ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-------- : スポンサー広告 :
Pagetop

現代的で辛辣な恋愛映画「モテキ」ネタバレなし感想+気になったシーン

DVDで観た映画「モテキ」の感想です。

森山未來
5154円
評価平均:
powered by yasuikamo
夢見たって、いいじゃないか
レンタルで
普通に面白い


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:面白かったのにラストが・・・


あらすじ


モテない31歳・幸世(森山未來)はニュースサイト「ナタリー」のライターとして就職する。

彼は仕事でたまった鬱憤をツイッターで発信し続け、あるツイッター仲間と飲みに行く約束をとりつける。
そこに現れたのはみゆき(長澤まさみ)という美女だった。





↑の「森山未來がみこしの上ではしゃいでいる」絵面がどうも好きになれず見逃していた本作。
いやいや、食わず嫌いではありましたがこれは相当に楽しかったです
原作漫画は読んだことはあるけど、ドラマは未見だった自分でも問題なく楽しめました。


原作漫画の「モテキ」は「モテない男が突如モテまくってどうしよう」という男の心情を主体にしている作品なのですが、加えて女性側の描写もしっかりしていることが特徴です。
このあたりは原作の作者が女性であり、中立的な目線で見ているゆえなのかもしれません。


加えて、この映画版は現代のサブカルチャーの文化(ツイッターやロック・フェスなど)がふんだんに盛り込まれていて、作中に出てくるアイテムがわかるとちょっとニヤニヤしてしまいます。
デカフェハーパンなどの用語(?)もふんだんに出てくるので、若者のほうが楽しめるでしょう。

それを物語に取り込んで、その面白さを引き出しているのがとってもいい。
「分かる人にだけ」という隙間狙いの描写かもしれませんが、知っている人にとっては楽しくって仕方がないのです。


もうひとつの特徴はキャラクターの心情を表すために、ミュージカル形式で音楽が用いられていることです。
音楽に合わせて踊るのは「(500)日のサマー」でもあった手法であり、オマージュです。
*参考→モテキ/和製「(500)日のサマー」 | 映画感想 * FRAGILE

この映画では登場人物の心がわりを、演技だけで表現するのではなく、音楽の歌詞でも表します。
これを「楽しい」と思うか「ウザい」と思うかで評価が分かれそうな気がします。

自分は十分に楽しめたのですが、多用しすぎて物語のテンポを悪くしている印象も否めませんでした。
最近の音楽だけでなく、懐かしの名曲もカバーしていて間口はとても広いのですけどね。


今作のそういった演出は「作風」と割り切ってしまえばいいのです。
映画ファンにとってはこの手の映画にはもとより懐疑的だったりするのですが、「こういうのもいいもんだな」と感じれば問題はないでしょう。


で、今作の不満点はラストの展開です
それは↓で十分にぶちまけられています。
<超絶ネタバレ注意>モテキ|三角絞めでつかまえて

この展開は、いままでのヒロインの心理描写を全否定しているようにも思えます。


ラストはともかく、そこまでは本当に楽しかった映画でした。
長澤まさみさんのエロさとか、真木よう子さんのキツい言動は我々の業界ではご褒美ですレベルなのでそれ目当てでも楽しめます。


この映画が好きな人には、同じくモテない男が主人公の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」もオススメしたいです。

峯田和伸
3299円
評価平均:
powered by yasuikamo
玉砕必至
ちはるは田西のことが本当に好きだったのか?面白い映画です。
原作を超えた大傑作

「モテキ」のラストに拒否反応を覚える方にとって、この映画のオチには大納得かも。
下ネタ満載のR15+指定の映画ですが、女性にも是非観て欲しい作品です。

ちなみに作中でも「ボーイズオンザラン」の話題が出ていて、皮肉として扱われています。
「モテキ」はそれに比べて本当いろんな意味で甘いんだけど、それであるが故に救いを感じる人も多いと思います。


