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ヤクザの子ども 映画版「任侠ヘルパー」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は任侠ヘルパーです。


個人的お気に入り度:3/10

一言感想:ヤクザ映画としても社会派映画としてもちょっと・・・


あらすじ


コンビニ店員として働く元・ヤクザの翼彦一(草なぎ剛)は強盗に入った老人(堺正章)に店の金を渡したことから刑務所送りになる。
獄中で再会した老人は、あるヤクザの組長(宇崎竜童)を頼れるように手はずを整えてくれる。
身寄りのない彦一は組長を頼るが、持ちかけられた仕事は、破産した老人たちを劣悪な介護施設に放り込み、年金や生活保護費を絞り取るという悪質なものだった。





ドラマ「任侠ヘルパー」の映画版です。
ドラマは裸になって何が悪い草なぎ剛の復帰作であり、ヤクザが介護に奮闘するという奇抜な設定で人気を博していました。

こういう「ドラマの映画化」作品は、その多くがドラマの延長線上にあり、後日談だったり完結編だったりします。
しかしこの作品は、ドラマを観ていなくても全く問題ないつくりになっています

設定も物語もイチからリセットされている印象で、登場人物は主人公ともう一人を除きすべてが初登場です。
本作のタイトルに「劇場版」「映画版」などとついていないのも、ドラマを観ていない人にも楽しんでほしいという制作者側の願いがあったのだと思います。


しかし、ドラマを観ていないのに言うのも申し訳ないのですが・・・この映画はつまらなかったです。

理由のひとつが映画の軸がブレていること。
本作のストーリーの軸は
①ヤクザである主人公の成長物語
②介護制度の現状と打開
③ヤクザとの抗争
などがあるのですが、そのすべてが中途半端に終わっており、カタルシスがありません。

もうひとつはリアリティのなさ
もともとが荒唐無稽な設定なので、それを観客に納得させるだけの説得力が必要だと思います。
しかし、本作は現実的に考えればありえない展開がとても多いです。
もちろんフィクション映画なので、多少のファンタジーらしい要素は目をつぶるべきなのでしょうが、これは許容範囲を超えまくっています。

恐ろしいことに、本作の主人公はヘルパーらしいことをほとんどしません
覚えている限りそのシーンは1、2カ所。あとはヤーさんらしくボコったり命令したりしているだけです。
このヤクザならではの暴力的なシーンも、多くの人には不快に思われるでしょう

致命的なのは終盤の展開のつまらなさ
これは心底がっかりしました。


良いところもいっぱいあります。

介護の問題点や、年金や生活保護費を不正に受給している施設を糾弾する描写はとても意味のあることです。
本作に登場する、放置されて人の住むような場所ではない状態になっている介護施設も、それを端的に表すことに成功しています。
しかし前述の通り、それ以上の描写はほとんどなく、結局は中途半端に終わってしまっています。

役者も素晴らしいです。
特に草なぎ剛はいつもの温厚なイメージとは違い、本物のヤーさんにしか見えません。ぜひ「アウトレイジ」の続編に出演してほしいと思えました。
しかしそのキャラクターには、(物語のせいで)そこまでの魅力を感じられませんでした。

こうした欠点がとても多いために映画としての魅力に乏しく、TVドラマのスペシャル版程度かそれ以下の満足感しか得れませんでした。
非常に残念です。

介護の実状や仕事についてもちゃんと描けているとはいえないため、介護に携わる人や、福祉の仕事をしている人に勧めたいとも思えません。
役者のファン、ドラマのファンのみにオススメします。


余談ですが、介護を描いた漫画作品に「ヘルプマン」があります。

くさか 里樹
540円
powered by yasuikamo

こちらは素晴らしい作品で、介護の現状を描いただけでなく、一人の青年の成長物語としても優れています。
一巻のラストシーンが実に感動的なので、是非手にとってほしいです。


本作で感じたのは、「任侠」と「ヘルパー」が「弱者を救う」ということで共通しており、それを融合させるアイディアは秀逸であること。
そして、それをうまく成立させるのは難しいということでした。
西谷弘監督の次回作に期待しています。

↓以下、ネタバレです。結末にふれています。 メタメタに書いているので、この映画が好きな人にはごめんなさい。













~主人公像~

・出所後、コンパニオンとして働いているキャバクラ嬢(夏帆)に襲いかかる。
ほとんど暴行だよ・・・
「キョクボウカイ(ヤクザの名前)に入り込むため、下っ端の連中をボコボコにする」という意味はあります(その方法もどうなんだ・・・)。
結果的に「ウチの若いのぶちのめして実力みせりゃ優遇せざるを得ない」と認められることになるのですが・・・女性にここまでしなくても、電話でそれとなく相手の男に伝えれば良いのでは。不快なシーンでした。

