ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

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ボーイズラブ増し増し 漫画版「探偵はBARにいる」レビュー

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」はエンターテイメント性に優れた楽しい映画でした。

これほどの人気作品であれば、様々なメディアミックスがなされるのは当然と言えることでしょう。
本作にはしっかりとコミック版も存在するのです。

小説→映画化→漫画化の流れはありふれたものですが、「探偵はBARにいる」のコミック版はなんと少女漫画になっていました

お色気だらけで男性向けっぽかったあの映画が少女漫画になれるのか?と不安だったのですが・・・まずその表紙を見て度肝を抜かれました。

探偵表紙


!?


探偵002<映画版の探偵(大泉洋)

探偵美化002<漫画版の探偵


高田002<映画版の高田(松田龍平)

高田美化002<漫画版の高田


よつばと誰?


えっと・・・大泉洋さんのファンにも同意していただけると思うのですが、大泉さんはイケメンとはほど遠く、「三枚目だけど格好いい」印象ですよね。なぜこうなった

内容もイケメン化が激しい探偵が大活躍し、映画よりもさらにボーイズラブ臭がする感じにになっていました。


↓以下少しだけネタバレ注意

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2013-05-30 : いろいろコラム : コメント : 1 : トラックバック : 0
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幸せになるように 映画「くちづけ(2013)」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はくちづけです。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:やっぱり堤幸彦監督作品だったなあ・・・


あらすじ


漫画家の愛情いっぽん(竹中直人)は知的障害をもつ娘マコ(貫地谷しほり)をつれてグループホームにやってきた。
彼女が好きで結婚したいと宣ううーやん(宅間孝行)、その妹の智子(田畑智子)、たびたび住居者の面倒をみている高校生のはるか(橋本愛)などの愛すべき人に囲まれたマコは、幸せな日々を送っていた。

しかし、その年の冬にマコは死んでしまった。
なぜ、彼女は死ななければならかったのだろうかー




明日の記憶」「自虐の詩」の堤幸彦監督祭最新作です。

原作は東京セレソンデラックスによる同名の舞台劇で、舞台も今回の映画版も宅間孝行が脚本を担当しています。
脚本は知的障害者へ対する視線、人間描写の面白さが細やかに描かれており、舞台版の人気の理由がわかるものでした。

そして今回の映画版も、徹頭徹尾「舞台」のような画づくりになっています。

登場人物の会話を中心に話が進んでいます。
作中ではグループホームというひとつの舞台で、登場人物が立ち替わり登場していきます。
台詞も日常で言うような自然なものではなく、とにかくみんな大声をあげて自分の主張を示しています。

これら全てが「スクリーンで舞台を観ている」印象でした。
「原作である舞台を忠実に映画化した」と好意的に受け取るか、「映画ならではの工夫がない」と否定的にとるかは人によると思います。
個人的にはどちらかというと後者でした。もう少し映画ならではの魅せ方も、あってもよかったと思います(終盤にはちゃんと映画ならではのシーンもあります)。


さて、映画ファンにとって懸念材料なのが、不評を浴びがちがな堤幸彦監督作品であることでしょう。
「破壊屋」さんのゼロ年代のワースト映画では、堤監督の「20世紀少年」「劇場版スシ王子」「サイレン FORBIDDEN SIREN」などがなかなかの高順位にあります。
観る前から不安で仕方がなかったのですが、残念ながらその不安は当たっていました。

気になったのはステレオタイプなキャラクターと、オーバーアクト気味な役者の演技です。
現実にはいそうにないキャラクターがいて、常にハイテンションで喜怒哀楽を表現するのです。

もとが舞台作品なのである程度は仕方がないですし、このおかげで作品のメッセージは明確になっているので一概に批判するものではないのですが、自分は映画ならではの自然な台詞、リアルな登場人物、繊細な演技指導がされた作品のほうが好きです。

大仰な演出、ハズしているギャグシーン、独特のアクの強さもあるので、堤幸彦監督が嫌い、または苦手な方にはとうていおすすめできるものではありませんでした。

また「泣ける映画」という触れ込みで宣伝がされていますが、自分はそれもあまり好きではないです。
さらに作品そのものも明らかに「泣かせ」に走っており、「誘い泣き」を狙うかのように登場人物がワンワンと泣いてしまいます。
そんな演出をしなくても、十分にエモショーナルな作品なのに・・・自分はそのせいか、この映画では泣きませんでした。

思えば「舞台そのまま」の印象であることも、堤監督が「完コピ」をモットーとしているためなのでしょう。
そのまま映像化することだけが映画の役割ではないと思うのだけど・・・


それでも、本作にはいいところがたくさんあります。
そのひとつが、障害を持った方だけでなく、その家族を取り巻く環境への問題提起をしていることです。

主に描かれるのはグループホームで暮らす知的障害者の生活ですが、知的障害者を身内に持つ家族の問題もしっかりと提言されます。
ここで描かれる状況は、現実にあることです。
障害者にかかわった人だけでなく、障害者のことをよく知らない方にとっても思うことのある描写でしょう。

