ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

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大人になってから 映画「劇場版 零」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は劇場版 零~ゼロ~です。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:怖さが零(美少女度は100億点)


あらすじ


山間部にあるミッション系の女学院。生徒たちの憧れの的であるアヤ(中条あやみ)は突如として部屋に引きこもるようにあった。
そして“女の子だけにかかる呪い”のために、生徒たちがつぎつぎと消えていく。アヤに特別な想いを寄せるミチ(森川葵)は呪いの原因を突き止めようとするが……




プレイステーション2用ソフトとして発売されたホラーゲーム「零~zero~」を“原案”とした実写映画です。

任天堂
5900円
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※最新作はWii Uで発売

この“原案”というところがくせ者です。
自分はゲーム版を遊んだことがないのですが、少し調べただけでもこの映画版はゲームとはまったく別物であることがわかりました。

ゲームは射影機と呼ばれるカメラを使って霊とバトルをすることが大きな特徴です。
しかし、映画版ではその要素はほとんどなくなっていて、怖い幽霊ではなくお人形さんのような美少女に迫られるという内容になっています。

襲って来る美少女<襲ってくたらむしろご褒美だろ……

ゲームのストーリーは、兄を追っていた少女が閉鎖的な暗い空間に閉じ込められ、脱出を目指すというものです。
しかし、映画版は人里離れた女学園で美少女たちが明るい中でワーキャーと叫んでいる内容です。

ついでに映画版では百合(ガールズラブ要素)が死ぬほどプラスされています。
思い出のマーニー」が百合映画だと聞いていたのに、騙されたと思っている方は、観てみるといいんじゃないでしょうか。

どうしてこれほどかけ離れた内容になっているの……と思っていたら、戦犯は“原作”小説でした。
すでにAmazonレビューではゲームファンから「『零』とぜんぜん違う!」とプチ炎上コメントが寄せられています。

大塚 英志
648円
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小説を書いた大塚英志さんという人がけっこう……どころかなかなかキテいる人(褒め言葉)で、「多重人格探偵サイコ」などの猟奇的な内容の原作を担当するほか、「漫画ブリッコ」というロリコン向けの成人マンガ雑誌の編集長を務めたこともあるのです。

さらに、安里麻里監督も「×ゲーム」、「トワイライト・シンドローム デッドゴーランド」(こっちもゲーム原案)、「ケータイ刑事 銭形零」などで、アイドルを主演に迎えた作品を多く手がけた方です。

つまり、原作者と映画監督ふたりとも美少女が大好きで、「美少女がたくさん出て来る作品をこの世に出したい!」という利害が一致している(?)わけです。

ある意味最強のタッグが作り出した本作は、確かに美少女を愛でる映画として高レベルに仕上がっています。
森川葵さんのアップの画を幾度となく映すことで、その熟れたような唇や、アーモンドのような目が魅力的に見えてきます。
中条あやみさんのモデル体型(実際にモデル業もしている)と美貌、どこか浮世離れしたような雰囲気は本作の役柄にぴったりとハマっていました。
ほかの出演者も山谷花純美山加恋など美少女ぞろいです。
撮影もかなり高レベルで、窓から漏れる光を活用し、美少女の“透明感”を出すように気を使われていました。
出演者のファン、美少女好きにとってはこれだけで観る価値がある作品でしょう。


さて、ここからが本題なのですが……はっきり言って、本作はホラー作品としてはかなり厳しい作品と言わざるを得ません。ぜんぜん怖くないのですから。
その理由は前述の“襲ってくるのが美少女”というのが80%くらいを占めます。だがそれがいい。

もうひとつの理由は“明るい”から。
監督自身は“白昼夢”のような雰囲気のために明るい中での撮影をしたとのことですが、やはり“暗い空間”というのはそれだけで恐怖を呼び起こすものであることを実感しました。
いくら明るい中で登場人物が「怖い」と語っても、暗い中での“対象が見えない”恐怖に勝るものはありません。
回路」は明るい中での恐怖演出が上手かったのになあ……

展開に説得力がないことも、怖くなくなっている理由のひとつ。
前半は、“白昼夢”という言葉にあぐらをかいているのか、唐突に別の場所にワープしたり、前後のつながりが(意図的に)不自然になっているシーンが多々あります。
ブラックスワン」や「喰女」など、そうした“夢か現実かわからない”描写がプラスに働いている映画もありますが、本作ではただ雑な展開に思えてしかたがありませんでした。

登場人物の説明台詞が多すぎる(関係性を全部ことばだけで説明する)も厳しいですね。
キャラクターの性格づけもうまく行っておらず、主役のふたり以外の美少女がまったく印象に残らないのは、もったいないと言わざるを得ません。


フォローしておくと、美少女の出演以外にもいいところはあります。

ひとつが、「少女から大人への成長」というところに物語のテーマを据えていること。
そのテーマを考えると本作の百合描写にもしっかりとした意味がありましたし、青春映画としては筋が通っていました。

もうひとつが、「謎解き」に重点を置いて話を転がしていることです。
オカルト要素だけでなく、過去の因縁なども組み込まれており、結末はそれなりに驚けるように工夫がされていました。

ジョン・エヴァレット・ミレーの絵画の代表作であり、ハムレットの登場人物であるオフィーリアがモチーフとして用いられているのもおもしろいです。
ミレーの<ミレーの代表作
この“水に浮かぶ少女”というイメージは作中に幾度となく登場します。
本作に登場するオフィーリアの歌と絵画は、“死”の象徴であり、同時に不幸にして死んでいったとある者の魂を浄化させる役割でもあったのでしょう。

残虐描写がほぼ皆無というのも長所です。
そのうえで、ちゃんと怖いと思える工夫があればよかったのですが……


総合的に考えれば、オススメするにはちょっと厳しい内容です。
ゲームファンにとっては激怒もんの改変っぷりですし、ジャンルはもはやホラーではなく百合少女たちの青春映画なのですから。

ちなみに、美保純ミッションスクールの学院長として君臨(笑)していたり、中越典子(34歳)がゴスロリの格好で登場したりするのがけっこう楽しかったりします。

基本は美少女を愛でる映画。そこがあればほかに何もいらないと言う方には大プッシュでおすすめです。

※以下、結末も含めてネタバレです 観賞後にご覧下さい↓

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2014-09-30 : 映画感想 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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自分のことばで 映画「舞妓はレディ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は舞妓はレディです(2週遅れですみません)。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:おおきに(意味深)


あらすじ


舞子がひとりしかいない京都の街に、少女・春子(上白石萌音)が急に押し掛けてくる。
春子は必死で舞子になりたいと頼み込むが、身分も何もわからず、ことばのなまりもひどい者を雇うわけにはいかないと突っぱねられてしまう。
ところがその場にいた言語学者の京野(長谷川博己)は、鹿児島弁と津軽弁が混ざったことばを話す晴子に興味を持ち、彼女が“京ことば”を話せるように訓練を始める。




