いい意味でのアメリカ万歳映画「キャプテンアメリカ」ネタバレなし感想+お気に入りシーン
DVDで観た「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」の感想です。
個人的お気に入り度:6/10
一言感想:もやしっ子の憧れ映画
あらすじ
1942年。
ナチスの将校であるヨハン・シュミット(ヒューゴ・ウィーヴィング)は、強大なパワーを持つ「コズミック・キューブ」を手にする。
一方、強い愛国心を持つ青年スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)はその身体の恵まれなさから軍の試験に落ちてしまう。
そんなとき、アースキン博士はスティーブの強い意志を知り、彼にチャンスを与える。
「超人血清」なるものを打ち、彼を「スーパーソルジャー」として活躍させようと言うのだ。
全然期待せずに観たのですが、これは結構楽しめました。
まず「もやしっ子がひょんなことからムキムキの筋肉マッチョになる」というプロットが大好きです。
ひょろっひょろに生まれた男の子は、こういうの夢に思ったことがあると思うのですよ。
言わば「オタクでいけてない男の子がロボットと協力して世界を救う」というトランスフォーマーのような、ダメな子応援ムービーの筋肉バージョンと言えばわかりやすいかと思います。
さらに素敵なのが、この映画の主人公はトランスフォーマーやスパイダーマンのような棚ボタでこの能力を手に入れたのではないこと。
彼は身体はひ弱でも、機転のきいた行動や勇敢さがあってこそ、それが認められヒーローになれる切符を手にしたのです。
主人公が手に入れかったものを、他のすぐれた能力と努力で手に入れる。
「いじめられていたけど勉強を頑張ったおかげで見返すことができる」というような夢のある話に思えるのです。
そしてキャプテンアメリカというヒーローには、多くの特徴があります。
彼は「多くの人の助けがある」ヒーローでもあります。
アイアンマンのようにその存在を公言しており、それが彼の強みにもなっているのです。
またキャプテンアメリカは何ら特殊能力を持ちません。
彼の武器は銃と、その硬い盾のみ。
盾を時には防具に、時にはブーメランのような武器としても使うのです。
そして友情にも熱い。
でも女性にはいままで縁がなかっただけにだらしないと、なんとも人間的な魅力もあるのです。
女性にモテる理由が、ムキムキマッチョになったからでなく、彼の人間性によるものだってところも大好きです。
ものすごく古くから描かれているヒーローなのですが、「アメコミと言えばスパイダーマン」な自分には、この主人公は新鮮に思えました。
ちなみに日本での評判は芳しくない本作ですが、アメリカ本国では評判はかなり高くなっています。
その理由はアメリカのナチスに対する批判の描写などにもあると思うのですが、やっぱりタイトル通りの「アメリカ万歳!」な作風は受け入れられやすかったのだと思います。
かといって「インデペンデンス・デイ」のように全部を肯定的に描くのではなく、きちんと「アメリカの悪い面」を描いているのも好感度大です。
そしてこの映画は今年8月公開のアベンジャーズに続きます。
ハルク、アイアンマン、マイティ・ソーが登場するこの映画が楽しみです。
でも映画を観る前は、「キャプテンアメリカって、他のヒーローと活躍している時期が違うじゃん、一緒に活躍するってどういうこと?」と思っていました。
他のヒーローが活躍するのは現代なのですが、キャプテンアメリカの世界はナチスドイツの圧政があった時代に設定されているのです。
でもこれも納得できるようにしてくれました。
ベタと言えばベタな「つなげ方」なんですが、決して嫌いじゃないです。
見る理由は「アベンジャーズの予習に」でも何でもかまいません。
アメコミヒーローが好きならなかなかオススメの一品ですよ。
以下は結末には触れていませんが、突っ込みどころなど作中のシーンが少しだけネタバレしているので注意↓
![]() | クリス・エヴァンス 3585円 評価平均: ![]() powered by yasuikamo |
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個人的お気に入り度:6/10
一言感想:もやしっ子の憧れ映画
あらすじ
1942年。
ナチスの将校であるヨハン・シュミット(ヒューゴ・ウィーヴィング)は、強大なパワーを持つ「コズミック・キューブ」を手にする。
一方、強い愛国心を持つ青年スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)はその身体の恵まれなさから軍の試験に落ちてしまう。
そんなとき、アースキン博士はスティーブの強い意志を知り、彼にチャンスを与える。