また、本作は一人の知的障害を持った女性の死からはじまる物語です。
はじめに登場人物の死を知らせ、そこから時間をさかのぼって見せる映画には「市民ケーン」「嫌われ松子の一生」もありました。
「死」から描くことは、サスペンス性を高めるだけでなく、より悲劇的な面が見えて確かな効果を持っていると言えます。

浮かび上がった真実を前にして、私たちはどうすればいいのか、どうしたらよかったのか、知的障害のある方だけでなく、みんながもっと幸せに人生を送るためにはどうすればよいのか・・・
本作には、それをしっかりと考えさせる力を持っているのです。

そして役者たちもみんな素晴らしかったです。
知的障害者を演じた貫地谷しほり、娘に愛情を注ぐ父親を演じた竹中直人も本当によかった。
竹中直人はスベリ気味なギャグキャラを演じることが多いと思っていたので、もう少しこういうシリアスな役を演じてもいいのになあ・・・と思いました。
ちなみに2人は「僕らのワンダフルデイズ」でも父娘を演じていました。


個人的には堤幸彦監督が好きではないのでノレない部分もありましたが、そのほかは多くの方に観てほしいと思えることばかりです。
コメディシーンが多いので、障害をテーマとした作品としては敷居は低いと思います。

障害者を家族に持つ方には辛い描写もあるとは思いますので、積極的にはすすめません。
しかし、知的障害者のことについて知りたい方、将来福祉の仕事に携わりたい方ににはぜひ劇場へ足を運んでみてください。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画レビュー
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2013-05-27 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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美少女より萌える漫画のツンデレ男キャラベスト10

みなさまは「ツンデレ」という萌えジャンルをご存じでしょうか。
2006年ごろから流行りだした「べっ別にあんたのことなんか好きじゃないいんだからね!」という素直じゃないことに萌えるジャンルです。

このツンデレは美少女キャラだけがやるものではなく、おじさん、おばさんキャラにまでツンデレの属性がみられることがあります。

本日は漫画の男キャラ限定のツンデレキャラ個人的ベスト10をご紹介します。


以下少しだけ漫画の内容のネタバレがあるのでご注意を↓

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テーマ : アニメ・コミック
ジャンル : アニメ・コミック

2013-05-26 : いろいろコラム : コメント : 4 : トラックバック : 0
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いくつもの人生を生きて・・・「ホーリー・モーターズ」ネタバレなし感想+中盤までの展開

遅ればせながら映画ホーリー・モーターズを観ました。

*画像は海外版Blu-ray

個人的お気に入り度:7/10

一言感想:どこに向かっているんだろう・・・


あらすじ


『役者』のオスカー(ドニ・ラヴァン)は豪邸から子どもたちに見送られ、真っ白なリムジンに乗る。
女性ドライバーのセリーヌ(エディット・スコブ)がオスカーを連れて行く先は、誰かの『人生』そのものだった・・・




汚れた血」「ポーラX」のレオス・カラックス監督の13年ぶりの新作です。

さてこの映画、わけがわかりません
一応「主人公の『役者』がたくさんの人の人生を演じていく」という大筋はあるものの、その描き方は抽象的で、整合性がなく、何か深い意図があるように思えてならないなんとも難解な映画でした。

そして名作映画のオマージュも多々あって、それはゴダールの「勝手にしやがれ」だったり、黒澤明の「」だったりします。
さらにとある有名な日本映画の音楽が使われていて笑ってしまいます。

そして直接的な描写はほとんどないものの、暴力的、エロティックなシーンも登場します。
人によっては気分が悪くなってしまうかもしれないので、気持ちPG12指定くらいに思って観たほうがいいでしょう。

単純明快な娯楽映画とは対極の位置にある作品であり、好き嫌いが思いっきり分かれる映画ですが、デヴィッド・リンチのような通好みの作品を好む映画ファンにはぜひ観ていただきたい作品です。

こうした映画になじみがない方でも、「夢をさまようような不条理な体験を映画は提供してくれる」という新しい発見があるかもしれないので、チャレンジしてみるのもいいと思いますよ。

以下、中盤までの展開とエンドロールの一部がネタバレ
終盤の展開は書いていませんが、予備知識がないほうが楽しめる映画ですので、なるべく鑑賞後にご覧ください。

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2013-05-24 : 旧作映画紹介 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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ラリったら3Dで殺される映画「ジャッジ・ドレッド(2012)」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

本日5月22日にTSUTAYA限定(←これいいかげんやめてほしいんだけど)でレンタルが開始されたジャッジ・ドレッド(原題:Dredd)の感想です。

カール・アーバン
3621円
powered by yasuikamo
*セル版は6月26日発売


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:アクションよりも麻薬による幻覚の描写が面白いんですけど


あらすじ


ジャッジ・ドレッドとそのパートナーがビルの中で悪人たちをぶっ殺します。




ジャッジ・ドレッドはコミック原作の人気キャラクターであり、「JUDGE(裁判官)」の名前通りに悪を裁く法の執行者です。
シルベスター・スタローン主演で1995年に映画化されたこともあるのですが、ものごっそい大コケ&評価が悪かったためにリメイク(リブート)としてこのたび復活を遂げました。

