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ひたすら精神的にきつい2時間超「軽蔑」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は軽蔑です。


個人的お気に入り度:2/10

一言感想:役者の演技は最高だけど、面白いかは別問題


あらすじ


東京で賭博に明け暮れる男カズ(高良健吾)は、ポールダンサーのマチコ(鈴木杏)と恋に落ちる。
カズの故郷へで2人は新生活をはじめるが、カズの父親はそんな2人を認めようとはしなかった。





これはひどい。映画のできに軽蔑します。
いじる気力も起きないくらいの、ある意味一番厄介でとことん嫌いな映画でした。

同時期公開の映画は「パラダイスキス」「もしドラ」と、地雷臭のする邦画ばかり
その2つを避けて観に来た人を突き落とすというなんとも罪な作品です。
自分は観ていませんけど、これより上の2つを観たほうが幸せだと思います。マジで。



とりあえず内容について。
この映画はひたすらに高良健吾のダメ男っぷりを見せ続けます

こういうことを描く内容が悪いとは言いません。
ですが「ダメ男と、わかっていてもそれに添い遂げようととする女」の両者に共感できるかといえばまったくできないわけで・・・


公式サイトで、作家の桜井亜美さんが
「涙でグシャグシャになった高良くんの顔を両手で抱きしめやりたい、こんなヤツを守ってあげれるのは私しかいない」
というアブないコメントをしていますが、自分はどんなにイケメンだろうと、こんな男死んでも嫌です。


映画の観どころが、「鈴木杏さんの濡れ場」だけと言われても仕方がないかもしれない(ちなみに超有名なAV女優の蒼井そらさんも出演しています)。
R15+だけあって、その辺には妥協を感じません。他の部分を頑張ってほしかった気もしますが・・


ストーリーにも不満が多いし(特に後半)、上映時間が長いわりに、登場人物のバックボーンなどもほとんど描かれません。
結局誰にも感情移入できないまま、話が進み、2人の主人公が共感できない逃避行を続ける─そんな内容にしか思えないのです。
2人の描写が「薄っぺらい」と感じる方も多いでしょう。


長回しで撮影した主演2人の演技は素晴らしいですし、途中から登場する大森南朋さんの存在感も格別です。
大森さんの「笑い」の演技だけは、本当に観てよかったと思いました。

だからといって、自分はこれを役者のファンの方に観てほしいとは思えません。
不快な描写の多い2時間20分近い内容を観て、返り討ちに会う可能性大です。


とにかく「イケメン高良くんのダメ男っぷりを観続けたい」という女性の方にしかオススメできない、残念な作品でした。


また、最近ありがちな映像が手ブレしまくるシーンも多くあります。
登場人物の揺れる心を表してる─と思えなくもないのですが、人によっては邪魔なだけかもしれません。




小説の評価は高いのですが、果たして映画はその全てを消化し切れていたのでしょうか、気がかりです。



個人的に高良健吾さんの出演した映画の中で好きなのがこれ。
「難病もの」の映画の中でも出色の出来だと思います。


以下、ネタバレです↓結末に触れています














不満点はいろいろあるんですが
「なんで2人が惹かれ会うのかが、描写不足なためさっぱりわからない」
「主人公2人がダメダメで、最後までやっぱりダメダメだったというストーリーそのものが、個人的にはまったく好きになれない」
が主だった理由です。


そこには救いはありません。

救いのない映画といわれる「ダンサーインザダーク」だって(ダンサーインザダークのネタバレ注意)「主人公は息子のために行動できた」と言う点では若干の共感できるポイントがあります。

しかし、この映画の主人公は本当にダメ人間で、共感できるポイントは個人的に皆無でした。

・東京で借金を作る
・惚れたダンサーの店に仲間を強襲させる
・しかも勝手にマチコを連れ出し逃避行
・故郷では他の女ともセックスをする
・マチコのことに関して親父と喧嘩
・マチコをむりやり犯す
・そんな彼を見て、マチコは東京に帰るが、カズは追う
・借金をまた作ったのに結婚する
・仕事も適当だしクビになるし
・仲間に対してバーベキューに野菜もってこいとか文句言うし
・「親の金なんか使わねーよ」と言っておいて、父に土下座して金貸してくれって頼むし
・マチコがカズのためにヤマハタ(大森南朋)のところに行ったことに対してキレて、料理を台無しにするし
・カズの仲間たちは、ヤクザの店へ強襲したことによりヤマハタに捕まり、一人は死ぬし
・バーのマダムは、カズのためにお店を売っぱらった上に死ぬし
・あまつさえ、バーのマダムの葬式場では、マチコに対して「俺をヒモにしてくれ、俺いいヒモになっからさ」とか言う始末、しかも「焼きそばしか作れねえけど」というさらなるダメ発言。

