ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

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がんばれ、ベジータ 映画「ドラゴンボールZ 神と神」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はドラゴンボールZ 神と神です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:みちゃおれん・・・!(ベジータが)


あらすじ


破壊神・ビルスが39年の眠りから目覚めた。
ビルスは夢で見た「スーパーサイヤ人ゴッド」に会うために人間界に姿を表す。
地上ではブルマの誕生会が行われており、事情を知ったベジータはなんとかビルスのご機嫌を取ろうとする。




全世界で絶大的な人気を誇る漫画「DRAGON BALL」。
その「最強への道」以来17年ぶりとなる劇場アニメ作品です。
今までの劇場版はほかのアニメ作品との併映でしたが、今回は単独公開となっています。

作品の時系列は「魔人ブウ」編から「最終回(とその1話前)」の間となっており、登場人物の年齢もそれに準じています。
悟空は34歳で、2人の子どもがいる「いい大人」です。
作中にも年齢のことをいじるシーンがあったりします。

悟空の仲間たちが集まってパーティをするだけで、ドラゴンボールのファンとしては嬉しくなってしまうでしょう。
本作にはそんな「同窓会」のような雰囲気なので、リアルタイムでドラゴンボールに触れていた人たちにこそ楽しめるのではないでしょうか。


本作の一番の特徴はとにかくギャグシーンが多いことでしょう。
これはシリアスだった「ドラゴンボールZ」ではなく、初期のコメディだったときの雰囲気そっくりです。

さらには本作で初登場する・ビルスも憎めないギャグキャラなので、「地球が破壊されるかもしれない」という一大事であるのにもかかわらず、作品全体のノリはとてもライトなのです。

ビルス様<こう見えてひょうきん。モデルはアヌビス神コーニッシュレックスだそうです

本作のコメディシーンの多さは、原作者である鳥山明さんが脚本を手がけたためでもあるのでしょう。
パンフレットでは、鳥山さんが「東日本大震災のことがあったので、街や建物を破壊するシーンはやめて欲しい」とお願いしたことが書かれているそうです。

この緊張感のなさにがっかりする方もいるでしょうが、自分は気に入りました。
「同窓会」を楽しんで、ニコニコしたまま劇場を去れるのであれば、子どもを連れてきた親御さんも満足でしょう。
もちろんお子さんにとっても楽しい展開ばかりなので、十分におすすめできると思います。

あとベジータがプライドを捨て去るというアイデンティティが崩壊寸前のシーンがあるのですが、これにも冷静なツッコミが入っていたので問題ありませんでした。ちゃんと笑えます。


難点は映画としてのボリュームが乏しいことです。
上映時間はたったの85分ですし、物語は「とても強い神様が来ちゃったからなんとかしよう」以外に何もありませんw高尚なテーマやらメッセージ性は皆無でした。
わりとツッコミどころも多く、苦笑いするしかない展開も多々ありました。

後半の戦闘シーン以外は「止め絵」が多く、アニメならではの面白さもいまひとつでした。
劇場で観るアニメなのに、TVスペシャルを見ているかのような印象にとどまっています。

キャラが万篇なく活躍しているとは言い難く、ほぼ台詞なしのキャラクターもおり、「やっぱり主人公は悟空」な展開はちょっぴり残念でした。
もっと花を持たせてやりたいキャラはいっぱいいるのですけどね。


そんな不満はありつつも、自分はわりと好きな映画です。
悟空が「オッス、オラ悟空」と失礼な挨拶を神様にして界王様に怒られたり、ベジータがヘタレだったり、悟飯が調子に乗ったり、そんな「相変わらず」のキャラを眺めるだけでも楽しい気分になれます。

後半の戦闘シーンの迫力も十分なので、久々のドラゴンボールを堪能したい方は、ぜひ劇場へ。
短い時間でサクっと観れるアニメ作品としてオススメします。


余談ですが、入場者プレゼントとしてもらった「ドラゴンボール型のペン」がすげえ使いづらいんですが。

使いにくい・・・<ペンである必要性は?

持ちにくいだけじゃなく、書いた字が隠れて見えないんですけど・・まあおまけだからいいや。

以下、展開と結末が全てネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画
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2013-03-30 : 映画感想 : コメント : 27 : トラックバック : 0
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できないことと、できること 映画「だいじょうぶ3組」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はだいじょうぶ3組です。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:ちょっと「いい子すぎ」「できすぎ」かなあ


あらすじ


松浦西小学校に、手も足もない先生がやってきた。
その先生の名前は赤尾慎之介(乙武洋匡)。彼は補助教員の白石優作(国分太一)と5年3組を受け持つことになったのだ。
はじめて赤尾の姿を見たとき、児童たちの表情には驚きと戸惑いの色が広がるが、様々なイベントを経て、2人の先生と28人の児童たちは信頼を深めていく。




大ベストセラー「五体不満足」の著者であり、元スポーツライターでもある乙武洋匡さんの自伝的小説を原作とした映画です。

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この物語はフィクションですが、乙武さんが実際に小学校の先生を勤めていたことは事実です。
作中に登場する授業は乙武さんの考え方が十二分に取り入れられており、とても尊いメッセージが込められています。
乙武さんのファンはもちろん、子どもにぜひ観せたい作品に仕上がっているといえるでしょう。


しかし、申し訳ないですがこの映画版は、完成度はいまひとつと言わざるを得ません。
作中、どうしても違和感を覚えることが多いのです。

一番の問題は、ドラマに真実味を感じられないことです。
起こる事件や子どもたちの行動、さらには教職員のことばに至るまで、現実にはありえそうにもない、不自然なシーンが数多くあるのです。
序盤はそれほど気にならなかったのですが、クライマックスの出来事には正直がっかりしてしまいました。

さらに作中に登場する子どもたちがいくらなんでも「いい子」すぎることはかなり気になります。
序盤は新任の手も足もない先生のことを疎ましく思う児童もいるのですが、それは大きなドラマを生み出しません。
さらには児童のほとんどは意見を求められると積極的に手をあげて発言、問題はサクサクと解決します。
ちょっと悲しいシーンがあったとしても、他の出来事を描いたあとにいつのまにか解決していたりします。
これでは物足りなく感じてしまうのも当然だと思います。

自分は原作は未読だったのですが、これらの違和感は全て映画用に書き換えられていたもののようです。
参考→「映画の違和感は原作で払拭」 だいじょうぶ3組 - Yahoo!映画(それなりにネタバレしているので注意)

自分は「奇跡」などのように、出来事や子どもの行動が自然に感じる映画のほうが好きです。
本作のあらゆるところにある不自然さのおかげで、「出来すぎたドラマ」「道徳の授業を受けているよう」な印象になっているのはすごく残念です。
乙武さんは、出来上がった脚本を見て「これなら任せられる」と言っていたのですが、もう少しだけでも細かい部分に突っ込んで欲しかったというのが正直なところです。


もちろん、本作にはいいところもたくさんあります。
個人的に本当によかったと思ったのは、乙武さん自身がこの映画の主演を務めたこと。乙武さんが演じてこその、面白いシーンが多くあるのです。
それは給食で乙武さんの食べ方に児童のみんなが注目するシーン、階段を登るシーンなどです。
演技そのものは上手くはありませんが、乙武さんの実直な人柄が伝わってくる演技です。
そうして当たり前のように日常を過ごしている姿が、自分はこの映画で一番好きになりました。

また、観る前は「綺麗事に始終している作品なんだろうな」とすさんだ大人の自分は思っていたのですが、本編でその「綺麗事」に突っ込んでいるシーンがあったのもよかったです。

