ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

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“ことばだけじゃない”おもしろさ 映画「バルフィ!人生に唄えば」ネタバレなし感想

今日の映画感想はバルフィ!人生に唄えばです。

barfi.jpg


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:チャップリン映画への愛溢れすぎ


あらすじ


生まれたときから耳が聞こえない青年・バルフィ(ランビール・カプール)は、ある日シュルティ(イリアナ・デクルーズ)という美女に一目惚れをして求愛する。しかしシュルティは婚約していたので、バルフィはとある方法で彼女と“友情”を育もうとする。
一方、自閉症のジルミル(プリヤンカー・チョープラ)もバルフィに出会い、やがて奇妙な交流が生まれてくる。




※今回の感想は観ている人が少ないと思うので、ネタバレは書いていません。

本作はインドで制作された、いわゆるボリウッド映画です。
インド映画と言えばやたらめったら上映時間が長く、歌と踊りが満載というイメージが先行しがちですが、本作はほかのインド映画とは一線を画す内容に仕上がっていました。

その理由のひとつが、チャールズ・チャップリン作品へのオマージュが満載であることです。
あちこちにあるコミカルなシーンはチャップリン映画そのままの動きですし、わざと「早送り」して似せている場面もあったりします。

特筆すべきは、ただ「似せている」だけではなく、主人公の「耳が聞こえない」という設定がそのままチャップリンのサイレント映画のようなおもしろさにつながっていることです。
主人公は生まれつきの聴覚障がい者なので、しゃべることもほとんどできません。そのため、身振り手振りだけでコミュニケーションを取ろうとします。
その彼が伝えようとしていることが、ことばよりも雄弁に伝わってくるのです。
これは主演のランビール・カプールの演技と、繊細な演出があってこそのものでしょう。

それと同じように、チャップリン作品は(一部を文字で説明することはあっても)役者の演技や動作だけで、物語や登場人物の感情が伝わってきます。
「バルフィ!」はそのサイレント映画の魅力を、「アーティスト」のようにそのまま現代に蘇らせるのはなく、主人公の設定を利用し、現代らしい画の物語に違和感なく溶け込ませているのです。

「ちゃんと音も声も出る作品なのに、“ことばだけじゃない”おもしろさはサイレント映画そのもの」
これが本作の大きな魅力になっています。

また、チャップリン作品の中でも、とくに「街の灯」へのリスペクトを感じました。

チャールズ・チャップリン
540円
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「バルフィ!」は主人公の男が聴覚障がい者ですが、「街の灯」で登場するのは盲目の少女。これらの作品には、障がいを持つキャラクターが出ていることだけでなく、「お金がないこと」が物語に作用していること、それ以外に人生の価値を見つけるというテーマ性も共通しているのです。

また、画づくりもカラフルで美しく仕上がっています。
これはアコーディオンが奏でる音楽も相まって、ジャン=ピエール・ジュネ監督の「アメリ」を思わせるものでした。
そういえば、作中で「いたずら」をしたり、男女の間の「こじれ」を描いているという点でも共通していますね。

さらに本作のオマージュはそれだけに留まらず、「きみに読む物語」「Mrビーン」「黒猫・白猫」「プロジェクトA」「菊次郎の夏」まであります。
それでいて単なる盗作にはならず、インドという舞台ならではの仕掛けやギャグに、きっちりオリジナリティも盛り込んでいます。
独自の路線を貫いてきた(?)ボリウッドにおいて、ここまで先人の映画のおもしろさを凝縮した作品が生まれたことがうれしくてしかたがありません。

ただ、物語としての完成度はいまひとつで、かなり展開に冗長な点が観られたのは残念でした。
物語の時間軸を前後させて展開していることもあまり成功しているとは思えませんし、ヒロインがふたりいるために話の軸がブレている印象もあります。
2時間半超えの上映時間はボリウッドならではですが、ここまでの長い時間が必要な作品だとは思えません。

また、前述の「いたずら」に度が過ぎていて、ちょっと引いてしまいがちなのも欠点です。
はっきり、やっていることは“犯罪”なのですから。

でも、この主人公が決していいやつでなく、むしろ悪いことばかりしているのも映画の重要なファクターなのだと思います。
それは自閉症のもうひとりのヒロインも同様で、とても困ったことばかりしています。
これは「障がい者は心が美しい」なんてキレイゴトを言う「よい子」の作品とはまったく正反対。ある意味では核心をついている、シニカルな作品と言えるかもしれません。

余談ですが、自閉症の女の子を演じたプリヤンカー・チョープラさんが1981年生まれということにびっくりしました。
本国では2011年の公開の映画なので、このときプリヤンカーさんは29歳〜30歳ということになります。
30歳<10代の少女にしか見えない……
そういえば、「きっと、うまくいく」でも主人公たちの俳優には40代の人もいたのに、まったく違和感がなかったですね。人の年齢というものはわからないものだなあ…

