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『ハドソン川の奇跡』究極の「時間」の演出とは(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー)

今日の映画感想はハドソン川の奇跡(原題:Sully)です。


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:構成の力を思い知らされる「いぶし銀」な秀作!

あらすじ


2009年1月15日、真冬のニューヨーク。
ベテラン操縦士のサリー(トム・ハンクス)が操縦する旅客機に鳥が突っ込み、エンジンが停止状態になってしまう。
サリーはハドソン川での着水を試みるが……。




名匠の誉れ高いクリント・イーストウッド監督の最新作です。

本作は実際に起こったハドソン川での不時着水事故を題材にしているので、どうしてもその内容がネタバレしてしまっています。

しかも、機長が着水までの判断に要した時間はわずか208秒です。
この時点で本作は「パニック映画」というジャンルとして、2時間弱の映画としては成り立ちません。

しかしそこはイーストウッド監督。この題材でも、その作家性が如実に現れまくったすんばらしい映画に仕上がっていました。


何がすごいか、まずはその映画としての構成の力です。

本作では時系列をズラしつつ、「回想」として飛行機事故を映していきます。
そして、それぞれが同じ飛行機事故を描いているはずなのに、それぞれでまったくその印象が異なっているんです

それでいて、印象が異なったとしても、あくまで映画が描いているのは主人公のサリー機長の内面です。
わずか96分のランタイムで、彼がどういう人物なのかを「徐々に」知っていくことができるこの構成の力には脱帽するしかありませんでした。

細かいセリフにもとても気が利いており、ひとつとして無駄なシーンはありません。
イーストウッド監督は83歳になってもなおも映画業界の最前線にいるお方であり、その作品には映画としてのおもしろさがギッキリと詰まっている、と認識を新たにした次第です。

また、イーストウッド監督作品は、『アメリカン・スナイパー』の評で書いた通り、英雄を単なる英雄として描きません(むしろ英雄が英雄であるがゆえに苦しんでいる)。
戦争映画でない本作でも同様で、サリー機長は「英雄」と書かれていた新聞を見てもいい顔はしません。
この点でもイーストウッド「らしさ」をはっきりと感じることができました。


言わずにはいられないのは、主人公のトム・ハンクスを始めとした俳優陣の「抑えた」一方での熱のこもった名演です。
副機長を演じたアーロン・エッカートとトム・ハンクスの掛け合いは「本当にこいつら昔からの仲良しなんだな」とさえ感じさせてくれました。

ハドソン川1<このおじさんコンビ大好き!

じつは本作はイーストウッド監督とトム・ハンクスが初タッグを組んだ作品なんですね(けっこう意外)。

それにしても、トム・ハンクスは本当『プライベート・ライアン』『キャプテンフィリップス』に続き、「キャプテン」の役が似合うなあ。こうまで心優しく頼れるキャラばかり演じていると、そろそろゲスい悪役が見たくなりますね(無茶な注文)。
ちょっと話題になった、「神田の居酒屋に現れたトム・ハンクスの違和感のなささすぎる写真」であっても、いい人オーラが出まくっているんだもん。
そうそう、有名俳優以外でも、乗客一人一人にいたるまで、存在感のある演技をしてくれるのがうれしいですね。
あの「ゴルフに間に合わせるため、無理に搭乗した父と子2人」のキャラとか大好きだったもん。

なお、本作は事故を再現するため、マジでその事故が起きたハドソン川のほぼそのまんまの場所で撮影をしています

さらに、フェリーの船長は、プロの俳優が演じているのではなく、本当に事故で救助をしていたその人だったりするのです(エンドロールの役名でも「HERSELE」「HIMSELF」、つまり本人役と書かれている人が多い!)
みんなが、この生還とサリー機長を讃える映画が製作されることを喜ばしく思っているんだなあ……素晴らしいことです。


なお、実在のサリー機長は、自身の業績を「ハドソン川の奇跡」と呼ばれることに拒否反応を示しています。
なぜかと言うと、「奇跡」という言葉は本来起こり得ないものであり、サリー自身がやったことは「最善」で確かな方法であったから。

