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持っていた才能 映画「クロニクル」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

首都圏で2週間の限定公開の予定でしたが、拡大公開された映画クロニクルを観ました。

3388円
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個人的お気に入り度:9/10

一言感想:大切なことを教えてくれる最高峰の青春映画だ!


あらすじ


高校生のアンドリュー(デイン・デハーン)、マット(アレックス・ラッセル)、スティーブ(マイケル・B・ジョーダン)の3人は、道のはずれにあった「穴」に入ったことをきっかけに超能力に目覚める。
子どものようにテレキネシスで遊ぶ3人だったが・・・




素晴らしい作品です!おすすめです!

これはあまり予備知識を入れずに観たほうがよい映画なのではないかと思います。
○○に似ているとか、途中の○○しているシーンがよかったなど、そういう情報を仕入れない方が、高揚感あふれるの数々のシーンをより楽しめるのではないでしょうか。

メインの登場人物が3人で、なおかつキャラクターの魅力があることも長所のひとつです。紹介してみます。

デインデハーン<アンドリュー:いじめられっ子で友達がマット以外にいない

アレックス・ラッセル<マット:アンドリューのいとこで、ちょっとチャラい

マイケルBジョーダン<スティーブ:政治家志望の人気者

個人的に注目して欲しいのは、彼らが言う何気ない台詞の数々です。
そのほとんどは意味もなさそうなつぶやきなのですが、それが青春の輝きをあらわし、ときには終盤の展開に生かされています。
主人公のいとこのマットが中盤に寝転びながら言ったあの一言、終盤にカメラに向かって言ったあの一言に、忘れらなくなるほどの感動を得ることができました。

ほかにもアンドリューの「部屋」はよく注目して観てもらいたいですし、「哲学」に詳しい方であればより作品を理解できるでしょう。
娯楽性が抜群であるだけでなく、テーマをより掘り下げるだけの奥深さを感じます。
これはまさに映画でしか成し得ない体験です。

また本作は「クローバーフィールド」や「プロジェクトX」でも用いられていたP.O.Vという手法により作られています。
P.O.Vとは簡単に言えば「映画の登場人物がビデオ撮影したものをそのまま映画にする」というもので、低予算で撮れる上に、チープな印象をごまかすことができるので数多くのフォロワーを生むことになりました。

この「クロニクル」はそういった多くのP.O.V映画とも一線を画しています。
まずわりとお金はかかっています
たとえば「パラノーマル・アクティビティ」の制作費はわずか1万2000ドルですが、この「クロニクル」の制作費は1200万ドルです。
1000倍のお金がかかっているだけあって、P.O.V方式の映画とは思えないほどの迫力ある映像もたっぷりありました。

さらにP.O.V方式により、より主人公たちの心情をより知ることができるように思えます。
主人公たちはときにはカメラに向かって胸の内を語り、ときにはカメラそのものに嫌悪感を覚えるようになります。
この主人公たちの「距離感の近さ」が、本作の魅力のひとつでしょう。
高校時代に苦い経験をしたことがある人にとっては、感情移入すること必死です。

何より本作で描かれるテーマが素晴らしいです。
簡単に言ってしまえば「非暴力の訴え」であるのですが、この物語はそのことを、これ以上ない方法で教えてくれます。
本作はPG12指定で少し性的な話題や残酷な描写もありますが、ぜひ子どもにも観てほしいと思えました。

地方で公開が開始されたとはいえ、その期間はわずか2週間です。
せっかく1000円で観れることですし、近くで上映されているのであれば、迷わず足を運ぶことをおすすめします。

自分にとって、「クロニクル」は「好き」「面白い」以上の「大切」な映画です。

以下、結末も含めてネタバレです 本当に素晴らしい映画なので未見の方は読まないでください!

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2013-10-16 : 旧作映画紹介 : コメント : 12 : トラックバック : 0
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<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』


<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

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