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ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

『シン・シティ 復讐の女神』を観る前(観た後)に知っておくといい時系列

現在公開中のシン・シティ 復讐の女神がとてもおもしろかったです。

評判はあまりよくなく、本国でも初登場8位とコケてしまった作品なのですが、やはりあの独特の画とバイオレンスと男の美学をスクリーンで堪能できた(しかも今回は3Dで!)だけでも大満足です。

さて、本作で事前に知っておくとよいのは
(1)前作『シン・シティ』の展開を知っていることを前提としたエピソードが出てくる
(2)いくつかのエピソードをつなぎ合わせたオムニバス・ストーリーになっている
(3)各エピソードの時系列がシャッフルされている
ということです。


(1)に関しては9年ぶりの続編ということで、前作の展開を忘れている人も多いでしょう。
そこはあまり大きな問題ではありません。上映前に簡単なおさらい映像流してくれます(公式サイト、Youtubeでもその映像が観れます)し、なんとなくエピソードの流れを覚えておくくらいで問題なく楽しめます。

ただ、このおさらい映像は前作の結末がネタバレしてしまっているので、なるべく前作を観てから劇場に足を運ぶことをおすすめします。


(2)に戸惑いを覚える人も多いでしょう。
長編映画の体裁を無視して、テレビドラマを何本か上映するようなスタイルなのですから。
しかし、各エピソードにほかのエピソードの登場人物が写り込んでいたり、ほんの少しだけ話に接点があったりもするので、決してマイナス要素ではありません。

前作と本作のエピソードを書き出してみると、以下のようになります。
※以下、人によってはエピソードと主演の名前だけでもネタバレになるかもしれませんので、ご注意ください。

<1作目『シン・シティ』>
"オープニング"
EP.1"Hard Good Bye"(ミッキー・ローク)
EP.2"Big Fat Kill"(クライヴ・オーウェン)
EP.3"Yellow Bastard"(ブルース・ウィリス)
"エンディング"

<2作目『シン・シティ 復讐の女神』>
Ep.1"Just Another Saturday Night"(ミッキー・ローク)
Ep.2"The Long Bad Night"(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)
Ep.3"A Dame to Kill For"(ジョシュ・ブローリン)
Ep.4"Nancy's Last Dance"(ジェシカ・アルバ)


(3)の時系列については、作中の台詞や展開で判断できました。
時系列順にエピソードを並び換えると、以下のようになるでしょう。

<1作目、2作目を合わせた時系列>

(1)1作目:EP.3"Yellow Bastard"(ブルース・ウィリス) <同時並行> 2作目:Ep.1"Just Another Saturday Night"(ミッキーローク)
(2)2作目:EP2."The Long Bad Night"(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット) <同時並行> 2作目:Ep.3"A Dame to Kill For"(ジョシュ・ブローリン)
(3)2作目:EP.4:"Nancy's Last Dance"(ジェシカ・アルバ)
(4)1作目:EP.1"Hard Good Bye"(ミッキー・ローク)
(5)1作目:EP.2"Big Fat Kill"(クライヴ・オーウェン)

うん、じつにややこしいですね。
じつは『シン・シティ 復讐の女神』は前作の前日譚でもあり、後日譚でもあるのです。


ほかに知っておくといいのは、1作目:EP.2"Big Fat Kill"と2作目:Ep.3"A Dame to Kill For"の主役は、"ドワイト"という同一人物であるということ。
クライヴ・オーウェンジョシュ・ブローリンは似ていないのでちょっと混乱してしまいましたが、作中ではそのことを生かした展開もあります。

ほかにもキャストでは、"マヌート"という片目が金色の義眼の男が、故・マイケル・クラーク・ダンカンからデニス・ヘイスバートへとバトンタッチしています。

そして何よりも残念なのが、殺人兵器の"ミホ"役のデヴォン青木が妊娠のために出演できなかったこと。
代わりにキャステイングされたジェイミー・チャンも見事にミホを演じていましたが、デヴォン青木はほかにはない魅力を持っていたので、やはり寂しさを感じてしまいます。

それと……作中にはとある超有名人がカメオ出演しています。
自分はまったく気づかなかったのですが、気づく人は大いに驚き、笑うことができるでしょう。
答え合わせは、公式サイトのCHARACTERページ(ネタバレ注意)で。

3Dは後半に行くに従って効果的なシーンが少なくなっていったのは残念ですが、Ep.1"Just Another Saturday Night"からオープニング映像の流れだけでも「3Dで観てよかった!」と思える出来でした。
実写でモノクロ(パートカラーあり)+3Dというのも新鮮なので、自分は3D版を十分におすすめします。


本作には首がスパスパ飛ぶバイオレンス、前作以上にエロ(おもにエヴァ・グリーンの裸体)あり、お話のほうもさらに陰惨としているなど、人を選びまくる要素が目白押しの作品ですが、前作にハマッた人は観て損はないはず。

デートで選ぶと品格を疑われてしまうかもしれないのでご注意を。
やっぱり『シン・シティ』は「女子どもはわからなくてもいい、男だけが楽しめばいいんだ」作品。そういう作品の姿勢が大好きです。

本編のレビュー↓
<これからの報い 映画『シン・シティ 復讐の女神』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー>

テーマ : 映画レビュー
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2015-01-11 : いろいろコラム : コメント : 3 : トラックバック : 0
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幼女最強説 映画『ST赤と白の捜査ファイル』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はST赤と白の捜査ファイルです。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:ワタベエ(脚本家)大躍進