邦題はこんなことになっちゃいましたが(仕方がない気もするけど)、本編ではそのプロとしてのサリー機長の判断を、ときに誠実に、ときには「疑わしく」描いていきます(←これこそがおもしろい!)
見終われば、サリーのやったことが「奇跡ではない」と明確に感じられることでしょう。

ちなみに、原題の「Sully」は主人公のニックネームそのままですが、動詞してのSullyには「傷つける」「誹謗中傷する」という意味もあります。
製作者がその意味をタイトルに込めたかは定かではないですが、どちらにせよこちらは映画の内容を的確に、シンプルに捉えたタイトルと言えるでしょう。


個人的には「クライマックスの演出はこうであってほしかった!」という不満はありますが、それ以外はもう文句のつけようもありません。
あくまで主題は人間ドラマですが、事故のシーンの迫力、その画としての説得力もものすごいので、ぜひ音響の整ったスクリーンで観ましょう。

地味な作風に思われるかもしれませんが、そのぶん映画としての魅せかた、上手さがよくわかる作品です。
小難しさはないので、大人はもちろん中・高校生の若者にも大プッシュでオススメです!

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓










〜野暮な不満点〜

あのクライマックスは本当に大好きなんですが、そのシーンで前にもあったはずの「飛行機を俯瞰した画」「管制塔」の視点も描いたのはちょっと残念。ここでは、徹底してコクピットにいるサリー機長とジェフ副機長の視点で描いてほしかったです。
そのほうが、「サリー機長が208秒で何をしていたか」がより伝わると思うのです。

※以下の意見をいただきました。
自分はサリー機長の「自分の力だけでなく、事故に関わった全ての人の力があってこそ生還できた」の台詞に説得力を持たせるために管制塔のシーンなどは必要だったんじゃないかなと思います。



〜必然性のある夢オチ〜

ファーストシークエンスが、「ニューヨークの街に飛行機が突っ込む」というサリーの悪夢であったことには驚きでした。
この後にあるトム・ハンクスの複雑な表情もあいまって、彼がこの悪夢に異常に悩まされていることがわかります。

しかももう少し後には、サリーは「白昼夢」として、飛行機がビルに突っ込むのも観ます。
「2機の飛行機が突入する」というのはどうしても9.11を連想させますが、サリーはそうして「テロ行為とさほどかわらないほどの事故を起こす可能性があった」自分を恐ろしく思っていたのではないでしょうか。


〜1度目の回想(事故から救助活動まで)〜

1回目の回想では、飛行機事故は
・管制塔
・ヘリから飛行機を見た俯瞰した画
・キャビンアテンダントと乗客たち
・水上の飛行機へと救助活動に向かう人々
・事故後のサリー機長の心の動き
が描かれ、サリー機長がコクピットでどのようにしていたかは明確には描かれません。

それどころか、管制塔の担当者は涙を浮かべながら「ハドソン川に行くなんて」「いつもと変わらない冷静な声だった」と嘆いています。

つまり、ここではサリー機長はまだ「正しい判断をしたかが疑わしい」という形で描かれているのです。
管制塔の担当者はニュースも見ずに部屋にこもっていたりもしていましたし、現場の人間からすれば「ハドソン川に着水する」なんて判断は、半ば「常軌を逸する」ほどのものだった、ということがわかるのです。

警察から「155人(全員)助かった」と聞いた時の、サリー機長の表情が、忘れられません。
ほとんど無表情のように見えて、その奥にははっきりと「安堵」の感情が見える……このトム・ハンクスの名演は後々も語り継がれるのではないでしょうか。


〜2回目の回想(クライマックス)〜

最終的にはシミュレーターでの検証が行われます。
そこでサリーは「人的要因」である判断までの時間を考慮されていないことを指摘し、35秒のラグがあってからの再検証がされることになりました。

ここでは、シミュレーションの映像は荒々しく、ラグを含めた時間の一部がカットされていました。
しかし、録音されていたサリーの判断は、リアルの時間、音(声)、迫力の映像で描れています
つまりは、ジェフ副機長の言った「ビデオゲームじゃないんだ」という言葉、その「シミュレートとリアルは違う」ということを、映画でしかできない「時間」「音」「映像」として体感できるんです。

1回目の回想で描かれた、管制塔の担当者が嘆いていた「心配」は、じつはシミュレーションでは絶対にできない、プロの人間による最善の判断であったんだ!とわかるこのカタルシス!素晴らしいとしか言いようがない!

