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恐怖を超えて 「アフター・アース」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はアフター・アースです。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:はじめてのおつかい In 微妙に進化した地球


あらすじ


人類はその昔に地球を捨て、新星ノヴァ・プライムに新たな生活拠点を築いていた。
ある日、サイファー(ウィル・スミス)と、その息子のキタイ(ジェイデン・スミス)は、小惑星の嵐に会い、共に地球に不時着してしまう。
サイファーは骨折していまい、キタイに100キロ離れた宇宙船の後部まで通信機を取りに行くように命じる。
しかし、地球は人類が住むのに適さない未知の惑星と化していて・・・




傑作サスペンス「シックス・センス」のM・ナイト・シャマラン監督最新作です。

・・・にも関わらず本作の宣伝にはシャマラン監督が全然アピールされていません
しかも日本だけでなくそれは世界中でも共通。シャマラン監督は全力でスルーされているのです。

なぜかと言えばシャマラン監督が評判がアレな映画ばっかり撮っているからでしょう。
「シックスセンス」でシャマラン監督のファンになった方たちは
サイン」あたりは「まだ行ける」と希望を持ち、
ハプニング」では「これはちょっと」と微妙な雰囲気になり、
エアベンダー」では「もうダメだ」と絶望の淵に追いやられました
エアベンダーのRottenTomatoesでの6%の評価というのはなかなか見れるもんじゃありません。

そんな中でも今だシャマラン監督の作品を待ち望んでいる方は多いはず(たぶん)。
そして本作も・・・いい感じにシャマラン監督らしい、好き嫌いの分かれそうな作品に仕上がっていました。


まず、本作に「アバター」のような大作っぽさを期待すると確実に裏切られます。
何せ、ストーリーは「危険な状態になった地球で、息子がちょっと離れた場所におつかいに行き、父がそれをサポートする」というだけです。

舞台は「人類抹消のために進化した地球」という設定ですが、そんなすごそうなもんじゃなくちょっと危険なジャングル程度の印象です。
登場人物も両手で数えられる程度で、それほど劇的な展開はなく、かなり地味な映画と言っていいでしょう。

こうなったのは、ストーリーの原案が(本作で主演も務めた)ウィル・スミスであることも関係しています。
さらに本作は「幸せのちから」と同じく、ウィルとそのリアル息子のジェイデン・スミスが共演している作品でもあります。
つまり、ウィルの「息子に役者として成長して欲しいなあ」という願いが込められた親バカムービーと考えて差し支えありません。
「親に反発していた息子が成長する」という要素なんて、まんまウィルの「理想」としか思えませんもの・・・

本作の評判がすこぶる悪いのは、こじんまりとした物語だけでなく、そんなウィルによる「公私混合」な映画作りが批判されたせいもあるのではないのでしょうか。

さらに設定と展開はツッコミどころ満載で、SF的なガジェットにあんまりワクワクしなかったり、武器がいくらなんでもショボすぎるあたりはSFファンにとってもがっかりしそうなところです。


そんな問題点だらけのこの作品ですが、個人的には好きな映画です。

注目すべきなのは、本作が登場人物の「内面」を丹念に描いていることです。
親が子を想う気持ち、子が親を疎ましく想う気持ち、自身のせいで肉親を失った苦しみ・・・そうしたものを大切にしているのです。

ウィルによる原案はもともとSFでなかったらしいです。参考→アフター・アース - Wikipedia
親子の情を強調されていることを踏まえると、本作はSFではなく人間ドラマと観てみたほうが楽しめるのかもしれません。

ストーリーは悪く言えば単調ですが、よく言えばシンプルにまとまっています。
複雑な固有名詞が登場するSFが苦手な人にとっても、抵抗なく観ることができるでしょう。

CGで精巧に作られた動物はかなりリアルです。
本作にはシャマラン監督らしいホラー演出もあり、ファンもある程度は(演出面では)納得できるのではないでしょうか。


まとめると、シャマラン監督のファンにはぜひ観てほしいけど、そのほかの方にはおすすめはできない、といった印象です。
監督のファンなら上記のお気に入り点数に+1点してもいいと思います。
酷評されるほど悪くはないと思いますよ。

あ、あとウィル・スミスはあんまり活躍しません。基本的にサポートに回っているだけです。
主役は息子のジェイデン君なのでご注意を。

また、ジェイデン君の役名は「キタイ」で、実はこれは日本語の「期待」から来た名前です。
キタイの姉の名前は「センシ」で、これも「戦士」からとられた名前でしょう。
親日家のウィルが、こうした日本の名前を付つけるのは、日本人として嬉しく思います。
本作の評価はキタイはずれだろうけどね!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2013-06-22 : 映画感想 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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<2015年下半期>
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『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
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<2014年下半期>
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『箱入り息子の恋』
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『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
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『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』


<そのほか>
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