予想外によかったのが、音楽でした。

世武裕子
2400円
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ときおりホームビデオのような撮り方になる演出に、ぴったりとはまっている音楽でした。
挿入歌の世武裕子による楽曲「ハローハロー」も素晴らしいと思います。
【PV】 世武裕子 NEW SINGLE "Hello Hello(2011 version)" - YouTube

ちなみにロケーションに使われた学校は、超人気アニメ「けいおん!」のモデルとなった豊郷小学校(旧校舎)だったりします。
けいおんを観ていた方には、この学校の風景に思うところがあるかもしれません。

さらに作中、乙武さん演じる赤尾先生が自分の弱さを吐露するシーンも大好きでした。
自分の中の乙武さんは「とにかくポジティブ」「ブレない」「強い」という、まるで雲の上の人のようなイメージだったので、そんな乙武さんが(たとえフィクションでも)弱さを見せたことが、すごく嬉しかったのです。
より一層、乙武さんのことが好きになりました。


この作品に根付いているのは、金子みすゞの詩「私と小鳥と鈴と」です。

  私が両手をひろげても、
  お空はちっとも飛べないが、
  飛べる小鳥は私のように、
  地面を速く走れない。
  私が体をゆすっても、
  きれいな音はでないけど、
  あの鳴る鈴は私のように、
  たくさんな唄は知らないよ。
  鈴と、小鳥と、それから私、
  みんなちがって、みんないい。


自分はこの詩のこと自体は知っていたのですが、赤尾先生が授業でこの詩を扱うとき、この詩の持つ新たなメッセージについて知ることができました。
それだけで、この映画に感謝をしたいと思います。


本作は残念ながら興行成績は初登場10位と芳しくありません。
激しい戦闘シーンや夢のある作品がたくさん公開されている中、この映画を選択する人は確かに少ないでしょう。

しかし、本作には「乙武さんの授業を子どもと一緒に受ける」という映画でしかできない体験をすることができます。
この映画に出演していた子どもたちはもちろん、この映画を観た子どもたちには、それは貴重な経験になるはずです。
障害をもつ方だけだけでなく、障害について考えたい方、乙武さんのことを知りたい方におすすめします。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画
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2013-03-28 : 映画感想 : コメント : 3 : トラックバック : 1
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夢をあきらめる理由「ボクたちの交換日記」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はボクたちの交換日記です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:欠点は多いけど、内村さんらしくて好き


あらすじ


お笑いコンビ・房総スイマーズの田中(伊藤淳史)と甲本(小出恵介)は、互いの気持ちを伝えるために交換日記をつけはじめる。
はじめは交換日記を煩わしく思う田中だったが、続けるうちに自分の想いを甲本に告げるようになっていく。
なかなか売れないふたりだったが、彼らに大ステージで名を売るチャンスが訪れる。




ピーナッツ」に続く、内村光良監督作品です。
映画オリジナル作品だった「ピーナッツ」と違い、本作は鈴木おさむの小説を原作としています。

鈴木おさむ
540円
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お笑い芸人を描いたこの作品を、本業がお笑い芸人である内村さんが監督したことは、この原作にとっても幸運であったと思います。

個人的な思い入れになりますが、自分はお笑い芸人としての内村光良さんが大好きです。
子どものころからかれこれ20年以上もウッチャンナンチャンのコンビの番組を見てきました。

さらに大好きになったのは「笑う犬の冒険」という番組の1コーナー「Milky Video Channel」でした。
このコーナーでは内村さんの好きな映画についてわりと好き勝手に語っており、内村さんが映画が好きな気持ちがものすごく伝わってくる、映画好きにとってはたまらないコーナーでした。
このコーナーで「ルパン三世 カリオストロの城」「家族ゲーム」「ベンハー」の1シーンの物まねをされたときはゲラゲラ笑ったものです。

内村さんはもともと映画監督を志して映画学校に入学をしていたので、お笑いのを経験を経て映画監督になられたことが、いちファンとして本当にうれしく思います。

そして内村さんの人間性も大好きです。
いつもニコニコしている表情からはやさしさがみてとれますし、
後輩の面倒見もとてもよく、
バカルディをさまぁ~ずに海砂利水魚をくりぃむしちゅーに改名してしまったことで責任を感じていたり、本当によい人なんだなあ、といろんなエピソードや番組を見て思うからです。


そして今回のこの映画も、内村さんならではの優しさに溢れていました。
この映画の売れないお笑い芸人に向けられている視線は、とても暖かいものです。
それは内村さん自身が、いままでも後輩の売れない芸人を観てきていたからでしょう。

ますますこの映画を撮るのは内村さんにうってつけだと思えるのですが、公式ページで内村さんは「お笑い芸人の話をお笑い芸人である自分が描くことにためらいがある」と言っています。
辛い現実をたくさん見ていた内村さんだからこそ、抵抗を感じたのでしょう。
自分はこの映画で内村さんのことがもっと大好きになりました。


正直に感想を言うと、本作は映画としては決して上手いとは思えません。

理由のひとつが「登場人物が自分の気持ちや作品のテーマをベラベラとしゃべってしまう」ことです。
邦画特有のこういう特徴は、自分は好きではありません。

何気ない台詞でも、役者の表情だけでも、テーマや気持ちを語ることはできます。
それができてこその映画作品だと思うのです。

本作が説明台詞っぽくなっているのは、主人公2人が自分の気持ちを綴る「交換日記」とアイテムがあるためでもあります。
しかし本作には交換日記の文面以外にも大仰な台詞が多く、どうにも入り込めないところがありました。

加えて画づくりや話運びも「テレビドラマらしさ」を感じてしまい、劇場というハコで観ることの利点があまりないようにも思えました。

物語においても、甲本(小出恵介)がいくらなんでもイヤなやつすぎることがとても気になります。
ネタづくりまでがんばっているイイやつの相方・田中(伊藤淳史)に対して、彼は何もしていなさすぎです。
このダメダメぶり、甘やかされぶりも最終的には作品には必要なものだとわかるのですが、そこに行き着くまではかなりイライラしてしまいました。

また、作中での時間経過が大きいので、メイクや髪の工夫で登場人物たちが老けて見えるような工夫がほしかったところです。
どの時代でも登場人物の年齢が同じに見えてしまうのはもったいなく思います。


欠点の多い作品ではありますが、テーマはとても尊く、ストレートに伝わってくるものです。
夢を追いかけていた人、今も夢を追い続けていた人、夢をあきらめた人に、この映画はきっと励みになるはずです。
それだけでこの映画のことが好きになれましたし、映画監督しての内村さんも応援したくなりました。

ファンキーモンキーベイビーズの主題歌「サヨナラじゃない」もとてもよかったです。
お笑い芸人に興味がなくても、夢にくすぶっている若者のドラマを観たい方にはぜひおすすめします。
前半はクスクス笑え、後半はしんみり感動できますよ。

以下、結末も含めて盛大にネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画
ジャンル : 映画

2013-03-26 : 映画感想 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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後ろにいた者「ジャックと天空の巨人」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はジャックと天空の巨人(原題:Jack the Giant Slayer)です。

ニコラス・ホルト
2791円
powered by yasuikamo

個人的お気に入り度:6/10

一言感想:めっちゃ人死ぬやん・・・


あらすじ


ジャック(ニコラス・ホルト)は、王国で修道士からとある「豆」を預かる。
それは天空の巨人のところまで通じる魔法の豆だった。

ジャックの住まいにイザベル姫(エレノア・トムリンソン)が訪れるが、ジャックが誤って落としてしまった豆が雨に濡れ、イザベル姫は巨大なツタに天空へと押し上げられてしまう。

ジャックは王国の兵士エルモント(ユアン・マクレガー)やクロウ(エディ・マーサン)とともに、イザベル姫の救出に向かう。
その裏で、ロデリック卿(スタンリー・トゥッチ)は不敵な笑みを浮かべていた。




