『名探偵コナン 純黒の悪夢』はアニメ版マイケル・ベイだった(映画ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)
個人的お気に入り度:4/10
一言感想:もはやミステリーなんてなかった
あらすじ
ある夜、日本の警察署に女性スパイが侵入する。
女性スパイは機密事項を入手するものの、公安警察の安室透とFBIの赤井秀一の追跡もあり、車ごと海へと落下してしまった。
次の日、東都水族館に遊びにきていたコナンたちは、美しい女性を見つけるのだが……。
※今回の感想は『名探偵コナン』ファンにとって失礼千万な内容になっています。ごめんなさい。
幅広い年齢から支持を集める『名探偵コナン』、その劇場版20作目となる劇場版アニメです。
本作はシリーズ最高の観客動員数での発進、興行収入が土日2日間だけで12億円を超えるというとんでもない記録を打ち立てています。
「『名探偵コナン』ばっかりが大ヒットしやがって!ほかのいい映画も観ろよ!」という気持ちも少ーしだけあります(←皆さんはこういう大人になっちゃダメですよ)が、それで無視するというのはあまりにも作品に失礼。むしろ、『名探偵コナン』にこそヒットの法則が隠されている、分析するべきだと考えるべきなのではないでしょうか。
そこで、シネマトゥデイに『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』の初週の鑑賞動機などが記されていたので、以下にグラフにしてみますね。
<男女比>

<年代別>

<鑑賞動機>

ご覧のように幅広い年代、性別が観ている(というか女性が多い)結果に。
そして鑑賞動機として開示されているのは「人気シリーズだから」「もととなる作品(マンガかアニメ)が好きだから」のみ!
どうしよう、結果として「いったん人気シリーズになったら後は作品が一定の水準を保っていれば大ヒット」ということがわかるな……うーんあまり参考にならないかな。
でも、「幅広い年代の観客を呼び込めている」というのは無視できないですね。
劇場版『コナン』からは、
(1)(アニメやマンガなどで)メディアミックスをする
(2)女性向けの要素をちゃんと入れておく
(3)家族で楽しめる内容にする
という要素があることがわかります。
ヒットするのはいいとして、今週末公開の大傑作『ズートピア』が2週目の『コナン』に負けたらさすがに残念かなあ(←皆さんはこういう大人になっちゃダメですよ)。
『ズートピア』は上の(2)と(3)の要素がある上に、大人が大号泣できるんだからな!コナンもいいけどこっちも観ようぜ!
せっかくなので以下のアンケートも作ってみました(4月24日まで)。
※追記:こういう結果にになりました↓
<[映画興行成績]「名探偵コナン 純黒の悪夢」がV2 ディズニー新作「ズートピア」は2位 | マイナビニュース>
<閑話休題>
さてさて、前置きが長くなりましたが本題。
本作の感想をひと言で表すのであれば、観ている間は楽しいけど、いくらなんでもお話がテキトーすぎるということにつきます。
序盤の記憶喪失の美女を匿う展開、派手な爆発ドッカンしまくりは大好きだったのですが、中盤からは「なんでそうなるねん!」というツッコミどころのオンパレードでした。
端的に言えば、
(1)派手な爆発とカーチェイスがあればいいんだよ!
(2)特殊な場所でバトルしていればいいんだよ!
(3)お話なんてテキトーでいいんんだよ!
という作品なんですよ。これはマイケル・ベイの映画ですか?
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もしくは、個人的に大っっっっっっっっっ嫌いな『踊る大捜査線 THE MOVIE』シリーズの「なんで登場人物がそんな行動をするのかさっぱりわからん」というずさんさにもそっくりでした。
しかも、今回は探偵らしい推理要素がほぼ皆無となっております。
いや、一応作中にコナンくんが「俺の推理が正しければ・・・」と言うシーンがあるんだけど、その推理の結果があまりに荒唐無稽すぎるよ!
自分は初期の頃の『コナン』の映画も観ていたので、「めちゃくちゃな派手なアクションがある」のは想定の範囲内だったのですが、さすがにこれは予想GUYだったよ。
そういえば、劇中で出てくる「NOC(ノック)リスト」という言葉に馴染みがながったんだけど、じつは『ミッション:インポッシブル』にも登場していたんですね。
NOCはNon Official Coverの略で、劇中ではスパイを指しています。
あと、『007 スペクター』をパクったところがあったよね。
でもハリウッド映画を参考にする気概は嫌いじゃないよ!
