『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』が駄作である理由をたっぷり語ってやる(映画ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)
個人的お気に入り度:3/10
一言感想:大失敗した『ダークナイト』のフォロワー
あらすじ
超人的な能力を持つスーパーマンことクラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル)は、ゾッド将軍を倒して平和をもたらしたものの、その破壊行為ゆえに人々からバッシングを受けるようになっていた。
両親を幼いころに失っていたバットマンことブルース・ウェイン(ベン・アフレック)もまた、スーパーマンに否定的な感情を持っていた。
ふたつの強大な力は、やがて衝突していくことになる。
※たっぷりとコメントをいただいたのでネタバレに追記をしています!
今後ともご意見をお寄せいただけるとうれしいです。
『ドーン・オブ・ザ・デッド』『エンジェル ウォーズ』のザック・スナイダー監督最新作です。
公式からはあんまりアナウンスされていませんが、本作『バットマン vs スーパーマン』は『マン・オブ・スティール』のれっきとした続編になっています。
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『アベンジャーズ』シリーズをはるかに上回って「もうお前らが前作を観た前提で話を進めるぞ」な作品であり、前作を観ていないとさっぱり意味がわからないシーンが多々あります。
『バットマン vs スーパーマン』を楽しむためには、『マン・オブ・スティール』の鑑賞は必須と断言できます。
さらには、それなりにDCコミック(原作アメリカンコミック)の知識を必要とする小ネタもあります。
アメコミにめっちゃくわしいヒカリさんに聞いた話によると、本作の「あのシーンってどういう意味?」というのは以下の『ジャスティス・リーグ』のコミック版でもわかるそうです。
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できるのであれば、旧『バットマン』シリーズや、『ダークナイト』3部作も観ておいたほうがいいでしょう。
(話のつながりがあるのは『マン・オブ・スティール』のみですので、観る時間がなければ気にしなくてもいいかもしれません)
とりあえずマン・オブ・スティールは観たけどバットマンはよく知らないとか、バットマン昔観たけどうろ覚え…って人のために超基礎知識を雑にまとめたよ pic.twitter.com/Qs4FtZFPnn
— shamo (@shamorouSTIDAH) 2016年3月26日
※とてもわかりやすいバットマンの超基礎知識
BvS、個人的にはこんな印象だった(わかりにくい図) pic.twitter.com/EXJfWFe3sT
— ヴォンボ (@deitoro) 2016年3月28日
※スープスとはスーパーマンの愛称のことです。
さてさて、この時点で「アメコミ映画の初心者には敷居が高い」という欠点があるのですが、個人的にはそれ以上に問題点を抱えまくった駄作に感じませんでした。
まずは、ネタバレのない範囲の問題点を書いていきます。
(1)「正義とはうんたらかんたら」に時間を割きすぎ、視点が飛びまくる散漫な構成
本作ではバットマンとスーパーマンの両方の視点から物語を描くので、けっこう物語の軸があっちこっち飛びます。
その間に「正義とはこういうものだ」という主張がたーくさん飛び交うので、かなり冗長に感じてしまいました。
上映時間は2時間32分とただでさえ長めですが、体感時間は5時間くらいに感じました。
(2)主題に矛盾がある
これが個人的に大嫌いなポイント。
本作では「強大な力を持つスーパーマンは一般人の犠牲者を出している。彼は救世主などではない。」という論理が持ち出されます。
このスーパーマンへの世論、そしてスーパーマン自身の葛藤がどうなったかといえば……ふざけるな。
前半であんだけ「正義とはうんたらかんたら」と言っていたことが台無しです。
(3)主役ふたりが好きになれない。
本気でバットマンとスーパーマンの両方が好きになれません。
これは脚本上意図的にウジウジしたキャラにしていますし、作品の主題に直結しているので、批判するのもナンセンスなのですが・・・正直に言って不愉快なレベルでした。
(4)強引な展開ばっかり
もうツッコミどころ満載、ご都合主義満載で「それはないだろ」「ひどすぎるだろ」と思いながら観ていました。
(5~もっとあるよ!)ネタバレだから↓に書くけどふざけんな
どうあってもネタバレになってしまう不満点がいくつもあります。
とりあえず心が折れたとだけ言っておきます。
どうしよう、個人的に本作はアメコミ映画史上もっとも嫌いな作品になりました。
ちなみに同日に公開された北米では本作は賛否両論、Rotten Tomatoesは30%前後と酷評気味(IMDbは7.6点とそれなりの好評)。
日本のcoco 映画レビューでは60%と微妙な評価になっています。
ベン・アフレックが酷評ぶりにがっくりきている動画も公開されており、これにはちょっと同情してしまうのですが……。
※サイモン&ガーファンクルの曲が反則気味。
自分は同じく賛否両論ある、正義は何たるかを説くザック監督作品『ウォッチメン』や『マン・オブ・スティール』は大好きなんだけどな。
今回はクリストファー・ノーランが脚本にクレジットされていないのですが、それだけで、ここまで物語の出来が悪くなってしまうんですね。
前作のレビュー↓
母と、2人の父の想い 映画「マンオブスティール」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー
こちらも好きです↓
やっぱり悩む鉄壁ヒーロー 「スーパーマン リターンズ」ネタバレなし感想+お気に入りシーン
いいところも当然あります。
ザック監督お得意のスピード感のあるアクション描写、お金に糸目をつけない破壊描写だけでも楽しくてしかたがありません。
ハリウッド超大作としてのボリューム感は確かに感じられるでしょう。
ものごっつ「うぉぉおおおおおお!」とアガるシーンがあり、そこだけでもお釣りがくるってもんです。
ハンス・ジマーとジャンキーXLが共同作曲した音楽もじつにシビれます。
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もう観たひと全員が「あのときの曲最高だああ!」と絶賛できる憩い。ぜひここを楽しみにしてください。
おすすめ記事↓
世紀のヒーロー対決は音楽も最強?!『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』 | シネマズ by 松竹
役者もみんなよかったですね。
ベン・アフレックやヘンリー・カヴィルはもちろんですが、注目はレックス・ルーサー(スーパーマンの宿敵)を演じたジェシー・アイゼンバーグでしょう。
「矢継ぎ早でしゃべりまくるムカつくオタクキャラ」を演じさせたら、もはや彼の右に出る者はいないんじゃないでしょうか。
吹き替え版は超人気声優の神谷浩史さんがレックスを担当しているとのことですので、そちらを選択するのもアリかもしれませんね。
今回のバットマンとワンダーウーマンの造形もじつにカッチョいい。
ワンダーウーマンはもともとの「星条旗」という要素がなくなってしまったので賛否両論ですが、自分はその露出度とスタイリッシュさがしっかり共存していて大好きです。

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また、『マン・オブ・スティール』で多くの方が思っていた「周りの影響を考えずに破壊しすぎじゃね?」というツッコミどころ(不満点)を、今回の主題に持ってきたこと自体は大好きでした。
いろいろ振り返ると、本作はよくも悪くも、傑作『ダークナイト』の影響を受けまくっていると感じました。
今回のレックス・ルーサーはそのしゃべり方、訴えていることも『ダークナイト』のジョーカーっぽくなっています。
ジェシー・アイゼンバーグの演技は素晴らしいのですが、そのカリスマ性がジョーカーには届いていないのも少し辛く感じました。
ジョーカーは有無を言わせない「絶対悪」なような存在でしたが、このレックスは「何がしたいのかわかりにくい」悪役になってしまっています。
いままでのレックスは「尊敬されたい」「権力を欲している」わかりやすい悪役だったので、それをいい意味で壊したのはおもしろいのですが……。
そしてストーリーの一部も『ダークナイト』らしいところがあるのですが、本作でのとある決着の描き方は大いに不満です。
上っ面だけ影響を受けて、けっきょく散漫になっているようなずさんさを感じました。
また、監督ははっきりと『ダークナイト リターンズ』の要素が本作にあると語っています。
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こちらを観て(読んで)、共通点を探してみるのもおもしろいかもしれませんね。
また、ゲーム『バットマン:アーカム・ナイト』シリーズからのアクションが一部「逆輸入」されているとのこと。
バットマン(スーパーマンも)ファンであればあるほど、本作は楽しめそうですね。
本作は間違いなく劇場で鑑賞する価値があります。
賛否両論が吹き荒れているということは、それだけ議論にも花が咲くということ。
この作品は「映画を語り合う楽しさ」のきっかけにもなるのではないでしょうか。
『マン・オブ・スティール』の予習が必要という敷居の高さはあるものの、「バットマンとスーパーマンが戦うんだぜ!」というワクワクは万人向けです。
3Dを意識した画も満載、そしてど迫力の映像が展開するので、最大限に楽しみたければぜひIMAX3D版を選択しましょう。
自分は大嫌いですが、オススメです。
矛盾をしているようですが、自分は強くそう思いました。ぜひ劇場へ足を運んでください。
以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓
〜いいところをまずは語ろう〜
賛同していただけると思うのですが、ワンダーウーマンの登場シーンが最高でしたね!