ユージュアル・サスペクツ」「X-MEN」のブライアン・シンガー監督最新作です。

本作は超有名な童話「ジャックと豆の木」を元とした作品であることは明確ですが、実はもうひとつ民話である「巨人退治のジャック」がミックスされた映画になっています。
原題が童話の「Jack and the Beanstalk」でなく、「Jack the Giant Slayer」になっているのもそのためなのです。

さらにもともとの原題は「Jack the Giant Killer」でした。
「巨人殺し」というタイトルであった時点で、あまり和やかな雰囲気でないことは予想できるでしょう。
この映画、ファミリー映画とは思えないほど人も巨人もバンバン死んでいくのです。

もちろん血は一滴も出ませんし、直接的なグロ描写はほとんどありません。
しかしこの映画を小さい子どもに見せると、怖くて泣き出してしまうんじゃないでしょうか。
子どもに見せてはいけないというほどの残酷描写はないとはいえども、へたすれば子どもにトラウマを残してしまうでしょう。

でも個人的には、子どもにこういう「怖い映画」を見せるのは悪いことではないと思います。
自分も「劇場版ドラえもん」のホラー描写はとても印象に残っていますし、そういう恐怖が後の成長にも役立つように思えるのです。

ついでにかわいいマスコットキャラもいませんし、巨人の見た目もきちゃないです。
そんな「あんまり子ども向けじゃない気がするけど、ちょっと子どもに観せたい(どっちやねん)」な映画だと思います。
子どもに楽しい映画を観せたい親御さんは、素直に「ドラえもん」「シュガーラッシュ」「プリキュア」「劇場版ミッフィー」をチョイスしてください。


さて肝心の映画の内容はというと、手堅く面白い作品にまとまっているという印象です。

まず思うのはテンポがいいこと。
よく言えば飽きずに観られるけど、悪く言うなら底の浅いライトなノリです。
巨額の制作費をかけたと思えるスケール感はありません。

あまり深く考えずに楽しめるので気軽に観るにはもってこいですが、胸躍る冒険を期待する人には少々肩すかしかもしれません。
目新しさもそれほどないですし、ちょっと地味な印象が否めないのも本作の弱点でしょう。
物語には気の利いた伏線があるものの、全体的には魅力をあまり感じられませんでした。


吹き替え版で観たのですが、これも悪くなかったです。
映画ファンから嫌われている「芸人起用」がありますが、台詞も少ないのでそこまで気になりません(「千原せいじ」の関西弁にはイラッとしたけど)。
主要キャストの「ウエンツ瑛士」「平愛梨」「ゴリ (お笑い芸人)」もとっても上手いです。

3Dで観たのですが、これは個人的には可もなく不可もないという程度。
天空から地上への高低差を表現する画を期待していたのですが、それほどアピールされていませんでした。
世間では3Dを推す声が多いのですが、自分は2Dでもよいと思います。


ちなみに本作は全米で初登場1位を記録したものの、その1週間後に公開された「オズ」に蹴落とされ、莫大な制作費が回収されないのではないかと見込まれています。
ファンタジーというジャンルがモロ被りしているので、公開時期をずらしたほうがよかったんじゃ・・・日本でも「オズ」の2週間後に本作が公開されているし・・・ちょっと気の毒ではあります。

また主演のニコラス・ホルトは「アバウト・ア・ボーイ」の男の子を演じていました。
美青年に育っており、今後の活躍にも期待が持てると思います。

公式ページの「全国巨人盛り選手権」というキャンペーンも楽しいですし、なんとなく宣伝したくなる作品です。
「気軽に見れるけど、ちょっと怖い」ファンタジーアクション映画としてオススメします。
ラストバトルは大迫力なので、劇場で観る価値は十分ですよ。


最後にちょっと余談。
この映画とは関係ないですが、日本の漫画「進撃の巨人」の実写映画化の企画はどうなったんだろう?

映画用の公式ページは存在するのですが、中島哲也監督が降板したあとも頓挫寸前と言われており、嫌な予感しかしません。
本作にグロ要素をたんまりプラスすれば、十分「進撃の巨人」の実写版になると思えたので、なんとでしてでも完成してほしいところです。
※追記樋口真嗣 監督で、2015年8月と9月に2部作で公開予定です。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓ 

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テーマ : 映画
ジャンル : 映画

2013-03-25 : 映画感想 : コメント : 6 : トラックバック : 0
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悪役でも、いいさ。「シュガーラッシュ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はシュガー・ラッシュ(原題:Wreck-It Ralph)です。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:きっと、ゲームのキャラが愛おしくなる


あらすじ


ラルフはレトロゲーム「フィックス・イット・フェリックス」の悪役として30年以上もビルを壊し続けていた。
ラルフはそんな生活に嫌気がさし、みんなから愛されるヒーローになりたいと願うようになる。

そんなとき、彼は最新シューティングゲーム「ヒーローズデューティ」でヒーローのメダルを入手できることを知る。
違うゲームの世界に飛び込んだラルフだが、さらにレースゲーム「シュガーラッシュ」の世界に迷い込んでしまう。
そこで出会った女の子・ヴァネロペもまた、ラルフと同じように夢を見続けていた。




これは面白い!オススメです!
娯楽映画としてとっても手堅いつくりに感服しました。

本作で描かれているのは、ゲームセンターの中のゲームの中の世界、そしてそのキャラクターの大冒険です。
ゲームセンターのお客が帰ったあとに、ゲームのキャラクターが「みんな!もう自由に動いてもいいわよ!」と言うのは、さながら子どもたちが寝ているあいだに動き出すおもちゃを描いた「トイ・ストーリー」のようです。

そして作中では「クッパ」「ドクター・エッグマン」「ザンギエフ」「Dance Dance Revolutionのダンサー」といった有名なゲームキャラクターたちがたくさん登場します。
マニアックな小ネタがたくさんあるのも、ゲームファンにとって嬉しいことでしょう。

トイ・ストーリーがかつて(今も)おもちゃが大好きだった人にとって嬉しい描写がたくさんあったように、この映画もTVゲームが好きな人にとって「あのキャラクターがこんなことをしているなんて!」と、ファンタジーならではの楽しさを感じることができるのです。


最近のこうしたアニメ作品には大人向けのメッセージが込められていることが多いのですが、本作はその点もぬかりはありません。
シュガー・ラッシュで示される大人向けのメッセージとは「仕事」のことでしょう。

主人公・ラルフはゲームの悪役で、「この仕事は好きじゃない」と言ったり、悪役の会で「悪役を辞めたい」と言ったり、さらに人間関係や住まいに不満を抱えています。

ザンギエフやクッパ<「悪役の会」で悩みを言うラルフ

これが仕事に悩む大人そのものの姿に思えるのです。
そして映画では、こうした仕事に悩む大人たちを励ましてくれます。
それだけでこの作品が大好きになってしまうのです。

もうひとつテーマにあるのは「友情」という普遍的なもの。
これには大人も子どもも感動できるでしょう。


個人的にはヒロイン2人の魅力にやられました。

ヴァネロペカルホーン軍曹<メインヒロインの2人

「ヴァネロペ」はちっちゃくも活発、そして毒舌家で寂しがり屋な女の子。
吹き替えの諸星すみれさんもキュートすぎです。

「カルホーン軍曹」は悲しい過去のトラウマを、ゲームの敵「サイ・バグ」への復讐心に変えた女性。
田村聖子さんの声も含めて格好よすぎる!