まあそんなわけでお話はゴリ押しなのですが、けっきょく楽しく観られてしまうのだから困る。
それは、「記憶喪失の謎の女性」でひっぱるプロット、悪の組織との対決、カーチェイス、格闘、ありえねー場所でのバトルなど、とにかく娯楽性にあふれているから。
テンポよく物語が展開するので、飽きることも、退屈することもまずないでしょう。
ツッコミどころも含めて楽しんでしまえば、それで幸せになれます。
よくも悪くも、これがいまの多くの日本の観客が求める作風なんだなあと。
こういう単純な娯楽作に観客が集まると、役者の繊細な演技で語るような実写の日本映画がさらに「退屈」だと思われちゃうのかもなあ……(もちろん頭からっぽで楽しめる映画も好きです)
また、自分は最近の原作コミックとアニメには触れていなかったので、「赤井秀一」と「安室透」というキャラが「誰?」状態でした。
映画冒頭でも軽く説明してくれますが、以下のpixivの記事で予習しておくといいかもしれませんね。
<赤井秀一 (あかいしゅういち)とは>
<安室透 (あむろとおる)とは>
ちなみにこのふたりは、声優が池田秀一と古谷徹という、『機動戦士ガンダム』のシャアとアムロがそのまんま配役されて、しかもライバル関係になっているんですね(笑)。
これは往年のアニメファンも取り込もうとする戦略なのか。やるなあ。
※参考↓
<古谷徹&池田秀一>アムロとシャア20年後の“和解”秘話 劇場版「名探偵コナン」で10年ぶり共演 (まんたんウェブ) - Yahoo!ニュース
※以下の意見をいただきました。
青山先生はガンダムのファンだそうで、「安室」「赤井」以外にも「世良真純」(セイラ・マス)や「諸星大」「沖矢昴」(キャスバル・レム・ダイクン)などの名前にガンダムネタが使用されています。
あと、個人的に愉快でしかたがなかったのは、悪の組織のひとりである「ジン」がお茶目な醜態をさらすことでしょうか。
いやあもうカワイイのなんの。もう拳銃を横持ちにする中二病っぷりからキュンキュンしまくりました。

※銃を横持ちしても命中精度が下がるだけで意味はありません。
しかも公式で「別にリーダーじゃなくて、ほかメンバーと同じ役職」という設定だったらしいし!見た目はカッコイイのに萌えキャラだったとは知らなかったぜ!
※参考↓
<ジン(名探偵コナン)>
うん、まあ、この映画はこれでいいんじゃないでしょうか。
気持ちのいいほどのバカ映画になっているんですから。
実際に評判は上々ですし、「楽しかった」で終わればいいんですよ。どうせ大ヒットするんですし(←しつこい)。
「もしも」は禁句だとわかっているのですが、本作が「お金をかけまくった実写の筋肉アクション」だったら大好きになれたのかなあと思いました。
以下の配役で実写化したらどうでしょうか。
コナン君→トム・クルーズ
灰原哀→スカーレット・ヨハンソン
赤井秀一→アーノルド・シュワルツネッガー
安室透→シルベスター・スタローン
記憶喪失の美女→ミシェル・ロドリゲス
ジン→アントニオ・バンデラス
いやいや、これ大傑作になるでしょ!
結論としては、「派手な爆発とスカスカなストーリーのアホアクション映画は実写で観たい」ということで(←ひどい)。
以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓ ほぼツッコミしかしていません。
〜なぜそこで戦うねん〜
クライマックスはいろいろと爆笑モンでした。
だって、赤井秀一と安室透が観覧車の上で格闘バトルをするんですよ!
イケメンふたりがTPOをわきまえず、一歩間違えば死ぬ状況でボクシングとジークンドーを繰り出す!
案の定、赤井が「こんなところでか!」とツッコンでいるし。
あと、赤井は「考えることだ、安室くん」とか言っていましたよね。それはやっぱりガンダムネタか(笑)。
〜それは推理と呼べないねん〜
そして、「俺の推理が正しければ・・・」は
・キュラソー(謎の女性)はレントゲンをみると脳に損傷があった
・キュラソーは色付き半透明のフィルム数枚を持っていた
・前に観覧車の屋上で記憶の一部が戻っていた
↓
・観覧車の屋上で虹色の光が合わさったときに彼女の記憶が戻るんだ!
なるほど!よし、ツッコミは放棄します!
〜危機感が欠如している警察〜
で、警察もキュラソーの記憶を戻すために観覧車を貸し切りにしているんだけど、同じ頃に少年探偵団も鈴木園子(金持ちお嬢様)の特権を利用して観覧車に乗っていました(キュラソーといっしょに乗りたかったんじゃなかったの?)