いつまでたってもワンダーウーマンが出てこない。溜めて溜めて溜めてやっとキター!!!なうれしさが半端なかったです。
しかもこの前には、「宇宙空間に放り出されたけど、(太陽光のおかげで)復活しそうなスーパーマン」が映されるので「あーはいはい、ここでスーパーマンがバットマンを守るために飛んでくるのね」と思わせて、か・ら・の・カッコイイワンダーウーマンがドーンと降り立つわけですよ!
このときの音楽の高揚感も、たまらないものがありました。
その後のバットマンとスーパーマンの会話も
「お前の連れか?」
「いいや、お前のじゃないのか」
と、すげーおもしろかったですね。
ワンダーウーマンのキャラの立ってなさというか「アンタ誰?」というのをギャグにしてくれるとは(笑)。曲のタイトルも「Is She With You?」だし。
※以下の否定的な意見もいただきました。
最高と仰るシーンですが、キャラの立ってないワンダーウーマンの唐突な参戦は全然盛り上がらないです(原作知らない人には彼女が何者なのかも「?」でいきなりやってきた長生きなコスプレおねえちゃんですよ・・・)
でもガル・ガドットさんは最高の演技でした!!
〜フラッシュとアクアマン〜
レックス・ルーサーから盗み出したデータには、後にジャスティスリーグ(ヒーローチーム)のメンバーになるワンダーウーマンのほかに「フラッシュ」「アクアマン」「サイボーグ」の名前があったそうです。
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しかもフラッシュは、写真で登場するだけでなく、劇中で「時空移動(タイムリープ)」の能力を見せていたらしいですよ。
※以下の意見をいただきました。
ブルースの夢にフラッシュが出てくるシーンは・・・ネタバレになるのであまり書けないのですが、原作どおりなら、あのシーンはブルースの予知夢でなく、実際に崩壊の未来からやって来たフラッシュです。
※以下の意見をいただきました。
二回目の悪夢(フラッシュのタイムリープ能力)は夢と思わせて目覚めた後も吹き飛んだ書類が舞っていることから実際に起きたことであるというのが観客にはわかるように描写されています(ブルースは気が付いていない)ここは上手いと思いました
※さらなる原作コミック既読者からのご意見(あの夢はどういう意味なの?)を、いちばん下のコメント欄にいただいていますので、今後のネタバレになっても構わないという方はそちらもお読みください。
〜ジョーカーのいた世界〜
バットマンことブルース・ウェインは「ゴッサムシティはかつてピエロに悩まされた過去がある」と言っています。
どうやら、バットマンの宿敵であるジョーカーが過去に登場していたようですね。
そういえばバットマンの基地には「ハハハッ。ジョークだよ」と書かれたスーツもありました。これもジョーカーが書いたものでしょう。
※これはロビンのスーツであるとご指摘を受けました。
〜同じ名前の母親〜
スーパーマン(クラーク・ケント)とバットマン(ブルース・ウェイン)の母親は、原作からどちらも「マーサ」という名前であったそうです。
アメコミファンの多くはこのことをとくに気にも留めていなかったそうですが、今回は「マーサという同じ名前の母親がいる」ことを物語に組み込んでいました。ここはファンにはおもしろいところですね。
※以下の否定的な意見をいただきました。
「かーちゃん(マーサ)の名前が一緒だった」という戦いの着地点には唖然。なんじゃそりゃ。冒頭の映像を再び流して、「伏線だったんです」の演出。「うわー、気付かなかった」というより「うわー、しょうもなー」という気持ちでいっぱいでした。
※以下の肯定的な意見をいただきました。
よく槍玉に挙がる「オカンの名前が一緒だから殺すの止めるんかい!」問題に関しては 、最初スーパーマンを怪獣のような存在としか見てなかったバットマンが 「いや違う、彼もまた人間だった」と気付くシーンなので僕は言うほど嫌いではないです。
<ここからは不満点を書きまくります、好きな方には本当にごめんなさい>
〜期待したシーンがこれかよ!〜
えーとね、本作の特報でね、どこかの地下で鎖に繋がれたバットマンのもとにスーパーマンが降り立って、「これはどういうことだ!」「これからどうなるんだ!」とめっちゃワクワクするシーンがあるんですよ。
でも残念、このシーンは夢オチとなりました。

バットマンことブルース・ウェインがガバッと起き上がったときの絶望をわかってほしい。
いや、これは予知夢であり、これからの続編で描かれる未来かもしれないけど・・・(そうじゃないとは思うが)。
※以下の意見をいただきました。
原作でもスーパーマンが支配するディストピア世界という番外編も描かれているのですが、いくらブルースの猜疑心の深さを表現するにしても意味不明過ぎますね。
この前にもバットマンは、母親の墓からコウモリの化け物が出てくるという夢を見ていましたね。夢オチを2回も使うとかさすがに酷いと思う。
〜キチンと「VS」にワクワクさせてよ!〜
えーとね、途中からレックス・ルーサーがマーサ(スーパーマンの母)を人質に取って、それでスーパマンがバットマンに協力をしてもらいに話をしに行くシーンがあるんですね。
このときのバットマンは敵意をむき出しで、スーパーマンが話しかけようとしているのに、罠を発動したり、ボッコボッコに攻撃しようとします。
話を聞いたれよ!
で、このまま本作の最大の目玉である「バットマン VS スーパーマン」が始まります。
その対決を待ち望んでいたはずなのに、「それよりも話を聞いてやれ」という気持ちが共存しているため、ぜんぜんワクワクできないんです。
バットマンとスーパーマンの対決の理由は、その「正義の価値感が異なるから」という悲劇であるべきだったのではないでしょうか
そのためにずーっと物語を展開してきたはずなのに、それよりも「話を聞いていない」というほうが気になってしまうのはないんじゃないのかなあ。
〜人質を取られても葛藤しないスーパーマン〜
だいたい、スーパーマンが母親を人質にとられている→レックス「返して欲しくばバットマンと戦え」→スーパーマン「よし、彼(バットマン)に助けを求めよう」と葛藤がいっさいないのは何なの!?人質の効果ゼロじゃねーか!
そういえば、『ダークナイト』にもバットマンの大切な女性が人質に取られる展開がありましたね。
そちらのバットマンの葛藤はとても胸にくるもので、結末も衝撃的だったのに……。
あ、そうそう、なんでマーサ(母)の居場所がわかったんですか?
もう「執事のアルフレッドの捜査能力がめっちゃすごかった」としか説明のしようがないよ。
※バットマンは20年もクライムファイターを続けており、ゴッサムシティを掌握していたからではないか?とご指摘を受けました。
〜スーパーマンの存在の是非はどうなったんだ?〜
本作で描かれているのは、「強大な力を持つスーパーマンは一般人の犠牲者を出している。彼は救世主などではない。」という論理。この問題のためにスーパーマンは世論から批判を浴びていて、バットマンからも敵対視されています。
だけど本作の決着は、スーパーマンが敵と戦って死んだので、それでハイ終わりなんですよ。
前半で描かれた「被害者の気持ち」という問題がすべてスルー。いったい前半はなんだったんだ!?
