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彼だからでこそ手に入れた宝「タンタンの冒険」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はタンタンの冒険 ユニコーン号の秘密です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:ツッコミとヒロイン不在アドベンチャー


あらすじ


少年記者・タンタンは市場で「ユニコーン号」という船の模型を買う。
その直後、2人の男から立て続けに買い取りたいと言われたが、タンタンは断り、それを部屋に飾る。

タンタンはユニコーン号に何か秘密があると睨み、図書館で情報を集める。
それはかつて海賊に襲撃され、積んでいた財宝と共に消えた軍艦だとわかった。

タンタンが自室に戻ると、模型は何者かに盗まれていた。
彼は先ほど模型を買い取りたいと言った男・サッカリンが怪しいと睨むのだが・・・





いや~すんごく楽しかったです。
スティーブン・スピルバーグ久々の監督作であり、初のアニメであり3D作品です。

観て一番に感じたのが、監督ならでは娯楽性の高さ。
ものすごくテンポがよく、次から次へとアクションが続く太っ腹さ。
楽しいアクションが観たいならそれだけでオススメなのです。


原作は世界的大ベストセラーコミック「タンタンの冒険旅行」です。

エルジェ
735円
powered by yasuikamo

映画はこのほかにも「レッド・ラッカムの宝」「金のはさみのカニ」のエピソードがミックスされています。


自分は子どものころ、このシリーズが大好きで、小学校の図書館でヘビーローテーションで借りまくっていました。
なので原作のキャラクターが活躍してくれるだけですっごく嬉しいのです。

タンタンは勇敢だけど、ちょっと抜けていることがあって犬のスノーウィに度々助けてもらっている。

ハドック船長は相変わらず・・・いや原作以上にボケボケでトラブルメーカーなキャラクター。でも予想もつかないような活躍もするというイメージがそのまんま。
つーかこいつボケすぎで正直ツッコミ役が欲しくなります
タンタンは真面目キャラなので、あんまりツッコミ向きじゃないのかなあ。

顔がそっくり(ちなみに原作では双子じゃない)な「デュポンとデュボン」刑事のコミカルさも大好きだ!



アニメにもかかわらず、原作のキャラは本当に息づいているかのような表情も浮かべます。
それは今作はパフォーマンス(エモーション)・キャプチャーという俳優の感情や仕草をそのままアニメに取り込むという技法が取られていているからです。
最近では「ランゴ」もこれで撮られた作品でした。

技術はここに来て極まった印象。
この映画でタンタンは「ジェイミー・ベル」、ハドック船長は「アンディ・サーキス」、敵のサッカリンは「ダニエル・クレイグ」が演じていて、それが作品のキャラと絶妙にマッチしているのです。

アニメのキャラが俳優と同じ表情を浮かべ、演技する。
CGの限界(無機質さ)を克服したと思わせるその表現だけで観る価値は十分でしょう。



そして最大の魅力はアクションにつきます
カメラがぐるんぐるんと回り、大画面をキャラが縦横無尽に駆け巡る。

特に中盤の長回しで撮られた大立ち回りは大興奮!
これは本当にすごい!
トゥモロー・ワールド」を思わせる、画面の切り替えがないままのアクションはもう一度観たくなる素晴らしさでした。

自分は2Dで観たのですが、このために3Dを選択するのも大いにアリでしょう。



難点を挙げるならテンポが良すぎること。
ポンポンと話がつながるのは良いのですが、アニメの美しい風景を眺める余裕はないですし、わりと登場人物の葛藤やらもおざなりで話が進みます。

ユニコーン号の謎を解くミステリー要素もあるのですが、そこもささっと流される感じで物足りなさも感じる人も多いでしょう。
あとタンタンの顔がおっさんくさい気が


でもこの映画はこれでいいんだと思う。
監督も大好きなコミックのキャラが、迫力満点のアクションを見せ、わくわくする冒険を繰り広げる─
それこそサービス精神満点なスピルバーグらしさです。

子どもだけでなく、昔「グーニーズ」などが好きだった大人にも、童心に帰ることができるアドベンチャーとして大推薦です!



ps.各所でさんざん言われていることですが、タンタンは本来「TINTIN」と書きます。読み方もティンティンです。
どう考えてもチン・・・ゲフンゲフン を思わせるので日本で「タンタン」としたのは英断だったと思います。
*ちなみにフランス語だと「タンタン」の発音の様子。原作はベルギー発祥で、国民の一部がフランス語を使用しています。

字幕版で見ると、登場人物が「てぃんてぃん~!」と叫ぶので、気になる方は吹き替え版で(大きなお世話か)。
吹き替えだと刑事の名前も日本向けのものに変わっていますので、こっちのほうが違和感なく観れるかもしれません。