これでは警察はキュラソーを観覧車に乗せれないな〜と思っていたら、警察の男は開口一番「子どもだったら(観覧車に乗っていても)大丈夫だろう」
子どもだったら余計に危ねえだろうが!
〜レギュラーキャラの活躍が・・・〜
蘭姉ちゃんや、小五郎のおっちゃんが活躍していないのも残念かなあ。
蘭姉ちゃんは水族館に来て新一(コナン)と少し電話で話をしただけ、
小五郎のおっちゃんは序盤に美女に釣られて(勘違いして)登場しただけ、蘭姉ちゃんを連れてきただけです(「ありがとうお父さん」と蘭に言われるのはよかったけど)。
さらに元太くんが「守られる立場」で終わっていたり、
阿笠博士が少年探偵団を見失ってしまう役立たずっぷりも・・・。
限られた上映時間ではしかたがない部分もありますけどね。
〜大味クライマックス〜
どうやって組織が記憶が戻ったキュラソーを回収するのかな〜と思っていたら、ヘリでゴンドラごとかっさらうというDYNAMIC☆な方法でした。
そして、組織に戻らずにゴンドラから逃げるキュラソー。
キュラソーが裏切ったと知ったときのジンの命令は「計画変更だ!奴を殺せ!」
なんでやねん!\(゚ロ゚ )
キュラソーが持っている「組織の中のスパイ」の情報が何よりも大切だったんじゃないの?(外部に漏れるとヤバイ情報というのなら殺すのも理解できるんだけど)
ていうかそもそも観覧車に爆薬を仕掛けておく意味もわかんねえし!
お前ら秘密裏の組織なのになんでそんな目立つようなことをしてんの?
で、安室がギリギリで爆弾解除に成功して、カチカチカチカチ爆弾のスイッチを押しまくっているジンたん(萌えキャラ)。
そのつぎのセリフは「鉄の雨を降らせろ!」
ヘリは観覧車をガンガン撃ちまくるのでした☆(ツッコミが追いつきません)
で、赤井がヘリのプロペラの車軸部を撃ってヘリを退散させるんだけど、それ『007 スペクター』だよね。
まあおもしろいのでいいか。
あと、ウォッカ(ジンの右腕)がサーモグラフィーを見ながら「このフォルム!ゴンドラの中には子どもと男しかいません!」「この動き、このフォルム、奴です!」と実況しているのにツボりました。黒の組織がドジっ子の集まりにしか見えん。
※『天国へのカウントダウン』『漆黒の追跡者』でもギャグキャラと化した黒の組織を見られるそうですよ。
最後は観覧車が転がって一般人を襲っていくというステキすぎる展開に。
でも、これで身を挺して観覧車を止めたキュラソーが死んでしまうのは、悪い意味で後味が悪かったです。
キュラソーがゴンドラから逃げたことによりこの惨事になったので、「子どもを守るのであれば逃げないほうがよかった」という帰結になってしまうのです(子どもたちと仲良くなったからでこそキュラソーは逃げだそうとしたのですが・・・)。
キュラソーはあとで灰原に子どもたち(少年探偵団)がゴンドラに乗っていることを教えてもらいましたが、警察に同行していたので子どもたちが乗っていること自体は聞いているはずなのでは?
このラストにするのであれば、「キュラソーが逃げ出したという行動に関係なく」みんなの命を救えたという展開にするべきだったと思うのです。
〜イルカの景品〜
キュラソーが持っていた黒焦げの「色のついていないイルカの景品」を見て、コナンは「黒焦げになっちまったがな」と言います。
エンドロール後には、コナンはキュラソーの再会を願う少年探偵団に「こいつらが色をつけてくたのかもな」と思いました。
キュラソーはさまざまな着色をして楽しむお酒です。
ビターなラストでしたが……彼女のことが好きになれたので、「実際にイルカに色をつけることができた」という展開も見たかったですね。
※以下の意見をいただきました。
あの黒焦げは「結局彼女は黒の組織から抜け出せない」という非情な現実を意味してるのかな、と思ってしまいます。
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しかし黒の組織はスパイ連中除いたら、本当にろくなのいねーな!