さんざん問題とされていた「強大な力を持つがゆえの犠牲」について、この脚本はその答えを描くことを放棄しているとさえ思えました。さすがに信じられない。
そもそも、スーパーマンが死んでしまうという展開そのものが受け入れられません。
DCコミックのヒーローが共闘する『ジャスティス・リーグ Part1』の公開が決まっているため、「どうせ生き返るんだろ?」ということがわかってしまいます(ラストカットはスーパーマンの入った棺が振動しだすというものだし)。
また、スーパーマンが公聴会に呼ばれるシーンがあり、そこでの彼の弁解が聞けるのかな〜と思っていたら、レックスの爆弾ですべてがドッカンでした。
いや、レックスの非道さを示すという意味ではいいのですが。
あと、このときのスーパーマンの「動じていなさ」に、腹が立ちます。
周りが爆弾ですべて破壊、人が大勢死んでも、彼は少しうつむいてただけ。
後でレインに「救えなかった」と想いを吐露はするのですが、どうにも彼のことは好きになれません。
このときに両足を失って仕事も奪われていたウォレスもあっさり死亡、それどころか爆弾犯の主役に仕立てられてしまいました。
彼はとてもかわいそうな人物だったのに、フォローがないというのも寂しすぎます。
※以下のツッコミをいただきました。
裁判所が爆破→スーパーマン「人々を救えなかった…」→仕事を休んで自分探しの旅へ。とりあえず登山。
この流れには苦笑いしてしまいました。
お前、『マン・オブ・スティール』でも自分探しの旅してたじゃん!!どれだけ旅好きなんだよ!大切な時にいなくなったら話ややこしくなるだろうが!あとお前は登らなくても飛べるだろ!
〜そもそも「横槍が入る」物語〜
終盤ではレックスとゾッドの遺伝子が交配して、「ドゥームズデイ」が誕生します。
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この展開は「争っていたふたりが、共通の目的(地球を守る)のために共闘する」ならアツくなれたのですが・・・
残念だけどそうじゃない。ふたりとも成り行きで、それぞれが単独で目の前の敵とバトルするだけで、ぜんぜん力を合わせたりしていなかったよ。
最後に、スーパーマンがクリプトナイト(スーパーマンの弱点)の槍を持っていき、レーンが「やめて!」と叫ぶシーンも説得力がないなあ……(結果的にスーパーマンはクリプトナイトで弱ったためにズームズデイに殺される)。
バットマンがここでスーパーマンを手伝ってくれたらアガったんだけどな。
※以下のご意見をいただきました。こちらが正しいと思われます。
「僕の星だ」というのはもしかしてスーパーマンが槍を水中から引き上げた後、ドゥームズデイを見ながら発した「it's my world」というセリフのことでしょうか。このセリフは地球を守るために闘うという意味ではなく、ドゥームズデイはクリプトン星(my world)の存在だから僕がおとしまえをつけるという意味でしょう。彼がその後ロイスに言う「you are my world(君は僕の全てだ)」も含めて良いシーンだと思いました。
<メタメタに言いまくったので、ここからはまた好きなところを挙げます>
〜レックスの思惑〜
レックスは
「アメリカでいちばん古い嘘は何か?力は罪じゃないということだよ」
「万人の神なんているわけない、全能の神は全能であるわけない」
などと言っていました。
彼の思惑は、スーパーマンやバットマンのような「力を持つ正義のヒーロー」の矛盾をつきつけること。
これは『ダークナイト』のジョーカーにもそっくりです。
また、彼が「チェリーグミをあげるよ」とおじさんの唇に指でグミを押して入れたのは笑いました。
これは、後にレックスがゾッド将軍にすがりドゥームズデイを生み出すという伏線だったのですが、ホモホモしいシーンにしか見えませんでしたよ。
〜理由なく死ぬ〜
好きだったのは、バットマンがスーパーマンに言い放った以下のセリフでした。
「お前は地球に来たのは理由があると言ったな。
俺はこういうことを知った。人は裏通りで、理由なくと死ぬとな」
バットマンは幼いころに「理由なく」両親を殺されていた。
だから、破壊行動するうえに「(地球に来たという)理由を持っている」スーパーマンを恨んだ(逆恨みをした)。
この気持ちは、このセリフだけでもきっちり現れています。
〜正義は描かれていた〜
※コメントのヤキタコさんの意見が素晴らしかったので、以下に記します!
この映画で問われているのは「強大な力を持つがゆえの犠牲をいかに無くすか」ではなく、スーパーマンという存在そのものの是非ではないでしょうか。
今回のスーパーマンは、人類に大被害をもたらす危険性を前提として孕んでおり、それは彼の持つスーパーパワーと不可分です。
劇中でスーパーマンを非難している人々にとっては常に銃を頭に突きつけられているようなもので、人類を滅ぼし得る力をもつ存在が平然と存在していることを許容できない。その人々の思想を体現するのがバットマンです。
この映画のフェアなところは、冒頭でバットマン側からニューヨーク決戦をディザスター映画顔負けの凄惨さで描くことで、バットマンおよびスーパーマン反対派の人々に感情移入するようにしていることです。
しっかりと観客にスーパーマンの正義に疑問を抱かせる作りになっています。
そして、本作はその問いかけを投げっぱにしているとは思いません。確かにどちらが正義かという問いに明確な答えは出してはいないと思います。
というかそもそも、一方が正しく一方が間違っていると決めつけることができない題材だと思います。しかし、本作では最後に確かなものを提示しています。
それはスーパーマンの追悼に集まった人々、そして墓標のメッセージ。かれの生きた証を見たいなら周りを見ろ、そこには確かに救われた人々が、助かった命があるじゃないか‼︎
〜怪獣映画だった〜
※コメントのラリーBさんの意見が素晴らしかったので、以下に記します!
僕はこの映画が凄く好きです。
何故かと言えば 、ザック・スナイダー監督がこの映画でスーパーマンと言う存在を、どう描きたいのかがはっきりしたからです。
このシリーズでのスーパーマンは、ヒーローとしては全く描かれません。
はっきり言って描かれ方は怪獣そのものです。色々頑張って何かを守るけど、グシャグシャ街をぶっ壊しまくり、結果自分に返ってきています。
むしろゴジラやガメラ、特に『ガメラ3』のような「頑張るんだけど感謝と同じくらい結果反感を買う異物」として描かれます。
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…で本作におけるバットマンです。この大前提があるからこそ
僕は本作のバットマンに感情移入できました。
「敵になる可能性が1%でもあるなら、絶対に排除すべきだ!」
「この20年何人ゴッサムから善人が離れた?何人善人のままいられた?」
本作のバットマンは『ダークナイト三部作』のような、迷いながらも若く人の善意を信じる情熱に溢れた人物ではありません。
既に20年と言う歳月で酸いも甘いもを経験し、心も体もボロッボロ。
更に相棒ロビンをジョーカーに丸焼きにされ非常に疑心暗鬼な性格になっていました。
だからこそ、人助けはしても回りをメチャクチャにするスーパーマンは疑心暗鬼な彼にとってただのエイリアン、もしくは怪獣にしか見えず、勝ち目のない戦いに敢えて挑んだのだと考えます。
この辺のブルース・ウェインのやさぐれ感を何かと色々批判の多いベン・アフレック氏が見事に演じられていて 体型含め僕の中では過去最高にバットマンの理想像に近付いた気がしました。(今までは勿論マイケル・キートン氏のバットマン)
「犯罪者との戦いは結局無意味だった。でも今回は違う、後世に平和と言う財産を残せる」
あの戦いで死ぬつもりだったのはスーパーマンよりも他ならぬブルース・ウェインでしょう。
ですが色々あって彼は死に損なってしまい、批難されながらも無償の人助けをやっていたスーパーマンの志を受け継ぎ、
再び檜舞台に戻る決心をし…『Dark Knight Returns』で最後は終わる。
この話は『ダークナイト』のような「正義とは?」と言う対立する主張話がやりたいのではなく
人の姿勢を見てかつての情熱を取り戻す話なんだなあ…とバットマン側の視点は僕は200%理解できました。
〜けっきょく破壊!でも大丈夫!〜
あとね、さんざん前作で街を破壊しまったことが糾弾されていたんだけどね、今回は前作以上に破壊しまくっていましたね。
でも大丈夫!
だって、ミサイル爆発後にドゥームズデイが落ちた場所はたまたま無人島だったから!なるほど、そこで戦えばスーパーマンが暴れても人が死なないから大丈夫だね!
