抱腹絶倒なオトナのラブコメ「ラブアゲイン」ネタバレなし感想+お気にいりシーン
![]() | スティーブ・カレル 2917円 評価平均: ![]() powered by yasuikamo |
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個人的お気に入り度:9/10
一言感想:こじれていく人間関係がめっちゃ面白い!
あらすじ
キャル(スティーヴ・カレル)は妻の浮気により離婚をつき出されてしまう。
今まで順風満帆な人生を送っていたキャルは、バーでそのことを愚痴っていた。
それを聞いていたジェイコブ(ライアン・ゴズリング)はキャルをモテ男にしようと画策する。
一方キャルの息子・ロビーは、ベビーシッターのジェシカに恋をして、猛烈なアタックをかけていた。
しかしジェシカの好きな相手はキャルだった。
ジェシカはロビーの求愛を頑なに断るのだが・・・
やべえ!これはオススメです!面白すぎる!
ゲラゲラ笑えて最後にはホロリ。最高級に楽しめたラブコメでした。
メインのプロットは「モテない中年男性が、離婚を突き出した妻を見返すためにモテようと奮起する」というもの。
映画はそれだけでは終わらず、20代の女性やティーンエイジャーの恋愛にもスポットを当てています。
それらのエピソードはお互いを邪魔していませんし、観ていて混乱することはありません。
むしろだんだんにこんがらがっていく人間関係を見るだけでニヤニヤが止まらないのです。
そして後半のあの展開。
こればっかりはネタバレできません。
もう本当腹が痛くなるくらい笑いました。
このシーンへの伏線もたっぷりなんですよね。
脚本は傑作アニメ「塔の上のラプンツェル」を手がけたダン・フォーゲルマンです。
違うジャンルでここまで面白い話を書けるなんてすごい!
出演陣も超豪華です。
「ドライヴ」で主演を務めたライアン・ゴズリング、
「ヘルプ」のエマ・ストーン、
スティーヴ・カレルに、ジュリアン・ムーアに、ケヴィン・ベーコンまで。
「ベスト・キッド」「ダーティ・ダンシング」に関する話題もあるので、映画ファンならより楽しめるでしょう。
なんでこの映画の上映館が日本では少なかったんでしょうか・・・
これほどの名優を集めた上に、大傑作な映画はなかなかないですよ。
性的な話題も多いですが、幅広い世代が共感できる作品ですので、若い人も是非。
中年男性であれば観ないと損だと断言します。
以下、作中のシーンがちょっとだけネタバレ↓後半の展開については書いていません。
キャルは離婚後、上司に(トイレで泣いていたから)ガンじゃないかと心配されます。
当然キャルは離婚のせいだと告げるのですが・・・
しかも職場のみんながキャルが泣いていたことを知っていた上、離婚のことをバラされます。
やめたげてよ。本人とっては「ただの」じゃないのよ。
モテ男のジェイコブは、モテない男のキャルのために大改造を行おうとします。
服のコーディネートも当然行うのですが・・・<バリバリバリバリ
キャルの持っていた財布はマジックテープ式でした。
えー!向こうでも「マジックテープの財布はアウト」だったんだ!
ちなみに日本では彼氏の財布がマジックテープ式だったら死にたくなるそうです。
ジェイコブは巧みな話術で女性をつぎつぎと「お持ち帰り」するのですが、キャルは・・・
好きなTV番組や、家族内で起こったつまらない話しかできないのだった!
キャルが寝たことのある女性は妻だけ。だからモテる話もわかるわけがないのです。
でもキャルはこの後見事に「お持ち帰り」に成功します。
その時の話術は・・・これはもうヒドすぎるので是非ご覧になってください。中二病思春期まっさかりの息子は、4歳年上のベビーシッターに「魂の伴侶(soul mate)」なんだ!と言いつつ猛烈アタックをしかけますが相手にされません。
でもめげない。若いっていいね。
しかも父の浮気相手に対峙したときは・・・
自分の椅子を調節して「目上」になります。うわあ。
でも「パパはあきらめない」と言う彼はものすごく格好良かった。
DVDの未公開シーンも面白かった!
大体はカットするのも納得できるのですが、「主人公が家具も何もないアパートを借りて『ここで死ぬのか』と言う」シーンはカットしなくてもよかったと思います。
また息子・ロビーが「13歳で学校を卒業」していますが、これはアメリカの初等教育制度のためです。
この映画で得た教訓は「愛することは素晴らしい」「浮気はくだらない」「マジックテープ式の財布がダサいのは万国共通」。
最高に楽しい時間を過ごせました。
映画館で声を出して笑ってしまいました。
この作品から、エマに注目しています。
アカデミー賞のプレゼンターも良かったし。
> アカデミー賞のプレゼンターも良かったし。
コメディ/ミュージカル部門にノミネートされていたのですね。知らなかったです。
『ラブ・アゲイン』はアカデミー賞にはノミネートされていません。
管理人さんの仰る通り、ゴールデン・グローブ賞では
コメディ/ミュージカル部門の作品賞候補に挙がったんですけど。
アカデミー賞授賞式においては、エマ・ストーンが
プレゼンターとして登場していたんです。
ベン・スティラーと一緒に視覚効果賞を発表しましたが、
あのベンを相手に、実に堂々としたやりとりを見せていて、
すごく可愛らしくて、良かったです。
もちろんベンとエマの会話には台本があったと思いますけれども、
コメディ・センスのある女優さんということが、よく解りました。
この作品で、ゴールデン・グローブ賞でノミネートされたのは、
ミュージカル/コメディ部門の主演男優賞、ライアン・ゴズリングだけでした…。
同部門の作品賞ノミネートは受けていません。勘違い(汗)。
検索した記事もちゃんと読むようにしないと!
ライアンゴズリングは「ドライヴ」の演技も素晴らしく、「ラースとその彼女」ではラブアゲインと正反対の役を演じていましたね。大ファンになりました。