まあ作中では法がどーとか言う前に悪党どもを問答無用にぶっ殺すキャラにも見えますが、それはそれ。こういう躊躇のないヒーロー像は大好きです。

本作の物語はシンプルで「新人の美女と一緒にビルにいるボスを倒すために頑張る」というだけです。

多くの方が思うでしょうが、この「ビル内で戦う」という設定は昨年公開されたインドネシア産映画「ザ・レイド」とそっくりです。
ただの偶然なのでしょうが、ここまで似ているのはなかなか類を見ません。
ザ・レイドかジャッジ・ドレッドを観た方は、もう一つを同じ映画の別バージョンとして楽しめるのかもしれません。

正直に言うと、本作は高速体術バトルが楽しめるザ・レイドに比べると、アクション描写はいまひとつでした。
中ボス、大ボスキャラの存在が希薄で、敵を追いつめるまでの知略や緊張が見えにくく、少し単調に感じてしまいます。

しかしこの映画ならではの面白さもあります。
それは麻薬による幻覚の描写でした。

(軽いネタバレかもしれませんが、言ってしまうと)本作で登場する麻薬は「スローモーションの幻覚を見る」作用があるのです。

しかも服用しているときの痛覚もスローにやってくるので、そのことが拷問に使われたりしています。
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」にも似た設定がありました。

痛みがゆっくりジョジョ<ゆっくり痛みがやってきます

本作はクスリでラリってしまって世界がキラキラと輝いていてヤバい幻覚をスローでばっちり描きます。
クスリの幻覚を疑似体験できる本作はかなりお得(?)と言えるでしょう

惜しむらくは、3D対応バージョンのDVD&Blu-rayの発売が予定されていないことです。
自分は3D版を劇場で観ていたのですが、今まで観た中でもトップクラスで3Dが効果的に使われていた作品だと感じたので、もったいないと思います。
まあその3Dが最も生かされていたのも、ラリってるシーンなんですけどね。

日本版の予告ではアクションばかりがアピールされていましたが、海外版の予告ではその幻覚のシーンを観ることができます(ネタバレ注意)



あと日本の宣伝にひとつ苦言を呈するなら、「2人対75000人」というのがうそっぱちであること。
75000人の中には無害な住民もいるので、実際は2人対50人くらいのもんです。

映画としてのバランスはあんまりよくないので積極的にはオススメしないものの、気軽に麻薬の幻覚を体験をしたい方(こう言うと危ないな)には是非観ていただきたい作品です。
R15+指定だけに肉片や血が飛び散る残酷描写がかなり強烈ですので、その点もご注意ください。

以下は超絶ネタバレ 思い切りラストの展開もネタバレしているので、鑑賞後にご覧ください↓

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2013-05-22 : 旧作映画紹介 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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孤独という恐怖 映画「クロユリ団地」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はクロユリ団地です。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:ちょっと中途半端だなあ・・・


あらすじ


介護士を目指す二宮明日香(前田敦子)は家族とともに黒百合団地に引っ越してきた。
どうも隣に住む住民の様子がおかしい。朝早くから目覚ましが鳴り、何かをひっかくような音も聞こえてくるのだ。
明日香は遺品清掃の仕事に携わる笹原(成宮寛貴)とともに真相を究明しようとするのだが・・・




リング」「チャットルーム」の中田秀夫監督最新作です。
スピンオフ作品としてドラマ「クロユリ団地 〜序章〜」も放送されていましたが、この映画だけを観ても十分内容は理解できるでしょう。
本作は氏久々の日本製ホラー作品であり、かつて「リング」の恐ろしさを体験した方ににとっては、待望であったことだと思います。

結論から言えば、本作は一本の映画としての出来はよくありません。あまり怖くなく、ホラーとしてはつまらないと言い捨ててもいいでしょう。

本作が描いているのは、「死」というものに向き合う登場人物です。
作中では「孤独死」にかかわる話題が登場します。
主人公が介護の仕事を目指していたり、彼女を救おうとする男性が遺品整理の仕事をしているのも、そのような孤独死を迎える可能性がある現代社会に警鐘を鳴らしているからなのでしょう。

タイトルであり、作中でイメージとして挿入される花「黒百合」の花言葉は「呪い」です。
主人公が「呪い」「死」のために葛藤し、そこにはどういう真相があるのか、彼女はどう行動するのかーそこが見所になっているのです。

どうもこのことは、観客が望むものと一致していない気がします。

この映画を観に来る若い観客は、恐がれて、面白くて、驚ける内容を期待していると思います。
しかし、肝心の内容は淡々としていて、登場人物の会話シーンが長くて、そしてあまり怖くないのです。
本作の評判があまりよくないのは、そうした作り手の目指していたものとの不一致があるからでしょう。

では、心理描写を描いたドラマと言えばどうか?と問われればそれも物足りませんでした。
「孤独死」のテーマは描ききれているようには思えないし、ちょっと常識では考えられない登場人物の行動もあったりしてどうにも煮え切りません。

結果的にホラー作品としても人間ドラマとしても中途半端になっているのは残念でした。

しかし、序盤から張った伏線、徐々に壊れていく日常の描写、そして明かされる真相は面白かったです。
映画のはじめは普通とは違うカメラワークになっているのですが、そのことにも意味があります。