※以下の意見をいただきました。
前作で暴れたのをボロカス言われたのが相当堪えたのか 「ここは誰もいない無人区だ、安心しろ」と言った台詞を連発していたのには笑いましたw
※以下の意見をいただきました。
この前にバットマンとスーパーマンが戦っていたのは埠頭の廃虚となった倉庫街でした。
ラストバトルも同様の場所でクリプトナイトの槍があるところにバットウィングで攻撃しつつ誘導しています→ワンダーウーマン「なぜわざわざあいつを町に呼び戻したの」バットマン「ここいら一帯は無人だから大丈夫だ」のやり取りがあります。
バットマンが他者を巻き込まないところを選んでスーパーマンとやりあっていたこともわかるところだと思います。
あの、そこ重要なところですから、「たまたま」で解決してもらわないでくれますかね。
まあザック・スナイダー監督はとにかくぶっ壊したい人だからしょうがねーか。
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敢えて逆の視点からこの映画を語ってみることにします。
まず欠点として誰もが掲げる点が『脚本の不備』でしょうね。
「MoS」から何一つ改善されていない急すぎる場面転換の乱発
(『MoS』は『現在⇔過去』でしたが『BvS』は言うまでもなく『B⇔S』ですね)
今緊急事態だろ!…って時の甘々イチャイチャ(これは前作より悪化してます)
そして『MoS』から言うまでもなくヒーロー映画、ましてスーパーマン映画としてあるまじきドッカンドッカンの連発…
コレだけでこの作品に激しい拒絶反応を示す人も大勢いるでしょう。
ですが僕はこの映画が凄く好きです。まず何故かと言えば
ザック・スナイダー監督がこの映画でスーパーマンと言う存在を、どう描きたいのかがハッキリしたからです。
この知り合いはでのスーパーマンはヒーローとしては全く描かれません。
はっきり言って描かれ方は怪獣そのものです。色々頑張って何かを守るけど
グシャグシャ街をぶっ壊しまくり結果自分に帰ってくる…昔のR・ドナー監督が描いた
「お伽噺にしか出てこないような英雄」としては絶対に描かれません。
むしろゴジラやガメラ、特に『ガメラ3』のような「頑張るんだけど感謝と同じくらい結果反感を買う異物」として描かれます。
…で本作におけるバットマンです。この大前提があるからこそ
僕は本作のバットマンに感情移入できました。
「敵になる可能性が1%でもあるなら、絶対に排除すべきだ!」
「この20年何人ゴッサムから善人が離れた?何人善人のままいられた?」
本作のバットマンは『ダークナイト三部作』のような、迷いながらも若く人の善意を信じる情熱に溢れた人物ではありません。
既に20年と言う歳月で酸いも甘いもを経験し、心も体もボロッボロ。
更に相棒ロビンをジョーカーに丸焼きにされ非常に疑心暗鬼な性格になっていました。
だからこそ、人助けはしても回りをメチャクチャにするスーパーマンは
疑心暗鬼な彼にとってただのエイリアン、もしくは怪獣にしか見えず
勝ち目のない戦いに敢えて挑んだのだと考えます。この辺のブルース・ウェインのやさぐれ感を
何かと色々批判の多いベン・アフレック氏が見事に演じられていて
体型含め僕の中では過去最高にバットマンの理想像に近付いた気がしました。(今までは勿論マイケル・キートン氏のバットマン)
「犯罪者との戦いは結局無意味だった。でも今回は違う、後世に平和と言う財産を残せる」
あの戦いで死ぬつもりだったのはスーパーマンよりも他ならぬブルース・ウェインでしょう。
ですが色々あって彼は死に損なってしまい、批難されながらも無償の人助けをやっていたスーパーマンの志を受け継ぎ
再び檜舞台に戻る決心をし…『Dark Knight Returns』で最後終わる。
この話は『ダークナイト』のような「正義とは?」と言う対立する主張話がやりたいのではなく
人の姿勢を見てかつての情熱を取り戻す話なんだなあ…とバットマン側の視点は僕は200%理解できました。
ただ勿論この解釈をする上でもやはり『MoS』と言う存在がどうしてもフックになってきます。
少なくとも本作を『ガメラ3』のようなコントロール不能な超パワーの是非のような話にするのであれば
前作『MoS』は敢えてバカっぽくても良いんで爽快な話にしておけば
もっと効果があって良かったんだけどなあ…と思う次第です。結局『MoS』から歪みが始まってるので、そこら辺の脚本の不備具合は僕でも擁護しようがありません。
戦闘シーンも僕は前作に比べると遥かにノれました。相変わらずメチャクチャやってるのは大前提ですが
前作で暴れたのをボロカス言われたのが相当堪えたのか
「ここは誰もいない無人区だ、安心しろ」と言った台詞を連発していたのには笑いましたw
ワンダーウーマン含む3人vs絶対的な強さを誇るドゥームズデイ1匹って構図も好きです。
前作『MoS』ではスーパーマン1人vsゾッド将軍1人なら良かったんですが
彼の部下数人も軒並みスーパーマン並に強くて
結局バトルとしてグッダグダになった挙げ句例の大破壊ですから
「うん、どこでカタルシス感じればいいの?」って状態でした。
その点今回は絶対的な敵を即席チームでどう倒すかと言う分かりやすい構図なんで
最後とどめを刺す下りもロジック効いてる上に持ち味各々が持ち味発揮してる、大合格じゃん!…とアガりましたw
『MoS』がとにかく酷いと感じた僕としては良かったところは『MoS』から劇的に改善された部分だと思うし
足引っ張ってるところは『MoS』から全く進歩してないところ…と解釈してます。
まあでも本音を言うなら『ジャスティスリーグ』はこのまま行くなら
せめて脚本のデヴィッド・ゴイヤー氏は更迭すべきなんじゃないかなあ…とは思いました。
×この知り合いでのスーパーマンは…
↓
◯このシリーズでのスーパーマンは…
バットマンに感情移入をさせる舞台装置はしっかりしていますね!
たしかに『ガメラ3』を思わせるところもあるなあ。
> 「敵になる可能性が1%でもあるなら、絶対に排除すべきだ!」
> 「この20年何人ゴッサムから善人が離れた?何人善人のままいられた?」
> 本作のバットマンは『ダークナイト三部作』のような、迷いながらも若く人の善意を信じる情熱に溢れた人物ではありません。
> 既に20年と言う歳月で酸いも甘いもを経験し、心も体もボロッボロ。
> 更に相棒ロビンをジョーカーに丸焼きにされ非常に疑心暗鬼な性格になっていました。
> だからこそ、人助けはしても回りをメチャクチャにするスーパーマンは
> 疑心暗鬼な彼にとってただのエイリアン、もしくは怪獣にしか見えず
> 勝ち目のない戦いに敢えて挑んだのだと考えます。この辺のブルース・ウェインのやさぐれ感を
> 何かと色々批判の多いベン・アフレック氏が見事に演じられていて
> 体型含め僕の中では過去最高にバットマンの理想像に近付いた気がしました。(今までは勿論マイケル・キートン氏のバットマン)
> 「犯罪者との戦いは結局無意味だった。でも今回は違う、後世に平和と言う財産を残せる」
> あの戦いで死ぬつもりだったのはスーパーマンよりも他ならぬブルース・ウェインでしょう。
> ですが色々あって彼は死に損なってしまい、批難されながらも無償の人助けをやっていたスーパーマンの志を受け継ぎ
> 再び檜舞台に戻る決心をし…『Dark Knight Returns』で最後終わる。
> この話は『ダークナイト』のような「正義とは?」と言う対立する主張話がやりたいのではなく
> 人の姿勢を見てかつての情熱を取り戻す話なんだなあ…とバットマン側の視点は僕は200%理解できました。
ここの書き方はすばらしい!ぜひ追記させてください。
私の一言感想:『ウォッチメン』を撮った人は死んだ・・・(あとDCはもう映画作るな。TVドラマだけやってて・・・)
まず良かった所をあげます。役者さんは良かったです。特にベン・アフレックさんのブルース・ウェインは歴代で一番でした。原作のボンクラセレブを演じながら基本的に他人を信用しないところは完璧!(この所為で何人のヒロインと破局したり、キャット・ウーマン曰く「自慢の坊や達」ことロビンズに愛想尽かされたか・・・)
あと。基本的にゴッサム市民の守護神というより「恐怖の監視者」というのが、助けに来た女性達からも恐れられているシーンで描かれているのが良かった。
>『マン・オブ・スティール』のれっきとした続編になっています。
前作で市民を積極的に救助しなかった事が民意からの不信の原因というのは上手い繋げ方だと思います。
でも「助けて!」と叫べば、何時でも何処でも飛んで来てくれるのが“スーパーマン”なんですよぉ・・・。
あと。TVドラマ版『ゴッサム』『アロー』特に『フラッシュ』も観とけ・・・ですね。
>「アメコミ映画の初心者には敷居が高い」
「みんなスーパーマンくらい知ってて当然だろ」を世界規模で求めて『リターンズ』がどうなったか、ワーナーは何も学んでいませんでしたね。
>(1)「正義とはうんたらかんたら」に時間を割きすぎ、視点が飛びまくる散漫な構成
とりあえずスナイダー監督が「“ヒーロー”ってのはオレは良いんだよ!オレは!!な阿呆ばっかり」と思ってる事だけは伝わりました・・・。
>(2)主題に矛盾がある
何か生まれたり昇ったりしましたっけ?と死んだ眼で言ってみます。
>(3)主役ふたりに感情移入できない
この2人は原作でもしょちゅう喧嘩してますけど、もうちょっと話合ってますよ・・・。
>(4)強引な展開ばっかり
みんな疑うべき所を疑わず、グダグダと内輪揉めばっかりしてるのが辛かったです。
(得に黒くなっちゃったホワイト編集長・・・原作ならロイスよりも先にアフリカの件に疑問を感じてます)
ヒナタカさんが最高と仰るシーンですが、キャラの立ってないワンダーウーマンの唐突な参戦も全然盛り上がらないし(原作知らない人には彼女が何者なのかも「?」でいきなりやってきた長生きなコスプレおねえちゃんですよ・・・)
でもガル・ガドットさんは最高の演技でした!!
