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ありのままで 映画「アナと雪の女王」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はアナと雪の女王(原題:FROZEN)です。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:これぞ「ミュージカル」のディズニー映画!


あらすじ


エルサとアナは仲良しの姉妹。だが、エルサは自身の氷の魔法の力によりアナを傷つけてしまう。
秘密を隠したまま成長したエルサは、王女として即位をしても力を隠そうとしていた。
しかし、アナとの衝突から、その力は再び発現してしまうのだった。




(様々な意見をいただいたのでネタバレ部分に追記をしています、ありがとうございました!)

「昔のディズニーが帰ってきた!」
この映画で、自分はそう思いました。
なぜなら、魅力的な登場人物、ファンタジーならではの映像美、物語の本質が古き良きディズニー作品そのものであり、なおかつミュージカルを全面に推し出した作品であったからです。

ターザン」以降、業界は3Dアニメが主体となり、ディズニーもミュージカルを一時的に封印していました。
アトランティス」は非ミュージカル作品でしたし、「魔法にかけられて」ではミュージカルを茶化していましたし、「プリンセスと魔法のキス」はミュージカル作品であってもジャジーでファンキーな音楽が多く、「塔の上のラプンツェル」もミュージカルを全面に押し出した作品ではありませんでした。

しかし、「アナと雪の女王」では、ミュージカルが映画の主役と言ってもよいほどのものになっています。
予告でも流れていた「Let It Go」だけでも、そのことは感じとれるでしょう。



その歌詞は登場人物の心情を観客に伝え、感情の入った歌い方は物語を彩るー
これこそがミュージカルの面白さであり、「白雪姫」「ノートルダムの鐘」「美女と野獣」にあった感動ではありませんか!
アラン・メンケンのスコアとは違うポップな楽曲ではありますが、ディズニー映画が好きな自分はこれだけで嬉しいのです。

輸入版のサントラは豪華2枚組。作中の楽曲に聞き惚れた方には必携です。

Various Artists
1463円
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V.A.
3780円
powered by yasuikamo
(日本語版のサントラも5月3日発売!)

さて、本作はアンデルセンの童話「雪の女王」が原作とされていますが、物語は完全に別物です。(日本のアニメ「聖闘士星矢」に酷似していることは置いておいて)ほぼオリジナル作品と言ってよいでしょう。
物語にほんの少しの味付けと効いているのは、同じくアンデルセンの童話「雪だるま」でした。

物語のテーマは「愛」という普遍的なものです。
それだけであれば凡百の映画で描かれたことではありますが、本作はそこをちょっとひねっています。
冒険物語としては王道でも、「意外性」というスパイスも加えた物語は大いに楽しむことができました。


登場人物もとても魅力的です。
本作の主人公は、明るく活発な性格の妹「アナ」と、しっかり者の姉の「エルサ」のふたりです。

妹のアナ <アナ   姉のエルサ<エルサ

面白いのは、このふたりの関係が「姉妹あるある」であること。
姉はおてんばな妹をたしなめるのだけど、可愛い妹をついつい甘やかせてしまいます。
妹は姉のことが大好きなのですが、自分のことを邪見にする姉に不満を募らせます。
なんとも普遍的で、かつ愛おしい関係ではありませんか!

このために、子どもはアナにもエルサにも自分を投影しやすくなっています。
親御さんも「妹のあなたは、アナのようにお姉ちゃんを大切にしなきゃね」などと映画になぞらえ、たしなめることもできるのではないでしょうか。

楽しい冒険を一緒に体験できることはもちろんですが、本作はぜひ家族で観てほしい作品であると感じました。
今の子どもがこれを映画館で観れば、きっと忘れられない思い出になるでしょう。


不満もあります。
多くの方が気になるであろうことは、展開が早すぎることでしょう。
序盤からダイジェスト感が否めず「えっ?」と驚いてしまいますし、終盤は登場人物の立ち位置を示す描写が省かれているように感じます。
突如「巻き」に入ったかのような違和感があるのは、明らかな欠点ではないでしょうか。
上映時間を延ばしてでも、もう少し丁寧な描写がほしかったところです。

伏線が生かしきれていないところもありますし、登場人物の背景も少し描写不足に思えました。
主人公が「なぜ」望まない状況にいるのかの詳しい説明がなく、モヤっとしてしまうのも惜しいところです。


日本語吹き替え版の評価も非常に高くなっています。
松たか子による歌声は世界で大反響を呼んでおり神田沙也加もそれに負けていません。
さらには、エンディング曲は人気歌手のMay J.が吹き替えています。

May J.
2940円
powered by yasuikamo

ディズニーのミュージカルは日本語で聞くとこっぱ恥ずかしくなるところもあったのですが、本作にその心配は無用でしょう。訳詞の苦労も納得です。
字幕版を観た方は吹き替え版を、吹き替え版を観た方は字幕版をもう一度観たくなるはずです。

また、本作は3D版を大プッシュでオススメします
あたりに雪が降る描写はもちろん、映画のはじめかから3Dを生かしたシーンが用意されています。
「Let It Go」を歌うシーンも、今までの予告編では体験できなかった3Dで観ることで感動も大きくなるでしょう。

3Dをおすすめしたい理由のもうひとつが、本編と同時上映の短編「ミッキーのミニー救出大作戦」があることです。



「いやいや、白黒の古い感じの映画じゃん、3Dとかないじゃん」と思わせますよね?
でも3Dがものすごく効果的な作品であったのです。なぜなのかは、ぜひ劇場で確認して観てください。


デート・ムービー、ファミリー・ムービーとして大・大・大推薦できる作品です。
もはや物語の不満なんて、たいした問題ではないです。
キャラの可愛さ、ミュージカルの素晴らしさ、ビジュアルの美しさ、それらはもう満点の出来なのですから。

「いい映画を観た」と万人が思える作品です。絶対に映画館で観ましょう!
エンドロール後にもおまけがありますよ。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2014-03-16 : 映画感想 : コメント : 18 : トラックバック : 1
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『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
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<2015年上半期>
『極道大戦争』
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『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
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<2014年上半期>
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『チョコレートドーナツ』
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『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
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『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
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『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』


<そのほか>
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