・キャバクラ嬢に家に誘われてベッドシーン寸前になるけど、彼女の幼い兄弟に見られて「こんなとこでヤれっかよ!」と言う。
気持ちはわかるがデリカシーがないな。

・はじめはヤクザに言われるがまま、お年寄りを搾取し、ゴミだめのような施設いれることをよしとしている
もちろん後に主人公の心情が変わっていくので、これは必要な描写。
ヤクザの親分に「お年寄り相手だとつまらないですよ、ほかの仕事を回してください」と言ったのも、主人公がこの仕事を心よく思っていなかったからでしょう。

・施設を守るため、知り合いの議員(香川照之)がヒロインとキスをしている写真をヤクザに売る。
これは悲しかった・・・必要な描写ですが。

この主人公はちょっと「ツン」が多めで「デレ」が少ない印象です。
コンビニのバイトだった青年(風間俊介)も、主人公がコンビニ強盗にお金をあげただけ(色んな意味ですごいことだけども)、よく舎弟になったものです。

しかしこうした描写があるからこそ、「俺たちみてえな人間しか頼れねえような弱い人間を、倉庫にぶち込んで平気でいられるほど、俺は落ちちゃいませんよ」という台詞が生きてきます。

あと、お年寄りに「市川雷蔵」に似ているわね~と言われるのには笑いました。


~ヘルパーなのに・・・~

ゴミだめのようになっている施設「うみねこの家」の管理人さん(介護福祉士の資格も取得してる)が、「ヘルパーの仕事は簡単にできるもんじゃないよ」と言うシーンがあります。

しかし映画では、この台詞の伏線を回収していません
主人公がヘルパーらしきことをしているのは、「うみねこの家」に來たおじいさんを抱えたことくらいで、ほかは施設を作り替えたり、終盤ではヤクザと戦うのみなのです。

主人公が漏らしてしまったおじいさんとともに歩くシーンもありましたが、それだけではちょっと・・・「ヘルパーが簡単ではない」ことを示すシーンがほしかったです。

これは介護に携わる当事者ではなく、介護全体の問題点を考えてドラマを作ったかが為の弊害なのかもしれません。
介護の問題を、もっと介護という仕事に携わる方にもあててほしかったです。


~最新施設から移動した先がゴミだめ~

失笑してしまったのが、以下のシーン
ヒロイン(安田成美)が認知症の母が最新の医療設備でうなだれているのを観て、息子と娘とともに無理矢理連れ出す

ぼろぼろの車の中で泣き出す息子と娘、ヒロインはなんとかエンジンをかけようと何度も鍵を回す

鍵がベキって折れる

息子が病院からでてきた主人公に抱きつく

とりあえず言えるのは折れないよ

まあそれはまだ許せます。
しかし、主人公が認知症の母をゴミだめのような施設に移動してヒロインもそれをよしとしているのは納得行かねえ。自分だったらブチギレます。

その後に主人公は、施設の入居者と舎弟とキャバクラ嬢に命令(自身も働く)し、ゴミだめのような施設を工事して過ごしやすいように作り替えるのだけど、ヒロインが来る前にやれよ
もしくはヒロインに怒ってほしかったです。

あと施設には寝たきりの方もいましたけど、大工のような仕事をするのは普通に無理かと思います。
そういった「工事に参加していない人たち」を映していないだけとも捉えられますが、そこはちゃんと描写すべきでしょう。

主人公が、弱者が弱者であるがゆえに集まっている場所を、彼らのためにきれいに作り変えるというのはとても感動できることです。
しかし、本作にはそれにいたる細かい描写があまりに不足しているように思えます。


~火事にする必要あるの?~

驚いたのが、ヤクザにより主人公がオーナーである施設「うみねこの家」が火事になるという展開です。
疑問点は、はたしてヤクザ側がこれをする意味はあるのか?ということ。
施設により利益を主人公にとらせ、その金を得ることがヤクザの目的のはずのなのに、その利益源を破壊する行為はただの嫌がらせにしか思えません

議員の「最近のヤクザは経済合理性を優先する」という台詞も完全無視じゃないか。
このチグハグ感はとうてい容認できるものではありません。

*コメントで以下の意見をいただきました。的を得ていると思います。
火事にしたのは、監査が入ったのが最大の理由です。
不当な契約書しかない、ヘルパー不足の施設は運営停止になります。この時点で、組の期待する金は入って来ないのです。キョクボウカイ関連のこともばれたくない、彦一をはめることも含めて火事にしたと思いましたが・・・?