>どうしよう、個人的に本作はアメコミ映画史上もっとも嫌いな作品になりました。
ワシもじゃ!ワシもじゃヒナタカさん!!
リピートなんかしねえし、ディスク?買うわけねえだろ!!
でも・・・
>ベン・アフレックが酷評ぶりにがっくりきている動画も公開されており、これにはちょっと同情してしまうのですが……。
貴方は悪くありませんッ!!
>~フラッシュとアクアマン~
ブルースの夢にフラッシュが出てくるシーンは・・・ネタバレになるので詳しく書けませんけど、このシリーズの将来的にリブートされる計画があるのか・・・て、その前に本作の時点でコケそうですね。
>~ジョーカーのいた世界~
既にジョーカーとの一戦交えてるんですね。『スーサイドスクワッド』に参戦するらしいですけど、コレも止めて欲しいなあ。実践部隊に戦闘力は皆無に近い知能犯入れてどうすんだよ。現場指揮官にしてもサイコに任せるとか・・・アマンダさん(スーサイドスクワッドの司令官です)がとてつもなく無能に思えてきちゃいます。
>ロビンのスーツもあったそうです
自分も気付きませんでした!と言う事は・・・ロビンはジョーカーに殺害されている世界線なのか(原作でもジョーカーは二代目ロビンことジェイソン・トッドを殺しています。ちなみロビンは2016年現在で6人もいます)
>~期待シーンがこれかよ!~
原作でもスーパーマンが支配するディストピア世界という番外編も描かれているのですが、いくらブルースの猜疑心の深さを表現するにしても意味不明過ぎますね。
>~人質を取られても葛藤しないスーパーマン~
>~スーパーマンの存在の是非はどうなったんだ?~
こんなのぜんぜんヒーローじゃないよう・・・。
>~そもそも「横槍が入る」物語~
予告のアレやっぱりドゥームズ・デイだったのか・・・とウンザリしただけでした。しかもゾッド将軍が再生怪人扱いかよ・・・(※1)
余談ですがウォレスがメタロ(※2)されるのかと思ってましたが、彼の扱いはもっと非道かった・・・。
※1原作では古代のクリプトン人が造った兵器、あまりの強力さに手に負えなくなった所を。あるヒーローによって倒されるのですが不死身な上に復活する度に強力になるので頑丈な箱に封印され宇宙に放逐されました。それが何故か古代の地球に流れ付いていまして、数万年かけて中で暴れた結果ついに箱を破って現代に復活したという設定でした。原作でもスーパーマンを一度は殺した凶敵ですが、最近は出てくる度に噛ませ犬・・・。個人的にDCのフリーザさま枠と読んでます。
※2対スーパーマン用に改造されたサイボーグでクリプトナイトが動力源です。当初は強敵でしたが、コイツも今は出てくる度に噛ませ犬・・・。
>~正義は誕生している?~
もう撮り終わっちゃってるのもありますし、続けるんですかね。このシリーズ。
これじゃもう・・・『ヒーロー(グダグダ内輪揉め)大戦』の東映に「ハリウッドを見習え!」とか言えないよう・・・。
>~レックスの思惑~
レックス・ルーサーのキャラにも憤慨ものでした。ボウズ頭じゃないうえに、ジェシー・アイゼンバーグさんに演らせるって時点で不安バリバリでしたけど。
原作や今まで作られた映画を観てもらえば解って頂けると思いますけど、ヒナタカさんが何度も仰るように金持ってるジョーカーだよコレ!!
若き天才長者にするにしても。TVドラマ『スモール・ビル』でマイケル・ローゼンバウムさんが演じたようなのが良かった・・・。
>~けっきょく破壊!でも大丈夫!~
さっきから原作!原作!ウルセーよ!!そんな知らねー!!という方には申し訳ありませんけども、私は原作のドゥームズ・デイにフルボッコされながらも市民(しかも直前に彼を野次っていた糞餓鬼まで)を守るスーパーマンが観たかったです・・・。
>こっちのほうがおもしろかったらどうしよう(18禁注意)
まったくだよ!
自分はまったく原作アメコミに詳しくないので、アメコミばりばりファンの毒親さんの意見がいつも本当にありがたいです!そして今回は酷評であることがいっしょでうれしいです!
> ヒナタカさんが最高と仰るシーンですが、キャラの立ってないワンダーウーマンの唐突な参戦も全然盛り上がらないし(原作知らない人には彼女が何者なのかも「?」でいきなりやってきた長生きなコスプレおねえちゃんですよ・・・)
> でもガル・ガドットさんは最高の演技でした!!
毒親さんはダメだったのか・・・
おっしゃるとおり彼女のキャラが立たなすぎですよね。それは「お前の連れじゃないの?」というすんげーギャグに昇華していたのは大好きですがw
> >~フラッシュとアクアマン~
> ブルースの夢にフラッシュが出てくるシーンは・・・ネタバレになるので詳しく書けませんけど、このシリーズの将来的にリブートされる計画があるのか・・・て、その前に本作の時点でコケそうですね。
「映画ファンの集い」という会で、アメコミファンの方も「コミックのネタバレができない」とおっしゃっていました。追記させてください。
> >~期待シーンがこれかよ!~
> 原作でもスーパーマンが支配するディストピア世界という番外編も描かれているのですが、いくらブルースの猜疑心の深さを表現するにしても意味不明過ぎますね。
こちらも追記をば!
>注目はレックス・ルーサー(スーパーマンの宿敵)を演じたジェシー・アイゼンバーグでしょう。
原作や歴代のレックスでなく、脚本に描かれたレックスの役作りをしっかりされたのでしょうね。
>吹き替え版は超人気声優の神谷浩史さんがレックスを担当
こちらもジェシー・アイゼンバーグさんの演じた本作のレックス・ルーサーをしっかり役作りされていましたね!
本当、演者は最高なんですよ。この映画!
>ワンダーウーマンはもともとの「星条旗」という要素がなくなってしまったので賛否両論ですが、
ここで気付いたのですが、本世界線の彼女は既に百年前から人間界に来ており。一度人間に絶望している(おそらく第二次世界大戦でホロコーストを体験した所為かと)という設定、今後のシリーズであのコスチュームを纏って「彼らを理解するには、寄り添わなければね」というシーンが・・・有ったら掌返しで見直しますザック・スナイダー監督!!
>それは「お前の連れじゃないの?」というすんげーギャグに昇華していたのは大好きですがw
あ!確かに劇中でセルフツッコミにしていたのは上手い!と言うべきか・・・!?
>「映画ファンの集い」という会で、アメコミファンの方も「コミックのネタバレができない」とおっしゃっていました。追記させてください。
あまり詳しく書けませんが原作どおりなら、あのシーンはブルースの予知夢でなく、実際に崩壊の未来からやって来たフラッシュです。
ラリーBさん
>これはヒーロー映画ではない、怪獣映画である
なるほど!本作のスーパーマンはギャレス・エドワーズ監督のゴジラですか!