Shall We ダンス?』『終の信託』の周防正行監督最新作です。

この映画のタイトルは、オードリー・ヘップバーン主演の映画『マイ・フェア・レディ』をもじっています。

オードリー・ヘプバーン
1000円
powered by yasuikamo

本作の一部の設定もこの映画を踏襲しており、「言語学が女の子のなまり(方言)を矯正」させるという序盤の展開はぼ同じ。楽曲の歌詞にパロディも見られます。
『マイ・フェア・レディ』を観ておくと、この映画が「あ、ここを参考にしているんだ」と気づける楽しさがあるでしょう。

題材としているのは舞妓さん。
京都に旅行をした人であれば一度は観たことがあるであろう舞妓さんですが、「そういえば、舞妓さんってどんなことをしているんだろう?」と疑問に思う方も多いでしょう。
この映画では周防監督の徹底した取材により、知られざる舞妓さんの素顔を見せてくれます。

この題材を賞賛するばかりではなく、“ちょっとイヤなところ”も描いているのもこの映画のいいところ。
世間の偏見や業界の厳しさをしっかりと描く、周防監督ならではのこだわりが感じられました。

また、京ことばにも重点が置かれている作品です。
「ありしまへん」「〜どすえ」などのなまりのことですが、これが舞妓さんになるのは重要なポイントなのです。

ところが、主人公の女の子は鹿児島弁と津軽弁が混ざったことばを話しているので、なかなか京ことばには慣れません。
おもしろいのが、主人公の成長と、彼女は京ことばが違和感なく話せるようになることがシンクロしていること。
主人公ががんばって話そうとする京ことばの数々を楽しみながら、主人公の人間としての成長も知ることができる構成は、なかなかに気が利いていました。


豪華なキャストも見逃せません。
周防監督の常連である竹中直人草刈民代はもちろん、富司純子岸部一徳小日向文世とベテランが勢揃い。田畑智子濱田岳という若手の実力者もいます。

特筆しておかなければならないのが、主人公を演じた上白石萌音さんでしょう。
その野暮ったさ(失礼)からギャップのありまくる美声、観た人すべてが好きになってしまう愛嬌など、800人のオーディションを勝ち抜いたことを納得せざるを得ない実力者でした。

まゆげが<眉毛がチャーミング

個人的には長谷川博己さんが大活躍してくれることが、うれしくてしかたがありませんでした。
世間的には『鈴木先生』『家政婦のミタ』で有名ですが、自分としては『地獄でなぜ悪い』の映画バカの役が忘れられません。今回もいい感じに「言語学バカ」を演じてくれていました。

ミュージカル(音楽)映画ならではの配役と言えるのが、「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の大原櫻子ですね。
彼女の歌うシーンは本作屈指の楽しさ。個人的には、主題歌のつぎに好きなナンバーでもありました。

VARIOUS ARTISTS
2580円
powered by yasuikamo


さて、物語のほうなのですが、個人的にはちょっと食い足らなさも残りました。

その理由は、この豪華なキャストたちが登場することで「横道にそれてしまう」ためです。
さらに、そのキャストのエピソードのいくつかは、主人公の成長物語とあまり関連しないのです。
このために「主人公が舞妓さんとして成長するという本筋が存在するのに、必要性がないキャラクターが多い」と印象を持ってしまいます。
竹中直人、岸部一徳、小日向文世のエピソードがなくても、この映画は成立しているでしょう。

公式サイトのイントロダクションを読むと、本作の脚本の作りかたは、主演が決まってから取りかかったり、思いつく限りのエピソードをまとめて書くなど、特殊なものなものだったそうです。
実験的な作りかたをしたことで、少し物語の魅力を削いでしまったような印象を受けました。
せめて、脇役のエピソードで、もう少しだけでも京都の魅力や舞妓の歴史などを教えてくれるとよかったのですけどね。


そんな文句はありつつも、本筋となる主人公の成長物語はとっても楽しめました。
主人公は舞妓さんになりたくてなりたくてしかたがない、だけど現実は厳しい。主人公はその厳しさをしって、乗り越えていく―
そんなベタな物語ではあるのですが、だからこそ安心して観ることができますし、とても応援したくなるのです。

個人的には、ミュージカルを“2番”までやらずに、さらっとテンポよくつぎの場面に移ってくれるのもよかったですね。
愛と誠」のきっちり最後までやるミュージカルは物語の流れを止めてしまう印象があったので、これは英断だと思います。

とくに知識がなくても楽しめる映画ですが、舞妓さんとは“芸妓”になる前の未成年の少女のことを指し、舞妓として約5年間修行した後に芸妓になることは知っておくとよいかもしれませんね。
本作で“三十路近くの舞妓さん”が出てくるのは、(失礼ではありますが)ちょっと笑ってしまうような事実なのです。

映画としての盛り上がりはいまひとつですが、それ以外は万人にオススメできる内容です。
役者のファン、舞妓さんを知りたい方、京都が好きな方はぜひ劇場へ。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

2014-09-27 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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戦争が起こる理由 映画「猿の惑星:新世紀 ライジング」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は猿の惑星:新世紀 ライジング(原題:Dawn of the Planet of the Apes)です。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:これなら、戦争が起こってもしかたがない


あらすじ


科学者が生み出したウイルスによって、人類の90パーセントが死滅した2020年代の地球。
進化を遂げた猿たちのコミュニティに、わずかに生き残った人間たちがやってくる。
猿たちを率いるシーザー(アンディ・サーキス)は、人間たちに「二度と来るな」と告げて、共生しようとはしなかった。
だが、猿たちの本拠地の近くには、人間たちの電力源となるダムがある。マルコム(ジェイソン・クラーク)は人間たちを代表して、シーザーたちにダムでの作業ができるように頼みに向かう。




※いただいた意見をたくさん追記しました! ありがとうございます(9月26日)

「猿の惑星」新シリーズ3部作の第2作目です。

前作のレビューはこちら↓
<猿たちが警告するもの「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー>

映画の舞台は前作より10年が過ぎ去り、ウイルスにより人類のほとんどが死滅した世界。
描かれるのは、人類と猿たちが戦争を“始めてしまう”までの過程です。

本作を観て多くの方が思うのは、現実の戦争の出来事が反映されていることでしょう。
自分が「似ている」と感じた現実の戦争は以下のふたつです。

(1)イラク戦争
アメリカは「イラクに大量破壊兵器があるんだ!」と主張して戦争を始めました。
本作でも、「人間たちが武器を持っているんだぞ!危険だ!」と主張する猿がいます。
 
(2)パレスチナ問題
イスラエル側がガザ地区でパレスチナ人大量に殺戮をしたのですが、イスラエル側も「先に攻撃したのパレスチナのほうだよ!」と動機づけをしいています。
本作でも、「どっちが先に攻撃するのか」という一色触発のにらみ合いが続き、けっきょくは……(ネタバレになるので言わず)という話になっています。