また、現在公開中の「めぐり逢わせのお弁当」は歌も踊りもなく、なおかつ上映時間が1時間45分と短いというインド映画とは思えない作品だそうです(こちらも高い評価を得ています)。
ボリウッド映画が画一的なものばかりでなく、さまざまなジャンルが生まれて、日本で公開されるというのは、映画ファンとしてとてもうれしいです。

作中では、以下のことばが大切なメッセージと登場します。

「人生最大のリスクは、リスクを避けることだ。」

好きではない婚約者との結婚が決まっているヒロインは、気ままに生きているバルフィと知り合い、冒険に出て、こう思うのです。
決まりきった道を歩むだけではなく、ちょっとした冒険や、寄り道をしてみるのも、いいものかもしれません。

おすすめ↓
インド映画界の「アメリ」!? 映画『バルフィ! 人生に唄えば』のラブ&ファンタジーに酔う♪【最新シネマ批評】 | Pouch[ポーチ]
有名人も感動した!純愛映画『バルフィ!人生に唄えば 』感想まとめ - NAVER まとめ
バルフィ!人生に唄えば【ネタバレ|感想|評価|評判】笑って、泣いて、恋をして!爽やかな涙を誘う感動のインド映画! | 映画.net -ネタバレ|感想|評判 2chまとめブログ-(盛大にネタバレ)(作中の音楽が聴けます)
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2014-08-30 : 映画感想 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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災害の後に 映画「イントゥ・ザ・ストーム」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はイントゥ・ザ・ストームです。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:たつまきこわい


あらすじ


竜巻が発生して、「竜巻ハンター」チームとか、親子チームとか、カップルになりそうなチームとか、Yotubeに動画を投稿しようとしているバカチームとかが逃げたり巻き込まれたりする話。




ファイナルデッドブリッジ」のスティーヴン・クォーレ監督最新作です。

えっとね、本作の感想ね、えーとね、たつまきの迫力がすごくてね、あとはぜんぶどうでもいいの。おしまい。
……いや、だって災害映画ってそんなもんじゃない(身も蓋もない発言)。

本作の魅力の99%以上が「たつまきがすごい(小並感)」ではありますが、裏を返せばそこだけで劇場で観る価値がある作品です(ほめことば)。
これは本物の竜巻の迫力を間近で観れるという大チャンス。いつもよりちょっと前のほうの席で、「巻き込まれる」感覚を体験することをおすすめします。

本作の優れた点に、人物描写や展開がいい意味でざっくりとしており、気軽に観ることができることがあります。
上映時間は1時間29分という近年まれに見る短さですし(トランスフォーマー4は見習え)、たくさんいるキャラクターはチームを組んで行動しているために観ていて混乱することがないですし、ハリウッド映画の“お約束”をきっちり入れていて飽きさせません。

あとね、予告編ではすごく深刻な雰囲気を感じ取れますが、作中ではYoutubeで動画を投稿するバカとかがいることもあり、ノリはわりと軽いです。
自分はこのくらいの雰囲気の作品が大好き。肩の力を抜いて、気を張らずに楽しむことができました。
こってりラーメンばかりだと飽きちゃうから、たまには塩分控えめのうどんでも食べに行くかという気分で観ると幸せになれる映画だと思います(よくわからない例え)。

チームがそれぞれ“違った理由”で、竜巻に関わっているというのもいいですね。
行動原理がわかりやすいために「なんでそんなことするん?」という疑問がまったくなく、しっかり感情移入して観ることができます。
お気楽ハリウッドディサースター(災害)・ムービーではありますが、しっかりツボを抑えた内容なのです。

本作と同じように、竜巻が襲ってくる映画で多くの方が連想するのは1996年に公開された「ツイスター」でしょう。

ヘレン・ハント
780円
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「イントゥ・ザ・ストーム」はこれとキッチリ差別化を図っている印象でした。
その理由のひとつがPOV(一人称視点)で撮られていること。
“災害に合う人の手持ちのカメラ”の視点で撮られているため、本物の災害の現場にいるかのようなライブ感があるだけでなく、「周りのすべてが見えないがゆえの恐怖」も描くことに成功しています。
POVならではの「カメラは前しか映さない」「災害にあう人物はその場所のことしか知らない」という制限を、上手く活用してくれているのです。

人間ドラマも「ツイスター」より本作のほうが好きですね。ていうかあんまり覚えていない
あっちは人が死んでる災害を調査しているのに、ライバル関係とか入れるなよと思っていましたから。
「イントゥ・ザ・ストーム」のドラマは安っぽ……じゃなかった、シンプルにまとまっています。


残念だったことのひとつが、前述のPOVの前提である「誰が撮った映像」であることが首尾一貫して守られてはないこと。
よくよく状況を考えると「あれ?これ誰が撮ったの?」となるシーンがいくつかあるために、少しPOVならではの臨場感を削いでしまう印象がありました。
たくさんのチームでコロコロと視点が変わるため、「クローバーフィールド/HAKAISHA」ほどの没入感がないのも欠点かもしれません。

