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2つの家族 映画「NARUTOナルト ロード・トゥ・ニンジャ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は劇場版NARUTO ナルト ROAD TO NINJAです。


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:「家族」の物語として良質!


あらすじ


「木ノ葉隠れの里」に住む主人公・ナルトの前に、死んだはずの忍の集団「暁」が現れる。
撃退に成功し、ナルトとその仲間たちは里の皆に認められるが、ナルトはどこか浮かない顔だった。
実は10数年前、ナルトの両親は里を守るために、命を落としていたのだ。

喜んでくれる家族がいないこと寂しさを感じるナルトと、両親に反抗的になっている少女・サクラの前に「仮面の男」が現れる。
男は奇妙な術を使い、そのまま逃げ去ったかに見えた。
だが、ナルトとサクラの周りの人間たちは、いつもとは違った様子でナルトたちに接してきて・・・




国内外で根強い人気を誇る「NARUTO」のアニメ映画版です。

岸本 斉史
410円
powered by yasuikamo


はじめにお断りをしておくと、自分は原作漫画を10数巻くらいまでしか読んでおらず、アニメも一切観たことがありません。
せいぜい漫画の序盤に出てくる主要キャラクターの名前がわかっているくらいで、予備知識がほぼない状態でした。

やはりこういう作品は「一見さんお断り」なところもあって、特に作中に出てくる用語は自分にはさっぱりでした。
おかげで「尾獣」って何?「」って何もの?「マダラ」って誰?とチンプンカンプン(死語)な状態に。

↑の公式ページのなかに「用語解説」があるので、興味がある人は予習をして観るのがよいのかもしれません。


しかししかし、そんな状態で観たのにもかかわらず、この映画は面白かったです。
何故かというと、この映画が「家族」というものを、とても細やかに描いていたからです。

本作の舞台は「パラレルワールド」。
素晴らしき哉、人生!」や「天使のくれた時間」のように、「もし、こうだったら」の世界を見せてくれます。

主人公のナルトは、赤ん坊のころに両親を亡くしています。
彼は今は亡き両親との生活を願っていて、突如訪れたパラレルワールドの世界で「両親が生きているかもしれない」と希望を抱きます。

それだけでもドラマは成り立つのですが、本作ではそこに「もうひとつの家族」の描写を絡ませていることが秀逸です。

このもう一人の家族を見せてくれるのが、ヒロインの「サクラ」というキャラクター。
口うるさい両親にうんざりしている反抗期バリバリの少女で、「両親なんかいなかったらよかったのに!」とまで口にします。

そして、パラレルワールド後の世界では、サクラの両親はいなくなっています。
彼女の心の変化も、この映画の見所でしょう。

この2つの家族の描写を通じて、家族のありがたみ、愛おしさがわかる物語は、幅広い世代に受け入れられると思います。


ただそれ以外の要素は、中途半端な印象は否めません。
原作にいたキャラクターの描き方はファンにも賛否両論だろうし、アクションにもさほど面白さを感じられなかったのは残念。
「家族」の描写だけでなく、メインとなる冒険の物語にもっとしっかりしてほしかった・・・というのが本音です。


「ROAD TO NINJA」というタイトル見合うほどの大作っぽさはありませんが、水準以上に面白いアニメ作品であることは間違いありません(このタイトルにもちゃんと意味があります)。

劇場版の「クレヨンしんちゃん」も家族愛をうたった作品が多かったけど、本作はそれ以上。
ナルトファン、子どもにせがまれていて行こうかどうか迷っている親御さんにオススメです。
ひょっとすると、この映画に一番感動するのは、子どもを連れてきた親御さんかもしれませんよ。

以下、結末もネタバレです 鑑賞済みの方のみご覧ください↓















~パラレルワールド後ではみんなの性格が正反対!~

これは原作を知っている人には楽しい要素ですね。
キャラをよく知らない自分でも大体のことはわかります。

「奈良シカマル」→ただのバカに
「山中いの」→素直なカワイイ女の子に
「秋道チョウジ」→デブだけど小食に
「犬塚 キバ」→犬飼っているけど実は猫が好き
「日向 ヒナタ」→いつでも怒っている。ナルト(この世界では「メンマ」)のことが好きなのは変わらず
「日向 ネジ」→ヘタレ化
「ロック・リー」→嘘をつく上、女湯を覗き、あまつさえ女物を下着を盗んで身につけるという変態に
「マイト・ガイ」→やる気ない
「はたけカカシ」→熱血気味に

また、「うちは サスケ」だけ「特に変わっていない?」と伏線を張っているのですが・・・そのオチには心底がっかりしました(必要な描写だとは思うけど)(後述)


残念だったのが、この「性格が正反対になった仲間たち」が、後半に一切出てきていないこと。
「マイト・ガイ」「はたけカカシ」に至っては「性格が真逆になっている」というのを見せただけで、ろくな活躍シーンがありません。

この「性格が変わってしまう」という出来事自体、「変な世界に来た」という異質さや可笑しさを描いたものにとどまっています。
彼らを後半に活躍させれば、いつもとのギャップにファンは笑えるだろうし、熱くなれる展開になると思うのですが・・・・
敵である「暁」がナルトを助けてくれるのもよいですが、どうにもスッキリしませんでした。

ラストバトルも盛り上がりに欠けたのが残念。
・「赤き月」という伏線を張ったのに、せっかく手にした「しゅげつの書」が不発のまま。
・相手の「目の力」により「(ナルトの)記憶を飛ばした」という展開があったのに、すぐナルトは復活している
など、全くカタルシスがないのはもったいないと思います。