インディアンの戦争の歴史盧溝橋事件に似ているという意見もいただきました。

そして、この映画よりも後の物語である、第1作目の「猿の惑星」では、猿が人間たちを支配するという構図になるわけです。
これも白人たちが黒人たちを奴隷化したり、ナイスドイツがユダヤ人を虐殺・迫害した歴史を思いださせるものです。

猿たちが象徴しているのは、アメリカという国そのものであったり、イスラエル人=ユダヤ人であったりします。
この映画の猿たちは猿たちは人間の戦争の歴史をくり返しているのです(完全に人間の歴史と一致しているわけではありませんが)。
戦争の歴史に詳しい人ほど、この点はおもしろく観ることでしょう。


この映画が何よりも優れているのは、こうした「戦争が起こる理由」をじっくりと描いていることだと思います。

平和に暮らしている我々は、こう思いがちです。

「なんで戦争なんかするんだろう」
「殺し合いじゃなく話し合いで決めればいいじゃん」
「もし戦争が起こっても、互いに戦いをやめたらいいのに」

そうした平和主義の人でも、この映画を観ると「戦争が起こるのも無理はない」と思って“しまう”のではないでしょうか。
本作では人間側も、猿側も、多種多様な“思惑”を見せます。
人々と猿の思惑が交錯し、ときに悲劇を生み、ときに共存の道があるのではないかと思わせる―
戦争という出来事が起こるまでの、確かな“説得力”を感じる描写の数々に圧倒されました。

個人的には戦争映画ってちょっと苦手なジャンルで、それは「お偉いさんがいろいろしゃべっているのが退屈」「史実に詳しくないと楽しみにくい」「戦争なんて大嫌いだから戦地に行く人にあまり感情移入できない」という身勝手な理由でした。
しかし、本作は「キャラクターが親しみやすく感情豊か」「最初から最後まで戦争状況を説明してくれる」「否応なしに戦争に巻き込まれてしまう」ために、感情移入しまくりでした。

小学校高学年以上であれば、問題なく物語を理解できるでしょう。
戦争という重い題材で、ここまでわかりやすい娯楽作品を作れていることだけでも賞賛すべきです。


本作のテーマのもうひとつが「進化」だと思います。
この映画で描かれる猿たちの進化は、猿たちが知恵を使ったり、ことばを話せるようになったりというような表面的なものだけではありません。
その進化が何であるのかは、ぜひ主人公である猿のシーザーのことばから考えてほしいです。


言及しておかなければいけないのが、役者のすばらしさでしょう。
アンディ・サーキスは前作でも猿のシーザーを、「ロード・オブ・ザ・リング」でもゴラムという非人間を文句なしに演じていました。
本作の演技はまさに神懸かり。話せることばが少ないにも関わらず、溢れんばかりのカリスマ性で、この猿を上司にしたいと思わせるほどでした。

個人的には、シーザーの息子の“ブルーアイズ”を演じたニック・サーストンや、“コバ”を演じたトビー・ケベルにも注目したいところ。決して主役に負けていない、さまざまな表情を見せてくれました。


戦争のさまざまな思惑が交錯する人間ドラマを、誰もが楽しめる作品に仕上げたという点で本作はほぼ完璧です。
ただひとつだけ難点をあげるのであれば、邦題がよくないと思います。

映画を観ればわかると思うのですが、今作のタイトルは「DAWN(夜明け)」以外にありえません。
だいたい前作のタイトルが「Rise of the Planet of the Apes」なので、Risingというタイトルをつけるのならそっちなわけで……
なんか「ファイナル・デスティネーション」→「デッドコースター」→「ファイナル・デッドコースター」とムリヤリな邦題がつけられ続けたシリーズを思いだしました。


余談ですが、海外版の映画のポスターの元ネタは「國民の創世」ですね。

APES ポスター  国民の創世

さすがに観たことはなかったですが、「國民の創世」はアメリカで初めて作られた映画であり、戦争はもちろん、人種差別やさまざまな思想が描かれた作品だそうです。
民衆を導く自由の女神にもちょっと似ていますね。

もうひとつ余談。なんだかんだ言って、戦争というものの本質は以下のドラえもんの名言に集約されると思いました。

戦争なんてそんなもん<どっちも正しいと思っているよ

本作でもそれは同じ。戦争をしようとしている自分が正しいと思っている人や猿が登場します。
しかし、「戦争をしかけること自体が間違っている」と思う者も出てきます。
それが猿のシーザーであり、人間のマルコムです。

シーザーがガイウス・ユリウス・カエサルを、マルコムがマルコム・Xを象徴していると考えてもいいかもしれませんね(性格やらはだいぶ違う気もするけど)。


3Dはとても自然な使われかたをしていましたが、それほど効果的ではなかったので今回は2Dでじゅうぶんでしょう。

また、前作を観ておいたほうがより楽しめます
とはいえ、直接的に前作の鑑賞が必須なエピソードが出てくるわけでもないので、たとえ内容をほとんど忘れていても問題はありません。

いろいろと戦争にまつわる出来事を考えてもおもしろいですが、それを考えなくても愛憎渦巻くドラマが楽しめる秀作です。
ただ、全編を通じて重く苦しい展開が続くので、そうした作品が苦手な方はご注意を。
当然、おすすめです!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

2014-09-25 : 映画感想 : コメント : 12 : トラックバック : 0
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生きようとする意思 映画「るろうに剣心3 伝説の最期編」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はるろうに剣心 伝説の最期編です。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:「十本刀」は犠牲になったのだ……


あらすじ


わりと何を言ってもネタバレになるので書けません。




※いただいた意見から追記しました(9月18日)。ありがとうございます。

同名の人気漫画の実写映画作品の3作目にして完結編です。

※いままでの感想はこちら↓
人を生かす剣 実写映画版「るろうに剣心」レビュー
つぎの世代のために 映画「るろうに剣心2 京都大火編」レビュー

正しくは2作目の「京都大火編」が“前編”、今回が“後編”で、物語も完全に続き物です。
本作を楽しむためには「京都大火編」だけでも観ておく必要があるでしょう。

本作の感想なのですが……正直、原作好きとしてはかなりがっかりしてしまったところが多かったです。
以下にまとめてみましょう。

(1)「十本刀」が活躍していない
原作には個性豊かな10人の刺客「十本刀」が登場し、主人公チームの敵として立ちはだかっていました。
しかし、この映画版ではその存在は大幅に削除され、実質六本刀くらいになっています。
時間の関係上そのすべてを登場させないことは理解できるのですが……映画版でも前作でボスキャラが「十本刀を招集しろ!」と思わせぶりなことを言っていたので、期待してしまうのがふつうでしょう。
おかげさまで、主人公チームの活躍もより少なくなっています。もうちょっとやりようはなかったのでしょうか。

