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ワケはわかるがメチャクチャで面白い映画「ロボット」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

10月3日にDVDが発売されたインド産映画ロボット(原題: ENDHIRAN/THE ROBOT)の感想です。
ニコニコ動画で生放送も行われていました

ラジニカーント
4156円
powered by yasuikamo

個人的お気に入り度:7/10

一言感想:すっげー疲れる(褒めことば)


あらすじ


バシー博士(ラジニカーント)は人間をはるかに上回る能力を持つ、自分と同じ姿を持つロボットを作り上げた。
彼は「チッティ」と名付けられ、博士の恋人のサナ(アイシュワリヤー・ラーイ)も彼のことを気に入っていた。
しかし、博士がチッティに「感情」を持たせようとしたことから事態は一変する。
チッティは、サナに恋をしてしまったのだ・・・




インド映画は上映時間が長めなのが特徴で、この作品も例に漏れずその上映時間は約3時間

観てみると本当に長く感じてけっこうしんどいです。
その疲労感が心地よいかといえばそうでもなくて、観たあとはあと半年はアクション映画観なくていいやって感じになります。
この満腹感が長所でもあり、短所。
個人的にはダンスシーンがかなり長く(フルコーラス)、作中何度挿入されるので、ちょっとな胃もたれ気味になってしまいした。

日本で編集されたバージョンが公開されると知ったときには、「カットするなんてとんでもない!」と思いましたが、実際に観てみるとそれもしょうがないとも思ったり。
ただカットされたシーンはなんで削ったんだろう?と疑問に思うシーンが多かったので、やはり映画を余すことなく観てみることをオススメします(DVDに収録されているのはカットなしの「完全版」です)。


そんな「長さ」への批判はナンセンスでしかありません。
この映画は間違いなく、面白い!

何よりアクションシーンの壮絶さがすさまじいのです。
予告編で見せたビジュアルの面白さは、本編ではそれを上回っています。

派手にいくぜ<マシンガン勢ぞろい!

球体<ロボットが集まって球体に!

こうした画の面白さにワクワクできれば、それだけで必見です。
さらにロボットたちはこれ以外の変形も次々に見せるので楽しくって仕方がない。
主人公と、このロボット(たち)を演じたラジニカーント氏も素晴らしい存在感でした。

ストーリーもシンプルにまとまっています。
かいつまんで言えば博士が作ったロボットが恋心を持って、<微ネタバレなので反転>「反乱を起こしてしまう」という内容なのですが、人物描写が丁寧なので決して凡庸な出来にはなっていません。
ロボットの境遇はフランケンシュタインを思わせますね。

「ロボットの存在の是非」に関する話題があったのもよかったです。
作中で生まれるロボットは人間をはるかに凌駕する能力を持っていて、博士はそれを軍事利用しようとします。
さらにロボットは「感情を持つこと」にも成功します。
このことが終盤とラストの展開にしっかり生きてくるのです。

作中にアシモフのロボット三原則の話題も出てきますし、SFファンにとっても考えることのある内容に仕上がっていると思います。
荒唐無稽なアクションと、破天荒な展開と、歌とダンスが楽しめればそれでOKな内容でもあるので、それを期待する人にも文句なしにおすすめです。

G(全年齢指定)のわりにはかなり残酷なシーンもあるし、人がバッタバッタ死にまくるのでお子さま向きではありません。ご注意を。

以下、結末のみがネタバレです 映画をごらんになった方だけお読みください↓














チッティは「現在を生きる私たちに必要はない」という裁判の結果を受け、自分で分解することを選びます。

チッティの最後の一言は「私は幸せだ」でした。

彼は今まで持ってなかった感情を手に入れ、それゆえに周りの人間を傷つけ、自身をも滅ぼしました。
20年後の未来でも「なぜ自分でロボットは停止したの?」という少女の問いに「感情を持ったからだ」と答えます。

チッティはボラ教授には「人間は裏切りや悪の心を持つ、人間でなくてよかったよ」と言っていました。
彼は感情を持っていると自分では言いましたが、人間が持つ感情のイヤなところも知ったのです。

チッティは本の内容を一瞬で覚え、
アキレスと亀のパラドックスにも的確に答え、
「神は存在するか」という質問に対しても「神の定義による。神が創造主とするなら、神は存在する。なぜなら博士は私を創ったからだ」と論理的に答えるほどの能力を有しています。

そんな彼でも、「感情」を知ることは難しいことだったのではないでしょうか。
チッティが博士の部下の2人に「私にないものがあるっていったな、感情の話だよ」と、まるで感情を持っていなかったような言い回しをしたのは、本当に感情を理解したとはチッティ自身が思えなかったからだと思います。

しかし最後には「幸せだった」という感情を口にする・・・
彼には本当に感情があり、その気持ちが最後に表されたのだと、信じたいです。


通常版と完全版の違いはこちらで↓
ロボット(ネタバレ)|三角絞めでつかまえて
ロボット〈完全版〉(ネタバレ)|三角絞めでつかまえて

あの「蚊と話す」シーンの衝撃は計り知れなかったよね。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-10-04 : 旧作映画紹介 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
> インド映画は上映時間が長め

基本的に途中で休憩時間を設けるのがあちらのフォーマット。
何しろ観客も一緒になって盛り上がるというのがインド映画のスタイルなので、途中で休憩を入れないとかえって「しんどい」のでしょうね。
そして休憩を入れる以上、そこで一旦観客はクールダウンするから、そこからクライマックスを盛り上げるには1時間半~2時間程度の尺ではむしろ短か過ぎる。
そんなところなのではと思っています。
2012-10-05 01:29 : シオンソルト URL : 編集
Re: No title

> 何しろ観客も一緒になって盛り上がるというのがインド映画のスタイルなので、途中で休憩を入れないとかえって「しんどい」のでしょうね。

本作も休憩が入っていたはずなのですが、自分が劇場で観たバージョンはぶっ続けで観ることになりました。
国民性の違いとも言えそうです。
2012-10-07 16:26 : ヒナタカ URL : 編集
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『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
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『進撃の巨人 後編』
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『リアル鬼ごっこ(2015)』
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<2015年上半期>
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<2014年下半期>
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『紙の月』
『近キョリ恋愛』
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『複製された男』
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<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
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『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
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