音楽も素晴らしかったです。

Soundtrack
1013円
powered by yasuikamo

レトロゲームらしいピコピコ音だけでなく、最新のゲームらしいテクノミュージックも盛り込まれていました。

AKB48の挿入歌も予想以上によかったです。
日本だけの差し替えかと思ったら、全世界共通なのですね。
<シュガー・ラッシュ AKB48ミュージッククリップ - YouTube>
<「シュガー・ラッシュ」アウル・シティー PV映像 - Youtube>

また、海外ではこんなビジュアルブックも売っているようです。

Maggie Malone
3370円
powered by yasuikamo

<こちら>をみるととっても出来がよさそうなので、ぜひ日本語版も発売してほしいです。


ちなみに作中のゲームをタイトルした邦題とは違い、原題は「Wreck-it Ralph」という主人公の名を冠したもの。
意味は「ぶっ壊せ、ラルフ!」で、作中に登場するオリジナルゲーム「Fix-It Felix」と対になっているのです。

「Fix-It Felix」の見た目は「クレイジークライマー」を思わせます(ゲーム内容は違いますが)。
公式ページの<こちら>実際に遊ぶことができるので、映画を観たあとにぜひプレイしてみてください。


とにかくゲームを知らなくても知っていても楽しめる本作は、大人からお子様まで安心してオススメできます。
もっとゲームファンへのサービスがほしかったとか、終盤の展開が腑に落ちないとか気になる点は無くはないですが、それ以外はパーフェクトといえる完成度です。
3Dで観たいと思わせるシーンはそれほどなかったので、今作は2Dでも十分でしょう。

同時上映の「紙ひこうき」、エンドロールも含めて、幸せな時間を過ごすことができました。
ぜひぜひ、劇場で堪能してください。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画
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2013-03-24 : 映画感想 : コメント : 20 : トラックバック : 1
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あとがきor折り返しが面白い漫画ベスト10

漫画のあとがきや、表紙の折り返し部分にある作者のコメントを読むのが大好きです。
作者のそうしたことばには、その人間性をあらわすものや、人生に役立つ格言が隠されていると思うのです。

本日は個人的なあとがきもしくは折り返し部分のコメントが秀逸な漫画ベスト10をご紹介します。

*おまけとしてある4コマ漫画(例:鋼の錬金術師)などは対象外です。あくまで作者の生活感や思想があらわれているもの限定です。

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2013-03-22 : いろいろコラム : コメント : 5 : トラックバック : 0
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Mな男性におすすめ「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

本日は2月2日にデジタルリマスター版Blu-rayが発売されたベティ・ブルー / 愛と激情の日々(原題:37°2 le matin)(製作:1986年)をご紹介します。
(自分はリマスター版を劇場で観ていました)(紹介するの遅くてすみません)。

ジャン=ユーグ・アングラード
5336円
powered by yasuikamo


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:刹那的で、エロティック


あらすじ


青年ゾルグは少女ベティと出会い、毎日のようにセックスを繰り返していた。
ゾルグは上司から無理難題な仕事を押しつけられ、仕事を手伝っていたベティは激昂する。
ベティの行動が手に余る毎日だったが、ある日ベティはゾルグが書き溜めていた小説を見つける。




制作されたのはもう27年も前なのですね。当時の若者から圧倒的な支持を得た恋愛映画です。

この作品の一番の魅力は、ヒロインであるベティのキャラクターです。
彼女は軽く引くくらいエキセントリックです。

ベティは猪突猛進で唯我独尊で自分勝手。
主人公のゾルグは、そんな10何歳も年下の少女に振り回されることになります。

こういう「年下で性格のキツい女性に振り回される」というドMな男性が喜びそうなラブストーリーは、川端康成やらの文豪もかつて書いていたものなので、普遍的と言えるでしょう(たぶん)。

ベティは将来のことなんて考えずに、愛おしい青年ゾルグにただ寄り添おうとすします。
ゾルグもベティの行動に難を示すことはあっても、基本的にベティと同じく刹那的にいまを楽しんでいます。
彼らはまるでヒッピーにように自由で、きままに見えます。

永久就職だの人生設計だのに悩む現代からみると、彼らの生活がちょっとうらやましく思ってしまうんですよね。
当時の若者の共感を集めたのも、そうした理由からだと思います。

主人公・ゾルグの年齢が30代半ば、ベティが19歳という設定なので、その年齢にあてはまるときに観るとまた違った感情が芽生えるかもしれません。
30代半ばになると若い少女とチュッチュできるゾルグがうらやましくなるのかなあ・・・・でもやっぱりベティはやだな・・・そんな感想を持ってしまいます。

ちなみに本作はR18+指定であるので高校生以下は観れません。
しかしそのセックスシーンも決して嫌悪感を抱くようなものではないし、一種の美しさも感じます(個人的にはR15+程度でもいいと思います)。


そして残念なことですが、今回のデジタルリマスター版では局部に修正が施されてしまいました。
監督自身も「ポルノと同系統で扱わず、修正しないでほしい」と意向を示していたのに・・・
参考→<ベティ・ブルー/インテグラル:フライボーイさん - みんなのシネマレビュー>(若干ネタバレ注意)

観るのだったら、すでに発売されている「ベティ・ブルー インテグラル 完全版」のほうがよいのかもしれません(3時間あるけど)。
こちらは主人公ゾルグの描写がかなり多くなっており、違った魅力があるそうです。


ベティを恋人にするのはちょっといやだけど、ベティとゾルグの関係は愛おしくてしょうがないーそんな魅力にあふれた作品だと思います。

物語の起伏はそれほどないし、ラストの展開も含めて万人向けではないと思いますが、玄人向けの映画を観たい方に是非おすすめします。
恋愛映画ではありますが、デートよりは一人で観るほうが向いている作品かもしれません。

また、原題の「37.2℃」とは女性が妊娠しやすいときの体温なのだとか。
それはヒロイン・ベティの(朝にセックスをしているときの)体温をあらわしたものなのでしょう。


以下、作中のシーンがちょっとだけネタバレです 結末自体は書いていませんが、結末にふれる部分もあります↓
割と衝撃的なシーンのネタバレなので、未見の方は観ないほうがいいかもしれません。

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テーマ : 映画
ジャンル : 映画

2013-03-20 : 旧作映画紹介 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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時空を超えてまた会おう 映画「クラウドアトラス」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はクラウド アトラスです。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:ハリウッド大作なのに実験しすぎ(いい意味で)


あらすじ


1892年、弁護士のアダム・ユーイング(ジム・スタージェス)は拷問を受けていた奴隷の男を見ていた。
1931年、音楽家のロバート・フロビッシャー(ベン・ウィショー)はとある著名な作曲家に師事する。
1973年、女性記者のルイサ・レイ(ハル・ベリー)はエレベーターに乗り合わせた初老の男・ルーファス・シックススミス(ジェームズ・ダーシー)から思いもよらぬことを聞く。
2012年、編集者のティモシー・カベンディッシュ(ジム・ブロードベント)は、作品のヒットに喜ぶに喜べない事態に陥いってしまう。
2144年、クローン少女のソンミ451(ペ・ドゥナ)は同僚の女性にとある映画を見せてもらう。
2321年、島の男ザックリー(トム・ハンクス)は崩壊した文明で懸命に生きていた。

場所も時代も異なる6つの物語、その物語の登場人物たちは、皆どこかでつながっていた。




「マトリックス」のウォシャウスキー姉弟 と、「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァによる最新作です。
原作はデイヴィッド・ミッチェルによる上下巻からなる大作小説です。

デイヴィッド・ミッチェル
1995円
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この「クラウドアトラス」が特徴的なのは、時空を超えた6つの物語が展開していることです。
その6つの物語は以下のようなものです。

