ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

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2015年2月の気になる映画一覧(マイナー推し)

新年明けてから1ヵ月かあ……(遠い目)
マイナー作品になるべく焦点を当てた、2015年2月公開の気になる映画を紹介します。

調べると「こんな映画が公開されるのか!」と(いい意味で)びっくりすることが多いですね。

※こちらも参考にしましょう。
2015年2月公開で観たいと思っている映画の覚え書き|三角絞めでつかまえて

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ジャンル : 映画

2015-01-31 : 月ごとの気になる映画 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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明日は来る 映画『アニー(2014)』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はANNIE/アニー(2014) です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:キャメロン・ディアスの役がひどい(いい意味で)


あらすじ


9歳のアニー(クヮヴェンジャネ・ウォレス)は、4歳のときに自分を置いて姿を消した両親にいつの日か会えるときが来ることを夢見ていた。
ある日、アニーは携帯電話会社の社長であり、ニューヨーク市長の有力候補とされるスタックス(ジェイミー・フォックス)に命を救われる。
そのときの動画がアップされ広まったことにより、スタックスの支持率は上昇。スタックスは選挙戦の起爆剤として、アニーを利用しようとするのだが……





漫画『小さな孤児アニー(Little Orphan Annie)』を原作とし、同名のブロードウェイ・ミュージカル(日本版もあり)の映画化作品です。
1982年にもアイリーン・クイン主演で映画化されており(1999年にもテレビ映画化)、本作は実質的にリメイク作品となっています。

アルバート・フィニー
1411円
powered by yasuikamo

自分はミュージカル版もこの1982年版も、まったく知らない状態で観た(ファンの方、ごめんなさい)ので新鮮な気持ちで楽しむことができました。


じつはこの2014年版はアメリカで酷評を持って迎えられています。
Rotten Tomatoesでは28%IMDbでは4.9点と……そのせいもあり、公開3週目で興行成績がトップ10から消え去ってしまっています。

日本では『レ・ミゼラブル』、『アナと雪の女王』に続く!という誇大広告で釣り上げ宣伝担当の方ががんばったおかげで、初登場2位と健闘を見せていてよかったですね。

アメリカの評判は悪くとも、日本での評判はそれほど悪くはありません。
なぜなら、娯楽映画としてやるべきことをやっているからです。

物語は孤児だった少女が、富豪と友だちとなって、その財力を利用して両親を探したり選挙戦を手伝ったりするというもので、子どもでも十分わかりやすいものです。

主人公の孤児の女の子はハツラツとしていて大人を手玉に取りそうなナマイキっぷりを見せ、市長選に臨む大企業の社長は子どもなんか嫌いだったはずなのに次第にそうでもなくなってくるというツンデレっぷりを見せ、サブキャラの女性にもしっかり見せ場もあり、とキャラクターの個性もちゃんとしています。

キャスティングも優れていて、クヮベンジャネス・ウォレスは『ハッシュパピー』のときとはまったく性格の違う女の子を見事に演じていましたし、ジェイミー・フォックスは『アメイジング・スパイダーマン2』とは違う傲慢なキャラクターにぴったりとハマっていました。

触れなければならないのはキャメロン・ディアスですね。
彼女は子どもを金づる(助成金がもらえるから)としか捕えていない悪役なのですが、間違いなくキャラクターの中でいちばん目立っています。
彼女は自分の負け組人生っぷりをとてもわかりやす~い説明セリフで語り、悪態をつくときはいちいち顔をひんまがらせ、その辺のイケメンに分け隔てなく求婚するというヒドい(ほめことば)キャラです。
そりゃラジー賞にノミネートされますよ……むしろこんな役を(文字通り)体当たり演技で臨んだディアスをほめたたえたくなります。


原作は1930年代の大恐慌の時代を描いていたのですが、この2014年版ではインターネットもYouTubeもある現代を舞台としたこともよかったです。
Twitterの使いかたは『ST赤と白の捜査ファイル』よりもはるかに納得できるものでしたし、物語の展開にもしっかり生かされています。
これは、ウィル・グラック監督が『小悪魔は何故モテる!?』で、若者のSNSの文化をテンポよく描いていた経験が生かされているのでしょう。

基本的に物語はお子様でもわかりやすい(子ども向け)のですが、大人にしかわからないギャグを仕込んでいるのも好きでした。
その大人向けなギャグをくり出してくれるのが、まさに汚れ役のキャメロン・ディアス。これにはゲラゲラ笑わせていただきました。


さて、本作の問題はミュージカル映画としての出来がよくないことだと思います。

理由のひとつが、音楽が物語をけん引していくわけではないということ。
基本的に歌は登場人物の気持ちを表すために使われており、個人的には「物語の合間に歌を入れなければいけない」というぎごちなさまでを感じてしまいました。

編集とカメラアングルのところどころに違和感を覚えました。
これはおそらく「引き」の画が多すぎるせいもあるのではないでしょうか。
『レ・ミゼラブル』は登場人物のアップの画を多用することで役者の表情をとらえていましたが、『アニー』は広いロケ地で数人の登場人物がぽつんと佇んでいるようなシーンも多く、少し寂しさを感じました。

作中の「物音」が楽曲の一部を構成するシーンもあるのですが、残念ながらあまりシンクロしていませんでした(リズムに合わせていないカットがある)。

言うのは野暮だとはわかっているのですが、ところどころ「口パク」がわかってしまうのも残念な点かもしれません。
『レ・ミゼラブル』で役者の歌声が「直撮り」されていたのは本当に革新的だったんですね。

楽曲そのものは、現代的なアレンジが加えられておりとてもよかったです。

Original Soundtrack
1219円
powered by yasuikamo

メインテーマの「Tomorrow」を、クヮヴェンジャネ・ウォレスはかわいらしく歌っています。



びっくりしたのはジェイミー・フォックスの美声。もともと音楽を専攻していたこともあり、文句なしの歌唱力でした。

また、吹き替え版も公開されていますが、吹き替えをされているのはミュージカルシーンのみだそうです。
本作は、ミュージカルシーン:会話シーンの割合=2:8くらいなので、それでも十分成立するのでしょう。
Flowerによる吹き替え版のテーマソングは、あくまでプロモーション用のようです。



なお、吹き替え版でも字幕版でも、エンディング曲が平井堅による「Tomorrow」のカバーに差し替えられています。



さすがの歌唱力ではありますが、差し替えされた事実にはあまり好意的にはなれません。もとのままが聞きたいのだけどのだけどなあ……


ほかの不満点には、ギャグの品のなさもあります。
なぜか「食べ物を口に含んで吐き出す」というシーンが何度もくり返されるのです。
序盤は展開上も意味のあるものだったのでよかったのですが、これほど頻発すると単純に見ていていい気分はしませんし、子どもに見せたくありません。

また、先ほどはキャラクターがしっかりしているとは書きましたが、裏を返せば性格付けが極端かつステレオタイプすぎる印象もあります。
キャラクターの心変わりにはやや唐突すぎるところもありますし、人間ドラマとしてはお世辞にも出来がいいとは言えません。

さらに設定の一部にも違和感が……
これは現代を舞台にしたせいなんだろうなあ。


そんなわけで、ところどころ不満点はあるものの、過度に期待しなければファミリー向け映画として十分に楽しい映画と言えるのではないでしょうか。
子ども向けではあるのですが、胸躍る冒険をしたり、魔法が出てくる作品ではないので、あんまり小さい子が観ると退屈してしまうかもしれないのでご注意を。

