと等しいのです。

この手の「1日を繰り返すループもの」には
「涼宮ハルヒ」の「エンドレスエイト」「木曜の怪談」の「うるう年の奇跡」がありましたが、本作の境遇のほうがより過酷でしょう。
参考→<ループもの - Wikipedia>(ネタバレをしている作品もあるので注意)

主人公が同じ日を繰り返すうちにどのような行動に出るのかーそこが見所になっています。
変わらない日を生きようとも、次第に変化していく主人公に、自分は目一杯感情移入してしまいました。


難点もたったひとつだけあります。
軽いネタバレかもしれませんが、言ってしまうと「なぜ同じ日をループするの?という謎が解明されない」ことです。

主人公を罠にはめる秘密組織やら、タイムマシンやら、そういうSF的要素はいっさい登場しません。
「なぜ」なのかを気にする人や、主人公が「1日を脱出するためのヒントを探す」展開を期待する人には肩すかしかもしれません。

でもこの映画はこれでいいのでしょう。
あくまで重要なのは、一人の男と、彼とたった1日をともにする周りの人たちの物語なのです。


いやーしかし、ワースト10にあげるくらい邦題は最低だと思っていたのですが、映画を観た後はさらにゲスな邦題だとわかりました。
この映画は「恋」だけでなく、人生すべてを包括しているテーマ性を持っています。それなのにダッサダサの上、安っぽいラブコメを連想させるこの題はないんじゃないの?

自分だったらどう邦題をつけるかな・・・「明日を待ちわびて」「巡りくる一日」とか?いやこれもどうかと思うんだけど、少なくとも「恋はデ・ジャブ(笑)」よりはマシでしょう。
みなさんもよさそうな題を思いついたら教えてください。

タイトルバイバイな映画ではありますが、是非すべての人に観てほしい作品です。
観た後は誰かにおすすめしたくなること必死ですよ。

以下、ほんのちょっとだけネタバレです↓ 結末には触れていませんが、未見の方は要注意

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テーマ : 映画
ジャンル : 映画

2013-01-18 : 旧作映画紹介 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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この邦題をつけたのは誰だあっ! 映画邦題ベスト10&ワースト10 

今年(2013年)に公開された映画「アウトロー」の原題は主人公の名前である「Jack Reacher」です。
原作小説のシリーズになじみのない日本人向けに、この邦題にしたのでしょう。

でもそれに反するようにブラッド・ピット主演の映画「Killing Them Softly」は「ジャッキー・コーガン」という邦題がつけられたりしています。
原題と異なる邦題をつける基準って、よくわかんないですね。

とにかく、日本の配給会社がつける邦題にはセンスが求められると思うのです。
本日は個人的に秀逸だと感じる邦題ベスト10&こいつは許せねえな邦題ワースト10をご紹介します。



*注意事項
「みんなのシネマレビュー」にある「邦題マッチング評価」の点数を記載しています
・その点数と個人的かつ勝手な好みを加味してランキングを決定しています
・先に原題をのせているので、それを見てから邦題を予想するのもいいかもしれません
・(追記)コメントやtwitterの意見を参考にしてタイトルを追加しました。ありがとうございます!




~邦題ベスト10~


10位

原題:The Spitfire Grill

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テーマ : 映画
ジャンル : 映画

2013-01-16 : いろいろコラム : コメント : 51 : トラックバック : 0
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流転の末に 映画「LOOPER/ルーパー」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はLOOPER/ルーパーです。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:アラの多さすら楽しめる、タイムパラドックスものの秀作!


あらすじ


若き日のジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、30年後の未来から送り込まれた標的を始末する殺し屋・通称「ルーパー」だった。
ある日、ジョーのもとへ30年後の自分(ブルース・ウィリス)が送り込まれる。
未来の自分の殺害をためらうジョーだったが・・・




これは面白かった!
タイムトラベルもののツボを押さえ、なおかつ独創的でもある秀作です!