そして作中で一番恐ろしかったのが「日常でもありえること」というのもよかった。
恐怖描写は凡庸なものが多かったのですが、ここは唸らされました。

主演の前田敦子もとってもよかったです。
苦役列車」でもそうでしたが、女優としてしっかりとした演技を披露しています。
ただ物語の進行上、やむを得なく演技が一本調子になっているところもあるのですけどね。

デートで観るのはおすすめしません。
これは一人で観て、いろいろ登場人物の気持ちを想像してみるほうが楽しめる映画だと思います。
でも劇場にいたのはカップルやグループで観に来ている若い人ばかりで、観終わったあとは少しがっかりしている様子でした。
やっぱり期待していたのとは違うよなあ・・・

以下、結末も含めてネタバレです いきなり核心部分にふれています↓

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2013-05-19 : 映画感想 : コメント : 10 : トラックバック : 1
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妄想は現実を超える「中学生円山」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は中学生円山です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:宮藤官九郎のやりたい放題かよ!

あらすじ


中学生の円山克也(平岡拓真)は、ある目的のために、柔軟な体を手に入れるための「自主トレ」に励んでいた。
ある日、彼の住む団地にシングルファーザーの下井辰夫(草なぎ剛)が引っ越してくる。
円山は下井が近所で起こった殺人事件の犯人であると思い込むようになり・・・




なんだこれ
いやー予告編から変な映画だろうと思っていた方、ご安心ください。中身はもっと変な映画でした

監督・脚本は宮藤官九郎(以下クドカン)。現在朝の連続ドラマ「あまちゃん」の脚本も担当しています。
クドカンの書く脚本は良くも悪くも「変」で、「あまちゃん」で「変なキャラだなあ」「変なシチュエーションだなあ」と感じたらだいたいこいつのせいと考えて差し支えないでしょう。

本作では脚本どころか監督も担っているので、まさにやりたい放題です。
中学生の妄想が、エキセントリックな映像として流れるという設定がすでにキテいます。
変なキャラが、変な台詞を、変なシチュエーションで監督の思うがままに団地を駆けめぐる、超絶変態チックな映画になっていました。

これはタランティーノが「キル・ビル」を、ザック・スナイダーが「エンジェル ウォーズ」を撮ったのと同じ「監督が作りたい映画をマジで自分が好きなように作った」作品なのです。


そしてそんなくだらねー(ほめ言葉)物語のために集まった豪華キャストもとってもよいです。
草なぎ剛のキャラのつかめなさは最強にはまっているし、主人公・中学生円山を演じた平岡拓真もこの上のない好演です。
草なぎ剛の自転車に乗るのが下手な演技が上手すぎて感動するレベルでした。

個人的には主人公の母親役の坂井真紀のコメディエンヌぶりも大好きでした。
彼女が繰り広げる「韓流」ギャグは、この映画で一番のお気に入りです。

そして音楽も素晴らしい!


*mp3バージョンのみ販売(画像をクリックすると同じウィンドウでamazon.co.jpに飛びます)

作曲者は同じくクドカン監督&脚本の「少年メリケンサック」の音楽も手がけた向井秀徳さん。
摩訶不思議な世界観にこの上なくマッチしていました。


本作の「平凡な人間がアメコミチックなヒーローに憧れる」という設定は「キックアス」「スーパー」を思わせます(監督自身も影響があったと認めています

そして、意外と(とは言っては失礼なほどの)メッセージ性もあったりします
本作で描かれる妄想により、主人公はどう成長したか、団地で起こった殺人事件の顛末はどうなったか・・・
映画を観終わってみると、いろいろと考えてしまう要素がたっぷりなのです。


ただ、この内容で1時間59分はちょっと長いです。
殺人事件はそれほど物語を牽引せず、変な登場人物がひたすら(妄想の中で)変なことをする映画なので、この空気は人によっては「もういいよ」な状態になってしまうような気がします。

ギャグシーン(若干下品)は劇場の反応を見る限り「笑い:どん引き=4:6」という感じで、笑うより先に引いてしまうというウケてんだかスベッんだかよくわからない塩梅でした。


そんなわけで映画にリアリティを求める方、クドカン特有のエキセントリックな台詞回しやキャラクターが苦手な方には「中学生円山」は全くオススメできません。
デートではなく、下品なギャグで笑うことができる友達同士で観たほうが良いでしょう。

しかし、アメコミヒーローが好きな方、思春期特有の中二病くささにシンパシーを感じる方、クドカンの「おふざけ具合」を許せる方にはハマッてしまう魅力があるはずです。

予備知識がないほうが楽しめる映画かと思いますが、「子連れ狼」を知っておくとより楽しめるかもしれません。

そうそう、もうひとつすばらしい要素があります。それは美女&美少女の映し方が大変エロいこと。
とくに刈谷友衣子さんがプールでウッフアハハするシーンは美少女好きな人にはたまらないと思いますよ。

↓以下、結末も含めて盛大にネタバレです 鑑賞後にご覧ください

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2013-05-17 : 映画感想 : コメント : 3 : トラックバック : 2
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クサすぎてもはや中二病な恋愛映画「恋する惑星」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