「1口食べる度に麦茶2㍑欲しくなるような映画」ってとこでしょうかね…
マイケル・ベイ氏の悪趣味過剰上乗せは一周回って好きですし(悪名高き「パールハーバー」除く)
踊る大捜査線も…ヒナタカさんすいません、1作目だけは本当に好きです(^ ^;
でもこのシリーズは本当にねえ…これだけ長く続いてるシリーズなのに
『良くてバカ映画、悪くてク◯映画』と言うある意味希少なシリーズになりつつありますね。
普通こんなに続くシリーズなら1作くらいファン以外からも
「これは凄い!」って言われるような傑作が出てきそうなもんですけどね…
(「オトナ帝国の逆襲」とか「ミュウツーの逆襲」とか)
まあそんなコナン映画ですが、今回は構造上の問題点を指摘してみようかな…と思いました。
それは何かと言うと『物語を終わらせてはいけないand進ませてはいけない』と言う事です。
何と言っても既に東宝、少年サンデー、日テレ系のドル箱と化した本シリーズは
本来持っていた尺を凄まじく薄~く引き伸ばしてここまで引っ張ってきた作品です。
初期の服部、灰原、キッドの段階で既にパンクしそうだったキャラ層が
無駄に肥大化させた結果えらい大所帯となってしまいました。
何せCIAとFBIが同じ日本でウロウロしてるんですから…w
『ボーダーライン』のマット(ジョシュ・ブローリン氏)が聞いたら鼻で笑うでしょうね。
そんな新要素を上乗せして話を薄く引き伸ばしてでも守りたかった利権の結果
話を終わらせる事も進ませる事も出来ないので、どんなにエキセントリックな展開でも
「うん、どうせ小競り合いで全員無事なんでしょ?」
としか思えないんです。その時点でハラハラもドキドキも無いだろうと言いたいです。
この辺の予定調和感がマイケル・ベイ氏作品と比べて足りないところなのかな…と感じました。
まあ正直映画としては心底口汚く罵りたくなりました。相変わらずバカばかりの黒の組織
オセロで遊んでたら仲良くなった今回の殺され役と少年探偵団
緊急事態なのに赤井に殴りかかる安室(「逆襲のシャア」って事なんですかね?)
そしてやっぱり…やっっっっぱり何も変わらない誰も死なない主要キャラ達…映画を見ていてここまで疲れ果てたのは『信長協奏曲』より上かもしれません。
(アレよりク◯とは言いませんが)
まあ正直ネタとして見る以外褒める価値ゼロのどうしようもない映画でした。
『BvS』の話の滅茶苦茶ぶりに怒り狂った人は
何なら是非見ていただきたいもんですよ。そんなもんじゃないですからコレw
良くも悪くも黒の組織絡みでかつ20作目ということもあり一応気合いは入れてたんだろうとは思います(空回ってないとは言っていない)が、ある意味「いつも通り」で真新しさは皆無に近いですから(まあ『異次元の狙撃手』のラストで沖矢さんの正体が赤井さんだということが原作・アニメに先んじて明かされていた例はありましたが)。
>ヒットするのはいいとして、今週末公開の大傑作『ズートピア』が2週目の『コナン』に負けたらさすがに残念かなあ(←皆さんはこういう大人になっちゃダメですよ)。
>>ところが自分もそういう大人になってしまってますw
>しかも、今回は探偵らしい推理要素がほぼ皆無となっております。
>>元々の脚本では殺人事件要素も入ってたそう(尺が長すぎてスタッフが手直ししたとか。そのため脚本の櫻井氏は実質原案です)なのでそこを省かなければなんとかなったのかなあ、って思ってしまいますし元の脚本がどうだったのかが気になります。
>そういえば、劇中で出てくる「NOC(ノック)リスト」という言葉に馴染みがながったんだけど、じつは『ミッション:インポッシブル』にも登場していたんですね。
>>M:Iシリーズ5作品全部観てるのに気づかなかったです…。
なお、本編でもNOCリストに関するくだりはあるので「あの要素がここで足を引っ張るとは」ってなりました。
>まあそんなわけでお話はテキトーかつゴリ押しなのですが、けっきょく楽しく観られてしまうのだから困る。
それは、「記憶喪失の謎の女性」でひっぱるプロット、悪の組織との対決、カーチェイス、格闘、ありえねー場所でのバトルなど、とにかく娯楽性にあふれているから。
>>自分がまさにそういう視点で観てた人間の一人です…。ただありえねー場所でのバトルに関しては楽しい反面「やっとる場合か!」ってなりました。