> >「映画ファンの集い」という会で、アメコミファンの方も「コミックのネタバレができない」とおっしゃっていました。追記させてください。
> あまり詳しく書けませんが原作どおりなら、あのシーンはブルースの予知夢でなく、実際に崩壊の未来からやって来たフラッシュです。
再度あざっす!こちらを追記を。
そうですね、あんな感じですw
でもあのゴジラほど割り切ってると言うか人間?シラネな態度ではなく
やはり平成ガメラのガメラような「俺がやってる事は正しいんだ…っ!」と自問自答してる感じですかね。
肯定派としてダラダラコメント書き殴ってなんですけど
毒親育ちさんの言う通りこの映画はスーパーマン映画としては完全に失格だと思います。
スーパーマンはやはり異物ではなく『不可能を可能にしてしまう、人々にとっての希望の象徴』であり
それをガメラのような『使命と人間との板挟みで悩む守護神』として描くのは間違ってる!…と激怒する気持ちも理解できます。
それ故この作品を完全にはプッシュ仕切れないもどかしさがあるのも事実ですね。
結局その辺の違和感、不快さは「MoS」から続いてるとこだと思うので
やっぱり脚本のデヴィッド・ゴイヤー氏はクビ切るべきだろうなあ…とは思いました。
よく槍玉に挙がる「オカンの名前が一緒だから殺すの止めるんかい!」問題に関しては
上にダラダラ書き殴ったように最初スーパーマンを怪獣としか見てなかったバットマンが
「いや違う、彼もまた人間だった」と気付くシーンなので僕は言うほど嫌いではないです。
ただここら辺のロイスがねえ…ホント邪魔と言うかクリプト槍を捨てたりする下りとか本当にいらねえ…って思いましたし
(バットマンが使おうとするも弾かれてスーパーマンが取りに行くしかなくなる…でいいじゃん!)
緊急事態にイチャイチャするの間延びするから止めてくれ…って思いました。
ブルースの夢(?)にフラッシュが出て来て「ロイスが鍵だ!」と告げてくる意味不明のシーンですが、邦訳もされている「フラッシュポイント」「クライシス・オン・インフィニット・アーシズ」というシリーズでの出来事です(例によって全巻揃えると1万円越えの本なので、気軽にお薦め出来ませんが)
複数の並行世界を含むDCコミックスの世界全てが消滅していく事件が起こり、その裏にある怪人の陰謀に気付いたフラッシュことバリー・アレンは過去と未来や並行世界を巡り、世界崩壊を防ごうと奮闘します。
あのシーンはその途中でブルースのもとにやってきたのでしょう。
おそらく、本作を含む今後のシリーズもこの原作に沿って一旦完結する予定なのではないかと思われます。
あと。フラッシュの基本超能力は「光速移動」ですが、「コズミックトレッドミル」という。どう見ても「ルームランナー」な機械の上を光速で走ると時間旅行や並行世界への移動が可能で、これによって何度も歴史改変で世界を救っているという。かなり万能なヒーローなのです。
本作でもあのシーンでちょっとだけ「コズミックトレッドミル」らしき物が見えるそうです。2回目観賞される方は確認してみてくださいませ!
こちら、ネタバレでもかまわないという方にむけてアナウンスしますね!
個人的によかったところを挙げると、観賞前に「この人入れて大丈夫?」と思っていたワンダーウーマンが予想以上によかったところです。ただ彼女についてはもう少し掘り下げて欲しかったですが。
感動しました!
『アベンジャーズ』の脚本がいかに優れていたのかということを再認識できました!
予告の時点であまり期待してませんでしたが、想像を上回る脚本の酷さにビックリしました。
予告の対峙するシーンは夢オチかよ!(しかも途中で夢オチだなと気付けるので余計ダメです)
・ダークナイト病
そもそも、私は『マン・オブ・スティール』が嫌いです。主人公がウジウジしてるし、話は暗いし、観ているこちらのイライラが募るだけの2時間半でした。
やはり、元凶は傑作『ダークナイト』の影響でしょう。見事、二匹目のドジョウと化してました。
今作も簡単に描ける話をあえてややこしく、シリアス風にすることによって重厚感を持たせようとしているのがバレバレでした。世論やニュース映像を流してテーマを描こうとする手法も嫌いです。
・おもしろ動画サイト
これから参加するジャスティス・リーグのメンバーを動画で紹介していくという暴挙。世界衝撃映像100選じゃないんだから(汗)。
フラッシュはまだマシでしたけど、アクアマン、サイボーグは場所といい、ビジュアル面といい、ギャグにしか見えませんでした。
・打たれ弱いスーパーマン
裁判所が爆破→スーパーマン「人々を救えなかった…」→仕事を休んで自分探しの旅へ。とりあえず登山。
この流れには苦笑いしてしまいました。
お前、『マン・オブ・スティール』でも自分探しの旅してたじゃん!!どれだけ旅好きなんだよ!大切な時にいなくなったら話ややこしくなるだろうが!あとお前は登らなくても飛べるだろ!
・頑張れバットマン
対スーパーマン戦でバットマンがせこせこクリプトナイトガスを放つ姿には泣けました。
しかも「かーちゃん(マーサ)の名前が一緒だった」という戦いの着地点には唖然。なんじゃそりゃ。冒頭の映像を再び流して、「伏線だったんです」の演出。「うわー、気付かなかった」というより「うわー、しょうもなー」という気持ちでいっぱいでした。
対ドゥームズデイ戦のバットマンの蚊帳の外感も異常でしたね。遠くの方からパカスカ放ち、敵が近くに来たら「やべぇ!逃げろ!」。あのー、こっちはカッコいいバットマンを見に来たんですが…。
今作はバットマンの非力さが際立った作品となってしまいましたね。
これからのDCエクステンディッド・ユニバースの作品もこんな暗いウジウジした作風になってしまうのでしょうか。不安です。
目の前で自社を破壊されたら誰しもああいう憎悪は芽生えると思いますしそういう意味ではスーパーマンとの対立も自然かなと思いました。
ザックの破壊演出が功と出た部分かなと。
スーパーマンに関しては正直ダメダメな部分ばかりが目立ちましたね。過剰書きにすると
・終始ロイスと絡んでウジウジしっぱなし(テンポも削がれてかなりイライラしました、シャキっとせーや)
・一般人救助シーンがダイジェスト的に2回ほど見せるだけのため大衆から尊敬されるヒーローの肉付けに失敗してる(今回こそはリーヴ版みたいな気持ちの悪いほどの正義の味方っぷりを見せて欲しかったです。)
・新聞にこだわる理由も語られておらずよくわからない。
バットマンは自分の足で立って能動的に行動してるのに対してスーパーマンは受動的に行動してるようにしか見えず終始ブレブレな若者に見えてしまいました。
しかし映画としては150分間飽きずに楽しめたのも事実で私は10段階評価で8はあげたいです。
酷評でも肯定派でも本作は感想を見るのが本当楽しい。
> ・打たれ弱いスーパーマン
> 裁判所が爆破→スーパーマン「人々を救えなかった…」→仕事を休んで自分探しの旅へ。とりあえず登山。
> この流れには苦笑いしてしまいました。
> お前、『マン・オブ・スティール』でも自分探しの旅してたじゃん!!どれだけ旅好きなんだよ!大切な時にいなくなったら話ややこしくなるだろうが!あとお前は登らなくても飛べるだろ!
ああ、山登りしていてお父さん(故人)に会いに行っていましたね。追記させてください。
> ・頑張れバットマン
> 対スーパーマン戦でバットマンがせこせこクリプトナイトガスを放つ姿には泣けました。
セコイ戦いしかできないバットマンを超応援したくなったよ!
写真にはフラッシュとアクアマンは写っていなかったように思います。レックス・ルーサーから盗み出したデータにあったのは後にジャスティスリーグのメンバーになる「ワンダーウーマン」「フラッシュ」「アクアマン」「サイボーグ」に関するそれぞれ個別のファイルだったような。
>(自分は気がつかなかったのですが、ロビンのスーツもあったそうです)
「ハハハ、ジョークさ」と書かれたスーツがロビンのスーツだそうです。
すいません。酷評する人がいるのも仕方ない作品だと思うのですが、ぼくはメチャクチャ楽しかったんです。だから肯定派として意見させてください。
>あと、スーパーマンは「僕の星だ(それを守るために闘う)」と言っているのですが、それはいままで描かれてきた批判とは関係ねーじゃん!