5月31日から映画「グランド・マスター」が公開されます。
監督はウォン・カーウァイ
ブエノスアイレス」「マイ・ブルーベリー・ナイツ」などの恋愛映画を多く手がけた方です。

本日はウォン・カーウァイ監督の代表作である「恋する惑星」(英題:Chungking Express)(原題:重慶森林)(制作:1994年)をご紹介します。

トニー・レオン
3698円
powered by yasuikamo
*ブルーレイ版は8月7日発売

個人的お気に入り度:6/10

一言感想:こんなやついねーよ(いい意味で)


あらすじ


警官223号(金城武)は失恋し、逃亡中のドラッグ・ディーラーの女(ブリジット・リン)と出会う。
223号は女に恋をする。

スチュワーデスの恋人とすれ違いが続く警官663号(トニー・レオン)は、飲食店ので働くフェイ(フェイ・ウォン)と出会う。
フェイは663号に恋をする。




本作は2部構成になっており、その2つのストーリーを平たく言えば
第1話:失恋男が謎の美女をナンパする話
第2話:食店員が警官をストーキングする話
といったところでしょうか。

どこかリアルではなく、ファンタジーっぽさを感じる作風は、当時から熱狂的な支持を集めていました。
これは映画ならではの、ちょっとエキセントリックなラブストーリーなのです。

自分が好きなのは第2話。
この話のヒロインであるフェイ・ウォンがめちゃくちゃ可愛いのです。

フェイ・ウォン<ちょっと蒼井優っぽい

彼女は運命の相手(トニー・レオン)にであったばかりに、ストーカーを超えて思い切り法律的にアウトなことをします
このヒロインの可愛さ&危うさは「アメリ」を思い出させました。

そして「恋する惑星」という邦題が素敵です。
これが「重慶森林」というよくわからない題(重慶大厦というビルの名前のもじり)のままであったらヒットはしなかったでしょう。
実際に映画を観てみるとそこまで「惑星」らしさはないのですが、どこか浮世離れした世界観はこの邦題にマッチしていると思います。

北京語、広東語、英語、日本語といろいろな言語が飛び交っているのも面白いですね。
さらっと日本語が聞こえた時には巻戻して聞いてしまいました。

そして・・・本作の一番の特徴は台詞と行動がとことんクサいことです。
もはやキザを通り越して中二病なレベルで、人によっては笑い、ドン引きし、もしくは共感を呼ぶでしょう。
それも含めて楽しんでしまうのが吉です。

クエンティン・タランティーノが大絶賛したのも頷ける、唯一無二の魅力がある作品です。
好き嫌いの分かれる作品だとは思いますが、あまったるくて観ていてニヤニヤしてしまう恋愛映画を観たい方にオススメします。
トニー・レオン様のステキな白ブリーフ姿が拝めるので、イケメン好きな女性はぜひ。

以下はそれなりにネタバレで見所を紹介↓ 結末には触れていませんが、未見の方は要注意

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2013-05-15 : 旧作映画紹介 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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誰かが動き始めれば「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:シンプルにまとまった正統派続編


あらすじ


オカマのマサコちゃん(ゴリ)は、マジックショーの晴れ舞台を終えた2日後に殺された。
警察の捜査は一向に進展せず、ついに探偵(大泉洋)が動く。
「マサコちゃんは政界の闇に消され」たというウワサを耳にした探偵は、相棒の高田(松田龍平)と、マサコちゃんにファンレターをもらっていたバイオリニストの河島弓子(尾野真千子)を率いて大捜査に赴くのだが・・・




大ヒット作「探偵はBARにいる」の2年ぶりの続編です。
前作のレビューはこちら↓
<「探偵はBARにいる」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー>(あんまり褒めていません)

本作は東直己の「ススキノ探偵シリーズ」第5作「探偵はひとりぼっち」を原作としています。

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自分はこのシリーズを読んだことはないのですが、原作は映画よりももっとハードボイルドで、アクションも少ない作品だったそうです。
映画版ではギャグを満載にし、相棒「高田」(松田龍平)の出番を増やして、アクションもふんだんに取り入れて映画としての娯楽性を増し増しにしているのでしょう。
本作のよい意味での「おちゃらけ具合」、軽妙な音楽や役者の演技は、このシリーズを支持する固定ファンを産むはずです。


さて、本作は基本的に前作と雰囲気は変わりません。ていうか探偵のくせに推理らしいことはほとんどしません
やってるのは聞き込みとか、襲いかかる暴君をボコっているばかりですw

でもこのシリーズはこれでいいのでしょう。
本作の面白さの根源は大泉洋演じる「探偵(名前なし)」とその周りのキャラクターの面白さ、真相の解明に至るまでの過程なのですから。
そこには幾重にも人の想いが現れ、感動できるメッセージもしっかり含まれているのです。

そして伏線が上手いのなんの。
映画を観慣れている方であれば「あ、これは伏線だろうな」と思う台詞はいくつもあると思うのですが、予想の斜め上を狙っての伏線回収には恐れ入りました。