あと幾ら十人十色とはいえ繊細な演技で魅せる実写映画が退屈に思われるのは何か哀しいなあ、と。
>また、自分は最近の原作コミックとアニメには触れていなかったので、「赤井秀一」と「安室透」というキャラが「誰?」状態でした。
>>自分はアニメ版は途中(恐らく怜奈さんが黒の組織に再潜入したあたりまでだったかと)から観なくなりました(そのためアニメオリジナル回までは網羅できず。)が、原作漫画と映画版は全部押さえていたりするので大体の概要は把握した上で観賞できてたつもりですし「安室さんがあのキャラと知り合いだったのか」「黒の組織絡みだからしょうがないけど『漆黒の追跡者』っぽい」と過去の要素と照らし合わせて感じました。
ガンダムネタなのは狙ったからでしょうがなんだかんだ言って個人的にはアリです(そもそも殆どのキャラは捩りなのでその点は割と今更感を抱いてたりします)。
>あと、個人的に愉快でしかたがなかったのは、悪の組織のひとりである「ジン」がお茶目な醜態をさらすことでしょうか。
>>流石初期のカリスマ性が嘘のように「ドジン」と揶揄されるだけありますw
>「もしも」は禁句だとわかっているのですが、本作が「お金をかけまくった実写の筋肉アクション」だったら大好きになれたのかなあと思いました。
>>コナン実写版としてじゃなくても観てみたいですよこれw
>危機感が欠如している警察
>>とりあえず他に乗客がいるんだからやるんじゃねえよ、って感じです。
>でも、これで身を挺して観覧車を止めたキュラソーが死んでしまうのは後味が悪いなあ。
>>『漆黒の追跡者』でも似たような事例があったので半ば予測はできてましたし「ああ、やっぱそうなっちゃうのか…」と自分の場合思いました。
確かに帰結しちゃいますがある意味子供達と出会ったからこそ脱出したとなると…随分ややこしくなります。
何れにせよ彼女の死を子供達が知ることがなかったのは不幸中の幸いですが。
>ビターなラストにしたのは悪くないと思いますが、「実際にイルカに色をつけることができた」という展開も見たかったですね。
>>それも観てみたかったですがあの黒焦げは「結局彼女は黒の組織から抜け出せない」という非情な現実を意味してるのかな、と思ってしまいます。
>話を終わらせる事も進ませる事も出来ないので、どんなにエキセントリックな展開でも 「うん、どうせ小競り合いで全員無事なんでしょ?」 としか思えないんです。
>>自分の場合思考をストップさせてましたが、それでも「大方こういう展開になるんだろうなあ」って思ってました(しかも予想が余り外れてないという)し「そりゃ余程の事がない限りのれなくても無理ねえわ」としか。
>何せCIAとFBIが同じ日本でウロウロしてるんですから…w
>>今更突っ込むのも野暮でしょうがそもそもFBIは事件対象が米国内だから日本の事件に首を突っ込んでること自体がおかしいですからね(オープン・ソース・インテリジェンスでもない限り違法とのこと)。
にしても21作目もあるとは…。これ本当に終わるのかなあ、って思ってしまいます(原作の方は100巻までは続けないと述べられてた記憶はありますが)。
イルカの件を追記させてください。
しかしもとの脚本だと殺人事件があったのか・・・確かに尺の関係上しかたがないのでしょうね。
しかし、あれだけ証拠は残さない!という組織がドンパチしているのはドン引きだし、海外まで出張して暗殺かい!他に海外在住いないのかよ!という突っ込みは多々ありました。もっと鳥肌が立つくらいのカッコいい組織が見たかった…。
それ確かにあったんですが、観覧車に乗る前に警察の話を聞いているはずなんですよねえ・・・修正します。
後半の「後味が悪い」なんて
ただのビターエンドが気に入らない主観丸出しの幼稚な感想文レベルの内容ですし。
安室の部下の公安が子供達が乗っていると知るのは、当時、記憶喪失時のキュラソーですし、
「子供達」が少年探偵団の事とは厳密に言及してなかった筈です。
いつもみたいにスノッブ気取ったレビューをされるのは
このブログのスタンスではあるので否定はしませんが
きちんと作中の描写を把握されてからでないと
コアなファンの神経を逆撫でしてその内、ブログ自体が炎上しますよ。