あらすじ


輸送車が事故に遭い、囚人が逃げ出す事件が発生する。
幸いにも囚人たちはすぐに逮捕されるが、その主犯だと思われるハッカー・楠木(ユースケ・サンタマリア)の焼死体が見つかり、さらに彼を殺したとして警視庁科学特捜班(ST)のリーダーである赤城(藤原竜也)が逮捕されてしまう。
赤城を救うため、キャップこと百合根(岡田将生)は事件の真相を追うのだが……




※重要なツッコミを忘れていたので追記しました。

今野敏の小説を原作としたドラマ『ST 警視庁科学特捜班』の劇場版です。

powered by yasuikamo

藤原竜也
3082円
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自分はドラマ版をまったく観ていなかったのですが、ガッチャマン』の佐藤東弥監督×渡辺雄介脚本というゴールデンコンビの最新作と聞きつけば、ク◯映画フリークとしては観なければなりませんでした。
どんだけの珍作・駄作が観られるのかとワクワクしていたのですが・・・・・・ごめんなさい、お世辞抜きにかなりおもしろかったです。

何度も「映画は観なければわからない」ということを宣言していたつもりでしたが、いかにスタッフ情報がアレだからと言ってつまらないと決めつけるのは本当によくありませんね。映画ファンであればマネをしないようにしましょう。


優れているのが、ちゃんとエンターテインメントに徹したつくりになっていること。
凸凹コンビの掛け合い、一癖も二癖もありそうな登場人物、伏線がしっかり生かされていて、映画としてカタルシスがあるようになっています。

(演出も含めて)余計なシーンがあまりなく、ギャグも小気味よく、2時間以内にまとめているのも好感触です。
ドラマのレギュラーキャラは満遍なく活躍していますし、スタッフがキャラクターを愛しているのが伝わってきました。

わざわざひどい方向に話を転がしていったとしか思えない『MONSTERZ』のワタベエ(あだ名)の脚本とは思えません。
ひょっとしてシナリオ学校か何かに行き直して勉強されたのでしょうか。
本作ではバディ・ムービーとしてのコンビの成長も見所になっているのですが、自分がそれよりも感動したのは脚本家・ワタベエの成長っぷりでした。

出来の悪い子どもが何かの賞を取ったりしたときの親の気持ちがわかった気がしました。
なんだかワタベエのことが好きになれそうです(『ガッチャマン』は大嫌いな映画だけど)。

あ、ここまでワタベエの脚本を褒めましたが、相変わらず展開のゴリ押しっぷりがひどいことになっているので決して大絶賛はしません。
詳しくはネタバレになるので↓下に書きますが、映画の『踊る大捜査線』並みに「そりゃ無理だよ!」とツッコミたくなる犯行や捜査過程のオンパレードです。

また、途中のTwitterをいじっている市民の行動はいくらなんでもありえないよね……
基本的にリアリティはシカトしていくスタイルなので、あまりツッコまずにいたほうが幸せだと思います。


ドラマ版を観ていなくても理解できる内容になっていたのもよかったです。
ST(Scientific Taskforce、科学捜査班)主要メンバーの”特殊能力”は簡潔に説明されていますし、話は独立しているのでこの映画単体で充分楽しめます。
もちろん「キャップ(主人公)がなぜSTをやめなければならないのか?」「池田(林遣都)が腕を怪我しているのはどうして?」などのドラマを観ていないとわからない部分もあるのですが、些細な問題でしょう。

キャストも豪華で、主演のふたりはもちろん、渡辺篤郎が心優しい上司として登場したり、大人になった志田未来ボクっ娘キャラで大活躍をしたり、安達祐実が母親役で登場することも見逃せません。

そして本作最大の見所(だと勝手に思っている)のは、性格のキツイ10歳の幼女(鈴木梨央)が主役のふたりを振り回すことです(鈴木梨央ちゃんは9歳)。
<KAWAII!
強い幼女に命令されたいロリコンお兄さん方なら大満足できるんじゃないでしょうか。

欠点は、ツッコミどころが連発することと、話のスケールの大きさ以外に「映画ならではの良さ」が感じられないこと。
テレビドラマらしいわかりやすさを優先、画面上にはさまざまなわかりやすい説明をするテロップが入りまくり(これは慣れると楽しい)、役者はほぼ全員オーバーアクトです。
繊細な演技を楽しむ要素は皆無で、テレビで放送される2時間スペシャルだと説明されても違和感がありません。
これは作品の特性だと割り切るしかないですが、映画館というハコで集中して観る以上、もう少しその場所でこそ映える演出がほしかったですね。


そんなわけで役者のファン、ドラマのファンには存分におすすめします。
何より、相変わらずクズの香りを漂わせる藤原竜也と、かまってちゃんな岡田将生の掛け合いが楽しすぎます。
ドラマ版が多くのファンを得たのは、このキャラのおもしろさのおかげなのでしょう。

映画ファンにとってはあまりにツッコミどころが多く、ドラマドラマしすぎている演出ばかりなのであんまりおすすめしませんが……それでも『ガッチャマン』からどれだけの成長が見られたかを確認したい方もぜひ劇場へ。たぶん監督と脚本家が成長したというよりも、ほかのスタッフが優秀だったんだろうけどね!

↓以下、結末も含めてネタバレです。観賞後にご覧ください。

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2015-01-11 : 映画感想 : コメント : 5 : トラックバック : 0
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<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』


<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

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