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ほのぼのゾンビ映画製作現場 「キツツキと雨」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

いや本当に現在公開中の映画「横道世之介」が大好きすぎて結婚したいくらいなのですが、興行収入は2週目で10位圏外でした。

なんでだよ!
ここまで素晴らしい日本映画が観られていないのはもったいないよ!
みんな「テッド」を観すぎなんだよ!(いやテッドも大好きですけど)(こっちは公開7週目でも3位です)

本日はもっと観てくれる人が増えるのを祈って、「横道世之介」の沖田修一監督作品「キツツキと雨」(製作:2012年)をご紹介します。

役所広司
4702円
powered by yasuikamo


個人的お気に入り度:8/10

一言感想:役所広司が激萌え


あらすじ


小さな山あいの村に、ゾンビ映画の撮影隊がやって来る。
木こりの岸(役所広司)は行きずりで映画製作を手伝うことになる。
岸は優柔不断で頼りのない新人監督の幸一(小栗旬)に憤りを覚えるが、自身が映画の中に映りこんでいるのを見た事から、映画製作にのめり込むようになる。




こういう映画、大好きです。

物語はゾンビ映画制作に田舎を訪れた新人監督が、そこにいる木こりのおじさんと出会い、互いにちょっとずつ変わっていくというものです。

そして素晴らしいのは「台詞の自然さ」。
作中登場人物の台詞に対して「はい?」や「えっ?」と返すところが多いのですが、そうした返答だけでその場の「空気」がわかるのです。

しかも返答だけでなく、画作りや演出が抜群にうまいため、「無言」の場面でも登場人物の想いや感情が伝わってきます
これこそ、映画ならではの面白さでしょう。

主演の2人も素晴らしかったです。
小栗旬演じる映画監督はひたすらに優柔不断で見ていてイライラするダメ男。
役所広司は息子と不仲な不器用な男。
この2人の対比だけで抜群に面白いのです。

はじめは映画製作に振り回されていた役所広司演じる男が、徐々に映画に魅力を覚え、のめり込んでいく過程も見ていて楽しいです。というかめちゃくちゃ可愛いです。
こういう偏屈なおっさんが照れたりノリノリになっただけでだけで萌えるのは自分だけではないでしょう。

ゆったりのんびりしている映画なので刺激や勢いを求める人には全く向きませんが、ほっこりと笑えるコメディを観たい方には大推薦な作品です。
もちろんゾンビ映画愛にも溢れているので、ゾンビが大好きな方にもおすすめですよ。

以下は作中のシーンがちょっとだけネタバレ 予備知識なく観たい方は要注意↓



岸(役所広司)は映画製作に巻き込まれますが、当然のことながら映画のことはほとんど知りません。
川に案内してくれと言われて、きれいな水が湧き出ている「水たまり」を案内したり、いざ川に来てみればそこにはラブホテルがたっていたり・・・
そんなギャップがクスクスと笑えます。

岸はいいように扱われるのでイライラがつのっていきますが、エキストラ不足のため岸もゾンビ役をするハメになります。

ゾンビの役所広司<ゾンビメイクの役所広司

なかなか観れる光景じゃないよね。
この後の「生き返るふりをする演技」も笑えるのでぜひご覧ください。

注目して欲しいのは、岸が撮影された映画を観たときの表情の変化。
偏屈おじさんが新しいものに魅力を感じ、変化をするという、とても魅力的な表情です。

岸が映画監督に映画のシナリオを興味津々に聞き、映画監督が「面白いんですか?」と何度も聞くシーンにも笑わせてもらいました。

その後もわりとグッダグダなゾンビ映画製作は、村のみんなにまで頼むことになります。

竹やりたい<おばちゃんたちもゾンビを倒す「竹やり隊」に参加

その後に村のおじさんや子どもまでもゾンビ役になります。
映画製作にのぞむ彼らが楽しそうでうらやましい限りです。

岸と映画監督がともに「あんみつ」を食べるシーンも大好きでした。
ここのやりとりはもはや演技に見えず、映画撮影の休憩中にデザートを食べているようにしか見えませんw
でもここに至るまでに「2人は甘いものを食べない」という伏線があるために、ちゃんと意味があるシーンになっているのです。

そして最後にももうひとつ「ともにご飯を」食べるシーンがあります。
この食事シーンは両者とも一言も喋らないのだけど、「空気」で2人の関係の変化がわかるのです。
何気ない食事シーンだけで、感動できるとは思いませんでした。

ちなみに映画監督の下の名前は「幸一」で、岸のニートの息子(高良健吾)の名前は「浩一」。ともに「コウイチ」です。
これも「岸が映画監督と触れ合ったことが、息子への接し方をも変えてしまう」ということを示しているのでしょうね。

同監督の「南極料理人」は観たあとにラーメンを食べたくなる作品でした。
この「キツツキと雨」ではゾンビ映画が観たくなること必死。
やっぱり沖田監督の作品は素敵です。だから「横道世之介」を観に行け(強要)。

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

2013-03-07 : 旧作映画紹介 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
キツツキと雨。自分は世之介が待ちきれなくて予習で見ました。
・無口な撮影監督が徐々に小栗旬を認めていくシーン。
・助監督はコンプレックスも抱えているし、やなトコもあるけど、映画愛は本物だという描かれ方をしているところ。
・大御所に認められて、思わず映画監督が涙するシーン
・岸と映画監督の出会いは、お互いの生き方が大きく変わる出会いだったけれども、同時にそれぞれの仕事があり、一緒に居続けられる訳ではないという事を示すラストシーンの控え目さ。

自分はこんな↑トコがとくにぐっときましたね。
2013-03-08 12:53 : KT URL : 編集
Re: No title
いいシーンはとても多いですよね~

> ・岸と映画監督の出会いは、お互いの生き方が大きく変わる出会いだったけれども、同時にそれぞれの仕事があり、一緒に居続けられる訳ではないという事を示すラストシーンの控え目さ。

そうそう、ラストシーンは何気ないけど、そういう意味なんですよね。
淡々としているのに、何度でも観たくなる映画でした。
2013-03-11 00:03 : ヒナタカ URL : 編集
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『UFO学園の秘密』
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<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
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