そういえば、本作はウィル・スミスがもともと制作を検討していたんですね。
スミスは自分の娘を映画の主演に構えようとするなど、『アフター・アース』のころとまったく変わらない親バカっぷりだったようなので、このキャスティングになってよかったのかもしれません。

酷評されるほど悪い作品だとは思いません。
キャストのファン、何にも難しいことを考えずに観ることができる楽しい作品を求める方におすすめします。
エンドロール後にもおまけがあるので、最後まで観ましょう。

↓以下、結末も含めてネタバレです。観賞後にご覧ください。

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テーマ : 映画レビュー
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2015-01-29 : 映画感想 : コメント : 5 : トラックバック : 0
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評論に勝る表現 映画『ビッグ・アイズ』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はビッグ・アイズです。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:醜いウソが、ここにある


あらすじ


男性が女性よりも優位に立つ時代であった1950~60年代、マーガレット(エイミー・アダムス)は、自分の絵画に理解のない夫を捨てて、娘とともにサンフランシスコに引っ越してくる。
そこ出会った絵描きのウォルター・キーン(クリストフ・ヴァルツ)は、マーガレットの『大きな目」の絵画を見て、その魅力を訴える。
ウォルターはマーガレットの絵を展示しようと試みるのだが……




ティム・バートン監督はマイノリティに属する人や、変わり者を愛する監督です。
この題材をティム監督が描いたというのは、まさに必然と言えるものなのではないでしょうか。
本作で描かれている主人公はマイノリティもマイノリティ、実在するゴースト・ペインターなのですから。

物語は、夫・ウォルターが、妻・マーガレットの描いた「大きな目(ビッグ・アイズ)」の絵画を自分のものだと偽り、富と名声を得まくるというものです。
この時点でムカつく話だなあと思われたかもしれませんが、大丈夫、映画本編はその100倍くらいは胸くその悪くなる物語に仕上がっています
佐村河内守の事件がどうでもよくなるくらいに、こっちほうがより最低ですから(もちろん脚色されている部分もあるとは思うのですが)。

何より、ウォルターを演じたクリストフ・ヴァルツが最高すぎます。
イングロリアス・バスターズ』や『ジャンゴ 繋がれざる者』でもその存在感は群を抜いていましたが、本作では軽く殺したくなるくらいのゲス野郎を演じてくれました。
ヴァルツの怪演だけも、本作をスクリーンで観る価値は十分でしょう。


本作は「ウソ」をめぐる寓話としてもおもしろく仕上がっています。
ウォルターは「利益」を得るためにウソをつき、妻を利用している最低野郎なのですが、どこか単純に「悪」と表現できない、含みのあるキャラクターになっています。
ウォルターは妻のことをどう思っていたのか? 「大きな目」の絵画は彼にとって単なる商売道具にすぎなかったのか?
そういった疑問をいろいろと考えてみると、より作品に深みを感じられるでしょう。

興味深いのは、ティム監督の傑作『ビッグ・フィッシュ』と同じく「ウソ」がテーマでありながら、その価値観は正反対であることです。

ジェシカ・ラング
1400円
powered by yasuikamo

『ビッグ・フィッシュ』のウソは人を幸福にさせましたが、『ビッグ・アイズ』のウソは人(マーガレット)をとことん不幸にさせます。
単純にウソそのものが悪というわけではなく、重要なのは「ウソの使いどころ」なのでしょう。
そうした教訓も、このふたつの作品は教えてくれました。

また、物語では「気の弱い世間知らずの女性が、口のうまい男の言いなりになってしまう」という男性優位の構造も描かれています。
本作ではその描きかたがとてもうまく、夫の言われるがままに閉じこもって絵を描き続ける(ふつうに考えれば理解できない)マーガレットの心理を余すことなく伝えてくれます。
フェミニストが観ればきっとこの映画の物語に怒り、そして物語の決着にカタルシスを感じられることでしょう。

この映画が真にすばらしいのは、芸術に対して真摯な姿勢であることです。
ティム・バートン監督は、自身が「ビッグアイズ」の絵画の大ファンであったこともあり、一連のスキャンダルにより純粋に絵画を観ることができなくなっていた状況を嘆いていたそうです。
映画ではそのスキャンダルを描きながらも、絵画の作者・マーガレットの絵画への想いがしっかりと描かれています。
絵画にとどまらず、クリエイターの方たちにとっても、とても励みになる作品なのではないでしょうか。


また、本作で描かれている大きい目の絵画は、日本の萌えアニメや少女漫画のようでもあり、いかにも現代的です。



これが1960年代に描かれていたというのも驚きですが、ブライス人形や『パワーパフガールズ』に影響を与えるなど、現代のアートにもその魅力が引き継がれているのです。

  <目の大きさがそっくり?

さらには、ティム・バートン監督のアニメーション作品にも、その「大きい目」のキャラクターが多くいたりします。

 

今日(こんにち)のアートの源流と呼べる作品「ビッグ・アイズ」が、ゴースト・ペインターによるものだという事実は、隠していいものではありません。
日本ではなじみのなかった、マーガレット・キーンというアーティストの作品が知られる機会になったことを、うれしく思います(自分もまったく知りませんでした)。
※マーガレット・キーンの公式サイトはこちら(英語)↓
<About Margaret | KEANE EYES GALLERY>


言い忘れていましたが、ティム・バートンらしいファンタジーや、ほんわかするコメディーはあまり期待しないほうがいいでしょう。
クリストフ・ヴァルツのクズ野郎の演技が怖すぎるせいもあり、本作は終盤にしたがってホラー映画の様相も呈してくるのですから。
笑えるシーンもあるにはあるのですが、それは「やっていることがゲスすぎて笑う」という、ブラックすぎるものなんだよなあ……個人的にはこういうのは大好きなのですが、ただただ嫌悪感を持つだけの人も少なくないでしょう。


難点は、マーガレットが虐げらるシーンが多めでわりと観ていて落ち込んでしまうこと(これは褒め言葉でもあります)と、実話がベースなこともありやや盛り上がりに欠けること。
それでも登場人物の心の移り変わりはドラマティックに描かれていますので、1時間40分あまりの上映時間があっという間に感じられるほどのおもしろさがありました。

ティム・バートン監督のファンはもちろん、さまざまなクリエイターの方、絵画ファンの方、濃密な人間ドラマを求める方にも大プッシュでおすすめします。

↓以下、結末も含めてネタバレです。観賞後にご覧ください。

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テーマ : 映画レビュー
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2015-01-24 : 映画感想 : コメント : 5 : トラックバック : 0
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お涙ちょうだいじゃない 映画『パンク・シンドローム』ネタバレなし感想+バンドメンバー紹介

今日の映画感想はパンク・シンドローム(原題:KOVASIKAJUTTU)です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:「幸せ」を考える音楽ドキュメンタリー


あらすじ


バンド「ペルッティ・クリカン・ニミパイヴァト」はメンバー全員が知的障がい者。
服の縫い目が気になるギターのペルッティ、恋人のことが愛しくてしかたがないヴォーカルのカリ、美人議員が大好きなベースのサミ、家を出たくないドラムのトニという濃~いキャラクターの4人は、ときにケンカし、ときに喜びを分かち合いながらバンドの練習に挑む。