~ナルトは父と母と出会う~

パラレルワールドの世界では、両親は里を救った英雄の証である「火影岩(見た目はラシュモア山)」になっていませんでした(かわりにサクラの両親が英雄になっている)。
そのため、ナルトは「この世界では生きてるかもしれない」と希望を抱きます。

一度目の帰宅は、自分の部屋に代わりにおばさんが住んでいただけで空振りしましたが、後日には忍者として任務を受ける両親に出会います。

しかしナルトはすぐには喜んだりせず、「ニセモノとなれ合いなんかできっかよ」とつっぱねます。
家に帰ったナルトは部屋に閉じこもるけど、「赤い血潮のハバネロ(怒り)」状態になった母親に無理やり連れ出されます。

母親が作ったご飯を食べても、食器を片付けようとはしないナルト。
いぶしかげに思った父は、「機嫌悪いね」と言うが、意にかえしません。

ナルトは、たてて置いてあったアルバムを手にします。
そこには、当たり前に家族がいて、一緒に育ってきた自分自身の姿がありました。

翌日、ナルトは両親(カカシ、ガイ先生もいる)共々「しゅげつの書」を手にれる任務に出かけますが、ナルトはそこで単独行動に出てしまい、ナルトをかばおうとした母が足に怪我を負ってしまいます。

「そっちが勝手に出てきただけだ!」というナルトに対して、父は頬を叩く。
気がついた母は、怒るかと思いきや、ナルトを抱きしめます。
ナルトもまた、「ニセモノ」と思っていても抱きしめ返します。

任務を終えたナルトは家路につこうとします。

ナルトの表情は少し明るく、夜の道を歩き、少ししてから走り出します。
両親が待つ家まで走り、ドアの前に立ちます。
そして息をため、ドアを開ける。

そこにはナルトの帰宅を待っている父と、料理を作っている母がいました。
父は「早かったね、お帰り」と言い、ナルトは感極まったかのように「ただいま」と言うのです。

序盤では、ナルトが家に帰ってもそこには散らかった部屋があるだけで、「ただいま」と言っても、誰もいませんでした。
そんな彼が、家に両親が居て、「おかえり」「ただいま」と会話ができたのです。

自分がこの映画で最も感動したのは、両親の死などではなく、ナルトがこうして親を想う、繊細な描写でした。

「ここには俺が欲しかったものが全部ある」と言うナルト。
それが「ニセモノ」だとしても、その気持ちに同調をしてしまいます。


~サクラの両親~

反面、サクラはパラレルワールドで両親がいないことをはじめは快適に思いますが、すぐに「好きなもの(缶詰)でも飽きちゃう」こと、一人でいることの寂しさを知ります。
そして気づくのは「あいつ(ナルト)もこんな気持ちだったのかな」ということ。

序盤にサクラはナルトの前で「あんな親ならいないほうがマシ!」と言っていました。
彼女は身をもって、自分の言ったことの浅はかさを知ったのです

サクラは一人ナルトの家に赴きますが、そこで誕生日を祝ってもらい、楽しそうなナルトの姿を見ます。

そして恋焦がれている「サスケ」がただのプレイボーイになっていることも知ります←サクラと一緒にすげーガッカリした。
この世界で、サクラは「英雄の子」で、皆から尊敬されていました。
それでも、元の世界で「(両親に)愛されていること」の大切さを知ったのです。

パラレルワールドから戻ったとき、サクラは相変わらずサムいギャグを言う父と、口うるさい母に飛びつきます。

いつもはうっとおしく感じていても、実はとても思いやり、居なくてはならない存在としての家族。
このことを、この「2つの家族」の中に見ることができました。


~忍者への道~

再び両親のいない世界に戻ってきたナルト。
部屋に戻っても誰もいない・・・と思っていましたが、そこには「イルカ先生」がいて、誕生日を祝ってくれました。

イルカ先生は序盤にけんかしたことを「言い過ぎた」と言い、「おかえり、ナルト」と言い、それにナルトは「ただいま」と答える・・・
ここには両親はいないけど、自分を想ってくれる人はいたのです。


映画のはじめと最後に、ナルトは「忍者とは耐え忍ぶもの」と言っていました。
再びこの世界で生き始めたナルトは、以前よりもより耐え忍ぶことを知ったのでしょう。

ナルトの母は、死ぬ前に「家族3人で暮らしている、幸せな未来しか想像できない」と言っていました。
3人で暮らすことはできなかったけど、愛し、愛されるものがいて、耐え忍ぶことも知ったナルトには、きっと幸せな未来が待っていると思います。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-08-02 : 映画感想 : コメント : 1 : トラックバック : 1
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非公開コメント

結構よかったですけどね。
私は結構面白かったけど。
性格が全部本来の世界と同じだったら、つまらないですよ。
サスケに関しては、向こうのサスケはチャラくて軽薄で
予告で見てたのでさほどは・・・
でもこっちの方のサスケも、腐れ外道(それ以下だよ!それ以下!)だし。
ネジとリーの方は超最悪でしたけど。
誕生日のお祝いシーンだけど、クシナさんがロウソクの火を消してたから、クシナさんのバースデーなんじゃ?
マダラの術が消えたとき、4代目火影の上着も消えた。
あれは、マダラが作った幻の世界。
術が消えると同時にあの世界も消えたわけですね。
後気になるのは、メンマは何故ナルトを憎んだのでしょう?
2012-12-11 14:58 : アニス URL : 編集
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