ゆる~い映画レビューがメインのブログです。最新映画の感想は↓の「新作映画レビュー」からどうぞ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-------- : スポンサー広告 :
Pagetop

障がい者・病気をテーマとした映画その3「震える舌」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

障がい者・病気をテーマにした映画の3つめは「震える舌」(製作:1980年)です。

渡瀬恒彦
2035円
powered by yasuikamo
*長年DVD化がされていませんでしたが、昨年に『あの頃映画 松竹DVDコレクション』として発売されました


個人的お気に入り度:6/10

一言感想:子どもの演技がすごすぎて・・・


あらすじ


娘の昌子の様子がおかしくなっていった。
はじめは風邪かと思われたが、昌子は口を開けたがらず、奇妙な歩き方をはじめていた。
大病院の詳しい検査で、破傷風であることが分かる。
すさまじい病態を前に、両親は次第に看護に疲れ果ててゆき・・・




破傷風を題材とした作品です。
今では聞くことが少なく、発症率もとても低い病気ですが、本作を観るとすさまじく恐ろしい病気であることがわかるはずです。

なにせ本作の触れ込みは「医療映画」ではなく「恐怖映画
本作の破傷風の症状は、確かにホラーというにふさわしいもの。
観た人の多くは「エクソシスト」を思い出すのではないでしょうか。
ていうかビデオのパッケージが悪意を感じるほどホラーなんですが→<閲覧注意>

原作は三木卓による小説で、自分の娘が破傷風に感染したときの出来事をモチーフにしています。
自分の家族がこのような病気になったら・・・それは想像を絶する出来事でしょう。

正直映画作品としては展開がやや地味で、単調に感じるところもあります。
それでも音楽と映像のセンスが抜群なので飽きさせませんし、何より子役の演技は本当に素晴らしいので作品に引き込まれるはずです。
両親役の渡瀬恒彦十朱幸代の演技もインパクトがありました。

個人的には、本作品はホラーでなく、重い病気に立ち向かう家族の物語として観てもらいたいです。
映画の中にほとんど悪人がいないのですが、それでも家族は不幸になり、母はしだい精神が冒されていく・・・
物語はとても凄惨で観ていて気が滅入るものですが、だからでこそ見えてくるものがあるはずです。

以下少しだけ作中のシーンがネタバレです↓ 結末などはネタバレしていません。



子どもの破傷風によるけいれん症状はとても重いものでした。

落とす<近くでお盆を落としてしまうだけで・・・

顔が・・<ひきつけを起し、血が出るほどに噛み締めてしまう・・・

口が開かないので、医師は「この子は永久歯?それとも乳歯?乳歯だよね、また生えてくるからいいでしょう」と言い、ペンチで無理やり開口します。
結果的に子どもの口が血まみれになり・・・その凄惨さは目を背けてしまいそうなほどでした。


この映画で最も恐ろしかったのは、次第に様子がおかしくなり、ついには「私も破傷風にかかったみたい(実際は伝染の可能性はほとんどない)」と言ったり、「お守りとして自分と娘の髪を唐突に夫に持たせたり」した、母の描写でした。
周りの人間もが、病気という驚異に「とりつかれている」ようでした。


父は、元気だった頃の娘を思い出しながら「もしお前が死んだら、こんな苦しむまま死んでしまうのなら、お前だけだを愛してやる、他に子どもをつくらず、お前だけを。それがお前にしてやれる唯一のことだから、ね」と言います。
こうした父の台詞があるからこそ、最後に「ジュースを買うために疾走する」父の姿がすごく感動的に思えます。

オススメ↓
震える舌- くりごはんが嫌い
伝説の日本映画『震える舌』を観て涙する。 | Seiji’s Feels So Good!!(超絶ネタバレ注意)

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-10-24 : 旧作映画紹介 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

Pagetop




« next  ホーム  prev »

最新の記事

最近のおすすめ映画

sully ポスター
イーストウッド、真骨頂
こえのかたちぽすたー
生きてくれて、ありがとう
怒り映画ポスター
信じていいのか

広告(同じウィンドウで開きます)


Twitter...

反響のあったorおすすめ記事

<初めて来られた方へ(ブログの説明)>
<著者プロフィール>
こちらでも記事を執筆中↓
<ヒナタカ | シネマズ by 松竹>

ご連絡の際は、以下のメールアドレスまでお願いします(☆を@に変えてください)
hinataku64_ibook☆icloud.com

2015年ベスト映画20
2015年ワースト映画10

2014年映画ベスト20
2014年映画ワースト10

2013年映画ベスト20
2013年映画ワースト10

2012年 映画ベスト20
2012年 映画ワースト10

2011年 映画ベスト20
2011年 映画ワースト10

映画パロディAVタイトルベスト10
映画邦題ベスト10&ワースト10
Yahoo!映画のステマ評価ワースト5
レビューサイト「Filmarks」の優れた点&ちょっと微妙なところ
剛力彩芽のゴリ押しっぷり
真のレゴムービーの日本版予告編

<2016年下半期>
『聲(こえ)の形』
『スーサイド・スクワッド』
『キング・オブ・エジプト』(吹き替え版)
『君の名は。』
『ゴーストバスターズ(2016)』
『シン・ゴジラ』
『ファインディング・ドリー』

<2016年上半期>
『葛城事件』
『TOO YOUNG TO DIE!』
『貞子 vs 伽椰子』
『ヒメアノ~ル』
『デッドプール』
『アイアムアヒーロー』
『ズートピア』
『クレしん ユメミーワールド』
『バットマン vs スーパーマン』
『ドラえもん 新・日本誕生』
『X-ミッション』
『オデッセイ』

<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』
『アメリカン・スナイパー』

<2014年下半期>
『ベイマックス』
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『MONSTERZ』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

守銭奴すぎるバンナムの課金ゲーム

検索フォーム

FC2カウンター

リンク

このブログをリンクに追加する

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>

カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

01月 | 2017年02月 | 03月
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -


ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。