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ウザキャラのスパイ大作戦「カーズ2」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はカーズ2です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:アクション特化の安心娯楽ムービー


あらすじ


世界的な名声を博しているレースカー:ライトニング・マックィーンは休暇のため、ラジエーター・スプリングスの街に訪れていた。
そんなとき、TVに出演したF1カー:フランチェスコはマックイーンを挑発し、マックイーンはワールドグランプリに出場することになる。
レースのはじめの舞台は日本。一緒についてきた親友のレッカー車:メーターは行く先々でトラブルを起こしてしまうのだが・・・






いやあ面白い。
ピクサーの安心できる映画作りの上手さは今回も健在、最初から最後まで実に楽しませてくれます。

しかし今作の評判はあまりよくありません。それには以下の理由が考えられます。




①大傑作:トイストーリー3のような深い感動はない

世界的に高評価を得たトイストーリー3の後発の作品なので、感動したい!と期待値が上がることはままあるでしょう。
「世界中を感動で包み込んだ『トイ・ストーリー3』のスタッフが贈る」なんてキャッチコピーまで入っちゃってますし・・・
しかし今作はトイストーリーのような泣ける&心に響くメッセージ性(伝えるメッセージ自体はちゃんとあります)を期待すると肩透かしかも。
ドラマ部分ははっきり言って薄味です。

今作は車のキャラが活躍する「スパイアクションムービー」となっており、メッセージ性やドラマ性よりアクション重視なのです。



②今までのピクサー作品とは気色が違う

ピクサー作品って
主人公が調子に乗る

大切な何かを失う

取り戻すために奮闘する
という構成の作品がとても多くあります

今作品はそれとはちょっと異なっており、奮闘すること=大切な何かを取り戻すことになっていません。メーターの行動が成り行きになってしまっているのです。

この点についてはじめは違和感があったのですが、後半ではちゃんといつものピクサー節が戻ってきますのでご安心を。



③今回の主役、レッカー車のメーターがウザい

たぶんこれが一番の理由。
メーターはすごく純粋で、悪いヤツではないんだけど、空気を読まずにトラブルを起こしまくる困ったキャラです。

この作品ではその描写が少々やりすぎで、彼の成長を期待するよりも先にイライラが勝ってしまうのではないでしょうか。

自分は嫌いじゃないんですけどね、メーター。




そんな気になる点があっても、アイディア満載のアクション描写が繰り広げられる本作は、それだけですごく楽しいのです。
映像のレベルはもうここに来て極まった印象。素晴らしいスピード感と迫力です。

伏線には気が利いていますし、終盤にはちょっと驚ける真相も隠されています。
悪いやつらの行動理由も、大人であれば、なかなか思うところのあるものでしょう。


音楽も相変わらずよかったですね。

V.A.
2600円
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スパイっぽい音楽が多くあることもミソです。


子どもをターゲットしていても、あいも変わらず「大人も楽しませよう!」という気概溢れるこの作品を自分は支持したいと思います。


前作を見ていなくても十分楽しめますし、家族で見るには最適な作品です。
同時上映の「トイストーリー3」の後日談(日本版の声優も勢ぞろい)も素晴らしい出来なので、それ目当てでも満足できるでしょう。オススメです。

以下、結末を含めてネタバレです 核心に触れているので未見の人は読まないで↓















新しい燃料を作っていたはずの、マイルズ・アクセルロッド卿が黒幕だったことには驚きました。

古いエネルギーを使っている「ペッパー」の彼らは、代替エネルギーの世論の支持を下げ、自分たちが持つ油田で世界を牛耳ろうとしていたのです。

この理由は面白い。<参考:『カーズ2』 無責任ではない問題提起 :映画のブログ
自らが「新しきもの」の支持を下げ、それを利用してエネルギーを独占しようとするのです。

彼らの作戦は勝手なものですが、古きを重んじるような哲学も感じました。
悪には悪のポリシーがあるのです。


また面白かったのが「もらしたオイル」の伏線。
「もらしたことないのになあ」というメーターの台詞が真実だったことも嬉しかったですし、このことがアクセルロッド卿の首を絞めたのですからね。

最後に「声認証」のためにメーターが追い詰める!というのもいい。
爆弾の解除を黒幕本人にさせるのは愉快痛快、素晴らしいです。

マックイーンが電磁波を浴びても壊れなかったのは、仲間の「フィルモア」が「やっぱり信用ならなかったので、入れ替えていた」のが理由というのもいい。
前作での仲間たちが、彼の命を救ってくれたのです。