あと、Youtubeに動画を投稿するバカどもが、ばかばかしいを通り越してすげえウザいのはちょっと……
自分はこういうキャラが出てきて大活躍するのは嫌いじゃない……というかむしろ大好物な部類なのですが、もうちょっと愛嬌を持たせてやってもよかったんじゃないでしょうか。
観ている人の80%くらいが「こいつら早く竜巻に巻き込まれろ」と願うことでしょう(その願いが届くかは観てのお楽しみ☆)

本作ってじつは3D上映がないのですね。
猫も杓子も3Dにする風潮は好きではないのですが、本作では3Dで観たいと思わせる画がたくさんあったのでちょっともったいなく思いました。


現在は同じくディサスター・ムービーである「GODZILLA ゴジラ」も公開されていますが、何にも考えずに楽しめる娯楽映画としては断然こちらをおすすめします。
終盤のとある光景には、「ゼロ・グラビティ」にも似た「映画でしか観ることができない」感動を味わうことができました。

観る人を選ばない万人向けの内容です(お子様にはちょっと怖すぎるかも知れませんが)。
展開はベッタベタなので、あまり映画を観慣れていない人のほうがより楽しめるかもしれませんね。オススメですよ。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

2014-08-26 : 映画感想 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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幸せになれない 映画「喰女 -クイメ-」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は喰女 -クイメ-(英題:Over Your Dead body)です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:三池監督流「ブラック・スワン」


あらすじ


後藤美雪(柴咲コウ)は、舞台「真四谷怪談」で“お岩”を演じる看板女優。彼女の推薦により、恋人の長谷川浩介(市川海老蔵)が“伊右衛門”役に選ばれた。
鈴木順(伊藤英明)と朝比奈莉緒(中西美帆)らの共演も決定し、舞台の稽古がスタートする。
浩介には浮気癖があり、莉緒に手を出してしまうのだが……




悪の教典」「藁の楯」の三池崇史監督最新作にして、山岸きくみによる小説「誰にもあげない」の映画化作品です。

山岸 きくみ
583円
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本作がモチーフにしているのは“お岩さん”でおなじみの「四谷怪談」です。

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※電子書籍版は無料。青空文庫でも読むことができます。

本作に関わらず、四谷怪談を題材に扱う作品を作る際には、“お祓い”のために、お岩縁の社寺を巡る必要があるのだとか。
“怪談”の代名詞と呼ぶべき存在の四谷怪談を、「オーディション」などのホラー作品を多く手がけてきた三池監督がを手がけたことは、氏のファンにとっては待望のことなのかもしれません。

いままでに作られた「忠臣蔵外伝 四谷怪談」や「嗤う伊右衛門」などの映画化作品と違うのは、本作がスマートフォンが登場する現代に時代が設定されており、四谷怪談は作中の“舞台”として登場していること。
劇中の舞台と、現実の物語が同時進行する映画なのです。

この映画で、自分は「ブラック・スワン」、その元ネタのひとつである「パーフェクトブルー」、または「インランド・エンパイア」を思いだしました。
これらの作品と「喰女 -クイメ-」は「役者が、“役”のめり込むにつれ、現実と虚構の区別がつかなくなっていく」内容のサスペンスホラーです。
本作でも、「どこまでが現実かがわからない」不条理さと、恐ろしさを感じられることでしょう。


この劇中劇と、現実の物語を同時に展開するという構成は、万人向けではありません。
お化けが襲ってくるような直接的な恐ろしさが主ではなく、どんよりとした不穏な空気のまま、じわじわと追いつめられるような恐怖を伴いながら物語が進むという内容なのです。

これはジャパニーズ・ホラーならではの要素のなので、個人的にはとてもうれしかったのですが、精神的に観ていてとてもしんどく、娯楽性は高いとは言えません。
ベッドシーンがひんぱんに登場し、三池監督らしいグロテスクな描写もありあり、笑いの要素皆無の“ガチ”なホラー作品なので、デートで観るにはオススメできません。(PG12指定ではちょっと甘すぎます)。
物語の整合性には乏しく、やや展開に唐突さも否めないので、リアリティを求める人にも向いていません。
ひとりで観るタイプの映画として認識して、覚悟を持って観たほうがよいでしょう。


この映画で優れているのは、役者の演技を大事にして、ほぼ説明をすることなく物語を進めていることです。
あらすじにあるような「看板女優のヒロインの推薦により、うだつの上がらない恋人が重要な役に選ばれた」ということすら明確には描かれてはいません。

背景や人物描写は説明不足ともとれますが、これでいいのでしょう。
人物の関係性はちょっとした台詞の端々に見えますし、「四谷怪談」の物語に沿って展開しているため、よりキャラクターの内面が浮き彫りになっていたりします。
直接的な描写に頼らない、玄人向けな作品と言えます。