物語は「30年後の未来から『自分』が送られてくる→『若き日の自分』と『年をとった自分』が戦いはじめる」という荒唐無稽なものです。
それでも独特の設定がそれなりに説得力があるので、違和感なく物語を楽しむことができるでしょう。

まず「なぜ未来から人間が送られてきて、それを始末するのか?」と言えば
・未来で作られたタイムマシンは違法になっており、犯罪組織しか使えなくなっている
・未来では死体の身元がすぐに割れてしまい、死体を処理できない
・そのため、30年前に始末したい者を送って、死体を消さなければならない
というものです。
主人公がやっているのは、タイムマシンが作られていない今でしかできない「ヨゴレ仕事」と言ってもいいでしょう。

しかも、この「未来から送られる人間」には、なんと未来の自分もいます。
本作の物語のキモはまさにそれで「なぜ30年後の自分が送られてきて、何を目的としているのか?」というミステリー要素も含んでいるのです。

またタイムパラドックスの要素も強い作品ですが、その点は深く掘り下げていません。
なにせ作中に「タイムトラベルの話は面倒くさい、どうでもいい」という台詞があるくらいです。

あくまであるのは、未来の自分と対立する男を主軸とした人間ドラマ。
それを期待するだけで楽しめるでしょう。

役者も魅力的で、大御所ブルース・ウィリスはもちろん、すっかり売れっ子になったジョゼフ・ゴードン=レヴィットも素晴らしい演技を見せてくれます。
現場ではジョゼフをブルースに似せるため、3時間かけた特殊メイクをしたそうです。
このメイクを手がけたのが、日本人である辻一弘というのも嬉しいところです。

そして凄まじいのは子役のpierce gagnon(ピアース・ガノン)くん。
この子の演技には末恐ろしさを感じました。

監督は「BRICK‐ブリック」「ブラザーズ・ブルーム」で独創性と映像美が高く評価されたライアン・ジョンソンです。
本作でも美しくシャープな映像がとても魅力的に仕上がっており、大胆な構図やカメラ移動には驚きを感じざるを得ません。

音楽も素晴らしかったですね。

Original Soundtrack
2429円
powered by yasuikamo

スタイリッシュな映像にベストマッチでした。

伏線だらけの上に予想を裏切る展開、未来の自分と現在の自分がそれぞれの目的のために行動する姿に興奮しっぱなしでした。

個人的に大好きだったのはラストシーンです。
このラストで、主人公が語ったの境遇や、登場人物の関係を思い返してみることをおすすめします。


ここまで褒めまくりましたが、難点もあります
本作は細かいところにはだいぶアラがあって、ツッコミどころ満載なのです(特に敵の組織関連はわりとヒドい)。
勢いで突破しているところも多く、どうにも失笑を隠しきれない部分もありました。

中盤では会話シーンが多く、少し中だるみも感じました(会話自体は後の展開につながるものであり、必要なものです)。


好き嫌いが分かれる作品だとは思いますが、「ミッション:8ミニッツ」などのタイムパラドックスものが好きな方には大プッシュでおすすめしたい作品です。
観たあとは誰かと語りたくなることでしょう。
観る前のネタバレは絶対に厳禁。是非、劇場で堪能してください。

また、本作には銃殺をはじめとした残酷描写が非常に多く、PG12指定では少し甘いと思わせます。
そこだけはご注意を。


以下、結末も含めてネタバレです 映画を未見の方は絶対に読まないでください

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テーマ : 映画
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2013-01-13 : 映画感想 : コメント : 15 : トラックバック : 3
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「最強のふたり」が好きな人におすすめ「ふたりにクギづけ」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

昨年公開された「最強のふたり」は万人向けの良作でした。
評判もすこぶる良く、興行収入もロングランを記録した本作は2012年のベストムービーのひとつに数える人も多いでしょう。

本日は、「最強のふたり」が好きな人におすすめできる映画「ふたりにクギづけ」(原題:STUCK ON YOU)(製作:2003年)をご紹介します。

マット・デイモン
995円
powered by yasuikamo


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:微笑ましく、そして泣ける!