前作では事件そのものが複雑に感じてしまっていまひとつ入り込めなかったですが、今回は登場人物は多いながらもシンプルにまとまっているために、混乱することもほとんどありません。
その甲斐あってか、自分は前作よりも好きになれた続編でした。


しかしやはり気になる点もあります。

残念だったのはアクションシーンに説得力がないことです。
アクションそのものは大胆なカメラワークあり、奇抜なアイディアありで楽しめるのですが、多勢に無勢に見える主人公たちが勝てるほどの要因が見つからないことが多いのです。
「奇襲」や「知恵」をもっと使って、納得できるようにしてほしかったです。

もうひとつ賛否が分かれそうなのは犯人像でしょう。
これはアクションよりも、もっと納得がいかない方が多いはずです。
でも自分はこの犯人でよかったと思います。この犯人だからでこそ、見えてくるものがあると思うからです。


前作を面白いと感じた方、役者のファンであればぜひご覧いただきたい作品です。
あいも変わらず「PG12指定じゃちょっと甘いんじゃない?」と思わせる性的なシーンも多々あるので、お子様の鑑賞はオススメしませんのでご注意を。

そういえば本作は札幌が舞台なので、ある意味「ご当地映画」でもあるんですよね(事実、北海道では本州を上回る大ヒットです)。
映画では札幌の夜の街だけでなく、室蘭中山峠などが登場します。
手軽に北海道旅行気分を味わいたい方も、ぜひ劇場へ。

以下、結末と犯人も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓ 前作の展開も少しだけネタバレしているので注意

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2013-05-12 : 映画感想 : コメント : 8 : トラックバック : 0
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生きている人だけでも・・・ 映画「回路」ネタバレなし感想+作中の設定

6月1日から映画「リアル 完全なる首長竜の日」が公開されます。

監督は黒沢清。ホラー作品を多く手がけ、国外でも高く評価されている方です。
本日は黒沢清監督の代表作である「回路」(制作:2001年)をご紹介します。

加藤晴彦
3242円
powered by yasuikamo


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:わかりやすいけど、わかりにくい


あらすじ


フラワーショップで働くミチ(麻生久美子)は同僚の突然の自殺を目撃する。
それから彼女の周りでは常軌を逸した出来事が続くようになり・・・

一方、大学生の亮介(加藤晴彦)は自宅でインターネットをはじめようとするが、なぜか不気味なサイトにアクセスしてしまい、「幽霊に会いたいですか?」というメッセージを見る。
亮介は同じ大学の研究生の春江(小雪)に相談するのだが・・・




ジメジメして、暗くて、恐ろしい、日本のホラーらしい作品に仕上がっていました。

この映画には「突然のドンッという大きい音で驚かせる」演出は全く存在しません。
恐怖を煽るのは、いつの間にか画面内に見える幽霊や「異質」なものなのです。

そしてこの映画の真の特徴は、恐ろしいくらいに賛否両論であることです。
たとえば「みんなのシネマレビュー」の点数配置はこんな感じです。

回路 点数分布<分布がバラバラ

その賛否両論度は「キル・ビル」「リリィ・シュシュのすべて」「ダンサーインザダーク」にひけをとらないほどです。
なぜ好き嫌いが分かれるのか?次のことが理由にあると思います。

①意味不明
②発想が突飛
③登場人物の台詞がわざとらしい(これはわりとひどい)
④展開が若干ご都合主義っぽい
⑤若干スローテンポ

まあ、①のせいだよね。
本当に難解、というかあえて多くを説明せず、観る人の不安を煽っていると言えます。

なにせ、もっとも根本的な「理由」がわからないのです。
「なぜ幽霊が現れるようになったのか?」は作中で示されるものの、「何故人が消える(死ぬ)のか?」は説明がされません。
さらに作中で「幽霊は人を殺さない」と説明されるも、幽霊は人を思い切り「誘って」いるようにも思えます。

この「矛盾」「破綻」にも思える設定が、むしろ効果的なのです。
「未知」の恐怖を描いている作品と言えるでしょう。

そんなわかりにくい設定の代わりに、テーマは明確です。
本作は「孤独」と「人のつながり」について描いています。

主人公は人々が消えていく状況の中、どういう行動をしたか。
幽霊は何を怖がっているか。
なぜ人がいなくなるのか。
なぜ主人公は消えずにいれるのか。

それを考えてみると、よりテーマがはっきり見えてくるでしょう。

個人的にはこういう哲学的な作風、終末感の漂う世界観は大好きなのでかなり気に入りましたが、およそスタンダードなホラーを期待する人には全くおすすめできません。

これはデヴィッド・リンチだとかデヴィッド・クローネンバーグだとかアレハンドロ・ホドロフスキーだとかのおよそ万人向けでない映画を好む方にこそ観てほしいです(作風はそれぞれ異なりますが)。

以下はほんの少しだけネタバレで、設定を紹介しています↓ 核心部分には触れていません。

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2013-05-08 : 旧作映画紹介 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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もはやコメディ?「オリジナル版死霊のはらわた(1983)&Ⅱ&キャプテン・スーパーマーケット」レビュー

