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さよなら、ヤムチャ 映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はドラゴンボールZ 復活の「F」です。


個人的お気に入り度:4/10

一言感想:フリーザ様の威厳がよくも悪くも台無し(だいたい悪い)


あらすじ


フリーザが復活するんだけど、作中で強さがインフレしまくっていたために誰がどう強いのかがよくわからなくなっている話。




『神と神』に続く、国民的に人気コンテンツ『ドラゴンボール』の劇場アニメ映画の最新作です。

野沢雅子
3836円
powered by yasuikamo

<『神と神』の感想はこちら>

本作の目玉はなんと言っても、超魅力的な悪役のフリーザ様が復活するということでしょう。


そのキャラの強烈さと絶望的なまでの強さはいまでもファンの語りぐさ。もっとも愛されている悪役のひとりと言っても過言ではないと思います。

で、本作はフリーザ様のその強さがよくも悪くも台無しになっています。

その理由のひとつが、強さがインフレしまくっているから
語るまでもないことですが、原作のドラゴンボールはドバイの通貨並みかそれ以上のインフレっぷりがすさまじいことになっており、強いヤツが出てくる→もっと強いヤツが出てくる→もっともっと(以下略)という内容です。

で、本作の孫悟空とベジータはあの魔人ブウを倒した後なので、その強さはすでに宇宙一レベルになっているんですよね。
そこに、けっこう前の敵であるフリーザがやってきたら?それはもうかつての威厳がなくなってしまうというものです。
一応フリーザ様はさらなる進化を遂げてはいるのですが、それでも作中には「フリーザじゃこの孫悟空には勝てないよ・・・」と思わせる演出が(意図的に)たっぷりあります。

これはよい悪いというよりも、作品の特性であるので批判するのもナンセンスなのですが・・・原作のフリーザ戦の素晴らしい点のひとつが「どれだけ強くなっても勝てない」という絶望感だったと思うので、ここが失われてしまったのはやはり残念でした。

もうひとつの理由は、緊張感がまるでないこと。
あのフリーザが地球に復讐にやってくるというヤバい状態なのに、ほのぼのとしまくっているんですよね。
作中ではその「緊張感のなさ」(バトルの横でスイーツを食べたりする)をあえてギャグにしているのですが・・・やはりフリーザとの戦いに求めているものとは違うよなあ・・・

これは鳥山明先生が脚本担当であったためでもあるんでしょうね。
全作『神と神』と同じく、今回のたわいのないギャグの多さは、バトルが主体の『Z』時代の作風ではなく、初期の冒険漫画だったころにそっくりです。
こうした作風こそが、鳥山先生が書きたかったものというのであれば、ファンは広い心で受け入れるべきなのかもしれません。

先日発表されたばかりの新テレビシリーズも、ちょっとほのぼのとした内容になるのかもしれません。『GT』は黒歴史になるんだろうなあ。


バトルにちょっと説得力がなかったことも残念。
終盤の逆転劇は「それはそうならないだろう!」ツッコミたくなりますし、前述の通り強さがインフレしまくっているせいもあり「何でもあり」な雰囲気になっています。
あるのは画の迫力だけで、駆け引きなどがあまり見られず、むしろ反則ばかりだったのはもの足りません。


よかったのは、原作ではピッコロ編以降ろくに闘わなかった亀仙人と、もうひとりのゲストキャラクターが大活躍してくれたことでしょうか。
一応ネタバレになるのでその作品の名前は言わないでおきますが、知らないでいると、いろいろと驚けるんですよね、これ。
できることなら映画の前にその作品を読んでいてほしいのですが、名前を言うとその作品のほうのネタバレにもなってしまうという・・・もどかしいですね。とりあえず鳥山明先生の1巻完結の漫画は全部読めばいいと思います(全部おもしろいから!)
そのキャラのバトルは、これまでのドラゴンボールではあまり見られない新鮮さがあったので大好きでした。

ていうか、ヤムチャの扱いが史上最悪にひどいのが泣けてくるんですけど


もうヤムチャはさんざん噛ませ犬としてイジられてきたんだから、活躍の機会を与えてやってもいいじゃないか! かわいそうすぎるよ! 声優の古谷徹さんは子どもに担当しているキャラを知られて「なんだ、ヤムチャか」と言われてがっかりしているのに! 

ほかに批判をされやすいのは、アイドル曲(ももいろクローバーZ)が主題歌に抜擢されていることでしょうか。


これはももいろクローバーZは悪くないと思いますし(決めたのは周りの大人)、野沢雅子さんが興奮気味に絶賛しまくっているのでむやみやたらにおとしめなくてもいいとは思いますが・・・影山ヒロノブのほうがよかったなあと思う人は少なくないでしょう。

あと、マキシマム・ザ・ホルモンの楽曲「F」が挿入歌になっているのは最高でしたね!

「F」は思い切り無許可で作られており、歌詞には「フリー○」と伏せ字が大量に登場するという危険な曲なのですが、鳥山明先生が大いに気に入り、今回の復活の「F」というタイトルの元ネタにもなったのです(声優の中尾隆聖さん曰く、「F」はファンのFでもあるらしい)
ちなみに、マキシマム・ザ・ホルモンは「いつ発売禁止になってもおかしくないこの曲が、こうして認められるなんて、こんなに素敵なことはない!」と答えています。

そういえば、映画『クラウン』は、勝手に予告を作った人のところに映画会社から連絡が来たので、「すみません!訴えないでください!」と頼んだんだけど、むしろ「いやいや、いっしょにこの映画マジで作ろうよ」っていうふうになったんですよね。
とってもいい話なので、こういうケースはもっと増えてほしいもんです。


いろいろ文句は言いましたが、相変わらずのキャラの活躍などはなかなか楽しめました。
原作漫画(またはアニメ)の展開はもちろんのこと、『神と神』を観たことを前提とした展開が多いので、なるべく観てから劇場へ行きましょう。

自分は2Dで観ましたが、3Dが生かされたシーンはほとんどなかったそうなので、今回は2Dでもいいかもしれません。
そこそこ以上にはおすすめです。エンドロール後にもおまけがあるので、最後まで観ましょう!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2015-04-29 : 映画感想 : コメント : 12 : トラックバック : 0
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<2015年下半期>
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『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
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<2015年上半期>
『極道大戦争』
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『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』


<そのほか>
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