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微妙な職権乱用「ブラック&ホワイト」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はBlack & White ブラック & ホワイト(原題:This Means War)です。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:え?その女でいいの?


あらすじ


FDR(クリス・パイン)とタック(トム・ハーディ)はCIAの腕利きの名コンビ。
しかし闇商人を拉致するミッションに失敗し、2人は内勤を命じられてしまう。

そんな折、タックは出会い系サイトでローレン(リース・ウィザースプーン)と知り合う。
しかしその後すぐに、FDRもローレンをナンパしてしまったのだ。

ローレンを巡って、2人の戦いが勃発する。





チャーリーズ・エンジェル」「ターミネーター4」のマックG監督最新作です。


いいですよ~。十分楽しかったです。
でもこれを映画館で観る価値があるかと言えば、ちょっとビミョーかも。
典型的な「レンタルで十分」と言われてしまうような作品だと思います。

話はテンポよく進むのだけど、その分深みは全くございません。
よくも悪くも一人の女性にイケメン2人があーだこーだ言っている内容です。

しかし伏線はひとつを除いてうまく使われているし、ラストの展開~オチまでもよくひねりが効いています。

何より2人の男が「似た者同士」なのが面白い。
正反対の性格のように見えて、実はお互いのことをよくわかっていて、だからでこそ最大の恋のライバルとして立ちはだかる。
この2人の行動を見るだけで何ともニヤニヤしてしまいました。

頭を使わないバカ映画を期待して観ると十分楽しめるでしょう。


今作の問題は以下のようなもの

①アクション&斬新なアイディアの量自体が少なく、面白みがない

2人はCIAの立場を使って、一人の女性を手に入れようとします。
しかしその方法が監視するとか、盗聴するとかそのレベル止まりなのです。

あっと驚く秘密兵器みたいなのは登場しません
「そのスパイ道具をこんなくだらないことに使うのかよ!」みたいな展開を期待していた自分には肩すかしです。
キャッチフレーズの「史上最大の職権乱用」は誇大広告もいいとこです。中途半端。

アクションもラストの展開以外は凡庸です。


②2人の行動の説得力が足りない

2人のイケメンCIAが、1人の女性を巡って戦うのが基本のプロット。
しかし悲しいかな、この「ローレン」という女性に魅力があるように全く思えません。

特に「FDR」側との馴れ初めはひどくって、こんな女好きにならねーだろ!って誰もがなると思います。

ローレンをただの嫌な女として描かないのは好印象だったのですけれどね。


③敵なんかいたっけ?

この映画は妙な三角関係に焦点を当てています。
一応その他にもCIAに敵対する悪役がいるのですが、絶望的なぐらい存在感がありません。おまけレベル。


④下ネタ成分が多め

気にならない人は全く気にならないでしょうが、笑いどころがすぐに下ネタに走るのはあんまり好きではありません。


「ブラック&ホワイト」という邦題もちょっと的外れ。
「似たもの同士」の男主人公を描く作品には合致していないと思います。
しかも同名の台湾ドラマが存在するしなあ。


こういう明るくて、内容が(いい意味で)ないコメディ映画は観たあとで記憶があっという間になくなります。

でも、それはそれで作品の長所です。
「ジョンカーター」「バトルシップ」「タイタンの逆襲」などの現在のハリウッド大作連発の中で、あえてこういう小粒な作品を選ぶのもアリかと思われます。
デートムービとして是非どうぞ。


以下、ネタバレです 結末に触れまくっています↓

















~監督は日本びいきな人だよ~

監督のマックGは大変な親日家で、AKB48も大好きという筋金入りの日本文化オタクです。

今作でもその要素がばっちり。
ヒロインが食事に向かうのはお寿司屋さんで、「いらっしゃーい」とか普通に日本語が聞けます。
ていうか、聞き間違いじゃなければ、この寿司職人「スタミナ弁当一丁!」とか言っていた気がする。
それ、寿司じゃねえから(間違っていたらごめん)

他にも空手で暴力的な戦い方を教えているオヤジが「サイキョウ!」とか言っていましたね。
たぶん監督が好きなことばなんだろうなあ。



~どんだけ2人は仲いいんだよ~

この2人が考えることはいつも一緒ですこと。
CIAの捜査網を利用する彼らは子どものように幼稚です。

パッと見はタックのほうが紳士的にも思えますが、そう変わりません。
FDRは「彼女自身にGPSを付ける」、タックは「彼女のケータイにGPSをつける」位の違いです。

しかもタックは「クリムトのうんちくを教えている無線をジャックし、クリムトは自分のアレで絵を描いたんだ!と嘘の情報を教える」ということをするし、
「FDR→タックへ『スプリンクラー作動』」のお返しが「タック→FDRへの『麻酔銃』」だったりします。
タックの方が陰険な気がします(笑)。

タックはFDRがシャーデーの音楽をかけたことをひやかしながらも、自身の着メロもシャーデーでした。
やっぱ仲いいよこいつら。



~気になったシーン~

・ロレーンが「2人の欠点」を挙げるシーン

FDRの「手が小さい」はいいけど、タックの「英国人だから」って言うのはなんや。
そういえばはじめに出会うときに、ローレンは英国訛りを気にしていましたね。

恐らく「他にあげるような欠点がなかった」ということなんでしょうが、できればその伏線を回収して欲しかったです。


・FDRはローレンをペットショップに連れていく

女性や子どもに話しかけて、「誰?」と返されていましたけど、それローレンも聞いてるだろ。不審がれ。

そういえば、FDRはローレンの女友達の婚約者の名前も買い間違えていましたね。
ペットショップの人たちが初対面ということではなく、FDRが名前を覚えていなかったのかもしれません。