(2)会話シーンが冗長
前作や前々作でも、漫画の台詞をそのまま再現されているために少しテンポの悪さを感じていたのですが、本作ではさらに会話シーンが長くなっています。
すでにいままでの作品でも語られた登場人物の価値観をわざわざ言い直すところもあり、少々メッセージの押し付けがましさを感じてしまいました。
前半の修行シーンの冗長さは、福山雅治を出したかったせいなのでしょうか……それに時間を裂くくらいなら十本刀に出番を与えてほしかったです。

(3)シチュエーションが変わりすぎていて説得力がない
基本的に原作に忠実であったこのシリーズですが、この「伝説の最期編」は漫画にはないオリジナルのシーンも多く、原作の印象的だったシーンのいくつかは形を変えて登場しています。
それがどうにも不自然で、物語の都合に合わせて登場人物の細やかな描写が無視されてしまった印象もありました。
おかげで後半の展開にツッコミどころが満載になっています。これは原作を読んでいなくても「おかしい」と思えるレベルで、どうにも容認できないところがありました。

明治政府の対応は原作上にイライラするので、やりすぎだと思います。
展開上しかたがないかもしれませんが、登場人物が敗れて眠る→目覚めるというシチュエーションが多すぎるのもどうかと思います。
長く~修行シーンを描いたと思ったら、「え?肝心のそこを描かないの?」と思うところもありました。

一概に悪いところとは言えませんが、本作は主人公が重く苦しい戦いに挑むというシリアスな作風になっていており、息苦しさも覚えました。
ギャグシーン(たぶん)を入れたのは、なぜか肝心のクライマックスでした。これはシリアスとコミカルのバランスが悪いと言わざるを得ません。

また、本シリーズの最大の魅力であろうアクションシーンも、前作に比べるとだいぶ少なくなっています。これも十本刀の活躍がないためでしょう。
個人的には、現実離れした荒唐無稽なものでもいいから、もっともっとアツいバトルが観たかったです。

そんな感じで原作好きとしては不満たらたらだったのですが……前作を観た人には観なくてはならない一本でしょう。
キャスト勢の鬼気迫る演技、美術の手の込みよう、原作からあった尊いメッセージ性も十分です。
バトルの数は少なくても、そのアクション演出のすばらしさは筆舌に尽くしがたいものがあります。
スクリーンからは、スタッフの本気が確かに見えました。

この映画でいろいろと納得がいかなかった方は、ぜひ原作を読んでみることをおすすめします。
映画では省略されてしまった登場人物の過去、戦う理由、少年漫画らしいバトルシーンが満載なので、本作の不満の多くが払拭できるはずです。

powered by yasuikamo

※Kindle版は一部が無料で読めます。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓ メタメタにツッコミを入れているので、この映画が好きな人にはごめんなさい。

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

2014-09-14 : 映画感想 : コメント : 24 : トラックバック : 0
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銀河の負け犬たち 映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーです。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:ノリの軽さが史上最強


あらすじ


賞金稼ぎのピーター・クイル(クリス・プラット)は、廃墟と化した惑星で“オーブ”を入手するものの、ロナン(リー・ペイス)の刺客に強襲されてしまう。
クイルは何とか逃げ果せたものの、今度はガモーラ(ゾーイ・サルダナ)や、アライグマのロケット(声:ブラッドレイ・クーパー)と “木人”のグルート(声:ヴィン・ディーゼル)に追われる立場となってしまう。
彼らが行き着いた場所はなんと刑務所。
彼らは、囚人のドラックス・ザ・デストロイヤー(デビッド・バウティスタ)と協力し、脱獄を試みるのだが……




※いただいた意見からネタバレに追記しました。ありがとうございます(9/17)

スリザー」「SUPER/スーパー!」のジェームズ・ガン監督最新作にして、マーベルコミックスの同名のスーパーヒーローを題材と実写映画です。

本作の感想をかいつまむと
(1)キャラみんな立ちすぎ!
(2)ノリがめっちゃ軽い!
(3)音楽のセンスが最高!
(4)サービス精神満載!
というところに落ち着きます。それぞれについて見ていきましょう。


(1)キャラみんな立ちすぎ!

本作の主人公たちは、もともと正義のヒーローなんかじゃありません。
主人公は小銭目当ての賞金稼ぎだし、紅一点のガモーラは主人公の宝を横取りしようとするし、元囚人までいたりします。
性格はみんながみんなかな~り利己的で、欠点だらけ。はっきり言えば、主人公チームはダメ人間の集まりなのです。

でも、自分はこれこそがこの映画でいちばん好きなポイントです。
アメコミ映画の主人公は超人すぎていたり、環境が恵まれすぎていたり、はたまたうじうじ悩みすぎて感情移入しにくいことも少なくなかったのですが、本作のキャラクターたちはとっても親しみやすくて、あっという間に大好きになりました。

以下に5人の仲間を紹介してみます。

<ピーター・クイル:子どものころに宇宙人にさらわれて賞金稼ぎになった男

<ロケット:遺伝子操作で生まれたアライグマ。

<グルート:変な木の生物。「私はグルート」としかしゃべらない。

<ガモーラ :熟練の暗殺者。ネビュラという妹がいる。

<ドラックス・ザ・デストロイヤー:復讐に燃える囚人。

ね?個性的でしょ?
それぞれが異なる欠点を持っているのも含めて、何とも愛おしくなりました。

あ、あとアライグマはめっちゃかわいいです(予告で言われているような凶暴さはそれほどありません)。
性格は悪いけど見た目がモフモフで、意外と優しいところもあって……見た人すべてが萌えることができるステキなキャラになっていました。ほかのキャラもかわいいけど。


(2)ノリがめっちゃ軽い!

キャラクターがこんなやつらばっかりなので、そりゃあシリアスになるはずがありません(笑)。
基本的にドタバタ劇で、笑えるシーンが満載。展開もそのほとんどがいい意味でアホらしいものばかりで、小難しさはまったくないのです。

自分はこの映画の後に前日譚のコミック“プレリュード”を読んでみたのですが、こちらは映画に比べるとかなり真面目な作風であったので驚きました。
※収録されているロケットとグルートの話は映画に近いノリだよ!とコメントをいただきました。

ダン・アブネット&アンディ・ラニング
2160円
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映画とは設定そのものが異なっていたり、キャラクターの内面がよりわかるエピソードも盛りだくさんなので、作品をより深く知りたい方にはぜひ読んでほしいですね。

底抜けに明るい作品になったことには賛否はあるかもしれませんが、自分は猛烈に“賛”。どこかほっとできるノリの軽さは、本作の長所です。
また、映画だけでもキャラクターが深刻な悩みを抱えていることがわかります。
表向きは明るい作品ながらも、隠し味にピリッと辛い人生の悲哀がある、といった塩梅。このさじ加減は見事でした。

ちなみにジェームズ・ガン監督とともに脚本を手がけたのは二コール・パールマンという女性の方で、原作コミックの大ファンであったそうです。


(3)音楽が最高!