フィンランド制作の、音楽バンドグループを主役に迎えたドキュメンタリー映画です。
そのバンド「ペルッティ・クリカン・ニミパイヴァト」のメンバーは全員知的障がい者です。

楽曲の歌詞は前衛的かつ過激で、「精神科施設のメシはまるで豚のエサ」「いつかグループホームを爆破してやる」、「権力者はペテン師だ 俺たちを閉じ込める」などと歌っています。
パンクはもともと反社会的な音楽ですが、彼らのアナーキストっぷりは笑って許せるか許せないかのギリギリのレベルで突っ走っています。


この映画が魅力のひとつは、障がい者に対して、「障がい者だから」「社会的な不適格者だから」と達観したり、憐れみを感じることがバカバカしいと思えることです。

本作で描かれる知的障がい者は、『劇場版 ATARU』のように「純粋で天使のような者」と扱われることはありません。
悪態だってつくし、ケンカもするし、自分勝手な行動でバンドのメンバーを困らせるし、うれしい出来事に本気で感動したりもします。

バンドの「売り」は、確かに彼らが知的障がい者であることでしょう。
しかし、映画を観ると、彼らがたくさんの欠点を持ちながら、「いいところも」も持ち合わせる魅力溢れる人物であることに気づけるはずです。
ファレリー兄弟作品と同じく、障がい者をひとりの「人間」として描いているのです。

そして、バンドのメンバーがとても幸せそう(+ちょっぴりの切なさもあり)なのが素敵なんです。

少し前に 障害者は「感動ポルノ」として健常者に消費されると難病を患うコメディアンが語った記事が話題になりました。
障がい者たちを「不幸を背負っている」と認識すること自体が間違いです。
彼らは好きな作品に夢中になることもあるし、子どものように無邪気にもなるし、幸せな結婚について語ることもあります。

バンドのメンバーがこれほどまでに幸せそうで、バンド活動を続けられるのは充実したフィンランドの福祉制度のおかげでもあるのでしょう。
日本が見習うべきところも、たくさんあるかもしれませんね。


基本的にコメディー増し増し、下ネタが盛りだくさんです。
G(全年齢)指定ですが、気持ちPG12指定と思って観たほうがよいでしょう。

難点は、バンドメンバーの日常を大切にしている作品であるために、少しその部分を退屈に感じてしまうかもしれないところ。
やや物語の起伏に乏しいのは、ドキュメンタリーという作品の特性上しかたがないのかもしれません。


過激な歌詞やバンドメンバーのかわいらしさにクスクス笑い、観た後はほっこりと優しい気分になれる素敵な作品です。
アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~』などの音楽ドキュメンタリーが好きな人にとっても必見作でしょう。

現在(1月下旬)は東京のシアター・イメージフォーラムでしか上映がないのは残念ですが、より多くの人に観ていただきたい作品です。
かなりおすすめです。

↓以下、4人のバンドメンバーを紹介 今回は観た人が少ないと思うので、ネタバレは少なめに書いています。それでも予備知識なく観たい方はご注意を。

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2015-01-22 : 映画感想 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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個人的「秀逸な映画パロディAVのタイトル」ベスト10~邦画編~

以前書きました個人的「秀逸な映画パロディAVのタイトル」ベスト10が大好評でしたので、第2弾をご紹介。
今回は邦画(と日本のドラマや漫画)のパロディに絞ってみました。

◆注意事項
※マジで学校や会社で読まないでください。
※なんとか18禁コンテンツにならないように、画像の一部を自主規制しています。
※それでも十分アレな画像&下ネタ満載なので、お子様、苦手な方はお控えください
※各パロディの元ネタのファンのみなさん、ごめんなさい。
※ドン引きせず、明るく笑ってくれたら幸いです。
※このブログ、女性読者もけっこういるんだけど。

↓ではスタート

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2015-01-20 : いろいろコラム : コメント : 8 : トラックバック : 0
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Yahoo!映画の『神様はバリにいる』のステマがひどすぎる件

以前「Yahoo!映画のステマ評価ワースト5」という記事を書いたのですが、それを超える悪質なステマ評価となっている映画があります。
それは現在公開中の『神様はバリにいる』。これはもう「ひどすぎる」という言葉しか出てきません。

2015011819_11_59-神様はバリにいる - 作品 - Yahoo!映画<公開2日目夕方の点数

神様はバリにいる - 作品 - Yahoo!映画

ステマ(ステルスマーケティング)についてはこちらを参考に
<ステマって何?|5分で分かるステマの意味と有名事例6選>

このレビューの何が問題って、映画関係者が★5(最高評価)のレビューを乱発しているだけならまだしも、低評価のレビューを削除しまくっていることです。
実際に、以下のレビューが消されていることが確認できました。

先程★一個で投稿したら消されました - ユーザーレビュー - 神様はバリにいる

おかげで公開初日に4.79点という、『ヒックとドラゴン』超えのすさまじい高得点となっていました

その後は、★1の投稿がある→映画関係者がそのレビューを消して★5を連続投稿→★1を投稿と、映画関係者と投稿者のいたちごっこになっており、現在(公開2日目、1月18日午後19時半)投稿者ががんばったためか、3点後半という凡庸な点数に落ち着いています。

2015011819_12_23-神様はバリにいる - 作品 - Yahoo!映画<わずか2、3時間で評価が下がりました。

現在は★2つなのに内容は大絶賛したり、遠回しに映画を卑下する文などが投下され、混沌とした状態になっています。

2015011819_14_41-すばらしい映画です! - ユーザーレビュー - 神様はバリにいる - 作品 - Yahoo!映画 20150118191402全米が泣いた!そして俺も泣いた - ユーザーレビュー - 神様はバリにいる - 作品 - Yahoo!映画

もはや、正当な評価をしている人を見つけるほうが難しい勢いとなっています。


ちなみに、『神様はバリにいる』はクラウドファンディングにより資金調達がされた作品で、日本最高記録となる1500万円を集めることに成功しています。
これは映画の内容とシンクロしたテーマ「みんなで創り、みんなで盛り上げ、みんなでヒットさせる」のもとで行われたもので、それ自体はとても尊いものです。

それでも、こんな方法はとってほしくなかった……。
「みんなでヒットさせる手段」に「ヤラセ」というアンフェアなことをしてしまったのですから。
これはクラウドファンディング自体の評価を下げざるを得ない行為です。


何より、このステマ評価のせいでYahoo!映画のことを信用できません。
高評価の作品に、どこにヤラセがあるのかわからない(疑心暗鬼になってしまう)からです。

中にはちゃんと映画を観て正当に★5の評価をしている人もいます。
このステマは、それすらも「嘘なんだな」と思わせてしまう点で害そのものです。

映画『5つ数えれば君の夢』は口コミ評価を大切にしていて、公式Twitterでは観た人の感想を幾度となくリツイートしていました
『かしこい狗は、吠えずに笑う』も口コミ評価こそが頼りだと訴えていました
『神様はバリにいる』のステマ行為は、そうした観た人の評価を頼りしている作品に対して、あまりに不誠実です。


結果的に、『神様はバリにいる』のYahoo!レビューは、正当ではない歪(いびつ)な評価となりました。
これはYahoo!映画の評価を参考にしている映画ファンのみならず、貴重な時間を使って投稿しているレビュワー、作品に資金を援助してくれた人々、作品にかかわった人すべてに対して失礼に当たる行為なのではないでしょうか。