あらすじ


プレイボーイの兄・ウォルト(グレッグ・キニア)と引っ込み思案の弟・ボブ(マット・デイモン)は、生まれながらの結合双生児だった。
お互いに足を引っ張らないと決めた2人は何をするにも一緒で、楽しく仲睦まじく暮らしていた。

ある日、演劇の才能があると確信したウォルトは、役者になるためにハリウッドへ行きたいとボブに提案する。
一方ウォルトは結合双生児であることを明かさないまま、一度も会ったことのないメイ(ウェン・ヤン・シー)という女性とチャットを続けていたのだが・・・




これはすんごく面白かった!超オススメです!
【TSUTAYA発掘良品】にも選ばれているので、見かけたら是非!

「最強のふたり」との類似点はこんな感じです。
・性格が正反対なコンビの物語
・下ネタ満載
・障害を笑い飛ばしている

さらにはコンビの片側が「障害を隠したまま女性とチャット(文通)している」ということまで一緒です。

「ふたりにクギづけ」で描かれるのは、結合双生児であるために一生くっついたままでいる兄弟の姿です。
ふたりはどんなときでも一緒です。

片手で<日課の運動も2人で

料理も一緒に<ハンバーガーも2人で作っちゃう!

そんな結合双生児である2人の生活を観ているだけもとっても楽しいのです。

本作の監督は「メリーに首ったけ」のファレリー兄弟で、実は監督のどの作品でも障害者が登場しています(本作では結合双生児のほかにも知的障害者が登場します)。

しかし障害者をネガティブに描くことはせず、「障害は個性のひとつ」というスタイルを貫き通しています。
監督は本作のメイキングで「障害者を笑っているんじゃなくて、障害者を笑っている奴らを笑っているんだよ」と言ってるそうです。

乙武洋匡さんも「障害は不便だけど、不幸ではありません」と言っていましたが、この映画を観ればそれは正しいことであると理解できるはずです。
障害者に対する差別や偏見を笑い倒していることは、監督ならではの優しさにあふれていました。

コメディとしてもクスクス笑え、兄弟愛を描いた人間ドラマとしても優れています。
下ネタもそれほどどぎついものではないので、万人が楽しめるものでしょう。

また、本作は日本語吹き替え版がすごくよくできていて、言葉遊びを日本語で楽しめるように上手く改変されています(字幕より出来がいい)。
一度は吹き替えで観てみることをおすすめします。

ちなみに本作は、公開当時はかなり上映館が限られていました。
2月には同監督の最新作「新・三バカ大将 ザ・ムービー」のDVDが発売されるのですが、これにいたっては劇場未公開作品です。
もっと日本でも注目されもいいと思うんだけどなあ・・・邦題がダサいのがいけないんや

個人的に一番感動したのは、エンドロール後にあった1シーンでした。
なので本作はエンドロールに入っても停止ボタンを押さないように!

以下はちょっとだけネタバレです↓ 核心部分は反転しているので、未見でも大丈夫だと思います。

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テーマ : 映画
ジャンル : 映画

2013-01-09 : 旧作映画紹介 : コメント : 5 : トラックバック : 0
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悪ガキたちのエイリアン退治「アタック・ザ・ブロック」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

DVDで観たアタック・ザ・ブロックの感想です。

ジョン・ボヤーガ
3640円
powered by yasuikamo


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:コメディじゃないじゃん


あらすじ


集合住宅で、不良少年たちとエイリアンの戦いが勃発する。




映画評論家の町山智浩さんが選ぶ2011年映画のベスト5タランティーノが選ぶ2011年ベストムービーの7位に選ばれた作品です。

製作総指揮官が「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホットファズ」(←どっちも超大好き)のエドガー・ライトであるので、もっとおバカなノリの作品かと思っていたのですが、そうではありませんでした。
容赦なく人が死に、血も出まくるバイオレンスな低予算B級アクション映画です。