① 1849年 南太平洋諸島 数奇な航海物語 
② 1936年 イギリス 幻の名曲の誕生秘話
③ 1973年 カリフォルニア 原子力発電所の恐るべき陰謀
④ 2012年 イギリス 平凡な編集者の類希な冒険
⑤ 2144年 ネオソウル クローン少女の革命
⑥ 2321年 ハワイ 崩壊後の地球の行方 
*各タイトルはパンフレットに記載されていたものです。

物語はそれぞれ独立していながら、過去の物語は未来の物語へと影響を及ぼしています。
そして描かれるのは輪廻転生永劫回帰
日本人であればこのことから、漫画「火の鳥」や「百億の昼と千億の夜」を思い浮かべるでしょう。

そして、この映画版では原作から大胆な改編をしているところがチャレンジャブルです。
その改編とは、上記の①~⑥の物語を描く順番を大きく変えていることです。

<小説>
上巻:①→②→③→④→⑤→⑥と物語の「前半」が展開する
下巻:⑥→⑤→④→③→②→①と物語の「後半」が展開する

<映画版>
①~⑥全てを同時進行で描く
(ただし、タイトルが出てくるまでの描写は時間軸が前後している)

映画版は「ひとつの物語がちょっとだけ進んだと思ったら、また違う物語(時代)に飛んで、その物語がちょっとだけ進んだら、また別の物語に飛ぶ」のです。

小説版では登場人物の軌跡をじっくりと追い、映画では同時並行で描くことで視覚的に面白い編集をしているといえます。
「映画でしかできないことをやろう」という制作者の意気込みが伝わってきました。

そして物語を平行して描くことの効果は、視覚的な面白さだけにとどまりません。
この構成によって、6つの登場人物の「つながり」がわかるのです。

小説でも映画でも、過去から未来へと影響を与える「もの」がたくさん登場します。
それは本だったり、音楽だったり、神として崇める存在だったり、はたまた登場人物の行動そのものだったりします。
映画はその大胆な構成により、「もの」が物語をつなぐ「橋」としてしてより際だつようになっています。
これは本作のもっとも優れた点であるでしょう。

この構成で、自分は映画「メメント」を思い出しました。
メメントは「未来から過去に巻き戻っていく」という構成がとられた作品で、難解ながらも、その独創的なアイディアから数多くのファンを生み出しました。

メメントで「普通の時系列になおしたらわかりやすい映画だろうなあ」と思った方が多いように、クラウドアトラスも6つの物語を順番に描けばシンプル極まりない映画になると思います。
しかし、普通に順番通りに物語を描いただけでは面白くありません。
そうした凡庸さを避け、大胆な実験(構成)をしただけでも、自分はこの映画を賛美したくなるのです。


ただし、この構成は諸刃の剣でもあります。
舞台と物語があっちへこっちへ飛ぶのではじめは混乱するでしょうし、「ぶつ切れ」な印象は否めません。
「観たかった物語が突如とぎれてしまう」「6つのも物語が一緒に展開されるので、ついて行くのが大変」と、もどかしさを感じる人もいるでしょう。
ひとつひとつの物語はわかりやすいとはいえ、あまり映画を観慣れない方には到底おすすめできるものではありません。

上映時間が2時間52分というのもおすすめしにくい理由になってしまいます。
テンポがとてもよく上映時間中は飽きることはありませんし、むしろ原作をここまで圧縮していることが超絶技巧としか思えないのですが、やはりダレてしまう方も多いと思います。


しかし、映画を観慣れている映画ファンには是非劇場で観てほしい作品です。
この映画は哲学的で、とてもテクニカルで、他の映画にはない魅力があります。
その描写が示すテーマとは、物語が伝えたかったこととはなにかと、観た後に考えてみるのもよいでしょう。

自分は監督ならではオタク趣味が爆発していることも大好きでした。
「ネオソウル」の造形は「ブレードランナー」そのものですし、数々のSFアイテムは好きな人ならたまらないはずです。

もうひとつ面白いのは、役者たちがそれぞれの物語で全く違うキャラクターを演じていることです。
トム・ハンクスハル・ベリーは全ての物語で登場していますし、3つの時代に登場するペ・ドゥナも存在感抜群。その特殊メイクでの「なりきり」具合はファンなら必見です。
その答えは公式ページのキャスト紹介Wikipedia(←どちらもネタバレ注意)で確認できるので、映画を観終わったあとに確認してみるのもよいでしょう。


ちなみに「Cloud Atlas」というタイトルは、一柳慧による楽曲「雲の表情」からつけられています。
こちら↓で聞けますが、この映画で用いられている楽曲とは印象が正反対です。
<Cloud Atlas I & III - YouTube>
一柳慧さんはあのオノ・ヨーコの最初の夫とも知られています。


本作は残念ながら本国では興行的に失敗し、TIME誌の2012年の映画ワースト1位に選ばれRotten Tomatoesの評価も賛否両論と不遇の扱いを受けています。
しかし、ハマる人には最高の作品になる可能性があります。
ハリウッド大作とは思えないほど実験的な作品ですが、それを期待している人は是非劇場へ足を運んでみてください。
エンドロールがはじまってすぐにおまけがあるので、席を立たないほうがいいですよ。

予告編の出来も素晴らしいので、ぜひこちらで(ネタバレ注意)↓
<映画『クラウド アトラス』長&超 予告編【HD】 - YouTube>

(追記)本作は劇場公開時にはPG12指定でしたが、ソフト版ではR15+指定になっています。
作中の暴力&性描写の過激さを思えばR15+のほうが適当だと思います。ご注意を。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にお読みください↓ めちゃくちゃ長いです。

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2013-03-17 : 映画感想 : コメント : 15 : トラックバック : 4
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ひとつの事実「ラン・ローラ・ラン」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

前回に引き続き「クラウド アトラス」の監督の一人トム・ティクヴァの出世作「ラン・ローラ・ラン」(製作:1998年)をご紹介します。

フランカ・ポテンテ
2625円
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個人的お気に入り度:8/10

一言感想:「スタイリッシュ」「アイディア1本勝負」が最も似合う映画!


あらすじ


ローラのもとに、裏金の運び屋である恋人マニから電話がかかる。
マニは仕事で手に入れるはずの10万マルクをうっかり手放してしまったのだ。
制限時間は20分。ローラはマニのために奔走するが・・・




すげえ格好いい!
音楽がとてもスタイリッシュで、躍動感ある展開のとりこになりました。

トム・ティクヴァ監督の「パフューム ある人殺しの物語」もクセのある作品でしたが、以前にもここまで独創的な作品を撮っていたんですね。どちらの作品も大好きになりました。

「アイディア1本勝負」な映画ということも含めて、「メメント」「バタフライ・エフェクト」「ミスター・ノーバディ」が好きな方であれば気に入ると思います。

本作のテクノ音楽は本気で格好いいのですが、どこかで聞いたことあるなあと思っていたらTV番組「逃走中」で使われていました。確かに「走る」シーンによく合った音楽です。
<run rennt soundtrack - YouTube>
<Run Lola Run: Original Motion Picture Soundtrack>

ちなみに通貨がユーロに統合される前の映画なので、ドイツのお金の単位・マルクが出てきます。
映画に出てくる10万マルクは、だいたい500万~600万といったところでしょうか。

また、本作のDVDは現在廃盤になっていて、中古でないと手に入りません。
レンタルビデオ店でも置いていないことが多いようです。
「クラウド アトラス」の宣伝でも「ラン・ローラ・ラン」のことは大きくピックアップされているので、ぜひこの機会に再販してほしいですね。

上映時間はたったの81分ですが、本作のハイテンションっぷりからすればこれでちょうどいいと思います。
好き嫌いは別れますが、一度はぜひ観て欲しい作品です。

以下は序盤と作品の仕掛けが少しだけネタバレ↓ 予備知識なく観たい方は要注意

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2013-03-14 : 旧作映画紹介 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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これでも一番マシ 映画「アルゴ」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