さらに、いままでサリーを糾弾していたはずの男性が「機長といっしょに音声を聞いたのは初めてのことです」と言ってくれるのもたまらない!
もちろんこれは、サリーが主張していた「この事故は航空史上初めてのことだった」という言葉を、「前例がない、だからでこそ人の判断が必要だった」と、身を持って体感でしたということなんですよね。


〜ジョーク〜

映画は、ジェフ副機長の「今度再現するとしたら7月で(事故が起きた1月は寒かったから)」というジョークで幕を閉じます。
※これはジェフ副機長が、実際に言っていたジョークだったそうです。

そういえば、警察の人たちも、飛行機に搭乗しようとした親子も、キャビンアテンダントも、みんなジョークを言っていたんですよね。

サリーは劇中ではほとんど笑うことはありませんでした(バーでちょっと笑みを浮かべたくらい)。
若き日のサリーは、飛行機の師匠から「どんなときも笑顔でいろ」とアドバイスされていましたが、それはできなかったようです。

でも最後には、親友と言ってもいいジェフに、ジョークでの笑いを教えてもらうことができたのです。
(中盤にサリーは、ジェフに副業のホームページが大企業のものみたいだ!といじられていましたが、「ほら吹きだと言われたのははじめてだ」と返しており、ジョークだとは認識していなかったように見えました)

サリーが主張する「自分の力だけでなく、事故に関わった全ての人の力があってこそ生還できた」というセリフが、彼のおかげで生還した人による、もっとも大切な(サリーは忘れていた)アドバイスの「笑い」として返ってくる、という構成は見事!

エンドロールでも、本物のサリー機長と、助かった乗客たちは楽しそうに笑い合っていました。
この生還劇は、まさに幸せをもたらすものだったとわかる……爽快な幕切れでした!


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テーマ : 映画レビュー
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2016-10-04 : 映画感想 : コメント : 18 : トラックバック : 0
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No title

> 『アメリカン・スナイパー』

あの映画は、あれでもイラクの人からは相当に酷評されていますからね。(さもありなんとは思いますが)


> 正しい判断をしたかが疑わしい

この手の事案には、大きく2つの「正誤」の概念があると思っています。

ひとつは人命が無事であることを由とすること。
ひとつは全てが無事であることを由とすること。

前者は「済んでのところで大きな事故に到らず良かった」という点を評価しますが、後者は「ひとつ間違えば大惨事になりかねなかった」という点を見ます。
どちらが正しい見方なのかは哲学の問題なので答えは無いのかもしれませんが、事故を調査する側として後者をより重視するのもまた当然であるとは思います。


> ゲームじゃないんだ

昔、『トップランディング』というゲームがありました。いわゆるフライトシミュレーションの先駆けで、旅客機の離着陸をするもの。ま、『電車でGO!』の飛行機版と理解して貰えればイメージしやすいかもしれません。
「電GO」もそうですが、途中でハプニングイベントの発生することがあります。しかしゲーム慣れをした人が攻略法を知っていれば、対処できてしまうのですよね。そのことを思い出しました。

2016-10-04 21:04 : シオンソルト URL : 編集
仕事をするという事
最初、地味な映画かな〜と思ってスルーしてたんですが、たまたま時間があって鑑賞したら、大当り!
素晴らしい作品でした。
無駄なセリフやシーンも全くなく、構成も完璧な、まさしくヒナタカさんのおっしゃる燻し銀のような映画でした。
私は普通の公務員で、命を預かるような仕事も、高度な政策的判断を求められるような仕事もしていまけんが、それでもその日、その時、その状態でたった1人で決断を迫られる事があります。
そして、その事について後から吐きそうになる位責められる事も…
聴聞のシーンでは本当に胸が苦しくなりました。
自分が正しいと信じていても、ふと間違っていたのでは、他の方法があったのではという疑いが一瞬心を揺らす…
私がこの映画を勧めた人達は、みんな思わず泣いてしまったといっています。
職種に関わらず、真面目に仕事をするという事はそういう事なんだと思います。
2016-10-04 22:49 : ゆっき〜 URL : 編集
No title
>しかも、機長が着水までの判断に要した時間はわずか208秒です。
>この時点で本作は「パニック映画」というジャンルとして、2時間弱の映画としては成り立ちません。
どうやって膨らませるんだ?と気になっていましたが、やってくれましたね!