本作では70年代の名曲の数々がこれでもかと使われています。

Original Soundtrack
733円
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その曲は主人公が持ち歩いているウォークマンのカセットテープに入っているという設定。「エヴァンゲリオン」の主人公がカセットテープの音楽を“心のよりどころ”にしていたことを彷彿とさせますね。

ブルー・スウェードの「HOOKED ON A FEELING(ウガ・チャカ)」をはじめ、日本人でも聞いたことのあるノリのいい楽曲が目白押し。アラフォー世代のお父さんお母さんは感涙ものでしょう。

参考↓
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のサントラがオヤジ泣かせ | コタク・ジャパン


(4)サービス精神満載!

もうアホかと思うほどアクションが満載、めまぐるしく舞台が変わり、ストーリーのは勢い任せのごり押しっぷりを見せつけます(これはこれで楽しめました)。
「溜めて」から爆発させるカタルシスのある展開も十分あるので、かなりの満足感がありました。


そうそう、本作のなによりの長所はアメコミ作品に詳しくなくてもまったく問題なく楽しめることだと思います。

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」や「X-MEN: フューチャー&パスト」などはシリーズが複雑化しすぎて、どうにも“途中参加”がしにくい印象がありました。
しかし、本作は「アベンジャーズ」などの“マーベル・シネマティック・ユニバース”シリーズのひとつでありながらも、ほかの作品の知識を必要としません
キャラクターのほとんどは(映画では)初登場のキャラクターばかりですし、とくに難しいことを考えなくても物語を理解できるはず。
本国で大ヒットを遂げたのは、マニアックになりすぎていたアメコミ映画の敷居を低くしたおかげもあるのかもしれませんね(アライグマがかわいいので、女性も観に来るでしょうし)。


難点はテンポがよすぎるために、ちょっと登場人物や世界観の把握に頭が追いつかなくなってしまうことです。
以下の悪役のふたり“サノス”と“ロナン”の見た目は、頭に入れておいたほうがいいかもしれませんね。

<こっちが親玉の“サノス   <こっちが手下のロナン。

また、前述の通り展開のごり押しっぷりが否めない部分があり、意外性も少ないので、そこまで物語の出来がいいとは思えません。
話の弱さはキャラクターの溢れまくる魅力で存分にカバーできているので、大きな問題ではないのですけどね。


これはオススメです。
もう最初から最後まで楽しくってしかたがなかったので、個人的には最近のアメコミ映画でいちばんのお気に入りになりました。

ただただ「楽しかった〜」で終わるも良し、ちょっと切ない登場人物の心情を“プレリュード”で理解するも良し、観る人みんながそれぞれの見かたで楽しめる秀作です。

もちろん恒例のエンドロール後のおまけもありますよ。
親しみやすい作品ですが、このおまけだけはけっこうマニアックかも。子どもに「どういう意味?」と聞かれたお父さんは、ぜひその意味を教えてあげてください。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画感想
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2014-09-13 : 映画感想 : コメント : 15 : トラックバック : 0
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すべての真実 映画「LUCY/ルーシー」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はLUCY/ルーシー(1週遅れですみません)です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:脚本家の脳は1%しか機能していない(推測)


あらすじ


スカーレット・ヨハンソンがチート能力を手に入れてはっちゃける話。




※いただいた意見をネタバレに追記しました。ありがとうございます。

レオン」「グラン・ブルー(グレート・ブルー)」という映画史に残る名作をこの世に誕生させたものの、「フィフス・エレメント」「TAXi」などの珍作コメディ映画も連発しているリュック・ベッソン監督・脚本最新作です。

で、この「LUCY/ルーシー」は思い切り後者にあたります。
ツッコミどころ満載、失笑シーン満載のステキな「リュック・ベッソン流珍作映画」に仕上がっていました。

だいたいの「人間の脳は10%しか機能していない」→「100%になればすごいことができるんだ!」という中学生並の発想がすばらしいです。
じつは、これってほとんどウソであることが証明されているのですよね。
それなのに、作中ではこれを「あたまのいい学説」とし、主人公は脳の機能が20%くらいを超えてくると人知を超えたことばっかりしやがります。

その過程はほとんどギャグに等しいもの。
監督が大好きな美女のスカーレット・ヨハンソンがトンデモなチート能力を手にして、好き勝手やっているだけで楽しめてしまいます。
終盤のツッコミどころが無尽蔵にくり出される様にはヒーヒーと呼吸困難になるほどに笑いました(周りの観客のみなさま、迷惑でごめんなさい)。
この映画は真面目に観るだけ損。「リュック・ベッソンってバカなんだなあ」と微笑ましく思いながら観ることをオススメします。

どうでもいいですが、林家ペーもこの映画を観て脳が100%覚醒しちゃったそうです↓



このふたりにはいろんな意味で勝てる気がしないですね。

さて、本作の感想はそれでほぼ終わり(笑)なんですが……さすがにもう少しほめてみます。

まず、ビジュアルの手の込みようがすごいです。
CGを惜しげもなく使うことはもちろん、映像のジェットコースターには圧倒される勢いを感じました。

上映時間が1時間29分というコンパクトさ、テンポのよさも賞賛すべきポイントです。

能力を手にする前の弱々しい主人公がとんでもない状況に追い込まれる序盤の展開は、冗談抜きにかなりおもしろいです。
この後に主人公が「何でもアリ」な能力を手にしてしまうので、ここが映画のピークだと感じる方も多いことでしょう。

オールド・ボーイ」のチェ・ミンシクが大活躍してくれるのもうれしいポイント。
PG12指定だけあり、こいつがムダとも言えるほどに殺人をしてくれるので、ミンシクの悪役が観たい人にも観る価値があるでしょう。

また、本作で語られる哲学的な内容も映画に深みを与えています。
それも、トンデモなラストにつなげてしまう強引さのおかげで台無しになっているような気もしますが……

ほかの映画に似ているシーン(オマージュ)も多いので、映画に詳しい人はより楽しめるかもしれませんね。
「強大な力を手にしたことによる顛末を描く」という点では「AKIRA」で、女性の主人公が高度なハッキング能力を見せるところは「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」で、ほかにも「2001年宇宙の旅」や「ナッシング」、最近では「トランセンデンス」と似たところもあります。
オリジナリティがないようにも思えますが、しっかり独自のシチュエーションならではの要素を取り入れています。

ちなみに、タイトルのルーシーとは世界最古の人類の名前でもあります
もしくは、そのルーシーの名前の元ネタであるビートルズの楽曲「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」のことも指しているのかもしれませんね。



略称が「LSD(覚せい剤)」となることで問題視もされた楽曲で、作中に麻薬のような危険な薬が出てくることにもリンクしているようでした。

余談ですが、作中では「生命が誕生してから10億年〜」と言っていますが、実際は40億年前後です。
このへんにテキトーさがあるだけでも、深く考えずに観るべきということがわかりますね。

リュック・ベッソン×珍作を期待する人は上記のお気に入り点数に+2点してもいいと思います。
真面目で理路整然としたSF映画を期待する人にはー4点くらいでw
けっこうオススメです。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2014-09-10 : 映画感想 : コメント : 8 : トラックバック : 0
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誰かのヒーロー 映画「イン・ザ・ヒーロー」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はイン・ザ・ヒーローです。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:「裏」の仕事はすばらしい!