問われているのは「強大な力を持つがゆえの犠牲をいかになくすか」だったけど、この脚本はその答えを描くことを放棄している!さすがに信じられない。
「僕の星だ」というのはもしかしてスーパーマンが槍を水中から引き上げた後、ドゥームズデイを見ながら発した「it's my world」というセリフのことでしょうか。このセリフは地球を守るために闘うという意味ではなく、ドゥームズデイはクリプトン星(my world)の存在だから僕がおとしまえをつけるという意味でしょう。彼がその後ロイスに言う「you are my world(君は僕の全てだ)」も含めて良いシーンだと思いました。
それと、この映画で問われているのは「強大な力を持つがゆえの犠牲をいかに無くすか」ではなく、スーパーマンという存在そのものの是非ではないでしょうか。今回のスーパーマンは、人類に大被害をもたらす危険性を前提として孕んでおり、それは彼の持つスーパーパワーと不可分です。
劇中でスーパーマンを非難している人々にとっては常に銃を頭に突きつけられているようなもので、人類を滅ぼし得る力をもつ存在が平然と存在していることを許容できない。その人々の思想を体現するのがバットマンです。
この映画のフェアなところは、冒頭でバットマン側からニューヨーク決戦をディザスター映画顔負けの凄惨さで描くことで、バットマンおよびスーパーマン反対派の人々に感情移入するようにしていることです。しっかりと観客にスーパーマンの正義に疑問を抱かせる作りになっています。
そして、本作はその問いかけを投げっぱにしているとは思いません。確かにどちらが正義かという問いに明確な答えは出してはいないと思います。というかそもそも、一方が正しく一方が間違っていると決めつけることができない題材だと思います。しかし、本作では最後に確かなものを提示しています。それはスーパーマンの追悼に集まった人々、そして墓標のメッセージ。かれの生きた証を見たいなら周りを見ろ、そこには確かに救われた人々が、助かった命があるじゃないか‼︎
と、肯定派として精一杯擁護してみました。
あ、ちなみにヒナタカさんは他のヒーロー達の単独映画なら何が観たいですか?僕はサイボーグとワンダーウーマンですね。
自分は原作コミックに詳しくないのでなんとも・・・アクアマンは原作ファンがこぞって「あれの実写化は無理だよ!」というらしいけれど。ワンダーウーマンは見てみたいですね。
・二回目悪夢(フラッシュのタイムリープ)は夢と思わせて目覚めた後も吹き飛んだ書類が舞っていることから実際に起きたことであるというのが観客にはわかるように描写されています(ブルースは気が付いていない)ここは上手いと思いました
・ラストバトルの際に無人島に墜落したのはドゥームズデイでミサイルではありません ミサイルは宇宙空間で爆発
・バットマンとスーパーマンが戦っていたのは埠頭の廃虚となった倉庫街。ラストバトルも同様の場所でクリプトナイトの槍があるところにバットウィングで攻撃しつつ誘導しています→ワンダーウーマン「なぜわざわざあいつを町に呼び戻したの」バットマン「ここいら一帯は無人だから大丈夫だ」のやり取りあり
バットマンが他者を巻き込まないところを選んでスーパーマンとやりあっていたこともわかるところだと思います
観終わった直後の率直な感想しては「これバットマンもワンダーウーマンも要らないんじゃね?」というものでした。
個々のキャラクターとしての描き方や役者さんの演技は確かに良かったのですが、クライマックスのバットマンの役立たずぶりやワンダーウーマン登場の唐突さを見るとそう思わざるを得ません。少なくともバットマンがいなければ視点が定まらない散漫な構成も少しはマシになった気がします。
「バットマンとスーパーマンが競演する」というのが目玉の企画で、後のジャスティスリーグに繋げるという都合上登場させないわけにはいかないのは理解できるのですが、これならいっそのこと「アベンジャーズ」のように単独映画だけやり続けて満を持して全員集合という形にした方が良かったのではないかと思います。
あと、傑作コミック「ダークナイト・リターンズ」の引用と思しき要素が散見されるのも個人的には嫌でした。ザック・スナイダー監督はDKRを映画化するつもりらしいですが、今こんなことやっちゃったらいざ本当に映画にした時に二番煎じと言われるだけでは・・・と心配になります。
ただ、自分にとってはダメな映画でしたが、まったく観る価値が無いとは思っていません。むしろ肯定派の皆さんの意見にも納得できるものが多々あるのでもっと色々な感想を聞いてみたくなりました。
> ・二回目悪夢(フラッシュのタイムリープ)は夢と思わせて目覚めた後も吹き飛んだ書類が舞っていることから実際に起きたことであるというのが観客にはわかるように描写されています(ブルースは気が付いていない)ここは上手いと思いました
> ・ラストバトルの際に無人島に墜落したのはドゥームズデイでミサイルではありません ミサイルは宇宙空間で爆発
> ・バットマンとスーパーマンが戦っていたのは埠頭の廃虚となった倉庫街。ラストバトルも同様の場所でクリプトナイトの槍があるところにバットウィングで攻撃しつつ誘導しています→ワンダーウーマン「なぜわざわざあいつを町に呼び戻したの」バットマン「ここいら一帯は無人だから大丈夫だ」のやり取りあり
> バットマンが他者を巻き込まないところを選んでスーパーマンとやりあっていたこともわかるところだと思います
修正します!あざっっす!
20年もクライムファイターをやっているくらいですからね。
あと、スーパーマンの力の是非ですが、
Mos,BvSにおけるスーパーマンがキリスト同じような境遇をたどっていることにヒントがあるような気がします。
共通している点
* 人々を導く光となろうとする
(スパーマンは、実の父からこのことを望まれる)
* 批判にさらされ、恨まれ、自己犠牲の末死亡する
(死亡したことで、多くの人々からスーパーマンのしたこと仕 自己犠牲の意識によるものだったと広く認知される)
* 復活
(キリストはこの時点で神聖な存在として知れ渡り、さらに 人々の支持を受けます)
大雑把につなげてしまいましたが、
力の是非については、大衆の意見によって左右されます。
多くの人々がスーパーマンの復活の際に驚き、彼を支持するでしょう。これはすなわちスーパーマンの力が認められたといえます。
BvSにおけるスーパーマンは、まだ神聖ではなかったのです。
JSでは、大衆がかれの帰還を渇望するところから始まるでしょう。からの復活で神聖さを出して大衆のこころをわしずかみ。
正義なんぞ大衆の意思で決まる。
死亡することによって大衆の意思をスーパーマンたち人外を支持するように仕向ける。これぞジャスティスの誕生。
あと、今作はJSが公開されたときに再評価されると私は思う。
最後に、ジョーカーはスーサイドスクワッドには参加せずに、ヴィランとして登場します。
太字の文
レックスルーサーのキャラは新しくイメージでありながら、最後にスキンヘッドになるのも嬉しかったです。そして神谷浩史さんの演技はじつによかったです。
最後のバトルグラウンドですが、核を使う前に避難完了という台詞があるので、一応無人という事だと思います。
また、最後にスーパーマンが死んだのは(生き返りましたけど)クリプトナイトの影響と言うのもありますが、ドゥームズディが取り込んだワンダーウーマンの剣で刺されたせいです。ワンダーウーマンの剣は原子から電子を切り取る事もできるという、なんでも切れる剣です。これで刺されたので、死んだ(というか仮死状態)になったと思われます。
で、お前はどうなのかと問われれば個人的には嫌いではないものの過去作と比べてあまり肯定的印象がないです(かといって言うほど否定的な感を抱いてるわけでもないですが)。
>主題に矛盾がある
>>もしかするとそういったことを言いたいわけじゃないのかもしれませんしともすれば自分の視点がおかしいということになるのかもしれませんが、2年前のスーパーマンとゾッドの戦いで罪のない人たちが巻き添えで犠牲になったことでブルースの様にスーパーマンに対して私怨レベルの思いを抱いてる人がいても不思議ではないというのはともかくとして、レックスの船のくだりで敵が死んでも構わんと言わんばかりにバットマンが動いてたのが引っ掛かりました。スーパーマンの場合意図的じゃなくその気がないのに…。
まあこの場合罪のない一般市民と犯罪に加担してる人間の違いがあるので話は別でしょうが、バットマンが私刑を下すにあたり殺人は犯さないようにしてる印象もあって「なんだかなあ」ってなりました。ただこれに関してキートン版の例もあるので拘る必要はないのかも。
しかも最終的にスーパーマンの是非の議論がなし崩し的に終結したのは自分もどうかと思いました。ただこれに関してはヤキタコさんの御意見を目にして却って明確に書かなくてよかったのかもしれないという思いも芽生えてきました。
>これは脚本上意図的にウジウジしたキャラにしていますし、作品の主題に直結しているので、批判するのもナンセンスなのですが・・・正直に言って不愉快なレベルでした。
>>自分はわざとそうしてるのだろうからということで気にしてなかったですがそれでもブルースが過去作と比べて表の顔があまりプレイボーイって感じがせず暗かったなあ、って思いました。
>ベン・アフレックが酷評ぶりにがっくりきている動画も公開されており、これにはちょっと同情してしまうのですが……。
>>気の毒ですがそれでもダメなものはダメ、ですからねえ…。ただアフレック氏をはじめとしたキャストの方々には罪はないと思うだけに。
>自分は同じく賛否両論ある、正義は何たるかを説くザック監督作品『ウォッチメン』や『マン・オブ・スティール』は大好きなんだけどな。
今回はクリストファー・ノーランが脚本にクレジットされていないのですが、それだけで、ここまで物語の出来が悪くなってしまうんですね。
>>未見である『ウォッチメン』はともかくとして『マン・オブ・スティール』は自分も好きなだけになあ…。製作総指揮だけじゃダメなんですね。
>ザック監督お得意のスピード感のあるアクション描写、お金に糸目をつけない破壊描写だけでも楽しくてしかたがありません。
>>作品の質はともかくとしてそこは好きですねえ。まあ破壊が過ぎるとそれはそれで突っ込まれそうですが…。
>ハンス・ジマーとジャンキーXLが共同作曲した音楽もじつにシビれます。
>>それだけにジマー氏のスーパーヒーロー映画引退がなお惜しまれます。
>賛同していただけると思うのですが、ワンダーウーマンの登場シーンが最高でしたね!