食べログのステマがニュースになるほど取り上げられるのであれば、この『神様はバリにいる』のレビューも問題視され、早急に改善が成されるべきでしょう。
しかも、この事態は氷山の一角であり、ほかにもステマと疑わしき作品のレビューが大量にあるのです。

Yahoo!映画で正当に作品が評価されるようになり、ステマがなくなることを望みます。
対策がなされるまでは、coco - 映画レビューサイトFilmarks(フィルマークス)を参考にしましょう。

↓ちゃんとした評価(なかなか好評)
「神様はバリにいる」に関する感想・評価 / coco 映画レビュー
神様はバリにいる | 映画の感想・評価・ネタバレ Filmarks

↓応援したいクラウドファンディング中の作品。この映画もステマ評価がされませんように。
あの人気ゲームをまさかの実写化!「劇場版 忍者じゃじゃ丸くん」をご支援下さい!! - クラウドファンディングのMotionGallery

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2015-01-18 : いろいろコラム : コメント : 6 : トラックバック : 0
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正しいこと 映画『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はトラッシュ!-この街が輝く日まで-(原題:TRASH!)(遅くなりました)です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:謎解き版『スラムドッグ$ミリオネア』


あらすじ


ブラジルのリオデジャネイロ郊外、ゴミ拾いをして暮らす少年ラファエルは、ある日ゴミ山でひとつの財布を見つける。
その財布を警察も追い続けているさなか、ラファエルは仲の良い少年ガルド、ラットと協力し、財布の謎を解こうと奔走する。




リトル・ダンサー』のスティーブン・ダルドリー監督、『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』で監督をしていたリチャード・カーティスが脚本を務めており、映画ファンから多大な期待を寄せられた(たぶん)作品です。

本作を観て多くの人が思うのが、『スラムドッグ$ミリオネア』に似ているということです。

デーブ・パテル
3330円
powered by yasuikamo

『スラムドッグ$ミリオネア』の舞台はインド、『トラッシュ!』はブラジルのリオデジャネイロという違いはあるものの、躍動感のある映像や編集や音楽、暴力シーン、貧民街の少年がやがて大きな行動に出るというプロットも一致しています。

『トラッシュ!』が特徴的なのは、『スラム~』のような要素を持ちながらも、謎解きの要素があることです。
映画のファーストシーンは「いったいどういうことなんだ?」と思わせるシーンから始まりますし、少年たちが拾った財布には意味深な暗号が隠されていたりします。

なぜ警察はこの財布を追うのか? そして財布が示す場所にあるものとは?
そうした疑問により、観客をぐいぐい引っ張ってくれるのです。

具体的な本作のテーマは財布に隠された真実のネタバレになってしまうので↓に書きますが、これは日本でも思い当たるふしがあるものです。
少年たちが冒険を通じ、その「悪」と立ち向かう様には興奮させられました。

もうひとつテーマにあるのは、ブラジルで問題になっている貧富の差(格差社会)です。
※参考記事
<ブラジルの光と影を伝える12枚の写真「ワールドカップで誰が得をするのか」>
<ブラジルの貧困問題>
本作はこの問題に警鐘を鳴らし、改善がなされてほしいという願いが込められているのでしょう。
ある意味プロパガンダ的な作品でもありますが、世界の諸問題を考えるきっかけになるという点だけでも、確かな価値がある作品です。

子役たちも文句なしの上手さで、演技であることを忘れさせます。
ベテランの風格を漂わせるマーティン・シーンや『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラが脇役(でも重要)として登場するのも見どころになっています。
ちなみに、ルーニー・マーラが演じるのは気のいい英語教師。このキャラクターは、原作者のアンディ・ムリガンがフィリピンに滞在して英語を教えていた経験が反映されているものなのでしょう。


ただ、物語には少し物足りなさが残ります。

理由のひとつが、少年たちの背景がわからないことです。
少年たちはゴミ(TRASH)拾いをして生活しており、ときどき教師から英語を教わり、たまに神父さんに助けてもらう……という最低限の生活は理解できるのですが、少年たちの両親や家族はどうしているのか?という疑問は晴れないままです。
このあたりは、原作小説を読めばはっきりするのかもしれません。

アンディ・ムリガン
734円
powered by yasuikamo

それはまだ許容できるのですが、終盤のファンタジーがかった(ツッコミたくなる)展開は残念でした。
本作はそもそものプロットが「少年たちがゴミ山で拾った財布が騒動を巻き起こす」という「おとぎ話」のようではあります。
しかし、ハードな展開もあり、実際のリオデジャネイロの問題を描いた作品でもあります。
作品のバランスを考えても、終盤に従いリアリティが乏しくなってしまうのは、あまり歓迎できるものではなかったのです。


そんな不満点はありつつも、退屈することがないテンポのよさ、勢いのある映像、観ていてわくわくする少年の冒険、そして痛烈な社会風刺など、楽しめる点は満載です。

また、中盤までは「少年はたちはなぜあれほどまでに財布の謎を究明しようとしたのか?」という説得力にも乏しく思ったのですが、謎が究明されてからはその理由がわかりました。
これも真面目な日本人なら、共感できるのかもしれません。
公開劇場はやや少なめですが、『スラム~』が好きな方、監督&脚本のファンには存分におすすめします。

↓以下、結末も含めてネタバレです。観賞後にご覧ください。 今回は短めです。

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2015-01-17 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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これからの報い 映画『シン・シティ 復讐の女神』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はシン・シティ 復讐の女神(原題:Sin City: A Dame to Kill For)です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:人を選ぶ映画の極致


あらすじ


シン・シティのならず者・マーヴは気に入らない大学生たちを血祭りにあげようとする。
ギャンブラーのジョニー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)はロアークにポーカーで勝負を挑む。
私立探偵のドワイト(ジョシュ・ブローリン)は、別れた女房・エヴァ(エヴァ・グリーン)と再会する。
ストリップバーの看板ダンサーのナンシー(ジェシカ・アルバ)は、街の権力者・ロアーク上院議員(パワーズ・ブース)への復讐するチャンスをうかがっていた。




フランク・ミラーのビジュアル・ノベルを原作とした映画『シン・シティ』の9年ぶりの続編です。

ブルース・ウィリス
1490円
powered by yasuikamo

前作を観た人なら言わずもがな、本作の魅力はモノクロ基調+パートカラーのスタイリッシュな画、マンガ原作ならではの破天荒な展開、ハードボイルドな「男」の美学、グロ描写てんこ盛りなどに集約されます。

具体的にはそのへんの雑魚どもの首がスッパスッパ切れて、真っ白(モノクロだから)な血がぶしゃぶしゃ飛びます。
その残酷描写は「痛み」を感じさせないものであり、それをスタイリッシュにカッコよく(?)描くのですから、青少年の健全育成に大変悪いものとなっています。

自分は悪趣味なので、そんな「品行方正なんてくそくらえ!」な作風が大好きです。
グロというスパイスを用意しつつ、徹底して「男の生き様」を見せる物語に魅了されました。
前作『シン・シティ』は「この世界観が好きなやつだけついてこい!」という突き抜けっぷりと、観客を楽しませるための娯楽性を合わせて持っており、マイフェイバレット作品のひとつになりました。


本作でも前作でも特徴的なのは、いくつかのエピソードをつなぎ合わせたオムニバス・ストーリーになっていることです。
しかも、これらのエピソードは前作も含めて時系列がシャッフルされています
※キャストも含めて、時系列についてはこちらにまとめました⇩
<『シン・シティ 復讐の女神』を観る前(観た後)に知っておくといい時系列>

