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磐石の大味さ「アジャストメント」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はアジャストメントです。


個人的お気に入り度:4/10

一言感想:人の恋路を邪魔しようとするお茶目サスペンス



あらすじ


デヴィッド(マット・デイモン)は、上院議員の選挙に出馬中の政治家。
選挙の開票日、バレリーナのエリース(エミリー・ブラント)と出会い恋に落ちる。

その後2人は再会するが、その裏では「調整局」のエージェントたちが不穏な行動をしていた・・





主演はマット・デイモン、監督は「ボーン・アルティメイタム」で脚本を担当したジョージ・ノルフィ。
今作は「ボーン」シリーズのスタッフが色濃くかかわっている映画と言えそうです。


まあそれにしても・・・サスペンスとしては実にビッミョーな作品です。

話の大筋は
「美女と仲良くなりたいマット・デイモンVSちょっと間の抜けたエージェントたち」
です。

まあ本当こじんまりとした印象ですし、「勝手にやってろよ」と思う人がいてもおかしくないような気がします(笑)


大筋の話以外では、好きな部分が多かったです。

主人公2人の恋路も楽しいですし、「どこでもドア」のようなアイテムも面白い。
台詞も結構気が利いていて、主人公の演説や言葉の端々にもセンスが感じられます。
この手の映画としては音楽もよかったです。


対して脚本はもう初めからさじを投げたようにいきあたりばったり
ちょっとご都合主義、というよりも「無理やりでも盛り上がらせてやろう」みたいなゴリ押しな印象は否めませんでした。

それと「調整局」のみなさまにカリスマ性どころか怖さが皆無なのはどうかと思います。
これじゃあスリルも何もあったもんじゃないでしょう。


最近では似た方向性の映画に「アンノウン」もありました。
個人的にはこれよりも気に入りましたが、多くの人にとってはどっこいどっこいでしょうね。


大味すぎて笑ってしまった部分もあります。
サスペンスよりも、ラブストーリーを期待したほうが楽しめるでしょう。
ストーリーにとくに突っ込まずに、デイモン様の一途な恋バナを楽しめる人にはオススメデース(投げやり)。




ちなみに原作本はこちら



また、フィリップ・K・ディックの原作の映画は「マイノリティ・リポート」、「ブレードランナー(アンドロイドは電気羊の夢を見るか?)」のほかに「クローン」があります。



マイナーですが、ザ・B級SFな感じで好きな作品です。
ていうかこの映画と似ているなあ、展開が。


以下、ネタバレです↓結末も書いています














まああれだ、「調整局」のみなさんはヒマなんだろうかと言う前に母親かと思うくらい過保護ですね。

彼らの目的は
「エリースと別れさせることにより、デヴィッドを大統領にする」
ということでしたが、そのためにあの手この手を使い結局ダメダメな彼らに失笑だらけでしたよ。楽しかったけど。



いろいろつっこんでみましょう↓




・初めにトイレでエリースと出会ったのも調整局の仕業で「演説をうまくさせるため」でした。

なんじゃそら。他に方法なかったのか。
そんな方法取ったから、2人が惹かれあってめんどくさくなったんだろ。

男子トイレで出会ったという妙なシチュエーションと、出会ったその日にキスという展開の速さは好きです。すでに大味感まる出し。



・エリースと再会できたのは「調整局」の一人「ハリー」が眠ってしまったせいでした。

ぬるいお仕事だな・・彼は車に轢かれたけど大丈夫?目立ちすぎだし。
あと走って追いかけるより、彼の向かう場所に電話で連絡したほうがいいだろ。



・3年後にエリースを見つけて、後ほどまた会いにデヴィッド。警告するけど結局彼を捕まえられない情報局のおじさんたち。

彼にずっとくっついときゃいいのに、どこでもドアが使えるのに逃しまくり。これまたドアの使用で一般人からも目立ってるし。
帽子(どこでもドア使用のため必要)にはあごひもをつけたほうがいいかもしれませんね。



・タクシーの事故

これが情報局の仕業かどうかがわかる描写はありませんが、もしそうだったらひどい。
彼らは「大統領にさせるため」にデヴィッドの家族も死なせていましたし、目的のためには手段をえらばないのでしょうね。いざとなると間抜けだけど。