あらすじ


スーツ・アクターとして活躍する本城渉(唐沢寿明)はこの世界に入って25年になる大ベテラン。
彼の夢は「顔出し」映画に出演することだったが、新人の一ノ瀬リョウ(福士蒼汰)にそのチャンスを奪われてしまう。
しかも一ノ瀬はヒーロー番組の現場をなめきっており、本城はその態度に激昂するのだが……




※いただいた意見から、少しだけ小ネタを追記しました。ありがとうございます。

唐沢寿明さんの3年ぶりの映画出演作です。
本作以上に、唐沢さんを「主役」に迎えるにふさわしい映画は、ほかにないでしょう。

細川 忠孝
648円
powered by yasuikamo
※コミック版も発売されています。

なぜなら、本作が描いているのはスーツアクターであり、唐沢さんがこれの経験者であるからです。
海外でもスタントマンという文化はありますが、このスーツアクターというのは日本独自のもので、いわゆる「特撮もの」では欠かせない存在です。

しかし、でき上がった作品でスーツアクターの顔を見ることは叶いませんし、作品を観ても「スーツアクターがいる」ことを気にしたりすることはまずないでしょう。
華やかな俳優とは違う、いわゆる「裏方」の仕事―
普段は知ることのできない、こうした「脇役」に焦点をあててくれただけでも、自分はこの映画が好きになってしまいます。
(今年には、「太秦ライムライト」という「斬られ役」を主人公にした映画も公開されていました)

物語のテーマ、メッセージはとても明確です。
なぜなら、登場人物がそのすべてを演説のように語ってくれるからです。
自分は「登場人物が自分の想いをベラベラしゃべる」ような映画は好きではないですが、この映画にはこれくらいが似合っています。
たとえ演説台詞であっても、それは主人公が若者を叱るシーンなので違和感がないですし、作品に関わる人の“熱気”が伝わってくるのです。

「失礼な態度を撮りまくる新人に対してスタッフのみんなが怒っていたこと」もうれしかったです。
作品のスタッフは、ほかのスタッフがみんなが苦心して仕事をしていることを知っているので、その仕事をないがしろにする態度を許せない、という「結束」が垣間見えるのです。
細かい描写ですが、そこを省かなかったことに自分は感動しました。

本作にある「夢」へのメッセージも優れています。
夢をかなえるゾウ」の水野敬也さんが脚本に関わっているおかげもあり、「夢は絶対に叶う」ことばかりでなく、大きな夢が難しいことまできっちり描いており、夢に対する真摯さが伝わってきました。

吉川晃司の主題歌「Dream On」もよかった!

吉川晃司
1080円
powered by yasuikamo

その歌詞はしっかり映画の内容とシンクロしています。
作中に登場する戦隊ものの主題歌のタイトルが「誰も知らないヒーロー」で、串田アキラが歌ってくれるのもたまらないですね。

映画的な演出がこれまたいい!
伏線は気持ちよくバシっとハマっていますし、徐々に登場人物の関係性がわかっていく台詞の数々は気が利いています。

難点は上映時間が少々長め(2時間超え)で、製作者が伝えたいことがありすぎるために、後半の展開に少しもたつきを感じることでしょうか。
また、クライマックスにも細かいところながら不満があります。描写が雑というよりも、せっかく「こだわり」が崩れてしまったような印象を持ちました。

余談ですが、唐沢さんと映画の主人公との共通点はスーツアクターを生業としていたことだけに限らず、ブルース・リーの熱狂的なファンであり、自身の目標としていることにもあります。
もはやこの映画はフィクションではなく、唐沢さんの半生を綴ったドキュメンタリー映画にも見えてくるほど。
格闘技の経験があるミッキー・ロークが演じた「レスラー」の主人公が、実在の人物としか思えないほどの存在感があったことを彷彿とさせました。

これはぜひ、これから映画や特撮の現場に関わりたい若者や、子どもにも観てほしい作品です。
いや、あんまり小さい子にとっては「戦隊ヒーローが実在する」という夢を壊されてしまうかもしれません(笑)が、そのぶん、スーツの中には本当にヒーローがいることに気づけると思います。
「IN THE HERO」というタイトルは、これ以外に考えられないくらいにハマっていました。

もちろん特撮ヒーローが好きな人、アクション映画が好きな人にもぜひ劇場へ。
エンドロール後におまけがあるので、途中でお帰りなきよう。
大プッシュでオススメです!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2014-09-07 : 映画感想 : コメント : 16 : トラックバック : 1
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9月の気になる映画一覧

今日から新企画。
これから1ヵ月ぶんの公開映画で、気になる作品を紹介します。

基本ルールはシネマコンプレックスで大々的に上映されているものはなるべく除外し、マイナーな作品にスポットを当てることのみです。
タイトルのリンク先はYahoo!映画の作品紹介ページです。
ゆるい雰囲気でお楽しみください↓


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2014-09-05 : 月ごとの気になる映画 : コメント : 8 : トラックバック : 0
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闘いの理由 映画「TOKYO TORIBE トーキョートライブ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はTOKYO TRIBEです。


個人的お気に入り度:9/10(人によっては0点)

一言感想:史上最高のぶっ壊れ映画


あらすじ


トーキョーは数多くのトライブ(族)がひしめく街。ブクロ、シンヂュク、ムサシノ、シブヤ、カブキのそれぞれのトライブはそれぞれの派閥で発展してきた。
ブクロのトライブ“WU-RONZ”を率いるメラ(鈴木亮平)は、ムサシノの“SARU”のメンバーである海(YOUNG DAIS)を敵視しており、それは次第に大規模な抗争へとつながっていく……




映画は「非日常」に連れて行ってくれる娯楽です。
それは夢のような世界でだったり、行ったこともない宇宙だったり、はたまた悪夢のような世界だったり……
この「TOKYO TRIBE」で体験できるのは、非日常どころじゃなく別世界です。
すさまじく「こんなの観たことない!」映画に仕上がっていました。

監督は「地獄でなぜ悪い」「冷たい熱帯魚」の園子温、原作は井上三太の「TOKYO TORIBE2」です。

井上 三太
977円
powered by yasuikamo

いきなり「2」が原作となっているのは、「1」がたった1巻で完結しているため。
一癖どころか四~五癖くらいありそうな不良どもが暗躍する群像劇として、人気を博していました。