「超人血清」なるものを打ち、彼を「スーパーソルジャー」として活躍させようと言うのだ。
全然期待せずに観たのですが、これは結構楽しめました。
まず「もやしっ子がひょんなことからムキムキの筋肉マッチョになる」というプロットが大好きです。
ひょろっひょろに生まれた男の子は、こういうの夢に思ったことがあると思うのですよ。
言わば「オタクでいけてない男の子がロボットと協力して世界を救う」というトランスフォーマーのような、ダメな子応援ムービーの筋肉バージョンと言えばわかりやすいかと思います。
さらに素敵なのが、この映画の主人公はトランスフォーマーやスパイダーマンのような棚ボタでこの能力を手に入れたのではないこと。
彼は身体はひ弱でも、機転のきいた行動や勇敢さがあってこそ、それが認められヒーローになれる切符を手にしたのです。
主人公が手に入れかったものを、他のすぐれた能力と努力で手に入れる。
「いじめられていたけど勉強を頑張ったおかげで見返すことができる」というような夢のある話に思えるのです。
そしてキャプテンアメリカというヒーローには、多くの特徴があります。
彼は「多くの人の助けがある」ヒーローでもあります。
アイアンマンのようにその存在を公言しており、それが彼の強みにもなっているのです。
またキャプテンアメリカは何ら特殊能力を持ちません。
彼の武器は銃と、その硬い盾のみ。
盾を時には防具に、時にはブーメランのような武器としても使うのです。
そして友情にも熱い。
でも女性にはいままで縁がなかっただけにだらしないと、なんとも人間的な魅力もあるのです。
女性にモテる理由が、ムキムキマッチョになったからでなく、彼の人間性によるものだってところも大好きです。
ものすごく古くから描かれているヒーローなのですが、「アメコミと言えばスパイダーマン」な自分には、この主人公は新鮮に思えました。
ちなみに日本での評判は芳しくない本作ですが、アメリカ本国では評判はかなり高くなっています。
その理由はアメリカのナチスに対する批判の描写などにもあると思うのですが、やっぱりタイトル通りの「アメリカ万歳!」な作風は受け入れられやすかったのだと思います。
かといって「インデペンデンス・デイ」のように全部を肯定的に描くのではなく、きちんと「アメリカの悪い面」を描いているのも好感度大です。
そしてこの映画は今年8月公開のアベンジャーズに続きます。
ハルク、アイアンマン、マイティ・ソーが登場するこの映画が楽しみです。
でも映画を観る前は、「キャプテンアメリカって、他のヒーローと活躍している時期が違うじゃん、一緒に活躍するってどういうこと?」と思っていました。
他のヒーローが活躍するのは現代なのですが、キャプテンアメリカの世界はナチスドイツの圧政があった時代に設定されているのです。
でもこれも納得できるようにしてくれました。
ベタと言えばベタな「つなげ方」なんですが、決して嫌いじゃないです。
見る理由は「アベンジャーズの予習に」でも何でもかまいません。
アメコミヒーローが好きならなかなかオススメの一品ですよ。
以下は結末には触れていませんが、突っ込みどころなど作中のシーンが少しだけネタバレしているので注意↓
もやしっ子の主人公は、映画を静かに観ないチンピラに立ち向かうときにこんな行動をします。
ゴミ箱の蓋を盾に。
当然これは簡単に払いのけられるわけですが、後に強靭な盾を手に入れる伏線となっています。
ちなみにムキムキマッチョになったあとは、車のドアをも盾にします。
しかし弱そう・・・
お次は軍の訓練。
上官に「あの旗に触れたやつは車で移動できるぞ」と声をかけられ一斉に登るのですが、さらに「17年間誰も成功していない」と言った時には驚きました。このポールめっちゃ短いよ?
当然主人公は機転をきかせてあっさり成功します。
変身間近のシーン
この人物は「アイアンマン」の主人公:トニー・スタークのお父さんです。
こういったところで、他のヒーロー作品とのつながりが見えるのは嬉しいですね。
この台詞も金に糸目をつけない感じが出ていて好き。
キャプテンアメリカになってはじめにすることとは?
客寄せパンダとなって国債を買わせることでした。えげつない。
もちろんヒーローなのでこれを続けるわけがありません。
普通の軍服になって潜入捜査!
でも盾がめっちゃ目立ってるよ!
他にも
・レッドスカルがその素顔を見せるときに親友が言った「お前もあんなんなの?」
・敵の組織の名前が「ヒドラ」のため「(頭を)全部狩ればよい」という台詞も大好き。
ああ、「アベンジャーズ」が早く観たい!
trackback
「Captain America: The First Avenger」
監督:ジョー・ジョンストン
2011年/アメリカ/124分
盾を持ったら最強、いやむしろ盾が最強
あらすじ:小柄で線が細く持病もあるスティーブ(クリス・エ...
2012-03-04 09:25 :
映画を見るザマス