シャマラン好きなら良作ホラー 映画「デビル」紹介
DVDで観た「デビル」の感想です。
個人的お気に入り度:6/10
一言感想:まっとうな伏線の張り方だけど、オカルトっぽさ満載
あらすじ
ビル街で不可解な死体が発見される。
死体はロザリオを握っており、ビルは2階までしかないにもかかわらず、下のトラックは大きく凹んでいた。
同じ頃、とあるビル内のエレベーターに男女5人が閉じ込められる。
それを聞きつけた刑事が現場へ向かうが、次々と不可解な現象が起き始めた・・・
「シックス・センス」で評価されまくったあとは微妙な作品を連発しているM・ナイト・シャマラン制作のサスペンスホラーです。
彼が監督というわけではなく、実際にメガホンをとったのは「REC[レック:ザ・クアランティン]」の方。
この映画はザ・ナイト・クロニクルズというシリーズの第一作目となっており、シャマランは後ろ手に回って、「俺が新人監督を育ててやろう!」という気概に溢れる作品と言えそうです。
俺ももう監督無理みたいなことじゃなくて
エレベータに閉じ込められるというサスペンスですが、「リミット」のように「ずっとそこだけを映す」ということはなく、外にいる刑事や監視員の描写もされています。
アイディアとして面白いのが
エレベーター内の映像は見える、そこに声も届く、だけどエレベーターからこちらへは声が聞こえない
となっていること。
コミュニケーションが上手くいかないが故の行動で楽しませてくれます。
そしてシャマラン作品としては伏線の張り方も丁寧です。
ちょっとしたアイテムにも意味がありますし、80分の上映時間を飽きさせない工夫がそこらじゅうに散りばめられています。
ただ、好き嫌いがわかれそうなのは「悪魔の仕業か?それとも人間の手によるものなのか?」がサスペンスの主題にになっていること。
作品自体がオカルトに傾いているので、整合性のあるサスペンスを観たい方にはやや肩すかしかもしれません。
しかし、オチにも個人的には満足しましたし、ソリッド・シチュエーションの映画としては間違いなく良作です。
時間があれば是非どうぞ。
個人的お気にいりキャラは「ラミレス」
敬虔なクリスチャンの監視員で、悪魔の存在を訴えるその主張や、上司にたしなめられるシーンはなんともリアルで愛おしいです。
作品のテーマのこともあり、キリスト教徒の方には特に思うことのある映画かもしれません。
以下、オチには触れていませんが少しだけ作品の台詞を書いています。未見の方は要注意↓
![]() | クリス・メッシーナ 2463円 評価平均: ![]() powered by yasuikamo |
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個人的お気に入り度:6/10
一言感想:まっとうな伏線の張り方だけど、オカルトっぽさ満載
あらすじ
ビル街で不可解な死体が発見される。
死体はロザリオを握っており、ビルは2階までしかないにもかかわらず、下のトラックは大きく凹んでいた。
同じ頃、とあるビル内のエレベーターに男女5人が閉じ込められる。
それを聞きつけた刑事が現場へ向かうが、次々と不可解な現象が起き始めた・・・
「シックス・センス」で評価されまくったあとは微妙な作品を連発しているM・ナイト・シャマラン制作のサスペンスホラーです。
彼が監督というわけではなく、実際にメガホンをとったのは「REC[レック:ザ・クアランティン]」の方。
この映画はザ・ナイト・クロニクルズというシリーズの第一作目となっており、シャマランは後ろ手に回って、「俺が新人監督を育ててやろう!」という気概に溢れる作品と言えそうです。
エレベータに閉じ込められるというサスペンスですが、「リミット」のように「ずっとそこだけを映す」ということはなく、外にいる刑事や監視員の描写もされています。
アイディアとして面白いのが
エレベーター内の映像は見える、そこに声も届く、だけどエレベーターからこちらへは声が聞こえない
となっていること。
コミュニケーションが上手くいかないが故の行動で楽しませてくれます。
そしてシャマラン作品としては伏線の張り方も丁寧です。
ちょっとしたアイテムにも意味がありますし、80分の上映時間を飽きさせない工夫がそこらじゅうに散りばめられています。
ただ、好き嫌いがわかれそうなのは「悪魔の仕業か?それとも人間の手によるものなのか?」がサスペンスの主題にになっていること。
作品自体がオカルトに傾いているので、整合性のあるサスペンスを観たい方にはやや肩すかしかもしれません。
しかし、オチにも個人的には満足しましたし、ソリッド・シチュエーションの映画としては間違いなく良作です。
時間があれば是非どうぞ。
個人的お気にいりキャラは「ラミレス」
敬虔なクリスチャンの監視員で、悪魔の存在を訴えるその主張や、上司にたしなめられるシーンはなんともリアルで愛おしいです。
作品のテーマのこともあり、キリスト教徒の方には特に思うことのある映画かもしれません。
以下、オチには触れていませんが少しだけ作品の台詞を書いています。未見の方は要注意↓
~気に入った台詞~
・(監視員のおじいさん)「男が3、女が2、フルハウスだな」
・(主人公の刑事)「悪魔を信じない、人間だって十分邪悪だから」
・(主人公の刑事)「運がわるいんじゃない、自分が悪いんだ」
このセリフは映画「アフタースクール」のとある台詞を思わせました。
またラミレスが「(エレベーターの映像を観て)たまたま5人が集まって、(主人公の刑事に)あなたに見せているんじゃない、意味があって見せているんだ」と言うのも、また事実でした。
個人的に一番嬉しかったのが、「I'm sorry」と書いてあるチケットの伏線を上手く生かしてくれたこと。
「悪意」以上に「許し」というテーマを感じた作品でした。
↓オススメ
デビル/M・ナイト・シャマラン監修『ザ・ナイト・クロニクルズ』第一弾 | 映画感想 * FRAGILE
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コメントの投稿
No title
パニック、オカルト、サスペンスの要素がうまく配合されていて、最後はヒューマンドラマで…
こじんまりとしているけど良作でしたね。
こじんまりとしているけど良作でしたね。
2011-12-23 00:40 :
安田陽介 URL :
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