役者の演技は総じてすばらしく、市川海老蔵のクズ男役がハマりすぎて市川海老蔵本人にしか見えない演技に見えないですし、“お岩”を演じる役を演じる(ややこしい)柴咲コウの美しい顔の表情からはしっかりとした恐怖を感じることができました。
個人的なMVPは不気味な使者を演じた根岸季衣さん。その“笑み”の禍々しさは、忘れられそうにありません。
このキャスト勢が挑む舞台稽古は迫力があり、これだけで観てよかったと思わせるものでした。

「ワッ」と急に驚かせるようなシーンはほぼ皆無です。
キャーキャー言いながら怖がることのできる、スタンダードなホラーを求める人にはまったくおすすめしません。

これは、かつて「リング」などにあった“じわじわ来る恐怖”を思い起こしてくれるもの。
ジャパニーズ・ホラーが好きな人は、ぜひ劇場へ。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓ いきなりオチ部分を書いているのでご注意を。

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

2014-08-23 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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誰かの幸せ 映画「STAND BY ME ドラえもん」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はSTAND BY ME ドラえもんです。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:しずちゃん、いい女すぎ


あらすじ


のび太は勉強もできない、運動も苦手、そのうえ面倒くさがりでダメダメな少年だった。
ある日、22世紀からのび太の孫の孫であるセワシと、ネコ型ロボットのドラえもんがタイムマシンでやってくる。
のび太はセワシの代まで迷惑をかけていたため、セワシはのび太のために世話係のドラえもんを連れてきたのだ。
ところが、ドラえもんはのび太の世話に乗り気ではなく……?



※今回の感想は前半部分にも「どの原作のエピソードが選出されたか」を書いています。原作既読者にとってはネタバレと言えるかもしれませんのでご注意を

フレンズ もののけ島のナキ」の山崎貴×八木竜一監督の最新作です。

本作では、国民的人気マンガ「ドラえもん」のエピソードを取捨選択し、再構築がされています。

藤子・F・不二雄
463円
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今回のエピソードで選出されていたのは、以下の8編でした
未来の国からはるばると:1巻
さようなら ドラえもん:6巻
帰ってきたドラえもん:7巻
雪山のロマンス:20巻
のび太の結婚前夜:25巻
しずちゃんさようなら:32巻
たまごの中のしずちゃん:37巻

※「未来の国からはるばると」「さようならドラえもん」「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」の4つで人気投票をした結果はコチラ(選定されるエピソードが調べ不足ですみませんでした)。

まずこのラインアップを見て多くの方が思うであろうことは、「詰め込みすぎ」「原作に頼りすぎ」なのではないか、ということでしょう。
しかし、自分は観ているうちはそうは思いませんでした。

その理由のひとつが、“のび太がしずちゃんと結婚することがわかるまで”という一本の流れのもとで話が構築されていること。
エピソードが単なる寄せ集めのオムニバスになっておらず、しっかり映画としての盛り上がり、山場があるように順番にも気を使い、工夫がされていました。

もうひとつの理由が、多大な原作リスペクトを感じたことです。
重要なシーンではすべて前作のエッセンスを拾い、ちゃんと映画ならではのひと味も加えています。
エピソードの描きかたに絞れば、「こんなの自分の知っているドラえもんじゃない!」と怒ることはまずないのではないのでしょうか。


もちろん不満がないわけではありません。

たとえば、原作にない「ドラえもんがのび太の世話に乗り気ではない」という設定はあまり生かされているようには思えません。
描写のほんのちょっとのところに違和感を覚えるところも多々あります。
エピソードが矢継ぎ早に展開するだけに、“余韻”を感じにくいところもあります。

また、カメラワークやキャラの動きにピクサー作品の影響を多分に感じました。
そこは“よいものから学ぶ”という意味で肯定したいのですが、(賛否両論わかれまくりの)あのピクサーらしいエンドロールは自分ははっきり否定派です。今回の作風からすると、かなり野暮に感じました。

背景に「panasonic」「TOYOTA」といった企業の看板が映るのもちょっと興ざめかも。
ここで原作ファンこそわかる小ネタが仕込まれているだけに、よけいに邪魔なものに思えてしまいます。
クライマックスで看板にピントが合う「ペコロスの母に会いに行く」や、節操がなさすぎる「トランスフォーマー/ロストエイジ」に比べればはるかにマシなんですけどね。


何よりも好きでないのは、とにかく“泣ける”映画というのが宣伝に用いられていることです。
確かに「さようなら ドラえもん」「帰ってきたドラえもん」のエピソードは泣けます。いま読んでも号泣ものです。
しかし、映画の持つ魅力って、“泣ける”ことが前提に来るものなのでしょうか。
映画は物語があり、役者の演技があり、演出や撮影があり……そうしたすばらしいものの先にあるのが“泣ける”という感情なのではないでしょうか。

