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ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

2016年2月の気になる映画一覧(マイナー推し)

バレンタインデーはチョコレート会社の戦略にすぎないんだよ!(挨拶)

そんなわけで2月の気になる映画です。
以下も参考にしましょう。

2016年2月に観たい注目映画/1月鑑賞記録 | Tunagu.
2016年2月公開で観たいと思っている映画の覚え書き|三角絞めでつかまえて

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2016-01-31 : 月ごとの気になる映画 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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『ブラック・スキャンダル』ジョニデ様が恐怖の3連コンボをする映画(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はブラック・スキャンダル(原題:Black Mass)です。
※(1月30日、ネタバレを追記しました)

個人的お気に入り度:7/10

一言感想:ジョニデ様、怖っ

あらすじ


1975年、南ボストンでアメリカの正義の根幹を揺るがす、史上最悪の汚職事件が起きた。
マフィア浄化に取り組むFBI捜査官のコノリー(ジョエル・エドガートン)は、ギャングのボスであるバルジャー(ジョニー・デップ)に情報を売るよう話を持ちかける。
バルジャーはFBIに情報を提供し、コノリーはそのおかげで出世街道を歩み、バルジャーの弟である政治家のビリー(ベネディクト・カンバーバッチ)も権力の座を駆け上がっていく――。




まあ内容がどうこうの前に、ジョニー・デップ様のハゲ具合が気になってしょうがないですよね(史上最悪の書き出し)

Black Mass※頭頂部が気になるのは必然

ハゲです。圧倒的なハゲヅラです。
そりゃハゲネタで人気のお笑い芸人トレンディエンジェルが映画にちなんだギャグも披露しますよ(宣伝です)。

本作は実際の犯罪をもとに作られたノンフィクション。本物のジェームズ・ジョセフ・バルジャーは以下のような見た目です。

ジェイムズバルジャー※出展はこちら

うん、わりと似ているね。
ていうか、女性に大人気のジョニデ様にハゲ散らかした大犯罪者を演じさせていいんでしょうか

いやもう個人的には大成功なんですけどね。
あらゆるメディアで今回のジョニデ様の演技は絶賛されており、端的に言えば史上もっとも怖いジョニデ様が見られるのですから。

ぶっちゃけると、本作はジョニデ様がおうちの秘密のレシピを聞くだけで怖い映画なんですよ。
以下の動画でもそれは見られます。


※微ネタバレ注意

まあこの動画単体だけだとそうでもないかもだけど、この前後にはさらに死ぬほど怖いシーンが挟まれますからね。
いわば怖いジョニデ様3連コンボですよ。

<ブラック・スキャンダルにみるジョニデ様3連コンボ>
(1)ジョニデ様が??????     怖さレベル:9
(2)ジョニデ様がおうちのレシピを聞く 怖さレベル:9
(3)ジョニデ様が??????     怖さレベル:MAX

もうね、とにかく(3)がヤバイの。
これはね、それだけ切り取って客観的にみると、ジョニデ様がやさしいことをしているように見えるんだけど、めっちゃ怖いの。

しかもこのジョニデ様、初登場時に超神経質な性格であることをイヤってほど見せるんですよね。
初めて見た瞬間に「お近づきになりたくない」と思える感じは、『フォックスキャッチャー』のおぼっちゃまを彷彿とさせました。

フォックスキャッチャー [DVD]<この真ん中の人もぜったいに仲良くなりたくない。

いいんでしょうか、世界一の人気者のジョニデ樣にこんなんを演じさせていいんでしょうか(2回目)。
実際のジェームズ・ジョセフ・バルジャーはもう少し親しみやすい人物だったそうで、本物を知る方からは「あんな不気味なヤツはバルジャーじゃないよ!」と総スカンを浴びたらしいしなあ。

ともかく、まとめるといままでにないジョニデ様の怖さを堪能したい人は必見だとということです。
チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』では「ジョニー・デップのニューキャラクター誕生!」って言っていましたけど、本当におニューなのはこっちですよ。
この普段のイメージとのギャップは『凶悪』のピエール瀧、『悪の教典』の伊藤英明に匹敵します。


さてさて、ジョニデ様だけで長くなりましたが本題。

本作は南ボストンを舞台としています。
じつはボストンを舞台とした映画作品は多いんですよね。
しかも『ミスティック・リバー』『処刑人』『ザ・タウン』などの犯罪映画が多め。
実際のボストンはいまではむしろ犯罪の少ない地域になっているんですが、経済・文化の中心地のような場所で、多数の「成りあがり者」のドラマが生まれた場所。映画の舞台としてはうってつけなのでしょう。

物語は、その場所でのFBIとギャングの癒着、ギャングとマフィアの抗争を同時並行して描くというもの。
おもしろいのは、FBIの男はギャングと取引をしたおかげでラクに出世していくのだけど、そのことにズブズブハマってクズになっていく様子が描かれていること。

この小物すぎるFBI捜査官を演じたジョエル・エドガートンの演技は、ジョニデ様に負けず劣らずの存在感を見せています。
彼は根っからのクズではなく、手柄を簡単に手に入れたことに味をしめて戻れなくなる、実際にいそうな(本当にいるんだけど)リアルなクズなんですよね。

その描写を挟みつつ、ときどき血みどろの銃撃戦も行われます。
銃殺シーンはかなり直接的に描かれているので、R15+指定は妥当でしょう(ちなみにエロはほとんどありません)。


なお、ギャング映画なので裏の取引や駆け引きといった娯楽性を期待する方も多いでしょうが、実際はその要素は少なめです。
おもとなるのは「悪となった人間の内面を追う」「人間が悪に染まっていく」過程なのです。
これこそが映画の魅力なのですが、敷居の高さがあることは否めません。

また、登場人物が多めで把握がしにくいことも欠点でしょう。
多数の「部下」が登場しますし、話の中でしか語られない個人名までもが登場します。
(視点がコロコロと変わることもあり、物語を追うこと自体が大変かも)

それでも、以下の主要の3人を押さえておけば問題はなく観られるでしょう。
・ちょいクズのFBI・コノリー(ジョエル・エドガートン)(左)
・ギャングのボスであるバルジャー(ジョニー・デップ)(中央)
・バルジャーの弟である政治家のビリー(ベネディクト・カンバーバッチ)(右)
ブラック・スキャンダル (角川文庫)
なお、ケヴィン・ベーコンもそれなりに重要な役で登場しますので、ファンはぜひ楽しみにしましょう。

単純明快な娯楽作ではなく、犯罪を中心に多数の人間ドラマが描かれる骨太な作品です。
ひとつひとつのセリフに注目して観ると、さらに奥深さを感じられるでしょう。
役者のファンの方に、とくにおすすめします。最近の芸能界のスキャンダルも同じくらいブラックだよね!

↓以下、結末も含めてネタバレです。鑑賞後にご覧ください。

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2016-01-30 : 映画感想 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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『ザ・ウォーク』ドキュメンタリー『マン・オン・ワイヤー』との違いは?(映画ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はザ・ウォークです。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:狂気にまみれた、美しい犯罪だった

あらすじ


フランス人の大道芸人フィリップ・プティ(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、サーカス団の綱渡り師・ルディ(ベン・キングズレー)に綱渡りの極意を教わっていた。
やがて、それはワールド・トレード・センターのツインタワーの間にワイヤーロープを張り、命綱なしで渡るという無謀な挑戦へと繋がっていく……。




『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ザ・フライト』のロバート・ゼメキス監督最新作です。

本作は、地上110階、高さにして400m超の高層ビルの間を、命綱なしで綱渡りをするというどうかしている(褒め言葉)ひとりの人間を追った内容となっています。

彼の名前はフィリップ・プティ。
じつは、彼の半生は『マン・オン・ワイヤー』(2008年制作)というドキュメンタリー映画ですでに描かれていました。

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※原作は同名の書籍

『マン・オン・ワイヤー』は、事件に関わった人のインタビューに、実際の映像、再現映像を交えて展開する作品で、あまり娯楽性はありませんでした。
また、当時の映像は残っていないことので、肝心の「ビルのてっぺんで綱渡り」を体感することも叶わなかったのです。

一方、今回の『ザ・ウォーク』は地上400m超の綱渡りを、最新の技術で映像化しています。
おかげさまで、高所恐怖症が裸足で逃げ出す極上の綱渡りを体験することができるのです。

まあこの時点で、ぜったいに3Dで観ろ!というのは言うまでもないですね。
「(こんなもんがスクリーンに迫って来たら)避けるわ!」「(はるか地上を見る画が)高すぎや!」など、3Dの魅力を再発見できるでしょう。


また本作『ザ・ウォーク』では、主人公の饒舌なしゃべりで映画が構成されています

冒頭から主人公が、フランス語なまりの英語で「あのときは◯◯だったんだ!」「ここではこう思ったんだ!」と状況を事細かに語っているのです。
「犯罪(ビルでゲリラ的にワイヤーをかける)を嬉々として語りはじめる」というオープニングは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を彷彿とさせるほどです。

これが本作のもっとも好き嫌いがわかれるポイントでしょうね。
繊細な心理描写なんてほとんど排除、「多数の物好きが集まって綱渡りを成功させる」という事実を矢継ぎ早にペチャクチャしゃべりつつ追っていくことを重視する内容なのですから。
人によっては「うるせえ、ちょっと黙ってろ!」な印象を持ってもおかしくありません。

ところが、これが不快になるかならないかのギリギリを渡っているのが本作のうまいところ。
「やっていること犯罪じゃん」とシラケさせるのではなく、主人公の「夢」へのひたむきな想い、「こいつのチャレンジを成功させたい」と思えるほどのカリスマ性をとことん感じさせるのですから。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットはフランス語なまりも含めてほぼ完璧と言える演技。彼のファンは必見でしょう。

そんな内容ではありますが、決して人間ドラマの底が浅いということはありません。
ちょっとした出来事の「くすぐり」にはキャラクターの想いが十分に見えますし、ときどきハッと何かを気付かせると、脚本には存分に気が効いていました。


もうひとつ言っておかなければいけないのは、まるで『オーシャンズ11』や『ミッション・インポッシブル』のような、ハラハラする潜入ミッションが描かれていることです。

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すでに「綱渡りできること」はネタバレしているのにハラハラするというのは、とにかく展開と演出がすぐれているという証拠。
本作のウリは間違いなく綱渡りのシーンにあるのですが、それ以前も娯楽作として存分におもしろく仕上がっているのです。


ちょっと個人的に残念だったのが、肝心の「体験型」ムービーしての没入感が少なかったことです。
というのも、綱渡りシーンにカット割りが多め、音楽多め、環境音が少なめで「そこにいる」という感覚あまりなかったのです。