レンタルDVDで「アルゴ」を観ました。

ベン・アフレック
2849円
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個人的お気に入り度:6/10

一言感想:地味かつ緊張感ありまくり


あらすじ


1979年のテヘランではイラン革命が激化していた。
その最中、アメリカ大使館を過激派グループが占拠し、52名のも人質がとられる事件が起きる。
そしてアメリカ人6名は大使館から逃げ出し、カナダ大使の自宅に潜伏する。
CIAエージェントのトニー・メンデス(ベン・アフレック)が6名を救い出すために選んだ作戦は「ニセ映画作り」だった・・・




自分は「人質を救う作戦ーそれはニセ映画作りだった」という事前情報を聞いて、現地でマジでセットを組んで映画撮影をする作品だと勘違いしていました。んなわけない。
そうではなく、これは人質を映画撮影のクルーになりすまさせて、怪しまれずに脱出しようとする作戦なのです。

「なぜ人質を救う作戦が映画制作なんだよ」と思われるところなんですが、作品を観てみると意外と納得できます。
まるでコメディのような設定ですが、本作の描写はとにかくシリアスかつリアリティを感じる作風になっています。

「もうちょっとで一巻の終わり」な状況が続くサスペンスフルな展開は、全く飽きさせません。
画作りや演出ももうこれ以上ないくらいに洗練されており、俳優出身にもかかわらずここまでの仕事を成し遂げたベン・アフレックの力は並大抵のものではないでしょう。

しかし、自分にはちょっと入り込めない部分もありました。
その理由が展開が少し地味なこと。劇的な展開ではなく、あくまで画や演出でひっぱっている印象だったのです。
これは本作が実話をもとにしているので言うのも野暮であるし、個人的な好みにほかならないのですが、自分は多少事実がねじ曲がっても「面白さ重視」の作品のほうが好きです。

ただし、ラストで起こるサスペンスは史実にはない映画オリジナルの描写です。
ここは映画ならではのスリルが描かれていて大興奮でした。
最後に最もハラハラしたシーンを持ってきてくれて嬉しかったです。

ちなみにタイトルの「Argo」とは作中のニセ映画の名前であり、ギリシャ神話のアルゴー船が元ネタです。

史実を知っていても楽しめるけど、知らなくても楽しめる優れた映画です。
地味な作品ではありますが、こういう監督の手腕が光る作品がアカデミー賞を取って嬉しい限り。おすすめします。

以下、ほんのちょっとだけネタバレです↓ 台詞に少し触れる程度なので、未見でも問題ないと思います。

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2013-03-13 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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低予算犯罪エロ映画「バウンド」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

3月15日(金)から「マトリックス」のウォシャウスキー姉弟 と、「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァによる大作映画「クラウド アトラス」が公開されます。
本日はそれを記念して、ウォシャウスキー姉弟のデビュー作である映画「バウンド」(製作:1996年)をご紹介します。

ジェニファー・ティリー
4095円
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個人的お気に入り度:8/10

一言感想:先の読めない犯罪映画として抜群に面白い!


あらすじ


レズビアンのコーキー(ジーナ・ガーション)はアパートの改装の仕事に就く。
コーキーは隣の部屋で暮らすヴァイオレット(ジェニファー・ティリー)と知り合い、コーキーとヴァイオレットはお互いに惹かれあうようになり、肉体関係を持つようになる。
ある日、恋人のシーザー(ジョー・パントリアーノ)との生活に耐えられなくなったヴァイオレットは、シーザーがマフィアから預かっている大金をかっさろうとコーキーに持ちかける。
コーキーはその提案に乗り計画を立てるのだが、次第にほころびが生じてきて・・・




「マトリックスより面白い!」と映画ファンからささやけれていた本作、いやー確かにこれはものすごく面白かったです。
本作は監督2人がマトリックスを売り込むための「前哨戦」として持ち込んだ企画だったのですが、その卓越した才能はすでに存分に発揮されていたと思います。

「バウンド」はマトリックス3部作のようなSFではなく、ゴリゴリの犯罪映画です。
そして登場人物も少なく、舞台もほぼ室内だけと超低予算で作られている作品でもあります。

それでも面白いのは、登場人物の様々な思惑が錯綜し、二重三重に「罠」が仕掛けられている様がとても上手いからです。
映画のテクニックとして「登場人物が知らないことを観客が知っている」ということがあるのですが、本作はそれの最高峰。
「あ~だからそっちなんだって」「うわ~それはだめだって!」といった感じのハラハラが続くので楽しくて仕方がありません。

こうした犯罪映画は小難しさがあり敷居が高い場合も多いのですが、本作はシンプルにまとまとまっているのでそういう心配もありません。ドキドキできるサスペンスを期待する人には大推薦の一本と言えるでしょう。

ちなみにタイトルのboundは日本人なら「跳ねる」という意味を想像しますが、boundには「境界,限界」「bind(縛る)の過去形・過去分詞」という意味もあります。
観たあとは、そのタイトルに込められた意味を考えてみるのもよいと思います。


また、以前は監督の名義はウォシャウスキー「兄弟」でしたが、今はウォシャウスキー「姉弟」になっています。
それは姉のラナがトランスジェンダーであり、「スピードレーサー」後に性転換手術をして「女性」になったからなのです。
参考↓
<兄弟が姉弟に!?マトリックスのウォシャウスキー監督が性転換手術してた! - NAVER まとめ>
トランスジェンダーのためにいじめられたことや、自殺未遂をしたことまであったそうです。
本作でレズビアンを主人公としたのも、監督がそうした「性の葛藤」があったからなのかもしれません。

本作のセックスシーンは過激&痛そうな暴力描写もあるのでそこだけはご注意を。
少なくともR15+指定の作品だと思ってご覧ください。

以下は少しだけネタバレです↓展開にはほとんど触れていないので、未見でも大丈夫だとは思います。

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2013-03-12 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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君のとりえ「映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)です。


個人的お気に入り度:9/10

一言感想:久々のオリジナルドラ映画の傑作だ!


あらすじ


昼寝をしていたドラえもんのところに「怪盗DX」が現れ、なぜか首につけていた「鈴」を奪っていった。
のび太は「ホームズセット」を使い、怪盗DXの居場所が「ひみつ道具博物館」であることをつきとめる。
のび太たちはそこでガイドとして働く少年・クルトと出会う。




めちゃくちゃ面白かった!おすすめです!

声優が全て交代した「わさびドラ」世代の映画には、「大山のぶ代時代のリメイク作」と「オリジナル作」があり、本作は後者です。
リメイク作には「新・のび太と鉄人兵団」という傑作もありましたが、オリジナル作品群はひどいありさまになっていました。

2008年:のび太と緑の巨人伝 2.21/5
2010年:のび太の人魚大海戦 2.38/5
2012年 のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~ 2.9/5
*点数はYahoo!レビューのものです。
はい、駄作ばかりです。これではわさびドラの映画に一ミリも希望を抱かなくなった方も多いことでしょう。

しかし本作はそんな心配は無用。
泣いて笑える、素晴らしい作品に仕上がっていました。
その完成度たるや、近年のピクサー作品にもひけをとらないと断言できるほどです。

本作の物語の主軸には以下があります
①「鈴」を奪った怪盗DXを見つけ出す「推理もの」
②ゲストキャラの少年の奮闘
③とある科学者の希望
④ドラえもんたちが奇想天外な博物館で繰り広げる冒険
それら全てが無駄なく描かれており、大人でも満足できるほどボリューム感があります。

そして特筆すべきは伏線の張り方の上手さです。
何気ない台詞や行動が、ラストの展開にしっかり意味を持つようにつくられています。
これは傑作アニメ「ヒックとドラゴン」をも思わせるものでした。