~復讐方法~

「うみねこの家」を火事にしたヤクザに報復をするため、主人公は地元のスポンサーを決める会合で「キョクゴウカイなめんじゃねえ!」と叫びます。
要するに「ヤクザだよ!」とバラして台無しにさせる作戦です。

まあそれはよいとして、この後にヤクザの親分が急にヘタレ化をするのが残念でした

・ヤクザの親分は「生きてあいつをここから出すな!」と部下に言っていたのに、目の前に主人公が落ちてくると困惑して逃げる
あんだけ言ってたのになんで目の前に来ると逃げるんだよ。

*「主人公の気迫に負けた」とのご意見をいただきました(組長が主人公のことを「クソ度胸のある面白い奴」とも言っている)。
しかし、親分にそこまで思うほどの心理描写がないのは残念です。


・さらにヤクザの親分は車に乗って逃げる
あんだけ怒ってたのに・・・

その後にかつての仲間(黒木メイサ)が来て舎弟の逃亡を手伝うのも、不必要な描写にしか思えません。


その夜に、主人公はかつての「うみねこの家」があった場所に戻ります。
そこには住人だった高齢者たちが集まっていました。

それはいいけど、そこで作られていた食事がレトルトやカップめんなのが気になりました。そこはちゃんと作ったほうが・・・
*中盤にレトルト食品をしまうシーンがあるとのご指摘を受けました。

あとみんながどこに泊まっているのかが気がかりです。
病院だったら夜に抜け出せないだろうし・・・まさかそこに野宿してんじゃないよな。いろいろと危険です。


~オチ~

主人公は「(議員とヒロインがキスをしている)写真を売ったのは俺だよ」といっさい謝らず、ヤクザのところへ赴きます。

その先でやりたい放題にボコられる主人公・・・
そこに現れる議員とヒロイン。
議員は「辞職したぞ!」「市民を裏切った」「議員とかにこだわらなきゃ、なんにもないんだよ!」と言ってのけます。

その後にヤクザたちは去っていくのですが・・・議員がヤクザのおどし(写真をつきつける)に屈するという展開はあまりにやるせないものがあります。
議員の、街で福祉事業を推進し、ヤクザを根絶するという目的は果たされたようには思えません。
最後の最後で「後ろ向き」な解決方法をしないでほしかったです。

その後、主人公がまたもや警察に追われる身になり、線路上のトンネルで振り返るシーンで幕を閉じます。
施設に必要とされていた主人公が、そこから離れるしかないという展開はバッドエンドにしか思えないのです。

結果的に、主人公は序盤とラストに「弱きを助け、強きをくじく」と言ったのに、あまり強きはくじけていません。
もちろんこれは主人公が「任侠道を果たせなかった」という切ないラストでもあるのですが・・・スッキリしない後味を残してしまいます。

序盤でもあった「トンネル」を反復してラストに見せる演出はとても良かったのですけどね。
トンネルは主人公の(どうなるかわからない)未来の暗示なのでしょう。

風見鶏」で「風向き」を表現するのもよかったです。


~よかったところ・蛙の子は蛙だけど~

ヒロインは、親がヤクザであることにコンプレックスを持っている人物です。

元恋人の議員に、ヤクザである主人公が取り仕切っている施設を頼っていることを知られ「やはり蛙の子は蛙だな!」となじられるシーンがあります。

終盤、ヒロインは「やはり蛙の子は蛙なのかしら、結局ヤクザに頼っている」と言います。
主人公はこの問いかけには答えず、その後もいっさいこの話題には触れられません。


しかし、この前にヒロインがヤクザの見方が変わっている出来事があります。

ヒロインの認知症の母は、「うみねこの家」で主人公の入れ墨をみて、それを夫だと思いこんでいたのです。

ヒロインも刺青を見て、ヤクザだった父との楽しかった思い出を回想します。

認知症の母が主人公に笑いかけ、ヒロインはそれに答えるために主人公に手を振らせます。
ここで主人公は、笑顔を見せるのです。


この映画は主人公とその周りにいるヤクザという人種を、嫌悪感を感じるほどに描きます。
しかしここでは、主人公が「カタギ」で暮らすのに邪魔であった入れ墨と、今まで暴力的で刹那的だった主人公そのものを肯定するのです。