みんなのシネマレビューの民朗さんの意見(「地獄でなぜ悪い」のネタバレ注意)をそのまま拝借して恐縮ですが、園子温監督は観客に“泣かせること”を至上とする映画が溢れていることに憤りをあらわにし、黒澤明深作欣二など日本を代表する名匠の映画には、“泣ける”映画はほとんどなく、そういう作品を撮りたいと考えていたそうです。
思えば、「ショーシャンクの空に」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「天空の城ラピュタ」といった大傑作も、“泣ける”作品ではないですよね。
泣けるというのは、作品においてあくまで副次的にもたらされるものであって、そこばかり追い求めてもしかたがないと思うのです。

しかし、山崎貴監督の作品には演出や音楽のそこらかしこに、「さあ、泣かせてやろう」という“泣ける前提”を感じてしまいます。
自分は「永遠の0」はいい映画だとは思うのですが、“登場人物が昔話を聞いてさめざめと泣く”シーンを見せるのは、心底大嫌いでしたから……

「STAND BY ME ドラえもん」は、そういった“あざとさ”や“お涙頂戴”はあまりは感じず、むしろ効果的に、大仰にならない範囲で音楽を使っている印象だったのでよかったのですが、やはり宣伝にある“ドラ泣き”は死ぬほど嫌いです(どら焼きとかけているのがさらにイラっとする)。
“泣ける”内容を世間が求めており、それを宣伝に用いるのも理解できるですけどね………。


悪いともよいとも言えないのが、原作にあった“毒”がまるごとなくなっていることです。
原作では皮肉の聞いたエピソードあり、ブラックすぎてマジで怖いエピソードあり、登場人物がとんでもない暴言を吐いたりもして、それはトラウマドラえもんのおもしろさのひとつなのですが、本作ではそうした点は根こそぎなくなっています。

これは個人的にはよかったのではないかと思います。
なぜかと言えば、原作そのままだったら毒が強すぎるから。
ジャイ子は原作の第1話で「やぁ 首吊りだ ガハハ」とかほざいていますからね。うん、これはカットして正解。


個人的には本作の真の功績は、しずちゃんがいかにすばらしい女性であったかを気づけることだと思います。
いやもうしずちゃんがキング・オブ・理想の女性像であることは周知の通りですが、この映画を観ると100点満点だったしずちゃんが150億点くらいになりますから。冗談じゃなく。点数つけるのもおこがましいのだけど。

これはとにかく“しずちゃんいい女エピソード”で映画が構成されていることと、前述の通り毒を排除してくれたからですね。
しずちゃんは原作で「クラスでいちばんわすれんぼのあんたが ホホホ」とかほざいていますから。うん、そういうしずちゃんを描かなくて正解。


この映画ならではのほんのちょっぴりの台詞の付け加えもよかったです。
これは未来の出来杉君、ジャイ子、そしてのび太が言ってくれるのですが……これがなんとも素敵なのです。
作り手がドラえもんが大好きで、すべての登場人物を愛おしい感じているのが伝わってきました。

これはドラえもんファンにはもちろん、あまりドラえもんを知らない方にもおすすめできます。
子どもから大人まで、分け隔てなく楽しめるでしょう。
ドラえもんという作品に溢れる優しさとメッセージはギュッと詰まっていますし、(懸念材料のひとつであるであろう)3DCGで作られたキャラクターも表情豊かでとてもかわいいです。

むしろ3DCGにしたことで、あの愛らしいドラえもんが“そこにいる”感じもとてもよく出ているように思えました。
“タケコプター”で空を飛ぶシーンなど、3Dを意識した画が多いので、本作は3Dで観るのもおすすめします(自分は2Dでした)。

秦基博による主題歌「ひまわりの約束」もよかったですね。

秦 基博
1450円
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その歌詞には内容とマッチした優しさがありました。

その昔に観た「帰ってきたドラえもん」の感動をもう一度味わいたい方もぜひ劇場へ。
個人的には、本作は“泣ける”映画ではなく、ドラえもんという作品が持つメッセージを堪能することを目的に観ることをおすすめします。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓ 原作との違いも書いているので未読の方は要注意。

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

2014-08-15 : 映画感想 : コメント : 11 : トラックバック : 0
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短気は損気 映画「トランスフォーマー4/ロストエイジ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はトランスフォーマー/ロストエイジ(原題:Transformers: Age of Extinction)です。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:中国、お金出しすぎ


あらすじ


いいろぼっとと、わるいろぼっとがたたかいます。




ハリウッドを代表する底抜け映画監督マイケル・ベイ監督最新作にして、基本的に破壊とアクションしかない(褒めています)「トランスフォーマー」の第4作目です。

前作の感想はコチラ→大味どころかゴリ押し「トランスフォーマー3/ダークサイド・ムーン」

シャイア・ラブーフ
6181円
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えっと、本作の感想ね、えーとね、破壊とアクションがすごくてね、あとはぜんぶどうでもいいの。おしまい。