これらの描写が不快で仕方がなかったのです。ていうかひどすぎるだろ。

最後のは、その後すぐにマチコ一人を新幹線に乗せて、自分はヤマハタのところに向かうので「マチコの心を試した」という風にもとれるのですが・・それにしたっていきなり「ヒモになるよ」宣言はどうかと思います。


最後まで彼はダメダメ。
新幹線にマチコだけを乗せ、タクシーの中で泣きじゃくるカズは哀れでしたが、それだけで彼のことを許せる気には到底なりません。

彼の行動のせいで、周りの人間は不幸になっていきました

これは作品の主題ではあるとも思うし、批判するのもナンセンスだとは思うのですが・・あまりの描写にゲンナリしてしまいました。


そういえば、マチコの店を襲撃する→カズの借金がチャラになると告白するシーンがあるのですが、なんでだよ



マチコの描写も不満です。

徹頭徹尾、ダメ人間に添い遂げる女でした。
終盤に「ヒモになる」と言ったカズに対して「いいよ」と言ったあたりには、もううんざりでした。

途中に現れた銀行員(奥さんもち)も、いてもいなくてもよさそうな微妙な立ち位置です。

「5分と5分」という台詞も、ほとんど生かされてなかったように感じます。実際は10対1くらいだよ・・。



2人が愛し合うまでの過程をすっ飛ばしているのもどうかと思います。
カズとマチコにどういうバックボーンがあるのかも、まったくわからずじまいです。
せいぜい、カズの「ボンボンの金持ちで、親とは仲が悪い」くらいです。

さらには「賭博で借金を背負う」という根本のシーンがないので、カズに余計感情移入しにくいです。

大体、東京から逃げてきたのも「なんとなく」くらいにしか感じませんし、2人の心理描写は大いに不満です。




ヤマハタに関してなんですが、カズに向かって「どうしてそんなに愛されるんだよ!」と訴えときは正直がっかりでした。
あんだけのことをやって「嫉妬だった」という展開も個人的には好きではないですし、なによりヤマハタの過去などがまったく描かれないためにちっとも共感できません。




最後は、ヤマハタに刺されたカズを看取るマチコの描写で幕を閉じます。
しかし、刺された人間をタクシーが普通に拾ってくれるものなのでしょうか・・・


監督は主演2人の暮らしを存分に描きたかったのだと思います。
結婚式場でのホームビデオ風の映像など、工夫もされています。

しかし、どうも自分は、このカップルを見るのが苦痛で仕方がなかったみたい。
共感できる方には、いい作品なのかもしれません。




鈴木杏は子どものころから知っていた役者さんなので、こんな大人になったのか、と思うとちょっと感慨深いです。
彼女のヌードシーンも多い作品でした。そこには文句のつけようがありません。



ps:いつもはアレな批評が多い映画評論家の「福本次郎」さんですが、この映画に関してはよかったです。
<こちら>

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-06-05 : 映画感想 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
こんにちは。昨日軽蔑を観まして、私もがっかりしていたのでこちらで感想を読んでとても共感できたのでコメントさせてください。
最後は拳銃で安易に終わりにしちゃうし、ただのボンボンのわがまま?大人なのに・・・って、観終わって疲れました。
確かにみんなのバックボーンは描くべきでしたよね。
モヤモヤしていたのがスッキリしました。ありがとう!
2013-07-05 18:06 : うらはら!! URL : 編集
No title
こんにちは。自分も今やっと見終えました。
全て見るのに4日を費やしてしまいました。
毎回途中で挫折し、続きを次の日に回しました。
どこまで不愉快になれるか挑戦してしまいましたよWW
さらにDVDはなぜか字幕ONがデフォになっていて、直そうと思うとメインメニューまで無駄に2~30秒かかるとゆう不愉快極まりない仕様になっていた事をここに報告致します。
2013-11-28 01:29 : URL : 編集
No title
鈴木の濡れ場を見たいから録画、騎乗位シーン以外はカット。ただ抜ける濡れ場なのでま、いいかという感じ。できれば体をのけぞらして、絶叫してほしかった。俺の友人の智子に似てる、智子もあんな感じでセックスしてるのかと想像もしてみた。
2015-10-20 20:20 : 鈴木 URL : 編集
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『キング・オブ・エジプト』(吹き替え版)
『君の名は。』
『ゴーストバスターズ(2016)』
『シン・ゴジラ』
『ファインディング・ドリー』

<2016年上半期>
『葛城事件』
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『貞子 vs 伽椰子』
『ヒメアノ~ル』
『デッドプール』
『アイアムアヒーロー』
『ズートピア』
『クレしん ユメミーワールド』
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『ドラえもん 新・日本誕生』
『X-ミッション』
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<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
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『PAN』
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『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
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<2014年下半期>
『ベイマックス』
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
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<2014年上半期>
『渇き。』
『MONSTERZ』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
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『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
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<2011年下半期公開>
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<2010年公開作品>
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