「『漆黒の追跡者』っぽい」と述べたのは「黒の組織が絡んでる」「とある構成員がコナンの不利益にならなくなるも最終的に落命してしまう」といろいろ被る点があるな、と思ったからです。尤も、その構成員が蘭と交戦したり(その際弾丸を避けてるあたり蘭はもはや人間じゃねえとしか)ラストは作風に合わせてシリアスになってたりするので全く一緒とは言えませんが。
7年前の作品ということもあり記憶が曖昧ですが、コナンが組織の乗ったヘリにヘルメットをぶつけて操縦不能にした時に「何者だ…!?」とジンが驚いてたのもある意味ドジンぶりだなと思います。
あとは丸投げになりますし責任は取れませんが余裕があれば実際にご覧になって判断するのも手かもしれません。
しかし!シュワちゃんとスタローンは流石にそのポジションはやらない気が!笑
感想は、ヒナタカさんのおっしゃることほぼその通りです。昔ながらのファンでも「面白い!」とは思えませんでした……。
正直、ここ数年の映画はアクションばかりで、初期の映画作品にあったコナンらしさが薄れていると思います。先日地上波で放送された『時計仕掛けの摩天楼』を久しぶりに観ましたが、母がぽつりと「子どもが警察を操ってる(笑)」と言ったのを聞いて、「大人の陰でコナンが事件を解決することが楽しかったんだな」としみじみ感じました。そこが、他の推理漫画と決定的に違う魅力だったのに……。
ちなみに、青山先生はガンダムのファンだそうで、「安室」「赤井」以外にも「世良真純」(セイラ・マス)や「諸星大」「沖矢昴」(キャスバル・レム・ダイクン)などの名前にガンダムネタが使用されています。
ちなみのちなみに、ドジっ子ジンは『天国へのカウントダウン』でも観られますよ~。人違いしたり、ビルからの脱出をはかる子どもたちを不審に思わなかったり(笑)。まあ今回に比べたらマシですけれど。
ちなみに(以下略)、その『天国のカウントダウン』では『ダイハード』みたいなアクションがありましたね。だから今回も、意識して作ったのかもしれません。
最後のちなみに、前作(『業火の向日葵』)でも殺人事件がカットされたらしいです、やはり尺の都合で。
全部ご存知のネタだったらすみません!
ヒナタカさんがコナンの映画レビューをして頂けるとは思ってもみなかったので、うれしいです!ありがとうございます!!
かつて潜入していて裏切って死んだことになっている赤井が生きていると組織にばれたらかなりやばいけど・・・そこはつこみどころではありました
それにヘリの主軸を撃ったのは安室でしたっけ?、赤外線スコープが壊れた赤井を爆発ででる明かりでアシストしたようにわたしは見えたけど
カミヤマさん、天国のカウントダウンも追加しておきますね。
> それにヘリの主軸を撃ったのは安室でしたっけ?、赤外線スコープが壊れた赤井を爆発ででる明かりでアシストしたようにわたしは見えたけど
間違いです!修正します。
>元々の脚本では殺人事件要素も入ってたそう(尺が長すぎてスタッフが手直ししたとか。そのため脚本の櫻井氏は実質原案です)なのでそこを省かなければなんとかなったのかなあ、って思ってしまいますし元の脚本がどうだったのかが気になります。
これは今作ではなく、前作「業火の向日葵」のことですね。
短めに書いたつもりが、アニメスタッフの手に渡り絵コンテなどの段階に進んだ結果、3時間オーバーの仕上がりになってしまい、
原作者考案のトリック含む殺人事件が丸々カット。
脚本の櫻井氏いわく、8割がた自分の脚本じゃなかったそうです。
今作については、今のところこういった発言は為されておりません。
これは決して、いい加減に作られた作品では消してありません!
面白くなかった!それを書くのは自由です!推理要素が少ないとかそういう物語指摘を的確にされるだけなら、自由に書かれているブログですし,それはそれで構わないと思いますが、
物語の主軸になる人物の設定も何も知らない状態で見ているにもかかわらず、
話はテキトーでいいんだよとか、よく言いきれますね!
制作された方が、あなたにそう答えたのですか?
失礼極まりないですよ
生身の役者の危険と隣り合わせのアクションはただそれだけで確かに感動します
動かない画に、命を吹き込む!アニメーション制作現場って、私たちが想像するより、はるかに過酷なんですよ。これだけ迫力あるものをアニメで描き出せるほかにそうない貴重な存在だと思います
横から失礼しますが、反論があるなら人の批判そのものを否定する前に
その素晴らしさを説く事が先じゃないですかね?
