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クズを守る理由 映画「藁の楯 わらのたて」ネタバレなし感想+ネタバレ(ツッコミ)レビュー

今日の映画感想は藁の楯です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:スキありすぎ


あらすじ


快楽殺人犯・清丸(藤原竜也)は、幼い少女を惨殺した。
少女の祖父である大富豪の蜷川(山崎努)は「この男を殺した者に10億円を支払う」という新聞広告を出し、身の危険を感じた清丸は福岡県警に自ら出頭する。
SPの銘苅(大沢たかお)、白岩(松嶋菜々子)、警視庁捜査課の奥村(岸谷五朗)、関谷(伊武雅刀)、神箸(永山絢斗)の5人は清丸を東京まで護送しようとするのだが、すでに清丸の命を奪おうとするものは、眼前に迫っていた。





一命」「悪の教典」の三池崇史監督最新作です。
木内一裕の小説を原作としています。

木内 一裕
600円
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本作はとにかく力技で押し切る、スケール感のあるアクション大作になっています。
日本では不可能なアクション(高速道路と新幹線のシーン)を台湾で撮影していることも、その気合いの現れでしょう。

物語は「大富豪が憎き犯罪者に10億円の賞金をかけ、SP四係)がその犯人を護送する」という奇抜なものです。
同じようなアイディアは「S.W.A.T」でもありました(そちらは犯人を逃せば金が貰えるという設定)が、本作は三池監督ならではのパワフルな演出と展開が盛り込まれ、見せ場がたっぷりある娯楽作に仕上がっていました。

アクション以外でも、SPたちが疑心暗鬼になる描写が面白く仕上がっています。
ターゲットの周りには武装した警察隊がいるのですが、その中にもターゲットをねらう者がいるかもしれないのです。

そして特筆すべきは、ターゲットの男「清丸」の邪悪さです。
これを演じた藤原竜也はちょっとオーバーアクトすぎるし、とても見た目は猟奇殺人犯にはに思えないのですが、その憎たらしさは多くの観客の神経を逆撫でするでしょう。

作中に「クズ」と言われた以上の犯人のクズっぷり、そしてこのクズを守る価値があるのかと苦悩する主人公たちの心理描写は見応えがありました。


さて、本作の弱点はいくらなんでもツッコミどころが多すぎることです。

そもそもの「犯人殺したら10億円あげるよ」にしたって
殺人教唆にあたることなので、殺したところで金は国に没収されて受け取れないのでは?(公序良俗に反する)
・大富豪は殺し屋を雇えばいいのでは?(世間を騒がせる理由は何?)
などの気になる点が全くもって解決されていません。

*コメントで、以下のご意見をいただきました(小説の設定が少しネタバレ)
清丸を殺した者が蜷川を「清麿を殺したから十億よこせ!」と脅し、そして民事裁判を起こし、賠償金として蜷川が十億を払う、こうすることで法律上として問題がなくなります。と、小説では描かれてました。


まあこれらは「映画だから」で許容できる範囲なのですが・・・それ以外の展開のツッコミどころがあまりにもヒドくて、とても容認できるものではありませんでした。

二転三転する勢いのある展開をとにかく入れて、設定の穴が気にならないようにする気概は感じられるのですが、これはいくらなんでもダメです。
終盤はあまりにも変なので、笑いをこらえるのが大変でした。*シリアスなシーンで笑うとほかのお客さんに迷惑がかかります。


だからといってこの映画がつまらないかと言えばそうではなく、徹頭徹尾荒々しくも無骨な物語を楽しめます。
クライマックスがとにかく長くてダレてしまうこと、終盤に5分1回くらいツッコミどころがあるのが玉に致命傷ですが、それも含めて楽しんでしまうのが吉です。

ちなみに本作はG(全年齢)指定で、三池監督らしいエロやグロは封印されています。
それでも猟奇的なセリフや銃殺のシーンはあるのでご注意を。おすすめします。

以下、結末も含めてネタバレです↓ 容赦なくツッコミを入れています。この映画が好きな人にはごめんなさい。

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2013-05-02 : 映画感想 : コメント : 17 : トラックバック : 0
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<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
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<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
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『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
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『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
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『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
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『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』


<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

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