いつものメンバーがそれぞれしっかり活躍してくれるのもたまらない。
劇場版になるとやけにかっこうよくなるジャイアンもお約束ながら惚れそうでした。

キャラクターも可愛く、特にゲストキャラの「ジンジャー」は多くの方が気に入るのではないでしょうか。

ジンジャー<声は堀江由衣さんです

彼女のジト目はドMな方ならきっとご褒美ものでしょう。


感動したのは「ドラえもんが鈴を大切にする理由」でした。
そこには子どもにこそ伝えたいメッセージも内包されているのです。
これだけで子どもを持つ親御さんに、子どもにせがまれてもそうでなくても是非劇場で観ることをおすすめしたいと思います。
鈴を無くしたドラえもんが首につけているものがたまに変わっていたりするので、そこに注目してみるのも楽しいでしょう。

また、この作品はその昔にドラえもんの映画にわくわくしていた大人のファンにも大推薦です。
ファンとしてはおなじみの「ひみつ道具」がつぎつぎに登場するのも嬉しくて仕方がありません。
なかなかマニアックなファンサービスもあり、ドラえもん好きならきっとより楽しめるはずです。

これだけベタボメするくらい、本当に面白い作品です。
「誰が観ても面白い」ドラえもん映画として、この春の一押しです!
しずかちゃんのお色気シーンもあるよ!

以下、結末も含めてネタバレです 未見の方は絶対に読まないで!↓

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2013-03-10 : 映画感想 : コメント : 13 : トラックバック : 0
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信じる心 映画「オズ はじまりの戦い」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はオズ はじまりの戦い(原題:Oz: the Great and Powerful)です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:サム・ライミ監督にしては無難なファンタジー


あらすじ


カンザス州で奇術師として働くオズ(ジェームズ・フランコ)は、気球に乗り込んだ後に竜巻に襲われてしまう。
気球がたどり着いた先は、魔法の国・オズだった。
オズは西の魔女・セオドラ(ミラ・クニス)とその姉である東の魔女エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)から、南の魔女グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)の退治を頼まれるのだが・・・




スパイダーマン」「スペル」のサム・ライミ監督最新作です。

本作では、ファンタジー映画の元祖である「オズの魔法使」の前日譚にあたる物語が展開されています。

ジュディ・ガーランド
1487円
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原作はライマン・フランク・ボームによる児童文学ですが、こちらの映画版がもっとも有名でしょう。
制作されたのはなんと1939年で、第二次世界大戦の直前です。
CGが存在せず、衣装の技術も確立していないこの時代に、ここまでのファンタジーを作り上げたことは驚嘆に値します。
今観るとさすがに物語の弱さを感じるところもありますが、名曲である「Somewhere Over The Rainbow」も含めて、是非子どもに観てほしいと思える作品です。


そして今回の「オズ」は、この「オズの魔法使」にリスペクトを捧げている作品になっています。
序盤がセピア(画面の比率も3:4)で描かれることもそうですが、「オズの魔法使」に登場したことばや登場人物、果ては世界観が忠実に最新のCGで再現されています。

そして特筆すべきはその風景の美しさでしょう。
カラフルかつ煌びやかなその光景だけで、つい見とれてしまう美しさがあります。
自分は2D字幕版で観ましたが、本作においては確実に3Dのほうが楽しめるでしょう。
特にオープニング・クレジットは素晴らしい出来で、ここだけでも3Dで観たかったと思わせるものでした。

物語のほうもなかなか気が利いています。
注目してほしいのは、序盤のモノクロームで描かれている場面での、主人公のオズの周りの人の描写です。
後の魔法の国では、それと同じ役者が演じているキャラクターが出てくるのです。
これも「オズの魔法使」と同じ手法です。これがあってこその「くすぐり」にはニヤニヤさせてもらいました。


ただし本作には欠点も多いです。
一番気になるのは、主人公が魅力に乏しいことでしょうか

主人公・オズは奇術師でありペテン師。
ついでにプレイボーイで、けっこうイヤなやつでもあるです。
このことは作中でも存分にイジられているのですが、やっぱりあんまり応援する気になれません。
もう少し主人公が好きになれる要素があってもよかったと思います。
演じているジェームズ・フランコは素敵なのですけどね。

ほかにも展開にちょっとした不満点がいくつかあります。
些細なつっこみどころではあるのですが、違和感が拭えないのは残念でした。


個人的に最大の魅力であったのは、仲間として登場する「陶器の少女」がめっちゃ可愛いことでした。

陶器の少女<けっこう活発です

主人公のことはおいといて、彼女のことは大好きになれるはずです。

トータルでみれば存分に楽しめるファンタジー映画です。
主人公の成長、奇妙な仲間との触れあい、奇想天外な冒険譚を期待する人には十分におすすめできます。
ただしキスシーンが多いので子どもが観るにはちょっと要注意です。

ただサム・ライミのファンとしてはあまりに毒っけがなく、無難な仕上がりになっていることがちょっぴり物足りなかったりもします。
死霊のはらわた」「ダークマン」のようなマニア向けする作品もたまには撮ってほしいなあと、勝手ながら願います。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画
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2013-03-09 : 映画感想 : コメント : 8 : トラックバック : 0
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ほのぼのゾンビ映画製作現場 「キツツキと雨」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

いや本当に現在公開中の映画「横道世之介」が大好きすぎて結婚したいくらいなのですが、興行収入は2週目で10位圏外でした。

なんでだよ!
ここまで素晴らしい日本映画が観られていないのはもったいないよ!
みんな「テッド」を観すぎなんだよ!(いやテッドも大好きですけど)(こっちは公開7週目でも3位です)

本日はもっと観てくれる人が増えるのを祈って、「横道世之介」の沖田修一監督作品「キツツキと雨」(製作:2012年)をご紹介します。

役所広司
4702円
powered by yasuikamo


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:役所広司が激萌え


あらすじ


小さな山あいの村に、ゾンビ映画の撮影隊がやって来る。
木こりの岸(役所広司)は行きずりで映画製作を手伝うことになる。
岸は優柔不断で頼りのない新人監督の幸一(小栗旬)に憤りを覚えるが、自身が映画の中に映りこんでいるのを見た事から、映画製作にのめり込むようになる。




こういう映画、大好きです。

物語はゾンビ映画制作に田舎を訪れた新人監督が、そこにいる木こりのおじさんと出会い、互いにちょっとずつ変わっていくというものです。

そして素晴らしいのは「台詞の自然さ」。
作中登場人物の台詞に対して「はい?」や「えっ?」と返すところが多いのですが、そうした返答だけでその場の「空気」がわかるのです。

しかも返答だけでなく、画作りや演出が抜群にうまいため、「無言」の場面でも登場人物の想いや感情が伝わってきます
これこそ、映画ならではの面白さでしょう。

主演の2人も素晴らしかったです。
小栗旬演じる映画監督はひたすらに優柔不断で見ていてイライラするダメ男。
役所広司は息子と不仲な不器用な男。
この2人の対比だけで抜群に面白いのです。

はじめは映画製作に振り回されていた役所広司演じる男が、徐々に映画に魅力を覚え、のめり込んでいく過程も見ていて楽しいです。というかめちゃくちゃ可愛いです。
こういう偏屈なおっさんが照れたりノリノリになっただけでだけで萌えるのは自分だけではないでしょう。

ゆったりのんびりしている映画なので刺激や勢いを求める人には全く向きませんが、ほっこりと笑えるコメディを観たい方には大推薦な作品です。
もちろんゾンビ映画愛にも溢れているので、ゾンビが大好きな方にもおすすめですよ。