現在、ホラー映画「死霊のはらわた(リメイク作品)」が劇場公開中です。
あの有名作品のリメイク、グロ描写がメインでR18+指定とワクワクが止まらない内容なのですが、自分の住む地域では残念ながら1ヶ月遅れの6月8日からの公開でした。

フラストレーションを抑えるため、本日はオリジナル版「死霊のはらわた」とその続編たちをご紹介します。


その1:「死霊のはらわた(1983)」(原題:The Evil Dead)

ブルース・キャンベル
1487円
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個人的にお気入り度:6/10

シリーズ初作品にして、スプラッターホラーの元祖と呼ばれています。
監督は当時21歳のサム・ライミ。あの「スパイダーマン」を撮った方です。

映画はとてもスパイダーマンを作った人間とは思えないほどの、悪趣味グログロスプラッターに仕上がっていました。レイティングはR15+です。

↓以降少しだけネタバレ注意

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2013-05-05 : 旧作映画紹介 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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天使の街で 「L.Aギャングストーリー」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はL.Aギャングストーリー(原題:Gangster Squad)です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:むしろギャングそのもの


あらすじ


1940年代のロサンゼルス。
街ではミッキー・コーエン(ショーン・ペン)率いるギャングが勢力を伸ばしつつあった。
警察はこの事態を重く見て、警察内で「ギャングの一団」を組織し、組織を潰すことを試みる。
白羽の矢が当たったのは、つい先日ミッキー・コーエンの娼館に荒々しく乗り込んだジョン・オマラ警部(ジョシュ・ブローリン)だった。




ゾンビランド」「ピザボーイ 史上最凶のご注文」のルーベン・フライシャー監督最新作です。

本作は実話をもととしており、登場する非道なギャングの親分ミッキー・コーエンは実在の人物です。
ロサンゼルス市警察が行うのは「警察のメンバーで(ニセの)ギャングの一団を組織し、ミッキー・コーエンの組織を壊滅させる」というものです。

その物語は一部事実で、あとは大幅な脚色がなされています。
たとえば本物のミッキー・コーエンはそれほど悪人でなく、むしろギャングの一団を組織した「パーカー本部長」のほうが悪人なのだとか。
このあたりは同じくミッキー・コーエンが登場する「L.A.コンフィデンシャル」を観るとより理解が深まるかもしれません。
参考→<町山さんと深町さんによる『L.A. ギャングストーリー』補足説明 - Togetter>

本作はその史実を知っていなくても、問題なく楽しめるまっとうな娯楽作になっています。
ギャングと警察の攻防はわかりやすくまとめられており、ロマンスや肉弾戦や銃撃戦、はたまたカーアクションまでもが盛り込まれて見所は満載です。

とにかくシリアスな作風なのですが、ほんの少しだけユーモアのあるシーンもあります。
思えば監督の処女作「ゾンビランド」もコメディのような設定ながら中身はシリアスで、塩ひとつまみ程度の笑いがあるという作風でした。
監督はもともと、こうしたシリアスな作品が似合っていたのではないかと思えるのです。

出演者も豪華で、ヒロイン役にはエマ・ストーン、ミッキー・コーエン役にはショーン・ペンと隙のない配置です。
以下、ミッキー・コーエンに立ち向かう魅力的な「ギャング一団」のメンバーをご紹介します。

ジョシュブローリン<ジョシュ・ブローリン - ジョン・オマラ:一団のリーダー。意外と猪突猛進で危なっかしい。

ライアンゴズリング<ライアン・ゴズリング - ジェリー:イケメンで女ったらし。意外と冷静。

ジョヴァンニ<ジョヴァンニ・リビシ - キーラー:無線に詳しい知能派。家族持ち。

アンソニー<アンソニー・マッキー - コールマン:ナイフ使いの黒人。姪を亡くしている。

ロバートパトリック<ロバート・パトリック - マックス・ケナード:早打ちの名人。

マイケルーナビダ<マイケル・ペーニャ - ナビダ・ラミレス:ケナードを慕う若き警官。

このメンバーを集める過程は「7人の侍」のようでした。
個人的にはT-1000を演じたロバート・パトリックの出演が嬉しいですね。

映画のキャッチコピーに「まるでギャングのような警察たち」とありますが、実際のこいつらは「ような」どころではなくギャングそのものとしか思えない行動を次々にやっちまいます。
これが痛快やら滑稽やら、とんでもない皮肉に見えて面白く観れてしまいます。

この映画には弱点もあります。
ひとつが、この登場人物たちの背景がさらっと描かれているために深みがないことです。
もうひとつが、王道の物語になっているため目新しさに乏しいことでしょう。
重さをあまり感じずに観れることは本作の良さではありますが、その分薄味に感じてしまいます。

また、本作はオーロラ銃乱射事を受けて公開が延期され、さらに一部シーンがカットされた上、取り直しがやむを得なかったのだとか。
このあたりは是非DVDの特典映像に期待したいところです。

さらに余談ですが、梅宮辰夫と松方弘樹が予告のみで吹き替えをしていて、これがなかなかにいい感じです
<映画『L.A. ギャング ストーリー』梅宮辰夫&松方弘樹吹き替え映像01 - YouTube>
声優でなく、役者や芸能人が声の吹き替えをするのは基本的には反対ですが、これなら吹き替え版で本編を観てみたいと思わせます。