たとえば『ゼロ・グラビティ』では驚くほどの長回しシーンを入れていたのですが、本作では綱渡りシーンの多くをダイジェストのようにカットしてしまいます。
また、「風の音」や「地上の喧騒」などの環境音も少なめで、それどころか多様にBGMが鳴っています。

もはやこれは作品の良し悪しではなく、単なる好き嫌いの問題です。
しかし、個人的にはゆ~っくりず~っと綱渡りシーンを「もう嫌だー!」と思えるほどに映し、風がビュービュー吹くという恐怖を演出してほしかったんです。
冗長にならないよう(撮影の都合上でも)、カットを多用するのはほぼ必然だったのでしょうが……体感型ムービーが話題をさらう昨今において、この点はやはり残念でした。

なお、『マン・オン・ワイヤー』ではわずかながら「風」の問題について言及があったのですが、『ザ・ウォーク』では少し主人公の髪がそよぐ程度で、ほかに「風」について触れられることはありません。
実際の綱渡りにも風の影響は少なかったようですが、やはり作中で「そんなに上空なのに、風は大丈夫なの?」という疑問を晴らしてほしかったですね。


また、本作はワールド・トレード・センターを舞台としています。
言わずもがな、このビルは世界同時多発テロが起きた2001年に倒壊し、いまはもう「過去のもの」なのです。

世界同時多発テロは多数の犠牲者を出し、世界中が悲しみと混沌に見舞われました。
その場所で、主人公は「誰も傷つかない犯罪」を敢行するのです。
そこには、ある種の美しさが感じられるのではないでしょうか。


自分はIMAX3Dで観たのですが、それほど音響が重要だと思ったシーンはなかったので、通常の3Dでも十分楽しめるでしょう(TOHOシネマズ新宿ではすでにIMAX上映がなくなって、代わりに『マッドマックス 怒りのデスロード』が再上映中)。
もう一度言いますが必ず3Dで、少し前のほうの座席で観ることをオススメします。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2016-01-29 : 映画感想 : コメント : 9 : トラックバック : 0
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1月4週目の映画ニュース&映画ブログ感想のまとめ&新しいブログも紹介します!

以前の、「自信のあるレビューを書いたので載せて欲しい」「自分のブログを紹介して欲しい」な方を募集する企画に参加してくださった方、ありがとうございます!

そんなわけで、今回は1週間分の映画ニュース&映画ブログ感想のほか、応募してくださった方のブログも紹介するよ!

ブログを読む女性
※管理人は男ですが、こういうかわいい女の子がみんなのブログをチェックしていると脳内変換してください。

↓以下めっちゃ長くなりました。

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2016-01-26 : 映画ニュース&ブログ記事特集 : コメント : 9 : トラックバック : 0
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『テッド2』差別を糾弾するのに弱い者イジメをする映画?(違和感があった理由を紹介)

今日は劇場で観たもののレビューの機会を失っていた『テッド2』がレンタル開始されたので紹介します。


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個人的お気に入り度:5/10

一言感想:おもしろいんだけど、主題に矛盾があるような……

あらすじ


しゃべるぬいぐるみのテッドは、恋人タミ・リン(ジェシカ・バース)と愛を育み続け、ついに結婚を果たした。
ところが、テッドは自分が人間であることを証明しなければ子どもを持てないと通告を受ける。
この事態の打開のため、テッドは親友のジョン(マーク・ウォールバーグ)、女性弁護士のサマンサ(アマンダ・セイフライド)と協力し、自分は人間だと証明しようとするのだが……。




まず言っておきますと、「かわいいクマのぬいぐるみがお下劣なギャグを言いまくる」という根本のおもしろさは前作と変わっていないので、決して本作のことは嫌いじゃありません。
法廷モノ、ロードムービー、夫婦の確執など多くの要素が詰め込まれているので、満足度は高かったです。

だけど、この映画にはどうしても違和感があるというか、モニョる点があったのも事実。
というのも、「テッドが人間だと認められないという“差別”を糾弾する」内容であったのに、作中で弱い者イジメという差別をギャグとして描いていたことです。

以下、少しだけネタバレでモニョった点と、好きなところを紹介↓ 結末部分のネタバレはありませんが、未見の方はご注意を。

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2016-01-25 : 旧作映画紹介 : コメント : 14 : トラックバック : 0
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『サウルの息子』強制収容所という地獄にようこそ(映画ネタバレなし感想)

今日の映画感想はサウルの息子です。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:新たな疑似体験映画、誕生

あらすじ


死体処理に従事するユダヤ人のサウルは、強制収容所の中で息子と思しき死体を見つける。
サウルは死体をなんとかして手厚く葬ろうとするが……。




今回は言いたいことのほとんどを以下に書きましたので、お読みください。

<『サウルの息子』強制収容所という地獄にようこそ [映画] All About>


要するに言いたいことは、ゲームの『バイオハザード4』のような視点でアウシュビッツ強制収容所の地獄を体験できる映画であるということです。


※こういう「主人公の後ろに回り込む」カメラワークなのです。

これはもはや映画というより、「疑似体験」と言えるでしょう。
3Dでも、4DXでもないのに、劇場で観ていると「いま、この中にいる」という感覚が確かにあります。
「観客を強制収容所の真っ只中に連れて行こう!」という野心的な作品なのです。

あまり直接的な残虐描写はないのでG(全年齢)指定ですが、ときおりちらっと映る大量の裸の死体はトラウマになりそうだ。
この「ちらっと映る(ピントが合っていない)」というところもミソ。主人公の「もう見たくない」という気持ちとシンクロするようで……。
ホラーではなく、あくまで「疑似体験映画」ということを念頭に置いて観てほしいです。

小難しい伝記物ではなく、「平凡な主人公(父親)とともに地獄の旅をする」という作品なので、どなたでも感情移入はしやすいでしょう。

予備知識はほとんどいりませんが、
“ラビ”=追悼の祈りを捧げてくれるユダヤ教の聖職者
ということだけを知っておくといいです。

マジで心が凹む内容です。
決して上映館は多くない(2月13日、2月27日、3月3日公開の劇場も多め)ですが、心に残る映画を観たい方、いままでにない映画体験をしたい方にオススメします。


アウシュビッツのいまの姿を見たい方は以下のリンクがオススメ↓
アウシュビッツに来て思ったこと : 世界ぷらぷら旅

監督へのインタビュー↓
カンヌ映画祭グランプリ『サウルの息子』監督がいまホロコーストを描く意義語る|ユダヤ人の同胞の死体処理に従事するハンガリー系ユダヤ人を描く - 骰子の眼 - webDICE

オススメレビュー↓
『サウルの息子』 見たくないものを見ようとすると…… : 映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
サウルの息子(ネタバレ)|三角絞めでつかまえて
「脱人間化の極限」に抵抗するアウシュビッツのゾンダーコマンドの姿に深く心を揺さぶられる | 大場正明 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版
前編/“死の工場”で日ごと繰り返された狂気の現実をあぶり出す『サウルの息子』 | MOVIE Collection [ムビコレ]

↓結末の解説(ネタバレ注意!)
『サウルの息子』の息子とラストについて - 映画評論家町山智浩アメリカ日記


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2016-01-23 : 映画感想 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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『ブリッジ・オブ・スパイ』不屈の理由とは(映画ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はブリッジ・オブ・スパイです(遅れてすみません)。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:めんどくさいことがあってもがんばろう!

あらすじ


冷戦中の1957年、保険関連の弁護士ドノバン(トム・ハンクス)は、ソ連のスパイであるアベル(マーク・ライランス)の弁護を引き受ける。
アベルは死刑を免れて懲役刑となったが、その5年後にソ連に送り込んだ偵察機が撃墜され、乗組員が捕獲されてしまう。
ジェームズは、CIAからアベルとアメリカ人乗組員のパワーズ(オースティン・ストウェル)の交換という任務を任されるのだが……。




えーと、↑の一言感想は「そういう話じゃねえだろこのダボハゼ」と怒られそうだけど、だってそう思ったんだからしかたがないじゃない(言い訳)。

本作の物語を一行で言うと「ソ連のスパイとアメリカのスパイが交換できるように弁護士ががんばる」というものなのですが、この過程がとても面倒でややこしいのです。

(1)アメリカがソ連のスパイを捕まえた。
(2)アメリカ国民からは「スパイを死刑にしろ」との声があがるが、主人公はアメリカの憲法にのっとり誠実な弁護をする。
(3)弁護の末、スパイを死刑にせずに懲役刑にすることができた。
(4)今度は反対に、ソ連でアメリカのスパイが捕まっちゃった。
(5)主人公はスパイの交換(交渉)に赴く。
(6)東ドイツでぜんぜん関係ない学生が捕まっちゃので、そっちも助けなくてはいかなくなった。

この(6)こそがこの物語のミソです。
捕まった学生は、主人公に縁もゆかりもない、それどころかスパイでもないので冷戦の終結ともまったく関係がないのです。

向こうはふたり、こっちはひとりの人質を、一度に交換するなんて無理難題です。
なぜ主人公は、アメリカのスパイだけでなく、この学生をも救おうとするのでしょうか?

その理由は、映画を観ればきっとわかるでしょう。
この作品が素晴らしいところは、過去の描写やナレーションがまったくなくても、緻密な脚本により主人公の性格がとてもよくわかることです。

しかも、彼は正義感に溢れているだけでなく、少しだけめんどくさがりな弱点を見せたりもするんですね。

それでも彼は、この複雑で面倒な人質交換が成功することを、何よりも優先するのです。
親しみやすい人物像を描きながらも、誰よりも強い「信念」が描かれていたことに感動しました。


本作の監督は、誰もが知るスティーブン・スピルバーグ
過去にも『アミスタッド』『リンカーン』で「弁護士もの」を手がけていました。

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このどちらも、弱者である奴隷を救う物語でした。
スピルバーグがこういう作品を手がけるのは、自身が元いじめられっ子で、迫害されている人の気持ちがわかるからなんだろうな……。
本作『ブリッジ・オブ・スパイ』でも、スピルバーグらしい「(法律や社会的な)弱者の救済」「正しさを主張する」やさしい物語が紡がれていたので感動しました。

撮影監督・ヤヌス・カミンスキーによるシャープな画もまさに至高。
熱気を感じさせるニューヨークと寒々しいヨーロッパという画のコントラスト、クライマックスの光の演出など、どれもポストカードにしたいくらいの美麗さです。

そして、脚本を手がけたのは『ファーゴ』や『ノーカントリー』のコーエン兄弟です。
この兄弟はどちらかというと「アクが強くて万人受けはしない」作品を多く手がけていた印象ですが、今回の脚本は隅々にいたるまで計算しつくされています。
論理的な組み立てられているだけでなく、ユーモアも満載。ベテランならではの手腕を思い知らされました。

あと、いちいち皮肉が効いているセリフが楽しいんですよね。
味方(アメリカ)が(敵国のスパイを弁護すると世間から非難を浴びるから)「ク◯野郎の弁護をしろよ」とほざく冒頭からおもしろくてしかたがありません。


個人的に『リンカーン』はそれなりに予備知識を必要としているイメージがあったのですが、本作はその心配はあまりないでしょう。
↑にあげたようにそれなりにややこしいプロットにもかかわらず、会話劇はかなり整理されていて混乱することはありません。
最低限、「ベルリンの壁の崩壊前で、ドイツが西と東に分断されている」くらいを知っておけば問題ないしょう。

もしくは、以下のオリエンタルラジオのあっちゃんの動画を観ておけばOKです。



芸能人による映画の宣伝はそれほど好きではないのですが、これは素晴らしい!もっとやってくれ。

ほかには、U-2撃墜事件について予習をしておくといいかもしれませんね。


主役のトム・ハンクスはもちろん、老スパイを演じていたマーク・ライランスの演技も素晴らしかったですね。
作中ではまったくと言っていいほどに表情を見せないのに、演技だけで感情を垣間見せる。これぞ役者であると言える名演です。


多くは語りません。
本作は「戦争ものって重いし、上映時間も長いし観るのしんどいな」って思っている人(自分含む)にこそ観て欲しいです。

音楽は必要最低限。大きなどんでん返し、派手な展開、飛んだり跳ねたりのアクションは一切なし。
ともすれば、「地味」な映画と捉えられてしまうかもしれません。

でも、戦争映画にありがちな「お偉いさんたちが話してばかりで退屈」なんてことはありません。
一進一退の駆け引き、皮肉に満ちた会話劇のおもしろさで、まったく長さを感じさせないのですから。

2時間半近い長尺にもかかわらず、あまり疲れることなく観終えることができるのではないでしょうか。
中学生以上の歴史好きの若者、やさしい人々のドラマを期待する人に大プッシュでおすすめします。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2016-01-22 : 旧作映画紹介 : コメント : 5 : トラックバック : 0
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映画ニュース&映画ブログ感想のまとめ(1週間ぶん)の企画を開始します。

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今日から新企画として、1週間ぶんの映画ニュースと、映画ブログの感想、発売する注目のDVDをまとめて紹介することにします!

↓とりあえず、毎週こんな感じにまとめようかと。


<映画ニュース&特集>

宮藤官九郎の新作「TOO YOUNG TO DIE!」が公開延期に - 映画ナタリー
なんと、あのバス転倒事件の影響なのだとか……。『カルフォルニア・ダウン』の延期よりもびっくりだ。

「スター・ウォーズ」エピソード8公開日が2017年12月15日に決定 - 映画ナタリー
当然、日本でも同時公開ですよね。ですよね。

新『ターミネーター2』製作危うし? 全米公開予定日が白紙に - 映画 - ニュース - クランクイン!
やはりこうなったか……。『新起動』は個人的に好きなのですが。

「アベンジャーズ3」に登場するヒーローは67人! : 映画ニュース - 映画.com
もう正直覚えられないっす……。

MAN WITH A MISSIONがノーCGアクションの話題作に楽曲を提供 | シネマズ by 松竹
『X-ミッション』はキアヌ・リーブス主演の『ハート・ブルー』のリメイクです。

謎のストリートアーティスト・BANKSYに迫るドキュメンタリー公開決定! | シネマズ by 松竹
イスラエル軍から威嚇砲弾されながら描いたりしているんだって。観たい。

『家族はつらいよ』完成披露試写会、山田監督は賑やかに鑑賞することを希望 | シネマズ by 松竹
そういう雰囲気は映画館ならでは。でも、「笑いながら観て欲しい」はいいけど「前の席を蹴りながら」はさすがにマナー違反だと思うよ!

ガス・ヴァン・サント×マシュー・マコノヒー×渡辺謙「追憶の森」公開日決定 - 映画ナタリー
現代は「The Sea of Trees」。重い内容になりそうだなあ。

世界中の映画ファンから愛された名優:アラン・リックマンを偲んで | FILMAGA(フィルマガ)
『ギャラクシー・クエスト』も超オススメです。

『妖怪ウォッチ』はそのまま『YO-KAI WATCH』! アメリカにおける『YO-KAI WATCH』事情|Real Sound|リアルサウンド 映画部
海外ではそりゃ「妖怪」なんて概念はないよね。

エージェント・ウルトラ 特集:~コンビニのダメ店員が、CIAのNo.1エージェントに覚醒だと!?~ - 映画.com
相変わらず映画.comの特集は素晴らしいなあ。「ハングオーバー!」「キック・アス」「キングスマン」と比較するとはわかっているじゃあないか。

木村拓哉がもし本当にタイムリープ能力を持っていたらどうなるか。SMAP会見に寄せて真剣に考えてみた - エキレビ!(1/5)
二次創作小説的な。本気で書いていることがすごいな。

最もガッカリした2015年のトホホ映画はコレ!映画秘宝はくさいアワード決定! - シネマトゥデイ
柳下毅一郎「町山さん!おめでとうございます(ニヤニヤ)!」→町山智浩「もうスゲーやだ!今日は何にも話したくねぇよ」。よし、映画秘宝買ってくる。

※ただしAmazonでは絶賛売り切れ中


<映画ブログの感想&記事>

クリムゾン・ピーク(ネタバレ)|三角絞めでつかまえて
「もっとわかりやすく言え!」はすさまじいツッコミどころでしたね。

キネマ・アイランド | 白に浮かぶ深紅の惨劇。『クリムゾン・ピーク』感想。
「ゴシック・ロマンス」と言いかたは確かに正しいですね。

傷物語 〈I 鉄血篇〉 ちょっとネタバレ感想 我が名は、キスショット・アセロラオr(略 - きままに生きる 〜映画と旅行と、時々イヤホン〜
原作を知らないとそりゃそうなるよね……。あと吸血鬼の人格崩壊は原作だとよりすごいことになっています。

【レビュー】ブリッジ・オブ・スパイ - 四度の飯より映画批評
ネタバレあり。当時の状況を再現するリアリティーがすさまじいという意見が多いですね。早く観よう。

SMAPが出演した映画でオススメといえば? - 1年で365本ひたすら映画を観まくる日記
『13人の刺客』のゴローちゃんは衝撃でした。

You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて 扉の向こうに私を待ってる女(ひと)がいる
キューブリックのドキュメンタリー「ROOM237」の記事。なるほど、『シャイニング』は観ていること前提ね。

『エージェント・ウルトラ』映画ファンの集い&Cinema A La Carte試写会感想まとめ!感想に多い「スプーン」の真相とは!? - Cinema A La Carte
個人的には「ホームセンターは武器庫」に興味津々です。

オデッセイ/火星で独りになっちゃった! | 映画感想 * FRAGILE
ポジティブ思考って大切ですよね。


<注目の今週発売のDVD>

アントマン MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
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商品ページを観てみると、未公開シーンの数がめっちゃ多い!これはレンタルでは観られないのかなあ。

テッド2 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン (2016-01-20)
売り上げランキング: 10
未公開シーン、コミコンの舞台裏などが映像特典に。

クーデター ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/特製ブックレット付) [Blu-ray]
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント (2016-01-20)
売り上げランキング: 288
『ダイ・ハード』並みにとんでもない事件に巻き込まれたパパが頑張る話と聞いて。これは観ておかないと。

クーキー プレミアムDVDボックス(限定生産)
ポニーキャニオン (2016-01-20)
売り上げランキング: 3,832
チェコ製の毒のあるアニメが発売。残念ながらBlu-Ray版は発売されず。ぬいぐるみ、ポーチ、キーホルダー、ブックレット付きのボックス版もあり。

クラウドファンデエィングで資金を集め、2週間限定公開ながら超高評価を得たアニメが発売。

きみはいい子 Blu-ray
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ポニーキャニオン (2016-01-20)
売り上げランキング: 1,540
高良健吾主演のドラマ。2015年の邦画の中でも高評価だった。トークショーも収録。





こんな感じで試験的に始めてみます。
基本的に(今回は木曜になっちゃったけど)毎週火曜日に投稿するようにします。
「もっとこういうふうにまとめればいいんじゃね?」な意見も募集しています。


さてさて、ここからが本題です。

ブログを始めてみませんか?
もしくは、ブログを始めたけれども、アピールしたいと思う方はいませんか?
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そんなわけで、我こそはと思う方は↓のコメント欄に、ブログor記事のURLを書き添えてくださいお知らせください。次回からブログor記事を拝見し、次回更新のとき(1月26日(火))に載せますので。
よろしくお願いします。

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2016-01-21 : 映画ニュース&ブログ記事特集 : コメント : 8 : トラックバック : 0
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『パディントン』家族の愛しかたを学ぼう(映画ネタバレなし+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はパディントンです。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:かわいいとモフモフは正義

あらすじ


大都会ロンドンに、真っ赤な帽子がトレードマークの小さなクマがやってきた。
南米ペルーの奥深いジャングルから長旅の末ようやくイギリスまでたどり着いた彼は、やさしいブラウン夫人に見つけられ、駅の名前にちなんで「パディントン」と名付けられる。
ブラウン家に迎え入られたパディントンだが、早々に家の中で大事件を起こしていまい……。




まあ内容がどうとか言う前に、皆さんに声を大にしてお伝えしないといけないことは「パディントン(クマ)がかわいい、世界一かわいい、銀河一かわいい、宇宙一かわいい(大切なことなので4回言いました)」ということです。

パディントンかわいい1<KAWAII

パディントンかわいい2<KAWAII OF THE WORLD

なんですかこれ。萌え殺す気ですか。
見てわかる通り、彼はリアルタイプのクマなのに、めっちゃかわいいんですよ。
毛並みとかモッフモフなわけですよ。

こんなの、デフォルメしたキュートさで淑女たちを虜にしたクマのプーさんの立場がなくなってしまうではないですか。

ディズニー くまのプーさん おやすみバルーンライトショー<史上最大の危機

しかもパディントンの魅力はそれだけじゃあない。テディベアにはない、紳士的なキャラクターも持ち合わせているのです。
物腰や話しかたはとても丁寧、感謝の心を忘れず、とっても親切ですって。すみません結婚してください(※パディントンはオスです)。

こんなの、ギャップのある下品さで淑女たちの心をゲットしてきたテッドの立場もなくなってしまうではないですか!

Ted2 ぬいぐるみXL プレミアム Part2 蝶ネクタイ 53cm<史上最大の危機

うんいやあ、下ネタ言いまくりなテッドもそりゃおもしろいけど、やっぱり結婚相手にするんだったらパディントンみたいな紳士がいいよね!(よくわからない提案)


なお、パディントンの紳士的な性格は、舞台がイギリスであることも関係しています。

キングスマン』でも描かれていましたが、イギリスは階級社会であり、上流階級には節度を保ったマナーが求められます。
そのマナーを体現するのが、イギリスの外からやってきた(部外者)であるパディントンであるというのはちょっとした皮肉なのでしょう。

自分は字幕版で観たのですが、このキャラにベン・ウィショー(『007』シリーズの「Q」役)の声が似合いすぎです。

Criminal Justice 2枚組[PAL-UK]<顔立ちから紳士だもんね。

吹き替え版の松坂桃李の声もものすごく評判がよいのですが、大人であればこちらも堪能してほしいです。

ちなみに、もともとパディントンの声にはコリン・ファースが選ばれていたそうです。
しかし、「イメージとは異なる」ことから収録に入っていたにも関わらず、ベン・ウィショーへと変更したのです。

コリン・ファースは『キングスマン』でもイギリスの紳士(ただし正体はスパイ)を演じていたので、それはそれで観たかったなあ〜とも思うのですが、パディントンには若い声が似合っているというのは納得できます。
実際にパディントンの声を聞くと、これはベン・ウィショーしかありえないと思うほどのハマり役でした。



さてさて、映画の内容なのですが、これはもうファミリー映画として申し分のない出来であると言い切ってしまえます。

子どもにとっては、かわいいパディントンのリアクションにクスクス笑うことができます。

親御さんにとっては、倦怠期に差し掛かった夫婦の亀裂を解消するきっかけになります
本作には「(父親の)子どもを大切に思うがゆえの行動」が描かれているので、きっと映画を観た後はお父さんを大切に思うことができるのではないでしょうか。

作中で訴えているメッセージは子どもにとって大切なこと。これを小さい子に見せれば、きっとやさしい子に育つのではないでしょうか。
加えて、テーマそのものは「家族の大切さ」であるので、ファミリームービーとして本当に完璧なんだ、と感服いたしました。

ストーリーも手堅くまとまっていて、とくになんでもなさそうな描写を伏線として回収するのはお見事。
「あのときの◯◯がこういうふうに役立つなんて!」ときっと驚けることでしょう。


大好きだったのが、悪役の描写ですね。
なんと、あのニコール・キッドマン様が悪女を生き生きと演じているのですから。

パディントンキッドマン<原作には登場しません

正直見る前は「悪人なのに美人すぎね?」と思ったのですが、すみませんかわいいのですべてOKです。
こう見えてキッドマン様は48歳なんですって。マジかよ。

しかもキッドマン様は役作りにも超乗り気。
彼女自身は超がつくほどの動物好きにも関わらず、(役が無理やり生きている動物を剥製化しようとする悪人だから)わざわざ剥製のクラスに入って勉強したりもしていたそうです。

しかも、彼女はナイフさばきとナイフ回しのアクションも猛練習していたそうです。
残念ながら「子ども向けの映画だからナイフはなしで」とプロデューサーに言われたため、ナイフアクションはカットされてしまったそうですが……キッドマン様のナイフさばきを観たかったなあ。
(一応、本編にはキッドマン様が写真に向かってナイフを投げるシーンが残っていたと思います(うろ覚え))

この悪女がなぜパディントンに執着するのか、という動機もとても納得できるもの。
悪役を魅力たっぷりに、しっかりと描写するというだけでも本作が大好きです。

言うのも野暮ですが、長女役の女の子があんまりかわいいくないというのもむしろ好きだなあ

パディントンかわいくない?<十分KAWAIIけどね

長女はいい感じの反抗期を迎えているので、この気難しそうな顔立ちはむしろ大いに似合っています。


いまさらな紹介ですが、本作の原作はイギリスの児童文学『くまのパディントン』です。

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原作とほぼ同じように思えて、じつはおばあちゃんがオリジナルキャラ(原作では家政婦さん)だったりと、それなりの違いがあるようですね。

じつは、原作者はがこの『パディントン』シリーズを書くきっかけになったのは、お店の棚に残されたぬいぐるみを哀想に思い、妻のクリスマス・プレゼントのために買ったことだったそうです。
しかも、物語の内容と同じく、(近くに住んでいたことから)パディントン駅にちなんでぬいぐるみに名前をつけてあげていたのです。
ともすれば、この映画で、やさしいブラウン夫人がパディントンを見つけてあげたことは、現実とシンクロしているということ。なんともいい話です。


映画のパロディーシーンがあることも魅力のひとつ(その多くはネタバレになるので↓に書きます)。
ロンドンに訪問者がやってくるというプロット、傘を使って飛ぶシーンで『メリー・ポピンズ』を思い浮かべる方はきっと多いでしょう。

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メリー・ポピンズがやってきた桜通りと、ブラウン家が住んでいる場所は見た目もとっても似ているんですよね。

そのほかにも、悪役がかわいい動物を殺そうとするのは、『101』のクルエラというキャラの影響も強く感じます。

ディズニー ビーンズコレクション ヴィランズ クルエラ・デ・ビル<このキャラも好きだったなあ

ティム・バートン監督作品っぽい、ピタゴラスイッチ的な装置が出てくるのも大好きです。


残念だったのは、いくつかの設定と、伏線の回収のしかたに無理が生じていること。
あまつさえ、意味ありげに「疑問」が提示されならも、それが回収されないこともありました。
脚本はとても出来がよいと思う反面、細部にややツメの甘さを感じます。

詳しくはネタバレになるので↓に書きますが、「パディントンはクマなのにふつうにしゃべっていることに誰も驚かない」ことに違和感を覚える方も多いのではないでしょうか。
これは(悪い意味で)、しゃべるネズミが当たり前のように養子縁組に入る『スチュアート・リトル』を思い出しました。

スチュアート・リトル [DVD]<こちらもネズミはしゃべります。

『パディントン』のほうがより設定は納得できます(一定上のリアリティラインは超えている)し、「しゃべるクマにみんなが驚く」なんて要素を付け加えてしまうと、マスコミなどの描写が必要になっちゃうので、言うのも野暮なんですけどね。
『ドラゴンボール』で当たり前のように動物っぽいキャラがしゃべっていたり、『ドラえもん』で誰もがドラえもんの存在に騒いだりしないと同じようなもの。気にしなければよいでしょう。


ともかく、本作は「万人向け」という言葉がとっても似合う、誰にとっても満足できる素敵な作品です。
デートや家族でのチョイスはこれ以上のない安パイ。オトナにとっても心の琴線に触れることでしょう。
かわいいクマの冒険、やさしい人たちのドラマを観たい方はぜひ劇場へ。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2016-01-18 : 映画感想 : コメント : 9 : トラックバック : 0
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『ボクソールライドショー ~恐怖の廃校脱出!~』4DX史上最高の映画です!(ネタバレなし感想)

今日の映画感想はボクソール★ライドショー ~恐怖の廃校脱出!~です。


個人的お気に入り度:9/10

一言感想:バカホラー映画×4DX=大・大・大満足!

あらすじ


3人の女の子が廃校を走り回って、変な化け物に遭遇しまくって、あとは超展開が起こります。
その間は水がブシャー、座席ガタガタ、女の子の香りがふわっ。最高。




※今回は内容を語ってもしょうがないので、ネタバレ部分は書きません。

言葉はいらない。観ろ

いや〜こいつぁ最高ですね。
何がって4DX専用の映画であり、その機能を完全に使い切っていることです。

th_4DX motion chairs<こんな感じでミストがかかるよ!

※4DXとは?(こちらのページを参照)
五感を刺激する体感型エンタテイメントシアター。スクリーン上のアクションと連動し、前後上下左右に動くモーションシートや、風や霧やフラッシュ、水しぶきが飛んでくる、香りがするなどの環境効果がある。
これらの効果・演出により、4DXは映画の中の主人公が感じている感覚を体感させてくれる。

これまでの4DXのレビュー↓
映画『進撃の巨人 後編 エンド オブ ザ ワールド』の4DX上映の演出が完璧だった件
『ファンタスティック・フォー』4DXは「それぞれの能力の違い」「『スターゲイト』のようなワープ」「ホラー」を体感できたという話
『PAN ネバーランド、夢の始まり』は少なくとも3D、ぜひ4DXでこそ観るべき4つの理由
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』4DXの感想と5つの見どころまとめ!(ストーリー上のネタバレなし) マジでフォースを感じられる内容だった

要するに、4DXには以下のような効果があるということです。

(1)座席が動く
(2)雨が降る
(3)ミストがブシャッ
(4)エアーがプシュッ
(5)風がヒューヒュー
(6)フラッシュピカッ
(7)香りがふわっ
(8)煙がモクモク
(9)嵐が起きる(風+水)
(10)雪(細かい泡)が降る
(11)???(観てのお楽しみ)

「えー、4DXって座席が動いたりしているだけでしょ?つまんなくない?」と思っている方へ。4DXなめんな。サービス精神満点な、超・超・超ゴージャスな演出が押し寄せてくるんだぞ!


本作『ボクソール★ライドショー』では、「没入感」も半端ないです。
じつは『クローバーフィールド/HAKAISHA』や『ヴィジット』のようなPOV(主観視点)で作られており、映像はすべて「実際のカメラの映像」というものになっています。

これに4DXの「座席が動く」という要素が組み合わさると……まるで自分が小さくなって、カメラのレンズの前に座って観ているような感覚に陥ります。

ボクソールのイメージ<ここにいて観ているイメージ

これは遊園地のアトラクションでも味わえない、初めての体験になるのではないでしょうか。


さて、映画本編の内容を語りますと、本気であたまのおかしい(褒め言葉)内容となっております。

本作の内容は「女の子3人がお化けに出くわして廃校を走り回るというだけ」と思う方はきっと多いことでしょう。
まあだいたいその認識であってるのですが、それだけではまだ甘い、甘いのです。
白石晃士監督は、わりとポカーンとする超展開に定評のある方。クライマックスは良い意味で「バカじゃねえの?」と思うことができるでしょう。

あと、作中に出てくるお化け(と呼んでいいのか?)の安っぽいこと
ガムテープで人間をグルグル巻きにしたようなブツが平気で襲いかかってきますからね。ほかにもダ◯キンのモップかな?と思うヤツもいたし。
いや、実際に見ると出来自体は良くて、けっこう不気味ではあるんだけど……これは恐怖よりも先に笑いがこみ上げてくるよ。

あ、ちなみに本作は一応ホラー映画なのですが、実際は
恐怖:笑い=1:1000くらいの割合となっております。
中盤から観客から聞こえてきたのは「キャー!ワー!」とかじゃないですからね、「ギャハハハハー!(爆笑)」ですからね。
ぶっちゃけちっとも怖くないのですが、ここまでみんながニコニコできるコメディ大作(言い切った)もそうそうあるものではありません。

地味にすごいのは、本作は上映時間中ずっとワンカット(長回し)で撮られたような演出になっていること。
つまりは『バードマン』といっしょです。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) [Blu-ray]<この映画の衝撃、再び。

もちろん本当にワンカットで撮ったわけでなく、カメラにノイズを走らせて、そのときにカットしてつなぎ合わせているのですが、観ているときにはまず違和感を得ることはありません。
(白石監督は『ある優しき殺人者の記録』という、これまた全編ワンカットの映画を手がけていました)

あとね、4DXの素晴らしい演出は詳しく言うとネタバレになってしまうのですが……それでも、ひとつだけ言わせてください。
カメラマンが女の子の後ろに隠れるとき、女の子のいい匂いがする演出があるんですよ!監督(と演出を考えた方)はバカだろ!(褒め言葉)
もうひとつ、女の子にされる行為としては変態限定で喜べる演出があるんですが、それはさすがに秘密にしておきます。


ちなみに、過去の白石監督の『コワすぎ!』シリーズを観ている方には嬉しい要素もあります。

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その理由のひとつが、この『コワすぎ!』シリーズと同じく、白石監督自身が「田代正嗣」という名前のカメラマンとして映画に出演していること。
ほかにも白石監督作品にはおなじみのクリーチャーが登場するので、ファンであればよりニヤニヤできるでしょう。


本作『ボクソール★ライドショー』は、4DXを初めて体験する方はもちろん、大作映画の4DX版を観て物足りなかった方にも観て欲しいです。
なぜかと言えば、「そもそも4DXを想定して作られた映画」であるため、演出の豪華さに一切の遠慮がなく、演出と画面のシンクロ感がハンパないから。

実際、現在公開中の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の4DX版は、少しそのシンクロ感に乏しいと感じる方、映画への没入感をかえって下げてしまったと感じる方もいるようです。


(注)感じ方には個人差があります。

なお、『スター・ウォーズ』では、上記の4DXの演出のうち、「(11)???(観てのお楽しみ)」が一切ありません。

もちろん『スター・ウォーズ』の4DXの出来が悪いということは決してないのですが、「4DXはひとつ観れば十分だな」と思ってほしくはないのです。
もし、『スター・ウォーズ』だけで4DXを観ているのであれば、「まだこんな演出があったのか!」と驚けるでしょうから。


あと、タイトルの「ボクソール」ってどういう意味?と思っていたら、世界最古のテーマパーク「Vauxhall Gardens」(なんとオープンは1661年!)からの引用だったんですね。
作中に登場する遊園地につきもののピエロ(実際の設定は「番人」)の造形は、『マーダー・ライド・ショー』の変態オヤジや、『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスを思わせるところがあり、いい感じに不快感をあたえてくれます。


なお、本作『ボクソール★ライドショー』の上映時間は25分となっておりますが、これでも大・大・大満足できます。

前述のとおり、この短い上映時間で4DXの演出がすべて凝縮されているわけですし、鑑賞料金は1300円とリーズナブルなのです。
むしろ、この短さは長所と呼ぶべきでしょう。

4DXは通常料金+1000円という料金がかかります。
通常の映画であるとひとりにつき最大2800円、3D演出込みだと3200円というハードルの高すぎる料金設定です。

ところが『ボクソール★ライドショー』はふつうの映画よりも500円も安いという超良心的価格。
これまで、「4DXは高くてちょっと……」と躊躇していた人にとっても、絶好のチャンスでしょう。


ともかく、これは革命的なエンターテインメントとして超オススメします。
これ映画じゃなくてアトラクションじゃね?とか、ストーリーはこんぶより薄いというツッコミどころはありますが、細けぇことはいいんだよ!

わざわざ遊園地に行かなくても、気軽に楽しめるという点は間違いなく長所。
「映画って退屈なところがあるとすぐ寝ちゃうんだよね〜」という方にもピッタリ。本編中はひっきりなしに走ったりお化けが楽しく飛んだり跳ねたり(笑)するばっかりなので、眠くなるなんてことはまずありえません。

なお、作中には多少ドッキリするシーンがあるものの、グロやエロ、流血シーンはほぼ皆無なため、お子様にも安心です(ただし、身長100センチ未満であると4DXは体験できないので注意しましょう)。

なお、予告編では「水浸し!(着替え必須)」とありますが、実際は服がちょっと濡れる程度なので着替えの必要はまずないかと思われます。



それでも、ほかの4DXの映画と比べると3〜4倍は水の量が多かったので、それなりに身構えておきましょう。


唯一の欠点は上映劇場が少ない(中四国をハブるなよ……)こと!
こんな大傑作を体感できる場所が少ないとは……憤らざるを得ません。

ともかく、『ボクソール★ライドショー』はオープニングのうさんくささから、中盤の爆笑シーン、クライマックスの超展開、やたらと格好いいエンディング(ここでも4DXの演出が!)に至るまで、至福としかいいようのない25分を過ごせる、4DX史上最高の作品です!

なお、作品の内容そのものが「劇場に観に来た人」向けに作られているので、DVDなどのソフトは発売されない可能性があります。この機会を逃すと、二度と観ることはできないかも……。

お化け屋敷に飢えている若者にとくにオススメ、デートで観たら忘れない思い出になるはず。
主演3人の女の子のファンのおじさまにももちろんオススメです。
予告編の時間が短いそうなので、早くめに席に座っておきましょう。
近くで上映していたらぜったいに観ましょう!


そして、今年公開される、同じく白石監督『貞子 vs 伽椰子』も4DXでの上映が予定されています。
もうホラーと4DXの相性が抜群だということがわかりまくったので、これも必見です!


↓おすすめインタビュー。白石監督は「4DXはエロも似合うよな!観客に向けて◯◯したらいいんじゃね?」とか言っていて、本当にあたまがおかしい(褒め言葉)と思います。
三半規管がブッ壊れる! 凶暴すぎる4DX映画『ボクソール』がヤバすぎる!! 白石晃士監督インタビュー - エキサイトニュース
『ボクソール★ライドショー』白石晃士監督インタビュー「4DXって“水責め” “揺らし責め”ですよね」[ホラー通信] | ガジェット通信

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2016-01-17 : 映画感想 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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『白鯨との闘い』実話との乖離の理由(映画ネタバレなし+ネタバレレビュー)

今日の映画感想は白鯨との闘い(原題:In the Heart of the Sea)です。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:生きててよかった

あらすじ


トマス・ニッカーソン(ブレンダン・グリーソン)は、後に名著『白鯨』の作者となるハーマン・メルヴィル(ベン・ウィショー)にかつての鯨との死闘と、ふたりの男の物語を話し始める。

1819年、エセックス号のクルーたちは鯨油を入手するためにアメリカ・マサチューセッツ州のナンタケット島を出港した。
一等航海士オーウェン・チェイス(クリス・ヘムズワース)と、船長のジョージ・ポラード・Jr (ベンジャミン・ウォーカー)をはじめとする乗員たちは、太平洋沖4,800キロメートルの海域で、白い化け物のようなマッコウクジラと遭遇する……。




アポロ13』『ビューティフル・マインド』のロン・ハワード監督最新作にして、2000年に出版されたノンフィクション本『復讐する海ー捕鯨船エセックス号の悲劇』を原作とした作品です。

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『復讐する海』は1819〜20年当時の出来事を、綿密に収集分析した1冊。
ここに記された壮絶な出来事は、あの世界的な名著『白鯨』のモデルになったと言われています。

白鯨 (上) (新潮文庫 (メ-2-1))
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最近では『バケモノの子』でも重要なモチーフとなったことで、『白鯨』を知っている方も多いのかもしれませんね。


本作『白鯨との闘い』が特徴的なのは、『白鯨』の作者であるハーマン・メルヴィルが、現実に起こった物語を聞いていくという、『アマデウス』方式の語り口になっていることです。
これにより、壮絶な捕鯨船の乗組員の物語を追いかけるだけでなく、「メルヴィルはどうしてこの実話をモデルに、フィクションである小説を書こうとしたのか」という、二重構成のミステリーのおもしろさが紡がれています。

その「なぜ」が解き明かされたとき、自分は「あの映画と同じ精神性を持っている」ととても感動したのですが……そこはネタバレになってしまうので↓に書くことにしましょう。


本作の何よりの魅力は、リアルな1820年前後の捕鯨船の過酷な状況がわかることです。

そのときはクジラの脂(あぶら)が街灯のために重宝されていて、そのために男たちは何千キロも離れた大海原へ、1年以上もかけた航海をします。
そこには10代前半の少年たちも乗り込みますし、天候や食料の不足などの命の危険を感じる出来事のオンパレードです。
この時点で正気の沙汰ではない勢いなのですが、さらに作中ではグロいクジラの解体(脂取り)の作業をじっくり見せるんですね。

これはG(海外ではPG-13)指定ギリギリの、本当に吐き気がするような画。
こうしたグロテスクさ、残酷さから逃げない姿勢は、感服するしかありません。


もちろんキャストも魅力的。
徹底的に減量して役作りに励んだクリス・ヘムズワースの男気、もうひとりの主人公であるベンジャミン・ウォーカーの頑固さは、ほぼセリフなしでもその魅力がわかるかのようでした。
こに両極端な主人公の描写は、同じくロン・ハワード監督作品『ラッシュ/プライドと友情』を彷彿とさせます。

余談ですが、ポラード船長役にはベンジャミン・ウォーカーのほかに、ベネディクト・カンバーバッチヘンリー・カヴィルトム・ヒドルストンが候補にあがっていたそうです。
トムが配役されたらそのまんま『マイティー・ソー』の兄弟になっちゃうよ!(それはそれで観てみたいけど)


もちろん『白鯨との闘い』とあるとおり、巨大なマッコウクジラとのバトルも大きな見どころではあります。
しかし、映画を観終わってみれば、そこだけが物語の焦点ではないことに気付けるでしょう。
公式のツイッターのハッシュタグ「#くじらでかい」は、映画の内容とはイメージがまったく違うので、観た後は使いたくなくなる方も多いんじゃないでしょうか(使ったけど)。

これはアクション映画であり、伝記映画であり、極限状態での友情を描く人間ドラマであり、「なぜフィクションを描くのか」という作品への根元に迫る精神性を持っている、確かな意義を持つ作品なのです。


また、観終わった後に、本作に登場するクジラが「何を示しているのか」を考えてみることをオススメします。
原作での『白鯨』では、白鯨は悪の象徴、船員たちは多種多様な人種を統率した人間の善の象徴、広大な海を人生に例える、というのが一般的な解釈ですが……本作『白鯨との闘い』ではまた違った解釈が思い浮かぶのではないでしょうか。


タイトルについても触れておきます。
原題は『In the Heart of the Sea(海の中心で)』とありますが、初めの邦題は『白鯨のいた海』とされ、後に『白鯨との闘い』と改題をされています。

そのどれもが作品にマッチしている題なのですが、個人的には『白鯨との闘い』がけっこうお気に入り。
この題は「人間VS白鯨」という構図だけでない、「共闘」という言葉も思い浮かぶので……。


これは超・オススメします。
単純なアクション映画としても見応えがありますし、前述のとおり、深いテーマ性を持つ作品としても一級品です。

できれば、原作にある「事実」を知らずに観てほしいとも思います。
その事実こそが、作品のミステリーとしてのおもしろさであり、尊いテーマなのですから。
おかげで、本作はネタバレなしで魅力を語るのが難しくってしかたがありません。

これまでもロン・ハワード監督は『シンデレラマン』『フロスト×ニクソン』といった「実話もの」を手がけたきましたが、やはりその手腕は映画界でも随一であると思い知らせれました。

隅々に至るまで気合の入った作品ですので、体調を万全にして鑑賞することをオススメします。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2016-01-16 : 映画感想 : コメント : 5 : トラックバック : 0
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『イット・フォローズ』境界を越えろ(映画ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はイット・フォローズです。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:わからないこそ、こわい

あらすじ


19歳のジェイ(マイカ・モンロー)は、恋人のヒュー(ジェイク・ウィアリー)から“それ”をうつされた―。
その日以降、ジェイには他の人には見えないはずの“それ”が見え始める。
動きはゆっくりとしているが、捕まると確実に死が待ちうける“それ”から逃れるため、ジェイは友人たちとともに回避方法を探すのだが……




200万ドルという低予算で撮られ、批評家から絶賛を浴びたホラー映画です。

本作でまず優れていることは、恐怖対象である“それ”から逃れるための「ルール」が明確であることです。

<“それ”のルール>
(1)“それ”はうつされた者だけしか見えない。
(2)“それ”に捕まったら必ず死が待っている。
(3)“それ”はうつした相手が死んだら自分に戻ってくる。
(4)“それ”はさまざまな人間の姿になり変わる。
(5)“それ”は歩く速度が遅いが、頭はいい。
(6)“それ”は誰かとセックスしたらうつすことができる

………
えーとね、(6)にビックリですよね。
死から逃れられない→回避方法は誰かとセックス!
って、一歩間違えばギャグにしかなりません。

しかし、本作はそういった設定の無茶さがまったくと言っていいほどシリアスな笑いにつながっていかないのがミソ。
というか、近年稀にみるガチで怖い映画になっていました。


なぜこんなにも怖いのか?と言えば、こうしたルールが明確な反面、恐怖対象である“それ”の正体や目的が一切わからないことです。

ホラー作品というものは「未知である」「理解できない」からでこそ「怖い」ものであると思います。
『呪怨』シリーズは過度に恐怖対象の正体を明かさなかったOVAバージョンのほうが数倍怖かったですし、『女優霊』から「未知」部分の怖さを完全スポイルした『劇場霊』は見事なスットコドッコイな作品になっちゃいました。

しかし、『イット・フォローズ』の“それ”はマジで理解不能な存在であるわけで、しかも「逃れらない死」というものをキッチリと突きつけてくるわけです。

秀逸なのはオープニングシークエンスで、ここだけで「“それ”に捕まったらマジでヤバイ」事実を知らしめてくれます。


「じわじわと迫り来る」という本作の恐怖描写をみて、ジャパニーズホラーの名作『リング』を思い出す方は多いはずです。

リング
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『リング』の設定は「呪いのビデオテープを見たら7日後に必ず死ぬ」という、『イット・フォローズ』と同様の、鼻で笑うようなバカバカしいものなのですが……それをとことん「本物」として見せることで極上の恐怖を作っていました。

また、『イット・フォローズ』の特徴的な設定「他人にうつすことができる」というのも、『リング』シリーズの影響を強く感じます(『リング』のビデオテープは、ウイルスのように増殖し、人々を死に追いやる存在であるということが強く強調されていました)。

『イット・フォローズ』では「セックスを媒介して恐怖の対象がうつっていく」・・・ということで、これはもしかするとエイズ(HIV)のメタファーなのかもしれませんね。
エイズがこの世に現れたころは、それは正体のわからないものであり、ほぼ必ず死が待ち受ける恐怖の対象だったのでしょうから。

余談ですが、この『イット・フォローズ』では、「少年時代に隠したエロ本」の思い出について、「バカバカしいな」と登場人物が笑ってしまうシーンがありました。
これも、本作の「“それ”はセックスするとうつすことができる」というありえなさを皮肉っているものなのでしょうね。
もっとも、そのバカバカしさが「笑えなくなる」からでこそ、本作は怖いわけですが……。


その独特の映像美とカメラワークも特筆ものです。

映像はデジタル時代ならではのシャープなもので、アメリカの郊外(荒廃したデトロイト)の退廃した画は映画にじつにマッチしています。

カメラワークは、ときどき主要キャラの視点から離れ、“それ”から登場人物を見たような視点にもなります。
固定した視点とパン(スライドして動く)をうまく組み合わせること、ときどきPOV(主観視点)のホラーを思わせるところもあり、これも「どこかに“それ”がいる」怖さを引き立ててくれました。


音楽の魅力についても触れないわけにはいきません。

It Follows
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音楽を手がけたのはdisasterpeaceという平和なんだかよくわからない名前のアーティスト。
いままではゲームミュージックを手がけていたとのことですが……そのエレクトロニカ風のBGMには一種の「浮遊感」があり、凡百のホラーとはまったく違う雰囲気を提供してくれました。


個人的には、「作中のルールが明確」という点で、モンスターパニック映画『トレマーズ』の高鬼や、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のスタンドバトルが好きな人にオススメしたいです。

トレマーズ [Blu-ray] ジョジョの奇妙な冒険 1~7巻(第1・2部)セット (集英社文庫―コミック版)<意外と似ている作品?

このふたつと『イット・フォローズ』は、「登場人物といっしょに、ルールに則った打開策を考える」というゲームのようなおもしろさがあるのです。


難点は、中盤に物語が停滞する時間が長めなこと。
これはクライマックスへの布石でもあるのですが、やや冗長さは否めません。

また、作中の時代設定が不明という点も賛否あるかも。
タイプライターやガチャガチャとダイヤルを回す方式のテレビがあったり、携帯電話が存在しないかと思いきや、なぜか貝型の電子書籍リーダー(?)が登場したりするのですから。
このあたりは、「日常とは違う不思議な世界」という感覚があったので、個人的には悪い印象はありません。

でも欠点と言えばそれくらい。
中盤の停滞感も、裏を返せば登場人物の個性がしっかりと描かれているということなので、決して大きな欠点ではありません。


これは劇場で堪能するホラーとしては、太鼓判を押してオススメします。
自分は『スペル』や『死霊のはらわた2』などのホラーなのかギャグなのかどっちかわからんような作品も大好物なのですが、こうした笑いなしの「ガチホラー」はやはり貴重です。
その作風の特殊性からやや好き嫌いは分かれるでしょうが、「ホラー映画が大好き!」であれば問題はないでしょう。

なお、R15+指定ですが、グロシーンはほとんどなく(ただし1カットだけかなりキツいグロあり)、エロ(“それ”をうつすためにはセックス!)もそれほどドギツイものではありません。
痛いのが苦手だという人も、これくらいなら安心でしょう。

ていうか、予告編でだいぶ重要なシーンがネタバレしているのはどうかと……。
本作は、あまり予備知識を入れずに観ることをオススメします。


余談ですが、主演のマイカ・モンローは、同じくホラー映画の『ザ・ゲスト』でも主演の女の子を演じていました。

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こちらも存分に「未知なる対象の怖さ」がある作品なので、ホラー好きにはぜひ一度観て欲しいところです。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2016-01-15 : 映画感想 : コメント : 5 : トラックバック : 0
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『クリムゾン・ピーク』デル・トロ流の火サス劇場だった(映画ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はクリムゾン・ピークです。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:デル・トロご乱心の珍作映画(やったぜ!)

あらすじ


イーディス(ミア・ワシコウスカ)は10歳のころに死んだはずの母親を目撃して以来、度々幽霊を見るようになっていた。
イーディスは父親の死をきっかけに恋人トーマス(トム・ヒドルストン)と結婚し、彼の姉であるルシール(ジェシカ・チャステイン)といっしょに屋敷で暮らしはじめる。
その屋敷は、冬になると地表の赤粘土が雪を赤く染める「クリムゾン・ピーク」と呼ばれる山頂にあった……




男の子の夢を具現化した傑作『パシフィック・リム』をこの世に送り出し、世界中のみんなから愛されているオタク監督ギレルモ・デル・トロによる最新作です。

今度は監督のみならず脚本と製作も手掛けており、監督の趣味であるゴシック調のきらびやかな画が満載!
エヴァレット・ミレイに影響を受けたと思われる衣装と美術は、好きな人にはたまらんでしょう。

ジョン・エヴァレット・ミレイ: ヴィクトリア朝 美の革新者 (ToBi selection)<ミレイっぽい美麗さも満載

「デル・トロ史上、もっとも美しい映画」という触れ込み通り、確かに綺麗だな〜でもお話のほうが下世話すぎてちっとも美しくないよ!

……えーと、急にぶっちゃけてすみませんでした。
いやあでもなんだこれ?

本作は予備知識のない方だと「美しい屋敷で幽霊に襲われるゴシック・ホラー」に感じると思うんです。
だけど蓋を開けてみてびっくり、もういいや、言ってしまうと本作は火曜サスペンス劇場か、世界仰天ニュースとかで観たような内容でした。

火曜サスペンス劇場 主題歌集 DX<これとだいたい似たような内容

正確には
(1)あれ?メロドラマかな?
(2)あれ?幽霊が出てくるホラーかな?
(3)あれ?人間が主体で攻撃(物理)するサスペンスになったぞ?
(4)なんだよこの安い愛憎劇←火サス要素
(5)最後は◯◯◯かよ!(さすがにネタバレなので秘密)
と、1本の映画で5つくらいの要素が楽しめるとってもオトクな内容となっています。言い換えれば支離滅裂です

この「おもてたんと違う!」「そんな話かよ!」「話をちゃんとまとめろよ!」と ̄|_|○ <ズコーッっとできるアホらしさは『ドリームキャッチャー』や『ジュピター』とだいたいいっしょでした。

ドリームキャッチャー [DVD] ジュピター [DVD]<だいたいこんな珍作っぷり

そんなわけで、本作はツッコミどころが無尽蔵です
終盤の珍シーンは笑いをこらえるのに必死だったんですが(こらえられなかったけど)、これで笑わないほかの観客は強靭な精神力を持っているなーっと思い知らされました。


大問題のお話のことは置いといて、キャストはとってもよかったですね。
ミア・ワシコウスカは20代後半ながら少女のような可憐さがあるし、『MAMA』でもホラー映画の主演経験があるジェシカ・チャステインはいい感じの「危うい」役を好演しています。

なによりも、『マイティー・ソー』のロキさま役でおなじみのトム・ヒドルストンロキさまに負けず劣らずの残念な萌えキャラを演じきっているのがたまりません。

ムービー・マスターピース マイティ・ソー/ダーク・ワールド ロキ 1/6スケール プラスチック製 塗装済み可動フィギュア<今回も残念です!