以下は作中のシーンがちょっとだけネタバレ 予備知識なく観たい方は要注意↓

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テーマ : 映画
ジャンル : 映画

2013-03-07 : 旧作映画紹介 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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主人公が試合をしないスポーツ漫画「クロスマネジ」レビュー

みなさまは「ラクロス」というスポーツをご存知でしょうか。
「聞いたことはある」「見たことはある」「だけどルールは知らない」という人も多いことでしょう。

やはりラクロスは少々マイナーなスポーツであることも事実。
自分はラクロスを題材にした作品が超駄作映画の少林少女しか思いつかないのが悲しくて仕方がありませんでした。

今日は天下の「少年ジャンプ」で無謀にもラクロスを扱った青春スポーツ漫画「クロス・マネジ」をご紹介します。

KAITO
420円
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主人公の高校生・櫻井はとある理由により青春を賭けていたサッカーをやめてしまいます。

クロスマネジ008

自分のアイデンティティとも言うべきサッカーを捨てた彼は、自身のことを「炭酸の抜けたコーラ」「ポケットのない猫型ロボット」と言います。
しかし、ひょんなことから櫻井はラクロスと出会うことになります。


↓以下、少しだけネタバレです

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テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

2013-03-05 : いろいろコラム : コメント : 8 : トラックバック : 0
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今の政治家に観せたい 映画「デーヴ」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

現在公開中の「王になった男」は「影武者もの」として十二分に面白い映画でした。

本日はその影武者ものの傑作映画「デーヴ」(制作:1993年)をご紹介します。

ケビン・クライン
1487円
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個人的お気に入り度:9/10

一言感想:もはや名シーンしかない!


あらすじ


派遣会社で働いていたデーヴ(ケビン・クライン)は、大統領のそっくりさんだった。
普段から大統領のモノマネをしていた彼だが、突如政府から大統領の替え玉を申し込まれる。
替え玉は短期間で済むつもりであったが、その夜に大統領が脳卒中で重態になってしまい、デーブは替え玉を続けることになってしまう・・・




これは素晴らしい!面白い!
脚本が抜群に上手く、笑え、切なく、勇気をもらえる、まさに映画らしい映画でした。

主人公のデーヴは心優しく、職を求めている人だけでなく、子どももほおっておけない人です。
その彼が大統領として周りの人にどのような影響を与え、そして世の中をも変えていくか、そこが見所になっています。

「王になった男」でもそうでしたが、一般の「国民の意見に近い」人が大統領の替え玉になったというのがミソ。
だからでこそ、デーヴは替え玉ながら、人々に愛される大統領になっていくのです。

脚本は全てにおいてスキがありませんが、自分は主人公が「派遣会社で仕事を紹介している仕事(ハローワーク)」についているという設定が大好きでした。
この仕事をしていたからでこそ、終盤の「政策」を打ち出したことがとっても嬉しいのです。

ここまでの名作が、いささか知名度がないのはもったいなく思います。
ぜひ、大切な人と観てください。

以下はちょっとだけネタバレです 予備知識なく観たい方は要注意↓

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テーマ : 映画
ジャンル : 映画

2013-03-03 : 旧作映画紹介 : コメント : 3 : トラックバック : 1
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ウソで塗り固められて・・ 映画「フライト」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はフライトです。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:アル中の話じゃん


あらすじ


パイロットのウィトカー(デンゼル・ワシントン)は体調が万全でないままフライトに臨み、そこで予測できない問題が起こる。
ウィトカーの的確な判断により大惨事は避けることができたが、その後に血液からアルコールが検出されたことにより、彼は窮地に立たされることになる。
薬物依存症から立ち直りたいと願っている女性・ニコール(ケリー・ライリー)は、そんな状態のウィトカーに出会うのだが・・・




バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ポーラー・エクスプレス」のロバート・ゼメキス監督最新作です。

本作はゼメキス監督による「キャスト・アウェイ」以来12年ぶりの実写映画。
こうして大人向けの映画に監督が戻ってきたのは、映画ファンにとって喜ばしいことでしょう。


さて本編は、予告編の印象とは少し異なる内容になっています。
予告編では「パイロットが英雄か否か」を探るサスペンスを予感させますが、実際にテーマとなっているのはアルコール中毒(依存症)なのです。

本作の主人公・ウィトカーは優秀なパイロットですが、はっきり言って人間としてはク○野郎です
彼は表向きは仲間にも信頼されていますが、その生活態度は褒められたものではありません。

そしてその最低な人間像は、ほとんどは酒への依存のせいです。
酒に依存していたり、何かの中毒・依存症に陥っている人にはきっと思うところのある描写と思います。

これらは個人的には良い意味での「不意打ち」だったので面白く観れましたが、「サスペンス」「主人公が身の潔白を証明するまでの感動のドラマ」を期待すると確実に肩透かしでしょう。


そして「アル中の映画」と割り切って観れば、これは非常に面白い映画です。

もうひとつテーマとしてあるのは「ウソをついたという罪」でしょう。
それを描く脚本の台詞や「くすぐり」、主演のデンゼル・ワシントンの演技が抜群に素晴らしく、観る者をハラハラさせるドラマが紡がれています。

映像として圧巻なのは、やはり飛行事故のシーンです。
航空機事故の映画と聞くと「クライマーズ・ハイ」などの「実話もの」を想像しますが、本作はフィクションです。
だからでこそ、主人公の奇抜な操縦の面白さ、その迫力が際立っていると思います。

会話シーンが多く、2時間19分と上映時間も長い映画ですが、それらは無駄ではありません。むしろもっと描いて欲しいと感じたところが多いほどです。
大人が共感できる、大人のための映画と言えるでしょう。主人公には共感できねえけど。


しかし本作は実際のパイロットの方には失礼な作品でもありますね。

主人公は腕は優秀でも、性格や業務態度は超悪いので、実際にプロの仕事をしている方に怒られそうな気もします。
そう考えると、本作でアカデミー賞にノミネートされたデンゼル・ワシントンが主演男優賞を逃したのは、むしろよかったことなのかもしれません(余計に注目されてしまうので)。
自分はこんな(いい意味で)酷い役を、ここまで完璧に演じたものだと讃えたくなりました。


そして本作はPG12指定ですが、ちょっと甘いと思わせます。
作中、麻薬を吸うシーンがものすごく多いのです。

しかも主人公は酒に酔っているのをごまかすための「気付け」として麻薬を使っているため、教育上も最悪です。
子どもには冗談抜きに保護者の指導が必要な映画だと思うのでご注意を。


ゼメキス監督や、デンゼル・ワシントンのファンには必見の作品です。
あまりデート向きとは言い難い作品なので、どちらかといえば一人で観るのをおすすめします。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2013-03-02 : 映画感想 : コメント : 9 : トラックバック : 1
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レビューサイト「Filmarks」の優れた点&ちょっと微妙なところ
剛力彩芽のゴリ押しっぷり
真のレゴムービーの日本版予告編

<2016年下半期>
『聲(こえ)の形』
『スーサイド・スクワッド』
『キング・オブ・エジプト』(吹き替え版)
『君の名は。』
『ゴーストバスターズ(2016)』
『シン・ゴジラ』
『ファインディング・ドリー』

<2016年上半期>
『葛城事件』
『TOO YOUNG TO DIE!』
『貞子 vs 伽椰子』
『ヒメアノ~ル』
『デッドプール』
『アイアムアヒーロー』
『ズートピア』
『クレしん ユメミーワールド』
『バットマン vs スーパーマン』
『ドラえもん 新・日本誕生』
『X-ミッション』
『オデッセイ』

<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』
『アメリカン・スナイパー』

<2014年下半期>
『ベイマックス』
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『MONSTERZ』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

守銭奴すぎるバンナムの課金ゲーム

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