本作では原作のエピソードふたつと、映画オリジナルエピソードのふたつで構成されています。
※原作の第1巻で、3話目の"A Dame to Kill For"を読むことができるそうです。
フランク・ミラー
2484円
powered by yasuikamo

このオムニバス方式も、好き嫌いが分かれるポイントです。
マグノリア』や『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』などの群像劇ほど各キャラクターが絡むわけではありませんし、1本の長い物語を観たという満足感は得にくいかもしれません。

また、男の一人語り(ナレーション)がとにかく多いです。
これを「かっこつけ」と冷めた目で見てしまうか、「かっこいい!」と素直に思うかで『シン・シティ』という作品の評価が変わりそうです(自分は圧倒的に後者)。
前作は日本語吹き替え版(超豪華!)で観ると、より一人語りの格好よさが際立ったので、一度観たという方でもぜひ一度吹き替えで堪能してほしいです。
本作で日本語吹き替え版の上映がないのはちょっと残念だったなあ……。


そして……本作では、前作以上に人を選ぶ要素が多くなってしまっています。

その理由のひとつが、各エピソードの時間配分がバラバラで、かつ間延びしているようなシーンが見られたこと。
前作は3話のエピソードがそれぞれ等分に分かれていたような印象でしたが、本作ではそれぞれのエピソードが長かったり短かったりで、歪(いびつ)な印象を残します。

前作に比べるとそれぞれのエピソードの盛り上がりが少なく感じます。
物語がそれほど洗練されておらず、アクションの説得力にも乏しくなった印象です。
”作戦”などはほとんどありませんし、「なぜそれで勝つことができるのか」と納得しにくく、力でごり押ししているようでした。

また、本作の物語は単純な勧善懲悪ではなく、悪がうごめく街で血で血を洗う抗争がくり広げられ、復讐や怨念が渦巻くという、スカッと爽やかとはいかないものです。
本作では陰惨な面がパワーアップしており、とくにパワーズ・ブース演じる巨悪・ロアークの外道っぷりにはすさまじい嫌悪感を覚えました(そのことを目的としたキャラなのですが)。

ちなみに、エロ要素もそれなりに増えています
そのほとんどはエヴァ・グリーンのおかげ。彼女は『ダーク・シャドウ』『300 帝国の進撃』で味をしめたのか、すっかりエロ美女要因にされていました。
そのハマりっぷりは他を寄せ付けない勢い。本作はエヴァ・グリーンを観る目的であれば大・大満足できるんじゃないでしょうか。


ここまで書いてきたように、本作は死ぬほど好き嫌いが分かれる内容です。
前作に比べると映画としての完成度は低いと思わざるを得ないので、とにかく観て!とはっきり言えないところもあります。

しかし、『シン・シティ』のグラフィック、雰囲気、ヤバさ(頭の悪い表現)はほかの映画にはない、唯一無二の魅力です。
「残虐なマンガ(ビジュアル・ノベル)をスクリーンで観る(しかも3Dで!)体験ができるのは今だけだ!」というだけで、自分はこの映画をおすすめしたくなるのです。


これからこの映画を観る人には、細かいセリフの妙と、そして原題および2話目のタイトルである『A Dame to Kill For』の意味を考えてみてほしいです。
dameとは女性を指すことばであり、「女神」も意味しています。

タイトルを訳するのであれば「女神のためなら殺す」となるのですが……観た後には、そのタイトルが奥深いものであると気づけるはずです。

↓以下、結末も含めてネタバレです。観賞後にご覧ください。

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2015-01-12 : 映画感想 : コメント : 8 : トラックバック : 1
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『シン・シティ 復讐の女神』を観る前(観た後)に知っておくといい時系列

現在公開中のシン・シティ 復讐の女神がとてもおもしろかったです。

評判はあまりよくなく、本国でも初登場8位とコケてしまった作品なのですが、やはりあの独特の画とバイオレンスと男の美学をスクリーンで堪能できた(しかも今回は3Dで!)だけでも大満足です。

さて、本作で事前に知っておくとよいのは
(1)前作『シン・シティ』の展開を知っていることを前提としたエピソードが出てくる
(2)いくつかのエピソードをつなぎ合わせたオムニバス・ストーリーになっている
(3)各エピソードの時系列がシャッフルされている
ということです。


(1)に関しては9年ぶりの続編ということで、前作の展開を忘れている人も多いでしょう。
そこはあまり大きな問題ではありません。上映前に簡単なおさらい映像流してくれます(公式サイト、Youtubeでもその映像が観れます)し、なんとなくエピソードの流れを覚えておくくらいで問題なく楽しめます。

ただ、このおさらい映像は前作の結末がネタバレしてしまっているので、なるべく前作を観てから劇場に足を運ぶことをおすすめします。


(2)に戸惑いを覚える人も多いでしょう。
長編映画の体裁を無視して、テレビドラマを何本か上映するようなスタイルなのですから。
しかし、各エピソードにほかのエピソードの登場人物が写り込んでいたり、ほんの少しだけ話に接点があったりもするので、決してマイナス要素ではありません。

前作と本作のエピソードを書き出してみると、以下のようになります。
※以下、人によってはエピソードと主演の名前だけでもネタバレになるかもしれませんので、ご注意ください。

<1作目『シン・シティ』>
"オープニング"
EP.1"Hard Good Bye"(ミッキー・ローク)
EP.2"Big Fat Kill"(クライヴ・オーウェン)
EP.3"Yellow Bastard"(ブルース・ウィリス)
"エンディング"

<2作目『シン・シティ 復讐の女神』>
Ep.1"Just Another Saturday Night"(ミッキー・ローク)
Ep.2"The Long Bad Night"(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)
Ep.3"A Dame to Kill For"(ジョシュ・ブローリン)
Ep.4"Nancy's Last Dance"(ジェシカ・アルバ)


(3)の時系列については、作中の台詞や展開で判断できました。
時系列順にエピソードを並び換えると、以下のようになるでしょう。

<1作目、2作目を合わせた時系列>

(1)1作目:EP.3"Yellow Bastard"(ブルース・ウィリス) <同時並行> 2作目:Ep.1"Just Another Saturday Night"(ミッキーローク)
(2)2作目:EP2."The Long Bad Night"(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット) <同時並行> 2作目:Ep.3"A Dame to Kill For"(ジョシュ・ブローリン)
(3)2作目:EP.4:"Nancy's Last Dance"(ジェシカ・アルバ)
(4)1作目:EP.1"Hard Good Bye"(ミッキー・ローク)
(5)1作目:EP.2"Big Fat Kill"(クライヴ・オーウェン)

うん、じつにややこしいですね。
じつは『シン・シティ 復讐の女神』は前作の前日譚でもあり、後日譚でもあるのです。


ほかに知っておくといいのは、1作目:EP.2"Big Fat Kill"と2作目:Ep.3"A Dame to Kill For"の主役は、"ドワイト"という同一人物であるということ。
クライヴ・オーウェンジョシュ・ブローリンは似ていないのでちょっと混乱してしまいましたが、作中ではそのことを生かした展開もあります。