語弊を恐れずに言うと「一生懸命作ったんだからいいじゃん!」が通るのは小学生の自由研究までです。
なので人から金を取る以上ある程度色んな人の意見は多種多様にあるでしょうし
「この人苦手…」と思う事もあると思います。
僕なんかは何ならヒナタカさん以上に本作、何ならコナン映画そのものに憤ってる人間の一人ですが
この映画の肯定派の意見も聞いてみたいと思っていた次第なので
もしよろしければ本作のどこが魅力的だったのか是非聞いてみたいです。
>>すみません、すっかりごっちゃにして勘違いしてました。ご指摘ありがとうございます。
となると元からああだったのですね。
>正直、ここ数年の映画はアクションばかりで、初期の映画作品にあったコナンらしさが薄れていると思います。
>>個人的にはアリだといった口で言うのもなんですが、
同感です。それもあるから初期の方が確実に良作だったという思いがどうしても拭えないです。それに加えてラリーBさんの仰ってる問題点もあるとなると「この作品はナシだな」という意見が発生するのも無理もないと思います。
ヒナタカさんのブログですが、ここで回答させていただきます
ラリーBさん!あなたがおっしゃるところの薄く引き伸ばして、引っ張ってきた展開の中で、
赤井も安室も組織の人間として、何よりコナン君が、恐れ憎んでいた時期がありました。灰原(シェリー)は、まじ安室に暗殺されるんでないか!?と、いう展開とかもあり、今日いたっているのです。
茶化すFBIのジョディも、蘭が通う高校の先生として登場したし、CIAの水無怜奈(キール)も人気キャスターでした。
そして私の今回の映画を見た最初の感想は、コナンの物語の今までを理解している人でないとこの面白さをわかるのは無理なんじゃないかなあということでした。
安室は一緒に潜入していた仲間を、赤井が絡んだ事件で失っているし、それだけじゃなく組織の一員として暗躍していた時も、一杯食わされたりしていて相当確執があるんですよ!冒頭のカーチェイスは、それをあおるあおるで、もうそれだけで、私は単純だからワクワクしました
無駄な危ない場所での格闘も、コナン君がきたらスパッと止めて、ここも結構ツボでした。こんな些細なところでさえも面白いと感じる馬鹿なファンですみませんなんですけど、
劇場版は番外編、本編に支障をきたすわけにはいかないので、そこは暗黙の了解で、劇場版は楽しんでみることにしています
だからこそ黒ずくめの組織を劇場版で描くことは、一番難しいはずなんですが、過去の作品の批判を受け止めて(これの説明、長くなるのですみません)組織の人間を中心とした展開を見せてくれたスタップに、私は感謝しています
昨今の静野監督の絵面の派手な作風の劇場版コナンに飽きてる体で
理屈っぽくレビューしているだけで、こだま監督時代の作風から抜け出し切れていないだけの
もはや否定からしか入らない古参コナンオタクと化した老害の一意見でしかないですし
今回の映画はそもそも原作をより深く知っていると楽しめる要素の多い内容だったので
そもそも「コナン」というコンテンツはあなた方、映画のコナン(しかもこだま監督時代しか受け入れられなくなった古参ぶったミーハーとかもう論外(笑))だけを目当てにしたミーハーオタクのだけのものではないんですよ。
こんなの長年コンテンツを支え続けた原作好きMCUのファンの目の前で
スパイディ目当てで劇場に足を運んだミーハーアメコミオタクが
「何でアメリカの国旗背負ったガチムチマッチョ変態の
ドンパチなんか観に行かないと行かない訳?」
とツイッター等で上から目線でdisってる日本の無教養オタクと
さして変わらないレベルの幼稚な行為ですよ。
>中盤からは「なんでそうなるねん!」というツッコミどころのオンパレードでした。
ここだってそもそもそうなった根拠の部分を
きちんと考察しないで、あなたの思うままに書きちらしているようにしか見えませんし
ヒナカタ氏のブログは、以前から考察の浅い割に上から目線の茶化すブログだなーとは思ってましたが
今回の一件でとうとう炎上してしまったかーという冷めた目線でしか見れなくなってしまいました。
興行ばかり盛況で中身は空っぽ、いいじゃないですか。
コナンは子供向けとおっしゃいますが、とっくにメイン観客は20代に移り、その層に向けたおバカ作品路線になっています。
シリーズものなのですから、興行が盛況、観客に求められているということです。
そこを外していれば、自然と淘汰され、踊る大捜査線のように先細っていくはずですから。
名作(キリッを所望でしたら素直にしんちゃんやドラえもんだけを楽しみましょう。
丁寧なお返事ありがとうございますm(__)m
かつて憎み合ってたコナンと赤井(ライ)や安室(バーボン)が協力して
黒の組織に立ち向かう構図が燃える…成る程なあ…と思いました。
正直僕は見ていてどうかと思ったんですが観覧車での突然の「逆襲のシャア」も
コナンが来た途端仕事に戻るのは確かにそうですね。
>こんな些細な事にも面白いと感じる
いえ感じ方は人それぞれですし、僕も世間からボロクソ言われていても大好きな作品だってありますしね。
僕の方こそ口汚く言い過ぎたかな…と反省しています。
>KumaGuyさん
すいません、僕はこだま監督作品もどうかと思ってる筋金入りのコナン懐疑主義者ですw
こだま監督だからとか静野監督だからどうとか言う事ではなく
コナン映画そのものの構図に多いに問題あるのでは?と思った次第です。
僕がコナン映画に対する考えを改めるとしたら、普段「真実はいつも一つ!」と豪語してるコナン君の
絶対的な正義が揺らぐような作品が出てくる事ですかね…
ファン以外に認められる必要なんてねぇよ!…と言いたくもなるでしょうが
あれだけシリーズ続いて僕のようなうるさ方の連中すら黙らせるような作品が
1作でも出て来て不思議じゃないのになあ…と思った次第です。
完全洋画派な私ですが、コナンは別です!