以下、作中のシーンがちょっとだけネタバレ↓ラストにいたる展開は反転しています。下ネタもあるので注意。




はじめから偉人たちの名言を引っ張ってきてくれるのが楽しいです。

ゲーテの「20代の恋は幻想である30代の恋は浮気である」

三島由紀夫の「愛することに関しては女はプロで、男は素人である」

ボブ・ディランの「恋やセックス以外にも重要なことがある」

尾崎豊の「愛というのは自分をどんどん磨いていくんだ」

というの名言を、モテない主人公がことごとく否定しているのが笑えます。
尾崎豊に「若くして死んだからってなんでもかんでも伝説になってんじゃねーよ!」と言うのは怒られそうな気がします



そしてTEN〇A(リンク先18禁注意)を踏んですっ転ぶ主人公!TE〇GAて!
〇ENGAについて知らない方はお父さんかお父さんにレッツクエスチョンしてください。

その後も主人公は「TENG〇が彼女なんじゃないの?」などといじられるのですが・・・

モテキ7

長澤まさみさんに「LOVE ME TEN〇A」というTシャツを着させるのには吹きました
そんなもんどこに売ってんねん!とつっこみたかったのですが、現実にはこんなのも売っています↓


うまいこと言ったつもりか。


しかしミュージカルシーンは本当に楽しかった!

モテキ1

たまにこんなふうにカラオケ風にもなります。
これはもう20年前の曲なのですね


perfume出演のダンスシーンもあります。

モテキ2

ここの森山未來のダンスが素晴らしい。
Perfumeのメンバーもめっちゃ褒めています(動画)。



主人公が「好きって伝えるぞ!」と一発奮起したとき、真木よう子演じる同僚にももいろクローバースマイレージAKB48の歌詞を引き合いにして、こう言われます。

モテキ3
「好きって気持ちを伝えること至上主義の歌詞に洗脳されて、告白したってなあ、現実じゃドン引きされるだけだよ!」

うわあ、何か納得
このあたりの辛辣さも大好きです。


仲里依紗さん演じるシングルマザーのエピソードも、短いながらも好きでした。

「男は結婚しても恋愛したい」「最近の男の人って、別に早く結婚しなくてもいいでしょ」
「それは女もおなじなんだけど、絶対的な違いがひとつあるの、それは『子どもを産めるリミット』よ
というのには納得してしまった。女性は男以上に結婚に対して深刻な思いがあるのだと思うのです。

ちょっと気になったのは、すれ違う幼稚園児が「ご飯食べてないよ」と言うシーン。

モテキ5

何気ないシーンですが、すごく怖かった。
この幼稚園児もシングルマザーのもとで育っていて、親がご飯の支度もできないほど忙しかったのかも。
東京は保育所が不足していることも問題だものなあ・・・


ラストの展開では、長澤まさみさん演じるみゆきが「既婚者&子持ちの不倫相手に『誰と遊んでも何も言わなかった』『普通に奥さんのことを話すのがすごく嫌だった』」と言う台詞が上手いと思えました。

それがあってこそ、主人公に対しての「(不倫することは)平気じゃないわよ。正しいと思ったこと、一度もないよ」なのです。

この矛盾した行動の心理描写が秀逸でした。
主人公もまた矛盾した気持ちで「違う女性とセックスをして、あまつさえそれをみゆきに教えたりする」デリカシーのなさ。
その描き方がまた面白いのです。

よく考えると、主人公がナレーションでつぶやいているのは自分のことばかりなんですよね。
相手を幸せにしたいという気持ちはありません
「俺は〇〇だから~」という自分本位なのです。
結局は、自業自得。
だからでこそ、自分は結末が嫌いなんだけど・・・


スチャダラパーの今夜はブギーバックに合わせ、「twitterのアイコンと『ナタリーの記事』」をエンドロールとして流すという凝りっぷりが好きです。

主人公のような恋愛をしてみたいような、してみたくないような。
モテキだからといって、いいことばかりじゃない。
そのさじ加減は見事な映画でした。


こちらで作中の音楽の視聴もできます→モテキ的音楽のススメ 映画盤
レビュー参考→みんなのシネマレビュー

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-03-15 : 旧作映画紹介 : コメント : 3 : トラックバック : 0
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

No title
意外と厳しい評価ですね。
昨年見たので、チョット印象が薄いのですが。
私は、情報なしで(テレビでもやっていた?)見て、結構楽しかったです。
ミュージカルっぽい場面も、良かったです。
”草食系男子の世界”を描いていたんでしょうか?
私の印象でも、最後のコンサートシーンが、バカみたいなシーンであったような記憶があります(他の映画だったら、誤爆ですね)


