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これって運命?それとも偶然?「(500)日のサマー」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

今週末(6/25(土)、26(日))、早くも話題作「アメイジング・スパイダーマン」が3D限定で先行公開されます。
今日は、その監督に大抜擢されたマーク・ウェブの処女作品「(500)日のサマー」を紹介します。

ジョセフ・ゴードン=レヴィット
1052円
評価平均:
powered by yasuikamo
かわいきゃいいんだよね
自己との出会いの物語
みてほしい映画


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:う~ん、ナイス


あらすじ


グリーティングカード会社で働く青年・トム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、同僚のサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれをする。
ある日、2人は音楽をきっかけに意気投合し、トムは次第にサマーに近づきはじめるのだが・・・





可愛いけど、辛辣。軽快だけど、男性の気持ちを深く描いた素敵な作品でした。

今作は恋愛映画っぽく見えますが、実はそうでもなく、一人の青年の成長物語としての側面が大きくなっています。
映画の冒頭で「これはボーイミーツガールの物語だが、ラブストーリーではない」と、「愛」の要素を否定しているくらいで、普通の恋愛映画を期待している人にはいい意味で裏切られる内容でしょう。

映画はとことん男視点で、主人公の青年は、内面が読めない女の子「サマー」に振り回されまくります。
積極的にアタックしている主人公を、ドライにあしらうヒロインにはイライラさせれるところ多々あります。

だがそこがいい。
それは男は女性以上にロマンティックな一面を持っていること、それが現実にならないというもどかしさを、これでもかと描いているからです。

男性のほうが感情移入できる作品ですが、自分は女性こそに観て欲しい作品だと思います。
女性が現実的に恋愛を考えているのに対し、男性のほうが素直で可愛らしい考え方をしているーそんな恋愛観に気づけると思うのです。


役者も魅力的で、草食系っぽい青年を演じたジョセフ・ゴードン=レヴィット、「お高くとまっている女」を演じたゾーイ・デシャネルともに素晴らしかったです。

クロエ・グレース・モレッツが主人公の妹役で、おませな「相談役」でもあるのが嬉しかったです。
ちなみに吹き替えだと主人公のことを「兄貴」と呼んでいて、これもまた可愛いです。

音楽もよかった!

825円
評価平均:
powered by yasuikamo
不思議な感覚の映画の、爽やかな音楽!!
特別な映画の特別な1枚
インディ好きにはたまらない映画。

映像とのシンクロっぷりは、さすがはミュージック・ビデオ出身の監督である、と思い知らされました。


また、日本の映画「モテキ」はこの映画をパク・・・いや、とてもリスペクトしていることがわかります。
主人公が「街の人たちと踊る」シーンはそのまんまです。

シド&ナンシーザ・スミスナイトライダーなどの音楽、ポップカルチャーの話題が出てくるのもそれっぽいです(主人公がカラオケで歌ったのはピクシーズの曲です)。

また、「banana fish」という日本の漫画のタイトルが出てきてびっくりしたのですけど、これはそうではなく、J・D・サリンジャーによる「バナナフィッシュにうってつけの日」のことですね。
主人公の趣味に対し、ヒロインの趣味がそれに合っていて、でもちょっと違っているようにも見えるのが面白いです。


上映時間が90分程度と観やすいのもいい!
「アメイジングスパイダーマン」の監督を知るという目的でなくとも、デートでも、一人でも、人生観を養える作品として是非オススメします。


以下、作中のシーンが少しだけネタバレしています↓結末はぼやかして書いていますが、未見の方は要注意




この物語は以下のようなテロップから始まります。

これは架空の物語である。
実在する人物と類似していても、それは偶然である。
特にジェニー・ベックマンは。
クソ女め(bitch)


ジェニー・ベックマンって誰やねん・・と思っていたら、この物語は脚本家の元カノの話をもとに作られたらしく、そのあてつけですね(ひでえ)。


この映画ではしょっちゅう時間軸が前後し、「(サマーと出会ってから)○○日目」と表示されます。
なので、「サマーと付き合っている最中」「サマーと別れた(正確に言えば違うけど)後」のシーンがシャッフルされているのです。
たとえばこんな感じ↓

サマー4<彼女と楽しく映画鑑賞!

でも次のシーンでは・・・

サマー5<一人でしかめっ面で映画鑑賞

極端なので笑ってしまうシーンではありますが、同時に主人公にとってサマーがどれだけの影響を与えているかを示しているので、何とも切なくなります。

他にも、付き合っているときはサマーの恋心をキャッチコピーに流用したかと思えば、別れた時にはサマーの体の特徴を言って「大嫌いだ!」とも言ったりします。
後者は素直じゃないだけな気もします。


そんな一途な主人公ですが、ヒロイン・サマーはそうではない。
部屋に入り、セックスまでしているのに、それでもサマーは「友達」までとしか思っていないのです・

そんな態度に主人公は激昂します。

サマー3<僕に言わせりゃ立派なカップルだ!

男(自分)と、女(サマー)の恋愛観の違いに嘆く主人公に、自分はめいいっぱい感情移入してしまいました。


映像面でも、主人公の「期待」「現実」を見せつけます。

サマー期待と現実<画面左が「期待、右が「現実」

このシーンは「間違い探し」みたいになっていて面白い。
この「期待」と「現実」の差はそこまで極端でなく、ほんのちょっとのところにも差は現れているのだけど、そのほんのちょっとも、主人公にとっては大切なことだったのだと思います。


そして、ラストのオチが好きすぎてしょうがありません。

「偶然にすぎず、運命はないと彼は確信したのだ」

これはラストで、主人公がとある行動をする前のナレーションです。
一見ネガティブに思えるものですが、観てみるとこれ以上なくポジティブな意味として捉えられていると気づけるはず。
はじめに掲げた「恋愛映画ではないよ」ということに、ラストではちょっとだけ、そのことを否定しているようにも思えます。

これだけシビアな恋愛を描いているのに、観たあとは恋愛をするために行動を起こしてみたくなる、素敵な作品でした。

オススメ→みんなのシネマレビュー<ネタバレ注意>

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-06-20 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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