以下、ネタバレです 展開と結末に触れまくっています↓
















今作の展開をいろいろ振り返ってみます。
吹き替えで観たので台詞は字幕版と異なっている可能性があります。


・タンタンは似顔絵で「コミックの絵」を描いてもらう

似てねえ
原作では「少年」ぽかったんですが、今作は青年と呼んでもいいと思う。
ラストで宝を見つけたあと、お酒(たぶん)飲んでたし。


・スリを見つけて追いかけるタンタン

車に轢かれそうになるシーンでもカメラが回りまくって迫力満点。
原作通りダメダメボケボケの「デュポンとデュボン」刑事ですが、ゴム紐をつけた財布でスリを見つけたり、杖でタンタンを拾い上げたり、タンタンの無線を拾って財布を届けにいったりと意外に有能でした。


・拉致られるタンタン

直前に解いた「血のダイイングメッセージ(死んでないけど)」意味なんもないやん。
犬のスノーウィのアクションが見どころでしたね。
はしごを伸ばして届かせたり、牛の乳を刺激しながら突進したり。


・ハドック船長登場

「アドック」の子孫が彼なら、船長のフルネームはアドック・ハドックなんでしょうか。どうでもいいか。
初対面からアル中で、部屋の鍵がかかっていなかったことに気付かなかったボケぶり。


・船員が寝ている中から鍵を取れ!

起きなさすぎ。
カミソリの名人や、やばい趣味を持っている敵キャラがフェードアウトで残念。続編で登場するのか?


・でもその鍵は酒の倉庫の鍵

無言のタンタン。つっこめ。


・船の中から敵が「手をあげろ!」→船のロープを持っているハドックが両手を上げる→敵が落ちる

今後もハドックはこのボケ倒し&ラッキーさで乗り切ります。


・ビックリフジツボ阿古屋貝!

ハドック船長のこの意味不明なギャグ。
なんでこうなったかはここで読むことができます↓
asahi.com(朝日新聞社):びっくりフジツボ! - 小原篤のアニマゲ丼 - 映画・音楽・芸能
もっとなんか他になかったのか・・・ビックリとフジツボになんも関連ないじゃん。語呂はいいけど。


ボートの上で焚き火をするハドック

タンタンの「正気ですか?」が唯一と言っていいほどの気持ちを代弁してくれたツッコミでした。
このシーン原作でも読んだことあるなあ・・・こいつとコンビ組んだら生き残れる気がしません。


・飛行機がボートに強襲!そして一発しかない銃弾。

タンタン「悪いニュースがあります、弾が一発しかありません」
ハドック「じゃあいいニュースは?」
タンタン「一発だけあります
の流れは格好よかった!
一発でコードを撃ったタンタン。射撃の腕前も超一流でした。


・飛行機が積乱雲に!燃料がなくなる!

急降下したので無重力になったり、空に浮いた薬用アルコールを飲んだり。
そしてゲップをガスとして燃料にするハドック
タンタンにゲップをしたのが伏線だったとは・・・


・砂漠に不時着。タンタンのとんがってる髪がプロペラに巻き込まれそうに・・・

今行く!と言いながらパラシュートをはずさず行こうとするハドック。
スノーウィは犬だからツッコンでくれないのが辛いですね。


・ハドックは過去を思い出す。

砂漠が海になる演出と、迫力満点なカメラワークが至高。
あとハドックは「しらふ」になってこれを思い出したのでしょうが、街についてからは酒飲んだほうが思い出すとはどういうこっちゃ。
しらふだとタンタンのこと忘れていたしなあ・・本当に大丈夫かこいつ
そしてダメダメなハドックとご先祖様の勇敢さとのギャップがすごかった。


・「ミラノのナイチンゲール」こと、オペラ歌手の「カスタフィオーレ

今作の一番のツッコミどころですよねえ・・・。
語尾が「ざんす(吹き替え)」だったり、船の模型が入ったガラスケースが「ワレナーイ社製(英語ではなんて書いてあったかわからなかった・・・)」なのもギャグとしてはきつかったですが、それよりも
オペラ歌手の超音波でガラスケースを割るという斬新な作戦には空いた口が塞がらないっす。


・ハドックは羊皮紙を奪われる

「酒の臭いがプンプンする!」とタンタンに罵られたハドック。このときは飲んでないのですけどね。


・ハドックはバズーカを持つ→振り回すと偶然敵を倒す

「ボートの上で張り切ってオールを回すとタンタンとスノーウィに当たってしまう」という伏線を生かしました。
彼のボケはトラブルのもとにもなり、思いがけない+の効果も産みます。


・そして始まる、3分を超えたワンショットの大アクション!