><このおじさんコンビ大好き!
トム様の白髪ステキ!アーラン様のおヒゲステキ!あと二の腕スンゲえ・・・。

>それにしても、トム・ハンクスは本当『プライベート・ライアン』『キャプテンフィリップス』に続き、「キャプテン」の役が似合うなあ。
コスチュームを着ないヒーローですよ!

>トムハンクス馴染みすぎww
>違和感全くないww
白人にすら見えねえ!?完璧に日本のご近所のおじちゃんだよ!?

>なお、実在のサリー機長は、自身の業績を「ハドソン川の奇跡」と呼ばれることに拒否反応を示しています。
またやらかしてたんですか。日本の広告業界は・・・。

>~必然性のある夢オチ~
助かったのにトラウマになっているというのが生々しかったですね。私も人身事故起こしかけて「もし轢いてしまっていたら・・・」と今でも悪夢に見ます。

>~1度目の回想(事故から救助活動まで)~
飲酒、服薬、家庭不和や精神病の確認されるシーンがあって『フライト』みたいになるのかな~~~と思ってましたが、思った以上に胸糞でしたね。
NTSBの人達も意地悪く描かれていて真相を明らかにしたい・・・というより、責任の擦り先~・・・とか、保険~・・・とか、イヤらしい裏事情が感じ取れたりで。

>~2回目の回想(クライマックス)~
「テメーがやってみろ?」をやってみせてくれた爽快感がたまりません!
危機感なんて感じないコンピューターやシュミレーターパイロットと違って、必死な中で最善を実行して成功してみせたんだよ!と・・・映画館で立ちあがって叫びたくなりました!!
グッ・・・と我慢して小さくガッツポーズしましたけど。

>つまりは、ジェフ副機長の言った「テレビゲームじゃないんだ」という言葉、
本番にコンテニューは無い・・・。テレビゲームだって「大会」では「今のミス!」「嘗めプしてた!」「もう一回!」なんて通じません!


余談ですが、劇中のサリー機長が危機管理関連の副業をしていたというシーンで、実際のサリー機長がマイケル・ムーア監督の『キャピタリズム~マネーは踊る~』中でホワイト・ハウスに招かれてスピーチしていた時に、全米の飛行機パイロットがハードワークにも関わらず生活に困窮している事実を伝えていたのを思い出しました。
あれから。この問題も好転しているのかなあ・・・。
2016-10-04 22:55 : 毒親育ち URL : 編集
7月に・・・
本当に、イーストウッドの映画は「映画らしい」作品で気持ちがいいですね。
伏線が張られ、きちんとそれが回収されて。

ところで、
>サリーを糾弾していたはずの黒人男性が「機長といっしょに音声を聞いたのは初めてのことです」と言ってくれる
というのは、ハゲ頭のマイク・オマリーのことでしょうか?
彼は白人ですが・・・それとも他の黒人俳優?
ちなみにマイク・オマリーはテレビ番組gleeでゲイのカートのお父さん役でした。
映画でこんないい役つくようになったのかー、と、感心しました。

最後の「今度は7月に」というあのセリフは、実際に副機長が言った言葉だそうです。
機長がTVのインタビューで
「彼が、そんな事を言ってたんですよ」
と言っている動画があります。
私は偶然それをTVで見ていたので、映画のラストで
「あっ、このセリフ!ほんとのやつ、使ったんだ!」
と嬉しくなりました。
洒落てますよね。
2016-10-05 00:41 : Mimi URL : 編集
Re: 7月に・・・
>私は普通の公務員で、命を預かるような仕事も、高度な政策的判断を求められるような仕事もしていまけんが、それでもその日、その時、その状態でたった1人で決断を迫られる事があります。 そして、その事について後から吐きそうになる位責められる事も…
>聴聞のシーンでは本当に胸が苦しくなりました。

