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でも人間の方が怖いよね「ラスト・エクソシズム」ネタバレなし感想+気になったシーン

DVDで観た映画「ラスト・エクソシズム」の感想です。

パトリック・ファビアン
3064円
評価平均:
powered by yasuikamo
この映画の本当の怖さとは…
かなり中途半端なエクソシスト映画
ブレアウィッチのような感じかな


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:主人公がいいやつなんだか悪いやつなんだか・・・


あらすじ


牧師であるコットン・マーカスはエクソシストでもあった。
しかし本人は悪魔を信じてはおらず、彼は悪魔払いを行うことは一種のパフォーンマンスであり、人々を治療する上で必要なものであると正当化していた。

しかしコットンは、ある新聞記事をきっかけに悪魔祓いから手を引くことを決める。
その危険性と、『悪魔はいない』ことを証明するため、彼はカメラに最後の悪魔払いを記録し始める。




のっけから言うのもなんですが、本作はホラーとしては微妙な完成度です
少々地味で盛り上がりにかけるので、純粋にホラーを楽しみたい方にはやや向いていないと思います。


本作は「クローバーフィールド」や「REC/レック」のようなPOV方式で作成されており、モキュメンタリー(フィクションをドキュメンタリー形式で作ったもの)でもあります。

POV&モキュメンタリーチックなホラー映画は「安い」「作りやすい」「主観視点なので臨場感がある」「手ブレ映像が恐怖感をあおる(個人差大)」など利点が盛り沢山なので、かなりの本数が作られました。
猫も杓子もこの状態だと、ちょっと飽和状態にも感じます。


そんなわけで本作にもあまり目新しさはないのですが・・・ありました、目新しいことが、それは主人公像です
主人公のエクソシストに対する考え方が、「正しいか」「間違っているか」が客観的にみても判断することが難しく、面白いのです。

この主人公の持論は海外では普通に怒られそうな気もするんですが、無宗教者の日本人にとっては結構共感してしまうところがあると思います。


キャストはほぼ全員無名だけど(TVで活躍している人が多いらしい)、演技はとても上手いです。
オチは評判がよくないようですが、自分は結構好きです。
ちゃんと細かい伏線も回収されているし、皮肉も効いています。

「悪魔とかエクソシストとか信じねーよ」という人にこそ面白い映画かもしれません。
PGー12じゃちょっと甘いと思わせる性的な話題が出てきますので、高校生以上推奨です。


以下、作中のシーンが少しだけネタバレです↓ラストの展開は反転しています。



主人公が悪魔払いをやめよう、その危険性を世に知らしめようと考えたきっかけは、悪魔祓いによる死亡事故でした。

エクソ1
「エクソシスズムの最中に窒息死」

この記事はフィクションですが、現実においても、アンネリーゼ・ミシェルという女性が死亡したことが問題になり、裁判にかけらています。
映画「エミリー・ローズ」のモデルとしても有名ですね。


インタビュワーに「人をだましている?」と聞かれると「それは君の見方だ。今まで同じことをしているだけだ、救いが必要な人に彼らが望む救いを与えている。」と主人公は返し、さらにこう論じます。

エクソ3
「医者ではないが病を救っているんだ。悪魔につかれているという思い込みだ、それを取り除ければ彼らはよくなる

これはプラシーボ効果にも通ずるところがありますね。


ここまで聞くと主人公は正しいことを論じているように思えますが・・・

エクソ4


金をもらうシーンをみると台無しになります

ほかにも「家族を大事している」と主人公は主張しています。
それは画だけ見るとほほえましいシーンなのだけど、結局は「金」でやっているわけで本質は変わりません。


しかしこの映像は世間に公表する目的で作られたものです。
こうしたシーンを撮るのも、自分への戒めであり、世間へ警鐘のなのかもしれません。
身を持って「悪魔祓いをやっているやつは金にがめついよ」ということを知らせるなんて、あっぱれではありませんか。

エクソ2

しかも、彼は道具を使って悪魔払いを演出しやがります
作中では依頼人の息子に「詐欺師」と言われるのですが、それも致し方ないかと。


そんなわけで自分を正当化してあっぴろげな主人公が楽しかった作品でした。

オチは
・「『自分の娘をレイプしていた』と思われていた父が、最後には『実はもっともまともだった』」のではないか?と思わせている
・「主人公は今までは悪魔はいない方向で考えていたのに、最後にはっきりと悪魔が見えたことで彼の考えが変わる」ところが上手いと思いました。


ちなみにこの映画で一番怖かったのは、悪魔にとりつかれる娘ではなく、ショットガンを持って迫り来る父親でした
娘に対して盲目的かつ一方的な愛情を注ぐ姿は、それだけで恐ろしいのです。

あと「ラスト・エクソシズム」というタイトルは「『主人公の』最後のエクソシズム(悪魔祓い)」を意味しているんですよね。
敵の名前などではなく、主人公の行為をタイトルに冠するのは、ホラー作品ではなかなか珍しいと思います。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-03-14 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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