FC2ブログ
ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

大切な一歩 『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!です。


個人的お気に入り度:4/10

一言感想:友だちを大事にしようよ……


あらすじ


小学5年生のケータは不思議な腕時計・妖怪ウォッチを手に入れたことから、さまざまな騒動を起こす妖怪が見えるようになり、妖怪のジバニャンとウィスパーとともに過ごす毎日を送っていた。
ある日、ケータの腕から妖怪ウォッチが消えてしまう。ケータは妖怪のフユニャン出会い、妖怪ウォッチを取り戻すために60年前の世界にタイムスリップするのだが……




子どもに大人気どころか、“第2のポケモン”とまで呼ばれる社会現象を巻き起こしている、『妖怪ウォッチ』のアニメ映画版です。

レベルファイブ
3900円
powered by yasuikamo

原作はニンテンドー3DSのゲームで、アニメ、漫画でメディアミックスをしたおかげもあり、もはや日本でその名を知らない人はいないほどの人気コンテンツになっています。

自分はゲームはプレイしたことはないですが、テレビアニメ版は何話か観ています。
そこでびっくりしたのが……テレビアニメ版は子どもにはわからないパロディネタのオンパレードだったことです。
具体的にネタの内容を言うと、『101回目のプロポーズ』『ガラスの仮面』AKB48オタクなど。子ども置いてけぼりで大人こそが楽しめるネタが盛りだくさんです。
参考↓
<どう見てもヤバい!妖怪ウォッチの「パロディ」がギリギリすぎる!? - NAVER まとめ>


※1話と2話は無料で観ることができます。

たとえば『太陽に吠えろ』ネタでは、七曲署の代わりに鼻曲署が出てきますからね。どんだけ臭いんだよ。『太陽に吠えろ』を知っている子どもはほぼ皆無だろ。お父さんお母さんでも下手すりゃ知らない世代だぞ。

で、今回の映画版でもパロディがあるのかな〜と期待していましたが、しっかりありました。映画ネタで
とてつもなく有名な作品なのですが、これも子どもは観ていないだろうな(観るといいと思うよ)。

また、『銀魂』のような メタフィクションネタもたくさんあって、「こういうときにはこうするのがお約束でしょうが!」「この手の物語にはよくあることです!」と登場人物がツッコミを入れたりします。
ここは好き嫌いがわかれるところですが、自分は大好きです(子ども向けとは思えないから)。


さて、そんなネタの数々はともかく、本作は映画としてはイマイチの出来だと思いました。

まず、登場人物がもれなく自分の想いをベラベラとしゃべります
たとえば「友だちは大事なんだ!」「ヒーローに大切なのは○○なんだ!」などなど……いくら子ども向けとは言え、あまりに露骨なのではないでしょうか。

致命的だと感じたのは、「友だちが大事なんだ!」とさんざん言っておきながら、友だちを大事にしていない描写があること。
あまつさえ、友だちを大事にしていないことをギャグにしているシーンまであります。
それくらい広い心で受け入れろと言われたらそれまでなのですが……配慮を欠いた描写に思えて、子どもに見せたくないレベルでした。

展開もほぼ“ゴリ押し”で、キャラクターの行動や場面展開が、“物語を転がすため”だけに存在しているようでした。
伏線は効果的に使われておらず、ご都合主義な印象があるのでハラハラドキドキしないのです。

本作の物語は、主人公が過去に戻って、若いころの肉親に出会う……という『バック・トゥ・ザ・フューチャー』っぽいものなのですが、その設定を生かしきれていません。
この程度の描写であったら、出会うのが肉親でなくとも物語が成立してしまいます。

そういえば、パロディ以外のギャグは、基本的に“キャラクターのリアクションで笑わせる”ばかりなんですよね(そのうえギャグの天丼も多い)。
子どもはこれで満足なのでしょうが、大人はあまり笑えないと思います。

地味に残念だったのが、“フミちゃん”、“クマ”、“カンチ”というレギュラーキャラがぜんぜん活躍しないこと。
ドラえもんで言うところのしずかちゃん、ジャイアン、スネ夫がまるごと活躍せず、のび太とドラえもんだけが冒険しているような寂しさを感じました。

じつは、今回の物語は発売されたばかりのゲーム版『妖怪ウォッチ2 真打』の追加エピソードそのままだそうです(既に発売されている『2』シリーズでもエピソードはダウンロード配信中)。

レベルファイブ
4968円
powered by yasuikamo
ネットの評判を読むと「ゲームと同じ展開で退屈」という意見が少なからずやありました。映画は映画のみで楽しめるというのが、いちばんいいと思います。


テレビアニメに登場している妖怪はだいたい登場しますし、よく動くアニメーション、妖怪のかわいらしさを観るだけで子どもたちは満足できるでしょう。
個人的には梶裕貴さん演じるフユニャンのイケメンボイスっぷりがたまりませんでしたし、ほかにも朴璐美志村けんなど豪華な配役。それだけでけっこう楽しいです。

しかし、物語としては底は浅く、あまり積極的に子どもに観せたい内容とは思いません。
『妖怪ウォッチ』が満席だった→代わりに『ベイマックス』を観ようか、となる家族が多いと思うのですが、それはいい選択になるはずです。

ていうか初動2日間だけで16億3000万円の興行収入を得ているのが気に入らない(←心の狭い発言)ので、本作を観るのは後回しでいいです。これは妖怪のしわざだ。
子どもにとっては十分楽しい作品ですから、観て損はないと思うのですけどね……


ps.個人的には、同じように子どもをターゲットとし、メディアミックスが行われているコンテンツ『ヒーローバンク』のほうを応援したいですね。

セガ
4010円
powered by yasuikamo

何がすごいって、主人公が小学生にして100億円の借金を背負うという設定。
しかもゲーム(アニメ、漫画)を通してお金の大切さを子どもに教えるという内容で、「悪いことを妖怪のせいにしていると、大人になっても人のせいにしてしまうと言われている」妖怪ウォッチよりは教育的だと思います(中には「妖怪のせい」でよいという意見もあるので、誤解や偏見のないように)。

↓以下、結末も含めてネタバレです 観賞後にご覧ください。

続きを読む

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2014-12-23 : 映画感想 : コメント : 7 : トラックバック : 0
Pagetop




ホーム

最新の記事

最近のおすすめ映画

sully ポスター
イーストウッド、真骨頂
こえのかたちぽすたー
生きてくれて、ありがとう
怒り映画ポスター
信じていいのか

広告(同じウィンドウで開きます)


Twitter...

反響のあったorおすすめ記事

<初めて来られた方へ(ブログの説明)>
<著者プロフィール>
こちらでも記事を執筆中↓
<ヒナタカ | シネマズ by 松竹>

ご連絡の際は、以下のメールアドレスまでお願いします(☆を@に変えてください)
hinataku64_ibook☆icloud.com

2015年ベスト映画20
2015年ワースト映画10

2014年映画ベスト20
2014年映画ワースト10

2013年映画ベスト20
2013年映画ワースト10

2012年 映画ベスト20
2012年 映画ワースト10

2011年 映画ベスト20
2011年 映画ワースト10

映画パロディAVタイトルベスト10
映画邦題ベスト10&ワースト10
Yahoo!映画のステマ評価ワースト5
レビューサイト「Filmarks」の優れた点&ちょっと微妙なところ
剛力彩芽のゴリ押しっぷり
真のレゴムービーの日本版予告編


<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』


<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

検索フォーム

FC2カウンター

リンク

このブログをリンクに追加する

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>

カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

11月 | 2014年12月 | 01月
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -


ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR