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『さらば あぶない刑事』還暦越えのおじさまにハアハアできる映画(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はさらば あぶない刑事です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:強いおじさまががんばるって、素敵

あらすじ


浜港署捜査課刑事のタカこと鷹山敏樹(舘ひろし)と、ユージこと大下勇次(柴田恭兵)は、定年退職が5日後に迫っていた。
タカとユージは危険ドラッグのブラックマーケットを嗅ぎつけ、キョウイチ・ガルシア(吉川晃司)と彼が率いる中南米の犯罪組織・BOBへとたどり着く。
かつてユージが更生させた元不良グループのリーダー川澄(吉沢亮)、タカの最愛の恋人である夏海(菜々緒)も、やがて事件に巻き込まれるようになり……。




1986年にスタートした大ヒットドラマ『あぶない刑事』シリーズの11年ぶりの新作にして、第7作目となる劇場映画版です。

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※劇場映画版も過去に6作あります。

この映画を観る方はテレビシリーズからのファンが多いのでしょうが、自分はひとつも観ることなく劇場に足を運びました(ファンの方、ごめんなさい)。
何せ、観る前はふつうにタイトルの読みを「あぶないけいじ」だと思っていたくらいですから(酷い)(略称は『あぶデカ』です)。

それでもこの映画はおもしろかった!
内容はとにかくエンターテインメントに特化。
だいたいが荒唐無稽(褒め言葉)、勢い任せのご都合主義的展開(褒め言葉)も含めて楽しくって仕方がなかったのです。

おそらく、作り手も「『あぶデカ』を知らない若い人にも楽しんでほしい」という願いがあったのだと思います。
吉沢亮菜々緒という若手人気俳優/女優のキャスティングももちろんですが、アニメ『アクティヴレイド』とのコラボポスターが展開されていたりするのですから。

さらばあぶデカ あくてぃぶれいど<アニメファンも対象

内容そのものも、はじめて観る方でも無問題で楽しめるでしょう。
物語は本作だけでキッチリ完結していますし、何より本編は(いい意味で)頭空っぽで楽しめる娯楽作なのですから。

何より、おじさまたちが壮絶にカッコいいんですよ、この映画。もうこの点だけ語れたらほかのことはどうでもいいです。
主演の舘ひろし柴田恭兵とっくに還暦を迎えているんですが、どうしてこんなにカッコいいの?
溢れ出るダンディズムと、茶目っ気ありまくりのユーモア、そしていざと言うときは頼りになるって、どんだけですか。抱いて

若い女性でも、年上のおじさんフェチの方はけっこういると思うんですよ(願望)。
もしそうなら観に行け。ぜったい損はしませんよ。

そして、初登場となる悪役・吉川晃司の魅力について、語らないわけにはいけません。

別冊カドカワの本  愚  日本一心 吉川晃司 (カドカワムック 別冊カドカワの本)<何をやってもカッコいいよね。

もうね、その滲み出る悪役としてのカリスマ性とか、ただいるだけでカッコいい出で立ちとか、その肉体を駆使したアクションとか、『エクスペンダブルズ2』のジャン・クロード・ヴァンダムを彷彿させて泣きそうになったんですけど。
そういえば、吉川さんは『るろうに剣心』でも原作を超えたと思わせるほどの悪漢を演じていましたね。こちらが好きな方も必見です。

なんていうか、自分はこうした強いおじさん(おじいさん)ががんばる作品が大好きなんですよ。
肉体の衰えは確かにある、だけど長く生きたぶんだけの男気を感じるっていうね……そういった要素だけでも、ついつい涙腺がゆるんでしまいます。

しかし、アクションはカーチェイスあり、ドンパチあり、格闘ありと、まったくもって「衰え」なんか感じさせません。
村川透監督はもう78歳なんですけど。何気に『マッドマックス4』のジョージ・ミラー(70歳)を超えてんじゃねーか!

おじいちゃんだけでなく、若い方もがんばっています。
とくに夕輝壽太演じるマフィアの一員はすさまじいインパクトを与えてくれるでしょう。

ゆうきじゃったさん<じつはめっちゃ怖い役

なお、シリーズファンが泣いて喜ぶであろうおなじみのセリフやアイテムもたっぷり登場します
シリーズを観ていない自分は、残念ながらそのネタのほとんどを理解できなかったわけですが、ちょっと調べただけでもどれだけ愛されてきたものかがわかります。

もう本作は『あぶデカ』を支えてきたベテランたちに贈られた、とびっきりのエンターテインメント。
ファンは何よりも優先して、劇場に足を運ぶ価値があるでしょう。


難点は、荒唐無稽な内容なのでリアリティーを求める方には向かないということでしょうか。
あまりにゴージャスにドンパチしまくるので、「あれ?日本って銃社会だっけ?」と錯覚するほど。
ツッコミどころは多いですし、命の危険があるのにオチャらけているところは多いし、随所に「細けえことはいいんだよ!」という潔さ(笑)が見えまくります。

これは『あぶない刑事』の持つ魅力ですので、言うのも野暮なんですけどね。
記者会見で、浅野温子さんが「あぶないデカの原点はゆるーいところ。あとは、つじつまの合わないところばかりだし、リアルじゃないし。だけどそれを「あぶないデカだからね!」と認めさせてさせてしまうところが原点ですね」と語っているのは笑いました。
たぶん『キン肉マン』がツッコミどころ満載だけど、「まあゆでたまご先生じゃしかたないよな」とファンに受け入れられていることといっしょなんでしょうね。

また、「同窓会」的に昔にキャラに会いに行く場面があり、それが若干作品のテンポを殺してしまうことも弱点かも(これもファンサービスなので言うのも野暮)。

あとは浅野温子さん演じる「薫」のキャラがなあ……とりあえず、現実ではこの地球上に存在しないメチャクチャなウザキャラになっていてびっくりしました。

うざいあさのあつこ<UZAI

もともと彼女はテレビシリーズ版ではもう少し落ち着いたキャラで、劇場版でどんどん破天荒な人物になっていったらしいです。
自分はそのキャラも含めて大いに楽しめたのですが、これはファンにとっても賛否両論とのこと。そりゃそうだろうなあ。

また、本作は展開の9割が読めます
悪く言えばありきたり、微妙な言い方をすればベタなストーリーなんですよね。
でもそれはよく言えば王道であり、伏線がちゃんと生きているという証拠。
御年64歳になるベテラン脚本家・柏原寛司の手腕は存分に感じられます。

その他で気になったのは、コマ送りのスローモーションの多様はあんまりカッコよくなかったとか、菜々緒はあんまり好きじゃないとかかな(←ただの好き嫌いの問題)。

そんなわけで、『あぶデカ』のファンはもちろん、ただただ楽しい娯楽作品を期待する方へ存分におすすめします。
多少のバイオレンス描写はありますが、それほどドギツイものではなく、ちょうどいい刺激を与えてくれるでしょう。
エンドロールの最後まで、しっかり観ましょう!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2016-02-01 : 映画感想 : コメント : 5 : トラックバック : 1
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<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』


<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

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