命を預かるような仕事でもなくても、すべての仕事に当てはまることが描かれていますよね・・・。


>実際のサリー機長がマイケル・ムーア監督の『キャピタリズム~マネーは踊る~』中でホワイト・ハウスに招かれてスピーチしていた時に、全米の飛行機パイロットがハードワークにも関わらず生活に困窮している事実を伝えていたのを思い出しました。

マジでいい人だなサリー・・・。


> >サリーを糾弾していたはずの黒人男性が「機長といっしょに音声を聞いたのは初めてのことです」と言ってくれる
> というのは、ハゲ頭のマイク・オマリーのことでしょうか?
> 彼は白人ですが・・・それとも他の黒人俳優?
> ちなみにマイク・オマリーはテレビ番組gleeでゲイのカートのお父さん役でした。
> 映画でこんないい役つくようになったのかー、と、感心しました。

うーん、勘違いしているか覚えていないです。申し訳ない。該当部分を修正します。

> 最後の「今度は7月に」というあのセリフは、実際に副機長が言った言葉だそうです。
> 機長がTVのインタビューで
> 「彼が、そんな事を言ってたんですよ」
> と言っている動画があります。

なんと!それをラストの台詞にするとは、おっしゃるとおり洒落ていますねえ。
2016-10-05 00:48 : ヒナタカ URL : 編集
No title
>映画は、ジェフ副機長の「今度再現するとしたら7月で(事故が起きた1月は寒かったから)」というジョークで幕を閉じます。

この清々しさ、「いやあ、いい映画を観たなあ」という感じは前にも経験したと思っていたのですが、ケビン・コスナーのジョークで終わる「アンタッチャブル」でした。
2016-10-05 03:30 : foobar URL : 編集
No title
イーストウッド監督はいつもラストに泣きポイントを持ってくるのでずるいです。
「グラン・トリノ」の時の私の泣きポイントは「オカマみてえなでかいリア・スポイラーなんか付けるんじゃねえぞ」でした(飛行機の中で観ていてボロボロ泣いてしまった)が、今回はエンド・ロールで乗客達が「僕は○○」「私は○○」と自分が乗っていた座席番号を言うシーンでした。
2016-10-05 03:39 : foobar URL : 編集
No title
>ここで特筆すべきは、シミュレーターでの35秒は、映画の時間ではカットされていること。
>しかし、録音されていたサリーの判断の時間は、リアルの35秒で描いていることです。

これ、意味が全然分かりません。映画でもエンジン再点火試みるなど描かれていましたが。
2016-10-05 07:50 : URL : 編集
Re: No title
> >ここで特筆すべきは、シミュレーターでの35秒は、映画の時間ではカットされていること。
> >しかし、録音されていたサリーの判断の時間は、リアルの35秒で描いていることです。
>
> これ、意味が全然分かりません。映画でもエンジン再点火試みるなど描かれていましたが。

35秒ではないですね。修正します。
2016-10-05 08:12 : ヒナタカ URL : 編集
この映画を観て山田孝之が出ていた「ジョージア」CMの「世界は誰かの仕事でできている。」編を連想しました。実際に起きた出来事を100分に満たない上映時間に濃密な人間ドラマを織り混ぜてくれるクリント・イーストウッド監督の手腕については言わずもがなですが、自分の国の史実を脚色し135分もかけて酷い映画を客に観せた堤ナントカという監督はこの映画を正座して観賞し猛省していただきたいです。
2016-10-05 08:40 : オープンリーチ URL : 編集
前作のアメリカンスナイパーは自分が見たイーストウッド作品の中で上位に入るぐらいの大傑作だったのですが、内容が内容だけに見終わった後映画館がお通夜状態になっていました。

それと比べると今回は見終わった後爽やかな気分になりましたね。ラストシーンは無理矢理泣かせようとせず、二人の談笑で終わらせたのが好感が持てました。

ヒナタカさんが挙げていた不満点ですが、自分はサリー機長の「自分の力だけでなく、事故に関わった全ての人の力があってこそ生還できた」の台詞に説得力を持たせるために管制塔のシーンなどは必要だったんじゃないかなと思います。
2016-10-05 10:39 : URL : 編集
すみません、↑のコメントの名前欄に名前を書くのを忘れてました
2016-10-05 10:41 : マクフライ URL : 編集
Re: タイトルなし
> 前作のアメリカンスナイパーは自分が見たイーストウッド作品の中で上位に入るぐらいの大傑作だったのですが、内容が内容だけに見終わった後映画館がお通夜状態になっていました。