>>自分もワンダーウーマン登場は結構沸きました。しかも曲も良いという!
ただ毒親育ちさんも仰ってるようにワンダーウーマンについて知らない身としては説明なしでいきなり参戦だと頭に疑問符が浮かんでました。
>同じ名前の母親
>>「偶然とはいえなんかすごいな」っていうのが自分の印象ですが、それがあったからこそバットマンが「こいつも自分と同じなんだな」と感じ共闘につながった、と自分は感じたので好きです。
>でも残念、このシーンは夢オチとなりました。
>>自分も期待したのですが夢落ちと聞いて肩透かしを食らいました。
>途中からレックス・ルーサーがマーサ(スーパーマンの母)を人質に取って、それでスーパマンがバットマンに協力をしてもらいに話をしに行くシーンがあるんですね。
このときのバットマンは敵意をむき出しで、スーパーマンが話しかけようとしているのに、罠を発動したり、ボッコボッコに攻撃しようとします。
>>あのくだりは苛々を通り越してバットマンに対して憤りを感じました。せめて聞いてやれよっていうかこんなことしてる間に時間なくなって母親死んじゃうだろ!
相手の話に聞く耳を持たない人種が嫌いな身としては尚更そう思うところです。
>人質を取られても葛藤しないスーパーマン
>>観てる間は気づいてなかったですが言われてみれば確かに…。ていうかむしろ自分の方が「これどうすんだよ…」ってなってました。
>だけど本作の決着は、スーパーマンが敵と戦って死んだので、それでハイ終わりなんですよ。
>>上の方にも書いてますが自分もそれは如何なものか…って思いました。
>また、スーパーマンが公聴会に呼ばれるシーンがあり、そこでの彼の弁解が聞けるのかな〜と思っていたら、レックスの爆弾ですべてがドッカンでした。
>>自分も同感です。まあもしかしたら何か起きるんじゃないかとは思ってましたが本当に弁解の余地が与えられてなくて「ないのかよ」ってなりました。
あとスーパーマンの方もいくら後のシーンで悔やんでるとはいえ動じてないように見えたので「それでええんかホンマに」って思ってました。
「僕の星だ」発言に関してはヤキタコさんの仰る通り「自分の蒔いた種だから自分が落とし前をつける」って意味でしょうし自分もそう感じてました。
あとラリーBさんが『ガメラ3』を引き合いに出されてたので怪獣映画という解釈に凄く納得できてしまいます。ガメラの戦いの巻き添えで両親を喪いガメラに恨みを抱いてる少女がキーだったので意外とダブらせることができました。
否定的な方も多いでしょうし本当はやるべきではないのかもしれませんがそれでもDCエクステンディッド・ユニバースに関してはどうなるかこの先気になるところなので『スーサイド・スクワッド』は押さえておきたいところです。
考えをまとめきれてないですが以上です。
面白く読ませていただきました、
続編作られそうなおわりかたなので、なんやかんやでスーパーマン死んでないんやろ?という思いがつよく、エピローグでも全く悲しくなかったですね。
死んだときはおどろいたけど。
あと、話は変わるけど、機械を万能に扱うアルフレッドが途中から白髪のトニースタークに見えてきて、出てくるたんびにアイアンマンキター!って思ってました(笑)
なるほど!スナイダー監督がそこまでの構想を練っているなら・・・賭けてみるか!?
でも。あの世界の人達には・・・。
出て行け!エイリアン!! → バケモンがクタバッタぜ!ザマアァァァッ!!これで安心!安全!な社会安泰だあwww → うわぁぁぁッ!!もうダメだあぁぁぁッ!!スーパーマン帰って来てえぇぇぇッ!!・・・な無様をタップリ晒した後で土下座が大前提。
もちろん。そんな人達を前にスーパーマンは、オレを称える言葉や!喝采なんて欲しくはないさ!!という唄が聞こえてきそうな笑顔でお願いしますよ!?
というか。そんな“衆愚ども”でも人の命なら己の命を賭けてでも救うのがスーパーマンだと魅せてくれたのが原作のvsドゥームズ・デイ戦なんですよぉ・・・。
あ~でも。原作どおりにやるとスーパーマンの復活の前には“彼”(ブルースじゃないですよ)のダークサイド逝きという鬱イベントというがあるんですよねえ・・・(その後のライトサイドへの帰還イベントが感動的なのですけども・・・)
>ジョーカーはスーサイドスクワッドには参加せずに、ヴィランとして登場します。
任務は「プリンちゃんを捕まえろ!」ですか!?フラグビンビンじゃないですかー!どっちにしろアマンダさん涙目エンド確定じゃないですかー!もうヤダー!!(←嬉しそうに)
あとはSSの良心!掃き溜めに咲く正義の花!エル・ディアボロことチャト・サンタナさんのカッコイイ所に期待!と、デッドショットは原作よりもTVドラマ版『ARROW』の設定でお願いしたいのと、 マイケル・ロウさんに演じて欲しかったなあ・・・。
> ボッコボッコに攻撃
何か、つまらないジャンプ漫画を見ている気分にさせられて、ただただつまらないという印象が…。
> 「お前の連れか?」
> 「いいや、お前のじゃないのか」
このボケは面白いと言えば面白いのだけど、日本産ヒーロー映画ではおやくそくな遣り取りなので「アメコミがそれをせんでも…」と思わなくもなかったり。
> スーパーマンが死んでしまうという展開そのものが受け入れられません
これは私も激しく思いました。
このラストってアリなの?
> 「どうせ生き返るんだろ?」ということがわかってしまいます
何だ、『仮面ライダー1号』かよ。
(激しい他作品ネタバレ失礼)
個人的には幼いブルース・ウェインが蝙蝠たちに助けられる幻影のシーンが、日本の魔法少女モノよろしく幼いバットマンに全裸変身するような演出ならばもう少し評価点を入れたかも…って、うわ何をするやめろ
スーパーマンの死についてなのですが、確か劇中で既に復活の兆しに見えなくも無い(かなり微妙でした)描写があったと記憶しています。
そうでなくとも棺桶を埋めずに最後まで剥き出しのままなので、何故だろうと思っていたのですが、最後の最後に棺桶に賭けられた土が少量だけ浮き上がるシーンがあって、それを見せたいが為に埋めなかったのかなぁと。
もしかしたら記憶違いかも知れませんし、葬儀も終わってなかったかも知れませんが。
>
> スーパーマンの死についてなのですが、確か劇中で既に復活の兆しに見えなくも無い(かなり微妙でした)描写があったと記憶しています。
> そうでなくとも棺桶を埋めずに最後まで剥き出しのままなので、何故だろうと思っていたのですが、最後の最後に棺桶に賭けられた土が少量だけ浮き上がるシーンがあって、それを見せたいが為に埋めなかったのかなぁと。
>
> もしかしたら記憶違いかも知れませんし、葬儀も終わってなかったかも知れませんが。
その通りです!
それをわかってうえで書いていたのですが、ことば不足でしたね、ちょっと追記させていただきます。
BDの特典映像など映画だけでは語られない裏話は特に観ていただきたい!
実際に高性能なバットモービルやフラッシュ、アクアマン、サイボーグの役者の方々のコメントなど映画を作る側の話など楽しい特典満載です。