すげー!とこの間大興奮でした
バックには街の人並みが見え、上からは水門からの水が追いかけてきて、敵のムササビと羊皮紙を取り合い、タンタンはタイヤを滑車がわりにしてロープをすべり降りる・・・最後のは予告編で一瞬観たシーンでしたが、期待をはるかに上回るクオリティでした。

あ、ハドックのせいで水門開いちゃいましたが、水不足大丈夫だった?


・羊皮紙を奪われ、うなだれるタンタン。

「僕は現実を見ているんです」「もうおしまいです」と言うタンタンに対して「決して自分で言ってはいけない言葉だ」「失敗を恐れるな、壁にぶつかったらぶっ壊して進め」というハドック。

ハドックはタンタンを楽天家だと思っていましたが、実際はハドックのほうが前向きだったのかも。
この凸凹コンビはお互いが足りないものを持っていたと思います。


・敵の船の上で無線を使っていたことを思い出し、それを追う!ラストバトルへ。

この映画はちょっとした行動の伏線をうまく使っていますね。そういうの大好きです。


・クレーンバトル!ハドックVSサッカリン

これも男の子心をくすぐるなあ。ちょっとやってみたい。


・最後はタンタンが羊皮紙を横取り、勝利!

剣を持ったハドックの弱さに泣きそうになった。やっぱそこで主人公が活躍しなきゃね。


・羊皮紙の暗号(緯度と経緯)が示した場所は、サッカリンが買い取っていた「ムーランサール城」だった。

少し前の「何故サッカリンは戻った?」というのも伏線でしたが、「ムーランサール城の使用人」と「ご先祖様の物語に出てきた部下」の顔が同じだったのもまた上手い伏線でした。

彼の家系は代々アドック家に仕えてきたのでしょう。
アドック家の秘密を知っていたからでこそ、序盤でタンタンに「部品を探せ」とアドバイスできたのです。


・地下の壁の先に、宝があった

ハドックの言った「壁があるならぶっ壊して進め」を生かしてくれるのがいいですね。

そして宝は「海に詳しく、地球儀の違和感に気づける者」しか手に入れることはできなかったのです。
適当に押せば開くんじゃ
いままでボケボケで、自分を卑下していたハドックが輝く瞬間です。

ちなみに暗号にあった「鷲」はヨハネのことでした。


・そして新たに、金塊が沈んだ場所が描かれた紙が見つかる

タンタン「もう冒険はこりごりですか?」
ハドック「ムズムズしてきた」

そう2人が言い、映画は幕を閉じます(ラストカットはスノーウィのアップ)。



本当に欠点だらけのハドック。
真面目で才能に溢れているけど、ちょっと抜けているところもあるタンタン。
それを影から支えるスノーウィ。


この2人+1匹の活躍がもっと観たい!続編への期待が否応になく高まる作品でした。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2011-12-03 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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No title
3Dのアニメだそうで、これを見ながら、未来(古語ですか?)の映画は、こうなるのかな?と思って見てました。

今度は、過去の俳優さんを出演させるのではないでしょうか?

Non-Stopで、ストリーを繋ぐのは、インデー・ジョーンズ並みで、手慣れたものですね。

でも、何だかでかいだけのアメリカ製ハンバーガーを食べさせられたような気もしました。
(料金以上の満腹感はあるのですが、でも、なんか、・・・)

Tintinは、ベルギーの作品なんだそうですが、フランス風の発音だとタンタンになるんじゃないでしょうか?(ルピンが、ルパンという発音になるあれじゃないでしょうか?)
2011-12-04 09:19 : sakura URL : 編集
Re: No title
> 3Dのアニメだそうで、これを見ながら、未来(古語ですか?)の映画は、こうなるのかな?と思って見てました。
> 今度は、過去の俳優さんを出演させるのではないでしょうか?

技術的には可能になりそう・・・CGで作られた女優が有名になる映画「シモーヌ」を思わせました。


> Non-Stopで、ストリーを繋ぐのは、インデー・ジョーンズ並みで、手慣れたものですね。
> でも、何だかでかいだけのアメリカ製ハンバーガーを食べさせられたような気もしました。
> (料金以上の満腹感はあるのですが、でも、なんか、・・・)

ひっきりなしにアクションが続くので疲れてしまう人も多そうです。


>
> Tintinは、ベルギーの作品なんだそうですが、フランス風の発音だとタンタンになるんじゃないでしょうか?(ルピンが、ルパンという発音になるあれじゃないでしょうか?)

調べてみるとたしかにそうでした!ありがとうございます、追記しておきます。
2011-12-05 20:23 : ヒナタカ URL : 編集
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<2012年下半期公開>
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『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
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<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
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<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
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