ほかにもキャストでは、"マヌート"という片目が金色の義眼の男が、故・マイケル・クラーク・ダンカンからデニス・ヘイスバートへとバトンタッチしています。

そして何よりも残念なのが、殺人兵器の"ミホ"役のデヴォン青木が妊娠のために出演できなかったこと。
代わりにキャステイングされたジェイミー・チャンも見事にミホを演じていましたが、デヴォン青木はほかにはない魅力を持っていたので、やはり寂しさを感じてしまいます。

それと……作中にはとある超有名人がカメオ出演しています。
自分はまったく気づかなかったのですが、気づく人は大いに驚き、笑うことができるでしょう。
答え合わせは、公式サイトのCHARACTERページ(ネタバレ注意)で。

3Dは後半に行くに従って効果的なシーンが少なくなっていったのは残念ですが、Ep.1"Just Another Saturday Night"からオープニング映像の流れだけでも「3Dで観てよかった!」と思える出来でした。
実写でモノクロ(パートカラーあり)+3Dというのも新鮮なので、自分は3D版を十分におすすめします。


本作には首がスパスパ飛ぶバイオレンス、前作以上にエロ(おもにエヴァ・グリーンの裸体)あり、お話のほうもさらに陰惨としているなど、人を選びまくる要素が目白押しの作品ですが、前作にハマッた人は観て損はないはず。

デートで選ぶと品格を疑われてしまうかもしれないのでご注意を。
やっぱり『シン・シティ』は「女子どもはわからなくてもいい、男だけが楽しめばいいんだ」作品。そういう作品の姿勢が大好きです。

本編のレビュー↓
<これからの報い 映画『シン・シティ 復讐の女神』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー>

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2015-01-11 : いろいろコラム : コメント : 3 : トラックバック : 0
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幼女最強説 映画『ST赤と白の捜査ファイル』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はST赤と白の捜査ファイルです。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:ワタベエ(脚本家)大躍進


あらすじ


輸送車が事故に遭い、囚人が逃げ出す事件が発生する。
幸いにも囚人たちはすぐに逮捕されるが、その主犯だと思われるハッカー・楠木(ユースケ・サンタマリア)の焼死体が見つかり、さらに彼を殺したとして警視庁科学特捜班(ST)のリーダーである赤城(藤原竜也)が逮捕されてしまう。
赤城を救うため、キャップこと百合根(岡田将生)は事件の真相を追うのだが……




※重要なツッコミを忘れていたので追記しました。

今野敏の小説を原作としたドラマ『ST 警視庁科学特捜班』の劇場版です。

powered by yasuikamo

藤原竜也
3082円
powered by yasuikamo

自分はドラマ版をまったく観ていなかったのですが、ガッチャマン』の佐藤東弥監督×渡辺雄介脚本というゴールデンコンビの最新作と聞きつけば、ク◯映画フリークとしては観なければなりませんでした。
どんだけの珍作・駄作が観られるのかとワクワクしていたのですが・・・・・・ごめんなさい、お世辞抜きにかなりおもしろかったです。

何度も「映画は観なければわからない」ということを宣言していたつもりでしたが、いかにスタッフ情報がアレだからと言ってつまらないと決めつけるのは本当によくありませんね。映画ファンであればマネをしないようにしましょう。


優れているのが、ちゃんとエンターテインメントに徹したつくりになっていること。
凸凹コンビの掛け合い、一癖も二癖もありそうな登場人物、伏線がしっかり生かされていて、映画としてカタルシスがあるようになっています。

(演出も含めて)余計なシーンがあまりなく、ギャグも小気味よく、2時間以内にまとめているのも好感触です。
ドラマのレギュラーキャラは満遍なく活躍していますし、スタッフがキャラクターを愛しているのが伝わってきました。

わざわざひどい方向に話を転がしていったとしか思えない『MONSTERZ』のワタベエ(あだ名)の脚本とは思えません。
ひょっとしてシナリオ学校か何かに行き直して勉強されたのでしょうか。
本作ではバディ・ムービーとしてのコンビの成長も見所になっているのですが、自分がそれよりも感動したのは脚本家・ワタベエの成長っぷりでした。

出来の悪い子どもが何かの賞を取ったりしたときの親の気持ちがわかった気がしました。
なんだかワタベエのことが好きになれそうです(『ガッチャマン』は大嫌いな映画だけど)。

あ、ここまでワタベエの脚本を褒めましたが、相変わらず展開のゴリ押しっぷりがひどいことになっているので決して大絶賛はしません。
詳しくはネタバレになるので↓下に書きますが、映画の『踊る大捜査線』並みに「そりゃ無理だよ!」とツッコミたくなる犯行や捜査過程のオンパレードです。

また、途中のTwitterをいじっている市民の行動はいくらなんでもありえないよね……
基本的にリアリティはシカトしていくスタイルなので、あまりツッコまずにいたほうが幸せだと思います。


ドラマ版を観ていなくても理解できる内容になっていたのもよかったです。
ST(Scientific Taskforce、科学捜査班)主要メンバーの”特殊能力”は簡潔に説明されていますし、話は独立しているのでこの映画単体で充分楽しめます。
もちろん「キャップ(主人公)がなぜSTをやめなければならないのか?」「池田(林遣都)が腕を怪我しているのはどうして?」などのドラマを観ていないとわからない部分もあるのですが、些細な問題でしょう。

キャストも豪華で、主演のふたりはもちろん、渡辺篤郎が心優しい上司として登場したり、大人になった志田未来ボクっ娘キャラで大活躍をしたり、安達祐実が母親役で登場することも見逃せません。

そして本作最大の見所(だと勝手に思っている)のは、性格のキツイ10歳の幼女(鈴木梨央)が主役のふたりを振り回すことです(鈴木梨央ちゃんは9歳)。
<KAWAII!
強い幼女に命令されたいロリコンお兄さん方なら大満足できるんじゃないでしょうか。

欠点は、ツッコミどころが連発することと、話のスケールの大きさ以外に「映画ならではの良さ」が感じられないこと。
テレビドラマらしいわかりやすさを優先、画面上にはさまざまなわかりやすい説明をするテロップが入りまくり(これは慣れると楽しい)、役者はほぼ全員オーバーアクトです。
繊細な演技を楽しむ要素は皆無で、テレビで放送される2時間スペシャルだと説明されても違和感がありません。
これは作品の特性だと割り切るしかないですが、映画館というハコで集中して観る以上、もう少しその場所でこそ映える演出がほしかったですね。


そんなわけで役者のファン、ドラマのファンには存分におすすめします。
何より、相変わらずクズの香りを漂わせる藤原竜也と、かまってちゃんな岡田将生の掛け合いが楽しすぎます。
ドラマ版が多くのファンを得たのは、このキャラのおもしろさのおかげなのでしょう。

映画ファンにとってはあまりにツッコミどころが多く、ドラマドラマしすぎている演出ばかりなのであんまりおすすめしませんが……それでも『ガッチャマン』からどれだけの成長が見られたかを確認したい方もぜひ劇場へ。たぶん監督と脚本家が成長したというよりも、ほかのスタッフが優秀だったんだろうけどね!