私は毎年コナンの"秘密夜"限定イベントでみている
コアなコナンファンに入ると思われますが、レビューを書いてもらえてうれしいです☆
レビューそのものも面白いですし、
今回はコメント欄も面白いかんじになってますね( ^ω^ )
劇場版コナンは年々アクション映画化していて、
今作品も始まって3分で「私コナン見てるんだっけ?」と思う感じでしたが、
それもまた本編やコミックでは楽しめない部分なので良いところかな、と捉えています。
今作品、始まる前から「漆黒の追跡者」コースになるのは分かってましたが、
もうキュラソーの背後にアイリッシュがちらついて序盤から悲しい気分でした…
もちろんラストも予想通り、、、な展開でしたが。泣きました。←
でも安室と赤井のバトル、今までの背景とかも全部分かってますが、
今、そこで、その喧嘩、やる必要ある??感でいっぱいでした。
完全に安室&赤井ファンのためのシーンだと思います。
ジンの、爆弾スイッチを「カチ、カチ、カチ・・・ポイっ」も笑えて仕方なかったです。
でもそのへんも含めて、面白かったです!
私は監督云々は気にしないたちなので、
昔の誰作品が良かっただの、ミステリー要素がないだの、
いろんな意見があっていいと思うけれど言い争いみたいになるのはなんだかなーと思います。
そんないうなら見なきゃいいじゃん、という小学生レベルの感想も言いたくなりますが、
それでも見てしまうっていうのがコナンの魅力なんですかね?
劇場版では物語はすすまないことはなく、
異次元の狙撃手のラストはあれは特別な展開でした!
来年は平次和葉の大阪寄りな作品のようなので、
「迷宮の十字路」は割と好きな作品なので楽しみです。
来年のコナン映画もレビュー書いてくれると嬉しいです。
でも今は実は個人的には
「ボーダーライン」ネタバレレビューが読みたいです☆
来週、ヒナタカさん絶賛のズートピア見てきます♪
スタッフの皆さんの頑張りはもちろんある作品だと思っていますよ。ただ物語のごり押しが気になったんです・・・。
のんたさん、返信が遅くなってごめんなさい。
>でも安室と赤井のバトル、今までの背景とかも全部分かってますが、 今、そこで、その喧嘩、やる必要ある??感でいっぱいでした。
>完全に安室&赤井ファンのためのシーンだと思います。
>ジンの、爆弾スイッチを「カチ、カチ、カチ・・・ポイっ」も笑えて仕方なかったです。
>でもそのへんも含めて、面白かったです!
超同意します。安室アンド赤井のバトルに必然性があればもっとよかったんだけどな。
>「迷宮の十字路」は割と好きな作品なので楽しみです。来年のコナン映画もレビュー書いてくれると嬉しいです。
もう怒られるのでやめたほうがいいかもとは思っています(TT)
>「ボーダーライン」ネタバレレビューが読みたいです☆
すみません、だいぶ展開を忘れているので書けそうにないんですよ・・・。
>来週、ヒナタカさん絶賛のズートピア見てきます♪
ぜひ、よろしくお願いします!
ところで前作「業火の向日葵」ですが、アラブの日本アニメ総合サイト(の中の人)が「コナン映画史上最低の駄作」とdisっている話に興味はありますか?
https://twitter.com/GarooSama/status/729520578290397186
いえ、私もまったく同意見なのですけどね。(今作は「荒唐無稽だけどバカアクション映画」として割り切れば、前作に比べてまだマシだと思っています)