……いや本当にそのくらい中身のない映画なんだもの。
一応オートボット(いいロボット)たちが救ったはずの人間たちに追いつめられるという悲劇や、発明家の父親とティーンエイジャーの娘との確執など、本筋となりそうなストーリーもあるにはあるのですが、けっきょくアクションばっかに始終して、何のために闘っているのかもよくわからなくなります。
キーとなるアイテム“シード”の設定なんか、描写が雑すぎてぜんぜん頭に入ってきません

でもマイケルさんの映画にそこを求めている人はほぼ皆無だと思いますので、これで大正解でしょう。
ドカーン!バキバキ!ドガシャーン!なアクションがあればそれでいい、正しい男の子向けムービーです。


さて、本作ですげえ目につきまくるのはプロダクトプレイスメント(作品中の企業広告)の多さです。

具体的に言うと、周りがぶっ壊れまくりなアクションシーンのつぎに、登場人物が企業の飲み物をおいしそうにゴクゴク飲むの。
いままでの「トランスフォーマー」シリーズもプロダクトプレイスメントは多かったのですが、画面に映り込む程度だったのでそこまでは気になりませんでした。
でも、本作はすげえ強引で、あまりに露骨です。

なんでこんなことになってんの、と調べてみたら中国がものごっそいお金を出していたからなのですね(そりゃそうだ)。
作中で中国が舞台になる理由も強引でした。
このへんは町山智浩さんの批評を聞くとすごくわかりやすいのでぜひどうぞ(微ネタバレ注意)↓
町山智浩が映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』を語る(YouTube)
町山智浩が語る トランスフォーマー/ロストエイジが映画界に与えた衝撃(内容書き起こし)

しかも、(自分は気づかなかったのですが)オレオのロゴが入ったディセプティコン(悪いロボット)までもが登場しています。
これはオレオと本作のコラボCMをしていたことに関係しています。



このCMの内容も強引すぎるだろ……プロダクトプレイスメントを作中の設定にうまく当てはめた「TIGER&BUNNY」を見習ってほしいですね。

このプロダクトプレイスメントがいいか悪いかと言えば、個人的にはそこかしらにお金のにおいを感じるのでちょっとイヤです。
でも映画製作にかかる莫大な費用(本作の制作費は200億円)を考えれば、致し方のないところもあるのでしょう。
↓のような、作品の雰囲気をぶちこわしているのは論外ですが……
プロダクトプレイスメント | 破壊屋

本作の上映時間が2時間45分とべらぼうに長いのは、この企業のCMを入れないといけなかったことにも関係してそうです。


頭が悪い映画なのは重々承知していましたが、本作の台詞の品のなさはすごく気になりました。
味方のロボットも含めて「I'm gonna kill you!(ぶっ殺してやる)」など知性のカケラも感じさせず、作中ではそのことをギャグとして描いている始末。まあマイケル・ベイだからしかたないか(投げやり)。
※オートボットたちの口が悪いのはアニメ版からだとコメントをいただきました

あ、もちろんツッコミどころも満載です。
作中のマイケル節溢れるギャグは総じてスベり気味でしたが、5分に1回くらい訪れるツッコミどころにはゲラゲラ笑わせてもらいました。

すばらしいのは、本作から登場する「ダイノボット(グリムロック)」の格好よさ。
もともとのフィギュアからかなり造形が洗練されていました。

<before

ぐりむろっく<after

また、キャストも一新され、本作1本だけで話はまとまっているので今作から観ても十分楽しめます
てか、いまままでのシリーズとだいたい内容はおんなじ(よくわからない戦闘しまくっている)なので、本作から観たほうが新鮮味があるくらいです。

把握しておけばいいのは、
・トランスフォーマー(ロボット)には、オートボット(いい集団)と、ディセプティコン(悪い集団)がいること
・前作でオートボットのリーダーであるオプティマスプライムが、ディセプティコンのリーダーであるメガトロンを倒したこと
そして、以下のトランスフォーマーたちの名前くらいでしょう。

<オプティマスプライム:日本での名称はコンボイ。オートボットのリーダー。
<バンブルビー:子どもっぽい性格。カーステレオを利用してしゃべる。
<ドリフト:侍っぽい造形。オプティマスを「Sensei(先生)」と呼ぶ
<クロスへアーズ:2丁拳銃で闘う。空中戦が得意。
<ハウンド:フィギュアではこんな見た目だけど、映画ではひげ面の太ったおじさんに。
<ロックダウン:オートボットにもディセプティコンのどちらにも属さない賞金稼ぎ
<スティンガー:人造トランスフォーマーのプロトタイプ。その造形の基本となったのはバンブルビー。
<ガルバトロン:スティンガーと同じく、人間の企業「KSI」が造ったトランスフォーマー