・サバイバルゲームで「危険」をアピールするタック

手榴弾(中は青いペイント)を投げ込まれた少年たちが可哀想。大人げねえな。
やっぱりタックは紳士に見えて非人道的です。


・作中に登場する映画

ヤング・フランケンシュタイン」「明日に向って撃て!」「天国は待ってくれる」そして「タイタニック
それぞれの名場面で登場人物の心境を語ってくれます。



~トリッシュ~

ローレンの悪友・トリッシュはとにかく破天荒でしたね。

二股を「男はそれでも平気よ!」と推奨する→ローレンが悩むと「二股だと強い想いを持つのは無理かもね」→2人の素性が割れると「だから二股はやめろって言ったでしょ」→あまつさえ「私のアドバイスが間違っていたことがあった?」とほざきます。
間違っているのはお前の人間性だ

「私が2人とセックスして、どっちがいいかを判断するわ、バックならバレないわよ」とか言ってるけどどう考えてもバレます

しかも公衆の面前で「ついに2人とセックスよ~」とか言っていました。絶交しろよ、ローレン



~ローレン~

この映画が秀逸なのが、ローレンを完全に悪女して描いていないことです。
それでも客観的に見れば「男2人を手玉にとる性悪女」なのですが、ローレンははじめは二股をかける気もなく、FDRが一方的に詰め寄ってきているんですよね。

それ+で、悪友のトリッシュのおかげで同情の余地があるように思えるのです。
終盤では「2人が変わったのは私のせい?」「地獄に落ちるかも」と自らの行動を嘆いていましたしね。

でもFDRに酷い振り方をして、その後に見栄をはるだけのためにキスを強要するなど、やっぱりビッ〇な面もあるとは思います。つーかよく惚れたなFDRは。



~ラスト~

ラストのカーチェイスをしているさなか、2人はコンビ復活だ!と仲直りします

早っ!さっき二度と話しかけるなって絶交したばっかじゃん。
そりゃローレンも「何?この2人?」って言うわ。

ていうか素人の女性に運転を任せるなよ

その後未完成の高速道路で落ちかけるけどなんとか踏みとどまる3人。
映画の「スピード」になりやしないかとヒヤヒヤしました。

そこに突っ込んで来る敵の車!
2人は銃で撃ちますが、防弾装甲のため全く効きません。

しかしローレンは「ライトを撃って!その車種ならエアバッグが出る!」と言います。
ローレンが商品検査の仕事をしている伏線を、こう使ってくるとは思いもしませんでした。

さらに車がこっちに向かって追突してくる!
ローレンはFDRと、タックのどちらかのほうへ身をあずけるかを選択させられます。

彼女が選んだのはFDRでした。


何故か。
ローレンは「どっちが好きか分析して・・・」と言いかけますが、FDRにそれを止められます。

序盤に、トリッシュはローレンに「商品選びはクールなのに、男選びはそうじゃないわね」と言っていました。
元恋人にひどい振られ方をされたローレンですが、男選びは理屈ではない、と思っていたのでしょう。
だからここで、好きな理屈を言ってしまうのは全くの野暮なのです。

中盤にFDRの祖母は「人生に失敗はない」と言っていました。
しかしローレンは「後悔するかしら」とFDRに聞き、FDRは「きっと一生な」と答えます。
人生に失敗はないけど、どのような選択をしても後悔はしてしまうもの、というメッセージのように思えるのです。


恋に敗れたタックですが、元妻に自分の身の上を明かすことで「家族として食事」をすることができるようになりました。

タックは、暴力的な空手を教えていたオヤジに「痛みが弱くさせるって言ったな」と言いつつ、軽くひねります。
タックは失恋という痛みを知り、むしろ強くなったのです。



~2段オチ~

ハッピーエンド・・・かと思いきや最後の最後で
タックは「ローレンと寝ていない」
FDRは「タックの妻と寝ていた」ことを明かします。

・・・・
えっと、タックが可哀想です(はじめにローレンにアプローチしたのは彼ですよ)

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-04-20 : 映画感想 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
とにかく、全体にチープな作品って印象しかありません。
アクションシーンとかあるんですけれど、意味があるとは思えませんでした。
古い言葉ですが、「恋のさや当て(!)」を派手にしたということなんでしょう。


トリッシュ役の方が、最近、BSで再放送の「アリー」に出てくる弾き語りの歌手の人かな?と思って見てました。

大人の会話の部分は、面白かったですが、後は凡庸でした。

それにしても、この題名はナンナンデショウカ?
配給元のセンスが悪すぎます。
2012-05-05 22:13 : sakura URL : 編集
Re: No title
> とにかく、全体にチープな作品って印象しかありません。
> アクションシーンとかあるんですけれど、意味があるとは思えませんでした。
> 古い言葉ですが、「恋のさや当て(!)」を派手にしたということなんでしょう。

昔からのあるラブコメディの定番でもあるようなきがします。

> トリッシュ役の方が、最近、BSで再放送の「アリー」に出てくる弾き語りの歌手の人かな?と思って見てました。

演じたのは「チェルシー・ハンドラー」さんでした。そのようですね。

> 大人の会話の部分は、面白かったですが、後は凡庸でした。

代替下ネタですが、トリッシュがらみは大いに笑えました。


> それにしても、この題名はナンナンデショウカ?
> 配給元のセンスが悪すぎます。

「観たくなる」邦題ではあるのですが、ちょっと残念でした。
2012-05-06 18:01 : ヒナタカ URL : 編集
No title
オチが2秒で読めるクソ映画でした。
2013-01-15 23:00 : URL : 編集
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『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
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<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
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