原作では、冒頭にこういう断り書きがあります。
「この物語の舞台は“トーキョー”である。しかし、あなたの知っている“東京”とは少し違うトーキョー”である」

映画版のトーキョーは「少し違う」どころじゃありません。
全編を通して、園監督らしい悪趣味で、ありえなさすぎな街の画が次々と展開されるのです。
掃き溜めのようなきったない夜の街で、柄の悪そうなおにーちゃんやおねーちゃんがたむろしてばっかり。この時点で頭がクラクラします。
これはなんでしょうか。日本映画で独創的な世界観を作り上げすぎた「スワロウテイル」に対抗しているんでしょうか(たぶん意識してる)。


本作の独創的なところはそれだけではありません。
作中の会話の85%くらいがラップで表現されるのです。

a.png<世界初です。

ずっとヒップホップミュージックが鳴り響き、いちいちしゃべるたびに韻を踏んでいる印象です
これはなんでしょうか。台詞の90%がオペラだった「レ・ミゼラブル」に対抗しているんでしょうか(たぶん意識してる)。
そういえば歌を後で吹き替えるのではなく、役者がその場で演技をしながら歌を披露するという点でも「レ・ミゼラブル」っぽいですね。
参考→<『TOKYO TRIBE』鈴木亮平&園子温監督 単独インタビュー - インタビュー - Yahoo!映画>

歌詞は画面に表示されるので理解しやすく、本職のラッパーが出演していることもあり高いクオリティを誇っています。
観た後はサントラでもう一度そのラップの数々を顧みたくなってしまうでしょう。

Various Artists
2654円
powered by yasuikamo

自分は「8 Mile」あたりではラップってしんどそうでやりたくないな……と思っていましたが、本作を観た後はやたらラップ調でしゃべりたくなりました。


キャストも狂っています。
佐藤隆太窪塚洋介染谷将太などとやたら豪華だけでなく、叶美香中川翔子ベルナール・アッカなどもはやネタでしかない配役も盛りだくさん。
しかもサブキャラにはYoutubeの(ラップの)オーディションで選ばれた演技初挑戦者がいたり、プロのラッパーであるYOUNG DAISが重要な役を演じたりと、あらゆる意味で規格外です。

あと本作の主人公(たぶん)である鈴木亮平の肉体美がすごすぎますね。さすが「変態仮面」を演じていたことがあるというか、ゲイが好きな芸能人ランキングの3位に選ばれただけのことがあるというか、やたらめったら脱ぐし。ムキムキマッチョが観たい方はこれだけで観た甲斐があるでしょう。

ほかにも格闘をしながらとりあえずパンチラしまくる清野菜名や、ガチで小学生男子にしか見えない現役女子高生の坂口茉琴も「ありえねー!」なキャラなのですが、この狂った映画には似合いすぎているのでこれでOKでしょう。


で、何よりすごいのは物語ですね。はっきり言ってストーリーはないです。NOTHINNG。無。

これはヒドいです。
キーとなる人物のバックボーンは、明確に語られないか、あっても死ぬほどくだらない理由かのどっちかです。
登場人物の行動原理が「とりあえずノリで」にしか思えません。
先日観た「ルパン三世」のほうがよっぽど話に筋が通っています。
映画を観終わっても「よくわからんメチャクチャなキャラがよくわからんハチャメチャな闘いをしていた」という印象しか残らないです。
これはなんでしょうか。ときどき闘いの理由がわからなくなる「トランスフォーマー」に対抗しているんでしょうか(たぶん違う)。

おかげさまで、本作はぜんぜん先が読めません
伏線とかガン無視で「ハァ?」と思うしかないシーンも乱発されますから。物語の整合性を重視する人が観たら激怒してもおかしくないです。


で、ここまでメチャクチャやっている映画がおもしろいのか、と言われると……いやもうメチャクチャおもしろかったんです。
はっきり言って、これ、ク○映画だと思うんです
伏線とか、物語の定石とか、抑えた演技とかはまったくなく、監督とキャストとスタッフが好きなように作った映画なのですから。

展開はほぼすべて悪ノリです。
おっぱ○がたっぷり出てきて、パンチラもバシバシ登場して、血のりも飛びまくると下品極まりないです。
ここまで振り切れていると、○ソというのも、むしろほめことばになるのではないでしょうか。

そんなわけで、いままでの園子温監督作品を軽~く超えて、好き嫌いが分かれまくる映画です
この映画を「低俗」「深みがない」「ストーリーがペラい」と蔑まれてもまったく反論できません(そういう映画だもん)。
いままでの園監督作品が好きな人でさえ、「今回はハチャメチャなだけでちょっと……」という印象を持つ人も少なくないでしょう。
これをオススメしたら人格がまるごと疑われそうなので、躊躇せざるを得ません(オススメだけど)。


それにしても、園子温監督は“熱い”人です。
監督はこの映画において(ほかの映画でも)「とにかく楽しんでもらえる作品を作りたい」という気概に溢れています。
参考→<GQ&A 園子温──『TOKYO TRIBE』で魅せた世界初のラップミュージカル | GQ JAPAN>
本作には大衆に受け入れられるようにしようとか、大ヒットを狙おうとか、そういう打算的なことがまったく見えません。
とにかく、いままでにない映画を、最高に楽しく作ろうとする園監督を、これからも追いかけたくなりました。

残念だったのは各トライブが満遍なく活躍していないこと。
本当に群像劇としてはつまらないと思うのですが、作品に勢いがあるおかげでこのへんもどうでもよくなってきたりもします。

これはありえねー世界観と、ありえねーキャスティングと、ありえねーアクションと、世界で唯一のラップ・ミュージカルを楽しめるすんばらしい娯楽です。
この映画に行儀よさなんていりません。ポップコーンをほおばりつつ、中学生のようにさわぐばかりの登場人物を観て、ゲラゲラ笑いながら楽しむべきです。
自分は豪華キャストならではのネタの数々、竹内力のマジでやりすぎで観るたびに胃もたれしそうなクサレ悪役だけで腹筋が締め付けられまくりました。
ラップの爆音が響く、音響設備のよい劇場で観ましょう!考えるな!感じろ!オススメです!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2014-09-03 : 映画感想 : コメント : 8 : トラックバック : 0
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北村監督流俺様映画 実写版「ルパン三世」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はルパン三世です。


個人的お気に入り度:3/10

一言感想:あららららららら~(微妙)


あらすじ


ルパン一味が泥棒どころかテロ組織並に暗躍する話。




※必然性がなさすぎな飛行機のシーンを失念していたので、ネタバレに追記しました。

あずみ」「ゴジラ ファイナルウォーズ」の北村龍平監督最新作にして、日本でその名前を知らない人はまずいないであろう人気コンテンツ「ルパン三世」の実写映画版です。
じつは「ルパン三世」が実写化されたのは今回がはじめてではなく、1974年に「念力珍作戦」が作られています。