ちょっと閑話休題して野暮なこと書きます。ぶっちゃけシモネタです。

不快に思う方もいると思うので一応反転します。それほどドギツイことは書いてません。


日本でメーターが街にいたときに、お店に「ミス・ピストン」という看板があったのが気になりました。
ピストンて。アダルティなこと想像しちゃうじゃないですか(←最低)(ピストンが何故シモネタチックなのかはお父さんかお母さんに聞いてみよう)


上映前の短編映画「トイ・ストーリートゥーン ハワイアン・バケーション」でも

ケンとバービーが雪の上でキスする

「ロマンチックね~」

ポテトヘッド「ああ、ズボッと行かなきゃな」

ズボッってどこをズボッとなんですか(←超最低)
ていうか普通に「ズボッと雪の中に落ちる」ということに気づきませんでした。

]

これはピクサー流「大人にしかわからないシモネタ」なのか、自分が考えすぎなのか・・まあたぶん後者です。




~細かい描写~

ロンドンで「なんでみんな反対車線走ってんだろ?」と言ったメーター。
ロンドンの交通事情は、単に車線が違うだけでなく、少々わかりにくいことになっています<参考>


そういえば、メーターのパーツに書いてあった「メーターに返しておいて」は、誰が書いたものだったのでしょうか?
*以下の意見をいただきました
メーター自身がエアフィルターをなくした時用に自分で書いたものではないでしょうか?


ザンダップ教授は本当の悪党ですが、それ以外の悪役たちはメーターの主張に心を動かされそうになっていましたし、中には優しい車もいたのかもしれません。
メーターを爆弾にさせる作戦も、本当は使わないでおくつもりだったでしょうしね。



~ちょっと残念だったこと~

爆弾背負ってすごい勢いで逃げるメーターに向かって「もう君を離さない!」とか言うマックイーンには若干ひきました(笑)

「君は爆弾だ!」というのも個人的にはイマイチかな。
おそらく英語の「BOMB」には肯定的な意味もあるのでしょうが、訳し方はもう少し工夫してもよかったのかも。
「爆弾のように○○」のとかね。


マックイーンと、ライバルキャラのフランチェスコの確執も中途半端なのもやや残念。
でもめちゃくちゃ嫌なやつってわけでもなかったですし、マックイーンの恋人のサリーが最後に「彼、あんまり格好良くないわね」とマックイーンの前だけで言うのは大好きです。



~面白かったシーン~

冒頭のスパイシーンからわくわくさせてくれます。

・ワイヤーを張り、頭上からの観察すぐ見つかるだろ
・オイルを撒き、追っ手を滑らせる→自分はワイヤーで回避
・タイヤをはずして死んだように見せかける

などなど、さまざまなアイテムを使ってのアクションが楽しくて仕方ありません。

メーターとフィン・マックミサイルが引っ張り合いながら飛行機を目指すシーンも大興奮!
よくこういうアイディア思いつくよなあ・・


しかし萌えキャラ(車)が出てくるトイレは嫌すぎる。
ていうかトイレじゃないじゃん、あんなにオプションつけたら。



~メーターの成長~

さてさてウザかったメーターですが、回想で「自分の恥ずかしいところ」を見たメーターの姿にはちょっとほろりとしてしまいました。

マニアックな車の知識を披露する場面も、彼の長所がひきだされていて好印象。

あとでマックイーンが、そんなメーターに「そのままの君でいていい」と言ってくれるのはやっぱり嬉しい。
メーターはトラブルメーカーだけど、マックイーンはメーターのいいところもよく知っているんですよね。

あと、セクシー女性のホーリーとメーターがデートして上手くいく姿がまったく思い浮かびません(笑)




トッポリーノおじさんが、マックイーンに友情のあり方を説くシーンも大好きです。
「友情よりも大事な喧嘩なんてない」はかなりの実感ワードでした。

こういうことを気づかせてくれるピクサー作品はやっぱり素敵です。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-08-01 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
「メーターに返しておいて」はメーター自身がエアフィルターをなくした時用に自分で書いたものではないでしょうか?
2014-01-19 14:17 : 名無し URL : 編集
Re: No title
> 「メーターに返しておいて」はメーター自身がエアフィルターをなくした時用に自分で書いたものではないでしょうか?

了解です。訂正します。
2014-01-19 16:16 : ヒナタカ URL : 編集
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