↓以下、結末も含めてネタバレです。観賞後にご覧ください。

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2015-01-11 : 映画感想 : コメント : 5 : トラックバック : 0
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こじれる議論とどんでん返し 動画レビュー『12人の優しい日本人』

いつもブログをご覧になっていただきありがとうございます。
今日は動画でも映画レビューをしてみるという暴挙挑戦に出てみました。

レビューした映画は『12人の優しい日本人』です。


個人的お気に入り度:9/10

一言感想:“日本人らしさ”が出すぎな傑作会話劇


あらすじ


ある殺人事件の裁判のため、ごく一般の市民12人が陪審員として集められた。
被告が若くて美しいという理由により無罪に決まりかけるのだが、ただひとりだけが有罪を主張し……






とりあえず言わせてください。
超恥ずかしかった。

自分の顔を見るだけでもキツいのに、滑舌悪すぎだし……(最後のかわいい画像が動いてしまっているのもミスです、すみません)。
しかも動画内で豊川悦司をとよかわえつと呼んでしまうというね……ファンの方、ごめんなさい。
※議論でみんな嫌そうにしていたのは、日本人がどうとかではなく元ネタの『12人の怒れる男』でもそうだった!というご意見をもいただきました。その通りです……

こうしてやってみると、世のYouTuberの人はすごいなあと単純に尊敬しました。ヒカ○ンは嫌いだけど。

ちなみに動画内の絵を描いてくれたのは妹です(ブログのトップにも妹描いてくれたベイマックスの絵を載せました)。ありがとうマイシスター。

撮影場所は東京・五反田にあるコワーキングスペースVACANCY OFFICE”です。
平日では朝の9時30分から21時30分まで利用してもたったの1200円とリーズナブル、綺麗でWi-Fiも使い放題でコーヒーも無料なので、みんな行けばいいんじゃないかな(ダイレクトマーケティング)。

とにかく、動画内で紹介した『12人の優しい日本人』はおすすめの作品なのでみんな観てね。

塩見三省
2548円
powered by yasuikamo

ヘンリー・フォンダ
2290円
powered by yasuikamo


この動画がおもしろいかどうかは自分では判断しかねるので、「もっとこうしたほうがいいよ!」な、忌憚のないご意見をコメントでいただけると幸いです。BGMは入れたほうがよかったかな?

評判よかったら第2回もやります。いや、かなり楽しかったからまた来週あたり忙しくなければやります。
→忙しいうえにパソコンが壊れたからできなかったよ……動画編集ソフト買おう。

個人的にうう~んな出来だった三谷幸喜さん監督・脚本・原作の映画レビュー↓
<主君のために 映画版「清須会議」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー>

※追記 なんといまなら無料で観ることができます↓
12人の優しい日本人|無料動画 GYAO!|映画

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2015-01-10 : 旧作映画紹介 : コメント : 8 : トラックバック : 0
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あなたの名前 映画『サンバ』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はサンバです。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:暗い未来が待ち受けているのはしんどいなあ……


あらすじ


アフリカからフランスに来て10年になるサンバ(オマール・シー)は、ビザの更新に気が付かなかったことが原因で国外退去命令を受けて拘束される。
移民協力ボランティアのアリス(シャルロット・ゲンズブール)は燃え尽き症候群によって大企業を辞めたことがある女性で、サンバに興味を持つ。
そこに、陽気な移民仲間のウィルソン(タハール・ラヒム)も仲間に加わる。
人種も境遇も、性格も違う3人は心を通わせて行くのだが……




日本でもヒットを記録した『最強のふたり』のエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督、オマール・シー主演最新作です。

フランソワ・クリュゼ
3063円
powered by yasuikamo

ブログのレビューはこちら→<笑ってもいいさ『最強のふたり』>

『最強のふたり』で“全身マヒの大富豪”と“健康だけど貧乏な黒人”という対照的なふたりを主人公にしたように、本作『サンバ』でもほぼ正反対とも言えるキャラクターが登場します。

それが不法労働を続けるしかない青年“サンバ”と、確かなキャリアを持っていたのに燃え尽き症候群になってしまった女性“アリス”です。

一方は仕事がないけど、その日を暮らすためにたとえ不法であっても仕事を探さなければいけない。
一方は仕事はあるけれど、心を病んで仕事をやめざるを得ない。
対照的な立場のふたり+陽気な仲間のウィルソンが、どのような交流をして、どのように“救い”を得るのか—
そこが見所になっています。

監督は公式サイトのプロダクションノートで「"移民問題"と"燃え尽き症候群"は根っこを同じとしたひとつのテーマである」「日々に忙殺され、“人生のための仕事”のはずが、“仕事のための人生”にいつしかすり替わってしまっていることに気付いた」と語っています。

移民問題は我々日本人にはなじみのないものですが、“仕事”はとても身近なものです。
仕事に悩んだことのある人であれば、ふたりの主人公に大いに感情移入ができることでしょう。
『最強のふたり』と同じく、人生に迷う人にやさしいエールを送っている内容でした。


しかし、この映画が「おもしろいか」と問われると答えに窮するところがあります。

その理由のひとつが、展開にダイナミズムがないことです。
本作はそのシーンのほとんどを会話劇に費やしていると言っても過言ではなく、映画の最初から最後まで本筋というものがありません(ないように思える)。
序盤に出てきたエピソードが後半の伏線になっているところもあるにはあるのですが、それよりも「だらだらと会話が続くだけ」というネガティブな印象が先行してしまっています。

作中の会話の内容はとても尊いものであり、それぞれが確かな意味を持っています。
しかし、映画を娯楽だと考えている方(自分を含む)にはこの点はかなり退屈に感じてしまうのではないでしょうか。

もうひとつの理由が、主人公のふたりが行き着くゴールが“暗い”ものと思えてしかたがない、ということです。
青年・サンバが不法労働を続けているのはまぎれもない事実であるし、悩める中年女性のアリスにもどことなく暗い未来の影が見えています。
さらに、ふたりをいじめるような残酷な事実がつぎつぎ出てくるのですから……。

『最強のふたり』は、回復の見込みのない全身マヒの男性が出てくるのにも関わらず、そんな事実を笑い飛ばしてしまうほどのポジティブさがありました。
しかし、『サンバ』では残酷な事実を笑い飛ばせず、どれだけ主人公たちががんばろうと、残酷な事実には打ち勝てない、というネガティブさを感じるのです。

誰もが知っている明るいダンスをタイトルに冠していることに相対して、暗めの作風です。
『最強のふたり』が好きだった方も、今回は否をつきつけてしまうかもしれません。


もちろん、優れたところも多い作品です。
個人的には物語の始めのカメラワーク、しっかりとリサーチに基づいた移民問題の描写、役者たちの演技だけでも「観てよかった」と素直に思うことができました。

シャルロット・ゲンズブールは『アンチクライスト』『メランコリア』『ニンフォマニアック』に続いて恒例すぎる病んだ役なのですが、本作では笑顔も観られて、コメディらしいシーンも多くてなんとなくほっとしました。
『ニンフォマニアック』を観ておくと、ちょっとニヤリとできるシーンもあったりします。

単純な映画のおもしろさを追求する人にはおすすめしませんが、『her/世界でひとつの彼女』のような会話劇中心の映画が好きな方、仕事に悩んでいる方、移民問題を考えたい方はぜひ劇場へ。

↓以下、結末も含めてネタバレです。観賞後にご覧ください。

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2015-01-08 : 映画感想 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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2015年1月の気になる映画一覧(マイナー推し)

恒例のマイナー映画になるべく焦点を当てた、2015年1月公開の気になる映画を紹介します。

※こちらも参考にしましょう。
2015年1月公開で観たいと思っている映画の覚え書き|三角絞めでつかまえて
[2015年01月公開作のチェック] by 映画三昧、活字中毒