否定されていた「ヤクザ」が、それを嫌っていたヒロインに肯定されたこのシーンは大好きです。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2012-11-21 : 映画感想 : コメント : 20 : トラックバック : 1
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2012-11-21 09:09 : : 編集
No title
初めまして。ドラマファンなので私はそれなりに楽しめましたが
映画としてはうーん…って感じでしたね
草なぎさん始め役者さん等はいい演技してたと思うんですけど

鍵が折れたシーンは私も笑いましたwあのシーンは涙を誘うシリアスなシーンなのに気が散ってしまいました。泣いたけど

あと施設を火事にしたのは恐らく施設を失った被介護者が
それでも施設のあった場所に戻ってくる=主人公が被介護者らの「帰ってくる場所(香川がいうところの人が触れ合う場所)」を作ったという事実を印象づけるため、でしょうが
これはドラマで一度やった展開なので正直またか…と思いました
というよりまさか…ですねwまさかドラマと同じ展開にするとは。
(ドラマでも火事で老人ホームが閉鎖に追い込まれるんです)
2012-11-21 17:38 : コナ URL : 編集
No title
>仕事中に電話をしていることにキレて襲いかかる。

ってことじゃないんですけど。。。
ちゃんと見てくれたのはわかりますがこのことに限らずいろいろ解釈違いますよ。
まぁ、そういうふうに受け取れる描き方したって意味でマイナスなのかもしれませんが。
2012-11-21 23:59 : eto URL : 編集
Re: No title
>etoさん

> >仕事中に電話をしていることにキレて襲いかかる。
>
> ってことじゃないんですけど。。。
> ちゃんと見てくれたのはわかりますがこのことに限らずいろいろ解釈違いますよ。

ご指摘ありがとうございます。その部分だけ修正しました。
お手数ですが、具体的にどこが違うのか教えて頂けるとありがたいです。
2012-11-22 07:53 : ヒナタカ URL : 編集
Re: No title
>コナさん

> あと施設を火事にしたのは恐らく施設を失った被介護者が
> それでも施設のあった場所に戻ってくる=主人公が被介護者らの「帰ってくる場所(香川がいうところの人が触れ合う場所)」を作ったという事実を印象づけるため、でしょうが
> これはドラマで一度やった展開なので正直またか…と思いました
> というよりまさか…ですねwまさかドラマと同じ展開にするとは。
> (ドラマでも火事で老人ホームが閉鎖に追い込まれるんです)

その展開ドラマでやってたのですが・・・
触れ合う場所を作るにしても(もうすでに描かれているし)別の方法があったと思います。

火事のシーンがひどいと思ったのは「少林少女」以来でした。
2012-11-23 02:03 : ヒナタカ URL : 編集
まあ、映画をどう感じるかは人それぞれですから。
確かに個人的にはつまらない映画でしたね。
ただ、この作品を素晴らしいと感じる方がいるのも確かなんでしょう。
私が気になったのは殺陣の下手さ、かな。
空手をかじってるからか、下手さが見えすぎてつらかったです。
あと、ヘルパーの友達がこの作品みて「反吐が出そうだった」と呟いてました。
……その、あまりにも怒りまくった姿に理由は聞けませんでしたが。
一言「国の検査なめんなよ」とは、言ってましたが。
まあ、あり得るかあり得ないかは人の感受性なんでしょう。
ただ、介護のプロが怒る作品というのはどうなんだろう?とは、疑問に思いますね。
2012-11-30 12:31 : 名無し URL : 編集
No title
レビュー読ませていただきました。残念な点を書かせていだたきます。

①極鵬会の若手をボコボコにした理由
 極鵬会若頭「ウチの若いのぶちのめして実力みせりゃ優遇せざるを得ない」しっかり映画内で説明されています。

②彦一がヘルパーらしいことをしているシーン
 介護の仕事は、衣服の着脱の介助や車いすに移乗させる等の身体的介助だけではありません。声かけも大切な仕事の一つです。レビュー内で「主人公が漏らしてしまったおじいさんとともに歩くシーンもありましたが、それだけではちょっと・・・」とありますが何も感じませんでしたか?残念です。

