「Mrインクレディブル」は、海外版「野原一家」です
![]() | ディズニー 2891円 powered by yasuikamo |
実はピクサー作品で、人間が主人公なのはこの映画がはじめてでした。
それに付け加え、本作で描かれているのは「家族」。
原題の「The Incredibles」の意味も「インクレディブル一家」という意味であるし、とことん家族の成長と活躍を描いているのです。
大人向けの設定が多いピクサーの真骨頂ですが、本作でもその印象がものすごく強い。
Mrインクレディブルがヒーローから引退した理由は「世論の圧力」だったりするし、それを支える母「イラスティ・ガール」の強さは世のお母さんは必見と言えるキャラクターでした。
それでいて、湿っぽくならずに、子どもが楽しめる痛快愉快なエンターテイメントに仕上げているのは本当にすごいと思います。
本作を観て思ったのは、これが映画版の「クレヨンしんちゃん」に似ているということでした。
父親はいざというときは頼りになり、母親はお尻の大きさを気にしていて、少年は驚異的な身体能力で活躍し、赤ちゃんですら相当強いっていう・・・それぞれが「海外版野原一家」の一員としか思えませんでした。
それぞれが特技を使い、それぞれが家族と世界のために活躍するこの物語が、自分はたまらなく大好きなのです。
ちょっとだけ以下はネタバレなので未見の方は注意↓
個人的に一番好きなシーンがこちら
・島で弟「ダッシュ」が目覚めると、姉「ヴァイオレット」とくっついて寝ていたので、弟は「うえ~ぺっぺ」といやがる
・でも、ヴァイオレットがいざ銃で襲われると、ダッシュは体を張って助ける!
普段は嫌がっていても、内心では姉をとても大切に思っているダッシュが大好きでした。
その前にヴァイオレットが飛行機の中で、特技バリアをはれずにいたことも、ちゃんと意味がありました。
母「イラスティ・ガール」は子ども2人を背負い、島へと泳ぎ切ります(泳ぎ方がカワイイ)。
彼女は娘がバリアをはれなかったことを一切責めることなく、「あなたを信頼している」とも言います。
そして、弟に助けてもらったように、今度はヴァイオレットがバリアで弟を守るのです。
肝心なときに活躍できなかった、自分に自信がなかったという彼女が、こうして活躍している姿は痛快でした。
アクションも面白く、イラスティ・ガールが基地内に得意の伸びる体を使って侵入するシーン、主人公の親友「フロゾン」が氷の上を滑空するシーンも大好き。
「マント」の伏線もしっかり生かしてくれて大笑いです。
ちなみに、DVDの特典にある「ジャック・ジャック・アタック」も楽しいですよ。
そういえば、ラストはいかにも続編がありそうな終わり方でした。
「モンスターズ・インク」の続編(前日譚)の「モンスターズ・ユニバーシティ」も公開されることだし、こっちも続編を作って欲しいものです。
痛快愉快でこの上なく魅力的な「海外版野原一家」がこの一作で終わってしまうのは、もったいないですよね。
オススメ↓
Yahoo!映画
意外と知らない『Mr.インクレディブル』の楽しむ方法 - NAVER まとめ
映画として、観たいものです。
たしかに続編やってほしいですね!
ますます何故カーズ2だったのかが分からないですw
早く企画してほしいものです。