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2015-01-06 : 月ごとの気になる映画 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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『ベイマックス』字幕版と吹き替え版どちらがオススメ?+2回目の鑑賞で気づいた点

ベイマックス』はすばらしい作品でしたね。個人的には全人類に鑑賞を義務づけるべきだと思います。

<なにこれちょうほしい

本作は大人にもおすすめしたい(オタク)要素が満載です。
そのために、字幕を観ようか、吹き替え版を観ようか、3D料金を払う価値はあるかと迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

自分は1回目は字幕版、2回目は吹き替え版+3Dを観てみました。
そこから結論を申し上げれば、字幕版よりも吹き替え版がおすすめ、3Dに関してはお好みで選べばよし、というところです。

字幕版、吹き替え版のよいところとビミョーなところをそれぞれ書いてみます。
※以下は少しだけ内容にふれていますが、未見でも問題のないレベルだと思います。
※少々うろ覚えなところがあるので、間違いがありましたらご指摘いただけると幸いです。
※(1月5日:いただいたコメント+αを追記しました)


【字幕版】

<よいところ>

・原語のセリフならではの楽しみがある
たとえば、フレッドというアメリカンコミック(以下アメコミ)オタクが敵のことを「ラスボス(吹き替えだとボスキャラ)」と呼ぶシーンがあるのですが、原語では「スーパーヴィラン」と呼んでいます。
アメコミを知らない女性や子どもには「ヴィラン」ということばにはなじみがないので、こうしたのも理解できます。
でも、アメコミファンとしては悪役はヴィランと呼ぶべきですよね。ここでもアメコミをリスペクトしているところがわかります。

・原語のおもしろさが楽しめる
本作には「ワサビ」「モチ」などの日本の名前が多数登場していて、それの原語での発音がやけに楽しいです。
「WASA↑BI↓」「MOCHI↑」みたいなイントネーションになっていて、より舞台の“サンフランソウキョウ”の奇妙な魅力に気づけます。

<ビミョーなところ>

・字幕の内容がかなり簡略化されている
たとえば、タダシというキャラが主人公を「天才のお前」と呼ぶシーンがあるのですが、原語および吹き替えでは「13歳で高校を卒業した」という事実が示されています。
ほかにも「プログラムのコーディングが大変だった」は「プログラムが大変だった」になっています。
これは意訳というよりも、字幕の視認性を高めるためにあえて内容を簡潔にした、ということなのでしょう。

・字幕に辛辣に感じる内容がある。
吹き替え版では可能な限り「オタク」という表現は避けていた(劇中2回くらい登場)のですが、字幕版では「Nerd」というセリフをもれなく「オタク」と字幕で表示しています。
吹き替え版での「14才でネタ切れか」というセリフは、字幕版では「14才で枯れているのか」でした。
このあたりは、ちょっとやりすぎかもしれません。

・単純に字幕を追うことが大変
本作はかなりスピーディに物語が展開するので、字幕を追うのが大変です。

※追記
なんと字幕版はセリフが削られているという衝撃の事実が飛び込んできました。
字幕版の最後に不満があったのだけど、そういうことか・・・(ネタバレなので観賞後にお読みください)↓

【映画】ベイマックス・日本語上映版とアメリカ上映版の違い【ネタバレ感想】


【吹き替え版】

<よいところ>

・映像世界を堪能できる
当たり前のことですが、字幕の煩わしさに悩まされずにすみます。
声優も文句なし。小泉孝太郎演じるタダシはとくに上手かったですね。

・やわらかい表現になっている
字幕版では「殺す」という表現が思い切り使われるのですが、吹き替え版では「命を奪う」「倒す」と、直接的な表現を避けているようでした。
これは子どもも観る作品なので、乱暴または辛辣なことばを避けたのでしょう。
裏を返せば字幕や原語のほうがより明確で残酷ということなので、これは一概にいいところとは言えないかもしれません。

・字幕よりも情報量が多い
限られたセリフの中で、原語の情報のほとんどをキッチリ拾い上げている印象でした。

<ビミョーなところ>

・原語の内容を100%理解できないところがある
たとえば、本作の敵キャラは原語では「KABUKI MASK(歌舞伎の仮面)」をつけていることがわかるのですが、吹き替え版では「マスクの男」と言われるだけ。日本の文化をそこで推してよかったのでは?と思うのです。

ただ、歌舞伎とは本来「メイク」であり「仮面」で表現するものではないですし、悪役が歌舞伎の面をつけているというのはイメージダウンにつながるかもしれません。そのあたりの大人の事情と考えれば納得はできます。


【3D版】

・3Dの効果は「そこそこ」レベル
『アバター』や『ヒックとドラゴン』のような奥行きはさほど感じません。
極めて自然な使われかたをしているので疲れない反面、「2Dとそう変わらない」と思う方も少なくないはずです。

ラストバトル(とくに“マイクロボット”と“ハニーレモン”のアクション)と、上映前の短篇『愛犬とごちそう』の3D効果は十分すぎるほどにありましたので、3D料金を支払っても後悔はしないとは思います。


ちなみに本作には“4DX”上映(映画に合わせて座席が揺れたり、風が吹いたりする)があり、これが4DX史上最高レベルのクオリティの高さを誇っているようです。


4DXの上映館は一部のシネマサンシャイン、コロナワールド、ユナイテッド・シネマだけなので地方の方にはきびしいものがありますが、この大傑作の『ベイマックス』で4DXデビューしてみるのもいいかもしれません。


ここからは2回目の鑑賞で気づいたことを書いてみます。
※以下は内容のネタバレが不可避。未見の方はご遠慮ください。

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2015-01-04 : いろいろコラム : コメント : 9 : トラックバック : 0
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2014年漫画ベスト20

映画に続いて、2014年の漫画ベストです。

え?映画がメインのブログで漫画のこと書いてどうすんのって?
逆に考えるんだ、あげちゃってもいいさってね……

○位の右にあるタイトルをクリックすると、作品の試し読みのページに飛びます(外部リンク)。

ちなみに自分はメジャーな漫画なんてみんなどーせ読むんだからーどーでもいーよーと思っているので、間違っても『進撃の巨人』は登場しないラインアップとなっております(進撃の巨人も好きです)。


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2015-01-03 : いろいろコラム : コメント : 3 : トラックバック : 0
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2014年映画ワースト10

ベスト映画に続いて、映画を観ているほうだけが楽しい2014年ワースト10です。

正直、2014年はこれといってひどい作品がなくてがっかりしています(←どうかしている発言)(1位と2位以外はたいしたことがないと思います)。

好きな作品があったらごめんなさい。
映画関係者のみなさんには本当にごめんなさい。あ、あの、でも今後の役に立つかもしれませんから、許して(土下座しながら)。


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2015-01-02 : いろいろコラム : コメント : 6 : トラックバック : 0
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2014年映画ベスト20

2014年の個人的に好きで好きでしょうがない映画ベスト20を勝手に発表します。とても20個なんかに絞れないぜ……

タイトルをクリックすると、それぞれの映画のレビューに飛びます。
みなさんも、よろしければベスト映画を教えてくださいね。

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2015-01-01 : いろいろコラム : コメント : 7 : トラックバック : 0
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Yahoo!映画のステマ評価ワースト5
レビューサイト「Filmarks」の優れた点&ちょっと微妙なところ
剛力彩芽のゴリ押しっぷり
真のレゴムービーの日本版予告編


<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

守銭奴すぎるバンナムの課金ゲーム

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