③極鵬会若頭が戦士喪失した理由
 鈴木さんも指摘しているように彦一の気迫に怖気付いたんです。大勢の構成員を振り切って自分のところまで迫ってきている。2階から飛び降りる行為・・・彦一を強き者と認識したシーンです。組長も言ってたでしょう「クソ度胸のある面白い奴」と・・・

時間がないのでざっくばらんに書きました。明日時間を作って書き直します。コメントから介護の仕事をしてる人が何人かいるようですね。詳しい感想が聞きたいですね、同業種として。
2012-12-01 00:30 : 隼会 URL : 編集
No title
少しレビュー修正されました?再度レビューを読んでコメントさせていただきます。

①コンビニ店員が彦一に憧れた理由
 憧れをもったのは「お金をあげた」からではなく凶器を持った強盗を対峙した過程にあるのでは?

②「ヘルパーの仕事は簡単に・・・」の伏線
 これは、観客に対するメッセージではなく彦一に向けてのメッセージだと思います。ヘルパー経験をもつ彦一だからこそ劣悪な施設の環境やヘルパーの大変さを誰よりも把握している・・・というシーンではないかと感じました。

③極鵬会若頭・日吉の戦意喪失について(追加)
 入札妨害し逃げる彦一、追う極鵬会・・・という構図です。・・・が、違和感ありませんでしたか?アクションシーンでは極鵬会を倒す彦一、逃げる日吉になっているのです。2階から飛び降り日吉に迫るシーンは組長が言った「度胸がある面白い奴」を日吉は身に染みて感じたんです。

④「うみねこの家」火事の理由
 監査が入ったのが最大の理由です。不当な契約書しかない、ヘルパー不足の施設は運営停止になります。この時点で、組の期待する金は入って来ないのです。極鵬会関連のこともばれたくない、彦一をはめることも含めて火事にしたと思いましたが・・・?
2012-12-01 20:51 : 隼会 URL : 編集
自分は今年と言わず、近年のNo1でした。ヘルパーらしいこと…説明描写せずとも伝わってきましたし

嫌いなヤクザにしか頼るしか道がないロインにブチ切れる余裕はないでしょうから。
2012-12-02 23:10 : ゆうき URL : 編集
反映されなかったようなんで。
うみねこです、返信みにきましたが、あれ?コメ反映されなかったか?もう一度書きます

鍵は折れるよ。
潮風にやられた車は 丁寧にメンテしないと酷い状態になるから。廃車寸前の車に乗らなきゃならない経済状態でしょ?

あと何書いたんだっけ。
あんな施設に連れていったのが納得いかないようだけど。

主さんなら 病院にも戻れない、幼なじみも頼れない、家に帰ったところで悪化した母がよくなる希望もない、車は鍵が折れた、借金だらけだったらどこにいく?

あの親子もヤクザに頼らずには生きていけない老人たちと同じ、底辺の人たちの象徴だよ

ぶちきれできるのは、金に余裕あるやつ。

と私は解釈しています。
2012-12-03 07:20 : うみねこ URL : 編集
Re: 反映されなかったようなんで。
>うみねこさん

すみません、コメントが反映されていなかったのはこちらのミスでした。二度も書き込んで頂いて申し訳ないです。

>ぶちきれできるのは、金に余裕あるやつ。

生活に困窮していたから、怒ることもできないというのは納得できますね。
そのときのヒロインの心情を描いていたら、自分も納得できたのだと思います。
ご意見ありがとうございました。
2012-12-03 22:30 : ヒナタカ URL : 編集
Re: タイトルなし
>ゆうきさん

大好きな映画を悪く言って申し訳ないです・・・

> 嫌いなヤクザにしか頼るしか道がないロインにブチ切れる余裕はないでしょうから。

たしかに、本作は「弱者」の描写が上手く描けていると思います。
2012-12-03 22:31 : ヒナタカ URL : 編集
Re: No title
>隼会さん

「うみねこの家」火事の理由 に大納得です。
二度も貴重なコメントを頂き、返信が遅れてすみません。追記します。
2012-12-03 22:34 : ヒナタカ URL : 編集
No title
怒涛の嵐のようなコメント削除お疲れ様でした。

残念ながら、実際に劣悪な施設は実際にあるんですよ。
そして犠牲になられた方もいるのです。

大きく取り上げられた「たまゆら」の火災
http://www.min-iren.gr.jp/syuppan/genki/213/genki213-06.html
生活に困りはて母を殺めてしまった事件
http://ncode.syosetu.com/n1570c/3/
虐待について
http://kintokaigo.seesaa.net/article/74545721.html
介護の現場から
http://www.wel.ne.jp/bbs/article/2572.html
施設での事件
http://blog.livedoor.jp/vegaleon/archives/1783150.html