う〜んかっこういいですね。これが大スクリーンでガチャガチャと闘うだけで大満足してしまうというもの。よけいにストーリーがどうでもよくなります。

イマジン・ドラゴンズによる主題歌もかっこうよかったですね。



どうせならより大きい映画館で、よりよい環境で観ましょう。
「食らえこの野郎」な、満腹になればそれでOKな極厚ステーキみたいな内容なので、3D料金も上乗せしてしまって楽しんじゃったほうがいいです。

吹き替え版でオプティマスプライムの玄田哲章の渋い声やヒロインの中川翔子のかわいい声を堪能するのもありですが、原語ではドリフトの声を渡辺謙が担当しているの字幕版を選択してみるのもいいかもいいでしょう。
マイナビニュースでは渡辺謙が吹き替え版も務めているとされていますが、どうやらこれは誤りで、実際水内清光のようです)

余談ですが、ファミコンで発売されたゲーム「トランスフォーマー コンボイの謎」がリメイクされ、しかもアップルから審査落ちをくらって、さらにはTVアニメ化するという香ばしいニュースが届きました。
映画公開のタイミングに合わせてきたのはわかりますが、オリジナル版はマジでク○ゲーなのでオススメはしません↓
ゲームカタログ - トランスフォーマー コンボイの謎
【日本語字幕】AVGNがコンボイの謎を遊ぶ(Ep72) - YouTube(動画中、赤と青の激しい点滅があるので注意)

本作を観る前にはきちんとトイレもすませ、相変わらずのドッシャンバキバキドカーン!を楽しみましょう、オススメです!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

2014-08-11 : 映画感想 : コメント : 14 : トラックバック : 0
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つぎの世代のために 映画「るろうに剣心2 京都大火編」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はるろうに剣心 京都大火編です。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:もはや文句を言えないクオリティ!


あらすじ


明治維新から間もなく、摂津国で志々雄真実(藤原竜也)とその一味が暗躍していた。
政府が派遣した討伐隊は志々雄を前に成すすべがなく、大久保利通(宮沢和史)は最後の望みとして、かつて“人斬り抜刀斎”と呼ばれた緋村剣心(佐藤健)を志々雄のもとに送ろうとする。
一方、志々雄の仲間“十本刀”のひとり、瀬田宗次郎(神木隆之介)は大久保を襲おうとし……




2012年に公開された実写映画「るろうに剣心」の2年ぶりの続編です。
前作の感想→<人を生かす剣 実写映画版「るろうに剣心」>

佐藤健
2169円
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賞賛されるべきことのひとつは、いままでさんざん“ダメ”と言われ続けたマンガの実写映画化作品(例:「デビルマン」「20世紀少年」「ガッチャマン」)を、どこに出しても恥ずかしくない高クオリティの作品に仕上げたことでしょう。

龍馬伝」を手がけた監督大友啓史、アクション監督の谷垣健治などの実力あるスタッフが創り出す圧倒的な画、そのアクションの迫力はハリウッド映画となんら遜色がありません。
加えて原作マンガへのリスペクトも多分に盛り込まれており、ファンにとってもそれなりに納得できるエピソードの取捨選択ができているのではないでしょうか。

そしてマンガ原作ならでのは、“キャラクターの再現度”に触れないわけにはいけません。
以下に、今回から初登場となるキャラクターをあげてみましょう。

CCO.png ししお 志々雄真実 - 藤原竜也
せっこ かみき瀬田宗次郎 - 神木隆之介
翁 るろうに剣心 おきな<柏崎念至/翁 - 田中泯
ちょうさん ちょう<沢下条張 - 三浦涼介
あおしさま あおし2<四乃森蒼紫 - 伊勢谷友介
みさおその2 みさおこっち<巻町操 - 土屋太鳳
女セクシー めありーじゅん<駒形由美 - 高橋メアリージュン
おおくぼまんが おおくぼ<大久保利通 - 宮沢和史
ほうじ えんけん<佐渡島方治 - 滝藤賢一

レベル高え……
その中でも安定のクズ役を演じる藤原竜也、童顔で容赦のない刺客の神木隆之介のハマりっぷりは出色でしょう。
自分が大好きでたまらなかったのは、田中泯さんが大活躍をしていたこと。旬すぎる若いキャストにまったく負けていない存在感、アクションでの大立ち回りを観ることができて感無量でした。

総じてキャラの設定は原作に忠実ですが、“四乃森蒼紫”が剣心(主人公)にこだわる理由は改変されています。
これは前作で蒼紫が登場しなかった(原作の物語ではこの時点で登場していた)ことにも関連しており、原作ファンからは賛否両論であることでしょう。
自分は“賛”です。これにはとある“意図”が感じられましたし、尺の制限がある映画の改変としては、自分は十分に納得できました。

音楽もこれまたよかったですね。

V.A.
3240円
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時代劇という枠にはまらず、ギターをかきならすような音楽も作品に躍動感を与えています。
ONE OK ROCKによる主題歌「Mighty Long Fall」も(英語歌詞にも関わらず)ハマっていました。




