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開花された能力 映画「パラノーマル・アクティビティ 呪いの印」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はパラノーマル・アクティビティ 呪いの印(原題:Paranormal Activity:The Marked Ones)です。


個人的お気に入り度:4/10

一言感想:そろそろ完結してほしいなあ


あらすじ


2012年6月、カリフォルニア州オックスフォード。
青年ジェシー(アンドリュー・ジェイコブス)は高校卒業と同時に18歳の誕生日を迎えた。
ジェシーは集合住宅の一階に住むアナという中年女性の様子に不審さを覚え、悪友のヘクターとともに部屋で何が行われているかを探そうとする。
時を同じくして、ジェシーの体にはとある変化が現れていた・・・




低予算ながらスマッシュヒットを遂げた「パラノーマル・アクティビティ」シリーズの第5作目(日本版を含めたら6作目)です。

この映画は「部屋で起こっていた超常現象をビデオで撮る」というアイディアが秀逸なのであって、それに続くシリーズは二番煎じにすぎないと思っている方も多いでしょう。

それは半分当たっているのですが・・・そのマンネリ化を防ぐために新たなアイディアも続々と取り入られています。
日本版第2章”では2画面での恐怖を演出し、
”では“左右に振って動くカメラ”が登場し、
”では“キネクト(テレビゲーム)”が大活躍をしていました。
え?アメリカ版2?まあ続編の宣伝は斬新でしたよ、うん。

今回の「呪いの印」ではどうかと言うと、ちゃんと新たな要素を入れてきています。

まず、シリーズおなじみの固定カメラの映像がほんの少ししか出てきません
主流となるのは手持ちカメラの映像であり、登場人物と行動をともにするというライブ感はパワーアップをしていました。おなじみであった“第○夜”というテロップすら出てきません。
そのぶん、“何かが映っている”というじわじわ追いつめられる恐怖は希薄になっており、シリーズの個性を殺しているようにも感じました。

また、超常現象そのものも今までのものとは変わっています。
具体的に言えば、家の中ではなく、主人公の体そのものに異変が起きます。
作中に起こる現象は、”POV”の映像も相まって「クロニクル」を彷彿とさせるものでした。
これも、今までのシリーズとは別物だと思わせてしまう要素になっています。

“新しいアイデアを取り入れる”と“シリーズの伝統を守る”というのは相対するものであり、作り手にとってはジレンマになります。
今回は思い切り前者のほうに傾倒しているため、「もはやパラノーマル・アクティビティじゃないじゃん」と思う方は少なくないはずです。

単純に“5”とナンバリングされず、番外編のような扱いになっているのもそのためでしょう。
個人的にはなんだかんだでこのシリーズの伝統芸(マンネリ具合)も嫌いではなかったので、少し寂しさを覚えてしまいました。

気に入らなかったのは、今までのシリーズでさんざん伏線を張っておきながら、全く回収する気配がないことですね。
むしろ謎はさらに増えており、大風呂敷をどんどん広げている感じなので、もはやスッキリと物語が完結することは期待できません。
長寿シリーズになった「SAW ソウ」もシリーズを追うごとにどんどん謎は増えていきましたが、ちゃんと伏線の回収もしていったのに・・・どうにもシリーズを追う気力がなくなってしまうのは、本作の弱点だと思います。

恐怖演出はちゃんとしているので、ホラー映画としてはほどよく怖がれます。
ただ、アイデアは「クロニクル」という前駆者がいるためか凡庸に感じてしまいます。
伏線はあまり効果的に使われておらず、クライマックスの展開が強引極まりないこともあり、映画としての面白さはいまひとつと言い切っていいでしょう。

「ソウ」とは違って、話自体はシリーズを観ていなくてもこの単体で楽しめますが、それなりにシリーズのつながりもあるので、1作目を観ておいた方がよいでしょう。
個人的には、このシリーズの二大秀作(と勝手に思っている)“日本版第2章”と“3”を観てみるのもおすすめです。

「もう1〜2作ぐらいなら付き合えるよ」と思える心の広い方は、ぜひ劇場へ。
今回はエンドロール後のおまけはないので、途中で帰っても大丈夫ですよ。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2014-04-16 : 映画感想 : コメント : 6 : トラックバック : 0
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<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

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『極道大戦争』
『マッドマックス4』
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『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
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『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
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『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』


<そのほか>
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