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「ウォッチメン」の原作コミックのメッセージ

ちょっと前まで、アメリカンコミック、通称アメコミは子どもが読むものだと思っていました。
そんな思いこみを払拭してくれたのが、傑作映画「ダークナイト」でした。

それまで自分はアメコミものは「スパイダーマン」しか知らなくて、こんな重圧なテーマを表現できるなんてすごい!と大興奮でした。


その後「ウォッチメン」、「キック・アス」など大人向けのアメコミ原作の映画を見て、またまたほれ込みました。

日本の漫画しか読んだことがない人にも読んでほしいと思わせる魅力が、アメリカンコミックにはあります。
今回は2年前(2009年)に公開された映画・ウォッチメンの原作本をご紹介します。


アラン・ムーア
3570円
評価平均:
powered by yasuikamo

高いけど装丁を見れば納得。


いまさら言うのもなんですが、このウォッチメンの映画版はえらく賛否両論です

R15+指定でエログロ描写がバッチリ、というのも大きいと思うのですが、それよりも大きく感じるのはやはりそのテーマ性でしょう。

この作品って、ヒーローたちが平和って何だろう?とウジウジ悩んだりお互いの主張を押し付けあう内容なんです。

とにかく陰惨鬱々しています。
万人に薦められるものでは到底ありません。


それでも原作本の中に、どうしても多くの人に読んでほしい、と思うメッセージがあるのです。
それは、映画版でカットされてしまったものでした。



以下はストーリーのネタバレは避けてますが、予備知識なく読みたい方はご注意を↓





ある人物が、「人生の価値」について問うシーンです。

彼はこう言います「人間が生まれてくること、それ自体が奇跡だ」と。

「人は、一個の卵子に数億の精子が放たれて生まれる。それが太古から繰り返され、そのつど子どもが生まれ、さらにその子どもが繁殖適齢期を向かえ、さらに子どもを宿してきた」

「これは熱力学的奇跡だ。発生確率は天文学的に低い」

「そして、地球上のあらゆる人間が奇跡だ

ウォッチメン2

そして「それを忘れてしまう」と・・・



人間は今の社会ではなかなか死ななくなり、生きていることが当たり前になりすぎている。
しかし、人が生まれてくること事態が奇跡的な確率なのです。

個人的にはどこぞの殺人鬼の理論の何百倍も、生の尊さを感じたメッセージでした。


このメッセージ性、内容の深さが、各所でウォッチメンが高い評価を得ている理由なのでしょうね。

日本が大震災の被害を受け、まだまだアメリカとイラクが危うい関係でいる今だと、この後の結末に思うこともあるかもしれません。




日本の漫画に慣れている日本人には、動きを感じにくい「止め絵」や、ひとコマごとの台詞が多いこともあり、どうしても読みづらさを感じることがあると思います。

しかし映画版を見てからだと、すんなり人物関係を整理できますし(反対にコミック版から読むとやや厳しいかも)、絵のクオリティもものすごく高いため、一度は手にとってほしい本です。

コミック版でしか読めないエピソードもありますよ。






余談ですが、「キックアス」がシネマコンプレックスじゃなくて単館での上映だったのって、この「ウォッチメン」の興行収入があまり振るわなかったせいだと思うんです。

アメコミ原作のR15+指定だというところが共通していますし、日本じゃウケない、ニッチなジャンルだと思われたのでしょう。

でも、ウォッチメンは娯楽性よりもテーマ性が強くて作中に漂う空気も重々しいものだったのに対し、映画版のキックアスはモテないオタクが一発奮起する痛快な作品です(コミック版は鬱になりそうだったけど<レビュー>)。


「ジャンル」にとらわれず、「どういった作品か」で配給すればいいんじゃないかな?と素人ながら思ってしまうのです。
自分自身は単館系の映画館が大好きなのですが、場所によって上映時期がバラバラなので・・・キックアスは日本でも大絶賛の声が多いのに、もったいない!


まあ結論としては両方とも原作本も面白いから読めってことで、どうかひとつお願いします。

<ウォッチメンの名言集>
<「ロールシャッハ」の名言集>

テーマ : 感想
ジャンル : アニメ・コミック

2011-05-23 : いろいろコラム : コメント : 1 : トラックバック : 0
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No title
くっさ
2014-01-14 03:37 : URL : 編集
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『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
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『バードマン』
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<2014年下半期>
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『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
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『モンスターズ・ユニバーシティ』
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<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
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