難点は、マンガの台詞と物語を丁寧に描いているために、ややテンポの悪さを感じることです。
前半で描かれるのは、“剣心が京都に向かう理由”が主。その剣心の心理描写はとても丁寧なのですが、エピソードひとつひとつがやや長めでもたつきます。
マンガだとテーマや心情をことばで語るのは(自分のペースで読めるので)とくに気にならないのですが、映画だと(語るのに時間がかかるので)ちょっとクサくて、間延びした印象になってしまうのは致し方ないのかもしれません。

もうひとつの難点は、やはり2部作であるために映画が途中で終わってしまうことですね。
原作の“京都編”がかなりの長編なので、むしろ2本の映画にまとめていることがすごいのですが、映画としては1本の物語として完結している前作のほうが好きです。
作中ではキャラクターの“悲しみ”が色濃く描かれているので、その無念が晴れるのが“次回作までおあずけ”というのはやはりちょっぴり物足りなさを感じます。これもしかたのないことですね。

そんなわけで、難点をあげようとしても、重箱の隅のそのまた隅をつつくレベルにしかならない超優等生的作品なのですが……キャラクターの“操”の衣装にだけはひとつ文句を言わせてください。
原作ではこんな感じでした。

みさお1<「くノ一」風

これが映画だとこうなりました。

きものやん<着物?

違う……それは違うよ。コレジャナイにもほどがあるよ。
原作では、剣心が「年頃の娘が太ももを出すでないでござるよ」と心配するほど肌の露出がとっても多い(にっこり)衣装だったのに、なんで長袖なんだよ。ほかのキャラの再現度が高いだけに、ちょっと残念ですね。


特筆すべきことは、前作であまり描かれなかった「争いがあった時代の“引きずり”」が前面に押し出されていることでしょう。
作中の世界観は、徳川幕府が滅び、明治維新がなった後の「これからは平和が訪れる“はず”」の時代です。
もちろん主人公の剣心もこれからの平和を望んでいるのですが、一方でかつての時代の“争い”に身を置かなければ生きてはいけない者(=悪人)もいます。
悪には、悪になるだけの理由がある。
原作で重要な要素だと感じていたこのことが、今作では丹念に描かれているのです。

そして作品の根底にあるテーマも、本作ではより明確になっています。
あるシーンの再現には、確かな原作への愛を感じました。


これはオススメです。
相変わらずの佐藤健の甘いマスクに期待する人、荒唐無稽なアクションを観たい人、原作の再現度に期待している人、(史実とは違うけど)時代劇が好きな人、そのすべてにおすすめします。
作中では人が死ぬシーンが多く(血はほとんど出ない)、少し話も難しいので、あまり小さい子には向いていないかもしれないのでその点だけにはご注意を。

続編の「伝説の最期編」は9月13日公開。これは早く観たい!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓ 原作との違いに触れているので、未読の方はご注意を。

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

2014-08-03 : 映画感想 : コメント : 10 : トラックバック : 1
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完成までにいろいろと問題があった映画の記事をAll Aboutで書きました

All About(オールアバウト)で記事を書きました。

<完成までにいろいろと問題があった映画ベスト10 [映画] All About>

民朗さんにも投票していただいた、Qrank [クランク]の記事 のリニューアル版です。

ほかにも「カットスロート・アイランド」や「ファイナルファンタジー」など、完成後に3位の映画に並ぶ赤字をたたき出した映画もあります。

さらに、以下の上映反対運動が起こったような問題作も盛りだくさんです。
【鑑賞注意!!】映画史上もっとも物議を醸した映画28選 - NAVER まとめ

<告知>
明日8月2日に原宿で、8月7日と10日に福岡で自主製作映画「それから、」が上映します。
<自主映画「それから、」 上映 く○映画学会>
<「それから、」監督へのインタビュー>

映画作りに携わっている方、みんなを応援したいなあ……(いつも映画の変なところをイジっていてごめんなさい)監督の角川春樹がコカインの密輸で映画完成後に逮捕された「REX 恐竜物語」なんかは別として。
2014-08-01 : いろいろコラム : コメント : 2 : トラックバック : 0
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<2016年下半期>
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『君の名は。』
『ゴーストバスターズ(2016)』
『シン・ゴジラ』
『ファインディング・ドリー』

<2016年上半期>
『葛城事件』
『TOO YOUNG TO DIE!』
『貞子 vs 伽椰子』
『ヒメアノ~ル』
『デッドプール』
『アイアムアヒーロー』
『ズートピア』
『クレしん ユメミーワールド』
『バットマン vs スーパーマン』
『ドラえもん 新・日本誕生』
『X-ミッション』
『オデッセイ』

<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
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『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』
『アメリカン・スナイパー』

<2014年下半期>
『ベイマックス』
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『MONSTERZ』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
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