閑話休題

仲さんのキャラクターが好きになったので、「ハラがこれなんで」も見ましたが、こっちはそれほどでもなかったです、残念!
2012-03-21 13:08 : sakura URL : 編集
Re: No title
> 意外と厳しい評価ですね。
> 昨年見たので、チョット印象が薄いのですが。
> 私は、情報なしで(テレビでもやっていた?)見て、結構楽しかったです。

自分も前半はすごく楽しかったのですが、ラストが大嫌いなので・・・


> ミュージカルっぽい場面も、良かったです。
> ”草食系男子の世界”を描いていたんでしょうか?
> 私の印象でも、最後のコンサートシーンが、バカみたいなシーンであったような記憶があります(他の映画だったら、誤爆ですね)

最後はコンサートではなかったのですが・・・ちょっとわかりかねます。


> 閑話休題
>
> 仲さんのキャラクターが好きになったので、「ハラがこれなんで」も見ましたが、こっちはそれほどでもなかったです、残念!

同監督の「川の底からこんにちは」は大好きなのですが、「ハラは~」は評判悪いですね。
仲里依紗さんは「ハチワンダイバー」というドラマで大好きになりました。
2012-03-21 18:54 : ヒナタカ URL : 編集
エロく衝撃的なのが得意なんだね
ウザいシーンは多々あれど、長澤まさみはある意味すごい。

清純派的な売り方だったような気がしてたけど、
実はこっちか!みたいな。
「奇跡」とかじゃ、ちょっと物足りなかったんだけどね。

最近読んだ木爾チレンさんのR-18作品みたいなやつの方が
あってるような気がする。
ちなみに木爾チレンさんてだれ?ということなら、
http://www.birthday-energy.co.jp
が詳しい・・・(なんかすごい詳しい)。

同じ誕生日でも、やってる事違うから、その差が出て逆に面白いな。
2012-09-18 22:51 : 麻里 URL : 編集
Pagetop




« next  ホーム  prev »

最新の記事

最近のおすすめ映画

sully ポスター
イーストウッド、真骨頂
こえのかたちぽすたー
生きてくれて、ありがとう
怒り映画ポスター
信じていいのか

広告(同じウィンドウで開きます)


Twitter...

反響のあったorおすすめ記事

<初めて来られた方へ(ブログの説明)>
<著者プロフィール>
こちらでも記事を執筆中↓
<ヒナタカ | シネマズ by 松竹>

ご連絡の際は、以下のメールアドレスまでお願いします(☆を@に変えてください)
hinataku64_ibook☆icloud.com

2015年ベスト映画20
2015年ワースト映画10

2014年映画ベスト20
2014年映画ワースト10

2013年映画ベスト20
2013年映画ワースト10

2012年 映画ベスト20
2012年 映画ワースト10

2011年 映画ベスト20
2011年 映画ワースト10

映画パロディAVタイトルベスト10
映画邦題ベスト10&ワースト10
Yahoo!映画のステマ評価ワースト5
レビューサイト「Filmarks」の優れた点&ちょっと微妙なところ
剛力彩芽のゴリ押しっぷり
真のレゴムービーの日本版予告編

<2016年下半期>
『聲(こえ)の形』
『スーサイド・スクワッド』
『キング・オブ・エジプト』(吹き替え版)
『君の名は。』
『ゴーストバスターズ(2016)』
『シン・ゴジラ』
『ファインディング・ドリー』

<2016年上半期>
『葛城事件』
『TOO YOUNG TO DIE!』
『貞子 vs 伽椰子』
『ヒメアノ~ル』
『デッドプール』
『アイアムアヒーロー』
『ズートピア』
『クレしん ユメミーワールド』
『バットマン vs スーパーマン』
『ドラえもん 新・日本誕生』
『X-ミッション』
『オデッセイ』

<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』
『アメリカン・スナイパー』

<2014年下半期>
『ベイマックス』
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『MONSTERZ』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

守銭奴すぎるバンナムの課金ゲーム

検索フォーム

FC2カウンター

リンク

このブログをリンクに追加する

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>

カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

03月 | 2017年04月 | 05月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -


ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。