もうこれ『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でロキさまにキュンキュン来た方は必見でしょう。
もはやトム・ヒドルストンにはこういう役しか来ないような懸念もありますが、まあいいや、ハマっているから。




難点は前半の展開がヌルめで退屈なこと。
(あんまり興味を惹かれない)メロドラマはそれなりに後半への伏線が込められているのですが、それにしたって屋敷(メインの舞台)に行くまで1時間もかかるのはさすがに冗長です。

そして、ツッコミどころは許せない人はとことん許せないでしょう(笑)。
「ゴシックホラーかと思ったら火サスみたいな話かよ!」というガッカリっぷり(個人的には好物)もどうかと思うしなあ。

ホラー演出が超典型的で、「ああ、こう来るな」「こういう演出になるな」という予想が9割がた当たるのもどうかと。ぶっちゃけホラーとしてはあんまり怖くありません。
言い換えれば基本に忠実な、とても丁寧な演出なのですが……ホラーを観慣れているいる方にとっては物足りないでしょう。まあ終盤の展開はぜんぜん予想GUYだったけど。

あと、本作には痛〜い殺傷シーンが多いのでご注意を。
これは同監督の秀作『パンズ・ラビリンス』を彷彿とさせました。

パンズ・ラビリンス [Blu-ray]<この作品も痛かった……

『パンズ・ラビリンス』はPG12指定どまりでしたが、本作はR15+指定にアップ。
性的なシーンも少なからずあるので、このレーティングは妥当かと思われます。

しっかし、公開劇場が17館しかなく、東北、中国、四国がハブられているのは改めて納得できませんね。
ここまでの珍作を観ていただく機会が少ないというのはあまりに残念です。


そんなわけで、冷静にお話のことを考えるとわりとヒドいですが、ゴシック調の美術が好きな方、デル・トロ監督のファンは是が非でも観なくてはならない一本でしょう。
できれば「『MONSTERZ モンスターズ』に匹敵する珍作映画を観るんだ!」と意気込んでからどうぞ。心地よい失笑があなたを待っています。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓ もう今回はツッコミどころしか書きません(この映画がマジメに好きな方にはごめんなさい)。

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2016-01-13 : 映画感想 : コメント : 8 : トラックバック : 1
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"2015年映画ベスト10"をみんなで語り合う映画会を2月6日(土)夜に開催します

さてさて、今日は告知です(映画感想が遅くなってごめんなさい)。
"2015年映画ベスト10"をみんなで語り合う映画会を開催します

2015映画ベストっぽいラインアップ<2015年のベスト映画といえばこういうの?

前回&前々回が、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』からリーダーシップを学ぶとか、「元凄腕ナンパ師」と「3000組以上を支援した夫婦関係コンサルタント」による男女関係を学ぶとか、わりと前衛的な企画(笑)だったこともあり、今回はより万人向けな内容となっております。

今回の企画の発足のきっかけは……、Twitterのハッシュタグ「#2015年映画ベスト10」やブログなど、ネット上では1年間の映画ベストをあげることが盛んであり、それをみんなで集まって語り合ったらすんげえ楽しいのでは?と思ったことです。

前回&前々回に引き続き人間映画のWikipedia成宮秋祥さんが登壇するほか、映画検定1級をお持ちの方も、今回参加されます。
だけど、映画にあんまり詳しくない方でも、楽しく映画を語り合う場にしたいなーという願いもあります。
そのため、今回も専用のシートを用意することにより、ご自身が好きな映画について話しやすくなるように工夫をしています。

ぜひぜひ、「2015年の映画ベストといえばコレだろう!」「俺はこの映画が2015年のベストなのに、なんでみんな観ていないんだ!」な方の参加をお待ちしております。

「映画ベストってどう語ればいいねん?」と思った方は、ライムスター宇多丸のシネマランキングを参考にするといいかもしれません。


そして、今回は映画配給・制作会社のファインフィルムズさんご提供の試写会のプレゼントも決定しました。

ファインフィルムズ<ファインフィルムズさんの公式サイトより

どの映画の試写であるか、当選者の人数は、映画会の当日に発表します。
ただし、試写への当選者はTwitterアカウントをお持ちで、映画の感想をつぶやいていただける方限定にしますのでご了承ください。


あとね、人間映画Wikipedia成宮秋祥さんのが考えた激ムズ(褒め言葉)の映画クイズも実施します

いやあもう、前回のクイズの難しさは自分のツッコミが追いつかないレベルだったんですが、今回もたいがいヒドい(褒め言葉)です。
いま成宮さんが送ってきてくれた問題を見たらめまいがしましたからね(実話)。
我こそはと思う映画に詳しい方はぜひ正答を目指してしてみてください(答えはみていないので、当日は自分もチャレンジします)。

今後はこのクイズも映画会の目玉にしたいですね(賞品も用意しております)。
いや、本当にムズすぎて(映画に詳しくなくても)逆に楽しいから!本当だから!


開催日は2016年2月6日(土)です
また、時間は19時から21時30分まで(18:30受付開始)と、遅めの設定にしてみました。(これは前回は土日に仕事があり、参加できなかった方の意見を考慮したためです)
会場は東京・大江戸線勝どき駅から徒歩2分の場所となっております。

参加費は2,000円(税込)とリーズナブルにしました。
参加人数はMAX30名(→会場との兼ね合い、facebookからの参加もあることから、運営スタッフを含めて25名に変更しています)とわずかですので、お早めの応募をお勧めします。

ぜひお気軽に、以下のページからご参加ください。

<第3回 映画の“ある視点(テーマ)”について語ろう会 | eventon(イベントン)>
→締め切りました!


<閑話休題>


余談ですが、cocoという映画サイトでは、2015年ベスト映画を2月1日まで募集しています

coco映画<Twitterから応募可能

こちらで先んじてベスト映画を応募をしておくのも、ひとつの手段かもしれませんね。


もうひとつ余談。2015年末、映画ファンが集まってサントラを大音量でかけたりする大変楽しいバー「薬酒Bar」でも、映画ベストをみんなで語ったりしていました。

薬膳BAR<映画音楽をかけたりしてみんなでワイワイします。

↓自分も発表しています(ブログの映画ベスト20とちょっと変わっていてごめんなさい)。
<【イベント】2015年劇場公開作ベスト20発表会レポ | ファンダンゴ>


やっぱり、こうしてリアルな場所で映画を語り合うって楽しいんですよね。
そんなわけで、よろしければ2月6日(土)に会場でお会いしましょう!

(追記)↓こちらの記事でも当イベントを紹介していただきました!

<語って学んで!お茶してプレゼンして!気軽に行ける『映画好きが集まるイベント』特集 | FILMAGA(フィルマガ)>
2016-01-12 : いろいろコラム : コメント : 0 : トラックバック : 0
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『傷物語I 鉄血編』“映画ならでは”満載(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想は傷物語I 鉄血編です。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:短っ!

あらすじ


それは春休み、3月25日の夜。
高校二年生の阿良々木暦は、噂に聞く「金髪の吸血鬼」と出会った。
瀕死の重傷を負った吸血鬼は、暦に全身の血を捧げてほしいと申し出るのだが……。




西尾維新原作の小説『傷物語』のアニメ映画化作品です。

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『傷物語』は、『化物語』『猫物語』『花物語』『偽物語』などなど名前を変えて展開している『物語シリーズ』の第2弾(通巻では3巻目)に当たります。

『物語シリーズ』の人気が爆発したのは、深夜に放送されたテレビアニメシリーズでした。

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知らない方にこのアニメがどんなものかと端的に説明しますと、登場人物の会話が作中の9割を占める、しかもその会話の大半が(いい意味で)どうでもいいという、どこのタランティーノだよと思う作品になっています。

でもこの変人ばかりの登場人物による、無駄っぽい「掛け合い」こそが『物語シリーズ』の魅力。
ほかのアニメにはないオリジナリティを確立し、名実ともに超人気アニメの地位を不動のものにしました。

そして原作『傷物語』はシリーズの中でももっとも人気があったので、ファンは劇場版としての制作発表に歓喜しました。
その発表はなんと2010年。さらに2012年公開予定だったのが2016年に延期される……。
なんと、6年もファンは待たされていたのです。


自分もアニメに大ハマりしたクチだったので、2016年の映画の公開決定に喜んだのですが……、同時にすげえがっかりしたことがあります。
それは本作が3部作になっちゃったこと。そしてこの第1部の上映時間が60分しかないことです。

例えるならば、さんざん待たされてから公開された『スター・ウォーズ エピソードI』を3つに分けて公開するようなもんですよ。そりゃファンは怒るよ。


じつは、こうした上映時間の短いアニメ作品が公開されるのは珍しいことでもありません。
たとえば、『マルドゥック・スクランブル』は劇場アニメ版が3部作で、それぞれ1時間にも満たない上映時間で公開されていたりしました。


子ども向けアニメにおいても、現在『シンドバッド』シリーズが3部作で、それぞれ50分程度で劇場公開されています。

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※第2弾『シンドバッド 魔法のランプと動く島』は1月16日公開。

アニメ業界の現状はとても厳しく、制作費の回収のためには致し方のないところもあるのでしょうが……第1作目が「起承転結の“起承”だけで終わってしまう」のは、やはり物足りないです。


そして……アニメに限らず、近頃の日本の大作映画作品は『前後篇』に分かれるケースが多くなっているんですよね。
例:『るろうに剣心 京都大火&伝説の最期』『進撃の巨人』『僕等がいた』『ちはやふる

ソロモンの偽証』がコケちゃったのは、こうした前後篇が多くなったことのワリを食っちゃったからなんだろうなあ。

そういえばゲームの『ファイナルファンタジーVII リメイク』も分作になっちゃうし
競争の激しいエンタメ業界は、本当にどこも厳しいんですね。


一方で、ファンにもっとも人気のあるエピソードを、2時間43分という破格の上映時間で公開した『涼宮ハルヒの消失』という作品もありました。


今回の『傷物語』も、この作品のように1本だけで、たっぷりの上映時間を使って公開してほしかったですね。

映画という媒体は、拘束された時間で物語の最後まで観られることこそが魅力のひとつ。
あっという間に終わってしまうことよりも、起承転結の最後まで見届けられないことのほうがより寂しく感じています。


さらに今回の『傷物語I 鉄血編』では、4週連続で違った小説が特典として配られています。同じ映画を4回観ないといけないなのかよ!

3部作なので、今後も同じような特典がつくのでしょう。
しかも小説は全15話あることが明かされています合計で15回も観ないといけないのかよ!