・送り込まれた刺客「トンプソン」おじいちゃん

2人のベッドシーンのあとベッド脇で立っていたおじいちゃんに爆笑しました。
それじゃあただの出歯亀だよ。
彼は「ハンマー」と呼ばれていましたが、作中でそれを感じさせるシーンは特にありません。



・エリースの元彼のエイドリアン

かわいそう



・トンプソンはデヴィッドを「彼女の成功のため」だと説得。エリースは足をくじいてしまう。トンプソンおじいちゃんは殴られる

デヴィッドは「自分を抑えられない人間」とか言われていましたが、自分は十分すぎるほど我慢したと思う。そりゃ怒るよ。
あと彼は何故下半身を露出していたのでしょうか。気になります。

病院で、デヴィッドが去り際に言った言葉「I'm so happy for you(字幕は「幸せだった」)」にはしんみりとしてしまいました。



・11ヵ月後、「ハリー」が味方に。彼女のところへ行く算段を立てる。

中盤ではドアなど使わなくともエリースに会いに行けたので、このシーンにわくわくしなくなってしまうのは問題かも。
しかし何故雨が降ると彼らをまけるのでしょうか。さっぱり。

ハリーが結局デヴィッドの家族を殺したことを打ち明けず、「偶発だった」と言い放ったのには、ある種の欺瞞を感じました。



・エリースのところにつくと彼女は困惑どころかパニック状態に。デヴィッドは調整局の秘密も教えてしまい、「リセット」の対象になる。

エリースは本当気の毒だなあ。



・2人の逃避行

ドアを開けると大きなスタジアムに移動するシークエンスは大好きです。

しかしあちこち逃げ回ってるだけだよね。作中で語られてた「回路」がどういう風につながってるのかわからないし。




・デヴィッドは「「運命の書の著者」に会いに行くと言う。

唐突。なにも算段なく敵の本拠地に乗り込むのってどうなのさ。



・最後に追い詰められる。2人は最後にキス・・・と思われたが、エージェントたちは消える。

ええー。



・運命が「変更」された。これは「試験」だった。彼らは自由に!

うわあ・・・
「えらい人が感動したから変えた」というラストにはモヤモヤが残ります。
自分はもっと意地悪な結末を期待していたので残念。調整局の情報をバラしたのはお咎めなしですか?
個人的には2人の子どもが世界を壊滅させる科学者でした、みたいないじわるなオチのほうが好きです。これもどうかと思うけど。

ラストのナレーションもとってつけたように、説教臭く感じてしまったのも残念。








デヴィッドは大統領になる「運命」よりも、ただ一人の女性と添い遂げることを選びました。
それほどの相手に出会えたこと、そして運命をつかんだこと─
それは誰にも邪魔できるものではないでしょう。

そして、これだけ政治じゃなく私生活にご執心なデヴィッドは、大統領にならなくてよかったんじゃないかと思います。



結論:そろそろ大味じゃないサスペンスが観たいです

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-05-27 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
ナンチュウカ、彼らが、アナログ時代の役所のように、一生懸命、一人一人、管理しているので、目が覚めました。
途中で、ウトウトし始めたようです。
あの図書館の親分のような場所が、何処なのかな?とか、彼女は、登場してきた時に比べて、あんまり綺麗に見えなくなったとか、主役の彼の当たり役に比べて、太ったな!とか、この映画に絡まる色んなことを考えさせてくれました。
A.J.の「WANTED」のような、わがまま設定の映画か?道理で、テレビに予告編も流れない訳だと思いました。
2011-05-28 20:11 : SAKURA URL : 編集
Re: No title
こんばんは。

個人的には結構楽しかったのですが、たしかに「わがまま設定」ですね。
ウォンテッドも監督が趣味丸出しで、サスペンス部分が面白くない作品でした。
2011-05-29 20:59 : ヒナタカ URL : 編集
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『君の名は。』
『ゴーストバスターズ(2016)』
『シン・ゴジラ』
『ファインディング・ドリー』

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『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
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<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
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『るろうに剣心』
『プロメテウス』
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<2012年上半期公開>
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『ファイナル・ジャッジメント』
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<2011年下半期公開>
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