エンドロールが黙祷みたいなものですからね・・・

> ヒナタカさんが挙げていた不満点ですが、自分はサリー機長の「自分の力だけでなく、事故に関わった全ての人の力があってこそ生還できた」の台詞に説得力を持たせるために管制塔のシーンなどは必要だったんじゃないかなと思います。

そういう意見もありますね!追記させてください!
2016-10-05 12:23 : ヒナタカ URL : 編集
No title
乗客全員が助かった」事実、知らなかったものです。
本当に楽しみにしていた作品なので残念です。
レビューをするのを生業としているなら、もう少し神経を使って下さい。
世間に合わして下さい。
2016-10-08 23:46 : 中谷 URL : 編集
Re: No title
> 乗客全員が助かった」事実、知らなかったものです。
> 本当に楽しみにしていた作品なので残念です。
> レビューをするのを生業としているなら、もう少し神経を使って下さい。
> 世間に合わして下さい。

なるほど、失礼をしました。該当部分を削除します。
2016-10-09 10:01 : ヒナタカ URL : 編集
No title
「乗客が助かるかどうか」はこの映画の肝じゃないんだけどなあ。
ていうか、知らなかったのは単に無知なだけです。
2016-10-10 08:08 : URL : 編集
No title
あの・・・日本でも世間的に大分騒がれた事故ですし、乗員乗客全員生還も予告や劇場チラシに公式サイトのあらすじで触れられていませんでしたか。
(その後映画化決定から事故対応で一悶着あってサリー機長がとんだトバッチリというか、完全な仕事要求の責任擦り付けな言い掛かり魔女裁判に遭っていたとか知りませんでしたが)
2016-10-10 20:24 : 毒親育ち URL : 編集
「プロフェッショナル」とは
初めまして、ヒナタカさん。
いつもレビューを楽しく拝見し時には参考にもさせていただいています。

さて、この「ハドソン川の奇跡(原題:Sully)」ですが正直私はあまり好きになれませんでした。
というのも、サレンバーガー機長らに対しての調査にあたったNTSB(国家運輸安全委員会)の描写があまりにも「悪役」めいていると感じたからです。

本映画でのNTSBはまるで犯罪の追及と処罰を求める検察官のように描写されていますがそれは事実とは異なります。
そもそもNTSBが行うのは「裁判」ではなく「調査」であって機長は「容疑者」ですらないのです(まあこれは日本語版宣伝の問題でしょうが)。
NTSBの仕事は事故の原因・経緯の調査と事後対策であり、正確な事実把握の為に最大限予断は排除して調査に臨みます。
少なくとも映画のように高圧的・検察的に最初からヒューマンエラーを決めてかかってクルーたちに接することはないのです。

わかりやすい構成にするための又は機長に感情移入させるための単なる「脚色」と言うこともできるでしょう。
私も他の映画ならばここまで嫌悪感を抱きませんでした。
しかし、「プロフェッショナル」を主軸の一つにおいたこの映画で同じプロフェッショナルであるNTSBを「無能」「悪役」という印象を与えかねない方法で描写するのは許容の範囲内なのでしょうか。
また、「事実に基づく」話であると言っているのに事実と異なる描写をしてそのような印象を観衆に与えるのは「プロ」の監督として誠実といえるのでしょうか。
「脚色」と「捏造」の線引きは個人の主観によって変わりますが、あるテーマを設けるならそれに配慮した構成にしてほしかったと思った次第です。


NTSBの描写の仕方についてまだまだ書きたいことはありますが、とりあえず本国でも批判的な議論がなされているということだけでも知っていただけたら幸いです。
(英語版WikipediaのSully (film)のページのControversyの項、http://cemt.web.fc2.com/hudsonriver.htmlの9月13日の記事2など)

それでは長文失礼いたしました。
2016-10-15 12:10 : URL : 編集
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