こういう特典がアニメファンの心をくすぐるのもわかるのだけど、これはさすがにやりすぎだよなあ。


<閑話休題>


さてさて、特典や3部作の問題はおいといて本題。
自分はテレビアニメ版の『物語』シリーズにおける「台詞で埋め尽くされる」会話劇が好きだったので、今回の映画『傷物語』でも同じかな〜と期待していましたが、うん、テレビアニメ版とぜんぜん違う

まず、この映画版『傷物語』では、主人公のナレーションが皆無になっています。
テレビアニメ版では原作小説そのままの「語り」が、各話の冒頭にナレーションで登場していたのですが、それがまったくないのです。

もうひとつは、すごく閉鎖的で、孤独感のある場所が舞台になっていること
画はかなり暗く、登場人物は必要最低限。
(これはテレビアニメ版からでもそうですが)モブキャラが一切登場しないこともあり、日常とかけ離れた場所にいるような不安感があったのです。

さらに、「ずぅぅぅぅぅぅん」という重低音の音響がすさまじくよくできています。
暗い画もあいまって、本作にはまるでホラー映画のような雰囲気さえありました。

これは「劇場で観るアニメ」を考慮した結果でしょう。

過度にベラベラとしゃべらずに、「間」や「画」で魅せる。
劇場というハコで、異空間での孤独感を得られる。
テレビアニメ版とまったく違う魅力を提供していることに、感動しました。


また、本作は工場マニアにもオススメしたいですね。

工場萌え 工場ディスカバリーZ<こういうの好きなら必見

なぜなら、背景にわんさかと寂れた工場が登場して萌えられるから。

ほかにも作中では田町の本屋、日劇のビルから地下鉄に行くための階段など、アニメではおなじみの聖地巡礼(ロケ地めぐり)できる楽しさがあったりもします。これは原作にない魅力ですね。


なお、この『傷物語』は、『物語シリーズ』では時系列でもっとも初めにあたる『エピソード1』であるので、本作からでも問題なく楽しめます(原作者自身も「ここから読んでもいい」とあとがきで言っていました)。
テレビアニメシリーズを一切観ていなくても、この映画版『傷物語』はおもしろく観られるでしょう。

とはいえ、万人向けでない要素が満載なのですけどね。
オープニングシークエンスはファンにとっても「!?」となるし、画の切り替えのときに意味深な文字を挟むという演出があるし、わりとグロいシーンもあるし(PG12指定でもよくない?)、しかも(3部作だから)物語が途中でぶった切られるんですから。

う〜ん、やっぱりファンじゃない人も呼び込むためにも、1作でまとめて公開したほうがよかったんじゃないかな。


そんなわけで、どうしても「短い」という不満が払拭できないものの、アニメとしてのクオリティーは存外高いので、ファンの方には大プッシュでオススメします。
エンドロール後にもおまけがあるので、最後までしっかり観ましょう!

以下、原作との違いをネタバレで紹介↓ ストーリー上のネタバレはあまりありませんが、映画を未見、または原作(今回の『鉄血編』に当たる部分のみ)を未読の方はご注意を。

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2016-01-09 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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主人公にマイノリティが多くなった2015年ベスト漫画20

2016年も早くも1週間が経過しましたね(時間の流れが速いことから現実逃避中)。

そんなわけでベスト映画に引き続き、現在連載中(または完結を迎えた)の個人的な2015年のベスト漫画20を紹介します。

※各順位の横のタイトルをクリックすると、それぞれの作品の試し読みページに飛びます。
※画像をクリックするとAmazon.comの商品ページに飛びます。

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2016-01-07 : いろいろコラム : コメント : 6 : トラックバック : 0
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2016年1月の気になる映画一覧(マイナー推し)

2016年もよろしくお願いします。
明日から毎日更新するよ!(いつまでとは言っていない)→ごめんよ!1日だけで無理だったよ!明日9日はたぶん更新する!

そんなわけで1月の気になる映画一覧です。

↓以下も参考にしましょう。
2016年1月公開で観たいと思っている映画の覚え書き|三角絞めでつかまえて
2016年に絶対観たい新作映画10本|三角絞めでつかまえて

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2016-01-06 : 月ごとの気になる映画 : コメント : 14 : トラックバック : 0
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『映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』再会の形(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想は映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:ちゃんと誠実な『ちびまる子ちゃん』でした。

あらすじ


お金持ちの花輪くんのうちに、世界5ヵ国から子どもたちがやってきた。
個性豊かな新しい仲間にクラスのみんなは興味津々で、まる子の家にもイタリアからきた男の子アンドレアがホームステイすることになった。
みんなで旅行に行くとき、なぜかアンドレアは大阪に行きたいと希望するのだが……。




国民的人気漫画・アニメ『ちびまる子ちゃん』の劇場版第3作です。

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なんと、前作『わたしの好きな歌』から23年ぶりの新作なのです。
『わたしの好きな歌』は大好きな映画だったのにほとんど覚えてないな〜と思って借りようとしたら、数多くの楽曲を使用しているためにDVDが権利的な関係で発売されていないんですね。もう一度観せて、おねがい。


本作『イタリアから来た少年』になんだか懐かしい雰囲気があるのは、ここまで久しぶりの劇場作品にも関わらず、作中の時代が昭和49年から止まっていることがひとつの理由でしょう。
本編では携帯電話が登場せず、テレビはまだダイヤルをガチャガチャ回す方式などなど、昭和の文化がちょっとずつ顔を見せているのです。

これはもう40代以上のおじさま、おばさま方にはたまらない要素でしょう。
しかもこの昭和な要素が、物語にしっかり絡んでくることがミソ。
詳しくはネタバレになってしまうので言えませんが、これは便利な現代であると話が成立しにくくなってしまうんですよね。


なお、『ドラえもん』の映画がそうだったように、この映画シリーズも原作者のさくらももこ先生が原作と脚本を手がけています。


『わたしの好きな歌』と本作に共通していることは、「出会いと別れ」が描かれていること。
しかも今回は文部科学省お墨付きで、異文化交流と国際協力を訴えています。

このふたつの要素がゴリ押しになっていたらどうしよう・・・と思っていたのですが、ちゃんと『ちびまる子ちゃん』という作品の性質にあった物語になっていました。

過去の『ちびまる子ちゃん』(原作およびアニメ)でも、南の島に住む「プサディ」やクラスメイトの「大野くん」などのキャラとの「出会いと別れ」が描かれていますし、さくら先生が好きな題材でもあるのでしょう。

異文化交流と国際協力については「海外の子どもがホームステイに来る」という多くの人に体験の機会があるもので、違和感なく物語に溶け込んでいます。
濃ゆいキャラ描写に始終するのではなく、日本との文化との違いも描かれていたのもよかったです。


物語は「大阪と京都にみんなで旅行に行く」というロードムービーのような要素があり、『クレヨンしんちゃん』映画シリーズのようにファンタジー展開になることは一切ありません。
『ちびまる子ちゃん』という昭和の世界観を崩すことなく、長編映画ならではの奥行きを作ることに成功しています。

感動したのは、ほんのちょっぴりのキャラクターの言動がしっかり伏線として生きていること。
本作でのニューキャラクター・アンドレアの「遠慮をしてしまう」性格の描きかたはとても丁寧で、ついつい感情移入をしてしまいました。

そういえば、さくらももこ先生は旅行のエッセイ本も出版されているんですよね。

ももこの世界あっちこっちめぐり
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旅行本にも関わらず冒頭で「あんまり旅が好きじゃない、家の方が好き」とぶっちゃけているのに笑いました。
さくら先生はエッセイストとしても抜群におもしろい方なので、ぜひ『もものかんづめ』のような書籍も読んでみてほしいです。


本作において知って欲しいことは、ポスターと作中に出てくる「灯籠流し」に「死者の魂を弔う」という意味があることです。
(いまでは灯籠流しは願い事を書いて流す行事とされている場合が多いようです)

映画 ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年 (集英社みらい文庫)舞台の静岡県でもやっています

アンドレアの境遇を思えば、この灯籠流しを扱ったことにさらなる意味を感じられるでしょう。
できれば、この行事をリアルタイムで感じられる夏に本作を公開してほしかったかな。


残念だったのは、6人いるホームステイの子どもたちみんなが活躍できるとは言えなかったこと。
とくにアメリカから来た「マーク」というキャラはほとんど空気状態でした。
マークはじつはテレビ版の100話と101話に出てきた懐かしのキャラなのですが、これじゃあファンも納得がいかないでしょう。

このうちの5人(新キャラ)は有名人を声優として起用して、話題を集めるという手法でもあるので致し方のないところもあるのでしょうね。



総じてキャスト勢はうまい(とくに中川大志さんはスゴい)ですし、たとえ下手であっても「外国から来たばかりなので日本語が下手でもOK」という免罪符までついてきているのですが、ローラはローラ以外の何者でもなかったですね(笑)。ていうか、なぜ香港のキャラを当てたんだろう?
そういやローラは、年末の『笑ってはいけない探偵24時』の古畑任三郎もヒドかったなあ(こっちはそのクオリティの低さをネタにしていたからいいのだけど)。
ローラは映画『バイオハザードVI』にも出演するのだけど、大丈夫かな・・・(たぶん大丈夫じゃない)。


もうひとつ不満を言うならば・・・起承転結がすべてネタバレしている予告はいかがなものかと。


※ネタバレ注意

いや、まあ結末は「外国人がホームステイに来る」という内容ですでにわかりきっているようなもんなのですが、もうちょっとやりようがなかったのか。

さらにテレビCMには「まる泣き」というキャッチフレーズが使われていたらしい
23年ぶりに復活したのも、『STAND BY ME ドラえもん』の大ヒットにあやかった結果なんだろうな。

STAND BY ME ドラえもん(ブルーレイ通常版) [Blu-ray]<「ドラ泣き」のようなウザい宣伝、再び。

しかも『妖怪ウォッチ』と『スター・ウォーズ』が公開される時期にぶつけてくるという強気ぶり。
そんな感じなので、この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞で現在4位になっているのも、さもありなんですね。
はなまるうどんなどとコラボをしていたり、そこらかしらで宣伝マンの努力が垣間見えるのはいいんですけどね・・・。


そんな不満もありつつも、さくらももこ先生の脚本がしっかりしているので、お子様はもちろん、『ちびまる子ちゃん』のファンにも安心しておすすめできる内容です。
物語が訴えていることも教育上とてもよいものなので、親御さんも安心でしょう。

親子で観るアニメとして、存分にオススメいたします。
エンドロール後にもおまけがあるので、最後まで観ましょう!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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2016-01-05 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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2011年 映画ベスト20
2011年 映画ワースト10

映画パロディAVタイトルベスト10
映画邦題ベスト10&ワースト10
Yahoo!映画のステマ評価ワースト5
レビューサイト「Filmarks」の優れた点&ちょっと微妙なところ
剛力彩芽のゴリ押しっぷり
真のレゴムービーの日本版予告編


<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』


<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

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