本作で特徴的なのは、主人公たちが不良の子どもたちということです。
カツアゲをするわ、ハッパやタバコをプカプカ吸うわでとことん素行が悪いのです。

リッチになれるぜ!<主人公「エイリアンの死体でリッチになれるぜ!」

本作はそんな彼らが住むブロック(集合住宅)にエイリアンが来襲したらどうなるか?を描いたアクション映画。
主人公はとことん嫌なヤツらですが、そんな彼らにも人間らしさや「仁義」のようなものも感じられるようになっています。

アクション映画としては「逃走→反撃」の流れが小気味よくて出来はいいのですが、ちょっとドラマ部分はイマイチな印象ではありました。
主人公たちの内面に迫る描写が少なくて感情移入しにくいし、バランスの悪さを感じなくはありません。

でも残酷描写が受け入れられ、B級アクションや「グーニーズ」などの子どもが活躍する映画が好きな方には是非おすすめしたい作品です。
前述のとおり、コメディらしさはほとんどないのでご注意を。

以下はちょっとだけネタバレです↓ 少しだけ結末部分にも触れているので未見の方は要注意

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テーマ : 映画
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2013-01-07 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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履き違えた悪趣味「ピラニアリターンズ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

DVDで観たピラニア リターンズの感想です。

ダニエル・パナベイカー
3652円
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個人的お気に入り度:3/10

一言感想:前作は素晴らしかったよなあ・・・


あらすじ


殺人ピラニアがプールに来るだけ。




前作が傑作だったのでそこそこ期待していたのですが、これはまるでダメでした。
R15+だったレーティングはR18+に上げられましたが、実際はグロもエロもパワーダウンで面白くないです。

前作で素晴らしかったのは「バカでエロい若者たちがピラニアに喰われまくる」「主人公たちがピラニアに喰われないよう頑張る」ということだけです。
前作の若者たちは「警察の助言を聞かない」「ヌードになってバカやってる」ヤツらなので、ピラニアに喰われようが血みどろになろうが一切同情しなくてすむんですよね(こう言うとヒドいな)。

しかし今作は若者たちが別に悪いわけではない(プールの経営者のクズオヤジのせい)ので、ピラニアに喰われてしまうのが可哀想に思えてしまいます。
加えて主人公チームの活躍も少ないです。

前半はそこそこ見せ場があって面白かったのですが、後半のスペクタルシーンはカタルシスがなくて肩すかし。
もっとプールという舞台を利用した残酷シーンがあってもよいと思うんだけど。

本作の難点はまだあります。
デビッド・ハッセルホフという有名人がゲスト出演しているのですが、これ関連のギャグが全く面白くないのです。
デヴィッド<「ベイウォッチ」なんて知らないよ
好きな人には申し訳ないですが、なじみのない日本人からすれば「誰?」って感じで蚊帳の外。
おまけ程度であればよいのですが、こいつは「俺はスターだぞ」とほざくだけでろくな活躍をせず、しかも出ずっぱりなのでウザいことこの上ないです。

個人的に最悪だったのがラストシーン。
前作のラストは大爆笑できたのですが、本作は観るんじゃなかったと後悔するレベルでした。

とにかくすべてが劣化した出来で残念でした。
前作が微妙にコケたので制作費が削られたのはわかるのですが、もっと面白くできたと思うんだけど。
正直これを観るくらいなら前作を観直すことをおすすめします。


以下、結末を含めて大いにネタバレです↓ 映画を観る気がないなら読んでもいいと思います。
人によっては不快に感じる文章(残酷描写や暴言)があるのでご注意を。

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テーマ : 映画
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2013-01-05 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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まだ、忘れずに「希望の国」ネタバレなし感想+微ネタバレレビュー