私は主たる介護者の「叫び」を聞いてきました。
ほとんど皆が疲れきっていました。
医師も「あの奥さんの対応に困る」とつぶやき、
スタッフはトイレに駆け込んで嘔吐を繰り返しました。

何も施設だけが劣悪ではありません。
普通の家庭にも似たような環境はありました。
「ブチギレてしまう」状態は本当にあります。
失禁して畳が腐って靴下が濡れても介護サービスを提供しています。

介護は24時間365日続きます。
気の休まる時はありません。
そして看取ったあとも介護者は苦しむのです。
「本当にこれで良かったのか?」
「せめて最後にありがとうと言って欲しかった」とつぶやく人もいました。

もっと辛いのは本人より先に介護する方が亡くなってしまうことです。

もしかするとカゲヒナタさんが介護サービスを利用した時に、このレビューの数字のようにガッカリしてしまうかもしれません。
介護保険制度が開始されて12年。未来はもう少し改善されていると期待したいですが、日本は超高齢化社会です。

本人が、家族が、楽になるならば、藁にもすがりたい気持ちは痛いほどわかります。それが劣悪な環境でも負担が軽くなるならば、その環境を皆で整えれば問題は少しづづ解決できると期待したいですが、それにも限界はあります。

もし明日、あなたが「主たる介護者」になった場合、どうしますか?








2012-12-03 23:21 : 助けてください URL : 編集
No title
キョクゴウカイではなくキョクボウカイですよ
2012-12-04 01:57 : tama URL : 編集
返信ありがとうございます。

何度もリピした者としては、黙っていられなくて(笑)リピした映画って、自分には初めてだったんで。しかもアイドル主演映画ですよ、自分でも驚いてます。

心情も状況もセリフで語ることは描写されていたかと思いますが…

この映画、効果音、音楽を極力控えての描写は、役者、脚本、演出の力が大いに発揮されているかと思います

人生うまくいかないことばかり。会社じゃ上司と部下挟までグダグダし。
そんな気持ちを主人公は バカな形ではあるけど ぶち壊してくれる。不器用でバカで単純だけど 狭気を貫く。後から、じんわりくるんだよねぇ。

なんか勘違い解釈のまま 貴方がこのままこの映画を悪印象で離れるのは悔しい気持ちもあるので(笑)

見解の相違で片付けずに かかれた事や修正された事を頭に入れながら 映画を再び観ていただきたい。

察すること、想像することが苦手な若者には 難しい映画なんだろうか?
いや
こうした素晴らしいブログやっているいる方ですから きっとそうした力は持っていると思ってぃます(笑)

ぜひ もう一度みてみてください。
2012-12-04 03:21 : うみねこ URL : 編集
返信ありがとう

謝ることはないですよ、評価も人それぞれでいいんだから

ただ 見逃しなどに皆さん反応してるんでは?

Qにもコメントしましたが、あちらは見る側の想像力を信頼していない作品に成り下がったと感じます 今の時代に合った作品といえば作品ともいえるとおもう。

一方任侠は 全面的に信頼した作品。感性に呼び掛ける作品に思えます

ただレビューblogには映画ファンは後者の作品こその解釈を読みにくるのだから、そこら辺の力を磨いてほしいなと辛口ですがコメントいたします

再びいいますが、謝ることではないですよ

応援していますので。blogの成長を楽しみにしてますよ
2012-12-04 06:52 : ゆうき URL : 編集
Re: No title
> キョクゴウカイではなくキョクボウカイですよ

訂正しておきます、ご指摘感謝です。
2012-12-04 07:38 : ヒナタカ URL : 編集
No title
>ヒナタカさん
レビューって難しいですね。
大雑把にいえば「面白い」か「つまらない」の2択なのに感想を詳しく書けば書くほどいろんな意見がでてくる。

機会があればノベライズ本も読んでみて下さい。人物の心情が描かれていて面白いですよ。

大変かと思いますがこれからも頑張って下さい!
2012-12-05 23:21 : 隼会 URL : 編集
No title
クライマックスからエンディングまでが短かった
のは良かったと思う
2012-12-06 02:44 : mugu URL : 編集
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『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
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『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
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『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
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『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
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<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

守銭奴すぎるバンナムの課金ゲーム

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