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母の呪縛 映画「二流小説家」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は二流小説家 シリアリストです。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:ツカミはいいのに後半雑すぎ


あらすじ


赤羽一兵(上川隆也)は二流小説家であり、アメリカに出張中の兄の家を借りながら、官能小説を寄稿して生計を立てていた。
ある日赤羽の元に、死刑囚・呉井大悟(武田真治)から手紙が届く。呉井は「シリアル・フォト・キラー」として全国に名を知られた殺人鬼だった。
呉井は赤羽に、自分のためだけに官能小説を書いて欲しいと依頼をするのだが・・・




様々な賞を受賞した推理小説「二流小説家(原題はThe Serialist)」の映画化作品です。

デイヴィッド・ゴードン
1050円
powered by yasuikamo

作者の名前を見てわかるように、原作は海外の作品です。
しかしこの映画版は舞台を日本に移し、キャラクターも日本人に一新しています。
海外の作品がこうして日本で実写映画化されるのは、かなりめずらしいのではないでしょうか。

自分はこの原作は未読でしたが、キャラ設定をはじめ、真犯人やどんでんがえしもほぼ変更なく実写化されているようです。
参考→二流小説家 - Wikipedia(微ネタバレ注意)
原作を読んだ方には日本を舞台にしたことによる描写の違いを、読んでいない方には新鮮な気持ちで映画を楽しむことができるでしょう。


抜群に面白いのは「死刑囚が自分のためだけに小説を執筆してもらうように、二流小説家に依頼をする」という設定です。
死刑囚は小説を書いてもらうことを依頼する代わりに、自身についての告白をすると言うのです。

二流小説家である主人公は「犯罪者の告白本は売れる」ということに乗っかって仕事を引き受けるのですが、想像を絶する事件が起きてしまう・・・というのが大まかなプロット。
推理小説やミステリーが好きな人なら大いに楽しめるでしょう。

素晴らしいのは役者の演技で、特筆すべきは殺人鬼・呉井を演じた武田真治でしょう。
どこか映画版「DEATH NOTE」の「L(松山ケンイチ)」を思わせる切れ目のない話し方は存在感があり、見る者の神経を逆なでするその態度には邪悪さを感じます。

キャストは有名どころを抑えながらもやや地味ではありますが、新しく役者の魅力を知れるということだけでも、劇場で観る価値があるでしょう。


しかし映画そのものの出来は決して良くはありません。
なにがひどいって、後半に伏線の多くが吹っ飛ばされるのです。
ちょっと思い返すだけでも「アレはなんだったの?」「アレはどういうこと?」「どうしてそうなるの?」と思ってしまうツッコミどころが多すぎます。

ミステリーとしても「今まで知らない情報」の謎が急に持ち出されたりするので、戸惑いを覚えます。
心理描写は役者の卓越した演技のおかげで見ごたえがあるのですが、展開が雑すぎるせいで説得力がありません。

「観ているあいだは楽しめるけど、完成度はテレビで観る凡庸なサスペンスドラマ程度」の印象にとどまっているのは残念でした。
監督の猪崎宣昭ももともとTVドラマを土俵にしている方だしなあ・・・ジャパニーズホラーっぽい演出や音楽は面白いのですけどね。


本作には素晴らしい要素がもうひとつ。
主人公の中年男性に寄り添ってくる姪っ子の女子高生がめちゃくちゃカワイイのです。

ツインテール女子高生<普段は寮に住んでいる女子高生。自称マネージャー兼助手。

「気が強い」「ドジ」「ツインテール」「主人公の名前を呼び捨てにする」という萌え属性は好きな人にはたまらないでしょう。もはやカワイイを通り越してあざといです。
たびたび家に上がり込んで世話を焼かれる主人公に「おい俺と変われ」と言いたくなることは必死。
演じている小池里奈さんのファンであれば、人生の何を差し置いてでも観ることをおすすめします。


また本作は何故か全年齢指定ですが、首が切り取られた女性の全裸の死体が映し出されたり、性的な話題もふんだんなのでお子様には見せないほうがいいです。ご注意を。

以下、真犯人や結末も含めて思いっきりネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2013-06-19 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 1
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<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
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<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
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『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
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<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
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『LIFE!』
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<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
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『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
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<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』


<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

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