遅ればせながら希望の国を劇場で観ました。

夏八木勲
4469円
powered by yasuikamo


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:監督の主張は伝わるけど、映画としては・・・


あらすじ


長島県の民家で、泰彦(夏八木勲)と妻(大谷直子)は酪農を営みながら、息子夫婦(村上淳、神楽坂恵)と共に慎ましく暮らしていた。
そんなある日、大地震が彼らを襲い、原子力発電所が爆発する。
泰彦の家のすぐそばは放射能警戒区域に指定されたが、泰彦はかたくなにそこを動こうとはしなかった。




ヒミズ」の園子温監督最新作です。
本作で描かれているのは原子力発電所の問題ですが、実際にあった事件を暴くような作品ではありません。
監督ならではの表現が多く用いられた人間ドラマになっています。

この映画には「長島」という架空の県が登場します
映画を観るまでは実在の地名を使うことをきらってそうしたのかなと思っていましたが、そうではありませんでした。
本作には東日本大震災でもっとも被害をこうむった「福島」も思い切り登場するのです。

作中にたびたび登場する「福島のことを忘れたのか」という登場人物のことばを考えれば、そこにあるメッセージは「原発で苦しんだ人たちのことを忘れないでほしい」というものです

この映画ではそこに踏み込み、震災から時間が経った避難者の気持ちも表現しています。
放射能に対して過敏になっている避難者が「そこまで過敏にならなくてもいいじゃないか」と嘲笑されるシーンはその最たるものです。

人というのは都合よくできていて、時間が経つと多くの人が悲しんだニュースなどを忘れています。
実際に東日本大震災から2年が経過しようとしている今も「原発を撤廃するか否かの問題は話題にあがるけど、被災者がどうなったかはあまり話題にあがらない」という状況になっています。

そこで「もう一度地震が起きて原発が爆発したらどうなるのか?」を描いたのがこの作品なのです。
園子温監督の描き方は極端ではあるけれど、とても意義のあることだと感じました。


しかし映画として面白いかと問われると、自分は否をつきつけたくなります。

3つの家族の物語が並行して描かれるのですが、どれも突出した面白さを感じれなかったのです。

この監督にしてはテンポがひどく悪いのも気になりました。
荘厳なクラシックの音楽も多用されすぎて聴いていてキツいものがあります。

物語はカタルシスがあるものではないですし、娯楽性はほとんどありません。
園子温監督のいままでの作品に感じたパワーを期待すると、肩すかしに感じるのではないかと思います。


それでも本作は「大震災から時間が経っているが、今だ痛々しい爪痕を残している」今でこそ観てほしい作品であることは間違いありません。
夏八木勲大谷直子さんをはじめ役者は素晴らしかったし、メッセージは多くの人に伝わるものです。
万人向けではありませんが、被災者の方々の気持ちに触れたい方におすすめします。

<劇場情報>

以下、少しだけネタバレです↓ 結末への展開にふれるところがあるので、未見の方は読まないほうがいいかもしれません。

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テーマ : 映画
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2013-01-04 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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2013年の色んな意味で注目の映画たち

あけましておめでとうございます。

2013年に公開される映画の中から、色んな意味で話題になりそうなor個人的にすんごく気になった映画たちをご紹介します。


1月12日(土)公開
ロンドンゾンビ紀行

ロンドンゾンビ

おじーちゃんとおばーちゃんがゾンビと戦う映画。
これがギャップ萌えってやつか。


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2013-01-01 : いろいろコラム : コメント : 11 : トラックバック : 0
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<ヒナタカ | シネマズ by 松竹>

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2015年ベスト映画20
2015年ワースト映画10

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レビューサイト「Filmarks」の優れた点&ちょっと微妙なところ
剛力彩芽のゴリ押しっぷり
真のレゴムービーの日本版予告編


<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

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