R15+指定作品ですが、はじめにある残酷描写以外はそれほどキツくはありません。
男の美学を感じられるアクション&サスペンスとしてオススメします。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2013-05-04 : 映画感想 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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クズを守る理由 映画「藁の楯 わらのたて」ネタバレなし感想+ネタバレ(ツッコミ)レビュー

今日の映画感想は藁の楯です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:スキありすぎ


あらすじ


快楽殺人犯・清丸(藤原竜也)は、幼い少女を惨殺した。
少女の祖父である大富豪の蜷川(山崎努)は「この男を殺した者に10億円を支払う」という新聞広告を出し、身の危険を感じた清丸は福岡県警に自ら出頭する。
SPの銘苅(大沢たかお)、白岩(松嶋菜々子)、警視庁捜査課の奥村(岸谷五朗)、関谷(伊武雅刀)、神箸(永山絢斗)の5人は清丸を東京まで護送しようとするのだが、すでに清丸の命を奪おうとするものは、眼前に迫っていた。





一命」「悪の教典」の三池崇史監督最新作です。
木内一裕の小説を原作としています。

木内 一裕
600円
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本作はとにかく力技で押し切る、スケール感のあるアクション大作になっています。
日本では不可能なアクション(高速道路と新幹線のシーン)を台湾で撮影していることも、その気合いの現れでしょう。

物語は「大富豪が憎き犯罪者に10億円の賞金をかけ、SP四係)がその犯人を護送する」という奇抜なものです。
同じようなアイディアは「S.W.A.T」でもありました(そちらは犯人を逃せば金が貰えるという設定)が、本作は三池監督ならではのパワフルな演出と展開が盛り込まれ、見せ場がたっぷりある娯楽作に仕上がっていました。

アクション以外でも、SPたちが疑心暗鬼になる描写が面白く仕上がっています。
ターゲットの周りには武装した警察隊がいるのですが、その中にもターゲットをねらう者がいるかもしれないのです。

そして特筆すべきは、ターゲットの男「清丸」の邪悪さです。
これを演じた藤原竜也はちょっとオーバーアクトすぎるし、とても見た目は猟奇殺人犯にはに思えないのですが、その憎たらしさは多くの観客の神経を逆撫でするでしょう。

作中に「クズ」と言われた以上の犯人のクズっぷり、そしてこのクズを守る価値があるのかと苦悩する主人公たちの心理描写は見応えがありました。


さて、本作の弱点はいくらなんでもツッコミどころが多すぎることです。

そもそもの「犯人殺したら10億円あげるよ」にしたって
殺人教唆にあたることなので、殺したところで金は国に没収されて受け取れないのでは?(公序良俗に反する)
・大富豪は殺し屋を雇えばいいのでは?(世間を騒がせる理由は何?)
などの気になる点が全くもって解決されていません。

*コメントで、以下のご意見をいただきました(小説の設定が少しネタバレ)
清丸を殺した者が蜷川を「清麿を殺したから十億よこせ!」と脅し、そして民事裁判を起こし、賠償金として蜷川が十億を払う、こうすることで法律上として問題がなくなります。と、小説では描かれてました。


まあこれらは「映画だから」で許容できる範囲なのですが・・・それ以外の展開のツッコミどころがあまりにもヒドくて、とても容認できるものではありませんでした。

二転三転する勢いのある展開をとにかく入れて、設定の穴が気にならないようにする気概は感じられるのですが、これはいくらなんでもダメです。
終盤はあまりにも変なので、笑いをこらえるのが大変でした。*シリアスなシーンで笑うとほかのお客さんに迷惑がかかります。


だからといってこの映画がつまらないかと言えばそうではなく、徹頭徹尾荒々しくも無骨な物語を楽しめます。
クライマックスがとにかく長くてダレてしまうこと、終盤に5分1回くらいツッコミどころがあるのが玉に致命傷ですが、それも含めて楽しんでしまうのが吉です。

ちなみに本作はG(全年齢)指定で、三池監督らしいエロやグロは封印されています。
それでも猟奇的なセリフや銃殺のシーンはあるのでご注意を。おすすめします。

以下、結末も含めてネタバレです↓ 容赦なくツッコミを入れています。この映画が好きな人にはごめんなさい。

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2013-05-02 : 映画感想 : コメント : 17 : トラックバック : 0
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<2016年下半期>
『聲(こえ)の形』
『スーサイド・スクワッド』
『キング・オブ・エジプト』(吹き替え版)
『君の名は。』
『ゴーストバスターズ(2016)』
『シン・ゴジラ』
『ファインディング・ドリー』

<2016年上半期>
『葛城事件』
『TOO YOUNG TO DIE!』
『貞子 vs 伽椰子』
『ヒメアノ~ル』
『デッドプール』
『アイアムアヒーロー』
『ズートピア』
『クレしん ユメミーワールド』
『バットマン vs スーパーマン』
『ドラえもん 新・日本誕生』
『X-ミッション』
『オデッセイ』

<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』
『アメリカン・スナイパー』

<2014年下半期>
『ベイマックス』
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『MONSTERZ』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
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