<タイトルとジャケットがパンチ効いていますね

参考↓
にわかに注目を集める元祖実写版『ルパン三世 念力珍作戦』がヤバイ - NAVER まとめ
実写版 「あしたのジョー」「ルパン三世」「めぞん一刻」「ザ・シェフ」:a Black Leaf (BLACK徒然草)

『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』という宝塚の劇もあるそうです。

今回の「ルパン三世」は「念力~」とは違い、“一見”すると「スタイリッシュ」な作風になっています。
このスタイリッシュというのがくせ者で、要するに「北村龍平監督がカッコいいと思うもの詰め合わせ」なんです。
その「北村龍平、俺カッコいい」は、少々長めのアクション描写だったり、ストレートすぎる台詞であったり寄りぎみのカメラワークだったり、やたらかかりっぱなしの音楽(BGMがないところが少ない)にまでおよびます。
これが「クドく」、また「逆にダサく」見えてしまうところが多いので、これだけで拒否反応を覚える方が多いでしょう。

自分は北村監督のそんなところも嫌いじゃないので、あまり気にはしていませんでした。
むしろ、アクション(演出に限る)は日本映画と思えないほど洗練されています。
これは「アジョシ」のスタッフがアクション監督として携わっているおかげでしょう。

もうひとつ賞賛すべきことは、ルパン一味を演じた役者陣です。
小栗旬のルパンのチャラさ、黒木メイサの峰不二子のセクシーさ、扱いづらそうな綾野剛の石川五右衛門、何から何までかっこういい玉山鉄二の次元大介と、文句がないほどにハマっていました。
黒木メイサがボンキュッボンじゃねーじゃんとかは些細な問題なのです(ボンキュッボンのほうがよかったけど)。

問題は物語です。以下に書き出してみます。

1:物語の軸があやふや
作中で登場人物それぞれの思惑はきちんと説明されているのですが、その目的がバラバラなために、物語の軸もブレ気味です。
これはルパン一味以外のサブキャラが多すぎることにも起因しています。いまいちキャラクターに感情移入できないまま、物語が進行してしまうのです。

2:展開が一本調子
ルパン三世は裏切ったり、裏切られたり、はたまた思わぬ黒幕が登場する「意外な展開」が魅力のひとつだと思うのですが、本作はその印象に乏しいです。
アクション→会話劇→アクションとくり返される印象で、展開のダイナミズムに欠けています。

3:銭形警部のキャラが崩壊している
これは詳しく言うとネタバレになるので↓に書きます。アニメ版でおなじみのルパンと銭形の関係が好きな人は否を突きつけるポイントでしょう。

4:会話シーンが長い
これは北村監督の悪いクセ。ほかの作品群にくらべればだいぶましだと思いますが、「わかっていることをくり返してしゃべる」ところもあり、どうにも冗長です。
物語自体が少々複雑で、それを台詞でクドクドと説明するのですから、人によっては退屈極まりないでしょう。

5:ルパン一味が「はぐれ者」の集団ではなくなっている
今回のルパン一味は、「ザ・ワークス」という盗賊たちの組織とつながりを持って行動し、さらに今回はゲストキャラの仲間が何人も登場します。
一概に悪いところとは言えませんが、自分はルパンたちはもともと協調性がなく、一味と「仕事のためにつるんでいる」ような関係性が好きだったので、ここでもキャラが崩れてしまった印象を受けます。

6:アクションシーンの数々に説得力がない
アクションの演出自体はとてもよいのですが、そのアクションが成り立つまでの過程に無理があり、「どう考えても無理な状況を打破する」ための説得力もなさすぎます。
また、基本的にルパン一味が無敵集団すぎ、敵のザコキャラがマジでザコ過ぎなためにちっともハラハラしません。
画の出来はいいのに、アクションにまったく熱くなれないのはこれが原因でしょう。
LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標」ではルパンと次元がピンチになることにものすごくハラハラしたのに……

7:ルパン一味が泥棒の域を超えている行動をしまくる
終盤のごり押し展開はもう笑うしかありませんでした(ヤケクソで)。


つまり、ビジュアル、アクション、役者は悪くないんです。
悪いのは「北村監督のドヤ顔が垣間見えるシーンの数々」「軸が定まり切らない物語」「アクションに説得力がない」「ルパン三世らしさがなくなっている」ことなのです。
それぞれがわりと致命的なため、平凡以下の作品になってしまったことが残念でしかたがありません。
貞子3D」「MONSTERZ」のように“ク○すぎて一周回っておもしろい”ダメ映画ではなく、“ところどころ出来がいいのに全体的にはつまらない”という、ダメ映画フリークにとっても中途半端な残念作でした。

余談ですが、本作にはルパン一味を含めた英語の台詞が日本語でアテレコされている「吹き替え版」と、英語の台詞に字幕が表示される「ワールドプレミアバージョン」があるようです。
このワールドプレミアバージョンが上映されるのは、全国で5館しかないのですね。
自分が観たのは吹き替え版でしたが、これはこれで「アニメのルパンが海外のどこでも日本語をしゃべっている」印象に近くてよいのではないかと。

小栗旬ががんばってルパンを演じていたり、ルパン三世おなじみの台詞が登場したり、北村監督の中二病臭さ満載の恥ずかしい台詞や演出がバンバン出たりするので、そこだけでもわりと楽しめます。
やたらセクシーな黒木メイサと中山由香のバトルは男性陣ならハァハァすること必死です。

おなじみのテーマ曲タイトルコールが使われないのは残念ですが、布袋寅泰が手がけた新しいテーマ曲、ルパン三世らしいジャジーな音楽の数々はよくできていましたね。



Aldo Shllaku
3240円
powered by yasuikamo

難点は前述のとおり音楽があらゆるところに使われすぎてちょっと胃もたれすること(テーマ曲除く)。ここぞというところで使ってくれたほうが効果的だったと思います。

見所はそれなりにはあるので、役者のファンは観てもいいんじゃないでしょうか(責任は取りません)。
うん、まあ、期待値を下げまくったら楽しめるはずです。オススメDEATH!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2014-09-01 : 映画感想 : コメント : 18 : トラックバック : 1
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<2016年下半期>
『聲(こえ)の形』
『スーサイド・スクワッド』
『キング・オブ・エジプト』(吹き替え版)
『君の名は。』
『ゴーストバスターズ(2016)』
『シン・ゴジラ』
『ファインディング・ドリー』

<2016年上半期>
『葛城事件』
『TOO YOUNG TO DIE!』
『貞子 vs 伽椰子』
『ヒメアノ~ル』
『デッドプール』
『アイアムアヒーロー』
『ズートピア』
『クレしん ユメミーワールド』
『バットマン vs スーパーマン』
『ドラえもん 新・日本誕生』
『X-ミッション』
『オデッセイ』

<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』
『アメリカン・スナイパー』

<2014年下半期>
『ベイマックス』
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『MONSTERZ』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
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